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11月の終わりに

23日の慶應義塾に続いて

 

水曜日

編集チェックのあと

八王子の巨大専門学校でちょっとだけ講演

以前もお世話になったが、教員も学生も気のいい方々ばかりでなんだか温かい

私の時代の業界サヴァイバル術は“ギラギラした野心”が必要だったが

もうそんな時代は終わったのかも・・・と感慨

 

夜、来日しているNYのプロデューサーと“戦友”の写真家S氏と外苑前で和食

友達少ないのでなんだかうきうき

話が弾む

 

木曜日

アフレコの残りいくつか

またまた八王子の多摩美術大学

これまた25年来の“戦友”の原田大三郎氏がこちらの教授でいらして、対談

業界話あれこれ

超おしゃれなデザインの学舎ビル群に圧倒され

静謐のキャンパスに

「時間も夕方だし、真っ暗になるから誰も来ないかも・・」

と不安だったが会場の教室は超満員

油絵・彫刻から現代美術まで広い範囲でのアーティストの皆さんに私が話せることはほとんどないが

(むしろ取材したいくらい)

現実社会との接点に私たちの“業界”が位置する、そんな構図をイメージして質疑応答にお答えした

芸術家で生きていくのは大変だ

むしろがんばって生きてもらって、逆に「創作の勇気」をいただきたいと思った次第

終了後たくさんの学生と語り、作品を見せていただく

彫刻の大学院生の石のレプリカに映像投射する作品に感動

誘われたが学内が広くて見れなかった“小屋”が気になった

 

終わって原田氏となぜか焼肉

なんだかこの方とは焼肉が多い

ラジカルTV

バラエティ時代のタイトルバック

金田一少年の事件簿 上海魚人伝説

EGG

明日の記憶

まぼろしの邪馬台国・・・

ロースの煙の中に、共に戦った時間を思い出した

 

金曜日

新幹線で「ある脚本」を直しながら京都へ

同志社大学EVE祭で講演

話のプロではない私が「単独講演」

いやー

口は回らないし構成は悪いし

喋りながら心の中で自分にダメ出ししていて

なんだかへたくそな1時間

とにかく“一生懸命”であることしか価値はないと思い必死に喋る

その後の質疑応答はなんだか皆さんが気を使っていただき和やかで楽しかった

就職氷河期到来で皆さん大変だろうが

がんばってほしいとひたすら壇上から思う 

同志社といえば我々の学生時代は最も自由で過激な大学だったと記憶しているが

現代はなんとも品のいい超エリート大学

大学も“生き物”だなあと去り際の夕焼けを見ながら一人ごち

勝手にステージ上げて“寒い間”を付き合ってくれた鈴木さんありがとう!

ウエタ君はじめとする実行委員の皆さんもお世話になりました!

 

土曜日

新宿はシアタートップスで

OUT OF THE ORDER外伝with猫のホテル

「ねじれた航海」

いやあ、おもろかった

笑って見入って

男共の汗にまみれた熱演に引き込まれる

なにより自身で爆笑怪演している作者の大熊啓誉氏のつむぐ言葉が面白い

演出の千葉雅子氏の作る間や配置が飽きることのない瞬間を作り出して

とにかく面白かった

また見たい集団

つーかなにか作り出したいと思った集団

 

六本木で秘密会議

ヒルズはきらきらして

人がいっぱいいて・・・

でも秘密

 

 

さて今日もがんばろう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (1)

Marie [TypeKey Profile Page]:
色々お疲れ様です堤監督。


監督の「一生懸命」な熱いエールを貰った学生さん達が羨ましいなぁ…と思いながらお読みしました。


「20世紀少年」のサントラLPの為に親戚中探して、取り敢えずポータブルレコードプレイヤーなる物を用意しました。(かなり昭和レトロな感じで不安なんですが…汗)
「20世紀少年・第二章」公開を、関連グッズで諸々楽しみながら待っています♪


寒さいよいよ本番っ!て感じですが、風邪にも六本木にも負けない位、監督もキラキラっ!とお仕事頑張って下さい。
「まぼろしの邪馬台国」…今週も観に行きますね♪

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2008年11月30日 06:33に投稿されたエントリーのページです。

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