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2009年04月 アーカイブ

2009年04月03日

渡航後・・・

昨日帰国

機中ひたすら映画を見まくる

「スラムドッグ・ミリオネアー」面白い!

 

帰ると某学び舎から大量の教科書

学習ガイド

レポート・・・

ダンボールを見つめる

よく調べると、教科書群の中に

『数学』・・・・・・!!!

えっ?

文学部なのに?

えっ??

聞いてないよーーーー

中学時代に諦めた数学が!

無理だよー

いまさら

恐る恐る開いてみる

7ページ目に「エラトステスの・・・・」

???

・・・・の部分の漢字も読めないし、何のことかもわからない

耶馬っ・・じゃない

矢場っ・・違う、それは名古屋

やばっ!

つまらないシャレを言っている場合じゃない

これは本腰を入れねば

 

ま、気合い入れすぎると続かないんで、ゆっくりがんばります

 

そんでもって

いろいろ打ち合わせ深夜まで

時差ぼけ効果で始終眼が冴える

今朝起きて、食べたかった白米(チンの)に海苔に、納豆(食べたくないが続けている)

うまい!

てか渡航中もさんざん和食だったが・・・

 

さて舞台も本格的に始まる

4月!

桜!

新しい人生!(たくさんの方がね)

 

皆さんがんばりましょ!

 

2009年04月06日

時差ぼけ

予想通りというか

案の定というか

ものすごい時差ぼけ

夕方以外、いつでもなんだか躁状態で、寝ても、いろいろ考えてしまい、すぐ起きてしまう

テレビを見続け

飛翔体(人工衛星?)やら

アフリカハゲコウの一部始終やら

オバマの演説やらが気になり

本当にやるべきことが

うまく進まない

まあ、徐々に調整できるだろうが

「朝型」に純化したい

夜は早く寝て

朝早く起きて、三文の徳をゲットしたい

集中せねばならないことがたくさんあるからだ

 

 

3日

東放学園入学式

中野サンプラザでニ回し(←業界用語だな)

数分の応援演説をしなくてはならないのだが

言いたいことがぐるぐるしてなんだかうまくまとめられず

ちょっと「すいません・・・」なカンジだった

やっぱりオフィシャル向きな顔ではないなあ・・・と反省

今後は大勢様相手の真顔な場所の一人喋りはなるべく避ける方向で・・・

相手の顔が見える小さなところでなら何時間でもアリですがね・・・

まあ、人に話すべき内容などないし

その前にもっと自分が勉強しろ・・なのです

とはいえ30年前の自分が会場にたくさんいて

「キビシイけど、サヴァイバル!せえよ」ははっきり言いたかった

その中身は

「その気になれば(システム的には)今日から“映画監督”なんかを名乗れる時代だけど『(誰にも負けん)はっきり信じられるもの』一個持っているか、『(本当に)何も信じられない、でもなんかしたい!』と思う、どっちかの立場しか、この超キビシイ時代、生き残れない、なぜなら私たちは学歴も七光りも資格もない、自分の体一つ、頭一つしか頼るものはないのだよん、許しあえる友達は必要だけどね・・・その心構えを2年間で獲得せよ、すいません寂しい話で・・・」

ということを言いたかったのだが、まとまらなかった

不徳の致すトコロだ

別の機会に伝道OBしたい

 

その後

入学式スーツを着たまま

リーディングドラマ「もしも、キミが。」の仮本読み

台詞やら映像やら音楽やらをチェックしながら“不備”を探そう、と思ったが、時間切れ

リーディングとはいえしっかり計算が立たないと幕は開かない

まだまだ相当、手間かかるかな・・・

 

その後

会議いろいろ

気になることだらけ

 

4日

映画「20世紀少年 最終章」DLPラッシュ

けっこうすっきりうまくいっていると一方的に思っていたが

また暗礁に乗り上げる

この作品、本当にタダモノじゃない

 

