皆が走る師走
師走32・・・
CGの確認作業が続く中
金曜日
鴻上尚史氏率いる
虚構の劇団「リアリティ・ショウ」紀伊國屋ホール
若々しい役者達が‘80年代のスピード感で疾走する重層的な演劇
鴻上さんの言葉が若い声でほとばしって瑞々しい
“失うものが無い”世代を武器にする鴻上さんの力強さに感動
そしてものすごく計算された演出に大感動
来年「僕達の好きだった革命」の再演も予定されていて(映画化はちょっと停滞していて申し訳ないが)
前へ!前へ!の攻めの姿勢は学ぶべき素晴らしさ
終わって、偶然同じ日に観劇した戦友 原田大三郎氏や多くの皆さんと飲み
たいして飲んでないがべろんべろんに酔っ払って
ワイングラスは落として割るは帽子は忘れてくるは
すごい夜でした
翌日土曜日昼間
ケラリーノ・サンドロヴィッチ氏作・演出
KERA・MAP「あれから」世田谷パブリックシアター
ケラさんの芝居は本当にすごい
いつもすごい
‘80年代からずっとすごい
いつも言葉にならない
笑いや恐怖や涙で引っ掻き回しながら
理屈じゃない深いところに訴えかけてくる
今回は特に見終わって
ああ、この話、映画にしたいなあと痛切に思った
本当に染み入るいい話だなあ・・と思った
ぜったいに無理だが、この“空気”の近くにいられたら幸せだろうなあ・・・ととぼとぼ下北沢まで歩きながら思ったのだった
そして夜
「まぼろしの邪馬台国」でお世話になった竹中直人氏が主宰する
竹中直人の匙かげん「三人の女」本多劇場
大方の予定調和感に敢然と、しかも思慮深く立ちはだかって
まるで現代美術のパフォーマンスのような緻密な完成度の舞台空間を作り
しかしてそこにはある種の気持ちのいい“冷たさ”と、同時にあらゆる“人間味”が這っていて
まるで台詞が音楽のように宙を飛び
独特の喪失感と映像的静寂で終わる・・・
竹中さんの底なしの創作への執着が染み入る
かっこいい
あまりにもかっこいい
終わって近くの中華料理屋で飲み
戯曲のこと、役者のこと、いろいろ聞く
前夜が深酒気味だったので酒は控えめに・・・
氏の最新監督作品「山形スクリーム」の話を聞き
試写会にうかがうことにした
来年私もザ・スズナリで公演を予定しているので
この3本は本当に刺激的だった
つーか
こんなにレヴェルの高いものは私にはキビしいから
自分なりに、あくまで自分なりにがんばろう・・・
と深夜まで賑わう演劇の街・下北沢で静かに決意
ゴー!ゴー!土曜の次は、サンデーズ!!
映画「まぼろしの邪馬台国」
上映館数はずいぶん少なくなりましたがまだやっているようです!
お見逃しなく!
映画「20世紀少年」
第2章は完成間近!
なんだかとんでもないモノになってしまった・・・
1月31日公開を待たれよ!
そして今日、最終章の編集ラッシュ
といっても現場でつないだ4時間ヴァージョン!!
いったいどんな映画になるのやら・・・
映画に終始したこの一年も間もなくおしまい
いろいろありました
来年はどうなることやら
コメント (4)
投稿者: ファラミア | 2008年12月23日 01:07
日時: 2008年12月23日 01:07
ハナマルかふぇに出られたときだったか
「おじさん」の絵、描かれるのですよね。
その絵も素敵でした。
「まぼたい」まだ観られるかなぁまた観たい劇場で。
20世紀少年第ニ章、楽しみです。
ラジオ・・・やらないです?か???
ザ・スズナリ公演があるのですね!
どんなお話だろう?だれが出演されるのだろう?ワクワクします。
しわさんじゅうに???・・・どーしたもんだろ???
投稿者: ふらう | 2008年12月23日 21:24
日時: 2008年12月23日 21:24
投稿者: rsaitani | 2008年12月23日 21:37
日時: 2008年12月23日 21:37
投稿者: N。 | 2008年12月26日 16:07
日時: 2008年12月26日 16:07