メイン

日記 アーカイブ

2004年01月16日

新年・・・




いまさら「新年」である

まあ、しばらく、それもかなりの間この日記を休んでいたのだから仕方ない



みなさんあけましておめでとう!



数人にしか届かないカンジだが、まだ一月なので、書き出しの勢いとしてのご挨拶





さて、この日記

ゆっくりと進めていこうと思っている

去年のように「連日こんなにやってます」日記ではなく、

日々心に止まったこと

考えていること

新しい仕事内容

心境・・・

そんなこんなをゆっくりと書いていく



まあネットで公表しているのだから不特定多数の方々にお読みいただきたいのはもちろんだが

共に作品を作る仲間たちや

なにかを「共感」しうる人々へのメッセージになれば・・と思う



そして

ここ何年かは長い転換期の中にいる

大きな作品を幸運にも作り続けることができ

小さなサイズで「手作り」的な作品も作り続けた

どんな作品にも“思い入れ”があり、“好きな作品”にしてきた

そして確実に「変化」を希求してきた

同じように見えても自分自身の“拠り所”を変えてきた

今年はその「変化」ももっと確実なものにすべく勉強していきたい

貪欲に社会を観つつ

刻印していきたい

2004年01月18日

視覚の日々


数冊の同時進行する本

いくつかのDVD(過去に見たものも・・)

研究すべきヴィデオテープ

録画されたドラマ

たくさんの写真(写真集)







都市

孤独な動物達

宇宙の部分

繋がれた猫

建築物(ジャンヌーベル)

和のモノ

FUTUR CINEMA

コメントすべきいくつかの映画

自分で撮った写真

脚本

企画書

アイスランド・・・



関連のない事象に“関連”が生まれる

運命的な連鎖

あらかじめ定められた邂逅



新しく始まる一週間

それらもろもろを抱えて「街」へ出よ

2004年01月19日

動き出す1年

今年、来年の作品を決めるべく様々な人々と会っている

様々な動機と様々な目的

ありがたいことだ

仕事を断るのは苦手

どうしようもないこともあるが、、、

イメージと感触、使命感、、、

私の方も決定に至るまでにいろいろと考える

楽しみたい

長く続けたい

欲も出てくる

しかしどうであれ重要なのは人間関係

お互いに認め合いながら「夢」を共有できるか?

それがすべてと言っても過言ではない

発注側と受注側

構図はそうだが、それだけだと成功しない

小さくても「夢」の共有

それがすべて、、、





『ピカ☆☆ンチ』

完成までの悪戦苦闘中!

細かい追い込みが続く

2004年01月20日

検診

病院で検診

待たされた割には

あっという間に終わる



拍子抜けだが

心配事も解消

2004年01月21日

大寒

・・・なのでアイスランドに行こうと思っている

なんでアイスランド??

理由はいろいろある

運命?

呼ばれている?

いろんな形で御披露もしたい

まあ、わかんないけどね

言ってるだけだから

2004年01月24日

そろそろ

この日記と空趣味(私自身が撮った空の写真集)を本格的に再出発させなくては・・・

昨年秋までがしがしと書き続けていたが

ある事情で突然休止した

楽しみにしていた方には申し訳なかった

やはり無記名、匿名、無責任の人々を相手にするのは神経を使う・・・

が、

良心的、紳士的な方々も多くいる

「作品を作る」者としてきちんと情報を発信する義務みたいなものも感じる

BBSとチャットはまだ復活する気力はないが

細々と日記と空趣味ギャラリーは続けて行こうと思う

空趣味に参加していた多くの人々の作品もいつかまた拝見したい

そのうち復活させます







アイスランドのことばかりを考えている

条件が合えば、

できれば来月行きたい

そう思わせる国も少ない



今年来年のスケジュールの調整が続く

一つ一つにゆっくりとりかかりたいが

そうもいかず

けっこうハードな年になりそう



プールなどに通って身体も調整中

禁煙も一年近い

最近はラジカル嫌煙主義者である

この世からの煙草の廃絶に向けて戦い抜く

(ムカツク!という声が聞こえる・・社内から)

食事も夜8時以降しない

良く歩く

“健康のためなら死んでもいい”と思っている

あははは

パワーランチ

午前中からランチを食べながら

旧知のプロデューサーと打ち合わせ

何年か前から雑談していた企画を一歩前に進めようかと・・・



ひょんなことで成立する企画も多い

昔撮った「さよならニッポン!」という映画も

プレゼンしていた企画がNGになり

「なんかないの?堤ちゃん・・」と言われ

「ない!」と言うのも悔しくて

「・・ありますよ!もちろん!」と口からでまかせで「南の島の村長が日本から独立して大統領になる話です・・」「面白そうじゃん」「それはですねえ・・」とあることないこと喋り倒したことが始まりだった

(とんとん拍子で作品は完成したが『オウム事件』で映画は悲惨な運命をたどることになる 面白い作品なのだが・・)

“雑談は作品の母”

そこまで言うのは強引だが、あながち否定もできない

今回もそのニュアンスに近い

常に“楽しい実りある雑談”用にネタをいくつも用意しておくことも重要だ

ネタはいろんな所に転がっている

やりつくされたことでも少し視点を変えれば新鮮なネタに生まれ変わる

重要なことは「面白がること」だ







映画「ピカ☆☆ンチ」最終仕上げ中!

2004年01月26日

会社にて

資料やら領収書、請求書やらビデオやらDVDやらCDやらMDやら雑誌、新聞、本などと格闘

猛烈な情報量が毎日私のそばを通過していく

しかし「おおっ」と立ち止まる情報は少ない

あまりに大量なので麻痺しているのか

わざと耳目を閉じているのか

それでも私が体感できる情報など死ぬまでかかっても『世界のほんの一部』にすぎない

では、テレビを何十台も並べてすべてつけっぱなしにし

新聞を何紙も取り寄せつぶさにチェックし

ネットサーフィンしまくり

雑誌、本を読み倒し

ぴあにある面白そうなライブ、演劇、スポーツイヴェント、映画、展覧会に通いつめればいいのか?

それで何を得るのか

わからない

もしかしたら一切の情報から離れて

地下道に寝転がって行き交う人々の足ばかりみているホームレスや

山の頂きでじっと朝日や夕陽や雲の流れを見つめているほうが

“生きていることの対価”を得られるのかもしれない

わからない

朝起きて腕時計を手に取ることから始まる人生は望んで始めていることなのか

強いられていることなのか

時々、混乱する

でも、生きている







映画「ピカ☆☆ンチ」ほとんど完成!

自分では何度も見過ぎて

正確な感想が出ず

皆さんに喜んでいただけるといいが・・・

2004年01月28日

雑記

打ち合わせの合間に映画見たり、芝居見たり、CD聞いたり・・・・



「25時」

見ていると愛情溢れる“あいつらムカつく”コーナーと

クラブの廊下の“人物レール移動”以外

スパイク・リーのフィルムであることを忘れる

根源的なNYの持つ病理みたいなものを覗いている気がする

ほんの少し関わった街だからよけいに心が震えてしまう

何もかも素晴らしく、あえて私が評するのは不粋だが

特に「音」「音楽」がすばらしい

臨場感が“技術的自己満足”ではなく

“世界観の伝達”になっていて

めちゃくちゃにうらやましい

必見であり必聴



アメリカの持つ病理で言えば

「ミスティック・リバー」も「25時」と同じ男3人の関係に

深い闇を見る

素晴らしい映画だ





最近コメントを書くために様々な映画を見ることができる

その中で

「コンフィデンス」

爽快な詐欺映画

昔、「スパイ大作戦」(テレビシリーズね)で主人公達が敵を騙し切り、

引き上げる時の“ニヒルな顔”に憧れたものだが

その感覚を思い出してにやりとした

2月7日公開





他にも何作かみたが

(そのうち書くけど大絶賛モノあり)

多民族都市を背景にした(特にアイリッシュ)暗い作風が多いのは偶然か

良心的なアメリカ映画の作家が先頭を走っていることは励みになります





下北沢で演劇2本

ロリータ男爵の「あいつは裸足」

猫☆魂の「アンラッキー・デイズ」

弱小演劇ユニット主宰者の私としては「ああ、がんばってるなあ、すごいなあ」とため息

両者ともセットや衣装に凝っていて

しかも満席で

役者もたくさん個性的な人がいてうらやましい

勉強になった



とくに猫☆魂の脚本はよかった

機会があればお会いしたいと思った





CD

AIR「one」

SKETCHSHOW「LOOPHOLE」

スネオヘアー「東京ビバーク」

CHAR「MR.70'S YOU SET ME FREE」

CLAMMBON「IMAGINATION」

BUFFALO DOUGHTER「PSHYCHIC」

POLYSICS「NATIONAL P」

LIZZY MERCIER DESCLOUX「MAMBO NASSAU」

Cymbals「Love You」

小沢健二「刹那」

RADIOHEAD「REMIX PROJECT」

松尾清憲「SPIN」

PE'S「極月」

そして安藤裕子「and do,record.」

安藤裕子、すばらしい!

Cymbals,すばらしい!



センチメンタルシティロマンスの超ひさしぶりの新譜探し中

2004年01月30日

WATARIDORI

「WATARIDORI」とそのメーキングをDVDでみる

信じられない労作だ

「コヤニスカッティ」

「ボウリング・フォー・コロンバイン」

表現方法は違うけれども私が感動したこれらの優れた“実写”作品は徹底し透徹した“意志”に貫かれている

それはまるで疑いを知らぬ子供の精神のようだ

純粋で美しい

常識めいた批判など寄せつけぬ

「地獄の黙示録」や「ポンヌフの恋人」にも近いモノを感じる

「映画は“世界の再構成”なのだ」というテーゼは傲慢だと思うが、作家としての使命感があれば当然である

いつかは私もその“意志”を武器にできるのだろうか

なんらかの“必然的”結果を出せるのであろうか



ちなみに「WATARIDORI」の日本語ナレーションは尊敬する久世光彦さんの脚本演出

ひとことひとことが心に沁みる

その目線の優しさに思わず深く頷く

2004年01月31日

土曜日

静かに

ひたすら静かに書物を読み

映画を見て

文章を書く

具体的に作品に繋がるものもあれば

まったく趣味、興味、覗き見、コワイもの見たさ、、だけというものもある



性格上、スポーツに関係するものはまったく見ない

なぜか子供の頃からそうだ

どんな話題ですごいイヴェントでも興味をもてない

口角泡を飛ばして自分がいかにチームやら選手やらを応援しているかを猛々しく語る人の気持ちは

まったくわからない

理解できない

逆にうらやましい

そこまで感情移入できることがうらやましい

オリンピックや野球の試合を見て興奮したり

泣いたりしてみたい

まあ、私も特定のロックバンドだったり

特定の“考え方”だったり『人には理解できないこだわり』はある

「なんだそれ?」と否定されれば

「なんだよ」と突っかかる感情はあるので同じか?

ただその対象も圧倒的に人々に支持されれば

心は離れていく

天の邪鬼



もし私が全国民が「同じ方向を向かなくてはならない国家」にいれば間違いなく“死刑”だ

2004年02月02日

TBSに

午後2時に打ち合わせでTBS

一階の喫茶店で旧知のプロデューサーと旧知の作家と打ち合わせ

この喫茶店はハンバーグサンドがおいしい

ボリュームがある

それを思い出しオーダーする

アイスティーと共にやってくる

おいしいモノの前では自分を失う

4切れのうち3切れをあっという間に平らげたあと突然

「そういえばオレは昼飯を食った」ことを思い出した

もちろんその間も打ち合わせは続いていて

頭の片方ではその企画のことを考え

もう片方では「なぜ昼飯を食ったことを体は忘れているのか・・・」を考えている

昼飯は少量だったわけでもなく

普通に、しっかりと食べた

2時間ちょっとしか経過していないのに

無意識に「食べたい、食べられる」ことを判断し

無意識にオーダーして

無意識に食してしまった自分が、

少しコワい



同席者にその心理を悟られまいといかにも必然的な食事であるかのように食べ終わり

(4切れ目は“耳”を残すという細かい芸当もした、ホントは食べたかったけど・・・)

打ち合わせを終えた



そして現在午後6時

夕食の出前を何にするか考えている自分が

ものすごくコワい

2004年02月04日

昼下がり

午後からとあるプロデューサーと昼食

新高輪プリンスのレストラン

バイキングで世界の料理(!なんだそりゃ、意味をなしてない)

来年の夏ぐらいまでを見越しての話し合い



正直、来年なんてどうなっているかわからない

でもだいたいを組み立てておく必要がある

だいたい・・・



今日はすごい太陽の光量

眼が痛い

伏し目がちに歩く



そのまま出社すると水道工事で水が出ない

みんな(30人くらい?)トイレも我慢



「ピカ☆☆ンチ」のメーキング見ながらデスクワーク

このあと4時の新幹線で名古屋

夜、名古屋の作家、少年ボーイズの皆さんと打ち合わせ

2004年02月05日

何度も何度も

新幹線には乗っているのだが

品川に止まるようになってなんかちがう乗り物になった

気軽というか身近というか・・・

今までは小学生の時の「新幹線に乗れる!」

という緊張感がとれなかった

だから発車時刻には絶対遅刻しないし窓際を意地でも取るし新聞雑誌弁当の類は事前に準備する

そもそも会社が品川に近いだけなのだが

それだけでも感触が変わる

楽になった

不思議なものだ

もし空港が品川にできたら「飛行機!」という緊張感がとれて楽に乗れるのに・・・

アンビシャスジャパン・・・







名古屋に行っていた

もちろん打ち合わせなのだが

久々に“ひつまぶし”を食す

うまいうまい



夜はいつものように同級生や

仲間のタダキ氏なんかと飲み・唄

(私の高校の同級生のマツシタは素晴らしいシンガーである、いまでもバンドで歌っている、センチの新アルバムに祝杯!)

東京ではめったに飲まないが

名古屋と宮古島では飲むことにしている

寒かったが焼酎がうまかった

酒がうまいと思うなんてほんとに大丈夫か?オレ・・



今日午前中に実家

地下鉄の駅一つ前で降り歩くことにする

通っていた小学校(田代小学校)付近をゆっくりと・・

見慣れぬ金髪の中年がゆっくり歩くのはかなり危険だ

平和な風景にはまったくそぐわない

特に小学校近辺となると“通報”の恐れすらある

なんと言い訳するか?

「ここの卒業生・・だ・なも」

「名古屋弁が怪しい、逮捕だ!」

「ほんとだがね!名古屋人だあって!やめろー!」

・・・・・・

なんてあほなことを考えながらてくてく

もうウチの実家クラスの「40年もの」の古い家もほとんどなく記憶の路地とは重ならないが

それでも小さな都市の川や

ぽつんと立っている松ノ木に

小学生の自分の視点を思い出す



そして実家

めずらしく平日なのに家族全員いた

何事もなかったかのように昼食を食べ

何事もなかったかのように家を出る



また歩きながら「家族とはなんなのか」を考える

2004年02月08日

舞台二つ

シアターコクーンで「カメレオンズリップ」

初日と知らず(つーか勘違いして)行く

座って待っているとなんとケラさんが横の椅子に座るのでびっくり

私「!ここで観るんですか?(客の視線集中)」

K「はい」

「・・・・・何日目でしたっけ?」

「!初日です・・」

「えっそうなの??」

「なんにもわかってないなあ・・」

「す、すんまそん・・」

「わかんなくていいのか・・・」

「(返す返すすんません)・・・」



いろんな意味で初日と聞いて手に汗握る感覚だったが(計算されつくしたさまざまな仕掛けに)

その緊張感よりも

ストーリーと科白から与えられる

「ああ、またこの空気感を味わえてよかった・・」

という感動と幸福感が勝ったのであった

私はほんとにケラさんの演劇が好きなのだ

ファンなのだ

パンフレットのインタビューで

「創作のための勇気をくれる」と答えたが、それは本当だ

それがコクーンだろうと本多だろうがラ・ママだろうがその“感覚”に浸っているだけでいいのだ

そこまで思えるアーティストは、いない





終演後

東京のイベントで来ている

宮古島グループ(トラさん一家!)と食事

この人たちの前ではどこでも宮古島

遅くに犬ちゃんも合流

控えめに盛り上がる





土曜日いろいろ仕事した後

NHKホールで「ピンクフロイドバレエ」

素晴らしい踊り!!

ピンクフロイドというDNAに染みついた音楽だったからかもしれないが

“脳に効いた”

人間は美しい!

2004年02月09日

アイスランド

行きたい行きたい行きたい

理由はいろいろ

ジュールベルヌの「地底探検」の入り口

氷河

「東西」の中間点の街レイキャビック

世界で始めての議会

水素バス

温泉



間欠泉

そしてオーロラ





一人でそっと行けばいいものを皆で分かち合いたくて

旅番組の企画をたてる

どうなることやら



午後から雑誌「DOOP」の取材

散歩について喋る

そしてPATRICKの超カッコイイスニーカーを持って写真

怪しいおじさんが若者のフリ



会社で今年のシフト会議

2004年02月11日

日曜日

昼間韓国映画「オアシス」を見る

その演技の迫力(男女優とも)に圧倒されるが

独特のラブストーリーとして敬服

「ポンヌフの恋人」のような感動を得る

しかし韓国映画はすごい

突き刺さる





終了後、文化村の1階で公演中のケラさんとばったり





最近ゲットしたCANONのIXYで空趣味





その後、会社で作家のオバラ氏と映画の企画書作り

瀬戸内海、ままかり釣り、宇和島さんさ、ワシントン、、、

取材が必要なものばかり

なんだそれ、、、





Blogのトップで人気ランキングベスト20が出ているが

「堤幸彦のページ」は風前の灯

まあもともと単なる日記に“ランキング”があるのも妙だし

人気を“希望”しているわけでもないのでどうでもいいが

何となくチェックしてしまう

まさにぎりぎり

トラックバックとコメントを受け付ければ少し変わるのか?

わからない

2004年02月12日

実は・・

実はワタクシ水泳を習っている

最近少し時間が楽なものだから

(といってもちゃんとスケジュールに組み込まないと一生やらないから)

会社の近くの某事務・・間違った・・ジムのプールでなんと「クロール」を習っている

そう、ワタクシこの年齢になるまでクロールができないのであった

平泳ぎと背泳はできます、ちなみに

何キロでも・・・は無理か・・500メートルくらいは泳げる

実は、昨年暮れから深刻な腰痛で悩んでいて

さまざまな治療法を試し

結局「ひどい運動不足」だとか、「よくここまでもちましたね」とかいろいろ言われ

でも、いまひとつよくならず

それで“水泳”をきちんとやることにした

まあ週に2回くらい通って一時間程度のんびり泳ぎ、それで楽になるのならちょうどいい

痛い治療よりずっといい・・・

なんて思っていたのだがその事務・・間違った・・ジムの美しき女性指導員(・・あれっなんていうのだっけか、トレーナー・・それは犬か・・指導員って北朝鮮ぽいな・・あっ!インストラクターだ)様が

「平泳ぎ、逆に腰にだめっすよ、クロールじゃなきゃ」

「えっ???」

「まずはきちんとストレッチして水中を歩いて、そんでちゃんとクロール教えます」

「・・・はあ・・お願いします」

ということできょうで4回目

まるで小学生のように習っている

やっとビート板がはずれたが客観的に見て

“だめなカンジ”である

ばらばらだし

手がうまくいくと

足がだめ

呼吸法までいくのだろうか・・・

昔から苦手なもの(スキー、クロール、サーフィン、バイク、スケート等)は何度親切にあるいは厳しく習っても“だめ”なのであった

やる気なのだがだめなのだ

「勘が悪い」のだ

「成功」がイメージできない

そして「その世界で生きなければいいんだろ」と半ば暴力的にあきらめ続けてきたのだった

小学生の時から、ずっと・・

だからいつも体育は居残り、スキー教室は教師がさじを投げストーブの番

あーそのトラウマがよみがえる

美しき女性指導員様、間違った、女性インストラクター様に笑われるー

(実際よく笑われている、できな過ぎて・・えへへ)



いや

がんばるのだ

たとえ何年かかっても「クロール」だけは体得するのだ

でなければオレは“人生の敗残者”だ

トラウマを克服するぞ!





なんてね

もちろん仕事もしてますよ

2004年02月13日

クレッシェンドにて

コメントいろいろ有り難うございます

「クロール」がんばります

私だってがんばればなんとかなります、、、よ、きっと

たぶん、、、

おそらく、、、



今日は午後大学時代の“唯一の”同級生と久々の食事

学生時代から刺激を受けることが多く

また今日もそうだった

人間はなかなか変われない



その後、取材2件

「フロームA」

女性写真家の撮影があり、ノリがよくて楽しかった

ついサービスポーズとかしてしまう

どうなんだ、オレ、、、



「日経エンターテインメント」

“失敗”についてのインタビュー

なかなか難しい

私の作品は「成功か失敗か」判断しにくい

ある意味失敗で、ある意味成功、、、

喋りながらわかりづらい人生だな、、と思う





昨日の「笑っていいとも」のニノをみながら日記



このあと“旧知”のテレビプロデューサーと打ち合わせ

2004年02月16日

月曜日

調整期である

今年から来年にかけての仕事のスケジュールの調整

重なったりぶつからないように

我々の仕事は大胆な変更やキャンセルも多い

先の読めない仕事だ

究極のフリーター

「オーダー」を待ち続ける哀しい運命でもあるが

自分から仕掛けていくこともある

どっちにしろストレスがたまらないように

“満足”をめざして作り続ける

もちろん完璧な満足はあり得ないが

それに近い興奮を得たいがためにがんばる



因果な人生である





昼間、汐留の大手広告代理店

最高の設計士による建物

現代の城

訪れるたびにその受付は

「未来世紀ブラジル」の会社のシーンを想起する

そして会議室で振舞われるイチゴジュース!

これはサイコー

ぜひお試しあれっ!

って無理か





その後、事務所でロスに行っていた我が社代表および副社長と打ち合わせ

チキンライスと野菜炒めとおでんを食べながら

60%は雑談





アイスランド旅行計画進展中

2004年02月18日

自分を

自分をいじめることにした

猛烈なスケジュールになる3月中旬まで

この数年、喉につっかえてたことをやってみようと・・

もちろん今は重要な調整期で

微妙な打ち合わせが続くのだが

比較的時間に融通がきく

“クロール習い”もそうなのだが

なんと昨日

“英会話学校”に入学

白金のまったく無名のプライベートレッスンほぼ専門の「良心的に見える」学校をネットで探し体験入学

けっこう面白くてその場で入学

会社から徒歩20分!

私はニューヨークに一年ぐらいいたのだが

「ほとんど喋れない、聞けない、読めない」に近い

その学校の判定も九段階中下から三番目の『初級の上』

文法能力ははちょっとましな中学生程度か

ともかくこのままクロールもできず

英語もプアーなままだと死んでも死に切れない

中学時代のトラウマから生涯逃れられない・・・



ということでほぼ毎日行くことに

私のマネージャーのマツナガは「・・・」というリアクションだったが

彼もクレッシェンドに入社して

「まさか毎日プールと英会話のスケジュール調整をするとは・・・」ってカンジか



毎日20分坂道を歩き

お稽古バッグに教科書を詰め

(ほんとに教科書なのだ、久々だ)

バス通りを歩く

自転車でも盗、・・sorry、買うか





昨日はある新企画の打ち合わせを某局で

その後、ソールドアウト時代からの戦友で我が社の副社長でもあるジンさんと

(ジンさんは『神』さんで様を付けると神様)

もう一人の副社長フクトミ

私のほとんどの作品のプロデューサーのイチヤマ達と

なんと「居酒屋で飲み会」

うっ

珍しい

私的にはほとんどないシチュエーション

飲んでしゃべりまくる





本日夕方TFMに声出演(録音・放送日?・2番組)

詳細はそのうち・・・



その後、とある打ち合わせで六本木ヒルズ

ううっ

行かないって決めたのにー

2004年02月19日

クレッシェンドにて

毎日英会話通い

時間になると個室に入り

先生に挨拶し(英語)

雑談しばし(英語)

今日は車の話

その後、教科書にそってレッスン

今日は宿題あり



その後、某超大手映画会社で打ち合わせ



会社で映像の在宅審査

原稿チェックいくつか

ビデオチェック

掲載誌チェック(MEN'S CLUB、ピクトアップ)

なんと今日放送されたTOKYO FM「MORNING FREEWAY」聞く

スケジュール調整

脚本読みこみ





これからスタッフと食事

英語の宿題

小説、DVD、CD,,,

2004年02月23日

日曜夜

風雨強かったが止んだ

これでまた寒くなるのか



金曜日

プールでクロール

何かできると何か忘れる

ほんとにクロールができるようになるのか不安になる

なぜ私はクロールは拒否してきたのか?

泳ぎながら忘れていることを思い出した

小学生低学年の頃

プールは大好きだった

友達と夏休みは毎日のように通っていた

しかし泳ぐと耳に水が入る

普通はぴょんぴょん跳んだり

熱いコンクリートに耳をつけたりすれば水は出る

しかし私の耳の中はどうやら少し変わっていて

どうやっても出てこない

それで放置する

そうすると8月後半必ず中耳炎になって耳鼻科

そして耳に棒を突っ込まれる恐怖の治療

ものすごく痛い

それがトラウマになってプール通いをやめ

水泳が嫌いになった

今でもスキューバは耳抜きができないのでやらず

飛行機でも気圧の変化で頭が割れそうになる

耳の管が変な風に曲がっているのか?

クロールは耳に水が入ることを気にしていたらできない泳法だ

だからチャレンジしなかったのだ

過去の自分は・・・きっと

この年齢で耳鼻科通いはどうだろう?

ちょうど来週から“いきつぎ”だ

困った・・・



!そうか、耳栓すればいいのか

気がつかなかった

買いに行こう



新宿でカムカムミニキーナ

山崎さん、清水さん、野口さんとか知っている役者さんをはじめとして

役者のものすごい迫力に圧倒される

全体の「強さ」に演劇本来の力を見る

勉強になった





土曜日

英会話

自己紹介から発展してアメリカ論をなぜか会話

テキストはやらず

宿題していったのに・・

でも楽しかった

私のむちゃくちゃな英語を辛抱強く聞く先生に脱帽



本屋で英語で書かれた簡単な本を購入

オー・ヘンリー(!!)とか

ジョーク集とか

朝日新聞の英訳とか

オー・ヘンリーって何十年ぶり?

次はサマセット・モームってか?

そんな自分にちょっと気味悪い



夜、アブラーズのDVD撮影

ライブビデオにつける特典映像

これは面白かった

久々の「M******」(言えないっ!言いたいっ)

撮影中笑いっぱなし

時間を超えて盛り上がった!

そのうちこのHPでも情報出します



深夜「ロード オブ ザ リング 王の帰還」

やっぱすげえな





日曜日

ある番組のためにある脚本の読み込み

2004年02月24日

春?

なんか突然季節が変わった

「季節は必ず次の季節を内包する・・・」間もなく来ちゃったカンジ

ところで気球温暖化はほんとに深刻らしい

極地の氷はどんどん融けてしまい・・・

キリバスだっけ?

沈んじゃう?

メキシコ暖流だっけ?

なくなる?

どうなのそれ?







昼間英語2コマ2階建て

やばい

ほんとに小学生みたいだ

あまりに稚拙すぎる自分の英語力に辟易

道は遠い



夜、会社で打ち合わせ

劇団「猫☆魂」の主宰、作家で演出家、役者の

西永さんと

近々『演技者』を演出する予定で

その演目に縁あって選ばさせていただいた

はじめての人々

はじめての作品

わくわくする



その後、五反田で西永さんほかオオネ君やスタッフと飲み



映画「ピカ☆☆ンチ」の公開迫る

見ることのできる地域にお住まいの方は

ぜひ劇場でお楽しみいただきたい







まるでテトリスのように仕事が迫ってくる

まだ届かないうちに

いろいろやっつけなきゃだわ

今日も

英会話ふたコマ

頭の違うところを使っているカンジがするが

「、、、、、、(うーーーん)」という状態の多さがつらい

がんばろう

なんか昨日今日と新聞に英会話はファッションとか

「ラストサムライ効果」とか書いてあったが

どうなんだ?

私はそんな動機ではまったくない

子供の頃からのトラウマを克服したいだけなのだ

(別に同級生がみんな英語が得意という訳ではない)

クロールもそうだ

その次は“野球”をやりたい

私はマトモに野球をやったことがない

第一、知らない

何が面白いかわからん

ただ大リーグで活躍する日本選手はすばらしい

本当に「スキル」の高い人達だ



そしてその次は“ブレイクダンス”を、、、



、、、おいっ!







夕方、“旧知”のプロデューサーとハンバーグサンドのおいしい喫茶で打ち合わせ

その後、これまたおいしい韓国料理

(まじでプデチゲがすごい)



その後、会社でいつになるかわからない映画の打ち合わせ

ちょっと面白いアイデアを思いつく

そういえば「EGG」は眠っているなあ





クレッシェンド代表と打ち合わせ



会社の自室で様々



眠い

2004年02月26日

アブラーズ

アブラーズのDVDの編集

これはやばい

スゴ過ぎ

バンドとしての強力なライブ「完全版」はもとより

「おまけ(これはおまけにしては面白すぎる、自分だけのモノにしたい、実は・・・)」がやばい



トオル、ユウジ、ナオユキ、クロベエ



ある時期を疾走し

「熱を共有」した男だけが醸し出せる“グルーブ”

同じ楽器でもこの男達でしか出せない音

リズム

音楽のみならず「魅力ある実存」としてのチャーミングさ



全体で4時間は軽く超える分量でありながら

これは久々に理屈なくのめりこめるエンターテインメイトだ



友人だからいうわけじゃない

「この人たち、ほんとに面白い!」







毎日、徒歩約1時間

2004年02月28日

土曜日

いやー

「読み物」が増えてきた

原作候補本だったり

参考本だったり

資料だったり・・・



もともと何でも面白がるたちなのでついつい仕事を忘れてのめりこんでしまう

まあ、もちろん、1ページも読めないものもあるが・・

の、合間にかんたんな英語の本(中学生レベル)







これからプール

ほんとに子供みたいだ





「ピカ☆☆ンチ」公開間近!

2004年03月01日

新宿で

日曜日、午前中からマツナガと西新宿のロイホーでメシ





午後から新宿のグローブ座で

「ピカ☆☆ンチ・昼なのに前夜祭」

まず上映

はじめて一般のお客さん(抽選)に見ていただく

狙い通りでもあり狙い外しもあり

おおむねいいカンジのリアクション

私も久々にみて、あらためて、楽しむ



その後、河原さん、井ノ原君とトーク

そして嵐登場

会場興奮の坩堝!



終了後パーティ

バカウマのいなり寿司をバクつきメシ

久々にあう人々もたくさん

(特筆すべきびっくりひさびさー!も・・)

楽しい楽しいグローブ座でありました





本日より映画「ピカ☆☆ンチ」公開!!

ぜひごらんあれ

嵐ファンでなくても楽しめます!

嵐ファンは何度でも見れます!





