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2009年01月 アーカイブ

2009年01月05日

2009よろしくお願いします!

あけまして、だいぶん経つが、おめでとうございます

今年もよろしくお願いします!

 

ちょっと一区切りということで年末はNYに行っていた

めちゃくちゃ寒いと思いしっかり準備していたが

空港降りて、かなり暖かく、肩透かし

 

ミュージカル「IN THE HEIGHTS」

カテゴリー分け出来ない超ハイパーパフォーマンス「FUERZABRUTA」

そして最大の目的「MOMA」

中華、韓国、イタリアン・・・贔屓&新しいレストランめぐり

SOHO、ビレッジ、5番街・・・クリスマスディスプレイ煌くお店探索

カウントダウンはなぜかタイムズスクエアー近くのB,B,KING劇場にて大御所チャックベリーで年越し

(日テレゴーゴー!でおなじみの)

80歳代の伝説ロックンロールはとても楽しそうだった

大晦日は“期待通り”の寒波襲来

バカ騒ぎも健在で感無量・・・

 

吹雪を突いて摩天楼を歩き回る

何もすることが無くひたすらマンハッタンを彷徨っていた時の気分が甦る

おりしも経済状況は最悪

またホームレスも“戻って”きた

円も高い

時代は回帰するのだ

 

 

公私ともどもお世話になったO夫妻に感謝!

 

 

2日に東京に戻って

3日は名古屋の実家

初詣やら墓参りやらうろうろやら

儀式的なすき焼き

健在な両親に安心

チャックベリーより少し年上の親父と私はそっくりだが

60年前くらいの写真は別人なほど全く似ていない

正直かなりイケメンだったようだ

どんな人生だったのか・・・・

そういえば小学生時代、実家の正月は人で溢れかえっていた

親父が大手ゼネコンの現場指導者で“堤組”の皆さんが年始にどっと集まるからだ

酒だおせち料理だ海老だ蟹だで母親はてんてこ舞い

私は正月というのは自室に引っ込んでいるモノだと思っていた

(バナナをもらえるのはうれしかったが・・)  

そんなことを思い出しながら、久々の実家の居間を見つめていたら、(まるでシャイニングのようだが)こんなに狭かっただろうか・・・と不思議な気分になった

 

夜は高校時代の唯一の親友M氏宅

いつもながらの楽しい酒盛り

翌日

帰省ラッシュの新幹線で戻り

人気の無い東京をウォーキング1時間

 

1週間ほどの旅を通じて

「ある歴史的事実」についての本をいくつか読破

この「歴史的事実」の本はたくさん出版されているが

著者の(思想的)立場が異なると同じ出来事が全く違う表現になることに驚く

たかだか40年前の出来事

事実事象は具体的物理的には一つのはずだ

現場当事者もまだたくさんいるのに

“関わる立場”で“見え方”があまりにも異なる事に驚愕

もしこれが100年も200年も前のことならほとんど“事実の片鱗”は消去されるのではないか

歴史的出来事は全てあいまいな伝聞の作り事・・・ 

 

 

さて

本日より現実に戻ります

映画「20世紀少年 第2章 最後の希望」

1月31日大公開!

今月はキャンペーン月間

全国伺います

そして「最終章」の完成目指して編集開始!

 

新規の作品もいくつか始動

4月5月には久々の舞台

そして秋以降は・・・・

 

どうぞよろしくです

がんばります

 

2009年01月10日

夜明け

 

ここ数日

毎朝5時には目が覚める

そして猛烈に空腹になる

夕方はめちゃくちゃ眠い

時差ぼけ?

そんなに何日も(外国)行ってないのに・・・

老人化?

ありえる

今日も澄んだ冬の夜明けが目前に

ピンクに縁取られ発光する雲が美しい

音楽家なら曲でもかけそうな・・・・

 

 

6日

とんでもない一日が始まった

朝、大量の宝くじの『あたり』を近くの銀行の横のくじ売り場にてチェック

あまりの量の多さに窓口のおばさんも

「・・・けっこうかかりますよ・・・・」

「・・・お、お願いします(だって見に来たんだからさ)」

そして自動読取り機の“高額当選”の表示を睨む

(外に見えるようになっている)