再開発で「あれっ?ここがこんなに・・・」と変貌する下北沢・駅前劇場

大好きな劇団トラッシュマスターズvol13

「elevation~幸福の難民」

作・演出 中都留章仁

二つの時代=2幕の中に、落としたトーンで張り巡らされた緊張感

小さな「出来事」「事件」や、細かく作られた人物の「性格」が、後半、“映画的”なまでの大事件に昇華する

すごい、と思った

また役者がうまいと思った

この時代、「生き辛いまでの破滅観」を持った中津留氏の本領を見た

美しい、とも思った

参加できる役者がうらやましい

拍手である

 

終わって

皆とシモキタ飲み

ゴー!ゴー!サンデーズ!

時差ぼけもあり一人はしゃぎ倒し

5月のザ・スズナリの決意も新たにする(がそんなことはトラッシュの皆さんにはカンケイない)

 

夜桜に

想い複雑

 

5日

大森で素敵な家族と会う

子供の純粋さ

大人の“運命”について考える

桜を見ながら、歩く

 

本日

4時に起き

(朝型過ぎ!)

素晴らしい夜明けを見る

空に

「く」と書いてある

窓を開け、写真を撮り

この数日のことを考える

異国の落雷や竜巻

ギンズバーグやケルアック

いろいろな、やるべき映画や舞台のこと

先にある「自分」のこと

ぐるぐる

 

やっぱりちょっとヘンだ

しっかりしなくちゃ

月曜日

 

 

2009年04月10日

晴天

 

毎日、早起き 

毎日、晴天

気持ちがいいものの

「さあっ!動きだせっ!」といわれ続けているような・・・

空の脅迫

桜はその空気の気迫(・・まさに気迫)に逆らえず散っていく

ゆっくり生きる人々や生物は辛い時期かも

とにかく次へ

次へ

 

リーディングドラマ「もしもキミが。」

準備やリハ進む

 

向井理

石垣佑磨

中尾明慶

芦名星

木南晴夏

佐津川愛美

 

6人の魅力的な若い俳優さんたちが

毎日組み合わせを変えて挑戦

リーディングとはいえ、いろいろ仕掛けがある

予期できない化学反応がありそうだ

 

そしてキバコの会「素。」 

いよいよ本格的に動き始める

5月21日~25日ザ・スズナリ

5月29日~31日愛知県芸術劇場小ホール

半海一晃

野添義弘

多田木亮佑

柳田衣里佳

そして

戸田恵子

 

脚本 佃典彦

音楽は武内享氏にオーダー

下北沢の老舗劇場ザ・スズナリ!

楽しみだ

そして5月28日に名古屋シアタームーンで名古屋公演前夜祭

・・にかこつけたトークライブやります

「名古屋を面白がる人々の会=名面会=なめんかい」結成『スレズレトークショー』と銘打って挙行します

私や多田木、キバコ出演者、私のとんでもない友人関係、クレッシェンド代表長坂氏(堂々たる名古屋関係者なのだ)、関係ないけど武内享氏、伝説的フォークシンガー いとうたかお氏・・・

有料ですが一杯やりながら

「名古屋」を肴に盛り上がりたい

できれば半年に一回ぐらいやりたい

年齢関係なく面白がりたい名古屋人、どうぞ池下にお集まりください!

 

映画「20世紀少年 最終章」

編集進む

といいますか“進化”している!

 

“先の”作品準備あれこれ

取材

海外シナハンまとめ

打ち合わせもろもろ

次へ

次へ

 

『学び舎』の学び方の全貌が明らかになってきた

予想以上に厳しい

分量的に、内容的に、スケジュール的に、気合い的に・・・

しかしなぜか楽観視している私

超えねばならない山は山ほどあるのに・・・・

まあ、千里の道も一歩から

中年老いていて、学成り難し

いやいや

がんばります

 

2009年04月16日

もしもキミが。

明日17日からTOKYO FMホールで、私が演出するリーディングドラマ

「もしもキミが。」

はじまります!

