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2009年02月 アーカイブ

2009年02月08日

淡々と

淡々と過ごしている

映画「20世紀少年 最終章」の編集

いくつかの台本直し

11日に撮影するMCUのPVの準備

4月5月と連続する舞台の準備

夏に撮影する予定の作品の準備

今年末や来年の準備・・・

いろんな方々と会い

いろんな話をする

そして自分と向き合う

重大な決断もした

今後60歳までかかる“ある決断”

 

 

30日

「オールナイトニッポン」で浦沢先生と喋る

緊張した~

緊張して喋り過ぎた

先生自身の曲

先生の原点の曲

そこいらへんに触れられたのは楽しかった

もっとマニアックな話したかった・・・

またチャンスがあれば・・・

31日

映画「20世紀少年 第2章 最後の希望」公開

舞台挨拶2回

前回もそうだったが土砂降り

ひたすら成功を願う

 

月が替わって2月1日

山下達郎さんのライブでNHKホール

選曲

楽器

ミュージシャン

セット

喋り

やはり何もかもに感激する

1974年にはじめてシュガーベイブを見て以来、この感激は続いている

思うことは一つ

「生きててよかった」

 

2日

新曲のプロモーションビデオを撮るので 

MCUと久々会って打ち合わせ

私の荒唐無稽なPVのアイデアを受け入れてくれた

とんでもないビデオになりそうだ

 

そのまま「最終章」の編集チェック

編集家族はすき焼きで夕食

 

3日

いろいろがんばった

 

4日

この日が誕生日の山下達郎さんと同じく

大尊敬するビッグミュージシャンと会う

この方の音楽も全く色褪せずストックされ続け

現役ながら“神”の領域だ

力を得る

 

5日

「最終章」の編集打ち合わせ

プロデューサーと長時間話し合う

もう何年も語り合っている気がするが

いよいよラストスパート

気合いが入る

出来上がるまでにはまだまだいくつもの峠を越さねばならない

 

6日

朝からPVのロケハンで横浜・川崎をうろうろ

昼食は川崎名物(?)サンマーメン

・・・と思ったが天津メン(なんだよ!、でもうまかった)

 

そのまま着替えて

TBSラジオで中村雅俊さんの番組出演

私の原案の舞台「僕たちの好きだった革命」の主演を2007年にやっていただいた縁で出ることに・・・

実は今年5月19日から東京芸術劇場中ホールにて再演が決定!

またあの飄々としたマサトシアジテーションが体感できる!

演出はもちろん鴻上さん!

楽しみだ!

 

終わって事務所で台本書き

その後スタッフや我が社代表ナガサカ氏

池田屋社長池田氏などと食事

ちょっとワルノリの夜

 

7日

朝ウォーキング40分

なんとも爽快な日

 

夜、紀伊國屋ホールで

オリガト・プラスティコ「しとやかな獣」

演出は尊敬するケラリーノ・サンドロヴィッチさん

意外と短いことにびっくりしたが

濃密な空間と迸る感情は舌を巻く

淡々としているがエロティシズムが客席に降りかかる

遠い演者が近くに見える

すごい舞台だった

 

 

そして

2月も半ばに・・・

ぼおおおおっとしてはいられない

たくさんのことを“戦取”せねば・・・

新宿の膨大な数の人々の中を歩きながら

ひとり静かに決意

 

 

2009年02月13日

13日の金曜日、あるいは春一番

~ってタイトルや書き出しのブログだらけだろうな、今日は・・・

13金はワタシにはなんら関係がない(別に略さなくても)

風はあまり強いのはかんべんだけど(住処の網戸が外れてしまうので)

まあ季節は進まねばならないから、ほどほどによろしく

 

 

先日MCUとGLAYのTERUが歌う曲のPVを撮影

もともとPVが本業のような時代もあったが(今でも本業と心得るが・・・)

最近忙しいのか、センスが古くなったのか、なかなか仕事にありつけなかった

その中でもMCUはたびたび声をかけてくれてその義理堅さに頭が下がる

うん、いい男だ・・・なんつって

今回はすげえいい曲で、普通に考えれば、芸術性の高い映像か、切ないラブストーリーか・・悩んだが

何度も聞いているうちになんだか“やばいシーン”が浮かんできた

まあ“シーン”というか“世界”みたいな・・・

しかも切ない

本気でMCUに芝居をしてもらいたくなった

もともとラッパーであれロックミュージシャンであれ

状況をきちんと作れば、すぐ「コツ」を掴んでとても素晴らしい演技をしていただける

演技と音楽表現の回路はきっと近いのだろう

彼のそんな瞬間は何回か見た

どうせなら“本気”で演技して欲しい

どんな状況なら“本気”になれるか?