ややあって目の前にタクシーが止まり

やはりジャンボくじの束を持った運転手のおじさん来る

おじさん「(おばさんに)当たり見てよ~」

おばさん「あ、前のお客さんがたくさん持ち込まれたんで、けっこうかかりますよ」

いいじゃねえか、そんなことはっきり言わなくても、悪いのか・・と思ったが一応申し訳なさそうに微笑む私

おじさんも「(もう来ちゃったからしょうがねえ)・・」とばかり私を一瞥し無言でたたずむ

そしてじっと私の“高額当選”の表示を睨む

「もし俺の前に“高額”当たったらただじゃおかねぇ」

猛烈な寒さもあいまってそんな気迫が感じられる  

いやな緊張感

と数分して

「当たり見てや~」

「見てくれる~?」

と主にご年配の方々、なぜかわらわらと大集合で列を成していく

なんじゃこりゃ

どうやらその日その時間自動読取り機の解禁だったようだ

(当選発表後数日後にオープンするキマリ)

そんなことも知らず一番に並んでしまった時差ぼけの私

自分だけが独占すべき“高額”の表示を衆人環視され・・

約15分後、結果、“幸い”にも大はずれ

人々の恨みを買うことも無くつつがなく終えたのでありました

っておいっ!

いい加減に当たってくれよ!2億円!(バラだからね)

 

 

で、そのまま徒歩で用事をいくつかこなし

近所のスーパーで納豆やらねぎやら野菜ジュースやら買っていると

なにやら見覚えのある御夫人を見かける

あれっ?

つい最近会った方・・・誰だっけ?

なんだかすぐ近くにいたような・・・・誰だっけ?

と、急に記憶が甦った

なんとNYからの帰りの飛行機でに私の隣に座ってらっしゃった御夫人ではないか!

まさかの偶然

先方もなんとなく気付き、お互い

「あれ?あれ?」

「・・・お隣の・・」

と指差し確認

離陸時に頭上の荷物入れが突然開いたことに私が気付き

その真下にいらっしゃっただんな様(たぶん)に御夫人越しに危険をお伝えしたことでなんとなく顔見知りに

その後、14時間わずか10センチの距離にいたわけで・・・

そんな偶然あるのか・・・とお互い驚き

御夫人「お近くですか?」

私「はあ・・・奇遇ですねえ・・」

丁重にご挨拶させていただき

不思議なこともあるもんだ・・・と歩き出す

ぶら下げた袋のねぎも所在無く・・・

 

その後

いろいろ“問題”発生

夕方まで電話の連続

 

夜、煌く赤坂サカス、人々が大勢行きかう地下の喫茶店で打ち合わせ

 

その後

同じ赤坂、とある居酒屋で専門学校東放学園時代の恩師を囲んでの同窓会(つーか当時私が作っていたサークル関係の)

50絡みの男ばかり10数人

1977年から二年間お世話になった学校だ

まだ“学校法人化”されておらず各種学校だったが

その恩師のおかげで1970年代のネガティブな喧騒から抜け出すことが出来た

本当の「社会の入り口」だった

そこにへんてこな、でも健全な精神を持った連中が集まっていた

皆、一様に前向きで、貧乏で、何の『後ろ盾』もなかった

自分の頭と体だけでサヴァイバルしてやるんだという気迫が渦巻いていた

私は無軌道で緊張感溢れる大学からドロップアウトし、かなり疲れていたが

その恩師と仲間に出会って本当に癒され救われたのだった

よし、やるか・・という気になった

それから30年

なぜか恩師と皆に無性に会いたくなって

一番の仲間A氏(大手制作会社重役)に連絡

この日の宴会になった

中核メンバーだった数人

最初に就職した制作会社時代の後輩

NYに共に住んだこともある後輩

顔を見れば“あの頃”を瞬時に思い出せる男達

そして

ホンモノの粋な江戸っ子で

ビートニクスで

今にも「ふざけんじゃねえ、甘いんだよ、お前ら」と怒りそうな恩師

楽しかった

飲んだ

気がつくと2時を回って・・・

 

それぞれ30年間で風貌は老けたが

『本質』は微塵も変化がなかった

もちろん社会から勝ち得たものある

失ったものもそれ以上に大きいだろう

なにしろゼロから始めたのだ

しかし一様に「体一つで生き抜いてきた」タフさが溢れている

そして「楽しんで」いる

何よりだ

力をもらった

また前に進もうと思った

皆さん!ありがとう!

がんばろうね!

そして

先生!いつまでもお元気で!

また宴会しましょう!

