確実に季節の変わり目だ。
密やかに次の季節が忍び込む・・という時期を過ぎて、
明らかに“夏”から“秋”に変化している最中なのだ。
日本を取り巻く4つか5つの気団の勢力争いで季節は決まるという。
シベリア、揚子江、オホーツク、小笠原、赤道・・・
それぞれの気団につく冠の名前だが、現実的な名前だがなんだかロマンを感じる。
シベリアの凍った大地や針葉樹林、揚子江のいるか、オホーツクの名も知らぬ火山、小笠原の島にいる大きなかたつむり、赤道あたりの鏡のような海面・・・
そんなこんなが自分の人生と繋がっているとは・・・・
仕事もしかり。
細々と始まっていたことがやがて大きな勢力になり、
ちょうど季節の変わり目に符合するように、次の作品が始まる。
そして若干の寂しさを残しながら、作品作りが終わっていく。
映画「20世紀少年 最終章 ぼくらの旗」
多くの方、ご覧いただきまして誠にありがとうございます!
そしてまだごらんになってない方、ぜひ劇場にお運びください!
先週の金曜日、名古屋で御礼のキャンペーンに参加させていただきました。
平愛梨さん、最後のご奉公、ご苦労様でした。
『カンナ』を立派にやり遂げました。
拍手です。
そして今週金曜日、大阪にやはり御礼キャンペーンにうかがいます。
身に余る光栄なプロジェクトに参加させていただいた感謝の気持ちも込めて、
大きなパワーを発揮したたくさんのスタッフを代表して、
映画を作るという長い“季節”の「最後の日」を楽しみたい。
そして一観客として劇場の片隅で上映を見よう。
やっと冷静に「あの季節=作品」と向き合える日が来たのだ。
映画「BECK」
代々木のJRが交差する不思議な場所の編集室で、編集編集編集!
「この季節」はまだ生々しい温度と風だが、現実の秋のようにやや落ち着きを見せてきた。
Tシャツの上に一枚羽織って「ふぅ」といったカンジか。
今回の編集室はお借りしている場所なので、おおっぴらに自炊とか厳しそうなのだが、
助監督セキネが突然スタッフ全員分の夕食を作り、しかもそれが定食屋もびっくりのぶり大根、ひじき、味噌汁、ご飯の完璧なメニュー、そんでもってうまい!
一見そのように見えない人間がいきなりで、びっくり。
なんだかすごく“得”をした。
これから長い仕上げの季節に移行するので、
道中うまい飯屋があると心優しくもなれるって寸法だ。
そして次の「季節」がやってくる。
まるで台風のような・・・・
先日登頂した奥穂高の事故を悼む。
二人の先生によってあまり緊張することなく登山できたことは本当に感謝だが、一歩間違えれば「死」なのだ。
連日の報道で実感する。
私も含め、たくさんの人間がそこには溢れていた。
山が怒っているのだろうか。
山の先生の一人、名古屋の鳥居さん、もともと自転車で全国を地域ごとに走り続けている方なのだが、
12日に北海道最北端よりメール。
「人力日本縦断、最終章。日本最北端、無事到着セリ。」
ついに自転車で沖縄から北海道まで走り切ったのだ。
すごい!
立派!
今度じっくり話を聞いてみたい。
鳥居さんにとってひとつの「季節」が終わったのかな?
お疲れ様でした。
さて
キレイな夜明け。
かなり涼しい。
今日も勉強!
コメント (2)
奥穂高岳の辺りを地図帳を開いて見たりして、でも、紙の上ではその「山」の様子は素人の私には想像もつきません。
登られた堤監督は、山の厳しさもヒシヒシ感じられたのでしょうね。
また、登山なさるときも楽しんで、そしてお気をつけてくださいね。
秋の食材もこれから楽しみですね。元気つけて風邪ひかないようにしてくださいね。
投稿者: ふらう | 2009年09月14日 20:37
日時: 2009年09月14日 20:37
投稿者: SHIHO | 2009年09月17日 16:05
日時: 2009年09月17日 16:05