その後、またしても西新宿ロイホーでメシ





東口にまわりコインパーで夕寝

トイレ探して公園

なぜか男がやたら徘徊している公園

何人かの男になぜか、じとっと見られる

ここは・・・



タイニイアリスで

TRASHMASTERSの「TRASHMASTERMIND」

演技者にも登場し

最近我々の間で話題の劇団

私ははじめてで

TSUTSUMI'S LINKの時に出演していたワタナベシンイチロウ氏、昔ワタクシがプロデュースみたいなことをしていた元歌手・田口理恵さんが、出演しているので見せていただくことに・・・



素晴らしく“志の高い”劇団

最近、さまざまな若い劇団に感動させられるが

ついに“恐るべきDNA”を持った劇団登場

一般的な演劇言語ではない硬質な言語の裏に

「巨大な闇」を見せつける

戦慄した

独特の「危険な匂い」を感じる

やばい

やばいぞ





終演後、劇場の近所で

主宰の中津留氏や劇団の皆さん、田口さん、ワタナベ氏らとメシ・・

って何べん食ってんだよ

今日は太る



そしてけっこう深い時間まで飲み

中津留氏が本日誕生日ということでご一緒させていただく

いろいろ語り合う

楽しかった

千秋楽がんばっていただきたい





今週もまたはじまる

謙虚にがんばろう

2004年03月02日

少し風邪気味

・・・なのでプールをキャンセル

でも打ち合わせはキャンセルできない



「縁起物」いや「演技者」の打ち合わせ

「猫☆魂」の西永さんと

どんどん面白くなるが演出方法がまだ浮かばず

天から降ってくるのを待つことにする

ぎりぎりになるなあ

コバヤシよお(大根風)



今夜は某超大手レコード会社で、あるスーパースターと話し合い

内容はいえません

緊張する





その後、深夜アブラーズDVDの仕上げ

がんばります





そのうち空趣味投稿できるようになるでしょう

またみなさんどんどん送って下さい



ちなみにトップページの2枚の写真は

映画「恋愛寫眞」の時に撮ったNYの写真です

未発表の写真が恐ろしい枚数ストックされているので

そのうちどっかで吐き出したい







なんだか毎日ラーメン食べたい

不思議だ

いつもはそんなに惹かれないのに、、、

体質が変わったのか

2004年03月04日

風邪は

そんなにひどいカンジではないのだが

なんか1日半ぼおおおおっとしていた

プールの予約もキャンセル

少し寝ては、某有名プロデューサーにもらった

「ニシノユキヒコの恋と冒険」を読む

もちろん“ユキヒコ”の部分が気になるので・・

最初はかわいらしい短編集だなあ・・・と

読み進むと“西野君”は“ユキヒコ”になり

なんだかとても恋愛不器用なやつという章もあり

おもはゆいのであった

もちろん自分のことでは、まったく、ない

そんなわけない・・

 

そしてごろごろばかりもしてられないので

思い切って品川の映画館(いつも空いている)に

「赤い月」と「ゼブラーマン」を徒歩で見に行く

だいたい邦画はあまり見ないのだが

今日は自分的に“邦画デイ”なのだった

けっこうぐずぐずして劇場に着いたら

なんと女性だらけ

なんと今日は全国的(?)に“レディースデイ”なのであった

知らんかった

(名古屋弁)

ゆったりと一番後ろの席を買う

(全席指定)

両方とも男は私をいれてほぼ数人

女性客がほとんどで、一人で来ている人と、二人連れ

だいたい

そんでもって上からお客さんの後頭部をじっと見ていると

ある法則に気づく

「一人できている女性客は“黒髪”」

「二人連れ、あるいはグループは“染めた髪”」

「ちなみに一人できている女性客は英会話や他の映画のチラシを見る傾向にある、今日は『クイール』のチラシをくいいるように、くいーるように・・・」

・・・・

一番上の席の、しかもド金髪の中年にそんなくだらないこと言われたくないだろうが

事実そうだった・・・

不思議だ





映画は勉強になった

特にカメラの使いかたが・・・

自分流のドグマに凝り固まる傾向にあるので

サイズとか配置とかしっかり見たのだった

あと芝居の「間」とか・・・

まったく違う傾向の2本の映画だがはっとさせられる瞬間や

なるほどとうならせる瞬間がいくつもあり

とても謙虚な気持ちで拝見した



二本の映画の間に40分インターバルがあり

品川プリンスのレストランをいくつか覗くが

異常なほどの満員状態で驚く

駅前の小さな中華料理屋に入り

出てくるのが早そうな中華丼を注文

待っていると多分中国人の方々とその方々を招待している日本人の方々の団体に取り囲まれるカタチで相席

中国語で私の食べている中華丼がうまそうだと大声で喋っている(たぶん)

とても落ちついて食べる雰囲気ではなくなったので(何しろほとんど取り囲まれている)

半分ぐらい食べて席を立つ

日本人はなんてもったいない食い方を・・・と、思われたに違いないが

映画の時間も迫っていたのでしょうがない

自分も「惜しい」と思っているのだ

かなり・・・

きっと夢に見る





明日は久々の英会話2こま

予習しないと・・・



その後、ドラマのオーディション

2004年03月06日

二日連続で

英会話2コマ×2

だんだんと英語教師のキャラクターを飲み込んできた

テキスト主義

雑談主義

雑談半分折衷主義・・・

キャラクターに応じて切り出す話を変える

「この人には政治の話がいい」

「この人は音楽」

「この人は日本人の性格について」

もちろん私の貧困なボキャブラリーでは

“ふった”はいいが“おとせない”状況を作るだけ

しかも言いたいことを文章にできないもどかしさが先立って

「theme」を忘れてしまう体たらく

しかも発音をその都度直されるので前に進まず

特に「TH」系の歯の間に舌、息抜き系の初歩的発音に歯が立たず

玉砕の日々

かくなる上は日常英語漬け戦術で

紀伊国屋書店に行き、目に付くCD付き英語教材を大人買いして

仕事部屋、車、移動中英語漬けにしてやろうと・・・



どうなることやら

19日からいよいよアイスランド行きが決まり

その後も撮影が始まればプールも英会話もなかなか通えなくなる



あー

今だけの自己満足で終わるのか?

第二の人生の入り口となすか?

その選択は私自身にかかっているのだっ!



ってシェークスピアかよ



昨日は夜中久々にオクダイラやキムラ、マルモ、シントク、コバヤシ、ナンドらと五反田(!)で飲み&カラオケ

風邪を吹き飛ばすべく、ひさびさに歌いまくり

そしたらほんとに吹き飛んだ

それにしてもサイバーダムはすごい

はっぴいえんどだってめっちゃたくさんあるし

過去に撮ったPVとか出てくると赤面

カロリー計算しつつ熱唱





そして今日は

新宿シアタートップスで旧知の役者・半海一晃氏演出・プロデュースの「STAYずっとこのまま」を見る

「いら夏」に出ていた松尾玲央さんとか

「IWGP」にちょっと出ていた瀬戸将哉さんとかが出演されていた

生演奏と歌、演劇が融合したたいへんに品のいいステージ

役者の隅々まで細かく演出が行き届いていた

オリジナルなのに“翻訳もの”を見ているような気になる

ほどよいところで「大人の歌」が聞こえてきて

押し付けがましくない感情の行き所を作る

半海さんの人柄がよく出た“いい芝居”でした

中打ち上げにも少しお邪魔して

ありがとうございました



その後、会社に戻り仕事



そういえば禁煙も1年を過ぎ

煙草を吸っていたことも“時々思い出す程度”だが

昨日今日とものすごい煙の中に長時間いた

苦しい

臭い

いかにスモーカーが我々の周りに多いか実感

携帯の酸素吸入器を購入しようと真剣に考える

過去の“煙突のような自分”はすっかり忘れて・・・



みなさん

煙草はやめましょう!ねっ

体に悪いし、しわとか増えるし、ねっ!

でなければ



オレの前で吸うんじゃねーよ!

2004年03月08日

月曜日

天気いいなあ

あったかいなあ

日本は、厳しくないなあ・・

東京だけか・・・



土日、用事で軽井沢

まだまだ冬

雪いっぱい

我が車がいかに雪に強いか実証される

ちなみに四駆になる、スタッドレスをはいた

ニッサン・エルグランド・ライダーである

見た目はダースベーダーのようで怖いが、使い勝手は抜群で

運転しても、後ろに乗っても極めて楽だ

(この前、横、こすったが・・)

至れり尽くせりの名車だ

部分的に凍結していたが“スノーモード”で楽勝

まだ乗り始めてそんなに経たないが

かなり気に入っている



昨夜、映画「イノセンス」

すげーなー

もう2回ぐらい見ないといけないな

あまりの“深さ”にくらくらした



しかし品川のプリンスシネマにこんなに男性客が来ているのははじめてみた

日曜の21:20の回だよ・・





『演技者』の台本の読み込み

紀伊国屋書店で買った英語教材CD聞き込み

少しづつ極寒旅行準備

いくつかのドラマ、映画の本格的準備

先週休んだクロール講習続き



今週は忙しい





TBS「オレンジデイズ」HPのウエダ氏の日記が面白い

超メジャーPでありながら、常に“テレビの本質”みたいなものと闘っているカンジが素敵である

2004年03月09日

!

CDヘッドフォンステレオ(ウオークマンではない、ケンウッド)を購入し、英語漬け貫徹

だんだん独り言も英語に・・・

たいしたことは言ってない、お察しの通りに・・・

ぶつぶつぶつぶつ

客観的に見ればいやな奴である





午後イチで足どりも軽く英会話教室

さらりと雑談半分にテキスト半分

ジョークもとばしつつ(スケベネタ)軽やかに・・・





夕方、歯医者

1時間、歯石やら汚れやらを“削り取る”

煙草をやめても歯の間は汚れる

「お茶ですね・・・削りましょう」と無表情に先生

「それと、あの、口内炎がひどくて・・・」

「ああ、歯の先がとんがっているのでそれがベロにあたるのです。削りましょう」

ががががががががががが

きいいいいいいいいいん

「!(あーーーーーー=心の声)」

1時間も削っていると歯がなくなってしまうのではないか、という心配をよそに

「いかがですか?」

と、わたされた鏡に映った歯は新品の入れ歯のように、ぴっかぴか

素晴らしい!

めちゃめちゃ優秀な歯医者である

会社の近所だし、いいじゃん

「ありがとうございますっ」と元気になる







で、会社に戻ったら

!!!!!!!!!!!!



デスクに置いてある雑誌1冊

「DOOP ドゥープ」

という先日取材を受けた雑誌なのだが

なんとなんと、なななんと(うわー古い言いまわしだー)!

自分が『表紙』になっている!!!!

取材は受けたが、写真もとられたが

(言われるままに服も着た)

まさか『表紙』とは!

しかも、シカモダ!

その姿は横向きで、かっこいいスニーカーを持ち(もちろん自分のモノではない)

顔は眼鏡ギリギリでトリミングされ

たぶん“私しか私であるとわからない”ぐらい微妙な写真

事務所の連中は皆「・・・・・・いや、これ、かっこいいっすよ」「・・・そうっすね・・・」という

ちょっと待て

その「・・・(長い間)」はなんだ

なぜ素直に感想がでんのだ

それに「いや」ってなんだ「いや」って

なんか府に落ちない

もちろんかっこいいはずがない

そんなことは承知だ

私はタレントや役者ではない

かっこいい必要もない

でももう少し感想の言い方があるだろっ

不安になるだろっ



恐る恐る、じっとその写真を見る

うーん、なんだか入院患者のようだ

点滴のキャリアーとか持っていそうだ

日曜にお見舞いのダチが来るからパンツはいた・・・みたいな・・・

(撮った人すいません、あまりに動揺したんで)



しかし本文を読んだら納得

きちんとテーマを整理し、私がどんどん脇道に外れても

“テーマ性”が浮かび上がる

(本文にも写真がある)

いい記事だ

正直で丁寧だ

好きなカンジである

ちょっと、かなり、おっさんくさいが

(おれがそうしたのか、おっさんだからしょうがないか)



最近「ピカ☆☆ンチ」絡みもあって結構取材が多い

「ぴあ」「ピクトアップ」「東京人」「日経エンタ(←ちょっと調子悪くてうまく喋れなかった、“失敗の美学”がテーマなのだが、視聴率的な失敗は必ずしも“失敗”ではない、ということを言いたかったが、途中でわからなくなってしまって・・・すまん)」「GALAC」「NAGOYA発」etc

基本的に取材は苦手

うまく喋れないから

後でいつも後悔する



たまに表紙にもなったこともある

もちろんむちゃくちゃ恥ずかしい

しかしその内容が仕事に特化していればいい

でも今回はそうじゃない

「散歩」の話し・・・なのであった

そかも“かなりかっこいいファッション誌”!

いやーマジ照れくさい



すいません

取材された方、不満じゃないんです

ほんとにびっくりして、コケそうになりました

私でいいんですか?というカンジなのです

売り上げに影響しませんか?

もっとかっこいい男いっぱいいるのに

こんな腹の出たおっさんじゃなくても・・・



いや、ありがたいことなのだ、きっと

こんなことはもう二度と無いのだ・・・

ファッション誌の表紙だよ!

スニーカーとかばんばん載ってるのよ!

こうなったらこの日記を呼んでいる皆さん!

ぜひ「DOOP」今月号購入してください

株)リットーミュージックより絶賛発売中!

「Beatiful sneakers for men

やっぱり履きたい!飾りたい!大人系マル美スニーカー180」だ!どうだっ!



そして笑え

オレを笑うのだ!



仕事する気になれん

ぼーーーー

2004年03月10日

ううう

みなさんの暖かいコメントに感謝である

嬉しい限りだ



でもみなさん

私は監督業

「かっこいい」必要はないのだ

「ロード オブ ザ リング」の監督を見よ

・・・

それなりにかっこいいか・・・

要は結果としての「作品」こそすべてでして・・・





とにかく「自然に魅力的」といわれるようがんばります

2004年03月11日

歩く歩く歩く

昼過ぎに会社(品川に近い高輪)を出て

白金高輪にある英会話教室に歩く

約30分

同じ町内なのに時間かかる

坂も多い

途中に蕎麦屋と自転車屋と電器屋とパン屋がちょうど3軒づつ

ピーコックが2つ

週に何回も歩くと信号のタイミングとかわかってくるから不思議



教室で2コマ

今日は始めての女性の先生

ニュージーランド出身

英語圏の人は各国ほとんどいるが、それぞれ微妙に発音が違うので少し戸惑う



その後、また徒歩で目黒駅に近い白金の会社の分室へ

豪邸並ぶ路地をとぼとぼと

シロガネーゼがうろうろと

行き止まりの路地も多い

なぜか通行人は皆、犬の散歩



そしてプラチナ通りの有名な蕎麦屋「利庵」

一人じゃ淋しいので打ち合わせで先に来ていたマルモ監督を呼ぶ

この世のモノとも思われないほどうまい「手打ち蕎麦」2種類

そこまでしなくていいですよ、というくらいうまい「出汁巻玉子」

そんな気の効いたことしなくても、と言ってしまう「蕎麦寿司」

これは芸術である、とはっきり言い切れる「かきあげ」

などを一気に食い、ふーー

この店は十年ほど前からちょくちょく来ている

いつも人が列をなしているが昼下がりは比較的空いている

大好きな店だ





東京では見れない作品のセット打ち合わせ

ちょっと変わった作品で

たぶん見た人は私の作品ではないだろう、と思うような作品

面白くなる

詳細はそのうち・・・



そして目黒通りから黄昏の裏路地をてくてく抜けて

空趣味しながら

高輪の会社に戻る

軽く4〜5キロは歩いた

足が棒のようになったが、暖かい1日だったので満足



そして会社でもろもろ

2004年03月12日

金曜日

仕事がたてこんできた

デスクにたまっていく脚本の山、資料の山

準備中の仕事、企画中の仕事・・・

連続ドラマ、スペシャルドラマ、映画、ドキュメンタリー、舞台、音楽ビデオ・・・

オリジナル、原作あり・・・

アイスランド出発まで打ち合わせやら打ち合わせやら打ち合わせ

その間に水泳と英会話を無理矢理押し込む

水泳はもうちょっとで完成と指導員先生様がおっしゃっているので、もう少しだろう

やっと息つぎができるようになったし

がんばりまっする

2004年03月15日

タイムマシン

長く仕事をしているとこんな幸せな週末も来る



土曜日

「とある」テレビ局で「旧知」のプロデューサーと「ある新しいドラマ」のオーディションの続き

たくさんの子役たち・・・





夜、渋谷、シアターコクーン

「シブヤから遠く離れて」

ご存知、ニノと小泉今日子さん

勝村政信さん、勝地涼君、蒼井優さん、杉本哲太さん他素晴らしいキャスト・・・



いやあ、ほんとに素晴らしかった!

科白を聞きながら『想像』に支配されていく

眼前のリアルな演技者の時間軸と

自分の頭の中の時間軸が

離れたり交差したり・・浮遊する

頭脳が美術セットに入り込む

そして周到な結末が“強制”され

自分がその空間にいたこと、客であることを確認する

脚本も演出も私が何か発言するのもおこがましい

尊敬どころか「手の届かない」仕事だ

神の域だ

ただその素晴らしい、文字通りの“装置”にいることができたことをひたすら幸福に思うのみだ



ニノは素晴らしかった

終演後、きっちり本人に伝えた

伝えるべきだと思った

そしてコイズミさん(あえてカタカナで)

かなり昔コイズミさんのコンサート演出を何本もした

めちゃくちゃ楽しかったし、なにか時代が大きく動いている途中だった

そのころ、彼女は単なるアイドルを超えて「ある象徴」だった

自然体だけどものすごいパワーをもっていた

その「気」に触れるだけで仕事をしている充実感があった



コクーンの舞台に立ち、動き回る彼女を見てその記憶がダブった

表情や手や足の動き・・

その既視感

現在関係の深いニノと同じ舞台にいらっしゃるのはとてもとても不思議だ

長く仕事をしていてよかった

こんなことも経験できるのだ





そして日曜日

「ある新しいドラマ その2 その3」の脚本の読み込み



夜、新木場スタジオコースト

「アブラーズ 自給自足ツアー 最終日」



2階からカンパリソーダを飲みながら見物

なんだかうれしくてニヤニヤしてくる

超満員のお客さんたち(何千人か?)

トオル

ユウジ

クロベエ

ナオユキ

このメンバーでしか出せない音

まさに“ファミリー”の音楽

それはザ・バンドやスティーリーダンに近いイメージだ、オレ的には・・・

ここもなんと幸福な空間なのか!

メンバーとオーディエンスが“楽しむ”ことを分かち合える素晴らしいステージ

ひとつの時代を共有した共犯意識

そして現在形の“大人のトンガリ”



続けて欲しいバンドのひとつだ



ちなみに同じ場所でライブ撮りしたDVD

絶賛受付中である(クレッシェンドHP参照)

この空気感をそのままパッケージしたつもりである

そして1時間半以上の「おまけ映像」

これはもはや“大作”である

ぜひ予約を!







で、

このステージのアンコールの2回目

とんでもないことが起こる

多分、その興奮や感動はうまく書けない

ただ「涙」がでた

藤井フミヤ 登場・・・

2曲熱唱

会場パニック

ただ「涙」・・・



とんでもないことだ

長く仕事はするもんだ

もう見れないと思ったことに出会える





終了後、打ち上げに参加させてもらう

アブラーズメンバーと談笑

ひたすら楽しい

何の説明の要らない関係

フミヤ氏ともしばらく話し込む

チェッカーズでロンドンに1ヶ月行ったことを思い出す

彼らも単なるアイドルではなくある「象徴」だった







現在と過去が入り混じった週末

そしてまた新しい月曜日が来る





この幸せな土曜日と日曜日を胸に、またとぼとぼと歩き出そう

2004年03月17日

25メートル

風が強い

春の匂いがする





空趣味投稿復活

手軽に撮って送ってください

もちろん「空」の写真ですよ

私もどんどん撮ってます

あさってからアイスランド

どんな空なのか・・

楽しみっす







昨日は英語レッスン2コマ

「演技者」関係打ち合わせいろいろ

“アイスランド行き”確認いろいろ

「風強い、寿司屋一軒、レインコート用意、ドルに両替しなくてよい・・」

断片的情報集まってくる

レイキャビック(首都)の天気予報はあまりよくないがくるくる天気が変わるらしいので

オーロラはどうなのか?

不安と期待





4月に、ドイツはフランクフルトに呼ばれる

日本映画の特集上映週間イベントで・・

何年か前、ケルンで同じような企画があって、参加した時に、この街には寄った

面白い街だった

2月にサンフランシスコ映画祭に呼ばれたが

腰が心配で行かなかった

今回はリベンジ

「2LDK」「HIJIKI」「恋愛寫眞」と3本上映してくれるらしい

楽しみだ







今日はシブヤパルコ「白山眼鏡店」で発注した眼鏡の受け取り

かわらない丁寧な対応に頭が下がる

ほんとにいい店です

で、今してる眼鏡のちょっとした修理の間に地下の本屋で本、大量購入

「パルコブックセンター」ってもうないの?

面白い本買ったがそのうち紹介します



「演技者」の取材



夕方、水泳指導の12回目

今日は山場だった

美人指導員タカダ先生の教えかたがめちゃくちゃうまいのでなんとか今日25メートル行けそうな仕上がりだったのである

今週から海外、戻ってドラマ収録が続くので

どうであれ今日が一区切りなのであった



前回はうまくいった

なんか「クロールのコツ」みたいなものが垣間見えた

「来週は25メートルイケますよ、それがイケたらあとはかんたん」とタカダ先生

泳ぎそのものよりもストレッチを中心にして、私の体力に合った「水への慣れかた」を教えていただきつつ、最短でクロールを取得する方法

そして優しくもなかなか厳しい

先生が「はいっ!」と手をたたくと条件反射的パブロフの犬的に水に突っ込んでしまう

「演出されている」のだ



そして今日

私も気合が入っていた

いつものように軽くストレッチから

バタ足、手、いきつぎ・・といつもより早いペースで進み

「じゃあ総合的にやってみてください」と先生

気合十分で泳ぎ出すがなんかうまくいかない

ばらばらで、たたきこんだつもりの“基礎的動き”ができない

やればやるほどうまくいかない

しかも今まで感じなかった「疲れ」を感じる

呼吸もきつく、足もつりそう

先生も「?」ってかんじだ

軽く25メートルイケそうだったが

チャレンジしても18メートルぐらいで続かなくなる

しかもへとへと

あせった

今日できないともうしばらくないぞ・・・



中学生の時、かっこよく泳げずみんなに笑われたトラウマが頭をよぎる

水泳大会で「かっこ悪い平泳ぎ」をギャグにされた

スポーツも学問も優秀な人々がとりわけ多い中学だった

私は何もできなかった

その中学の隣に住んでいただけなのだ

そんなとこに行きたくなかったのだ

級友がみな「大人」に見えた

逃げ出したかった

水泳や勉強やいい高校やバレーボールやバスケットやテニスなんてくそ食らえだ

オレはそんなものが関係ない世界で生きるんだ・・・

だから水泳を覚えることを拒否していたのだ

それを面白がられて無理やりリレーとかに引っ張り出された

笑われるために・・

必死で泳いだ

自分なりに・・・でもだめだ

ううっ溺れる・・

「あははは」笑う級友たち

笑うなっ、オレはあんた達の人生とは違うんだよー・・・



現実に戻る

塩素の匂いが鼻を突く

30年経ってもまた「笑われる」のか

くそー

そう思ったらなんか力が出た

がむしゃらになった

力は出なかったが最後になんとか25メートル泳ぎきった

でもリズムはばらばら

形もひどい

「クロールらしき泳ぎ」・・・

ほとんど溺れている

腹の出た金髪の中年が必死に、無様に、歩くぐらいのスピードで・・・

でもなんとか泳いだ

たかがクロールでこんなにもぼろぼろ

ああ、かっこ悪い



でも満足だ

これは始まりなのだ

30年ぶりの復讐なのだ

相手のいない、自分への復讐・・

バカみたいだがやらねば・・・



なんてね

でもタカダ先生ありがとうございます

まだまだがんばります

2004年03月18日

さて

水泳の疲れを癒す間もなく

打ち合わせ打ち合わせ

台本台本



夜はロンドン在住の大物日本人ミュージシャンと会食



そして現在23時

これから仕事の最終整理

荷造り

ハイテクババシャツとかハイテクパッチとか

ホッカイロとかスノーブーツとか

デジカメ

あーあ徹夜だな



明日はスカンジナビアエアーでとりあえずコペンハーゲン

その後レイキャビック

どうやらPCはめんどくさそうなので持っていかず

帰ってからどばっと吐き出します

(もとい、もしかしたら繋がりそうなので、もしかしたら現地よりネットします)



みなさん空趣味投稿はこの先1週間はほどほどにお願いします

量が多いと見るのにたいへんになるので

よろしくね





では

来週金曜日まで行ってきます!!

2004年03月21日

繋がった

やっと繋がった

何とか無事です

ものすごい大都会なのだ

詳細は7時間後に!

すごい!



精力的にあちこちまわっている

かれこれ成田を出発してからずっと起きている感じだ

4時間に一回、30分ほど失神するが

あとはいろいろ

詳しい旅行記は帰ってからにしようか・・・



今は夜中の0時35分

さすがに眠い

寝よう

またすぐ起きてしまうのだろうが・・・





さっき撮ったばかりの収穫を一枚公表する

ほんの一部だが・・・





明日はレイキャビックを出てディープなツアーに出発

基本的には下見なのだが

この企画、成立させたい

それだけ興奮する国だから・・・

ぐっすりと



寝てしまった

もう時差ぼけは取れたのか

はやいな

いや、帰ってからがしんどいのだ

暴れまわっていないと(仕事的にね)取れないのだ



今日も晴天

風強し



アイスランドといっても

海岸沿いの首都には雪はない

極地なのにみんな薄着である

私もNY対応の極寒セットを持ってきたが

あまり役たたない



しかし今日からの「奥地探訪」はそうはいかないらしい

フル装備でいざいざ!

2004年03月23日

うーーーん



すごいところだ

旅行をしていてこんなにも数時間おきに“感動”がやってくるなんてはじめてだ

だいたい何日かで慣れてしまうのだが

ここはとんでもない

精力的に「走った」



不思議な極北の現代都市

美しい巨大露天風呂(豊島園のプールくらい大きい、ほんとだ)

プレート(大陸がのっている巨大な岩盤)の生まれる場所(年間数センチづつ動いて地面が文字通り裂けていく)

世界で一番最初の国会

息を飲む美しい火山湖

巨大間欠泉

凍りつつ膨大な水量の滝

いくつもの地球規模の氷河

大草原の中のホテル

広大な火山灰の海岸

怒涛逆巻きアザラシ、クジラの跳梁闊歩する北極の海

180度の半円の虹に祝福される巨大な滝



そして毎夜のノーザンライツ=オーロラの妖しい動き



氷河と火山とプレート移動と北の緯度と磁力と太陽と海が作り出した奇跡の島は

私などの想像力と視覚のサイズをはるかに超えている

そこに何があるかといわれれば

「地球と、ほんとうに感動するくらいおいしい水」としかいえない・・・





来てよかった

できればこの感動を作品にしたい

それが私の仕事だ



残りも今日一日

今日はレイキャビックで取材いろいろ



オーロラはマイナス5〜7度の中、三夜計12時間立ち尽くした甲斐あって

素晴らしい記録をゲット



関係者の方

お楽しみに

やばいよ

2004年03月24日

あと・・・



数時間寝て空港へ行き

コペンハーゲンでトランジット4時間!

そしてSAS(このエアライン、サイコーっす)で成田へ

25日の午前中に帰国



あっという間のアイスランドもおしまい

その日の午後から元通り

まるで浦島太郎のように・・・

頭を切り替えて「演技者」とかいろいろ

飛行機の中でやることたくさん

でも寝ちゃうだろうなー



とにかくいい旅だった

少年の頃からの夢だったので

時間はかかったが実現

次の夢はまたどんどん沸いてくるが

これはこれできちんと対象化して

「作品」にするつもりだ

いろいろお世話になったオオタニさん

アラさん

ありがとうございます

またお会いしましょう!



「旅の記録」はそのうちアップします

お楽しみに



ではこの日記も帰国後に・・・







いかりやさんのご冥福を心よりお祈りします

ほんとうに残念です

子供の頃からファンでした

少しですがご一緒できたことは私の一生の宝物にします

2004年03月26日

いそがし

いっぺんにばたばたと、ハチの大群が向ってくるように、やるべきことが襲いかかる

がんばらなくては

時差ぼけで食事のリズムばらばら

ああ、プールで泳ぎたい

いやいや、まだクロールは完成してないのだった

もう一回、やり直しだね

時間空いたから



はっぴいえんどボックス

すごい!

そこに“私”の10代後半が全部つまっている

全部だよ

だって一日中何年も聞いてたから

2004年03月28日

久々に・・・

リハーサル

フジテレビの「劇団演技者」である



“久々に・・・”というのは二つの意味がある

ひとつは私はドラマのリハーサルというものをほとんどしたことがない

スタジオを使わないし、そもそも現場に行かないと盛り上がらないタチなので「ドッグヴィル」のような環境では何も浮かばない

日テレの「ポケベルが鳴らなくて」以来か・・?

それは古過ぎるか・・・



もうひとつは今年になって久々の具体的に演出する仕事だ

取材や舞台挨拶や無数の打ち合わせや習い事や旅行ばかりの“夢の三ヶ月”が終焉し

“地獄の、いや、いつも通りの仕事ライフ”に復帰した

あーあ・・・



しかしこの数ヶ月で味わった自分への貯金を大事にして(もちろんもっともっと貯めこむが)

一つ一つの仕事を丁寧にやっていきたい

何しろやっと25メートル、クロールで3回も泳げたのだ

ぜんぜん泳げなかったのに・・・

ううっ、うれしいっ(涙)

でもまだまだだ

英語なんてまったく恐ろしくまだまだで

お恥ずかしい

仕事の準備と並行して英語の学習と「脳を鍛える大人のドリル」を断行する

プールにも行くっ!

がんばるぞっ

なっマツナガッ!



明日もあさってもリハーサル

そして部分撮り

(なんと明日は私がフォトグラファーをやる)

出演者もめちゃくちゃ楽しみ役者さんばかり

(超意外な人物も含まれている)



そして連続してある「変わった深夜ドラマシリーズ」と

ある「かわいらしい2時間ドラマ」に突入する

新しい出逢いが連続して私自身も大変楽しみだ

がんばります

お楽しみに



空趣味

アイスランド旅行記鋭意制作中!

2004年04月01日

風邪ひいてた



風邪ひいてた、けっこうきつかった

疲れていたのか、「仕事拒否症」になってしまったのか・・・

知恵熱みたいな・・・

何日かしっかり寝たら、なおった

アイスランドの夢を見た

(写真はレイキャビック、小出しその1)





おかげで何日か前のセンチメンタルシティロマンスのライブに行けず

このバンドは私が高校生の頃から一貫して名古屋を拠点として活動する「超長生きバンド」だ



名古屋時代、何度もライブを見た

なぜか「暗い時代が終わった」と感じた



23歳の時、はじめて音楽番組のADになった時、竹内まりやのバックバンドをやってらして、銀座の狭いスタジオで再会し(一方的だけど)

感動!



33歳の時(多分)NYはカーネーギーホールで加藤登紀子さんのバックバンドで渡米していて再会し(まったく一方的に)

感動!!



そして最近出されたアルバムがとても素敵で

感動!!!



やっときちんと「仕事したい」なあと思い、だからライブに行きたかったのである



「名古屋人」だから・・・というわけではなく(私は正確には名古屋人とはいえないし)現存する“最古のロックバンド”という意味でめちゃくちゃ尊敬する

「あの頃」のバンドには生涯私を惹きつけて止まない“何か特別な磁力”が存在する

はっぴいえんどボックスの佐野史郎さんの世代的偏愛にも、ものすごく共感できるし、私は私なりの「恩返し」あるいは「遅すぎた回答」ができたらいい



そんでもってその次の日、tsutsumi's linkの頃から世話になっている役者小西さん率いるバチカンブラザーズのライブに行けず

なぜか何度もチャンスがあったのに一度も参加できず

悲しい



そして昨夜生瀬さんの舞台にも行けず

ほんとにすいません

くやしい



明日からは「劇団演技者」の収録

何しろ3ヶ月ぶりの撮影なので万全を期した

(てゆーか現場のほこりにまみれれば直っちゃうんだけどね、いつもそうしてきたし・・・)



うなされながらも「マッチスティック・メン」「パンチドランク・ラブ」

いっそう“落ちる”

そしてそれが気持ちよかったりして・・・

人間の『境界』ってなんだろう

2004年04月03日

ウエダさん!