毎日キャストの組み合わせが変わる少し変わったリーディングのステージ

読むだけではなく、あの手この手、いろいろ盛り込みました

ぜひ楽しんでください

詳しくは↓

http://www.nelke.co.jp/stage/moshimokimiga/

 

 

最近、毎週火曜日夜23時の

NHK FM「元春レイディオショー」が素敵だ

1曲めにオールマンブラザーズバンドなんかかかるとなんだかわくわくしてくる

1970年代後半のちょっとだけ“息抜き”出来た時代を思い出す

ラジオとの「個人的関係」を自然に作り出せそうな正しい番組

いい声

いい曲

言い過ぎない長すぎないDJ(本来的な意味での)

ラジオはこうでないと・・・・

長く続けて欲しい

 

 

学び舎の教科書ほぼ揃う

『地理調査法』

『人文地理学概論』

『グローバリゼーションのなかの文化人類学入門』

etc

チラッと読む

・・・・・・

「ただ、隆起準平原が高度を異にして配列する場合には、隆起準平原が形成された後に断層または〇曲(←読めない、シュウキョクかと思ったらそうじゃなかった)運動によって変位が行われたか、または間歇的な隆起が継続して山麓階的な配列を・・・・(延々と続く)」『日本地誌Ⅰ(自然編)』

う~ん

まったくわからな・・・

ぼわっと地形のことを言っているのかな~・・程度は判るが絵が浮かばない

わかる人には基本中の基本でひらがなの50音程度だろう

しかし“学問”なるものから数十年も遠ざかっていた私にはまるで外国語

まず教科書を理解するための学習から始めないと・・・・

どっかのテキストに書いてあったが

「いきなりバイクには乗れない、まずは自転車から」

・・・・・

どこに自転車があるのだろうか

60歳卒業・・・

がんばります

文房具も一式買いました

 

 

昨夜はD-BOYS VOL.3 「鴉」

前回の公演の時も思ったが

志の高いステージ

現代にも示唆的な、新時代の波押し寄せる幕末、虚しくも抵抗した仙台藩・衝撃隊=鴉組

制度の鉄鎖から脱出を望む若者達

野望に燃えるゲリラ指導者

圧倒的な逆境で少しづつ育まれる仲間意識

やがてそれは制圧者をも・・・

時代背景をきちんと説明しつつ、硬派過ぎずスピーディー

演出の茅野イサム氏のツボを押さえた動きはまるで映画を見てるように想像力を喚起させる

板の上の若者達は時代劇の制約をモノともせず大きく動いて大声を出し自由自在だ

ものすごく大きな青山劇場が小さく見えた

面白かったデス

 

 

さて

いい天気の朝をまた迎えた

もう6時起きに苦痛はない

(つーか時差ぼけ利用)

勉強して仕事仕事! 

今日は大事なリハーサル

どんな舞台になりましょうか

緊張しつつ、楽しみである

 

 

2009年04月21日

本番前

TFMホールでリーディングドラマ

「もしもキミが。」の公演中

本番前の楽屋にて

もう始まって5日目

もう(演出的に)仕事はほとんど終り

毎日、日替わりの“ネタ”を仕込むだけ

役者日替わりのため、これから初日の方もいるが

今日は御両者2日目

安心して楽しめる

 

毎日、楽屋に学び舎の教科書を持ち込んで

合間を盗んではノート作り

早朝数時間と合間の数時間

しかし遅遅として進まず

つい読み込んでしまって枝葉末節いろいろ調べもの大会

いかんいかん

これでは消化できない

先を急がねば

いやいや

ゆっくりでいいんじゃないか

せっかくはじめたのだから人の倍かかってもいい

そのかわり、きちんと学ぶのだ

そう割り切って読み込んでいくと、不思議なもので

「点」と「点」で記憶していることの隙間・合間が埋まっていくカンジ

明治維新前後の流動化した政治

地図の読み方

天気図の意味

台風の変化

インドネシアの近代化と独立

人口論

・・・・・

たぶん18歳のオレにはまったくヤル気を起こさせないテーマ

だが53歳の私には“謙虚に知りたいと思う”テーマだ

歳を重ねると、何が起きるかわからないものだ

ずっとやり続けますか・・・・

 