2時間ぐらいで脚本を書き上げ

ばたばたと準備した

かなり『危ない』ドラマが撮れた

 

そしてTERUさんとの楽曲シーン

二人揃い、それぞれのスタイルでパフォーマンスし、

唄い終るや、思わず

「・・・カッコいい」とカッコ悪い独り言を呟いてしまう

飲み友達らしいがちょっと二人揃うと、ズルイ

 

はてこのビデオクリップどうなりますやら

お楽しみに

 

 

映画「20世紀少年 第2章 最後の希望」

大ロードショウ中!!

劇場でご覧ください!

 

そして「最終章」

編集が大変なことになっている

毎回数時間まるまる見て

その都度、新たなアイデアが湧く

追撮も大量だ

まだまだ続く「20世紀少年」!

 

美容院に行く

金髪を一時的にやめてみる

意味はない

春だから・・

いや、全く意味はない

誰も気にしない

 

「ある原作」にはまっている

映像のイメージがどんどん湧いてくる

自分の中では完成品が見える

春だから・・・

いや、全く関係ない

 

60歳までかかるであろう「ある決意」は

申請が必要で

先方の判断を待つことになる

なんだかどきどきする

この齢で仕事以外で他人に自分のことを判断してもらうのは

経済的なこと(ローンとかカードの審査とか)以外では稀だ

もし拒否されたら・・・

落ち込むな

 

春だな・・・

 

 

2009年02月18日

20世紀少年大公開中!

劇場でごらんあれ

 

と、皆さんがご覧いただいている間に

「最終章」の編集

これが・・・・大変で・・・

ゴールは見えているのだが

プロセスがね・・・

過程がね・・・

方法論がね・・・

フリの回収がね・・・

タメがね・・・

う~ん

楽しい苦しい

仕事の実感

ここががんばり時

 

そして

久々のPV MCU「STILL LOVE featuring TERU」も編集中

がっつりハマッているのだった

そういえばパソコンで編集することにすっかり慣れてしまった

ほんの5年前は編集といえば秘密基地のような“編集室”で

こつこつこそこそしていたのに

サボったり徹夜したり

思えばこの25年間の三分の一は編集室で生きてた、みたいな・・・

最近は事務所の一角がほとんど

時代も変わりけり

まあ、どんなにテクノロジーが進んでも

“押さえるべきポイント”“やるべきこと”は変わらない

だからヘーキ

 

ちょっとした時間を利用して

部屋を模様替える

集中して“あること”ができるようにレイアウト

なんじゃ?

言えない

まだわかんないから

 

ちょっとした時間を利用して

「少年メリケンサック」を劇場で見る

やばい面白い!

さすが宮藤さん!

ストーリー、哀愁、ギャグ、バンド、俳優演出、音楽、ロケ地、リズム、・・・

全てのポイントで、拍手!あっぱれ!

笑って泣いた

元気になった

 

週末金曜日は日本アカデミー賞授賞式に顔を出し

(私自身は顔を出すだけです)

土曜日は名古屋の名古屋造形大学で「卒展記念公開講座」でトーク

私のような芸術と無縁な輩が誠におこがましいが

たぶん私の姉の母校(だと思う)

がんばって喋ります

その足で今度は東海高校・中学サタデープログラム

二回目の出演だが、相当ハードなテーマも含めた膨大な数の講座を学生が中心に運営する誠に“志の高い”イヴェント

そのプログラムの一つでなんと!

恐れ多くも京極夏彦先生と対談(?オオギリ?)

「巷説百物語」シリーズの撮影以来、久々にお会いする

いったいどんな対談?話し合い?

