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「誰?」

今度出る、渡辺謙さんの本である

映画「明日の記憶」の撮影記でありながら

ご自身に生起している様々な出来事の正直な記述でもある

文章が読みやすく的確で

素養の幅広さに敬服する

そして何よりもこの作品への情熱がほとばしり

苦痛や不安を乗り越えていく様が、感動する

撮影をしていた時期はほぼ毎日ご一緒させてもらっていたが(あたりまえだ)

この本を読むと、撮影の一方の当事者でありながら、あらためて気づかされることも多く

自分の観察眼の無さや、注意力の足りなさに驚き、反省

わかりやすく、上質の「映画入門書」でもあり

“渡辺謙”という傑出した人物の精神を垣間みることができる「人物ドキュメンタリー」でもある

ワタシはこの本を読んで数回泣いてしまった

人知れず「自分の内部」と戦って、そして「勝つ」姿に感動したのだった

「世界のケンワタナベ」はきちんと「努力」している

そこに打たれる

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2006年05月22日 22:07に投稿されたエントリーのページです。

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