 

長いとんでもない一日が終わった

 

 

7日

8日

9日

毎日白金のスタッフルームに午前中に行き

「最終章」の編集指示を出し

『編集家族』で昼食を食べ

(七草粥やら温そうめんやら焼きうどんやら豚汁やら、APクスの努力が光る)

午後はのんびりしたり

次の企画のために超メジャーロックバンドに光栄にも会わせていただいたり

演出家の“生き神”テリーさんと雑誌で対談させていただいたり(映画のキャンペーンが始まったのだ)

充実した一年の始まり

宝くじははずれおみくじもイマイチだったが

気分は清涼

前向きだ

 

 

2009年

始まった 

 

 

 

2009年01月14日

明日から

明日から

映画「20世紀少年 第2章 最後の希望」

全国キャンペーンに出動!

まずは仙台、札幌へ

寒いかな?寒いだろうな

パッチと北海路いやホッカイロは必要だろうな

 

昨日は編集の合間をぬってなじみの美容室

後頭部がすごいモヒカンチックになって「・・・・」

すぐ“生えて”くるので数日で目立たなくなるが

久々の大胆カットにスタッフも「・・・・」

 

同じく昨日、秋元康氏のTFMラジオ出演

30年来の付き合い

戦友で家族のような時期もあった

顔を見れば体調もわかる

リラックスしまくってバカ話(いや宣伝トーク)

あたたかくていい番組

楽しかったなあ

 

先日TBSラジオで「サタケミキオと宅間孝行」に出させていただいた時も

こんなワタシの浅薄な内容の話をきっちり聞いていただいて

なんだか感動したのでした

 

喋り手のキャラクターできちんと成り立っているラジオ番組はいいですね

毒舌から笑いまで飾り気や作為が薄い

シンプルで飲み屋トークに近い

皆が同じテンポのテレビの「文字つきマシンガントーク」とは明らかに違う親しみがある

深夜放送世代のワタシには“放送の原点”でもある

最近またまた耳にする機会が多いので

だんだんハマってきました

 

今日は大阪弾丸往復である舞台を観劇

夜遅くに調布で「第2章」のチェック試写

やっと冷静に見れるかな・・・

 

つーか

また朝6時半

また夜明け

こうなりゃラジオ体操でもするか

 

 

2009年01月18日

オフィスクレッシェンドマネージメント部?からお知らせです!

お待たせいたしました。堤幸彦監督ラジオ出演情報第2弾です!

まずは本日22:00〜TBSラジオ「サタケミキオと宅間孝行」にゲスト出演いたします。

この番組は今日と来週の2回に分けて出演いたします。

よって来週1/25(日)は

21:00〜TOKYO-FM「松任谷正隆のtimeSpace」と

22:00〜のTBSラジオ「サタケミキオと宅間孝行」2時間連続出演です。

みなさん是非お聞き下さい!!


TBSラジオ「サタケミキオと宅間孝行」http://www.tbsradio.jp/takuma/

TOKYO-FM「松任谷正隆のtimeSpace」http://www.tfm.co.jp/space/file/index0203.html


よろしくお願いいたします!!!

2009年01月19日

大阪

 

14日大阪弾丸往復

「グッドナイト・スリイプタイト」観劇

パルコでプレビュー公演を見たがどうしてももう一度見たかった

細やかでサービス精神たっぷりで笑って泣けて

素晴らしい舞台!

とても“特別”な夫婦の話なのに

なぜこんなに“一般”の心に響くのか

まさにわし掴み

これこそマジック!これこそ人生にその存在を残す娯楽!

三谷さんはすごいなあ・・・

 

戸田さん、お疲れさんでした!

五月、スズナリ、がんばりましょう!

 

15日

人々が温かい仙台(劇場の歓迎サイコー!)

16日

極寒の札幌(地元の方々は「な~んも」らしいが・・・)

 

たくさんの皆さんと話ができ

舞台で挨拶もさせていただく

ありがとうございます

1月31日公開

「20世紀少年 第2章 最後の希望」

よろしくです!

 

17日

NY時代、MTV用にデトロイトのロックバンドのPVを作ったが

その時カメラマンとプロデューサーの両方を一人でやった男がいた

若く背が高く長髪のインテリで

真面目でとても信用できた

1990年ごろの話

その後あるすごいハリウッド映画で彼のプロデューサーとしてのクレジットを見る

しかも何度も・・・

すごい出世!と思っていた

すると先週、人を介して彼から連絡

「東京に行くから会いたい」と・・・

で、広尾の和食屋で会いました

もちろん少し“老けた”が(お互い様だ)

笑顔が全く変わらない好男子(死語?)

