品川から東海道線に乗り、
大船で降り、歩くこと12~3分。
丘の上のスタジオで映画「BECK」の音・音楽の仕上げ。
最終工程の段階。
陽光眩しい電車は中央線で大学に通っていた頃を思い出し、なんだか懐かしかったが、
堂々と手鏡を出し化粧をしている女子を見るにつけ、
ああ、2010年なんだな~と・・・
大船のみどりの窓口でものすごい数の人々が並んでいる。
いったい何の行列?
鎌倉女子大の入試?
違う。
そんなビジュアルじゃない。
これはどうみても・・・・
何かマニアの人々。
調べると17年間走った「209系」といわれる車両の引退イヴェントチケットだか記念チケットだかをもとめて並ぶ人々の列。
209系?
Googleの画像によるとステンレスボディに青のカラーのライン。
??
引退って言うから、もっと古い車両かと思いきや、わしらの世代にすれば極めて“新しい電車”に見える。
営団地下鉄のような・・・
(てか営団地下鉄自体が名称として、ない。「東京メトロ」である。が、営団のステンレスの新しい車輌がイメージとして植えつけられているから、どうしてもその単語が出る、昭和人)
もっと箱型のかつての国電(スローガン電車を思い出す)だったら私も引退のラストランを見てみたいが、
そんな電車はもう走ってないのかしらん。
次に走るE233系というヤツの画像も見たが
?
ちょっと角がとれたカンジだが、なにか違うの?
わからん。
素人には。
最近古い電車に興味があって大井川とか琴平とかを走る古い車輌について調べているのだが、
古い近鉄のビスタカーとか名古屋市営地下鉄とか子供の頃慣れ親しんだ電車が今も現役で走っている姿は、なんだか感動する。
で、古い電車の写真集など買い始めると、どんどん“その世界”にハマっていく気がして、どうなんだか・・・
一昨日、昨日と中目黒で友人の名古屋人・多田木氏率いる劇団の公演でトークライブ。
仲間にたくさん会えて楽しかったが、
私も一時根城にしていたウッディーシアター中目黒のあたりの商店街の様変わりといったら・・・
「プチ代官山裏の目黒川沿い」的な発展を遂げている。
若者向けの個性的な服屋、帽子屋、食事処、はては野菜スィーツにいたるまで旧商店街の中に、がつんと。
街の変貌は早い。
人の流れは、変わる。
たかだか3年で“浦島太郎”だ。
ノリで入った「Beef Kitchen」という焼き肉屋さんが安くてうまくて、なによりサービスが最高!
(シンノスケ君、いいよ!)
なんだか中目黒ファンに。
先日撮ったPVも編集順調。
たくさんのカットを撮ったので、いくつかのヴァージョンを作る。
その内、情報流します。
どうぞご覧ください。
映画「劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル」も仕上げ順調。
身内の評判がすこぶるいい。
早く公開したい。
5月8日だ。
もうちょいだ。
さて映画を8個のピースに分けて、
音と音楽すなわち台詞、効果音、心理音、音楽の整合性を図り、作品化する作業。
何度も聞き続け“正解”に近づける。
特に「BECK」は本格的音楽映画、
音楽の『聞かせ方』はめちゃくちゃたいへんだ。
“秘策”もある。
じっくりと作りたい。
日曜日。
大船。
都心を離れて仕事に集中。
いい気分だ。