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希薄

これはいいことなのだが撮影をしている時期は「生活」の実感がなくなる

もちろん生きているわけだから「生活」は続く

が、虚構を追求し続けていると

なんだか境界線が曖昧になる

普通に食事をしていてもそれがどこかのシーンで役に立たないかとふと考えている

カメラの位置まで想像する

いかんいかん

一回頭真っ白にしなきゃ・・とか思う

もちろん混同してしまうわけではないが

かなり重なり合うのだった

特に今回のようなリアルな素材は・・・





昨日は一日撮影をして夜は品川で「宇宙戦争」を見る

本当に素晴らしい映像だが

疲れていたのでステーキ、ハンバーグ、カツ丼をいっぺんに食ったカンジ

気分爽快な時に見るべし

何べん考えてもどうやったのかわからない映像ばっかり・・・







今日は朝から長野の奥地にロケハン

素晴らしい建物と出会う

(もちろん建物の内部のモノにも感動)

近くで手打ちソバをたらふく食べ

雨の中、建造物の研究をし

雲に覆われた悲しげな山を見て

土砂降りの中、東京へもどり

品川で撮り終わったフィルムをスタッフと見る

そこには今まで自分が撮ったものとは違う「空気」が定着していた



そして皆と五反田で韓国料理

チヂミがうまい





明日も一日カメラサイド










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2005年07月05日 00:00に投稿されたエントリーのページです。

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