この10年はロスに住んでいるらしいが

NY時代のインディーズ魂を忘れてはおらず

楽しいおしゃべりができた

あくまで「現場」の彼

やはり悩みや愚痴は日本と同じ

お金(ドルの低下はきついらしい)

監督(撮影の遅い監督は嫌われる)

俳優(いろいろオモシロ話はあるもんだ)

楽しかった

仕事の規模は違えど同じ夢を見た“同志”

また会いたいと思う

 

昨日

大阪へ

キャンペーン続く

 

本日

万博記念公園のあの「太陽の塔」がとんでもないことに!!

映画でお世話になったこの塔の前で製作発表します

どうなることやら

 

そして明日は名古屋

明後日は静岡へ

しっかりごはんを食べてがんばるぞ 

 

2009年01月23日

20世紀少年 第2章 最後の希望

 

いよいよ31日全国大公開!

第1章とは違うテイストでお楽しみいただけると思います

劇場でご覧ください!

 

20日

キャンペーン続く

大阪から名古屋に入る

名古屋は出身地でもあり

前回もいろいろお世話になり

たくさんの方にご覧いただき、ありがたかった

今回もより多くの方に見ていただきたく

がんばって喋り倒した(ちょっとワルノリ気味)

たくさんの取材を受け、舞台挨拶、生ラジオ(友人タダキの番組だ)

関係者の皆様、ありがとうございました

そして素晴らしい『とり鍋』

各地で一日仕事が終わるといつもおいしいものをいただいたが

(仙台の牛タンや割烹、大阪の焼肉、はりはり)

名古屋・堀川沿いのこのお店は100年以上経つ老舗

高校生の頃から「大人になるとアソコにいけるのかな?」と思っていたが、やっと実現!

名古屋人としてはなんとも名古屋人DNAを刺激する料理の数々・・・

素晴らしかった・・・

生きててよかった

(キャンペーンじゃないと行けないから余計に名残惜しい)

 

夕食後

またまたプチ同窓会

サカイ先生(税理士・中学同窓)

マツシタ君(スーパー何でも仕切り人&ミュージシャン・高校同窓)

山口君(歯科医・中学同窓)

タダキ氏(俳優&プロダクション、劇場経営者・同窓じゃない)

という最長40年に渡る仲間達(ほぼ身内)

そして今回はかなり久しぶりに

かつてサカイさんと私と組んでいたバンドのリーダー

リュウタロウ氏登場(中学同窓)

世界を飛び回る方で忙しい中わざわざ来てくれた

私にとって『セレブ』とはこの人のことだった

名古屋の優秀なクリエーターの方も加わって

宿泊していたホテルの横のこれまた中学の先輩がやっている“極めて原則的なBAR”で痛飲

皆さんの顔を見ていると窮屈だった少年時代の痛みがだんだん消えていくのだった 

なんだか時空を超えた不思議な飲み会が夜半過ぎまで

楽しかった

 

そして21日

静岡

今回も島田市をはじめロケではお世話になった、なんだか安心する静岡県 

静岡市は太平洋から3000メートル級の山の頂まで全部静岡“市”だ

これはすごい“市”だ

鹿もキジも皆市民だ

って映画キャンペーンにはなにも関係ない

ただ気になっただけだ

地図見ることが好きなんで

(ああ、大学の地理学科に行きたい)

こちらもノリのいい方が多くついついワルノリ気味で喋り倒す

「見て欲しい!」という純粋な気持ちがちゃんと伝わったかどうか・・・

 

そして帰京

重いスーツケースをガラガラと引きながら

雨の中、とぼとぼと帰る

コンビニでなんとなく食べたくなったバナナを一本買って

夢のような数日間の熱を冷ます

そのまま倒れるようにバク睡

 

昨日22日

母校東放学園の映画専門学校で講演

久しぶりだ

先日の「恩師を囲む会」の余韻も覚めやらぬ

恩師すなわち当時の担任であり現在の名誉校長佐久間先生のブログのお言葉も、なんだか極めて、「もったいない」

私にとってはどんな“賞”より貴重だ

(東放学園のHP中「TOHO会」サイトの佐久間氏のブログで見ることができる)

で、気合い入れて100人超の学生相手にトーク

質疑応答に必死に答え

すぐ時間切れ

もっと対話したかったのでまたやりたいっす

なんにもいいことは言えないが

佐久間先生に「いただいたモノ」を

せめて少しでもお返ししたいのだった

(来週の講義は代は違うがやはり同窓生の行定監督らしい、聞きにいこかな?無理か)

 

その後、事務所で打ち合わせ

あまりにもへとへとで朦朧と

本当はやるべき編集をボイコット

少しでも元気になれと、マツナガと分厚いステーキを食べに行く

(会社からすぐのところに有名なステーキ屋があるんです)

そして午後7時に、なんと、寝てしまった

難解な夢を次々に見て

起きたら、なんとなんと、朝の9時

まだ体がしびれたようなカンジだが

今日もいろいろある

頭が起きなきゃと日記をだらだらと書いているが

なんか食べなきゃ

散歩にでも行くか

 

 

さて

映画「20世紀少年 第2章 最後の希望」

どうぞよろしくです!