そんなこといわずに一緒に新島行きましょうよ!

がんばりましょう!

私もなんとか泳げるようになったのですから・・・

復讐はこれからです!



すいません

私信でした・・・





「劇団演技者」

撮影絶好調!

昨日、クランクイン!

そしてなんと本日クランクアップ!

・・・・・

が、がんばるぞ!

2004年04月04日

終わった!

2日間の格闘終了!

あらためて役者の素晴らしさを考えさせられる

皆さんお疲れ様!



風邪は治ったが

咳、止まらず

2004年04月06日

散りゆく桜とうすら風邪

鼻ムズ、くしゃみ、咳・・・

これって風邪??



何種類かの脚本を読む日々

「方向」を模索する重要な時期



水泳は休み

英語は今からふたこま

そういえば来週はフランクフルト

どんな映画祭なのか?

2泊4日?

「JAM FILMS」

「2LDK」

「恋愛寫眞」と3つもかけてくれるらしい

楽しみだが少し体調不安

先日の参加できなかったサンフランシスコ映画祭の二の舞は避けるべく、気をつけよう

2004年04月08日

やばい

ますます悪化

病院に行くも咳止まらず

本日東放学園の入学式で少し喋る予定だったがキャンセル

そのほかいろいろキャンセル

大迷惑

ほんとすいません皆さん

なんとか今日中に治したい

2004年04月09日

重要な週末

なので、昨日は病院で慎重に

知り合いにいろいろ聞いて「咳」や「咽」に強い医者を探し

日比谷の“演劇界御用達”のような病院に

なかなかきりりとした先生で

レントゲンの結果を観て

「うーーーん、なんだこりゃ どっか行ってた?」といわれたのはびびったが

処方していただいた薬はよく効いている

特にシール式の『気管支拡張剤』が効いているのか咳は治まっている

そういえば禁煙もシール式で成功

私はシール野郎なのか

(ポキールってシールだったか)

昨日は大迷惑だったがすべてのスケジュールをキャンセル

今日は朝から会社の全体会議には出席し

その後の予定(主に編集だが、そりゃそうだ、来週放送だ)はがんばるつもりである

がんばれれば、なのだが・・・

今夜、明日とちょっと抜き差しならないパーティーやイベントもあり

今月来月撮影する作品の脚本、キャスティング的にも重要な週末

フランクフルトは微妙だが・・・

とにかく長い調整期を終えて本格復帰する端境期に体がいやいやしているのか

そんなにかわいくないか

とにかく、この風邪だかアレルギーだか疲れだか更年期障害だかよくわからないすっきりしないカンジに早く終止符を打って

仕事バンバン!水泳バンバン!散歩テクテク!に戻りたいものだ

心配コメント頂いたみなさんありがとうございます

新しい4月に辛気くさい日記ですいませんが

共にがんばりましょ

2004年04月11日

わさわさと

編集やら衣装合わせやら打ち合わせやらオーディションやら



昨日はトリックのDVD発売記念イベント

咳き込みながらもトーク

「気管支拡張剤」をのんでいると結構へらへらなカンジになる

そんでもってへらへらなトーク

それなりに面白かった



春がきて

うきうきとする季節なのに咽や胸に何か不安なものがあるイメージ

ちゃんと精密検査すべきであろうが

びっしりとスケジュールがつまっている

来週も水曜日からフランクフルト強行軍

とほほ

仕事の話をしているとスタッフみな集まってくるが

「調子悪いんだよね〜」というとみんな散っていってしまう

うー

ま、いつもぐちゃぐちゃと

「気持ち悪い」だの「眠い」だの「腰いて〜」だの「朝だし〜」だの「午後イチはつれ〜」だの

訳ワカンナイ言い訳してだだっ子のように迷惑をかけているのでしょうがないが

じわっとぼわっとしている気分の時に

「監督、これとこれとこれはど、ど、ど、どうしましょう!」と元気に問いかけられるとムカつく

人の顔色見ろって!

質問している助監督達は時間なくて切羽詰まっているのだが

私も私でアイデアをひねり出すのにけっこうエネルギーがいる

だからカンジ悪い対応をする

調子のいい時はこっちから相手を捕まえて

「どーすんだよ〜」とおんぶおばけするくせに、、、

ほんとに勝手なオレだ

いつでも24時間、晴天のような気持ちでいるべきだ

爽やかに明晰に皆の期待に応えるべきなのだ

修行が足りん、、、、







ウエダさんも調子悪そうですが、がんばってください!

「オレンジデイズ」応援してます

みんな見ろよ!

「オレンジデイズ」!!



ウエダさん

夏の終わりに落ち着いたら行くよ!新島!

船底に寝て

民宿に泊まって

泳いで

花火して

ひもの食って

自転車乗って

コパトーン塗って

プカシェルして

夕陽見て

誰もいない浜辺で語り合って、、、、



そして、、、





うおおおお青春だああ







何いってるんだ

気管支拡張剤が効いているのか、、、





ま、だましだましがんばります

今週「劇団演技者」オンエアーだし

へんなドラマまた作ってしまった

うしし

面白いよ

2004年04月13日

今夜・・・

今夜25時18分「劇団演技者」オンエアー!

2004年04月14日

今日14日

日本映画が特集される映画祭のため

ドイツはフランクフルトへ

「2LDK」も配給されるらしいし・・・

2泊4日

土曜日には帰る強行軍です



飛行機とホテルで読み込むべき宿題たんまり



行ってきま〜す

2004年04月19日

友人・吉野晃章氏の早すぎる死を悼む

1986年からの業界の戦友の死を悼む



数年間、闘病生活をされていたが

ついに逝ってしまった

思えばとんねるずの「コラーッ!とんねるず」からの付き合いだ

紆余曲折あって最後は別々の会社に属したが

ソールドアウト時代から「笑い」を共有できる一番の友人であった

共に「腕一つ」で生きぬいてきた

これからの人であった

皆を幸せにするムードメーカーでもあり

「真剣な“遊び”の心」を知っていた奴だった



最後の仕事は昨年テレビ朝日で放送したコント番組「ゴッホの耳」だった

久々の感覚がとてもとても楽しかった

なぜなら彼がショウビジネスは「楽しむこと」という初心を思い出させてくれたからだ



彼の姿、彼の笑い声を思い出すにつけ

とても残念であり

とても悲しい



どうか安らかに眠ってください



堤幸彦

数奇な数日間・アンラッキーデイズ??

水曜日

JALでフランクフルトへ

夕食で和食をオーダーするも、おかずは出てきたがメニューにあるご飯と味噌汁は出現せず、デザートタイム

担当のフライトアテンダントさんにこそっと「ご飯はつかないんですか?」と聞くと一生で最大の失敗のような顔をされ

「もーーーーしわけありませんでしたあああ」と・・・

ソッコウ、ご飯と味噌汁にありつけたがおかずもなくフリカケで・・・

うーーん小学生みたいだとうなだれる

(隣のお客さんも同様でした)

もちろん飛行機を降りるまで謝られ続け、逆に恐縮



フランクフルト到着後、そのまま今回のフェスティバル

「NIPPONCONNECTION2004」の会場のゲーテ大学へ

手作りの学園祭ノリの楽しげな雰囲気

折からの咳は止まず病院の薬飲みまくり



開会式で挨拶

とりあえずギャグなど飛ばす



主催者も独日さまざまな人々で

会場も客であふれかえりまるで学生時代に戻った気分



途中仲良くなったアーティスト・ウエダ=ニイミ夫妻(なんと劇団演技者のタイトルバックのクリエーターだった!知らなかった!)と徒歩でホテルへ



チェックイン後、夫妻と以前も行ったことのある中華料理店へ



近くの駅などをうろうろ



ぐっすり寝ようかと思っていたら東京から電話

友人の訃報を聞く

すっかり落ち込み

眠れなくなる





木曜日

夜明け、マイン川まで徒歩15分

じっと太陽が出てくるのを待つ

写真を撮り続ける



その後朝食



地下鉄で会場へ

かんたんな顔合わせ

ウエダ夫妻とこの日から会場入りした「美女缶」のカケイ監督と徒歩で市内観光



途中私だけ戻り取材、いくつか



「JAMFILMS」の上映

舞台挨拶

ギャグいくつか



終わって熱心な質問いくつか



夕方、スタッフと地下鉄で本格的ドイツ料理

うまかった



会場に戻り

取材いくつか



夜、「荒神」「2LDK」の上映

舞台挨拶

ギャグばかりの挨拶



へろへろになり上映を見ずにホテルに戻る

爆睡





金曜日

ホテルで朝食

共に招待されていた長澤プロデューサーと

海外での映画制作の可能性についてパワーブレックファースト

といっても一方的に私の企画を聞いてもらうのだった

同じレストランでウエダ夫妻と再会

「2LDKバカウケしてましたよ」との報告を聞き

素直に喜ぶ



そのまま迎えの車で会場へ行こうとしたら

なんと信号で止まったその車に

後ろから来た前方不注意のタクシーが激しく追突!!!!

首ががっくんと・・・



いろいろあったが事故現場はドライバーと警察にまかせ

駆けつけた日本人スタッフと病院へ

ムチウチの可能性があるので

レントゲンを撮り

診察をしてもらう

医師は最初「今夜の搭乗は止めることを勧告する」

といい言葉を失ったが

レントゲン写真も見た結果

「どこも悪くない、気をつけて」でおしまい

ほっとする



そのまま会場に戻り

顔見知りになったスタッフからの

「大丈夫?」連続攻撃の中

取材何件か





夕方、後ろ髪を引かれる思いで会場をでて空港へ

ラウンジで2時間ぼおおおおっとする



搭乗

荷物をまとめベルトをすると

あのご飯忘れアテンダントが!

「あっ先日は失礼いたしました!お早いお帰りで・・」

丁寧な対応で心温まる



フライト中ほとんど爆睡

首の痛みも咳も治っている(気がした)



土曜日

成田到着

そのまま友人が安置されているお寺へ

帰らぬ人となった友人をみて絶句

手を合わせる



そして「劇団演技者」の編集



日曜日

今月撮影をはじめるスペシャルドラマの衣装合わせで某テレビ局

夕方「スター誕生」観劇で青山

終演後、楽屋で久々に仲間さんと会う

理屈ぬきで楽しめる大掛かりなエンターテインメント

楽しかった

そしてはじめての舞台に堂々と立つ仲間さんに感動



その後、衣装合わせに戻り

夜、またお寺に

すこしゆっくりと「話」をする





その後、ばたばたと自分のこといろいろ



写真はまたアップします



 

とても長かったこの数日

一生忘れないこの数日・・・

2004年04月22日

夏か

あわただしく葬儀が終わり

なんだか「めちゃくちゃだった俺達の`80年代」が終わった気がする

いろいろ悲しかったが、そう思う

故人のぶんまで生きていこうと思う

どうであれ、次の時代を・・・





「劇団演技者」を仕上げまくり

7月に放送になる“ちょっと変わっていて、しかもある地域でしか見ることのできないドラマ”の突貫リハ

これが異常に面白くてハマっている



そして早くも日曜日からその本番

しかも3日間で2時間分収録!

げーーー



今日午後、阿部寛さんの出ている

「新・近松心中物語」観劇

蜷川さんの演出、朝倉摂さんの装置

もうそれだけで涙が出てくる私は、冒頭から浮かび上がるその絢爛たる世界にうるうる

阿部さんの長身はその世界に負けじと存在を誇示

しかし細やかな感情表現としなやかな動きに新しい阿部さんを発見

ほんとにいい舞台でした



その後、ドイツで知り合ったNプロデューサーと海外での映画作りの可能性についてミーティングの2回目

具体的に『ネタ』について討論





明日からは今月末クランクインする「かわいいドラマ」の打ち合わせやら別企画のオーディションやら打ち合わせやら・・・





5月に新宿ロフトプラスワンで有名俳優Sさんと「はっぴいえんどナイト」を開催する“ワルダクミ”進行中

お宝を集めておかなくては・・・





英会話と水泳に行きたいがまったく暇なく

うーー

泳ぎたい

2004年04月27日

撮影、撮影、撮影

「劇団演技者」で撮影を再開して以降

撮影の日々が続く



無我夢中で働く



体調も元に戻る

なんとまあ・・・





まだ公開できない情報ばかり

2004年04月30日

今日クランクイン

訳あってまだ内容は言えないドラマに昨日突入

「かわいいドラマ」である

た、楽しい

やっぱ現場はいい



佐野史郎さんとのトークライブやります

マニアックな内容ですがお誘いあわせの上

お越しください

(でもかなり長時間になります)

この件はまた書きます



では明日も早いので、らじゃ!

2004年05月04日

なかなか書けない

撮影ともろもろでなかなか日記が書けず

しばらくしないと見ることのできないいくつかの作品が続く

未だ情報公開には至らず

どうぞお楽しみに・・・というカンジ





映画「スクール・オブ・ロック」

サイコーである

素晴らしい

私はこのような映画を作りたいのだった

笑って泣けて、しかも“通”も唸らす

ジャックブラックたまらん

高校生時代を思い出した

Let's rock!だ!



松尾スズキ作・演出・出演「ドライブイン カリフォルニア」

言葉も出ない

どうすればあんなに「魅力的」で「美しい」言葉が紡げるのか

役者もそれぞれ持ち味が魔法のように光る

(仲村トオル氏素晴らしい、久々お会いした)

どうすればあんなに「演出」できるのか

松尾氏自ら出演しているのに・・・

初演も見て感激したが、まるで別物のように素晴らしい舞台だった

終演後、楽屋で松尾さんと少し面会

照れくさくていつもうまく喋れない

「素晴らしい」という気持ちがうまく伝わらない

小池栄子さんが「つまならそうに拍手してた」という

!そんなことはない!

大感動してたのだ

顔に出ないだけだ

ほっとけ



とにかくよかったです

はい





DVDで「友へ チング」

もう「男の世界」は日本では作れんかも・・・と思いながら見る





撮影の合間の短い息抜き

また明日からハードな日々

ううっ

身震いがするぜよ



がんばんべー

2004年05月10日

撮影佳境!

なのだが今日は雨で少し早終わり

しかし宿題がたんまり

作曲家の音源を聞き

別企画の脚本を読み

たまった新聞をチェックし

こまごまとした自分の用事をこなす



撮影をしているとあまり動かないので

体がなまる

「努力」して体を動かさないとだめだ

あと“間食地獄”になるので注意

昨日から夕食制限している

簡単に言えばカロリーの高い弁当は食べず

コンビニでモズクやトコロテンを買って食べる

けっこうな空腹もごまける

しばらく続けてみよう

体が軽くなるぜよ

2004年05月16日

仲村トオル様!

わざわざコメントいただきありがとうございます

ずっと千葉の奥地でロケやっていて

PCを開けませんでした

すいませんでした

ぜひまたお仕事したいですね!





そーゆーわけでロケからやっと戻ってきた

7月に放送される“まもなく全容が明らかになる”2時間ドラマの撮影であった

かわいいドラマ

面白かった



そして次の作品の準備に突入

その全容もそのうち・・・

2004年05月17日

久々に

事務所でこうこつと仕事

気になることを一つ一つチェック



やっぱり忙しくて水泳、英会話に行けないことが残念

2004年05月19日

もろもろと・・・

7月にTBS水曜プレミアでOAになる2時間ドラマ

「四谷くんと大塚くん」

やっと情報解禁

私とマキタさんで雑談レベルで話し合っていたマル秘企画やっと実現

プロデューサーは「IWGP」「木更津キャッツアイ」のイソヤマさん

簡単に言えば超生意気で超カワイイ、小学生探偵のお話

それに哀川翔、杉本彩、藤井フミヤ、杉田かおる、小橋賢児、白竜、永作博美・・・・素晴らしい芸達者な大人役者が参加しての、とんでもない2時間

毎日毎日笑いっぱなしの撮影でした

記録のオクダイラ(同世代女性、宮古島出身、私と組んで20年以上)はモニターの少年達を見ながらにやにやにやにや

「・・・・F2ゲットだな・・・・」

密かに思う私であった

ぜひお楽しみに





そしてまだまだ秘密企画現在進行中







今月25日ロフトプラスワンでトークイベント

俳優、佐野史郎さん、マル秘ゲストと

「はっぴいえんど」についてのマニアックトーク

時間無制限

「はっぴいえんど」は私自身の出発点とも言える伝説のスーパーバンド

結成されて30年以上

でもいまだにその呪縛から抜け出せずにいる

今回はまったく年齢も同じ、「はっぴいえんど」体験もまったく同じところからの佐野さんととことん情報交換したい

まあ、私が「専門家佐野さん」の話を聞きたいのだがね

だからドラマの話も映画の話もなし

「はっぴいえんど」とそれを取り巻く当時の音楽状況と当時の私達、それが社会的自分的にどんなにすごい事だったのかを徹底的に論じあいたいのです

だから興味のない人は「何の事?」ってカンジですかねえ・・・・

まあ食事ドリンク以外基本無料なんで御容赦!

ああ楽しみ!

2004年05月22日

土曜日なのだが・・・

「四谷くんと大塚くん」の編集

「とんでもない新企画」の勉強、準備、打ち合わせ

先日撮影した天才少女シンガー・彩乃ちゃんの新曲「知りつくしてほしい」PVの編集打ち合わせ

来週のロフトプラスワンのトークイベントの準備

「ある地域でしか見れないちょっと(かなり)変わったドラマ」の打ち合わせ

秋以降の企画の準備・・・

もろもろで忙殺されている

ほんとは映画見にいきたいー

いきたいー

ってわめいたら毛沢東にそっくりのプロデューサー・イチヤマに

「かんべんしてくださいよ」と冷静に言われてしまいました

はい・・・



昨日、慶応義塾大学のシネマ研究会の講演会に呼ばれる

偏差値が高く上品な慶応のみなさんに私のようなモノが“呼ばれる”とはたいへんに不思議なことだが

実際は講演する教室も満員で

対応も素晴らしく

気さくで魅力的な人々ばかり

私の持っていた“慶応イメージ”は大きく崩れたのでありました

ついつい調子に乗って「おっさんくさい」話ばかりで、きょとんとされた人々も多かったかしらん・・

しかし楽しくも充実した時間を過ごせました

呼んでいただいてありがとうございました!







仕事しつつも体調を維持する時間割を考えないとね

またもとに戻ってしまう

ストレッチに軽い散歩

食事コントロール・・・

がんばらねば







明日からもヘビーな日々が続くのだ

2004年05月25日

今日!

ロフトプラスワンにてトークイベント

佐野史郎さんをはじめゲスト多数

「はっぴえんど」についてのトークです

なにしろ私が話を聞きたいのです

高校生からの自分の歴史に決着をつけたいのです

わかりやすくない話です

誰も来なくてもやります

それでも「聞きたい」人はぜひお越しください

はい







昨日も一日遠隔地でのロケハン

車で行ける範囲だけど・・・

しかしこれから夏になるにつれ交通事情が悪化しそうな観光地は移動がきつい

だがロケ的に「おいしい果実がなっている」ところは遠かったりきつかったりするものだ

そんなことを考えながら移動移動



そのまま土砂降りの雨の中、赤坂に戻り

クレッシェンドの若手ディレクターに編集を頼んでいた作品のあがりを駐車場でチェック

ワンボックスの我が車に液晶モニターをこそこそ積み込んで拝見

まるで怪しい「ブツ」の取引のようだ

さらにその駐車場でオオネ氏とばったり

「あれっ、その作品、いったいいつ撮ったんですか?」

と不思議そう

魔法じゃ魔法





その後新企画のディープで楽しい打ち合わせ

新しい試みはそれなりに緊張する







さらに深夜、その若手ディレクターの待つ編集室へ

朝までごちゃごちゃと編集の指示を出したり寝たり寝たり寝たり・・・って寝てんじゃん

なんとか朝方カタチにする

気にいってもらえるといいが・・・





毎日がどんどん過ぎていく

何か大事なことを忘れていて

その「大事さ加減」の記憶すらも薄れていき

気が付くと「オレって誰だったのか?」となりそうな記憶の過渡期にいるカンジがする

「そんなことはどうでもいいだろう」という小さなことが“ほんとうに大切なことなのか”という再チェックを繰り返すべきなのだ

脳が死に絶える前にもう一度使ってないところを使うのだ

めんどくさい年齢だ

意識しないと「自分」が維持できない

脳も体も・・・

硝子の40代・・・

えへっ

2004年05月27日

充実の6時間

トークライブ面白かった

完全な自分の趣味だった

聞いている人は???ばかりだったろうが・・・

でも、ほんとに面白かったのだ

夜8時から午前2時まで・・・



佐野史郎さん

湯浅学さん

川村恭子さん

かせきさいだあさん

オオネ

めちゃくちゃ深夜までいてくれたお客さん

協力してくれた皆さん(特にヤマウチさん)

そしてロフトの皆さん



ありがとうございました

最後はつい調子に乗って歌までやってしまって

ほんとにすんません



でも、なんかすっきりしました

「大事なことはずっと大事なことでよいのだ」

という確信ができました

自分の「拠り所」

誰にも理解できないだろうが「自分の帰る場所」

そんなものを再確認した素敵な夜でした



佐野さん!

完コピバンドやりますかっ!







そんでもって少し寝て

某ドラマのリハ

これもまた文字通りの「帰る場所」チックなノリ

でもあわただしく、長居出来ず

午後、

某某ドラマの衣装合わせ

そして映像イメージ書き





そして偶然にも今日は

某プロダクション女性社長

ウエダ氏

クワタ氏

イソヤマ女史と順番に話したり、立ち話したり・・

お世話になった人デイ



夜は会社の人々と食事





明日からはまたまた戦争

気合いれますすすすす!!!!

2004年05月31日

えーーー

いろいろな作品の撮影が終了し

いよいよ7月の連ドラのクランクイン

明日から・・・

しかも海外で・・・・



どんな作品かはすぐわかると思います



かなり緊張しています



でもがんばります



じっくりと報告します

一週間ほど海外なので書けませんが

報告をお楽しみに・・・





ではまた

2004年06月06日

戻ってきた・・・

なかなか素晴らしい撮影旅行でした

得がたい体験をしました

オーストラリアの皆さんありがとうございました!





そして、息つく暇もなく国内クランクインへ!

2004年06月07日

梅雨・・・

ばたばたと進む時間のなか

ふと思うと新しいドラマに向き合う緊張感を意識する

最近なかった感覚だ

それがまた清清しくもある





雨の季節

そう言えばオーストラリアの砂漠地帯の撮影も土砂降りだった

乾燥した植物は年に数日しかないチャンスに背伸びしているようだった

雨は岩に染みて土壌を潤す

そして微生物が育ち、

岩を砕く

スタッフが準備している間、そんな「悠久の営み」を思った



しかし偶然とはいえ「砂漠の雨」は偶然すぎる

聞けばやはりマツナガが東京で私の車を修理に出し

東京日産が洗車サービスしたとのこと・・・

恐るべしジンクス

砂漠にまで・・・







そのうちアイスランドとオーストラリアの空趣味出します

膨大なのでいつになるやら・・・





某所での撮影始まる

私にとって特別な夏になりそうな・・・

2004年06月11日

疲労困ぱい

くたくたである

撮影は極めて楽しいが、いつもと違う脳の場所を使っているのでとにかく疲れるのだ

腰も少し痛めてしまった

たいしたことはないけど・・・・





ロケ地の都合もあって日記の更新が遅れる

撮影の状況はドラマのHPのプロデューサーイシマル氏の日記に詳しく書き込まれているのでそちらを御参照あれ





とにかくロケ地に行きっぱなし

旅烏なのだ(・・?)

2004年06月12日

よしっ

今日も明日もあさってもロケロケロケ!

寝起きもばっちり

(ちょっと老人っぽい・・・)

では行ってきます!

2004年06月17日

ちょっと休憩

・・・したいのだが、そうもいかず

久々東京に戻ってきたのだが

編集編集編集

寝れない寝れない寝れない

なにしろ「四谷くんと大塚くん」「セカチュー」の二本立て

しかもあさってはまた“遠方”の現場に戻らねばならない

そう言えば“遠方”の現場にある鍼灸院

ぎっくり腰を一発で治し

港にある漢方薬局

突発性のひどい耳鳴りを一発で治す薬を調合

あなどれない

遠方!

そしてその漢方薬局に「午後になると腹にたまるガス」の相談に行くと

一丸、三千円

十錠、三万円の疲労一発帳消し

万病退散!の万能薬を超勧められ

つい勢いで購入

現在二丸飲んだが・・・・・





そんなことより編集編集編集

2004年06月18日

編集続く・・・

が、

明朝3時にまた出発

「超漢方・丸薬」も飲んでいる

効果はまだわからないが

なんか

眠い・・・・

それはしょうがないか・・・



久々の編集家族

昨夜は“あの!手作りギョウザ”150個!

今日の昼は“野菜たっぷりインスタントラーメン鍋”

これからの夕食は“しゃぶしゃぶ”!(肉は私の自腹・・・って腹の肉ではないよっ わかるか・・)

せめて食事はおいしくねっ!



たまっていた郵便物とかに眼を通す

その中に本が二冊

一冊は写真集

ずいぶん前に篠山紀信先生に写真を撮ってもらったことがあった

BRUTUSの「人間関係」という連載の企画

小池栄子さんと一緒だった

先生のパワーにふれて(なにしろ私が中学生の頃からのカリスマだ!)とても幸せだった

そして出来上がりはものすごく“力のある”作品だった

やはり撮影を生業にするもの、『眼』が重要なのだと思い知らされた

その作品がまとまって写真集になった

素晴らしい内容だ

いつまでもアイデアが枯れないある種の「神」の仕事だ

生き神だ

写真展も明日からアークヒルズで開催される

ぜひ“『眼』をもらい”に行ってみたい



もう一冊は

昔からの仕事仲間の作家・加藤学生さんが倉本竜士名で書いた小説「奪還せよ!」

ぱらっと見た限り面白そうで、つい編集をサボって読んでしまいそうになる

少し時間ができたら早速読もう





おっと

記録のオクダイラが「???いーですか」と睨んでいる

編集編集編集!

2004年06月21日

会社にて

台風である

昨日は八王子でいい雲(珍しい雲)が撮れた



今日は撮影の中休み

まあやらねばならない事は、いろいろあるのですが・・・



明日も早朝からスタジオ撮影

ひたすら寝たい今日この頃

でも台風情報見ちゃうのでした



まだまだ風や雨に気をつけて下さい!

2004年06月24日

撮りこぼし・・・

一昨日、昨日とスタジオ

巨大で、細部まできちんと作られた素晴らしいセットの数々に感動

テレビスタジオのセットは時間に追われて建てては壊しするわけで、いい加減なものになりがちなのだが

今回のセットは驚いた

「まるでほんとの家」なのである

それも相当魅力的な・・・

美術部のスタッフの努力の結果である

うれしくて、ついつい興に乗ってアングルに懲り時間をかける

そしてスケジュールを二日ともこなせず“撮りこぼす”

まるでセットのせいみたいだが

私が悪い

それにしても今回は各パート、力が入っている

「新しいスタンダードドラマ」を創りたいのだ

皆さんもご期待いただきたい

7月2日午後10時

もちろんTBS系である





そして若干の撮影を残しつつ

怒涛の編集三昧に突入

世話焼きAPの大型いや大形みゆき(女性、水泳部出身、寒暖などに無感覚)の編集家族シェフとしての腕前もふるい時

私は江戸川橋近辺の散歩が唯一の娯楽



今日は「ラムちゃんだっちゃ」の平野文さんの声をいただく

ドラマの本編にも関係深いのだが

実は平野さんと私は同じ中学の同級生

一度「IWGP」の時にひと声出演の際、挨拶をさせてもらったのだが

今回はきちんとお仕事

ご本人も帰り際におっしゃっていたが

「同世代の共感」というか

「説明しなくても伝わる」カンジがうれしい

佐野史郎さんの時も感じたのだが

私たちには独特の共通した世代性がある(気がする)

そしてそれは私の“生き方”にいい意味でも悪い意味でも深く強く影響している

それは抜け出せない「トラウマ」でもある

だから同世代との会話は見透かされているようであまり好きじゃない



が、平野さんは同じように長く業界を歩んできた“同業意識”もあってとても楽しく時間を過ごせる

何しろ同じ中学に通っていながら一度も喋ったことはない

ということは「ほとんど知らない人」なのになぜか共通の接点がたくさんある気がする

それがわかる

まだ全部で6時間もご一緒していないのに・・・



以前、山下達郎さんが同世代の浜田省吾さんのことを「音楽的傾向は違うが、手に取るように考えていることがわかる」とおっしゃったが

すごくわかる気がする

“同時代マジック”は、きっとあるのだ





おっと編集編集編集!

隙を見て空趣味します

2004年06月25日

編集続く

朝から編集

昼食はフレッシュネスバーガー

(ハンバーガーの中ではかなりうまい)

おやつは神楽坂上「?屋」の手焼・毘沙門せんべい

(恐ろしいほどうまい)

そしてこれからの夕食は新メニュー!

(今、大型いや大形が仕込んでいる)

なんとその名も「パスタ祭り」

どうやらミートソーススパとベーコンアスパラスパとたらこスパをいっぺんに食べさせてくれるらしい

???

厨房(といっても給湯室)にコンロは一つ

いつもそれで全てまかなう

なかなか大変な仕事だ

それにしても「パスタ祭り」・・・・

2004年06月26日

昨夜は完徹

そしてそのまままだ残っている1シーン撮りに新宿

ウエダさんから陣中見舞い的電話をいただく

うれしい

「オレンジデイズ」の労をねぎらう

「ブランチ」見て、少し仮眠



そして夕方、また編集室へ

放送迫るも

まだまだ完成に至らず

自問自答の日々・・・

2004年06月27日

今日は、今日も・・・

編集である



夕食はすき焼き

おやつは、なし



「何もかも模様替えしたい病」が出そうだ

持ち物、着る物、髪型、眼鏡、靴・・・・

すべて捨ててリニューアルしたくなることがあるのだ

リセット志向?

変身願望?

結局はめんどくさくなって何もしないのだが(けっこうパワーがいる)

蛇の脱皮のように定期的に“その気分”は来る

そんな時は「自分は何も手に入れてない」気がする

知識も経験も・・・

体系的思考が止まる

感情的になる

更年期障害?

いかんいかん



旅に出たい

2004年06月29日

盛大な

制作発表が午前中から

背筋が伸びる

まだ、細かい仕上げが続いているが

最後までがんばりたい



「世界の中心で、愛をさけぶ」

いよいよ放送開始

今週、金曜日22時!

ご覧ください!





昨夜は“むふふ”な食事会

いろいろ勉強になる



ケータイを(今はN505i)なのだが

そろそろ?なカンジなのでDOCOMOショップへ

FOMAが欲しかったが

私の行くロケ地の多くがエリア外なので

かなり悩む

テレビ電話したいなあ・・・

定額パケットだしなあ・・・

2台持って切り替え、あるいは1台で両方の機能・・という手もあるが

悩んだ末に・・・やめる

海外用にAUも持っているがそっちも機種変したいし・・・

PCもそろそろ変えたいし

デジカメもライカが欲しいし・・・

うーーー

2004年07月01日

今朝

いろいろあって、やっと第一話完成

細かいところが気になりまくって

直しまくる

結果、実に「見やすい」ドラマになった

今週から11週間、見続けていただきたい

その入り口の回

大変重要な仕事だ



ぜひ、じっくりとごらんください

7月2日午後10時TBS系放送開始!

「世界の中心で、愛をさけぶ」

2004年07月02日

そんなわけで・・・

今日からオンエアー!

