空が広く、
観音様も神々しい大船通い3日目。
毎朝、東海道線に乗っている。
品川から30分程度。
「快速アクティー」という“正義感”ただよう名の電車をねらって乗っていたが、
ホームで待ち時間によく調べると、大船までは「普通」であろうと「快速アクティ」であろうと停車駅の数は同じで、
乗車時間に違いがないことに、今朝気付く。
大船から先ではじめて快速=駅飛ばしになるんだと。
・・・知らなかった。
田園都市線とか東横線の感覚で考えていた。
(快速や急行はとにかく駅飛ばし!)
東海道線 品川~大船間のその秘密は簡単に発見できず、
ホームの小さな柱に貼ってあるホームアナウンス係用の“カンペー”をじっと見ていたら、気付いた。
なんだよ!
きのうはたぶんアクティーに抜かれるだろうことを予想して普通を1本ホームで乗り過ごした。
結局、5分ほど損をした。
言ってよ!
不親切だよ!
と気付いた今朝は、その柱にぶつぶつアタる。
といいますか、ちゃんと調べないワタシがイカンのですね。
そんなことは常識というか、ケータイや時刻表ですぐわかるというか・・・
以前も京急線で乗り方を間違えて、せっかくの駅飛ばし急行に乗ったのに、なぜか勘違いして途中で降り、20分ほどぼおおおっと寂しい駅で次の各停を待ったものだった。
難しいな、首都の電車。
地下鉄なんか特に。
もっとわかりやすくすればいいのに。
今まで私は原理主義的な現金主義だったので、
毎回、小銭で電車に乗っていた。
ポケットにはそれ用に必ず小銭がチャラついている。
ま、でも、あまり使わない。
仕事では車移動がほとんどだし、それ以外は徒歩、最近では自転車が多いので、必要ないのだ。
ところが今回上記の事情で、ついにSuicaを“買う”
買い方と使い方をスタッフにこそこそ聞き、大船駅の販売機に2千円入金し、名前や個人情報を入れ、購入。
それで初Suica。
便利だね。
Suica。
いろいろ切符代(古っ)はもちろんのこと、コンビニや立ち食いそばや自販機、はてはタクシーにも乗れるではないか。
“先払い”しているだけでなんら状況は現金の時と変わらないのだが、なんだか現代人。
“オサイフケータイ”なるものまでは進化しきれないが、
なんだか駅が好きになる。(思うつぼ)
路線を確認しないまま改札を通過できる分、
しっかりルートを確認し、先ほどのような失敗がないようにしなければ。
ワタシはテンヤモノが好きじゃない。
編集とかダビングとか10人ほどスタッフがいる場合、
食事はなるべく作ってもらうことにしている。
これを「編集家族」と呼び、料理自慢のスタッフが腕を競う。
「20世紀少年」の時はAPクスが三重県出身の意地でミラクルラーメン、豆腐お好み焼き、ぼろぼろ手打ちそばなど壮絶メニューをはじめとして、手作りの味を1年以上披露しまくった。
めちゃくちゃおいしかった。
「BECK」大船ダビング家族は助監督・仕上げ担当セキネの腕が光る。
若い男性のクセに渋い和食が得意なのだった。
特にぶり大根、しゃけじゃが、白菜味噌汁などちょっとプロはだし。
もう3日間堪能。評判もいい。
そこで黙っていられないスタッフがいる。
今夜、記録オクダイラは目の前で揚げる天ぷらで戦いを挑むらしい。そして数日後、伝家の宝刀・沖縄そばで息の根を止める。
明日はAPクスがCGチェックにかこつけて打倒セキネの烽火を上げる。
近所のイトーヨーカドーでの仕込みが勝負を決するだろう。
包囲されているセキネ。
どう出るか!
・・・・・・
といいますか、仕事しようよ、皆さん。