 

 

2009年01月28日

オフィスクレッシェンドマネージメント部?からお知らせです!

いつも急なご報告で誠に申し訳ありません。

堤幸彦ラジオ緊急生出演のお知らせです!!

本日22:00〜23:45 J-WAVE(81.3)「PLATOn」

http://www.j-wave.co.jp/original/platon/

アンジャッシュの渡部健さんと日本映画について熱く語ります。

みなさま是非お聞き下さい!!


2009年01月29日

オフィスクレッシェンドマネージメント部?からお知らせです!

またまたラジオ緊急生出演のお知らせです!!

本当にいつも突然で申し訳ありません!

いよいよあさって31日(土)に「20世紀少年第2章〜最後の希望〜」が

公開されます!

それを記念しまして、第1章公開時と同様「オールナイトニッポン」にて

「20世紀少年第2章スペシャル」を放送します。

今回は浦沢直樹先生と一緒です!!

どんな裏話が聞けるか乞うご期待!!

1/30(金)25:00〜27:00 生放送

ニッポン放送「堤幸彦と浦沢直樹のオールナイトニッポン〜20世紀少年第2章スペシャル」

http://www.1242.com/

みなさま是非お聞き下さい!!!


2009年01月30日

いよいよ大公開!20世紀少年 第2章

 

いよいよ映画「20世紀少年 第2章 最後の希望」

大公開です!!

3部作の二つ目

素晴らしい原作を元に

キャスト、スタッフ必死で作り上げました!

やっと完成!

ぜひご覧ください!

そして楽しんでください!

 

 

さて今日は、少し長い日記になりますが、ご容赦・・・

 

 

24日

映画「レボリューショナリー・ロード」を見る

最初に主役の二人を見て「そういえばタイタニックか・・」と思い出すが、そんなことはすぐ関係なくなる

そして結論から言えば、見終わって、“自分”でいることがいやになった

一つは映画に関わるものとして

一つは『男』として

そう思うほど、心をえぐる素晴らしい作品だった

映画の“あるべき形”がそこにあったのだ

落ち込んで帰りに酒を飲み

暗い睡眠に陥った

でももう一回見るだろう

秘密を探りたいから

 

そういえば映画の帰りに品川・京品ホテル前を通過

テレビカメラや報道陣がぱらぱらと

「あっついに・・」と思う

「バリケード築いてます」の声も・・・

解雇された労働者の占拠・自主営業闘争という21世紀の日本には珍しい運動

品川高輪口というよそよそしい街の一面を檄布が赤く染める

既視感におそわれる

ただならぬ気配だ・・・

 

25日

気になって早朝5時に駅前に行ってみる

暗いうちにゼッケン鉢巻の労働者が無言で数百

うーむ

つらいことにならなければいいがと思う

しばらく見つめていたが動きが無いので、一度帰る

9時ごろに、ある作品のロケハンついでに品川駅前を通過してもらう

すると警察機動隊やガードマン(?)がちょうど労働者の壁に突撃している最中!

よく利用していたすき焼き屋さんや飲み屋さんが戦場に!

なぜこんなことに

暴力で解決しなくてはならない事態にまで追い込んだのはいったい誰?

日本はひどいことになっている・・と思う

 

山梨にロケハン

快晴で落ち込んでいた気分も少し良くなり

ワイナリーでワインの学習(つーか朝から試飲)

その後、あるテレビ局で取材活動

地方局を舞台にした作品を開発しているのだった

 

素晴らしいスタッフ、アナウンサーの皆さんと会う

ほとんど関係ないのに、忙しい中、図々しい我々の話をいやな顔もせず聞いていただき、アイデアをいただき、本当にありがたかった

“マスコミの仁義”を感じた

日本も捨てたもんじゃない・・と思う

ありがとうございました!

 

26日

福岡キャンペーン

10種の取材

一つの生放送

そしておなじみの都久志会館で舞台挨拶

九州のたくさんの皆さん、ご協力ありがとうございました!