よろしくです





つーことで私は第2話の編集

今日は記録オクダイラの実家から「宮古そば」が届いているらしい

夜は“沖縄祭り”か・・・

オンエアーにあわせて食べるか

いやいや夜は高カロリーモノは控えましょう

夕方散歩するぞ!

有酸素運動だぞ!

小日向お屋敷散歩・・・

しかしなんでこんなすごい家々が・・・



最近はちょっと事情あって「富士山」の動向に注目

朝日新聞でも連載されてたし・・・

実は今年は頂上を極めたい・・と思っているのだった

まあ、興味の対象は頂上ではなく“中身”なのだが・・



そんでもって日本の「世界遺産」巡りもしたいねえ・・

新登録された紀伊山地はちょっと広すぎるか

大変興味深いが・・・

白神山地も行って見たいな

なんかネイチャー派だなあ

アイスランド以降・・・

精神的逃避行為?

最後はお遍路さん?





「世界の中心で、愛をさけぶ」のロケも

ほとんどが“ほんものの自然”の中

なんか落ちつくのです

撮影中はあわただしくて気にならないが

映像を見直すとはっきりわかる

「自然に癒される」ってあんまり信じられないカンジだったけど、素直に認めようか・・・

そんな気にさせる

とくにハイビジョン画面で見てると

「ハイテクの視覚効果」に素直に驚きつつ

“擬似癒し効果”にものすごく浸ってしまう

不思議だ

もしかしたらちょっと気のきいたレストランとかにある「ハイビジョン金魚鉢」は“癒し効果”の一番正しい使いか方かも

ならば「ハイビジョン秋の虫」「ハイビジョンフェレット」「ハイビジョンししおどし」「ハイビジョンクマノミとイソギンチャク」・・・

なんだそりゃ





ま、とにかく、みなさんも「セカチュー」で癒されちゃってくださいな

あははは





あっ

またオクダイラがにらんでいるので

編集するだっちゃ



くどいけど

今夜22時!ね!

2004年07月04日

日曜日・・・

「四谷くんと大塚くん」MA

「セカチュー」第二話編集直し

・・・が、同時進行している



今夜の編集家族夕食は盛岡冷麺祭り

2004年07月06日

島めぐり

ロケハンで猛暑の中、島めぐり

「岬めぐり」を心で歌いながら、、、

2004年07月08日

第二話完成!

第二話

好きな話です

金曜日ご覧ください



いろんな用事でうろうろうろうろ

まだ未消化なことたくさん

会社訪問の黒スーツ女子大生かわいそう

なんで同じ服じゃないとだめなのかしらん

暑いじゃん

我慢が美徳?

それが「日本の会社のスタイル」?

『人それぞれ』でいーのにねえ・・・

だめか・・・



結局ケータイを機種変

N506i

データはだいたい移したが

着メロがめんどくさい

ストックしてあるものがミニSDに行かない

うーん

洋楽の古いのばっかだからダウンロードまたするのめんどいなあ

つっても現場ではバイブばっかだからいいか

FOMAはまだ遠いぜ





忙しくて空趣味もままならない

いかんいかん

夏だからこそがんばるぜ!

2004年07月09日

クレッシェンドにて

灼熱の夏日

今夜放送!

「世界の中心で、愛をさけぶ」第二話

どうぞごらんください

2004年07月11日

いろいろと・・・

秋から来年の企画、いろいろと

体調含めて「要調整」





「セカチュー」第五話突入!

ってちょっと遅いか?

来週もう三話だし・・・

がんばらなくては・・・



しかし現場は“暑い”!

基本的にTシャツに短パンに薄いシャツだが

着替えを2セットは用意しないと汗でひどいことになる

これも『新陳代謝』にはいいことなのか?

ただだらだらと汗をかくだけなのだが・・・

まあ『夏』は何度体験してもいいものだから

しっかり味わっておかなくてはね

思い出思い出・・・





空趣味久々アップ

昨日、海岸で感動したので・・・

2004年07月15日

演出の鬼!です!

「鬼」と化し撮影中

眠そうな鬼だが・・・

あははは



「セカチュー」はやくも今週金曜日第三話!

乞う、ご期待!



そして7月21日!

午後9時「四谷くんと大塚くん」オンエアー

全国TBS系

乞う乞う!!ご期待!!

2004年07月20日

そういえば

この数日の猛暑で焼けるような夕陽をゲット

今夜アップ!(予定)

がしがしと

五話、六話撮影中!

時間がなくてケータイより投稿

昨日は大渋滞の中、五時間かけ深夜に帰京

今朝は午前三時からとある海岸で船撮

そして日の出後、砂浜でのシーン

何百メートルも機材運んだスタッフはすでにゾンビ状態…

ああ、なんという充実感、労働の実感

これぞ「生きる」ということ…



何言ってるかなあオレは

ついに壊れたか…



明日21時「四谷くんと大塚くん」

金曜日「セカチュー」第四話

先週の石井監督のもすごかったが、今週の平川監督もキテるぞ!

どーぞお楽しみに!!!

2004年07月21日

暑さのせい?

日常で持ち歩くPCが壊れ

空趣味投稿できず

他にも不便な事、たくさん

買い替えるか、、、

うーーん



また明日も午前3時出発

2004年07月24日

おやっ?

久々に「順位」を見たらなんと上がっている

不思議だ

どうでもいいけど



忙しすぎてまったく自分の事ができない

(このページの作業も含む)



今日は「セカチュー」の撮影の合間をぬって

「名古屋嬢」の編集

といっても名古屋の人しかわからないうふふな作品

地域限定で乞う御期待!





壊れたPCを我が社最高のハイテク頭脳ミムラが修理

でもなかなか直らない

まるまる一日掛かり

どうやら「何か」にやられたのか

原因すら不明

頭にきてMACに変更を決意

もともとはMAC派で会社ではMACで作業しているので





明日からは「セカチュー」5話、6話追い込み

がんばるぞ

2004年07月26日

やっと

VAIOがミムラ君の努力で復活

しかし日記とためにためた空写真アップしたいのだかうまくいかず

しかたなくケータイで送信



「セカチュー」第五話編集中、そして第六話撮影中!

2004年07月27日

緑山と江戸川橋

行ったり来たり

時間の感覚が無い



朝日新聞に出ていた小説を買う

「滴り落ちる時計たちの波紋」平野啓一郎

「賛歌」「異族」中上健次

「水の宴」中上紀(すばる8月号)



そういえばもう何ヶ月もまっとうに小説を読んでない

頭脳が豆腐になってしまう

いかん

映画もしかり

「見るべき映画」がたまりまくっている

眼が単なる器官になってしまう

いかんいかん

“能動的”に“自分的”に使う神経こそが人生を楽しくする・・・はずだ



ぴあ片手に街を彷徨いたい





第5話、まもなく編集完成

てゆーか今週放送!

がんばりまっす

2004年07月29日

第五話!

ぜひ!御覧ください!

2004年08月02日

忙中閑なし

操り人形のように現場、編集室、車、現場、編集室、車・・・・の日々

そこには“生きるために考える私”は存在せず

まるで“腔腸動物のような私”が横たわっているのだった

常備薬はついに「かばん一個」を求め

(えーっと・・プロポリス、サプリいろいろ、ヤツメウナギ、眼球洗浄液、頭痛薬、風邪薬、咳止め、胃腸薬、ユンケル錠剤・・・)

「読み待ち」の本はやはり「かばん一個」になり

でも結局丸一日で眼にする「文字」は

台本とケータイのニュースとメールだけである

あーあ情けない

どんなに忙しくても勉強してたのに・・・

だめだめじゃん

向上心ゼロじゃん

寝てちゃだめじゃん



よーし戦うぞ

“自然の要求・年齢の要求”を無視するぞ

寝ずに努力するぞ

隙間を利用して向上するぞ





・・・・・

無理か・・

寝よう





さて「セカチュー」第六話!

今度の金曜日!

東海地区の皆さんは同じ日のすぐ後、メーテレで「名古屋嬢」OA!

お楽しみにっ!!!



やっぱ寝よう

2004年08月03日

早朝から伊豆往復

運転するマツナガ(わしのマネージャー、ラッパー、IWGPのギャングをすべて仕切った男)も夏の暑さと連日の超長距離ドライブについにキテしまい、いきなりスキンヘッドに・・・

「どしたの?」

「メキシコ系ギャングスタイルです・・」

「・・・・・つーか(永平寺・・いや、ネオナチ)・・ま、いいや、けっこう似合うじゃん・・・出発!」

「へい!」

「・・・・」



そんなこんなで

今日からは編集地獄

今夜は豚しゃぶ、キャベツの味噌汁

多分朝まで・・・



「セカチュー第六話」

今までの積み上げから「次の世界」へ移行したカンジ

出演者の“人格”、ストーリー、情景が深く感情を揺さぶるように進化したい・・



「名古屋嬢」も最終仕上げ

名古屋の人が見たら間違いなく“笑える”と信じてます

(あるいは怒る?)

そういえば「名古屋嬢」のテーマソング、劇中音楽はすべて、私が高校生のときから大好きだった名古屋唯一の超メジャーバンド、センチメンタルシティロマンス!一度仕事したかったのだ!てゆーか仕事にかこつけてお話でもできればと・・・

「チャイニーズディナー」の吉田美奈子さん

「恋愛寫眞」の山下達郎さん

「四谷くんと大塚くん」の大瀧詠一さん

そして今回のセンチ・・・

いやー生きててよかった

ほんとによかった



そういえば「セカチュー」の音楽の河野伸さんの曲もすごいなあ

もうイントロで涙腺が緩むなあ

音楽って“力”あるなあ

負けずに一生懸命“画”撮ろう・・・

2004年08月05日

まもなく・・・

「セカチュー」第六話完成!

病院の話は痛いなあ・・・



ぜひご覧ください



そして名古屋地区の皆さんは

「名古屋嬢」ねっ!

2004年08月12日

次の季節・・・

季節は次の季節を内包する





秋以降を見越した動きが多くなり

イメージ膨らます日々





「セカチュー」も追い込みへ走り出す

2004年08月14日

歩く

合間を見て、よく歩く

会社のある高輪から品川駅をかすめて天王洲を一周する

しかも真昼間

気温は体温並み

約一時間、3キロ半

ものすごい汗

足は棒になりへとへと

時間があれば会員であるフィットネスクラブに行って“優雅に”泳ぐのだが(あははは)

今は撮影期間中なので「休会中」

ゆえに自力で・・・

もちろん前後にストレッチは欠かさない

基礎体力をつけたいし

体重を減らし、おなかをひっこめたい

(なかなかうまくいかない、食べ過ぎるからだ)

なぜか撮影をしていると“体が鈍る”

だから合間を見て運動を試みる

体のパーツいろいろ不具合が生じてきているので・・・(眼とか、内臓とか、血液とか)

がんばらねば・・なのだ

自分でしか自分は救えない・・・かな







空趣味大量アップ

感想でも、好き嫌いでも、書き込んでってください





オリンピック

お盆に花火

高校野球



「夏なんです」

裏路地を歩きながら、

時間が止まったような静謐感に

あの名曲をつい口ずさむ

あのAGのイントロは弾けたなあ・・・



でももうすでに2004年

同じようでも・・・

いったい私たちは「何を失った」のか・・・

2004年08月16日

会社にて

「セカチュー」もいよいよ最終回が射程に入ってきた

ドラマで「悲しい事」を紡ぐのは本当に難しい

“普遍的”のようであっても“個人的”なことだからだ

今回は自分自身の力量不足がものすごく気になる

もっともっと演出家として「技術的」に向上したいと思う

しかしそのためには「人間的」な観察眼が必要なのだ

まだまだ、である

2004年08月18日

さよならクロベエ

いろいろ縁あって人生の節目でお会いした

徳永さん

苦しかったでしょうがゆっくりお休みください



いいドラミングでした

正確で強い

そしてあの変な踊り・・

思い出しても笑える



そして昔っから映像マニアでめちゃくちゃセンスがよかったクロベエ

特に、最近アブラーズDVD用に、ご自身で撮られた「自画像ビデオ」が忘れられません



いつまでもあなたのことは忘れません

ほんとに残念です



ご冥福をお祈りします

2004年08月19日

比較的ゆるい一日

午前中ある「キトクな方々」からの申し出で

私の「空趣味」写真を使いたいと・・・

よってセレクト

あらためてみれば膨大なファイルになっていて

すこし“しまった感”

が、間違いなく自分の「目線」なわけで

こつこつと選ぶ

たった30枚ほどなのだが

あれやこれやで3時間かかった





午後、またしばらく戦争状態になるので

代官山の美容院HAPP’S

また、より、いっそう、きわめて、白くする



夕方

渋谷で取材と打ち合わせと食事

眼鏡新調

久々にパルコ

店内の様子ががらっと変わっていてびっくり



パルコ劇場で「鈍獣」

役者の存在感、

脚本、演出に圧倒される

思わず拍手、拍手、拍手



楽屋で大勢の知り合いと会い

偶然一緒に観劇した鴻上さんとともに

古田さん御一行様の小打ち上げに参加

駐車場の制限時間があり

失礼ながら中座



その後、「セカチュウ」台本研究



もう寝ます

はい

2004年08月20日

今夜

「セカチュー」第8話御覧ください☆

2004年08月23日

いやあ

すごいね

オリンピック選手

明らかに日本人は変わりつつあるね



「セカチュー」第十話撮影快調

ロケでお邪魔している街の空気に安心感すら覚える今日この頃

最終回に向かって細心の注意を払いつつ

「心に残る」作品を作りたいと悪戦苦闘



夜、ロケ待ちの間、ある駅前の「一心」というお店でイシマル氏たちと夕食

フジテレビの料理番組で今度紹介されるという料理

を堪能

アイデアに満ち、豪快

たしかにバカウマ!!!だった

また行こう



夜半まで撮影

女子マラソンを見ながら帰京





そういえば、「池袋」「木更津」でおなじみの磯山Pからご自身の自伝的漫画「プロデューサーになりたい」復刻版をいただき一気に読む

初めて読むのだがむちゃくちゃに面白い

私も“赤堤”名で出演

すでにドラマ化されているが、もう一度できるんじゃない?と思わせる鮮度

いっそ映画化は?

皆さんもぜひご覧ください!

2004年08月26日

最終回の・・・

台本と向き合う

悲しい

ただひたすら、悲しい

こんな「すごい脚本」俺、撮れるのか?





明日は第9話

その次は、鋭意撮影中!

まだまだまだまだ・・・

2004年08月28日

佳境・・・

って毎日か・・・



今日は皆さんおなじみのシーンを撮りに行く

「おなじみ」なゆえに大変難易度が高い



台風が停滞中

場合によっては大変都合が悪い

ドキドキものです



この作品はいろいろな意味で考えさせられることが多かった

ほんとに“いろいろ”

過去と未来の狭間

自分の力・位置

年齢・・・

終わったらきちんと感想でも書きます



あと二週間

がんばるぞ

2004年08月31日

編集室

今朝までロケロケロケ

五分刻みの雨と戦いながら

そんでもって今夜は徹夜覚悟で今週放送分の編集

明日からは一気に最終回撮影の連続

うー





今はじっくりと日記もかけないが

終わったらこってりと書きますねん

2004年09月03日

今夜

第10話、ごらんください!

あと二週!

2004年09月07日

最終回クランクアップ!編集中!

感動的なクランクアップ

奇跡的に美しい伊豆松崎の夕陽

キャストの涙

スタッフの汗

一生忘れられない





そして編集

いつまでも終わりたくないカンジだが

そうもいかないね









久々に空趣味投稿に大量コメント

皆さんの腕がどんどん上がっていてびっくり

私もたまった空趣味

数日後に大量放出します









台風、地震

なんだか不気味だが

しっかりしよう







さて、がんばるか・・・

2004年09月10日

いよいよ・・・・

本日午後10時

「世界の中心で、愛をさけぶ」最終回放送!



ぜひご覧ください!!!

2004年09月13日

夏、終わって

力抜けた

夜の秋の音が沁みる



「セカチュー」たくさんの感想ありがとうございます

自分の中ではまだ「まとめきって」ないけど

そのうち落ち着くでしょう

とにかく終わりました

ありがとう

(総集編あるけど・・・)





久々に空趣味大量アップ

お世話になった松崎中心に・・・





秋から冬、そして来年の動きが始まっているけど

ちょっとぼおおおっとしている

「なすべきこと」が無数にあるが・・・



ま、とにかく

「夏」が終わった

2004年09月15日

今日から、秋・・・っすね

思わず風と空と空気に「気持ちいい」と言ってしまう今日は、秋



月曜日、

クロベエを送る会

花に埋もれたドラムと衣装が、無性に悲しかった

安らかに眠ってください



そして、長いこと故人を支えたトオル氏はじめ皆さんのご苦労を思うにつけ、胸が締め付けられる

ご苦労様でした









その日、夜

「セカチュー」怒涛の打ち上げ

オフィシャルなカンジから超ラフな出し物まで満貫全席な大打ち上げでした

(自分もいくつか馬鹿をした)

そんな喧騒の中、「集団でモノを作る醍醐味」こそがテレビ作品なのだとひしひしと感じておりました

今回はいくつかの矢の方向がぴったりと合致した「幸福な作品」

なかなか出会えるものではない

自分自身も一スタッフとして矢の一本になれた

キャスト、脚本、技術、美術、仕上げ、音楽・・・

まとめ上げた石丸氏に拍手と感謝

「お疲れ様でした」



私の演出的能力がどこまで功を奏したかは自分では判断できないが

まるで「罪滅ぼし」のようにまっすぐに向き合えた

とても難しかった(プレッシャーもあった)

終わった今、体力的には何も手につかないくらいだ・・



しかし、精神的にはすっきりしている

まさに「夏」と向き合って戦ったのだ

さわやかだ



そして思う

やはり作品を作るということは「1カット1カット」きちんと考え、布を織るように撮影することなのだ・・・

それをあらためて教えられた

ありがとうございます





金曜日、特別編が放送されます

ご期待ください!









火曜日

何も手につかず



今日

やらねばならないことをひとつひとつ書き出してみる

仕事で1ページ

私事で1ページ

読むべきもので1ページ

有難いことだが、深くため息



こつこつ山を崩すべし

なぜか無性に東北とネパールに行きたくなる



ちょっと昼寝・・・

2004年09月20日

江戸川橋の編集室

粛々とメーテレの「加藤家へいらっしゃい!名古屋嬢」のレギュラー版の編集

考えようによってはとても「シュール」な番組である

名古屋人だけの名古屋的笑い・・・

排他的で、度し難いくだらなさ・・・



今のところ東海地区といくつかの地方でしか見ることができないが

そのうち、全国的に視聴可能になるであろう(予定)

うしし



先週はいくつかの打ち合わせをこなしつつ

木曜日

東京グローブ座にて「スカパン」観劇

上質な芝居であった

セットも照明もしつこくない演技も

ちょうどいい量のおいしい料理を食べたようなカンジ

串田和美さんが岡本健一氏、市川実和子さんほか

癖の強い人々を(ご自身も含めて)見事にまとめている

そしてわかりやすくも、細かい

まさに「演劇を観た」という気分でした



その後、“月例”の「堤組飲み会」

仲のいい監督、助監督、役者、スタッフで、その日が暇な人は誰でも参加できる飲み会

誰が発起人というわけではなくメールがまわって自然発生的にうねうねと始まる

この日は15人くらい

食事、飲み(最近私もほんの少し飲む)、カラオケ

しっかり盛り上がるのは午前2時過ぎ

疲れを忘れて気持ちよく「疲れる」





金曜日

朝から新幹線

名古屋で番組レギュラー化の記者会見と

取材いくつか

夜はメーテレの重鎮の方々と手羽先

旧知のプロデューサー松本氏が出世され重役になられていた

びっくり

昔、何本もドラマを一緒に作ったのだった

そのときのスタッフだったハマチヨさんも合流

久々に昔話

そして編成局長の斎藤氏が同じ中学の同級生だと判明

私と同じで中学時代にいい思い出がなく居場所がなく、つらかったと・・

やった!

はじめて「同じ気持ち=トラウマ」の人に出会った!!

俺だけかと思っていたトラウマ・・・

なんかすっきりした



そんなこんなで楽しい楽しい、おじさんばかりの名古屋の夜



土曜日

「WAYAYA丼」という番組に出演

盟友の多田木氏司会の生放送

面白かった

また出して!



そのまま、墓参りして実家



実家のビデオが壊れていたので

星が丘のヤマダでんきで新しいものを買う

そういえばTBSのイマイ監督もこの辺が実家だと思い出す

「親孝行」しようと思い補聴器ショップ(!)に行くが

眼鏡と一緒で本人が行かないとだめとわかりがっくり

親は携帯を持たないので「らくらくフォン」をプレゼントしようと思い、ドコモショップ

しかし待ち時間があまりにもすさまじく、あきらめる・・・残念

親孝行はなかなかできない

敬老の日間近だったのに・・・





東京・品川にもどって映画「ヴィレッジ」

面白かった、が

さまざまな家のオープンセットの造型が素敵で

じっと見ていたら

なぜか途中で“結論”がわかってしまった

そういえば「シックスセンス」も途中の何気ないカットで「わかって」しまったのだった

でも映画的に原理主義的なエンターテインメントで、じゅうぶん楽しんだ





日曜日

いつもお世話になっている役者・佐藤二朗氏が出演している方南ぐみ企画公演「も〜たまらんっ!」観劇

東京芸術劇場小ホール

野球を題材にした群集劇

テンポがよく、見る人を「選別しない」親切で楽しいお芝居

とても楽しめたのだった

そして私の『劇団』も早くこれくらいの小屋でやりたいな・・と思う



その後会社で

勉強勉強勉強



今日は

編集編集編集





ちなみに「炭水化物ほとんど抜きダイエット」続行中

ご飯、せんべい、餅、そば、うどん、パンをほとんど食べないでいる

ほんとにやせるのか?

10日目くらいだが効果は、ない

ああ、腹いっぱい白米が食べたいよう

2004年09月23日

つらいこともある

火曜日

夜、超有名歌手と打ち合わせ

「正直で、クリエイティブ」これがトップランナーの秘訣だ・・と話しながら思う



同じ日の夜遅く

超有名俳優とある雑誌に載る対談

私から見れば雲の上の方

畏れ多く、恐縮し

つい、ぺらぺらと・・・

(いつもと同じじゃん)

しかし親しみやすく飾り気のない方で、

(といっても貴公子然とされていて、めちゃくちゃかっこいいが)

話が弾む

(というか喋っていたのはほとんど私・・・とほほ・・やっちまった)

そのうち、情報書きます



水曜日

久々にプール

半年近く休んでいたのに結構忘れてないが

もう一度基礎からしっかりみっちり習う

いけないところもはっきりわかるのだが

疲れて思うように体が動かず

悔しい

でも、わかっただけでも・・とも思う

こつこつと、また通います



その後、動けないくらいへとへとに



夜、旧知の映画プロデューサーと食事

還暦なのに意気軒昂

「写真屋魂」あふれるすばらしい方

夢を語り合う





本日昼間

具体的には書けないが

とてもつらい決定をして

その相談に行く

世話になっている方が相手だけに

ほんとにつらかった

ごめんなさい

もっとがんばれるように調整します







知り合いの超有名俳優と浅草ですき焼き

馬鹿話やいろいろと夢を語る

楽しかった

なんか力をもらった

ちょっと「オチテ」た気分も少し戻る

ひと気のなくなった浅草寺にお参り





その後、地下鉄で会社近くの高輪台

いろいろ考えながらてくてく歩く

2004年09月24日

加藤家へいらっしゃい〜名古屋嬢の編集続く





最近、眼の調子があまりよくない

ほとんど職業病だ

仕事の合間に直さないと・・・

近眼、乱視、ドライアイ、飛蚊症、老眼・・・

うーみっともねえ

老眼は仕方ないか(直らないのかなあ)

2004年09月27日

週のはじまり

「眼」に関するコメント、ありがとうございます

参考にします

試してみます

今週きちんと眼科医にも行きますが・・・



「進路」に関する御質問

結論は“ほとんどまったく”ないので御返事できないのが心苦しいです

私達の仕事は学歴も出身地域も様々で一言ではくくれません

東京が有利?

それもよくわからないなあ

「本人の意志の強さ」が一番重要じゃないですかねえ

私達の仕事に限った事じゃないけど









金曜日、土曜日と編集

日曜日、仙台で打ち合わせ

内容はそのうち・・・

今話題の仙台

意外と近いので、びっくり





今日は昼間また水泳

タカダ先生の“厳しい”レッスン

ハタで見てればちっとも厳しくないだろうが

本人的には“えれえきつい”

でも、がんばるっ



夕方

恒例、年末の堤劇団、脚本打ち合わせ

ミウラ女史の顔を見てるといろいろ思いつくから不思議





これから社内会議

2004年09月30日

台風過ぎて・・・

またしても甚大な被害

地球の怒りか、人間が招いた必然か・・・

私たちは何をすべきなのか・・・





昨日も水泳

クロール完成3歩前くらいか・・・

手を意識すると足がうまくいかず

足を意識すると手が・・・

結局バタ足にもどり「子供水泳教室」の基礎からもう一度

戦争などで行けなかった小学校に入りなおす老人の気持ちがわかる今日この頃





映画「SAW」のパンフの原稿書き

しかしこの映画は『すばらしく面白い!!』





いろんな書籍、脚本を読みふける日々

2004年10月01日

眼科医に行く

昨日

「セカチュー」でお世話になった緒形直人さん主演の映画「草の乱」

なぜかご年配で超満員(!)の有楽町スバル座にて

「秩父事件」の一部始終

なぜか昔から気になっていた事件だったのだが

「なるほどなあ・・」とあんぐりしながら歴史の勉強気分・・・

だったが、死を覚悟で蜂起する農民に感情移入

「よしっ!やっちめえ!でがんす・・」と心の中で叫びまくり

「負ける男の背中」に涙・・・



“歴史の縦糸”を感じたのでした





昨夜

知り合いのADEYTOさんがヴォーカルをやっているバンド

GENETIC SOVEREIGENを聞きに新宿のライブハウスMARSへ

COOOOOOOOL!!!ってカンジの高級な音楽

面白かった

もらったパンフとかで

世の中にはものすごい数のバンドが存在することを実感

高校生のころの気分になる



その後、一緒に行ったAPアカバ達とすぐ横の超有名・名古屋の店、かの手羽先「やまちゃん」へ

が!なんと1時間待ち!!!

3階建ての大きな店なのにっ!

本当に本当に「名古屋ブーム」を実感!



ドラマ界の手羽先「加藤家へいらっしゃい!名古屋嬢」もよろしくだっ!





本日

とある方の紹介で名医といわれる眼科医の先生に診てもらいたく

早朝から新幹線で静岡へ



何十人ものご年配の方と待合室で待つ

(昨日からご年配の連続だ)

いろいろと検査

たっぷりと検査



視力は自分が使っている眼鏡で“完全矯正”されているらしく

まったく問題ないらしい

(さすが白山眼鏡店!)

そして懸念の白内障、緑内障、その他の眼の病気はまったく

・・ない!

結果 問題なし!

疲れると見にくくぼけるのはしょうがない

老眼はどうであれ進むので専用眼鏡必要・・・とのこと



まあ、要するに“歳”ってことね・・

悪い病気じゃなくて安心した

よかったよかった



検査のため瞳孔を開く点眼液のため

めちゃくちゃまぶしい静岡をほっとしながら後にした

あまりにまぶしくて眼を開けられない

せっかく一点の曇りもない快晴で

富士山がはっきり見えたのに・・・









ところで

イチローさんと松井さんは本当にすごいね

真の「実力ある人」なんですね

技術的にも精神的にも“運”を呼び寄せる力も・・・

“超”日本人だね

すばらしい

うらやましい

野球のことはまったくわからないけど

人の生き方としてしっかり尊敬します

2004年10月04日

たくさんの懸念

調整期

今年から来年にかけての仕事の調整を続けている

考えたり、勉強したり、書いたり、読んだり、見たり・・・である

もちろん誰かと会ったり、話したり、悩んだり、わくわくしたり・・・でもある

ドラマだったり、映画だったり、音楽の仕事だったり・・・する

期待と同時に「俺にできるのか?」という不安も同じぐらいある

いや、不安の方が確実に大きい

それはけっこう苦しい

が、それも「仕事」なのだ

ずっとその不安と共存してきた

不安がなくなったらただの独善になる

それはいやだ

不安ばかりだと立てなくなる

それもいやだ





今月

とある作品のシナハンでネパール行きをついに決意

「外務省」の「海外“安全”ホームページ」では

「渡航の是非を検討して下さい」とある

是非・・・

しかし『ぜひ、ほんもののなにか』に触れたくて

行く事にする

シャレてる場合ではないのか



どうなることやら・・・

2004年10月05日

いよいよ

「加藤家へいらっしゃい!〜名古屋嬢っ〜」

東海地方10月6日24時45分放送開始!

(1回目のみこの時間です。通常は24時15分スタート!でも新聞やHP上でチェックよろしく)

ぜひ御覧ください!

見る事のできない皆さんはそのうち、おいおい・・・かもね?

2004年10月09日

920ヘクトパスカル

台風

強いです

備えてください

気をつけて!







打ち合わせにつぐ打ち合わせ



火曜日

いつもお世話になっている映画制作会社社長でプロデューサーの方と打ち合わせ



ずっと撮ってみたいと思う作品のプロデューサー(わが社の副社長)、脚本家と会議

ネパール行きの件



超有名俳優とその事務所社長と夕食

楽しい楽しい





水曜日

昔、お世話になった一流制作会社社長と昼食



美容院(打ち合わせじゃない)



年末にやる仕事の社内打ち合わせ





木曜日

水泳(打ち合わせじゃない)

ハードだった



「名古屋嬢」でお世話になっている俳優多田木氏と「名古屋嬢」の発展を志向する会議



「名古屋嬢」の編集チェック



超大手広告代理店プロデューサーと「ある企画」について

代官山で夕食







本日

「名古屋嬢」編集チェック



そして実は年末、藤井フミヤ氏のアリーナツアーの映像演出をするのだが

その何回目かの打ち合わせ

(この前は仙台に行った)

ものすごく楽しいステージになりそうである



恵比寿でスタッフとそば



とある放送局で「新企画(来年・単発?)」の打ち合わせ



たいへんお世話になっているテレビ局プロデューサーに「ある不義理」で詫び

心から詫びる



某超有名映画会社のプロデューサーと中目黒で夕食

映画の企画で盛り上がる







そんなこんなで台風

皆さん気をつけてください!

2004年10月11日

日曜日

映画を見まくり

小説を読みふけり

演劇の椅子に座る

疲れているが細胞が興奮している

「精神の貯金」だ





あっという間だったが猛烈な台風

静かになった後のはやい雲の流れをじっと見つめていた





金曜日からネパール

どんな空気なのか?

2004年10月12日

さて休み明け!

働くぞ働くぞ働くぞ!

と言っても金曜日朝イチ出発だから

水木と働きます

今日は気分も新たにまず洗車から!

すっきりぴかぴか!



そして

20分後に雨、降り出すみたいな・・

2004年10月14日

いよいよ明日から

ネパールである

誰に聞いても

「・・・今は、やめた方が・・・」

「保険に入りなさい」

「古着の一番汚いやつで行きなさい」

「よく顔見せといて・・・」

「なんか一筆書いておいて・・・」なんて言われる・・・

そんなに言われると

ますます行きたくなるじゃないか





そんなこんなで昨日今日とびっしりと打ち合わせの連続

さっきはTBSの1階の喫茶店でウエダさんと話をしていたら

イソPもイシマル氏も偶然に別々の打ち合わせに来ていて

言葉を交す

旅の前になんたる偶然



夜までばたばたです

まだなんの準備もしていないが・・・

(トレッキングシューズは買った)

なるべく軽装で行きます

いつもはめちゃくちゃに荷物が多いのですが

今回はね





ではがんばってきます

1週間ぐらいして無事な日記をお届けします!きっと

2004年10月23日

帰ってきた・・・

今朝、帰りました



また詳しく書くけど

すごいところでした



もう仕事しとりますので、また・・・

2004年10月25日

地震!