テーマは「馬鹿」・・らしいが・・・うーん

つーか話し合いにはならないだろう

知的レヴェルが違いすぎる

私が客になって先生のオモシロ話を聞くのだろう

てか聞きたいことはたくさんある

妖怪のこととか、妖怪のこととか、あと妖怪のこととか・・・

いや~恐縮なんてもんじゃない

正直困っているのだった

まあ、出たとこ勝負で・・・

大変な土曜日になりそうだ

 

そしてきっと名古屋の夜に紛れて・・・

 

 

そろそろ4月5月に手がける舞台の準備も本格的になってきた

4月17日~25日TFMホールにてリーディングドラマ

「もしもキミが。」

リーディングとはいえいろいろ仕掛けがあり、ぐっとくるステージになると思う

ぜひご覧あれ

そして5月21日~25日下北沢ザ・スズナリ

5月30、31日名古屋愛知県芸術劇場小ホールにて

演劇ユニット・キバコの会(半海一晃、野添義弘、多田木亮佑)

記念すべき第1回客演 戸田恵子

演目は「素。」

盟友佃氏のオリジナル脚本

これは久々の本格的演劇です

オモロイです!

しかもザ・スズナリ!

GO!GO!サンデーズ!

そのうち情報きちんとアップします

 

てなわけで

いろいろなことが錯綜する2月

前へ!

前へ!

 

2009年02月22日

オフィスクレッシェンドマネージメント部?からお知らせです!

みなさま「20世紀少年 第2章〜最後の希望〜」はご覧になっていただけましたでしょうか?
さて、またまた堤監督ラジオ出演のお知らせです。
今回は5夜に分けて放送されます。ご期待下さい!!

TBSラジオ「中村雅俊のマイホームページ」
2/23(月)〜27(金) 午後5時5分〜15分

http://www.tbs.co.jp/masatoshi/

是非、みなさんお聞き下さい!!

2009年02月23日

雨・月曜日・あんかけスパ

 

冷たい雨だ

何をするにも嫌になるが、イイワケだ・・・

「今やるべきこと」はほとんど室内でできる

気分が塞いでるからなんとか逃げたいだけだ

こんな時は何も考えずとにかく動く

掃除や調べモノ(できるだけ煩雑、無機質なモノ)、読書、体操、料理などがいい

映画や散歩はなぜか“自問自答~自己否定”を繰り返すのでよろしくない

 

で、寒いから料理

といっても凝ったことは何もできないので昨日名古屋で買ったユウゼンのあんかけスパソースでパスタでも作るか

キャベツがあるから茹でて敷きつめるか

 

 

 

金曜日の日本アカデミー授賞式は緊張した

どう考えても私にはふさわしくない席次・・・

まあ、座れるだけでもあり難い

豪華な社会見学

何時間もこの会場にいらっしゃる錚々たる皆様に恥じない自己形成はどのようになすべきかを考えていた

 

 

土曜日

名古屋造形大学 卒展記念講演

講演前に学長様の案内でつるっと展示を見せていただく

想像とは違う動的で色彩溢れる個的世界の爆発がそこにあった

平面や立体、映像あるいは光、音・・・

“ジャンルを超える”想像の力を垣間見た

元気が出た

講演も内容のない私の話を大勢様が清聴していただき感謝

「質問担当」でステージに上がった(上げさせられた、私のリクエスト)学生諸君の個性豊かな雰囲気からも想像できるが

何よりこの大学の最大の特徴であろう、高北学長の最前線に立つパワーが素晴らしい

権威主義を感じさせず家族的、そしてタフ

教育現場は学生の持つ潜在能力に火をつける導火線だ

きっとこちらはそんな仕事をされている

あまりサイズが大きい大学では厳しいだろうが、

学長のお姿や関係者の皆さんの“地に足着いた”姿を見て「ああ、いい大学だな、学生も楽しそうだな」と思う

明治時代、個性を争う、いわゆる「大学の創成期」はこんな校風ではなかったか

少子化、不況、猛烈なアゲンストな現実だががんばっていただきたいと思った

 