映画「20世紀少年」よろしくです!

その後、素晴らしいふぐなどいただき

キャンペーンラストの夜ということで超オモロイ飲み屋で盛り上がり

シメで博多ラーメン

素敵な夜

 

27日

キャンペーン最終日・広島

新幹線で移動

車窓から見える北九州から山口県の地形は本当に興味深い

一度きちんと歩いてみたいものだ

なぜか極めて仲のいい広島の超有名アナ・横山氏のオモシロインタビューを皮切りに

(いつも作品に興味を持っていただいて本当にありがたい)

中国放送~広島ホームテレビ~広島FM~テレビ新広島と放送局行脚

皆さんありがとうございました!

そして映画の出資社でもある広島テレビへ

局のロビーでスタッフが何十人も私やカンナ役の平さんを待ちうけ

大拍手の歓迎!

いやあびっくりした

キャンペーンでいろいろ行くがこんなことは初めて

うれしかった!

忙しいのにすんませんでした!

夕方の生放送に出していただき、これまた世界的俳優の

アンドレス・アルトゥーロ・ガルシア-メンデス・デ・カロバロすなわちアンディ・ガルシア似(そう見えたのは俺だけか?)のアナウンサー森氏の取材を受け

(ふざけちゃってすまん)

同じく森氏の司会で舞台挨拶

(ちょっとふざけちゃってすいません)

広島のスタッフの皆さんに感謝感謝です!

いつか撮影したい都市・広島・・・

 

そのまま夜間飛行で帰京

へとへとだったが妙に頭が冴え

窓に張り付き

京都~名古屋~ フォッサマグナ~伊豆半島~遠くの山梨~三浦半島~房総半島と光の地形を楽しむ

 

28日

昼間次の作品の打ち合わせ

第3章の編集

私が不在の間、私の“思いつき”の指示を編集部、記録様が必死でつないだ

いいカンジだ

思わず見入ってしまった

まだまだ尺の問題はあるが「イケル」!

 

夜、六本木ヒルズのJ-WAVE

アンジャッシュの渡部建氏の番組

「プラトン」に生出演

「哲学しよう!」という真面目なトーク番組

「オレじゃ哲学は無理では?だいたい“もたない”っすよ」との不安も渡部氏の真面目な司会でなんとか90分がんばれました

アンジャッシュのコントは大好きで

ワイン飲みながらソファーに寝転がってへらへら笑える

携帯電話のやつとか・・・

そして番組は楽しかったです

なにしろ真面目でいい

たいしたことは言えませんでしたが

正直に話しました

ありがとうございました!

 

 

日記はまだ続く

なげーよ

 

29日

彩の国さいたま芸術劇場で

唐沢寿明氏主演

蜷川幸雄先生演出

シェイクスピア「冬物語」を見させていただく

いやあ感想なんて恐れ多くて書けない!

何しろ終演後楽屋で“神”蜷川さんに生まれてはじめてお会いできて(!)

恐縮至極、緊張迸りでやばいやばい

唐沢さんや六平氏へのお礼もそこそこに外に出る

息が止まった

 

それにしても唐沢さんはすごいなあ

綱渡り的に難易度の高い感情表現を難なくやってのける

(実際は相当な努力の結果だろうが)

素晴らしい演技でした

そして“神”の舞台はやはりそこにあって「なぜか青春時代」以来の「あ~やはり見なければよかった、やる気が無くなる」リストがまた一つ増えたのでありました

人生きっついな~

 

と、その足で三軒茶屋・世田谷パブリックシアター

生瀬勝久氏、藤木直人氏、中越典子さん他

「冬の絵空」

伝説的劇団そとばこまちの初期、1987年に書かれた戯曲の再演

忠臣蔵の新解釈だが20年という年月を全く感じさせない

立ち姿も美しい藤木氏、生瀬氏をはじめとする名優の乱舞

美術も殺陣も素晴らしい

そのまま映画になっても不思議じゃないアイデアの詰まった名作でした

 

いやあ関心することばかりだなあ

一生こんなんだろうなあ・・

しかしそうも言ってられない

今年は舞台の演出をいくつかやるので

唸りつつも決意を新たに

がんばろう・・・・

 

 

さて

今日はこれから

「20世紀少年のオールナイトニッポン」

浦沢直樹先生と2時間喋り尽くします

ぜひ聞いてください!

そして

けっこうひどい雨予報ですがぜひ劇場で

映画「20世紀少年 第2章 最後の希望」

お楽しみください!!

 

 

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