被災地の皆さん

お見舞い申し上げます

2004年10月29日

様々

現実的な出来事が想像力を超えていて

ちょっとしたネパールあたりの「安全」な小旅行など

取るに足らないモノに思えてきてなかなか日記を書く気がしなかった

が、世情に関わらず自分自身の経験はやはり「立ち止まって俯瞰」しておかねばならないので週末がんばろうと思う



仕事に関する様々な出来事も最近はちょっと想像を超えていて

信じられない「打ち合わせ」が続いているのだった



それもこれもまとめて対象化したい

2004年11月01日

今年も年末年始は演劇!

演出家、映画監督 堤幸彦がプロデュース、演出する珍妙なる演劇ユニット

tsutsumizo teatro 第四弾!!



<毒薬と、イアン・ソオプ・・・>



11月3日の一般発売に先駆けて、チケット先行発売をサイト上で行います。

それぞれ100名限定なのでチケット購入はお早めに!!

詳しくはこちらから!!

2004年11月04日

晴天

ものすごい晴天である

とてもあたたかいし、逆に「なんか申し訳ない感じ」がする

インディアンサマー?違うか・・・





一ヶ月ぶりに水泳に行く

美人調教師、あっ、失礼!美人インストラクタータカダ先生は

どんなに腹を引っ込ませていても30秒で

「体、固くなってますねえ・・・」とわかってしまう

そうなのだ

ネパールには行ったが結局何も「運動」らしきことはこの一ヶ月していない

忙しくて散歩もしていない

ヒマラヤを20キロ歩いただけ

あっ半分馬か・・・

せっかくクロールらしき泳ぎが一年かけて出来つつあったのに

元通りだ

「今日はしっかりストレッチしましょう」

「へえ・・」

やっぱり続けなくては完成しない

「はい、クロール完成です!」といわれるまであと何回・・・



でも、今日はジムの“誕生日サービス”で個人指導とそのあとのマッサージも無料!

なんか得したのだった





49歳になった

うー

やばい

なんかやばい

来年は50!ごじゅう!げげっ

(50代の方すいません)

年齢に中身がまったく追いついてないぞ

へんな「大人ぶり」は拒否するが

“青さの取れた納得できる自分”に至るにはまだまだまだまだ・・・だなあ

とてもバランス悪い気がする

「いかんいかん

努力だ!自分探しだ!スキルアップだ!

そして原点にもどれ!

・・・・・

あれっ

俺の原点ってなんだろう・・・」



そんなことを一生言っているのでしょう、きっと・・

馬鹿だね

鼻持ちならない老人になるね、きっと

すいません





ブッシュ勝ち????











あっ、暖かいメッセージありがとうございます

いい作品が送り出せるよう日々努力します!











来月撮影するドラマの準備

フミヤ氏の映像準備(ビデオパンフ、やばいよ、面白くて)

年末年始劇団準備

京極作品準備

来年度の作品の準備検討





品川のビルが夕陽に映える

美しい

2004年11月07日

夜になって急激な雨

雷鳴も・・・

人の「死」を悲しむように・・・



急に思い立って電子手帳が欲しくなり

SONYのCLIEをゲット

いろいろ機能がいっぱいあってセットアップするのが大変

(といってもほとんどクレッシェンドIT係ミムラが調整)

ネット、メール、“動画”対応にしたい

(ほかにもいろいろあるがよくわからん)

早速手帳として活動開始した

ひたすら画面が美しいのだった





本日も仕事の前に水泳

なんかますますだめになるカンジ・・・

うー

日曜日

ものすごいさわやか過ぎる晴天

心地よい風・・・



ある事情で「野球見物」に行く予定だったが中止になる

なぜに俺が野球??

えへへ

そのうちわかるっす



昨日は午前中東放学園映画専門学校で講義

意欲的な学生が頼もしい

「助監督牧場」を作りたくなる

その中のある学生に渡されたビデオ

自主制作作品

へんてこで笑った

ぶっ飛んでる

この年齢で(19?20?)このタッチはたまらんなあ

職場が荒らされるぜ!あはは・・・

(ちょっとマジ・・・)



午後は天王洲で、石田ゆり子さんと成宮寛貴くん出演、鈴木裕美さん演出の

「マダム メルヴィル」

いやあこの辺の年代の話大好きでぐいぐいと吸い込まれた

おしゃれで押し付けがましくない演出で二人の味をよく出してて勉強になった

(あっ、ナイロンの村岡希美さんもすごい存在感!)

成宮君は舞台俳優としてあるポジションを作り上げつつあるなあ

もともと出会いはパルコ劇場

「滅びかけた人類、その愛の本質とは・・・」

すごい舞台だったし、彼の存在感も強烈だった

“生まれつき人の前に出る運命”なカンジがする

がんがんがんばってくれー



そして石田さんがすごくよかったっす

なんか「かわいらしく」て、ちょっと「色っぽく」て

こんな人と知り合ってたら“イチコロ”ってカンジ

ちゃんと「生」で拝見するのが初めてだったので衝撃でした

一度、お仕事したいなあ・・・





そして新高輪プリンスで

「うまくいかない打ち合わせ」

本質的で正直な仕事をする才人に「ある申し出」が伝わらなかった

いや

こちらが変化出来なかったのだ

申し訳ないことをした

いつかリベンジさせてください







夜は深夜まで「堤組」“定例??”飲み会

つーか私の誕生会!

いっぱいプレゼントをいただく

うれしーー



みんなで幸せになろう!

なんつって・・

2004年11月13日

猛烈な朝

美しさが猛烈な朝

シャッターを押しまくる





昨夜は女性シンガーではここ数年ベストワンの

安藤裕子さんのライブ

渋谷クアトロ



すばらしかった!

「ファーストライブだからいろいろ大目に見てね」という

予防的なコメントとは裏腹に

圧倒的で、でも儚げで、現代的で、古風で、かわいくて、

誰にも変われないオリジナリティで・・・

それはまるで1970年代に大貫妙子さんや吉田美奈子さんの生のステージを初めて見たような衝撃と安心感と幸福を得たのだった

「いい夜だった」



バンドもすばらしい

KEY 山本隆二  

EGAG 山本貴志

B TOKIE

DR  矢部浩志

正確なリズム、「演奏感」溢れるアレンジ、TOKIEさん(一度ライブ見たかった!ファンなのだ)の“胃にくる”流れるベース、ハモンドとウエムのアンプ(?)による‘70年代感溢れるキーボード、正当なストラトの“リズムなギター”、透明なアコギ・・・

どこをとっても、にまあ〜として見つめ聞き惚れてしまう「幸せなバンド」

まるでティンパンアレーのようでもあり・・・

(スライドはなかったけど・・・あはは)



本当に幸せな90分

やはり「歌いたいことがある」アーティストは強いね

彼女の本来いるべき場所が“そこ”だったのだ





CDはエイベックスから出ています

興味のある人はどうぞ!

私の映画「2LDK」のテーマソングが入ったアルバムもあるよ





そんなこんなで興奮して朝になり

ふと見るとすばらし過ぎる夜明け

空趣味

寒かった

2004年11月14日

走り回る

ロケハン、車で関東一円をうろうろ

時々下車して「うーん・・・」といいながら立ち尽くす

そして移動

本を読み、テレビを見て、居眠り

また下車

「うーーーーーん」





夜、クレッシェンドで打ち合わせ

“温めている企画”のイメージイラストの発注

昔馴染みの作家と

「彼」は専門学校の後輩

いまや優秀な作家

そしてドイツで知り合ったプロデューサー

なにか「始まる」予感

その後、品川のアウトバックでステーキ







「電車男」で涙

いろんな読み物がしがし・・・

2004年11月17日

あわただしく

一日が過ぎていく

ロケハンやらテスト撮影やら衣装合わせやら

そして打ち合わせの連続

一日中、人前や携帯電話に喋っている

喋ることが仕事

同時に10個も20個もモノゴトが進む

頭の中に何層ものファイルが蓄積されていく

だからトイレや車の中やエレベーターや

僅かの時間一人になれる場所はありがたい

一回全部忘れて頭を「初期化」する

一分でも二分でもいい

ついでに5分も寝られればかなり“元に戻る”

「やなこと」は忘れ(忘れちゃったら困ることも忘れ)

「意欲的なこと」が最適化される

そうやってストレスを消す(消した気になる)

ぷりぷり怒っていても10分寝るとけろりと忘れるから不思議だ

(あまりにも疲れすぎている時や、本当に調子悪い時はだめだが)

まあそんなこんなで生きている

なんだかなあ

2004年11月22日

晴天晴天晴天!!!

「すごしやすい」とは今日のことか・・・



明日からクランクイン

あわただしくも緊張



先週の土曜日

衣装合わせ

「H2」全体顔合わせ、本読み

ほとんどの役者さんと一同に

いつもながら緊張しつつも何か「視える」

その後、テレビ誌取材で山田君と対談

今年はずっと一緒だ

その後「anan」取材!

いつも「何で俺?」と思う

発行されて読むとますます「何で俺だったのか?」ともう一回思う

そして忘れてしまい、忘れた頃にまた申し込まれ・・・

「忘れた頃のanan」・・・

その後、青山学院の学生の取材

最近「慶応」とか「青学」とか“無縁”と思っていた人々からの申し込みが多い

うれしい限りだ

青学もイメージとは裏腹に(どんなイメージだよ)真剣さにうたれる

長い時間「対談」



うかうかしてるとあっという間に我々中年は「歴史のくずかご」に捨てられるかも・・・なんて思いながら話を聞く

面白かった



その後深夜「ハウルの動く城」

無言





日曜日

関西の超有名野球場見学

感動!

ごった返す大阪から京都に移動

某ホテルで渡部さんとお茶

相変わらずセクシーな方だ

ごった返す京都(ほんとに道路も駅も・・)から品川





移動中新幹線の椅子に置いてあるビジネス誌を熟読(してる気で熟睡も)

本当は移動中もしなくてはならない仕事があったのだが

京都駅で寿司を食い、なんか足りなくてたこ焼きを買い

匂いに気をつけながら車内で食い(なんと缶チューハイも!オヤジだ!!ちなみに缶チューハイは150円、そんなに安いのか!びっくりだ)

おなかいっぱいで何もやる気にならず

隣のマネージャーマツナガの「何ページかだけでも台本手をつけろよ」的視線を感じつつもビジネス誌

保守系の“まったく公正でない”オピニオン誌みたいな内容が多いのだが(なんで野面に置いてあるのか)

「プログラマー、システムエンジニアの“英語的危機”」という内容の記事に関心

簡単に言えば「能力あるけど英会話できないから、英語能力の高い外国人に仕事とられるよ」という記事

それはIT業界のみならず我々にもいえることで「いよいよ国境の内側でぬくぬくしてはいられないのか」とあらためて思う

今頃そんな当たり前のことを・・・なのだが、私自身に置き換えてみればと考え始めたところで暗闇に放り出され・・・・

気がつくと小田原あたり・・・おいっ!





いやあすごいい天気だね

2004年11月28日

毎日が早すぎ・・・

毎朝4時45分とかに起きて撮影に行く日々

手探りでこつこつと撮り続ける

今までの人生でもっとも馴染みの無かった“野球”・・・

日々学習なのだ、と思い知らされる

どうなることやら



とにかく「H2」!



と同時に

フミヤの年末アリーナツアー2004「DIGITAL POP STAR FFTV」

tsutsumizo teatro「毒薬と、イアンソープ・・・」

来年WOWOW作品

そして綿々と続く来年の作品の準備に謀殺されている

空趣味DVDに向けてのセレクトもしなくては・・・



という事でまったく自分の時間がない

私は定期的に「身辺整理(いらなくなったものを捨てる)」「資料分類」「持ち物確認」「写真整理」などをしないとどんどん頭の中がごちゃごちゃになる

そのような作業が頭をスッキリさせ

温度を下げる

が、撮影に入るとまったくその時間がなくなる

いかんいかん

熱い熱い



落ちつけ!







ごちゃごちゃ

2004年12月03日

・・・・・・

ロケ、打ち合わせ、寝る、ロケ、打ち合わせ、寝る・・・

の繰り返し

なぜか無性にカニを食べたくなり毎日「カニー!!カニ食わせろー」と騒ぐ

が、

まったく無視され結局ロケ弁をついばむ

ううっ



肉体的には「セカチュー」より楽だが

同時進行していることがめいっぱいで

精神的にはキャパオーバーなカンジ

でもがんばります

ロケ地が野球がらみで広いところばかりで救われる

天気もいいし・・・





さて12月

“オオゴト”が控えてるなあ

そして来年自体がオオゴトだなあ・・・





小さいことからやっつけよう

2004年12月07日

甲子園

甲子園に行った

もちろん撮影で

そりゃそうだ



ど真ん中に立つとほんとに「野球の神様」がいるのではないか・・と思えてくる

ここで“勝負”をした人間は、「特別な祝祭」に参加した気持ちになるだろう

なんにでも聖地はあるのだ・・ということを実感された

おかげでいい「画」が撮れました





エキストラで参加していただいたみなさん

寒い中ありがとうございます

「数万人」に見えますように・・・





あわただしく毎日が過ぎる

頭はクリアー

2004年12月13日

やってもうた

3日前にまたぎっくり腰

床に落ちたモノを取ろうとし・・・

いたた

「セカチュー」の初日以来である

あの時は奇跡的に松崎のすばらしい先生のおかげで一日で直った

・・を期待してある鍼灸院

名医といわれる先生私の手を握り

「・・・君は精神的キャパオーバー」

「はあ・・・」

2件目

体を触られながら

「・・・・こりゃ・・・あー」

「(?????なに??)・・・」

でもさすがに2件も行くとなんとなく直る





フミヤアリーナツアーリハーサル佳境

うまくいくとこ、いかないとこいろいろ

フミヤ本人と徹底的にチェック

いやあ楽しい楽しい!

しかしびっくりするくらい大きくポップなセット

「TV」のおもちゃ箱感覚がテーマだがまるで「外タレセット」

VJの原田大三郎氏と「久々でんなあ」といいながら“あの感覚”がよみがえるのを実感

楽しい楽しい

ファンの方もそうでない方もこれは楽しめますぜ





「H2」編集作業進む

予告編も近々公開

野球のドキドキ感がうまく出るか・・・

ほんわかとした“郊外”のカンジが伝わるか・・・

一話にしてキャラクターが出来上がるか・・・

がんばりますよ、ウエダさん!

これを機に草野球でも始めるか(←無理じゃ)





堤「劇団」稽古も佳境

まだ「立ち」まではいかないが脚本をいじっている

私の今年一年の総決算

よーくせりふを聞けば「そのネタかよ!」の連続

本当にDVDに出来るのか?(いや、しますけど)

そして今回のミウラ女史(創立時から役者でもある)の筆はノッテいる

微妙な「オカシミ」がうまい

なにしろ新顔ふくめて11人の役者

ギリシャ劇のように(一度も見たことないけど)立ち尽くしせりふを応酬

やっとこの「劇団」のタッチが出来たのかな?

今年は事情あって2ヴァージョンか?

それはそれで楽しみ

1公演僅か100名のお客様とこっそり楽しみたいシークレット芝居

まだまだ席はあります!

年内は中目黒と武道館を行ったりきたりだ





「空趣味ギャラリーDVD」のセレクトが難航している

パッケージは相当かっこいい

オーディオコメンタリー付きにするつもり

中目黒でも直接売ります!(予定!)



「加藤家へいらっしゃい!〜名古屋嬢」

いよいよ終盤に向けて名古屋地区盛り上がっている!

(・・・と、ひとり自分を鼓舞・・あっいかん忙しくて「加藤家〜」HPのMOTOYAMA BOYの更新が遅れている!すまんメーテレオオタ氏!)

そしてなんと東京での放送決定!

テレビ朝日をチェック!

このHPでもご案内しますぜ

DVD化の噂も!





そして来年の準備いくつか

毎日分厚い脚本台本を持ち歩き空き時間にチェック!

ってだからぎっくり腰になるのか・・・

2004年12月23日

博多

忙しすぎて日記の更新すらままならず

ケータイでアクセス





いま博多

FUMIYAアリーナツアー真っ盛り!

ぎっくり腰でダウンしつつも、楽しむ

宇宙ジ〜ン





年末劇団仕上がり間近!

くだらなすぎ!

中身詰まりすぎ!

新メンバー爆発!

まだまだチケット買えます!

急いで!





「名古屋嬢」東京オンエアー開始

ビミョウな深夜、つーか朝

炬燵で御覧ください





激動の年末

腰を押さえて走る!

2004年12月24日

メリークリスマスだけど、、、

街が渋滞でムカつく

レストランがいっぱいでムカつく

いやだいやだ





堤劇団

稽古稽古稽古!

かなりいいカンジになってきた



昨夜博多から帰って

午前3時まで「空趣味DVD」作り

オーディオコメンタリーにしようと思ったが

結局「顔出しコメンタリー」にすることに

むさ苦しいが100カットすべて説明しました

2時間喋りっぱなし

うーー







結局

年末年始一日も休み無し

働くよー

2004年12月27日

いよいよ

なんかいろいろ迫ってきたー



わが劇団公演初日間近!

中目黒での年末年始はもはや恒例

笑って年越し!

笑って新年!

って安っぽい番組みたい

あはは

11人のすばらしい役者が皆さんを迎えます

どうぞよろしく!





「H2」第一話編集完了!

いやー難しいね

野球のタイミング

プロが見るとまったくなってない箇所がいくつか

直す直す直す!

来年早々MAだ





wowowドラマ「巷説百物語〜狐者異」

本日衣装合わせ&スチール撮り

イヤーすごい4ショット

渡部篤郎

小池栄子

吹越満

大杉漣

時代劇は初めてだが今日の衣装を見ていると

めちゃくちゃやる気が沸いてきた

楽しみだ





来年早々「加藤家へいらっしゃい」DVD特典用に名古屋ロケ

私が名古屋時代慣れ親しんだ場所をレポ

それはそれで楽しみ





FUMIYAアリーナツアーもいよいよ武道館へ

カウントダウンだー!

31日は中目黒〜武道館〜中目黒〜武道館





ぎっくり腰はなんとなくごまかしてるカンジで・・・

ちゃんと治したいなあ

無理か・・・

来年しっかり治療しよう

2004年12月30日

そういうわけで

みなさん今年はいろいろお世話になりました

来年もがんばります!

よいお年を!

2005年01月01日

あけましておめでとう!

新年あけましておめでとうございます



FUMIYAアリーナツアー終了!やったー!バンザーイ!



堤劇団、今日も明日も元気に公演します!



今年もよろしく!

2005年01月03日

おわり

堤劇団終了!

ものすごく楽しかった

千秋楽はいろいろ台詞的にいたずらを仕掛け

トチると6300円という意味不明な課金を役者にする

大混乱!

「素」と「芝居」が入り混じりワタシ的には本当に面白かった

役者は冷や汗

どこで地雷踏むか・・・

お客様も笑いながらも「???」

皆さん、ごめんなさい!

でも、笑いをこらえるのにたいへんでした



4年目のこのプロジェクト

だんだん“カラー”が出来てきた

中目黒の商店街の中の極小劇場も居心地がいい

年末年始に擬似家族のようなあたたかさ・・・



舞台表現としては「個人的」過ぎるかもしれないが

この空間が好きだから続けていきたい

自分の作品のどの系列にもはまらない小さな舞台

まあ表現というよりも「年中行事」「祭事」に近いのだ







本日、名古屋へ

夜、実家

その後名古屋の仲間と謀議

明日「加藤家〜」のDVD特典映像のロケ

朝から名古屋市の本山を中心にゆかりの場所を多田木氏とそぞろ歩き

夜は高校からの親友が趣味で出演しているライブハウス(?)へ





あさって京都

今月クランクインする時代劇の打ち合わせ一日



その先の作品の台本直しが宿題として急務





さっ

カモン!2005!



腰いてっ・・・

2005年01月06日

駆け足

駆け足で名古屋〜京都

いやはや寒かった



そういえば「加藤家〜」のエロ歯医者で父親役であり

ワタシの長年の名古屋の親友で

名古屋の地元で小さな劇場と劇団をやっていて

ご自身も面白いキャラと演技力を持っていて

彼も周りにはたぶん名古屋で一番面白い人たちが集まっている

「ミスター名古屋弁 多田木亮祐氏」が主宰する劇団

少年ボーイズの東京公演が2月10,11,12,13日に開催される

合計6回公演

脚本は「加藤家〜」も書いていただいた佃典彦氏(B級遊撃隊)

演目は「その穴・・・」

場所はわが劇団のホームグラウンドでもあるウッディシアター中目黒

これは要チェックだがね!

ちなみに名古屋公演も2月3,4,5日少年ボーイズSHOW劇場ですと!



東京公演はワタシと多田木氏のトークライブでもやるかなと今、考え中



問合せ先 少年ボーイズ0527530538

同郷のよしみ よろしくだ!









今日は暖かくしていろいろ残っていたことの処理

2005年01月11日

連休も終わり

さていよいよ2005に突入か

しかし

新年早々いろいろ気になることがいっぱいだ

年齢なのか性格なのか

怒りっぽいし「思考」がリピートする

くよくよくよくよ

いかんいかん

この前、品川の整体の先生に(新しく発見し通い始めたのだった)

「怒ってるときは“チキショーこのやろー”とゆっくりつぶやきながら

大またで倒れる寸前のゆっくりさで歩きなさい さすれば怒りはおさまる」

と、さとされる

やってみよう

2005年01月12日

H2〜君といた日々

13日午後10時TBS系オンエアー!!

「H2 〜君といた日々」

どうぞ御覧ください!!

2005年01月14日

こつこつと・・・

こつこつといくつもの作品の準備が続く

企画立案する(した)作品もあるし、原作ものもある

そして私はライターではないのだが脚本に関わる事も多い

特に今年は「監督業のみ受注」は少なくゼロからが多い

ゆえに調べ者や考え事が必要だ

いつも独り言やメモの連続

もっと時間が欲しい・・・と切におもう



来週から京都入り

わくわくしますな

2005年01月17日

奔走

いよいよ明後日から京都

楽しみでもあり緊張もする



ので

その先の仕事の打ち合わせに奔走するここ数日

2週間以上の東京不在になるので荷造りも大変





びっくりする事もいくつか

交通事故を目撃したり

古い知り合いの超大物役者の方から電話を頂いたり

突然思い立って「堤組新年会」を寂しくやろうとしたら

結構な人数が夜中に集まったり





今夜は旧知のプロデューサーと“とりソバ”

寒いからね

2005年01月19日

京都!

いよいよ京都入り

撮影所での撮影が明日から始まる

寒そうだが準備は万端

時代劇は始めてだが、京極先生のすばらしい原作の胸を借りて

楽しんでやってみようと思う





今日投宿した西本願寺の隣のホテル

とても好きなホテルなのだが

すばらしい「出迎え」に感激

いい仕事には頭が下がる





明日は「H2」第二話!!

同じ名古屋出身(しかも実家はすぐ近く!)のTBS今井監督にバトンタッチし

ますますパワーアップ!

みたってちょ!

いや

きっちりご覧ください!

2005年01月24日

そして何日経ったのか・・・

京都の迷宮に飲み込まれて何日経ったのか・・・

さくさくと撮影は進む

ほんとにそんな音がするようだ

いつもとは違う京都の撮影所のスタッフとの連合軍だが

きびきびとしたいいチームだ

役者陣のキャラクターもぐいぐいと面白くなってきた

さくさく

きびきび

ぐいぐい

寒いけど意気軒昂



撮影が早く終わると街をうろうろする

といってもホテル近辺

意外と夜は暗い

「多分昼間はこんな街なのだろうか?」と想像しながら

狭い路地を選んで歩く



今日は太秦の映画村見物

これがなんとかなり楽しい

本格的な殺陣を売り物にした「弁慶モノ」の舞台作品

相当笑える軽妙なギャグに彩られた「映像の舞台裏モノ」

オープンセットでは実際に撮影が行われていて

(多分、水戸黄門)

見学していたら「ケイタイ、音切ってくださーい!!」と注意される

あはは

初めて注意された



その後、でかいスーパーで靴を買い

1時間ほどウオーキング

新旧入り混じった黄昏の京都の路地を彷徨



宿題たくさん

(コンテやら原作読書やら)

打ち合わせや取材に訪れる方も多い

今年の地図を作る作業は、一方で続いている

2005年01月28日

一息

今日も休み

深夜までの撮影が続いていたので、一息というカンジ



ゆっくり寝て、本を読みながらゆっくりホテルの中華レストランで昼食(マーボーナスご飯)



そして隣のレストランでL.A.からわざわざいらっしゃったお客様とミーティング

面白い話をいろいろと・・・



ワタベ氏に紹介された整体マッサージの2回目

すごく自然で私に合う

途中純度の高い酸素を吸いバク睡(すごくいびきをかいている・・たぶん・・恥ずかしい)

姿勢、コリの取り方、歩き方をレクチャーしてもらい

調子に乗って夕暮れの桂川・西大橋から五条通りを東へ、ホテルのある堀川五条まで一時間歩く

先日ジャスコで買ったサピパ・・間違えた、adidasのスニーカーが気持ちいい



しばらくは歩道が狭くて歩きにくかったが

五条千本を過ぎてから急に歩道が広くなり楽しくなる



ラーメンを食べたかったが我慢し

ホテルに届け物に来たマツナガと記録オクダイラと食事



部屋の掃除をし、クリーニングを出し

日記





盟友の多田木亮祐氏率いる少年ボーイズの劇「その穴・・・」東京公演が2月に!

演出は多田木氏、脚本は「加藤家〜」の佃氏

面白そうだ

詳細はこのHPの表紙にあります

昨年より勝手に盛り上がっている名古屋ブームの勢いで

そのさなかにトークライブをやります!

2月11日、12日両日とも16時

お芝居ともどもお越しください!



そういえばもうすぐ開港する新しい名古屋の空港

たしか「セントレア空港」とかいう名前だと思ったが

その空港がある愛知県の知多半島の南半部の町が合併して

「南セントレア市」と名のるかも?というニュース・・・

甲府で「南アルプス市」のバイクのナンバープレートを見たときもびっくりしたが「南セントレア市」もすごい

まあ、そんな名前がどんどん増えれば楽しいが・・・

「北ヒマラヤ市」とか「東ラップランド市」とか「西マリアナ海溝市」とか・・・

なんだそりゃ





空趣味投稿久々アップ

皆さんの「腕」がどんどん上がっていて感激

私もどんどんたまっているが時間なくて・・・

すいません

「空趣味ギャラリーDVD」も販売してます

どーぞよろしく





そんでもって月末

宿題もたんまり

いろいろと新企画の情報が錯綜

ひとつひとつ丁寧にやっていくしかないね

2005年01月31日

寒波

昨夜からぐっと冷え込んできた

今、撮影している作品は夜のシーンが多く

しかもロケばっかりで

昨夜も深夜まで山の上の神社で

今夜も深夜まで森の中・・・

ううう



いちおう完全防寒セット(なんとガスボンベを燃すヒータースーツまである!)を車で京都に持ち込んだ

が、寒いものは寒い

なかなか逃げ切れないが、一番の防寒は“スタッフの気合”というアナログなパワーだ

うそみたいだが、本当

「寒い」を意識できないスピード感、大声の応酬

これが一番“効く”

幸い今回は私の友人でも一番大声でパワーのあるカラサワがカメラ(しかしこの人は年々うまくなる、すごい)

そして京都チーム(スタッフの大半、連合軍なのだ)は近年我々が忘れているパワフルな「仕切り」の精鋭軍

非常に気持ちがいい

一晩だけ雨で撮影が中止になったがほとんど遅滞なく撮り進んでいる



松竹京都撮影所の前の通りの定食屋に東京スタッフ一同でハマッテいる

安い、無数のメニュー、ボリューム・・とまさに定食屋の「あるべき姿」がそこにある

特に味噌汁、いなり寿司、うどんは絶品





久々に空趣味アップ

「冬」だねえ・・・







だんだんホテル生活も慣れ

まるで自分の部屋だ

いつもよくしてくれるホテルスタッフが「私が散歩してる情報」を元に

近所の散歩地図を作ってくれた

感涙のサービスだ

まだ時間がなくて昼間うろつけないが

次のお休みがあれば行ってみたい所は無数にある





今月も終わり

はやっ

2005年02月04日

あと2日!

あと2日で撮影終わり

いろんな意味で貴重な体験だった

早く編集したい





猛烈な寒さのロケは終わり

明日からは撮影所の中だけ

といっても寒そうだが・・・





東京に戻ってからもいろいろ「小さいけれど魅力的な作品」が待っている

ひとつは久々のPV

ひとつは短編のドラマ





今日も桂駅近くの整体

「日本ヘルスリカバリー」という治療院

酸素やマッサージがひたすら私に合う

もともと痛い治療がだめなので、こちらのソフトな「揉み」はかなり効く

そして姿勢の矯正

立ち方、歩き方

人間の正しい姿勢で不具合を自然治癒させる・・という方針も興味深い

言われた通りに歩いたらなんかへんなロボットダンスのようだったが

だんだんと力が抜け

腰が痛まず歩けるカンジがする



またまた調子に乗って

桂大橋から八条通り

ガードに沿って七条

堀川を左折

自分の宿泊しているホテルで休もうと思ったが

気持ちがいいのでそのまま夕食の待ち合わせをしている堀川御池のホテルまで

油小路を北上

途中両手間隔な路地をさ迷い歩き

約1時間半

7キロ



へとへと

ラストスパートなのでもう寝る・・・

2005年02月07日

東京!

長い撮影の「旅」から帰ってきた

しかし、それは「旅」ならぬ一番シンプルな“基本の生活”そのものではなかったか・・・

大きな鞄3つ

それで事足りる「私の営み」って・・・

(実際、使わないものがたくさんあった、夏はその半分にもならないだろう)



そんなことをつらつらと雪深い米原あたりで考える

所有、定住、生活圏・・・





撮影は成功だった

心底、楽しんだ

それも献身的な京都のスタッフの功績による

本当に頭が下がる

一昨日はプレ打ち上げ

昨夜は大打ち上げ

ものすごく、めちゃくちゃで、やばい楽しいカラオケ大会

最後はなぜか胴上げをされ・・・

“キャラが一人としてかぶらない”京都の愛すべきスタッフの顔は忘れない

また来たい

またここで“なにか違ったもの”を作りたいと、帰りの車で思った

ありがとうございました

がんばって編集します!