そして午後

全く雰囲気の異なる東海中学・高校

名古屋では超有名なスーパーインテリ学校

年に何度か土曜日に“市民講座”を学生が主催する

それも半端ないプログラム

巨大大学の学園祭並みの質・量

それをさらりと・・・

京極夏彦先生と私の「大切り」という実験的な講座内容にもびっくりだったが

楽屋の控え室(スリッパで入室、そりゃそうだ、学校だ)で仰天

そこには野中広務氏、海堂尊氏、亀井静香氏、田嶋陽子氏・・・

他にも名だたる各界の達人がそれぞれのトークショーを繰り広げるということ

京極先生も一言「・・・・坩堝だ・・」

確かに東海学園の出身者は社会を動かすVIPの集団

当然といえば当然だがなんともすごい

しかも詰襟の少年達(ものすごい高偏差値に違いない)がきびきびと動き回りアテンドしまくっている

またしても自分の“死ぬまで続く自己形成”について考えざるを得ない状況

とはいえ司会の島田先生(イケメン、亀を中心とする生物の博士)の仕掛けであろう大切りはリラックスして楽しめた

由緒ある建築物の講堂に、またしても大勢様のお客様

京極先生と私が用意された二つの段ボールから“上の句=状態の形容”と“下の句=固有名詞”を一枚ずつ選ぶ

もちろん偶然でとんでもない組み合わせになる

それを「あたかも知っている言葉のように解説する」

まるでシュールレアリズムの大会だ

舞台上手の袖に『歌う模範少年』が立っていてつまらないと校歌を歌いだす

舞台上でスクリーンに『お題』を実行委員の大林君がPCで打って文字化する

何もかも手作り

まあ京極先生と私では国会図書館と愛知高校新聞部資料コーナーぐらい知識量情報量が違うので恐縮至極だったが

なんとか“馬鹿”なりの楽しみ方で参加し

しかも先生のお話を聞き出せたのでどんどん楽しくなる

いい経験でした

 

 

両校ともお招きいただきありがとうございました

映画の宣伝も充分出来ました

感謝です

 

 

夜は名古屋のいつもの仲間と飲み

伝説的フォークシンガー いとうたかお氏とはじめて会う

素敵な容貌と声

いっぺんに魅了される

いま考えている“とある企画”にあまりにもぴったりで感動

またお会いしたいと思う

遅くタダキ氏も駆けつけ痛飲

 

 

日曜日

ホテルの前の店であんかけスパのソースを購入

開店前掃除をしている店員さんが親切にも売ってくれた

うれしいことだ

その後、実家で過ごす

ふと見るとテレビの上にDVDマシンがあるのだが受け皿が出て来ず故障中

リモコンもとっくに紛失

親父に聞くと

「そんなもん使わんで」とそっけない

せめて私の実家だ、DVDくらいは・・・といじってみる 

何度もスイッチを入れるがダメ

「こういうときは叩いてみる」

かつて故障した機材を前にVE吉岡が語っていたことを思い出し

DVDマシーンを何度も叩く

だめ 

しまいに数センチ持ち上げ落としてみる

だめ 

何度かトライ

諦めかけていると「ジイイイイ」と受け皿オープン

「・・・・・マジ?直った・・・」

無事にDVD鑑賞可能になる

どうせ直ってもまたほったらかしだろうな・・と思いつつも

ちょっとうれしい気分

 

 

夕方、帰京

夜、映画「20世紀少年」でわずかに残った重要シーンの打ち合わせで

この作品のイメージの根幹をなす

とある重要人物と駒沢で会う

大昔から一方的によく知っている方で素晴らしい人生を過ごしている表現者

あえて光栄だった

いいお話が聞けた 

詳しく書けないことが残念だが

スクリーンで確認していただきたい

 

深夜

そのままプロデューサーと編集打ち合わせ

 

 

今週はいよいよ動き始める週

明日からはロケハン

気になる“件”はいまだ結論出ず

 

 

2009年02月26日

オフィスクレッシェンドマネージメント部?からお知らせです!

今回は堤幸彦監督作品テレビ初オンエアのお知らせです!

今度の日曜日、3/1 14:00(午後2時)〜

TBSにて「包帯クラブ」が放送されます。

是非みなさんご覧下さい!!

しかし誠に残念ながら関東のみですので何卒ご了承下さい。

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