 

とはいえ

映画「20世紀少年 最終章」

編集完成近い

細部やCGや音楽や台詞のニュアンス調整の時期に来た

がんばります

 

 

とはいえ

キバコの会「素。」の公演が近い

5月21日下北沢ザ・スズナリ

今日は装置や衣装の打ち合わせをした

とんでもない芝居になりそうだ

「演劇」という構造そのものを楽しむみたいな・・・

興奮しつつ、緊張

 

最近ひたすら書物を読むことが多いので

眼鏡を変えてみる

いつもの白山眼鏡店

変わらぬ丁寧な接客姿勢は素晴らしい

すでに近眼と老眼の二重焦点なのだが

どんどん近いところが見えなくなってきているので

老眼鏡の度合いを進めようと思ったら

近眼矯正の度合いを下げるほうが効果的といわれ

そうしてみた

確かに遠くは見えづらくなった

(それでも1.0はある)

が、格段に近くが見える!

素晴らしい!

コンタクトやレーシックやいろいろ可能性を探るだろうが

今はこれでばっちりだ!

ばっちり・・・って古っ

 

 

2009年04月26日

雨止んで、ひとつ終わって・・・

土砂降りの雨の中

リーディングドラマ「もしもキミが。(マル)」が終了

キャスト、スタッフ、ホールの皆様、お客様・・なんだか妙に一体感のある、離れがたい仕事でした

『リーディング』という表現形式のネクストタイプを創りたくて取り組んだ

読み合わせでもなく芝居でもない

想像力を喚起するでしゃばらない映像や音楽

そして“生”の俳優の存在感

気がつくと惹き込まれて・・・・

そんなものになればいいな・・・と

万能の演出はない

全員は満足させられない

“大部分”の方が喜んでいただければ御の字だ

目的はそれなりに達成したように思える

俳優の皆さんもたいした練習もせずにいきなりまな板の上だ

辛かっただろう

しかしこの小さなステージを通過することで何かしらの“確信”を得たはずだ

きちんと気持ちを入れれば大きな拍手が帰ってくるからだ

私自身も反省点もたくさんあるが

概ねうまくいったと感じている

何よりも毎日組み合わせが変わるペアーで必ず“ある到達点”まで行けたことが嬉しかった

いい仕事のチャンスをいただいたことに感謝です

 

さて月曜日からキバコの会「素。」の稽古開始

5月21日~25日ザ・スズナリ

5月29日~31日愛知県芸術劇場小ホール

佃典彦氏による脚本はホントに面白い

そういえば佃氏も私も出ていただく多田木氏も戸田さんも皆名古屋関係

内容は名古屋とは“ほとんど”関係ないが、なんだか盛り上がる予感がする

スズナリと名古屋では微妙に違うノリがありそうだ

楽しみだ

 

映画「20世紀少年 最終章」

編集的にいよいよ全貌が確定してきた

来週早々大きな画面で試写

毎回そうだが、そうすることで「視えなかったことに気付く」のである

本当に不思議なことだ

何十回も見ていたのに視えなかったこと・・・

怖いことだがやらねばならないチェックポイント

 

次へ進む時期

準備すべきこと宅さん・・・間違えた、たくさん

頭がぐるぐる

勉強すべきこと膨大、目の前に教科書ずらり

ぐるぐるぐるぐる

ま、こういうときは外の景色でも見て

風に煽られる遠くの樹々でも見て

佐野元春氏の古いアルバムでも聞いて

ひとまず落ち着くことにする

そしてやるべきことをノートに書き出す

そしてご飯を食べる

新聞を読む

すると不思議に優先順位が見えてくる

時間はないがちゃんと「埋めて」行こう

 

さて、ドマンジョンという人が髭を蓄えて私を待っているから

その本を読むことにしよう

なにか腑に落ちるといいが・・・・

 

 

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