冬乃素奈多





さて東京

夕方から会議、会議、会議・・・

2005年02月10日

あした、あさって

ウッディシアター中目黒でトークライブ

今日から上演の少年ボーイズ「その穴…」も楽しみ

2005年02月12日

ちょっと

京都疲れが少し出ているのか、なんだかしんどい

今日は「名古屋トークライブ その2」

明日はクレッシェンド4監督(大根、二階、薗田、私)がそれぞれ短編を撮って2時間ドラマにする作品の私部分の撮影なのだ

しっかりしなくては





グローブ座の準備も進んでいる

難易度の高い仕事だが

しっかりしなくては



そしてその後のラインナップも

いろいろいろいろ進んでいる

話は来年まで到達し

鬼が笑っていた

しっかりしなくては





昨日夕方突然モスバーガーが食べたくなって五反田のモスバーガーに行き買いまくり

“包み待ち”の時、交差点で空の写真を撮っていた

(マツナガが店にいた)

と、私の横を4歳くらいのめちゃ可愛い女の子が泣きながら通過

「おがーーーさーーーん」

と泣きわめく

母親が出てくるだろうとしばらく見ていたが周りにその気配がない

ハンバーガーの袋を抱えて出てきたマツナガに

「、、、迷子?」

と問いかけ様子を見ていたがいっこうに親は出てこない

「、、、、」

二人で近付き問いかける

「お母さんは?」

「いなくなっちゃった、、、えーーーん」

「お家はどこ?」

「あっち えーーーん」

「お母さんの電話番号は?」

「知らない えーーーん」

困る二人

わし「、、、マツナガ 警察に電話しろ」

マ「へい」

その間、子供をあやすわし

「名前は?」

「えーーーーーーーーん」

「あのさあ、、、」

「えーーーーん」

その時、あられるもうひとり子供を抱えた若夫婦

突然女の子に問いかける

若母「!何してたの!」

わし「あっ!御両親ですか?」

若母「(わしを無視して女の子に)だから何してたのっ」

マ「(警察に)あっ、なんか、大丈夫みたいです、、」

若父「、、、(なんだこいつら、、と、わしらを睨んで)」

わし「、、、、(小さく)よかったですね、、、」

こそこそと去るわしら

わしらを無視し怒り続ける若母

わし「、、、、」

ま「(子供守ってあげたのに)俺達に何もなし、、ですか?」

わし「、、いいよ、行こう」



モスバーガー冷める



まあそりゃわしらは身なり風体は普通じゃないけど(何しろマツナガはIWGPのギャングの仲間だ、わしゃ金髪だし、、)そんなに露骨にしなくても、、、子供ほったらかしにしてどーなのよ、、、

とてもいやな気持ちになったのでした

しゅん、、、

2005年02月15日

イマジカ

巨大映像処理ビル=イマジカで「巷説百物語〜狐者異〜」の編集

もうこのビルには20年以上通っているのだが

いまひとつ“馴染めない”

フジテレビの番組を中心にたくさんの人々が作業をしていて

めちゃくちゃ“業界”的

切羽詰って仕事していた「バラエティ時代」を想起するからか、なんだか落ち着かない



最近の作品は江戸川橋スタジオでのんびり時間を気にしないで編集し

“編集家族”、食事は手作り・・・が基本だったし・・

このシステマチックなビルでは鍋釜ガスコンロは無理だし・・

ラーメン鍋も、手作り餃子も、沖縄ソバも、ましてや焼きソバなんか・・・

なんだよっ

結局メシのことかいっ!





「巷説〜」

面白くなりそうである

ちょっとした編集で「見え方」がずいぶん変わる

完全にはまっている

今日一日、がんばる!







「モスバーガー前事件」の反響が意外と大きい

まあ冷静に考えれば「疑われても・・」という状況であることも認める

めちゃくちゃものすごく私たちは“怪しい”し・・

ちゃんと警察と話していることを説明すればよかったのだ

頭きて、電話切って、すぐ退却したし・・・

でもねえ、いろいろ事情はあろうが

大都会の真ん中で「小さな子供をほったらかしにする」あるいは「見失う」のは親としてどーか?







藤井フミヤ氏から依頼された愛知万博用の切り絵細工を編集中に作成

カッター、はさみ、ものさしで失敗を繰り返しながら・・・

結局4種類作り、みんなの意見を聞き3種類に絞り、とりあえず納品

わざとローテク(手作り的)に作ったが

やればやるほど欲が出て“完璧”を期したくなるから不思議

面白かった





ネパールの政情が気になる

ちょっと考えていることがあるものですから





ずっと“オクラ”だった映画「EGG」が劇場公開される

(詳細はそのうち)

“痛い映画”だが、原田大三郎氏と必死で作った実験作

公開になってよかった

少し古くて照れくさいがぜひご覧ください





今月は今年来年のスケジュールを決める重要な月

それは私の「次の十年」を決する

いろんな方々と会い

いろいろ話をする

しっかりしなくては!

2005年02月16日

ブログ移転!

訳あってブログを移転!

よろしくお願いします!





今朝まで編集

思考停止で昼間曝睡

夕方、クレッシェンドでオーデション



夜、ものすごい人と会食

ものすごかった・・・

やる気が出た

高いところに登れそうだ



そして帰社しブログ

今夜は見なくてはいけない映像がいっぱい

でも寝るか

2005年02月17日

一新!

一新すると気持ちがいい

なんだかどんどん書き込みそうだ

まあ、日記だからあたりまえか

もう何年書いてるのか

こんなに続くとは・・・・



このブログは使いやすいなあ

デザインがなかなか決まらない

いろいろ試しているが、いまひとつ

とりあえずこれで・・

前のブログはどっかにファイルして閲覧できるように建設中

コメントが見れないようだ

マツ、なんとかして!





一週間前から胸の真ん中の表面近くがなんだか、痛い

それも耐えられない痛さでもなく

体を曲げたり、食事をしたり、寒くなったり、寝たりすると思い出したように痛くなる

さして怖くもなく切迫したカンジでもない

でも

あきらかに、痛い



で、2日前に白金の大病院に行きちょっと診てもらう

心電図をとる

(まじめそうで信頼感のある)先生「・・・(心電図は)問題ないすね。胃が少し悪いのかも。」

わし「胃?ですか?(痛いのは胸だって!)」

先生「そーゆーことはあります。あとは肋間神経痛」

わし「はあ・・」

先生「ゆるい胃のクスリと痛み止め出しときます」

わし「・・・ありがとうございます」

てなかんじでなんともはっきりしない

そういえば腰も何人もの先生に診てもらったが

“悪い!”ということしかわからず

具体的な対処が必要だ

どうしたものか

プログラムを立てねば・・・





さて本日、大晴天

気持ちいい

今日は八王子のある学校で講演

そして「巷説〜」の音楽を担当していただいている音楽家の屋敷豪太氏と打ち合わせ

そんで「巷説〜」のHD編集チェック



「H2」オンエアー

青春も“深まって”きますぜ

必見!














2005年02月18日

午前1時45分

まだ会社だ



夕方、日本工学院八王子専門学校の真新しいホールで講演

実に真面目な学生達と2時間

講演といっても「何かためになる、あるいは学問としての講話」などはまったく喋れない

ただただ「いかに貧乏ADだったか」とか「仕事の9割は苦痛だよ」とか

夢のない話に終始する

聞いてるほうも苦痛だろう

でも大学なり専門学校なりで喋る事は好きだ

私自身の“作品の検証”にもなるからだ

呼ばれれば全国どこにでも行く(用意はある、スケジュールがあえば)

終わって駐車場で「映画監督を目指してます!」青年につかまり握手

爽やかだ

元気をもらった



その後、16号線つながりで相模大野の知り合いの先生のいる病院で胸のレントゲン

なんと「まったく問題ない」そうで・・・

よかった

でも、まだ痛い

うー

きっと幻覚だ



体に問題ないと聞いて

なぜだか突然本格的ラーメンが食べたくなり

夜、赤坂でマツナガとラーメン屋を探す

目指していた店が休み

そして、じゃんがらに行くがたくさん人が並んでいて断念

見附に移動

探すとないのがうまそうなラーメン屋

が、なんとか“凝り性な店”を発見しものすごいトッピングで食べまくる

うまかった



駐車場で時間潰し

WOWOWのHD試写室で屋敷さんと打

その後、2時間仮編集あがりを見ながら記録オクダイラに直しの指示

疲れ果て帰社



深夜の1時半に役者一名オーディション



ああ

今日もおしまい

寝るべ寝るべ












2005年02月19日

寒い寒い

「巷説〜」の編集やら

「理由なき反抗」の脚本いじりやら

来週撮るプロモーションビデオの準備やら

その先や、その先の先や、その先の先の先の作品の準備やらをやっている

・・・いや、やらねばならないのだが

なにしろ・・・寒い

・・・

「だからなんだよ はやくやれ!(各プロデューサーの声)」

いっそ京都に逃げるか



グリーンジャンボはもう売り切れたか?

今日行かなくては





知り合いのご家族に不幸があり今夜は通夜





映画「きみに読む物語」はすばらしい

カサヴェテスすばらしい

お母さんすばらしい

階段でタバコすってたなあ

父親の作品で・・・

どんな家庭だったんだろう・・・

いや

そんなことよりも、感動した

なんか泣いてしまった

そして

1カット1カット大事に撮らなくちゃ・・・

当たり前のことを当たり前に思うのであった





灰色の土曜日

静かに内面に潜行して・・・






2005年02月21日

久々に

空趣味アップ



明日からはまた、たっぷりとした日々



昨日喪服を着ようとして

なんとウエストが苦しくなっていることに気づく



最近お酒を飲むようになったからか・・・

(といってもカシスソーダとかカンパリソーダとか・・・あっ!逆にだめか・・)

なんだかここ数ヶ月で4キロ太る

いかんいかん

“今週から”夕食を少量にし

しっかり歩くことにしよう


2005年02月23日

「やくみつる」です

なんと「笑っていいとも」に生出演

10何年ぶりにタモリさんとあう

たまたま出演者に杉田さん(おなじみだ)、柴田さん(昔コントドラマに出てもらった)、kabaちゃん(昔演出したコンサートで振り付け師&ダンサーをやってもらった)、青木さん(何年か前横浜の舞台の後でみんなでお茶した)がいらっしゃって恐縮

めちゃくちゃたくさんのお花をいただく、恐縮・・・

ありがとうございます!!

全部映せなくてごめんなさい!

電報もたくさん、恐縮

紹介できなくてすいません!

しっかりチェックしたのできっちりお礼します!



そして新宿で天ぷらを食べ

塩浜でドラマの編集

の前に出演ビデオを見る

姿勢は悪い、髪はうざい、目つきは寝てる、「天才演出家」のスーパーは恥ずかしい

やっぱ素人がテレビに出ちゃいかんな・・・と思った

指名してくれた小池のえーちゃんごめん

スタッフの皆さん

ありがとうございます!

増刊号はカットしてもらってもいいでっせ!

明日のフミヤ氏宜しくお願いします!



「空趣味DVD」もいっぱいフィーチャーしてもらって幸せだー

ちなみに劇場とネット予約の皆さんは“手焼き、サイン付き”で発送しますのでもう少しお待ちを

そしてもうすぐWAVEで買えるようになるのでそちらもよろしく

(このHPの表紙に案内あります)





まあ人生の一大事が終わってほっとした

この録画は老後の楽しみに取っておこう

コメントもたくさんありがとうございます!











2/23(水)放送「笑っていいとも!テレフォンショッキング」出演に伴い、

お花、電報を頂戴した皆様、本当にありがとうございました。



【お花を頂戴した皆様】

秋元康 様

阿部寛 様

アミューズソフトエンタテインメント株式会社 様

嵐 様

安斎勝洋 様

エンターテインメントハウス クルーズ 代表取締役 嵯峨野文子 様

大杉漣 様

株式会社池田屋 代表取締役 池田治道 様

株式会社ウェイヴ「空趣味」DVD応援団 様

株式会社ヴェントゥオノ 志田博英 様

株式会社ジェイストーム 様

株式会社ジョイマン 代表取締役 後藤喜男 様・取締役 杉山和典 様

株式会社スタッフコミュニケイション 様

株式会社電通テレビ局 様

株式会社古舘プロジェクト 代表取締役 佐藤孝 様

鬼頭理三 様、木村ひさし 様、丸毛典子 様、神徳幸治 様

「劇団演技者。」スタッフ一同 様

劇団スーパーエキセントリックシアタ- 野添義弘 様

劇団ひとり 様

小池栄子 様

齋藤清貴写真事務所 様

酒井敏也 様

ジェネオンエンタテインメント株式会社 映画グループ 金箱明大 様

鈴木杏 様

松竹株式会社 様

松竹京都映画株式会社「巷説百物語」スタッフ一同 様

「堤幸彦演出研究序説」スタッフ一同 様

テレビ東京ドラマスペシャル「ホテルサンライズHND〜最後のステイ〜」 様

東映株式会社 様

東放学園映画専門学校 様

ともさかりえ 様

「トリック」スタッフ一同 様

「トリック劇場版」スタッフ一同 様

仲間由紀恵 様

名古屋少年ボーイズ 多田木亮佑 様

名古屋テレビ放送株式会社メ〜テレ「加藤家へいらっしゃい!」 様

美術監督 稲垣尚夫 様

広末涼子 様

古舘伊知郎 様

松田龍平 様

水川あさみ 様

屋敷豪太 様

山口紗弥加 様

有限会社エレメンツ 様

有限会社モモックス社員一同 様

「理由なき反抗」キャスト・スタッフ一同 様

渡辺謙 様

んみゃ〜ち宮古島 奥平一族 様

CHABA 様

「H2〜君といた日々」スタッフ一同 様

KICK THE CAN CREW 様

TBSテレビ編成局編成部 植田博樹 様

WOWOWドラマW「巷説百物語 弧者異」 様



                    50音順



【電報を頂戴した皆様】

堤組栃木支部 高野自動車 様

東京城中友の会一同 様

IZAM 様

屋良学 様

屋良学の母姉 様



                    50音順






2005年02月25日

朝起きて

ケータイで銀行の残高をチェックしたら

入っているはずの会社からの振り込みがなく??

経理部に問い合わせると「昨日振り込みましたが・・・」

どうやら私の取引銀行UFJ銀行のシステムがダウンしているらしい

今日は25日で金曜日 月曜日は月末でとんでもない量の取り引きが行われていてダウンしたらしいが

しかしこちらにも事情があり困る事にもなる

どきどきしたが15時過ぎになんとかクレジットされる

巨大都市銀行の弱さは直接個人経済に響く

しっかりしてほしいものだ





生涯最大級の珍事「いいとも出演」が終わって

ばたばたと仕事に戻る

花、電報のお礼状も出さなくては・・・

整理すべき台本の山

描かれるべきコンテ多数

考えなくてはならない案件様々・・・



またどきどきしてきた





明日からMCUの新曲PV2曲の撮影

映像的刺激よりも感情的高揚や悲哀といったものを狙いたい作品

うまくいきますように・・・










2005年02月26日

さむっ

三日間のPV撮影の一日目、無事終了

巣鴨、池袋を徒歩でうろうろ

MCUの生まれ育った土地を余すことなく撮影

今日はカメラも自分で

寒かった・・・

疲れた



明日は早朝からドラマのようなシーンの撮影

代官山で一日

明日も寒いのか?





ウエッブマスター・マツの手によって

前ブログよりデータの引越し作業中

コメントは消失か・・・







思考を本格的にグローブ座に向けて純化する

産みの苦しみ












2005年03月01日

月曜日のような火曜日

3月1日だからか



3日間撮影していたMUCのPVも無事終了

昨日はTHE BOOMの宮沢和史さんとの2S

やっぱミュージシャンはかっこいいなあ

どんな条件でもきちんと全身でメッセージできる

その「存在感」が必要条件なんだなあ

二人とも“撮りきれない”ぐらいの存在感

しかも自然体で・・・

すごい

やられた

必死で編集します!





なんだか「堤」の字を新聞やニュースでよく見る

もちろんあの「帝国」のほうの堤さん

少ない名前だから気になる

あのお墓すごいねえ

“庶民系”の堤はポロロッカで買った富士宮焼きそばを食べながらニュースを見て

びっくりしっぱなしです





さて「気持ちの月曜日」

今週もがんばろう!














2005年03月03日

口内炎

口内炎痛い

うー

なかなか薬の効かないところだね

口の中は





昼間、年末年始の堤劇団公演そしてクレッシェンドHPで予約していただいた

「空趣味ギャラリーDVD」にサイン

それもいろいろなパターンで同じものが一つもない

カツ丼食べながらひたすらサイン

口の中痛っ





その後、取材いろいろ

鎮痛剤飲み過ぎで口の中乾き

ますます痛ー



そしてお世話になっている役者さんと食事

でも醤油が痛痛



その後、会社で会議会議会議

痛痛痛



今、午前2時

これからPVの編集で痛痛痛痛










見出し

今日の朝刊より・・・

一面トップ

「堤氏今日取り調べ」

“氏”がついている

なにか重大な感じがする



週刊誌見出し

「堤逮捕」

・・・・

ざっくりとはっきりと割り切っている

まさに“断罪”といったニュアンス



別の週刊誌

「堤逮捕で震撼する人々」

・・・・・

相当なことのようだ







まったくヒトゴトだが、なんだかなあ・・

自分の苗字が新聞にでかでかと出るのもびっくりだなあ

しょうがないので切り取ってみた

壁に貼ってみる

・・・・・

「堤逮捕」



隙間風が寒い




2005年03月05日

最悪の夜

口内炎に唸りつつ

熱も上がり

食事も満足に出来ず

次第に寒くなり

「これは風邪?・・・しまった、やられた・・」

と思いながら睡眠12時間



・・・・・

朝、腹へって目覚め

わりとけろっと治っている自分に

少しあきれる



つーか

ちょっと休みたかったのかな





数日間徹夜同然で取り組んだMCUと宮沢さんのPVも出来上がった

MCUの現在過去未来をテーマにしたヒップホップではちょっと珍しい作り

ついみんなで「いいじゃん」と顔が緩む

“唄ヴァージョン”と“いろいろヴァージョン”と二つ作る



「巷説百物語」も完成

一人で見直し「うん」と喜ぶ

放送が楽しみ



今日はグローブ座の「理由なき反抗」の初顔合わせ

緊張する

いよいよ本格的に稽古開始





そして今日はある有名な女優さんと対談

しかもテレビ

恥ずかしい・・・





「空趣味ギャラリーDVD」今日明日から全国WAVEで発売!

どうぞよろしく!
















2005年03月06日

へえ〜

結構たくさんの人が見てるんですねえ

これ・・・



ほとんど数十人に語っている・・ぐらいの気持ちでしたが・・

まあ

「ここだけの話」「他言無用」ということで・・・





朝から舞台の内容の詰めをスタッフとしつつ

出来上がりを想像

今回はなんと美術デザインが巨匠朝倉摂先生で(私は朝倉先生の御本を何冊も持っている)

まことに恐縮、恐縮・・・なのですが

先生のセットに拮抗するお芝居を作らなくてはならない

人生最大の難問!

まさかこんなことになるとは!

きんちょうするーーー!

あーーーー!



・・・と叫んでもしょうがないのでこつこつ考えることに

精一杯がんばります

はい









夕方、久々に戦友ウエダ氏と雑談

楽しかった

やっぱなんだか考えていることが“普通”に伝わる

苦しい一時期を共有した“言葉いらないカンジ”がうれしい



そういえばオレ友達少ないなあ・・

よしっ!

今年は「友達作ろうフェアー」だ!

居酒屋に行くぞ!

笑笑だ!白木屋だ!八剣伝(字違うか?)だ!

酒もってこいっ!

・・・あっカシスソーダ、でお願いします・・・



・・・何書いてんだ、オレ

まったく






















2005年03月09日

稽古稽古稽古

の日々

自分の劇団とは違って(もちろん自分の劇団も必死だが)

まず“自分が客である”ことを一番に意識して作る

稽古一日目にしていきなり“立ち”稽古

そしてラストまで作り切る

ちょっとスタッフはびっくりしていたが

ワタシ的にはいち早く客観視できたのでとても有益だった

しかし問題は次から次にやってくる

装置の問題として

音響の問題として

照明の問題として

殺陣の問題として

映像の問題として

スタッフのコミュニケーションの問題として

役者の表現力の問題として

そして

「演出」の力量の問題として・・・



きっと初日が開いても営々と悩み作っているのだろう

そんなものだ

そしてそれが苦しくも楽しいのだ





3月31日にテレビ東京で21時から「ホテルサンライズHND〜最後のステイ」OA

ワタシ、大根、二階、薗田

クレッシェンド四監督によるショートドラマオムニバス

どーなることやら





WOWOWドラマW「巷説百物語」放送も近く

そして映画「EGG」の公開も近い

ほどなく「加藤家へいらっしゃい〜名古屋嬢」ともどもDVD化される





そして「理由なき反抗」公演!







そして春からまたさまざまな作品に取り組む

ちょっとびっくりするものもある

ご期待ください!







昨夜も居酒屋

「さくら水産」ってなんであんなに安いの?

2005年03月12日

すごい曇天

あまりにもすごい雲の渦なので写真を取りまくる

まるで音がするような前線の動き

分厚い雲に突然穴が開いたり

地平線が不気味に明るく宗教画のよう

カラスが猛烈に鳴いている

ちょっと不安定なだけなのだろうが、なんだか異常な様子

千葉での小さな地震も不安感を醸し出し・・・



ずいぶん前、揚子江でロケをしたとき

地平線からすごい雷雲がやってきて、あっという間に土砂降りになり

トラックの下に逃げ込んだら

蚊の大群も逃げ込んできてとんでもない目にあった

しかし蚊に刺されつつも

猛烈な気象変化に眼を奪われ続けた

5分もすると雷雲は去って行き、もとの平安が戻る

地球上に水と空気がある限り繰り返される風景なのだが

畏怖の念を感じざるを得ない

そんなことを逆巻く雲を見ながら思い出していた





そして今日は体調は絶不調

昨日は舞台で使う映像の素材撮り

何時間もスタジオに舞う埃を見ていたら、急に気分が悪くなり

寒気に襲われた

あらら

先週治ったと思っていた「風邪の気」はなくってないのか??と考えつつもどんどん最悪な気分に・・・

「仕事の風邪は仕事で治すっ!」

マスクしたり

ビタミン、ユンケル漬け

いろいろ抵抗

そして意味のない気合で午前3時まで撮影強行

その上マツナガとアカバ(オオネブログ参照)と麻布十番でラーメン

これが意外とうまかった

要するに食欲はある

大丈夫か・・・



倒れるように寝たのだが

なかなか起き上がれず

熱もないし体が痛いわけでもなくただただ「だるい」

疲れ・・・??

もしかして風邪じゃない?花粉症?

呼吸系は問題ないし食欲もある

更年期障害?

いやだいやだ

こんなことで来るべき年間スケジュールを踏破できるのか!



そういえばなんだか体のことをぐちぐち思い悩むことがほんとに多くなってきた

このブログも“ワタシという中年の病気のページ”のような・・・

いやだいやだ

辛気臭い

もっと明るく「ロックの話」とか「春の話」とか書きたいのだっ!

いえー

ロックンロオオオーーールッ!

スプリングヒャズカーーーーアアアム!!



・・・ロックとか春とか言ってる時点でもうだめか

あはは

田舎のオヤジだ



まあ、明らかに肉体は老い、精神もそれに沿うように変化していく

“基本的な怒り”や“自分的ガイドライン”に変化はないが

やはりいろいろ柔らかくなる

許せるようになる

いいことも悪いこともある

精神的には・・

しかし確実に肉体は老いる

抵抗しても少し“先延ばし”に出来るだけだ



重大な変化といえば

私の場合年齢とともになぜか「嗅覚」が異常に発達してきた

タバコ、動物、体調の悪い人、ごみ、都市・・・さまざまな匂いが私を悩ます

何年か前に完全にタバコをやめてからどんどんといろんな匂いがはっきりと識別でき

なおかつ記憶できるようになった

リアルな出来事だが、しょうがない

普通に仕事していても「なんらかの香り」が気になりだすとたまらない

「香水」だったり「部屋の匂い」だったり

我慢できないときは好きな匂いのリップクリームを鼻に塗る

ごまかせる

しかし「記憶してしまった匂い」は何日もよみがえる

これはつらい

ある種の「幻覚」なのだから・・・



ゆえに堤組の現場は基本『禁煙・分煙』です

よろしく!

(役者さんはしょうがないか・・・言いにくいし・・弱っ!)





やっぱ今日は休もうかな・・・






2005年03月15日

なんだかお出かけの一日

毎日稽古なのだが

今日はまずグローブ座の下見

セットの出来上がりや役者の動き、音の伝わり方

客席からの見え方を中心に「想像」

芝居作りの重大なヒントを得る



稽古場に戻り殺陣の立会い

今回はなんと野添氏が出演もしながら殺陣師でも

ワタシの年末年始劇団の中心人物をやっていただいているが

スーパーエキセントリックシアターの重鎮

今回もそんな野添さんの力を大きく借りる

そういえば「さよならニッポン!」以来ほとんどのワタシの作品に登場している

とても長い付き合いだが殺陣師をお願いするのは初めて

正当だが小気味いい演出で

なんだか全体がぐっとしまって見えてくるから不思議だ





そしてひょんなことから知り合った若き写真家の石井麻木さんの

写真展「ひかりの温度」を見に東北沢のギャラリー現代HEIGHTS GALLARY DENへ30分

小さな展示だが「眼にうれしい」写真がたくさん

強くもやさしい視線

その眼差しになんだか“近いもの”を感じる

絵葉書を大量購入



それでちょっとうれしくなって下北沢GRAND GLOBALでTシャツとパーカーと

サピパ・・間違えた(←しつこい)adidasのかばん大人買い

ちゃんとお金払ったのに出口で警報が鳴り

同行マツナガむくれる

でも一回でショップカードが満点で次から2000円引きだと

ちょいうれしい





上池台の龍波動治療院に一年ぶりに

一時間みっちりと気孔

「大いびきで寝」





そして思いついて

10年ぶりの自由が丘駅ビル餃子センター

うまい!やっぱりうまい!

餃子バカ食い

満腹



中古レコード屋でムーンライダースのCDボックス

大貫妙子、小坂忠のCD



白金のスタッフルームで芝居で使う映像の編集チェック

全てプロユースデジカメで撮りおろしだが

なんと1万3000カットも撮ってしまった

編集終わるのか・・・心配



そしてポロロッカで食料品を買い

会社で打ち合わせいろいろ

ほんとにいろいろ深夜まで





明日(今日)もいろいろ

あーー

がんばるぞ



つーワケで結構満喫な一日だったような・・・・

すいません・・・


















2005年03月17日

オフィスクレッシェンドマネージメント部からのお知らせです!

今週ニ夜連続!

堤幸彦監督がテレビに登場致します。



3月18日(金)TBS系  24:40〜26:00 「R30」番組内の1コーナー

                         内容は上戸彩さんとの対談です。

                         http://www.tbs.co.jp/r30/



3月19日(土)NHKBS2 24:10〜25:10 「週間なびTV」にゲスト出演致します。

                       http://www.nhk.or.jp/navi/



是非、ご覧下さい。



尚、日時をお間違いなきよう御注意下さい。



追伸:堤幸彦「空趣味ギャラリー vol.1」DVD

   オフィスクレッシェンドホームページまたは全国のWAVEさんにて大好評発売中!!

   クレッシェンドホームページ http://www.crescendo.co.jp

    WAVEホームページ      http://www.waveweb.co.jp/

   

ちなみに3月20日より WAVEホームページにて動画インタビューがアップされますので

   そちらの方も是非、ご覧下さい。

2005年03月19日

うーーん・・・

「R-30」

ちょっと成金な発言でした

まあお金にまったく頓着がないので事実なのですが・・・

時間の都合で“いいわけ”がカットされてて

結局、車のローンが膨らんでるとかすっぱい話もありまして・・・

まあ、そんな話放送してもねえ

眼鏡の値段は間違えてたかも・・・

8万円だったか・・・

でも本当によく出来た必要な品で、

10万円でも惜しくない

「値段の問題ではない必要なもの」は確かに、ある・・・と思う



しかしこの歳で貯金もたいしてなく本当にお金に無縁

少しは考えなくては・・・と思うけど

つい散財

(財があれば散財、私の場合「財がない」ので単に「無駄使い」)

まあ絶対に“金の亡者”にはなりたくないからいーか!

だいたい「監督業」はそんなに儲かるものでもないし

どこかで「食えりゃいいさ」という気分







舞台は順調

「再構築」の段階

演技の見直し

台詞の再考

役者と「役」の個性を近づける作業

楽しいが苦しい

“芯”が見つかればもっと楽しくなる







昨夜は長くクレッシェンドに勤めていた女性が退職されるので送別会

ほんとに長い知人でしかも「音楽的趣味」がそっくりだったので

なんか無性に寂しかった

1次会、2次会、3次会と5時まで五反田

最後はキティちゃんのカラオケボックスで会社代表も加わり大熱唱





本日昼は稽古

夜は「毒薬とイアン・ソオプ」のDVDコメンタリーで

堤劇団全員集合

そのままなぜか焼肉で五反田

毎晩五反田

会社(高輪)から近いのでついつい五反田

今日は山手線が止まっていて駅は暴動寸前だったらしい







そーゆーことでがんばります!

どーゆーこと?










2005年03月22日

火曜日!だよね・・・

月曜振り替え休日って出鼻挫かれ感があるなあ・・

なんだそりゃ





今日は都内某劇場で「廻り舞台実感稽古」!

今までは稽古場で舞台が廻る時になると

「はいっ!まわったー」とかいいながら“ワタシ”がまわる・・・

手とか上げながら・・・

ちょっと情けないカンジ

普通の稽古場には廻り舞台=盆(という)はないからだ

(つーかちゃんと稽古場があることにまず感動!そんな演劇やったことない)

で、今日は盆のある劇場を借りてリハーサル

ワタシは廻らなくてよい

あはは

よかったよかった



演技的に一通り流れが出来たので細部再構築が続く

同時に技術的な模索

劇場なんて何もしなければ単なる暗闇だ

そこでどんな「感情」を作り出せるのか





今日は雨?

そういえば昨日車洗ったのだった







あっ

ちなみにまだ40代です

えへへ










オフィスクレッシェンドマネージメント部からのお知らせ!

堤幸彦監督作品の放送及び上映のお知らせです。



「EGG」 3/26(土)〜4/8(金) 渋谷シネアミューズにて、2週間限定レイトショー

     21:30〜22:45(予告なし)

http://www.slowlearner.co.jp/movies/egg/index.shtml

http://www.cineamuse.co.jp/



*3/26初日上映後トークショー決定!!

      

ゲスト:堤幸彦監督 X 原田大三郎 X 怪獣(モンスター)?



当日の朝より整理番号入り入場券(有料)が販売されるそうです。

その場でご購入いただくか、 前売鑑賞券と引き換えで入場券をお出しするとの事。



「巷説百物語 狐者異(こわい)」 3/27(日)20:00〜WOWOWにて放送

http://www.wowow.co.jp/kowai/



「ホテルサンライズHND〜最後のステイ〜」 3/31(木) 21:00〜22:54 テレビ東京系放送

http://www.tvtokyo.co.jp/sunrise/



みなさん是非、ご覧下さい!!



3/24(木)22:00〜「H2」最終回もお忘れなく!!!!

2005年03月24日

H2最終回

都合で初回のみの演出だったが

ゆえに途中で「お客」として楽しんだ「H2」本日最終回!

苦手な野球をかなり面白くしてくれた

感謝!です

そしてクレッシェンドの一員としてTBSのみなさん、いいお仕事ありがとうございました

そしてそしてキャストスタッフの皆さんお疲れ様でした!



どうぞ皆さん

最終回お楽しみください!







昨夜は細かい直し稽古のあと

“いつもの”「さくら水産」へ

ここのメニューも店員さんの名前も覚えてしまった

タバコの煙(それはさくら水産のせいではないが)以外は

なんだか居心地のいい場所になった

役者若手チームをからかいながら楽しく焼酎

そのあとなぜかカラ館にちょっとだけ・・・

久々に歌





なにゆえか思い立ってカシオの電子ピアノPX100Priviaを買う

仕事場の隅において一人で

「大人のための独習バイエル」を巻頭から

意外と左手がイケるのは(ちなみに右利きです)ギターを弾いてたからか・・・

でも「戦メリ」には10年かかるなあ

ま、千里の道も一歩から

歩かないと到着しないからね

(一番の上達の早道は??)
























2005年03月26日

モリゾー&キッコロ・・・

つーワケで万博

一度は行かなきゃね

マンモスの生首見たい





本日より「EGG」公開

少々古くて“痛い”アングラな映画ですが渋谷にお越しで、夜お暇な方はどーぞ!



そして明日「巷説百物語 狐者異」WOWOWにて20時OA!

見ることの出来る方は是非!

見れない方は誰かに録画を頼んでどうぞご覧ください!



よろしくです












2005年03月28日

やるたびに・・・

やるたびにニュアンスが変わるからやめられないなあ演劇は・・・

直しても直してもまた直したくなる

永遠に完成しない

生き物だね

たった一人の役者の“調子”が伝播するし

ちょっとした“呼吸”で伝えるものの意味が変わるし

なんとも不思議なのだ





舞台で使う「映像」の編集や音の作業が続く

そして撮ったまま編集していなかったMCUのPVもう一曲の編集

白金にあるスタッフルームがファイナルカットでのオフライン編集ルームにもなっていて

たくさんの作品が同時進行で作られている

養鶏場のように・・・

稽古場とそこの往復





明日は「ある企画」の打ち合わせで有名な小説家の先生と会談

昔とても世話になったので再会が楽しみだ










またしても

またしても風邪気味で夜の仕事をキャンセル

うーーん

週一だなあ

いかんいかん



寝ます

2005年03月30日

ぼわっ・・・

・・・とした体調

年に何度もあるが、風邪の治りかけの咳止まらず状態

咳止め薬でぼわっとしてしまう



ま、それでも休み休み仕事





昨日はある事情で「悲しく寒い午前中」を過ごし

めちゃくちゃに落ち込む

ほんとに理不尽な事はあるもんだ

悲しくて泣けてくる



でも仲間と無理してジョナサンで暖をとり

午後稽古場

もうすぐ本番だというのに「あれっ?」という箇所を発見

ひやりとする

“耳を澄ます稽古”



夜、役者の大部分と牛角

なんだか「風邪には焼肉」というワタシだけの思い込みがあって

何かに取りつかれたようにひたすら喰いまくる

楽しいメンバーでよく稽古終わりは飲みや食事

終わると寂しいだろうなあ・・・





そのまま劇場

セットの状態を見学

「・・・・万博・・」という第一印象

うれしくなる



が、体力尽き早退(って夜だけど・・せっかく焼肉食ったのに)

本屋で村上龍氏の新作「半島を出よ」やら「地球大図鑑」やら「東京、いつか見た街角」やら購入

重い



が、そのまま即寝





今日

午前中劇場

朝倉先生と照明が入ってどんどん「空間」になっていく装置を見入る

興奮する

しかし朝倉先生はすごい

まるで20代のような頭の柔らかさ・・・





そして咳止めの薬(ぼわっとする)と飴を買って山手線

満員

吊革につかまって村上龍



目黒駅のデパ地下で昼食の寿司



白金のスタッフルームでゆっくり食事しながら次の企画の台本研究

スタッフが集合して会議

マスク外せず





明日からは「本番と同じ」だ

がんばります




















2005年04月04日

終わった

「理由なき反抗」初日

なんとか成功

暖かい拍手に救われた

役者の顔も輝いていた

お越しいただいたお客様、ありがとうございます!

犯人が誰かは喋らないでください

っていねーよ!





いやあ、どっと疲れた

しかし昨年から準備してきた一連の作品が一段落

(舞台は生ものなのでまだまだ直しますが・・・)

なんだかほっとする



さて

「次」に行かなくては・・・

しばらく公表できない仕事が続くのです

仮に「作品A」「作品B」としときますか・・・

その準備に全力で取り組むことになります

わくわくしつつも

びくびくします

はい

2005年04月05日

さくら

さくら、咲いてきた



なんだかなあ、世界はこんなだというのにこの平和な天気は・・・

これが「春」ということか・・・





少しずつ手直ししながらグローブ座に通う

今日も少しだけ調整するつもり

不安な箇所は無数にある

なにしろ「生もの」なので・・・





明日とあさっては作品Aのロケハンで東京都の大きな島へ

初めてだから楽しみだ

と、いっても一泊





作品A,作品Bと続くが

そのまま作品Cになだれ込むことに・・・

結局夏いっぱい仕事だらけ

その間、舞台Aも控えておりワケがわからない

暗号が飛び交う変な日記になりそうだ

ご容赦








2005年04月07日

人間ドック

作品Aのロケハンであわただしく東京都の大きな島

いろいろ見所はたくさんだったが

「極めて静か=人がいない」ことが気になる

まあ、いるんだろうけど数えるほどの人にしか出会わず

不思議な空間であった

昨日は一日島内を走り回ったので夜食事をしたら眠くて眠くて

なんと8時半に就寝

途中電話で起こされつつも結局朝までぐっすり

めちゃくちゃすっきりして「風の音」で目覚め(信じられないが、本当にそんな1980年代の歌謡曲の歌詞のようなことがあった・・・)

朝6時半にシャワーを浴び

さわやか朝食を食べ

ハードなロケハンを続行

そのまま風でスケジュールがぼろぼろになった飛行機で帰京



いろんな用事をばたばたと



そして明日はなんと恐怖の「人間ドック」

今日午後9時からは食事はもとより水もだめ

いろいろオプションつけて調べまくるつもりである

バリウム(とゲップする粉)はいやだがこの際しかたない



つーことで明日も6時起きなのでここまで!






2005年04月08日

その結果

人間ドックに行く

だいたい毎年行っているので朝の8時からものすごいスピードで行われる一連の手順には慣れている



前日、問診票(マークシート)に事細かく既往症、現在の状態をマークする

便を前夜と朝、採取(面白い採取法だが汚いのであまり書けない、便秘の人はどうするのかな?)

病院に行き受け付け

サウナで着るお仕着せみたいなものに着替える(疲れたサラリーマンだらけのロッカールーム、まさにサウナ、でも疲れたサラリーマンはきっと「??なんだこの金髪野郎、何屋だよ」って思っている)

小便を採取(「コップ、ひとメモリ出しました?」と聞かれる、そんなに出ないよ、「足りないようならもう一度」といわれ「たぶんヘーキです」と答えひやひやする)

身長(176)体重(72)視力(矯正視力1.0と0.9、裸眼は“数字が無い”)聴力(問題無し、どっちかというとかなりいい)

心電図、血液採取、肺レントゲン、胃レントゲン(バリウムだ、そんなに苦しくなかった)、眼底検査などなど

ぐるぐる狭い病院の2フロアーを回遊魚のように回る回る

同じタイミングで回る疲れたサラリーマン達も、同じようにバリウムで口の周りを真っ白にしたりして次第に連帯感が湧いてくる(俺だけか)

そうこうするうちに9時半には全部の検査終了



顔馴染みの医師(女性)の簡単な問診を受け

意外と高い受診料を払って(オプション検査いっぱい申し込んだので)終わり



昨夜から何も食べてないが検査のため“胃の機能を鈍くする注射”をしたのですぐには食えず

しばらく近所を散歩

桜見物



10時半に結果の一部(血液検査分)が出るのでまた同じ診察室へ

先生「結論からいうと一年前より“悪く”なっていますねえ、、、」

私「!(げげっ)」

先生「悪玉コレステロール、尿酸値、脂肪肝、、、、ダメですねえ」

私「うっ」

先生「前より酒飲んでます?」

私「、、、ああ、はい(京都からずっと週3〜4日飲んでいる、さくら水産か?)」

先生「運動不足!」

私「、、、はい」

先生「肉、食ってるねえ?」

私「、、、毎日じゃないですが、、、(風邪だったので3回連続焼肉だった)」

先生「気をつけないとまずいです」

私「はあ、、、(さくら水産と焼肉屋め!、、自分に落ち込む)」



受付に戻ると就職のための健康診断で美しき女子大生だらけ

連帯感を感じたサラリーマンはもういなかった

ひとり寂しく病院を去り

品川のロイホーで食事をしようとするが、脂っこいものばかりで和食はない

しょうがなく昼定の焼き鳥丼とサラダ

本を読むがお客も増えてきて集中できず



そのまま桜乱れる御殿山をウオーキング(なにしろ運動不足なのだ)

すごい桜並木でも気分晴れず



ふと気付いて行きたかった原美術館

スペインの現代美術の巨匠タピエス特集

静謐感のあるいい美術館

タピエスは見た事がなかったので虚無な絵にめちゃくちゃ感動

特に「二つの結び目」

「茶こしとカップ」などはその芸術と“同じ空間にいる事”だけで幸せになれる

人間ドックの事をすっかり忘れる





そんなこんなで会社に戻る

新たな仕事のオファーを受けるが即答できず

もろもろがもろもろで午後5時



長い一日だ






















2005年04月11日

ぐるぐると・・・

ぐるぐるといくつかの新企画を行ったり来たり

つぎつぎと脚本が来ては直し・・・

そして会議、ロケハン、会議の連続

そして作品作りが始まっていくのだ

「何ヶ月かの小さな人生」がいくつも連なっていく



まあ、撮影前がわくわくして一番楽しくて、一番不安で苦しい時期





今日は雨

桜にアメ








2005年04月12日

散りゆく桜、小雨、運河

医者にも言われたので「急に」運動量を増やす



昨日はグローブ座に行くのに品川から山手線

階段をかけ登り、190円の切符を握りしめホームへ

なんだかどっかの駅で故障が発生していて

せっかく“隙間”をみつけて体の位置を決めたのに

何分か待たされる事に

そしてどんどん人が入ってきて超満員

やっと動きだし身動き取れない“つま先立ち”で30分

これも修行か、、、となんだか昔のスポ根マンガのようだと思いながら

鉄ゲタでも買うか、、とぶつぶついいながら新大久保

超早足で劇場



終わって仲間達と駅の近所の名古屋メシ「手羽先の山ちゃん」

いつもはバカ食いするのだが“節制”

お酒も焼酎お湯割り2杯のみ

こうやってどんどん「情けないおやじ」になっていくのかと帰りも山手線

雨の中、五反田から(大崎止まりだったので)徒歩で会社に戻る



こんな「あたりまえのこと」日記に書いてもしょうがないが

何しろ日記なのだからまあいいか

高揚感には欠けるがそんなに毎日ドラマチックな事は起こらない

起こるワケがない





今朝

こぬか雨(ってどんな雨?)降る品川一帯を高輪から天王洲まで往復50分のウオーキング

運河沿い、緑化していく桜の樹を横目に歩く歩く

はたして毎日続けられるのか

そんな事を考えながらもう2〜3年歩いているし

でもあんまり“効いて”ないみたいだし、、、、

微妙だな





そして野菜中心の昼食

水をたくさん飲み、、、、

どんなもんだろう



まあ、なんでも急にやり過ぎると飽きたり、諦めたりするのも早くなるので

毎日ちょっとだけでもがんばらねば、、、、ね

おっとピアノもだ

2005年04月14日

早起き、晴天、設計

なんだか早起きで体操したり台本読んだり、、、

めちゃくちゃ気持ちのいい晴天で頭が軽い

いろんな作品の設計アイデアを準備稿に書き込む

バカバカしいアイデアにひとりほくそ笑む

が、やっぱり却下、、、などを繰りかえし

楽しい時間かも





だんだんと忙しくなる

ロケハンとかも増える

打ち合わせだらけ

グローブ座にも顔出さなきゃ

メールの返事

社内の打ち合わせ

先の企画の仕込み

買わなくてはならないものもいくつか

車の洗車

見なくてはならないお芝居

あわなくてはならない人々、、、

そうだ

あれもこれも、、、



いかんいかん

いらいらしてきた

楽しい時間だったのに



そんな時は空を見て、、、、








2005年04月16日

会議、買い物、曇天

昨夜はなんと7時間半連続で社内会議

まず役員会

議題は無数にある

不定期開催で重要な話し合いが行われる

そして皆がいくつものプロジェクトを抱えているので相互の情報の交換



出前で夕食



その後、ADを叱咤激励するミーティング

最近ADのミスが多くナガサカ代表と開催を決意

現場で右往左往するAD達と直接話し込む



そのまま「堤シフト関係者会議」

2005年、2006年をどう展望するか

スタッフ間のコミュニケーションのシステム化

HD24pの新しいデータ編集システムの構築

スタッフのキャスティング





そのまま疲れ果て近所の24時間スーパーで何かにとりつかれたように「健康食品」を買いまくる

おいしくもない健康クラッカーみたいなものをかじりながら、勉強





今朝

晴天に満足



そしてまたしても現実的な打ち合わせがいくつも

八丁堀のデニーズでフルーツと杏仁豆腐のプレート



夕方、気温も下がり曇天に

やだな

三茶で観劇





そして今日も終わるのだろう
















2005年04月19日

うぐぐ漢方薬

土曜日

三軒茶屋で「ルル」観劇

演出、キャスト、装置、音楽、映像、振り付け

なにもかも素晴らしく感動しぼおっとする

世界は広い

ますます働きたくなる



その後、久々に会った犬山さん達や出演していたみのすけさん達と飲

楽しかった





日曜日

銀座で作品Aの長ーい打ち合わせ

飛び込みでグローブ座

少しずつ変化するポイントが楽しい

終わって役者のみんなと楽屋で反省やら細かい変更やら

みんなの顔を見てるとますます働きたくなった



その後、何人かの有志と「さくら水産」で飲

楽しかった

電車で五反田→会社





月曜日

作品Aの実際的な打ち合わせを八丁堀で

近くに漢方薬局があり

店構えに説得力があったのでついふらっと入り

「悪玉コレステロール、脂肪肝、痛風の気、眼精疲労など」に効く薬の調合を頼んだら

1時間半もかかり3万6千円(一か月分)

うわー!たかっ!

しかも苦い!くさい!

一日三回食前に・・・めんどくさっ

どーなることやら

(ほんとにまずいのだ、口に苦いのは良薬だ、そうに違いない、くそっ)





その後、白金のスタッフルームで漢方薬の匂いを気にしながら打ち合わせ

作品Bの台本チェック



ものすごく疲れていたが

運動不足なので白金(目黒だ、ほとんど)から次の打ち合わせ場所の五反田デニーズまで歩く!

最初しんどかったがだんだん気持ちよくなってきて

明学前あたりではかなりの早足

ロボコップみたいな歩き方(京都で教わった)で暮れてゆく街を



30分で汗

そして到着

作品Bの台本打ち合わせ

(へとへと)





その後、

五反田駅前のよく行く飲み屋で、グローブ座を見てくれた堤劇団関係者で

野添さんを囲んで飲

2ヶ月に一回以上集まるいつもの面子

楽しい楽しい

弾む弾む

(お酒は焼酎お湯割り2杯のみと決めたので、毎日それ)





本日

早朝から作品Aのロケハンでかなりの遠方

しかも何箇所も・・・

歩く歩く

疲れる疲れる



いい空ゲット

もう空気が「夏」を含む

一進一退しながら次の季節に変化するのだ

下から見上げているだけで楽しい

安上がりだが最高の楽しみ

「空趣味」にアップする時間がないが

そのうちドカンとね





そして気がつくと大量の漢方薬が私を見ている

うぐぐ


































2005年04月22日

フル回転

昼、役者のオーディション



午後、自分の企画作の打ち合わせ

我が社の狭い会議室に大勢様お集りいただいた

恐縮

長いスパンの仕事になりそう

光栄である



夕方、次の舞台で御一緒する役者さんと目黒で中華

お互いの「お話合戦」になり楽しかった

眼の強さにしびれる





夜、作品Aの脚本打ち合わせ

クランクインも間近

あせる





深夜、別企画の脚本打ち

頭死ぬ

でもぶつぶつとアイデアを考える自分にあきれる



その後、助監督軍団と短い会議





来週から少し長い撮影

準備いろいろ














2005年04月24日

いよいよ東京最終日

早いものだ

本日「理由なき反抗」もう東京最終日

昨日は一日劇場に詰め、ラスト4本の雰囲気にひたる

役者の皆さんの顔も心なしか上気して見える

いつも楽屋前で本番直前ニノの音頭で“気合入れ”をやるのだが

昨日は2回とも相当チカラ入っていた

重なるいくつもの手が熱い

案の定舞台上の芝居もいつも以上に「迫る」



さてさて今日はどうなるか・・・



そして大阪公演にむけて

若干の舞台のセッティングの変更の打ち合わせをして

夕方、百人町辺りを40分ウォーキング

変な給水塔を発見

感動して写真撮りまくる



夜公演終了後

いつものように新大久保のさくら水産

なんだかテーブル手品大会に





一昨日に久々に代官山のHAPPS

ばっさりと短髪に

気持ちいい

明快に変わった季節を祝福する

来週からは野外での活動も多くなる

「冬を仕舞って」気持ちを衣替えし深呼吸

よく動き

食を管理し

よく眠る



あはは そんなにうまくいくか?
















2005年04月25日

なんだか月曜日

昨日、「理由なき反抗」東京公演終了

千秋楽は大変な盛り上がりで終わる事ができた



来場していただいたお客さまに感謝します

そしてこの仕事ができた事を幸福に思います

昨日はキャストスタッフみんなでおいしい酒が飲めました

まだ大阪公演がありますが最後まで気を抜かずがんばります!



一段落して月曜日

明日からかなり遠方で長期ロケ

なので今日は打ち合わせの連続

月曜日的な月曜日

旅の準備もあるがもはや脳が停止寸前





先日の人間ドッグの結果がくる

脂肪肝

尿酸値

高コレステロール

指摘されているポイントは変わらず、、、

がんばって食事、運動に気をつけます、、、





悲惨な電車事故

本当に悲惨だ

亡くなられた方にお悔やみ申し上げます

怪我された方、お大事になさってください


















2005年04月26日

作品Aクランクイン!

とある地方に来ている

今日から泊り込みでロケ

事情があって具体的にはまだ書けない

「作品A」なのである

まあ、AがあればBもある

CもDも・・・

舞台は情報公開された

まだまだいろいろ考え中だががんばりたいと思う





ホテルの部屋

こんな仕事をしていると旅慣れするものだが

さすがに長期はしんどい

荷物も重くなるし・・・

(なにしろ「生活」そのものを運んでくる)

しかし角度を変えれば

“でかいカバンひとつで生きていけるのだ”ということを思い知る

ワタシを表現する単語はそう多くないのだ

Gパン、Tシャツ、下着、靴下、靴、パソコン、薬数種、眼鏡、ビタミン剤、シャンプー、トリートメント、ボディシャンプー、洗顔料、歯磨き歯ブラシ、バリカン、うがい薬、DVDプレイヤー、デジカメ、携帯電話、充電器、ベルト、カバン、帽子、本数冊、ハンカチ、ベルト、パーカー、シャツ、コート・・・・

ぱっと見回しただけで全て書き記せる

それが全て

身軽といえば身軽

持ちすぎともいえる

一番「重い」のは自分自身か・・・

いや、軽いぜ、なんだか

2005年04月27日

管理者より

今回、当方の都合により削除させて頂いたコメントがございます。

あしからず、ご了承ください。

テレビ、人間、空

長期ロケに出ると毎日見るものは

テレビ

人間





一日じゅう外にいてもなぜかテレビは見続ける

あたりまえか・・・それが仕事だった

そしてかなりの人数の人間

まさに有名無名を問わず老若男女がぐるぐると

同じ時間に集まり

同じものを食い

同じテーマで語り

だいたい同じ時間に寝る

たまにトイレで一人になると

静かにしていることに落ち着きがなくなる

自分は一人だということに違和感を覚える



そして空

一番贅沢なのは空を一日見ていられること

そしてその変化が自分に影響を与えていることを実感できること

季節

温度

湿度



気圧

そんなこんなが「感情」を左右する

自分は地球の一部と感じたりする

そんなことは今まで考えもしなかったが最近よく感じるのだった

ちょっと怒りっぽくなってきてるし

実際毎日何かに怒っている

いかんいかん

そんな時は空を見つめて・・・






2005年04月30日

だんだんと疲労が蓄積する

三日経った

朝から晩まで撮影

京都以来の長期撮影

これから先のことを思うと体が引き締まる



明日はちょっと後輩に撮影を任せて

大阪へ

「理由なき反抗」の大阪ヴァージョンゲネプロ

そして夜は一瞬東京に戻り

あさって早朝またロケ現場へ





「アイデアは移動中に生まれる」と誰かが言ってたが

確かにそうかも

窓の外を見ているとあることないこと思いつく

眼と頭脳がばらばらに活動する

寝入り端もそうだ

うつらうつらとしているが集中的に考え事が出来る

そしてとんでもないことを思いつき

うれしくなって寝てしまう

大体翌朝は覚えてない

思い出しても「大胆すぎて使えない」

“夢想”に近い

不思議なものだ



明日はたっぷり移動

居眠りしながらしっかり考え事するか






2005年05月02日

ゴールデンウィーク・・・

一昨日、昨日午前中と新幹線や飛行機に何度も乗る

やはり空港や駅はわさわさ

「連休」中だからか

あたりまえか

しかし自分は労働している

空港や駅のスタッフもレストランや売店のスタッフも労働している

働く人と休む人

もし「全員がほんとに休んだら」

その場合の停滞する経済的損失はどれぐらいなのだろう

道路は通行禁止

もちろんテレビも放送されず

コンビにも休業

一日「真っ白」

空気はきれいになるのか

寝るか散歩かしかないか

相当強権的な国家だな

でも「働く人」を取り締まる警察官も休むのだ

犯罪も起きるか

やっぱりそれはいやだなあ

みんなニコニコしなくてはいけない

「ああ、休むっていいなあ」

やっぱりいやだいやだ



なんて考えていたら寝てしまった

それはどの区間の移動だったか・・・







昨夜は結構疲労困憊のコンディションに関らず

深夜4時まで撮影

撮影中にうつらうつら

「睡眠と撮影が共存」する特技を披露してしまった



さ、またがしがしと撮るぞ





江藤さんコメントありがとうございます

またなにかやりましょう

毎度コメントいただいている皆さん

ありがとうございます

個人的なブログなので一つ一つお返事できませんが

ちゃんと読んでます

びっくり人間です

どんどん書き込んでください







企画B

企画C

「電車男」

企画D

ゆるゆると進行

漠然としたイメージが何かの瞬間具体的になることがある

作品つくりはその連続かも

断片が連続しモンタージュし大きな感情を生み出せれば

しんどいけど楽しいね




















2005年05月04日

夕陽

いい夕陽だった

忙中閑ありであわただしい撮影地の移動の間に夕陽の写真

ロケ地近くの山が美しい逆光にシルエットになる

空気中の水蒸気に太陽光のビームが直線をなし

それが数分後には弱弱しく消えていく

夜は私の後ろに控え

曖昧な「中間」が頭上にある

何も考えずシャッターを切り

大気の営みをデジタルな信号に変化させ定着させた







大量な空趣味

そのうち吐き出します







明日は「理由なき反抗」大阪そして全公演の千秋楽

今の現場よりまたしても空路で

観客と作り上げてきた「共犯関係」のようなイヴェントもいよいよラスト

名残惜しい

楽しかったから・・・

明日は盛り上がるぞ







で、またあさってはトンボ帰りで撮影復帰

自分が「自分の脳」を運ぶ入れ物になっているような・・・








2005年05月06日

雨の匂い

昨夜は本当に疲れて風呂にも入らず熟睡

早朝に起きていろいろ

窓を開けると遠くが霞んで

湿気を帯びた空気が



雨の匂いがする

昔、大好きな歌の歌詞にあったような

いやそれは「水の匂い」だったか

どっちにしろ雨は見る分には詞的だが

我々に現実的には非常にきつい

ぎりぎりでやっているから





さて

出かける準備でもするか


2005年05月07日

結局

大雨だ

困った困った



空趣味11枚アップ

よくみるとレンズにゴミ

ショック!

分解掃除しないと・・・

2005年05月09日

トリック

本日公式発表になりました

「トリック」テレビスペシャル、劇場版2を現在撮影中!

作品Aは「トリック」でした

放送や公開はまだまだ先なのでお楽しみに!といったカンジです

山田と上田も相当なパワーアップ!

現場はいつものように超きついけど爆笑の渦です



最初のロケ地での撮影は今日まで

今夜はキャスト、スタッフちょっとブレイクで

バーベキュー大会

雨にたたられ厳しい環境でしたが

また次の撮影地にジャンプ!






2005年05月10日

オフィスクレッシェンドマネージメント部からのお知らせ!

堤幸彦劇団や堤作品でおなじみの半海一晃さんの作、演出、出演の舞台が本日(5/10)から

新宿シアタ-トップスにて始まります。

この舞台には同じく堤幸彦劇団でおなじみの広澤草さん、

「加藤家へいらっしゃい!〜名古屋嬢っ〜」宗方コーチ役の清水宏さんも出演されています。

堤組とは違うみなさんが見れるに違い有りません!

是非!足をお運び下さい!!



マルハンクラブ

『My blue heaven?-マイブルーヘブン?-』

新宿THEATER/TOPS

10日(火):19時〜

11日(水):19時〜

12日(木):19時〜

13日(金):19時〜

14日(土):15時〜/19時〜

15日(日):14時〜/18時〜

16日(月):19時〜

17日(火):15時〜/19時〜

18日(水):19時〜

作・演出・出演:半海一晃

出演:おかやまはじめ、清水宏、林和義、本間剛、日?啓介、友澤宗秋、

阿部祥子、広沢草、宮下今日子、桜井ひとみ、島邑みか、兎本有紀

チケット:前売 4000円

     当日 4200円

予約・お問い合わせ:マルハンクラブ 080-3390-3747

                  info@maruhanc.com

HP:http://www.maruhanc.com

すごいっすね

「トリック」への書き込み、トラバ、たくさんありがとうございます

ご期待に沿えるようがんばります

身が引き締まる・・・





次の撮影を準備しつつ

「作品B」「作品C」「作品D」の打ち合わせ

今年はほんとに忙しい



久々に都内

品川駅前のスーパー「成城石井」で買い物

このスーパー食べ物がいろいろ豊富でおいしい

ハンバーグとかサラダとか

夜遅くまでやっていてイメージした食べ物を探し当てられるからよく使う

今日はひたすら生野菜

そしてウサギのようにばりばり

ドレッシングは使わない

ひたすらばりばり

うまい



八丁堀で調合してもらった「悪玉コレステロール」「尿酸値」「脂肪肝」対策の漢方薬を飲み続けている

ものすごくあまりにも死ぬほどに、苦い

毎日飲んでいるがまったく慣れない

もう三週間ほどたったが

まだ効果が・・・ない

いや、きっと見えないところで効いているのだ

なにしろ3万円もしたのだ

絶対に効いている

こんなに苦いのだからものすごい“良薬”である

絶対に!










2005年05月13日

久々の返事

投稿された空趣味に久々返事

みんないい写真ですねえ

感心します





「トリック」撮影快調

やはり何度も作ってきた作品は“すぐ気が合う”

キャストもスタッフも・・・

楽しいです

まだまだ撮影は続くのです





しかし今日は寒かった

真冬対策で望む

ホッカイロも張る



午前中で撮影が終わったので

みんなで浅草今半ですき焼き

なんだかずっと食べたかったし

肉をセーブしてきたので

ほんとにおいしかった!



で、食いすぎて反省



で、マキタさんと次の打ち合わせ地八丁堀まで歩く決意

約5キロ

50分で踏破

途中浅草橋の問屋街の路地を通過

処女地

楽しかった







明日からはまたがしがしと!

撮るぞ撮るぞ

でもちょっと悪寒がする

風邪???

やばい・・・








2005年05月15日

いつもの

いつものアパートで撮影

なんだか「トリック」の“出発点”に戻った感じだ

でも何年か経ち

周りの環境は変わり

カメやハムスターは育ち

騒音の質すら変わった

少し淋しいが

「世話になった学生の頃住んでたアパート」みたいな印象

実際ワタシも下北沢や初台に似たような印象のアパートがあった

何年か前に近くを通りかかった際、探してみたが

もちろん跡形もなかった

記憶は宙ぶらりんのまま留まってしまった

何年かして「トリック」を見直したとき、そう思うのかな・・・





また空趣味少しアップ







明日は遠方

今日の天気はすごかったらしいが私たちの場所にはそれほどでも

明日は晴れますように








2005年05月17日

淡々と

撮影は進む

今日はある公園の中の建物で撮影

休憩時間に公園を歩く

よく整備された不思議な佇まいの公園

なんだか懐かしい雰囲気





夜は少し食欲がなかった

弁当には手をつけずケータリングのスープを2杯飲む

それで充分だった

なんだか体をからっぽにしたい気分

まあ、明日になればたぶんまたばくばく












2005年05月19日

それから

オトツイの日記のあと

夜寝てたら急に吐き気がして「あれっ」と思ってるうちにトイレに駆け込む

苦しい吐き気だけだったが「???」

風邪なのか・・・と、もう一度寝て起きると

明らかに風邪っぽい



現場に行きやはり固形のものを食べる気になれず

撮影をするが昼前に熱が出て震えてくる

「あらら」と思いながら一時間の休憩の間

近所の病院で診察

これまたいい先生で40分間点滴し温めてくれる



震えは収まって現場に戻り撮影続行

頭はぼっとしてるがギャグだけ考える回路は生きている

もらった薬を飲み

少しずつ果物とか食べ

撮影はなんと1時間マキ(早く)終了



夕方はふらふらの頭でめちゃくちゃ美しい夕陽をゲット



そして今朝起きるとなんだかすっきりしている

おれっていったい・・・





そういえば前回の「劇場版」の時も風邪で倒れてホテルで点滴打ったなあ

これはある種の「祭り」なのか?

みなさんも季節の変わり目は気をつけて!




2005年05月20日

なんとか

治ったりして・・・

食欲と怒りんぼが戻ったから、治ったことにしよう





「トリック」は明日から少しお休み

「作品B&C」の打ち合わせ、下見など立てこむ

ちょっとゆっくり寝たいところ・・・


2005年05月22日

薄曇り

・・・な日曜だが

ロケハンに出かけなくては

食欲完璧





昨夜は「エデンの東」東京千秋楽を見る

素晴らしい見ごたえで3時間を感じさせなかった

緻密で上品な演出

力ある俳優陣

勉強になった





その後、新大久保の居酒屋で今度は「理由なき反抗」の役者のうち何人かと飲み

本当は皆で集まりたいがおのおの忙しいのでそうも行かず

なんだか一ヶ月前に戻ったようで

楽しい





さてさて薄曇りの日曜日

出かけますか

2005年05月23日

「作品B」のロケハン進む

内容が公開できないのでなんとも言えないが

今まで以上に神経質にロケ地選びをしている

東京近郊を走り回って、、、



そして一呼吸

窓辺に座って台本を読み返し思索

メモをとったり絵を描いたり



今年はじめて「風が気持ちいい」と感じた

暑くもなく寒くもなく

うたた寝や散歩を誘い出す気温

そして薫り

いい匂いなのだ

大都会の真ん中で生命の息吹を感じる

そんな季節



いつもロケで大自然の中にいるが

ワイルドすぎて“ほのかな雰囲気”は嗅ぎ分けにくいのである





それにしても最近「鼻が利く」

なぜだかわからないが人より嗅覚が「かなり」鋭い

ほのかないい匂いは気持ちいいが

「やな匂い」はきつい

特に煙草とか、、、

もう煙草をやめてずいぶん経つ

どんどんと煙草が嫌いになっている

“社会生活上”避けようもない時も多いができるだけ我慢したくない

逃げるか、強制力で止めていただくか

自分も超ヘビースモーカーだったので言い辛いが、、、



「鼻が利く」といい事もやな事も倍増する







さてまた「トリック」の現場に戻りますか、、、

2005年05月24日

うーむ

山の中で撮影してたらぽつぽつと雨が来た

昼間だけの撮影だったので無事終了

そして中央高速を走っていたら「めちゃっくちゃっの五月雨」(って五月?)

滝のようで

情緒もへったくれもない

運転するマツナガにはどうやら例の風邪がうつった模様でぶっとばし気味

車内で弁当夕食(まずっ)

待ち合わせぎりぎりで会社到着

「作品C」のCGやら美術デザインやらの打ち合わせ

その後、「作品B」の脚本直し



そういえば忙しくて映画もずいぶん見てない

CDもDVDも宝くじも買ってない

本も買ってない

唯一のストレス発散

五反田やら銀座やらの宝くじ売り場

ヒルズのTSUTAYAや

ヴァージンシネマズ六本木や

ABCに行きたい

そんなこといえばドンキホーテやら

下北沢やら自由が丘やら

パルコやら原宿やら青山やら行きたい行きたい行きたい



でも毎日、富士五湖や勝沼や荒川や・・・

仕事仕事仕事





学生時代、煌びやかな都会に憧れて(法政も都会だったけど貧乏だったので)

吉田美奈子を聞きながらドキドキしてたけど

あんまり変わらないな

成長しないってか・・・



明日は晴れてください

ヘリコプターだから・・・


2005年05月27日

毎日毎日

撮影の日々

今日の昼間の風は心地良く

つい数分昼寝を・・・



昨日は調布の撮影所でクロマキー撮影(合成)やら特殊な条件のシーンやら

夕方“温度”が気持ちよくて多摩川の土手を散歩25分

陽が暮れて暗闇になる直前

蝙蝠が飛び

人々は家路を急ぐ

川面は鈍く暗く天空を反射し

空気は草の香りで充満している

近眼でもあり眼力が弱い自分には

曖昧で全ての輪郭がぼけて

実に抽象的で異質な空間に見える

住宅街にぽっかりと開いた大きな夜

団地の幸せな明かりがいやみったらしく

孤独な人間は居場所をなくし

ワタシがムンクなら「叫び」の背景はこの風景にするだろう

聞こえるのは自分の呼吸のみで

足元に白い線は地平線へと消えている

川はさっきまであんなに光っていたのに、いまやその痕跡は微塵もない

ほんの数分しか経ってないのに

もう“結構完全な夜”だ

その場に立ち尽くし

何秒か深呼吸をし

スタジオという虚構に戻る







明日は結構な“山場”

うまくいくかな・・・














2005年05月28日

とりあえず

一つの山場を乗り切った

そして最後の山場が近々・・・

まだまだ続く「トリック」!





今日はかなり“マイて”終わったので

クワタ氏、マキタ氏をはじめとする皆さんと

三田で食事&飲み

最近焼酎を2杯で充分なカンジ

とてもいい気分になる



いい気分になって三田から高輪まで夜の散歩

ほんとに空気が気持ちいい

うっすら汗をかいてついつい歩幅も伸びる



雰囲気ある裏路地で彷徨いたくなる気持ちを抑え最短距離で・・・

もっともっと歩いていたくなる

いい季節だ






2005年05月30日

日曜日

今日は撮影なし

オオネ氏と「電車男」の打ち合わせ

わが道を行く頼もしい後輩

主にシステム面が主要課題





そして「作品B」衣装打ち合わせ

想像力だけがテーマの会議

なぜかスタイリストが4名

衣装のプロには同じ土壌では発言できない

ただただ「こんな人間でしょう・・・かな?」と

“思い込み”トーク

衣装は「人となり」を表現する重要な道具

考え抜かなくては・・・





そして「トリック」ロケ終盤のの大仕掛けの打ち合わせ

ちょっと難易度の高い作り物が必要

マキタさん、キムラ、ワタシで

「うーーーん」と・・・





夜「作品B」の演出部制作部チームと飲み

「虫が好きっ」という妙なスタッフが一人いて

なぜか「自分が子供の頃は何で語られるか」という話題

ワタシなら

切手、コイン、図鑑、自転車、レーシングカー、電子ブロック、ゲルマニウムラジオ・・・

うわっ

暗っ!








2005年05月31日

遠方

またまた遠方に出張ロケ

天気が不安定で心配だが

最後の追い込み





そして夜は「作品B」の勉強

こつこつ




2005年06月02日

朝から雨の匂い

すると、やっぱり午後から降ってきた

予報では夕方だったけど・・・

あらかじめスケジュールはそれを見越していたが

かなり現実の展開はその予想を上回った

でも撮影

シーンの前後が時間的に「繋がって」いないから可能だった

で、さっくり終了



今は宿舎で国会中継を見ながら日記

今日は雨を見て過ごすか・・・

いやいや勉強しなくてはいけないことがたくさんある







窓には遠く灰色の海が見える

何かの運搬船みたいな船が横切っていく

海は波はなく

水平線は雨のせいだろうか、霞んでいて境界線がはっきりしない

そのせいで遠近感を失い

時間の感覚すらも曖昧になる



手前の庭の芝生の緑が美しい

時々、名前のわからない鳥がやってきて

何かを啄ばみ、飛び立っていく

数え切れない種類の植物が重層的に存在して

大気からの水を浴びて色を増す



ワタシがここの客であるかどうかはまったく関係なく

ずっと営まれてきた時間が窓の中にある

ワタシは久々のゆっくりとした時間を得たことを

「雨」に感謝する

仕事の使命からいえば不謹慎だが

東京から遠くはなれて

ほんの数時間の「贅沢」を得たことを感謝するのだった










2005年06月04日

やばい

追い込みだ!

激忙だ!

あんまり寝れない

でもがんばる

オフィスクレッシェンドマネージメント部からのお知らせ!

オフィスクレッシェンドホームページ内に

堤幸彦劇団のページを開設いたしました。

http://www.crescendo.co.jp/tsutsumizoteatro/

劇団員の公演情報や近況など、盛りだくさんです!!

是非、みなさんチェックしてみてください!!

2005年06月06日

いままで・・・

八丈島でずっと撮影しておりました

今日で終了



いい島だった・・・

また来たいと思う



今ホテルのロビーで書いてます

海が見える素敵なホテルです

ロビーでアイスクリームをさっき食べた

だからなんだ

子供か



昨日、撮りこぼしてひやりとしたが

なんとか飛行機には間に合いそうだ

よかったよかった



これで事務所に戻ると

打ち合わせ「四段積み」

うーーん



そして明日は「作品B」デイ



「トリック」ももう少しだけ残っている







ま、天気が良くて気持ちいいし

ほっとしたので

寿司でも食って帰ります

2005年06月07日

今日

「作品B」の衣装あわせの後

ロケハンに行こうとしたら高速道路運転中のマツナガが

突然「頭痛くて吐きそうです」って青い顔で・・・



私「・・・えーーーーーー」

マ「・・・す、すいません」

私「・・・えーーーー、止めろっ!止めろっ!」

大慌てで料金所出たところで停車

運転を替わり

高速を降り

近くの駅に・・・

運転中突然の吐き気は、よろしくない

病院を探し

私は自分で運転してスタッフの待つロケハン現場に

マツナガはその病院で診察してもらい

そのまま電車で自宅に帰ってもらう

最初の様子が尋常じゃなかったので心配

いつも面倒をかけワタシが病気の時は世話になっているが

いざ彼が倒れた時にはスケジュールがあるといえ

ほったらかしにして心痛む

しばらくして

「かなりよくなりました」とのメール

しかし大事をとって明日は別の病院に行ってもらう事にした





打ち合わせで久々に銀座

マリオンの裏の大きな駐車場がなくなっていてショック

そりゃそうだ

あんな一等地

いつまでも寝かさない

プランタンの前のたくさんのひらひらした女性の大群に紛れ込んでどきどき



明日はまた「トリック」




























2005年06月08日

埼玉県

埼玉県のある街で撮影

夕方時間があったので第二ロケ現場の工場の近くを散歩

工場とマンションばかりで何もなく

道も複雑に折れ曲がり

うーーーん

夕焼けもビルに阻まれて狭いカンジ

必死で自己主張している小さな川の汚れが可哀相で

大学の頃、好きだった女の子が松原団地のアパートに住んでいて

会いに行くのにずっとずっと知らない道を歩いて心細い気持ちになったことを思い出した

同じ散歩でも体の内側から高揚する道と

心細くなる道がある

(別に埼玉がいかんといってるわけではありません、時間帯や季節気温も関係する)

仕方なく唯一時間がつぶせそうなスポーツ用品店アルペンに入る

スニーカーを見たり

帽子を見たり

しかし空しくなってやめる

(別にアルペンが・・というわけではない、御茶ノ水の店は何時間でもいられる)

おかげで歩きながらいろいろ考え事に集中

その後、現場に戻り電話いろいろ





あーー

どこでも完璧に使えるシンプルでタフなPCとスピードが早く強く安全なネットのシステムが欲しい

大都会だろうがネパールの山の上だろうが・・・

「作品は現場で生まれている」のだ

思いつきををすぐスタッフに伝えたい

どこでも「現場」をひろげたい

情報を同時に交換し共有したい

いくつもの作品を同時に進めるためには必要不可欠

部分的にはシステム化してきたがまだまだ

即時性に欠ける

情報求む!









マツナガは検査の結果なんともないようで一安心

よかったよかった








2005年06月10日

雨雨雨雨

昨日は「トリック」の“かなり”大変な特殊撮影をスタジオで

でも意外とさくさく度胸一発キマッター・・てカンジで

その後、「作品B」打ち合わせやら打ち合わせやら打ち合わせやら





今日は「電車男」打ち合わせ

「作品B」衣装合わせ

「作品D」打ち合わせ

合間に恵比寿TSUTAYAでDVDバカ買い





雨はきつい

道混むし

八丈島台風ですねえ



濡れた街にタクシーの電飾がもの悲しい

こんな日はなんだか除湿した部屋で

ノンフィクションを読むべし


2005年06月13日

終わった!

「トリック」撮影終了!

やったー

いろいろ大変だったがとにかく終わったー

皆さんお疲れさまー

富士山麓で簡単な終了の儀式



なんだか不思議な作品です

ずいぶんブランクがあったけどまるで毎週やっているように自然に戻れたし

終わりがないような雰囲気だし

スタッフもキャストも自然に始まって自然に終わった・・みたいな

そして断然楽しい!

「幸せな」ソフトですね

がんばって編集しなくては・・・

放送日時、公開時期はまたおいおい





大渋滞の中東京に戻り

会社でへとへとの頭で「電車男」「作品B」の打ち合わせ

昨日たまたま見たテレビの“かき揚丼”が食べたかったが

時間がなく持ち帰ったいなり寿司のみで夕食







そろそろ大量にたまった空趣味放出の時期か

昨日は銀座で大きな虹ゲット

そして幻想的な夕焼け

空趣味カメラも新調しなくては・・・







次の作品への橋渡しの時期

一番楽しくつらい時期

やること無数

もうしばらくで「作品B」の全貌明らかに






2005年06月14日

次へ!

一つの作品が終わると掃除や衣替えや模様替えや我慢してたものを買ったり

やりたかった事をしたり

読みたい本、見たいDVD、会いたい人、行きたかったところに旅行など

「自分の区切り」をきっちりつける



なんてーのは理想論でそんな暇はない

すぐさま次!である・・・

ゆえにどんどんとフラストレーションはたまり

キレイにしたい!服欲しい!あれこれ買いたい!ジム行きたい!一日中本読みたい!一晩中映画見たい!飲みに行きたい!北海道行きたい!ボラボラ島行きたい!たい!たい!たい!・・・



あーあ

結局ずっとこうなのだ

欲望にはきりがない

こつこつがんばろう





でも昨日は久々に晴天の中、ウォーキング一時間

適度な汗が気持ちよかった

梅雨来るのかなあ








2005年06月16日

豪雨のなかで混乱せる精神

土砂降りの中、朝から取材取材取材

極めて有意義であり作品作りに避けては通れない“実像”を学習した

三箇所だったがそれぞれに脳の違うポイントを刺激されたのだった

そして大渋滞の移動中

私の車に同乗したキーパーソンから“重要な提言”

作品がどんどん重層的になっていく

血流が速くなっていくカンジだ



夕方、非礼をした方にお詫びの電話

逆に叱咤激励をいただき恐縮

真剣な作品作りの決意新たにする



夜、「トリック」打ち上げ

盛大な宴会

二次会終わりごろ楽しげなスタッフ、キャストの顔を見ながら「いい作品だなあ・・」と少し感傷的になる



一時間単位で違うベクトルの感情様々

深夜の今、やっと落ち着くも

熱覚めやらず

2005年06月17日

作品B

「明日の記憶」という映画を撮ります

荻原浩さんの同名の原作の映画化です

若年性アルツハイマー病によって大きく人生が変わっていく男と家族の話です

渡辺謙さん、樋口可南子さんをはじめとするすごいキャスト陣がそろいました

ワタシも私なりにこつこつ準備を進めてきましたがいよいよクランクイン間近

大きなイメージ作りと細部の作りこみに必死で、今は多くは語れません

とにかく自分の持てる力を出し切って、真摯に作品に向き合いたいと思います

公開はまだずっと先ですが“監督デビュー”な気持ちでがんばりたい





さっそく台本研究の日々

こつこつと・・・










2005年06月19日

いよいよ

撮影が始まる

今回は公開もまだ先であり

じっくりと時間をかけて作り上げるものなので

具体的な内容があまり公表できない

たまに雰囲気をぼそっと語りますです



それでそろそろ撮影が始まる

“斬新”な手法からオーソドックスな手法まで持てる力を出し切りたい

しかしそんな手法のさまざまも「言われてみれば・・・」というくらいの自然さをねらいたい



チャレンジだ

背筋が伸びる





移動中に急にケイタイが壊れ

近くのドコモショップへ

さすがに時代の流れでFOMAに機種変

でもまだまだムーバしか通じないところにもよく行くので

両方生かせるようにする

新機種へのデータ転送に時間がかかる

アドレスとブックマークは移し成功

しかしメールの履歴の転送に失敗

店員さんはすまなそうに別の店に言ってくださいとのこと

がっくり

いろいろいじるが機能が多すぎてよくわからん

テレビ電話も多分使わないだろうな

あーめんどくさい




















2005年06月21日

起きる

ぼおおっとしている

思いっきり背伸びをし

簡単なストレッチをする

パンツ一枚で・・・



「あいうえおおえういあ かきくけここけくきか・・」

と腹から大声で五十音濁音含めて二回し

劇団の役者の真似

かなりすっきりする

頭と体が起きる

客観的に見れば相当変なおじさんだろうが・・・

パンツ一枚だし





それで一時間みっちり声に出して台本を読む

見ているだけではわからない

「いい台詞、不必要な台詞」が見えてくる

でもチェックのみ

やはりプロの役者が読むとニュアンスが違うし

不必要な台詞もいい台詞になったりするからだ





そんでシャワー

ばたばたと仕度

つーワケで行ってきます

2005年06月23日

雨の原宿

で撮影

夕方終了し、ロケ地のビルの下の階でシャツ4枚購入

わりと好きなパッチワーク系

1万3千円なり

よしよし



その後、片付けを終えたオクダイラ、マルモ、メーキング女性カントク、マツナガと

我がケン ワタナベ出演の「バットマン ビギンズ」を渋谷で

レディースデイで結構な客の入り

カントクのクリストファーノーランとは銀座で対談したことがある

(メーキング女性カントクは帰国子女でロンドン大学でノーランと同じ映研だったらしい・・・はて“映研”というのか?)

直前まで仕事をしていた方がハリウッド映画に出ているのはなかなか不思議な気分だ



映画は素直に面白かった

「なるほどっ」と膝を打つ場面多し

なにしろケンさんはじめとして役者が魅力的

抑えた味というか

ケレン味に頼らない(でも見せるところは思いっきりハリウッド!)感情の流れは素晴らしい

「男の子の映画!よしっ!」ってカンジかな

行ってよかったっす





そして渋谷の「しれとこ」でカニ

むさぼりながら、ちょこっと出ていたインド人のような役者はナイトシャマランか?という話題で

・・・

でも結論出ず

わたしの見間違いか



さていろいろ勉強しなくちゃ・・っと

久々に

空趣味大量アップ

川口やら八丈島やら道志川だったり

銀座の虹も



お勉強の日

でもこれから一時間ウォーキング

歩く歩く

2005年06月28日

ヒートアイランド

一日渋滞の東京を走り回る

灼熱である

汗が吹き出る



高層ビル

高速道路

レストラン

都会的なものの只中にいる

のしかかるような東京

まるで自分が小さくなったような気がして・・・





ワンシーンワンシーン

考えながら、ゆっくりと

いつもとは違うアプローチ

この道はどこへ続くのか

楽しみで

不安



明日も歩こう










2005年06月30日

けっこうキテます

疲れもピーク

毎日撮るシーンは少ないがその内容たるや極めて濃い

いろんなタイプの[仕事]はあるが

今回は“体重かかってる”カンジだ

毎晩口もきけないほどどっと疲れる

そして後悔と満足と疲労と前進する意欲と反省とコンプレックスとがいっせいに布団のようにのしかかる

うーーーん

いいことだ

まさに、今、私が、通り過ぎるべき道なのだ

自分で選んできた道なのだ

うっ

五つの赤い風船の歌にそんなのがあったなあ



そういうわけでへとへとだが

眼も疲れて満足にキーボードも打てないが、総合して言える事は

「楽しい!」

これに尽きる



いつまでも健康でこの仕事が続けられますように!


渋滞

ぐっすり寝た

今日は撮影はなし

でも大渋滞(月末・ゴトウ日)のなか柏市にロケハン

スタッフより早く着いてマツナガと近所のカレーCOCO一番で野菜カレー+ソーセージ

スタッフが大大渋滞のため到着せず美術デザイナーと二人である建物をロケハン

時間がなくそのまま大大大渋滞のなか世田谷に移動

とある女優・劇作家の方の家で衣装合わせ

昔からの知り合いだがほとんど接点はなく初仕事に近い

自宅兼稽古場の佇まいに感動

本棚の本とか見たりして・・・

同世代なのだが、なんだか襟を正す





そしてマツナガと渋谷のパルコ横で本格的中国マッサージ一時間

思いっきり踏まれる

言わなかったが、痛かった・・・



その後、渋谷のとあるホテルでケラさんと対談

ある意味自分の「創作活動の原点」であり

「神聖なるカリスマ」

劇団健康再結成!にあたってのトーク

指名いただいて恐縮だ

そういえば接点は数え切れない

無数だ

同じテーブルについてることにいまだにビビる

緊張したのだった



そしてマツナガとおいしいと評判の定食屋で焼いたカレイにご飯に味噌汁

超うまかった



あーあ今日も一日マツナガと・・・



別れ際そんなマツナガ

「お疲れでしょうが締め切りお願いしますっ」

そういえばWAVEで読める雑誌の連載の締め切りだった

はいはい今から書きます



明日からは映画の撮影第二シーズンに突入

雨が心配




2005年07月02日

充実

しんどい日々なのだが

不思議と充実

毎日台本の一行一行と格闘し

ワンカットの意味を追求する

しんどいが充実





今日は夜の打ち合わせがなくなって、夕方終了

久々に写真を撮ったり

皆で食事したり





そういえばせっかく買ったピアノもぜんぜん触っておらず

やっぱりそんなに簡単には・・・

一年で「戦メリ」は無理か

いやいやまだまだ







さて

寝よう

2005年07月05日

希薄

これはいいことなのだが撮影をしている時期は「生活」の実感がなくなる

もちろん生きているわけだから「生活」は続く

が、虚構を追求し続けていると

なんだか境界線が曖昧になる

普通に食事をしていてもそれがどこかのシーンで役に立たないかとふと考えている

カメラの位置まで想像する

いかんいかん

一回頭真っ白にしなきゃ・・とか思う

もちろん混同してしまうわけではないが

かなり重なり合うのだった

特に今回のようなリアルな素材は・・・





昨日は一日撮影をして夜は品川で「宇宙戦争」を見る

本当に素晴らしい映像だが

疲れていたのでステーキ、ハンバーグ、カツ丼をいっぺんに食ったカンジ

気分爽快な時に見るべし

何べん考えてもどうやったのかわからない映像ばっかり・・・







今日は朝から長野の奥地にロケハン

素晴らしい建物と出会う

(もちろん建物の内部のモノにも感動)

近くで手打ちソバをたらふく食べ

雨の中、建造物の研究をし

雲に覆われた悲しげな山を見て

土砂降りの中、東京へもどり

品川で撮り終わったフィルムをスタッフと見る

そこには今まで自分が撮ったものとは違う「空気」が定着していた



そして皆と五反田で韓国料理

チヂミがうまい





明日も一日カメラサイド










2005年07月07日

どたばた

淡々と撮影は続くが

平坦な道のりではない

小さな成功や失敗、ミスやトラブル、笑ったり怒ったり唸ったり泣いたりすることの連続だ

難しい顔になったり、皺が増えたり、運動不足で太ったり、貧乏ゆすりしたり・・・

まあ体にはよくない

精神が健康な大人のすることではないかもしれない

しかしいいカットが撮れるといやなことはみんな忘れる

大勢が「よしやった!」のために集まっている

いろんな問題があっても「いいもん撮れたー」で初期化できる

きっと「入れ込んでいる時」はすごいいやな顔なのだろう

そしてカットが「成功した時」はいたずらがうまくいった子供のような顔をしているのだろう

世間の方々にいろいろご迷惑をかけながら、こんなどたばたを続けていくのだ







スタッフの間に風邪が蔓延

流行に敏感な私も早速・・・

パブロン飲んで寝ます

2005年07月09日

雨雨雨雨

一昨日ロケ先の近くの店で買ったアロハやTシャツや腕時計をする

なんだか気分一新

なんて単純

雨だからせめて小さなことで・・・・





毎日すごい俳優さんに出ていただいている

身が引き締まる

台本とずっと向き合っている

変更や思い直しも多い

柔軟に対応するスタッフに頭が下がる



撮影の合間で「舞台 電車男」のことを考えたり

「作品C」のことを考えたり

その先のいろんな作品の脚本を読んだり

でもその途中でまた今の映画の台本に戻ったり・・・

支離滅裂






2005年07月11日

早起き

映画も佳境だが舞台の準備も始まっている

一分でも惜しいので

朝はいつも6時ごろに起きる

5時半とかもある

8時起きでいい日はなんだか堕落したカンジだ

まるでおじいさんのようだが

夜は夜でいろいろあってなんだかんだで24時ごろまで起きている

そして泥のように寝る

まあ昼間移動の車の中で少し寝るので(いや、運転はしてませんよ)

なんとかなっている

一日は無駄に出来ない

正直疲れるけどね


2005年07月13日

晴れ

「晴れ」がほしいのだが、必要なのだが、

うまくいかない・・・

週間予報の晴れと俳優とロケ場所のスケジュールが合わない

くやしい!

こればっかりはCGでも照明でも作れないのだ



ううっ




2005年07月14日

どうであれ

撮影は続く



妥協するところは妥協し

でも内容的はかなり高い「到達点」になっているはずだ

早く編集してみたい



それにしても毎日立腹すること多し

いろんなことに、いろんな人にだ

しかも低次元なことばかり

あまりにもトラブルが続くと、もしかして自分が悪いのではないか・・と思い出す

皆は正しくて、私が変

そうかもしれない・・・

あるいは年齢か・・・

怒る年頃・・・

更年期障害??

いやいや10代からずっと怒ってるし










2005年07月16日

暑暑暑

黙っていても暑い

今夜のエアコン率すごいだろうな

地球温暖化に拍車だなあ

といいながらエアコンだ





映画はいよいよ後半へ

基本的に順番に撮っているからまるで「人生」なのだ

私の小さな人生だと“太刀打ちできない”人生だが

真摯に体当たりするだけだ





今日は撮影が終わって

丁寧で良心的な雑誌の取材を受ける

最近は忙しくて取材が受けられないのだが

前々からの約束で一時間

うまく応えられたかどうかわからないが

一生懸命話す

話すことで自分の出自やら現状やらこの先が浮き彫りになる

そして未だ不充分、ちゃんとせねば・・と反省する

あと何年仕事できるがわからないが

出来ることはめいっぱいしっかりやろうと思う














2005年07月18日

さて

いろいろと切羽詰っているのだが

なんだか気持ちは平穏というかどんとこいというか

各担当者はじりじりといったカンジだろうが

なんだかコップの中の嵐の眼ってか

怒りんぼ病相変わらずなのだが

それも無益なことで

控えめにすることにして

(ブサイクになってしまうからね)

なんだか周りの人々には「やせた?」といわれるが

まったく体重は減っておらず

むしろ少し増え

朝や食後は体が鈍り疲れがどっとでて眠くてぐったりする

慢性的運動不足

いつも座りっぱなしでたれパンダのようだ

でも精神はクリアだ

前に進んでいる気がする

方向もそんなに間違っていないようだ

わかんないけど・・・

一段落したら(するのか)思いっきり体を動かすことにしよう


2005年07月23日

がしがし

・・と撮影は進む

もはや「そのこと」を考え、「そのように」にし、「そういった」カンジで仕上げる一ヶ月は永遠のようで

なんだかずっとこの作品をやっていた妄想にとりつかれる

それだけ向き合っている距離が近い

今日も話し合っていたのだが

もし40歳でこの作品をやっていたら

“押しつぶされて”いたかもしれない

そしてそのトラウマから一生立ち直れない

なぜなら49歳でも押しつぶされそうだから・・・

ま、

でもがんばってます

楽しいです

なによりです

肩はバリバリだけどね





「電車男」も稽古中

これがまた“あまり見たことのない”出来になっていて

なんだか稽古に行く度ににんまりしてしまう

なにしろ共同演出のオオネや脚本のミウラや映像のイシダや

音楽のトオル氏や(ハッピーバースディ!!)

プロデューサーの皆さんや

スタッフの皆さんや

何よりもタケダ君はじめとする役者の皆さんが

「この難題を乗り切るぞ!」とがんばっていて

(最初の私の“設定”が難題だった)

頭が下がる

ほんとにすんません



極端にベクトルが離れた二つの作品だが

やっと「先」が見えてきた

肩、バリバリだけど・・・





そして「作品C」「作品D」が控える

忘れられない夏になりそう

おっと「トリック」編集しなくては・・・

これがやばい面白いのだった

はい






2005年07月28日

追い込み

何もかも追い込みで



追い込まれている割には安穏な気持ちで

長野安曇野をロケしながら蕎麦三昧



映画は「終息」にむけて「収束」していきつつ

しかし精神的には「拡がり」続け・・・



なんのことだか・・・

見ていただければわかるのだが





そして舞台は

初日に向け悪戦苦闘の日々

しかし自分的には「狙い通り」ないい気分で

役者の皆さんがんばって!

スタッフあきらめるな!





「作品C」

全貌が見えてきた

短期決戦・総力戦

枕を高くしていられない





そんなこんな中でも

あーしたいこーしたいと隙間でのわるだくみ





今日思ったこと

毎日一杯の蕎麦焼酎お湯割り←おやじだ

蕎麦職人を目指すも悪くない←なんだとお

寝たい←賛成

高原へ行こう←まんまじゃん









ショパンの「別れの曲」が身にしみる深夜にて

今夜は

涼しい気がします

流星群見えねーかなー



さっきは稽古中に地震

こないだは撮影中に地震

怖いねー

そういえば昨日は長野で地震雲みたいな写真が取れたので何人かに送ったのでした

でも毎日雲は不思議なカタチしてるからね

なんともいえねー



・・・・

うんやっぱり今夜は涼しい








2005年07月29日

明日から

映画は最後の山場を迎える

といっても大アクションシーンがあるわけではない

心理的に人間的に高揚する静かなシーン

奥深い山中で・・・

不安である

いつも撮影前は不安なのだが今回は特に不安

も一回台本読んどこう・・・



というわけで何日か山ごもりです






2005年08月01日

さっき

山を降りた

しかしまだまだ「精神的」クライマックスシーンは続く

これまで積み上げてきたストーリーの帰着点

そして出発点

毎日このような“両義性”を深く感じるのだった

入り口で出口

裏で表

喪失していて豊か

未来で過去・・・・

決して複雑な話でもなんでもない

でも撮れば撮るほど隠れているものが見える





「電車男」も最終的な追い込み

原作の「最初の感動」にこだわった立体的「電車男世界」

幕は開くのか?

いやあ

緊張する







木陰に入れば涼しい山中から灼熱の東京

昨日超早朝から

一時間寝を細かく何度もで先ほどまで

ほぼ徹夜な朦朧頭でこの熱射はキツい

カレー食ってガンガろー








2005年08月04日

なんだか変な今日

映画評のために洋画を一本見る

面白いけどすっごく変だった



「電車男」のリハに行くが機械の故障でゲネプロならず

しっかりリハーサルしてるので(オオネが)大丈夫だと思うが心配



みんなに差し入れしようと思ってカツサンドを買うが

夕食がトンカツだった



あと書けないけど“あちゃー”と思うこと一件

それはまったく“あちゃー”で

運命のいたずらってカンジだ

(『何か』をあきらめてお金をかけて次に進んだらその『何か』が成就した・・・そんなところか)



暑くて暑くて薄着で会場に行ったら

エアコンが寒くて寒くてコート着てました





ま、そんな日もある・・・







いよいよ舞台「電車男」明日初日!

皆さんぜひお越しください

武田版「電車男」

面白いよ!







そして映画も昨日一番気になっていたほぼラストシーンを乗り切った!

ほっとした

まだ膨大な仕上げと若干の撮影が残っているが

がんばりやす






2005年08月06日

昨日

舞台「電車男」初日



昼、一昨日出来なかった通し稽古

終わって自然にみんなで「いーね!」と・・・

なんだか安心する



安心して音楽のトオル氏とマツナガとホールのあるビルの商店街の中のマッサージ「手もみん」

30分でふにゃふにゃになってしまう



そして本番

これが「予想を裏切る」盛り上がりでびっくり

まあ初日大サービスだと思うのだが・・・

しかしうれしかった

たぶん「本番状況」は今日から

これから褌を締め直すべく劇場へ












2005年08月07日

さて

舞台「電車男」は走り出した

いいカンジのようである

私は何度見ても笑ってしまう、泣いてしまう

自分で作っといてなんだよ

(一番がんばったのはオオネです。だからお客気分)

昨日の昼の部でそう思い、ちょっと安心し

新宿の鈍器で

間違えた

ドンキで新しい仕事カバンを買い

(何でドンキ)



夕方、恵比寿の高級ホテルである打ち合わせ

その後代表ナガサカ氏と同じホテルの和食屋で食事

あまりの“いい値段”に二人固まる

しかし、えいやっとばかり

ナガサカ氏はマツタケづくしを

私は冷しゃぶを

合流したプロデューサーナカザワ、マツナガも

その値段に眼を丸くしつつも同じようなオーダーを

ドキドキしながら打ち合わせ&食事

「万札食った」てか



久々にいいもの食べて体が安心したのか

今日の「作品C」八丈島ロケハン7時羽田集合に遅刻!

起きたらフライト時間!

うがあああ

急いで空港へ

満席で希望の薄いキャンセル待ち

ドキドキしながら待つこと2時間

何とか2便目に乗る

夏休みでいっぱいの島へ



がしがしとロケハン

「トリック」でもついこの前お邪魔したから

勝手知ったる八丈島

今度またお世話になる方が主催する海岸のイヴェント

「ちびっ子日焼け大会」に審査員で出席

同じ審査員で座ってらした警察関係の方に

「あんたらガラ悪いから今度はちゃんとしてよー」と釘刺され

「?」誰かなんかしたのか?

ぜんぜんわからん

とりあえず「すいませんすいません!今度はちゃんとします!」とあやまる

いかんいかん

ただでさえ撮影隊は嫌われるのに・・・

しっかりやります!







明日からは最後の「明日の記憶」撮影

美しく終わりたい





そろそろ空趣味だな




2005年08月10日

終わる

映画「明日の記憶」撮影99%終了

あとは若干の実景や合成素材の撮影を残すのみ



撮影所で深夜の打ち上げ

渡辺謙さんの“熱”を皆で受け止め

ワンカットワンカット紡いできた(まさに・・)

もてる体力と知力(たいして無いが)を使い果たしたカンジだ

しかしいままでの人生の中で一番得がたい体験をしたと思う

うまく言葉では言えないのだがそんな気がする

何ヶ月かするとその「意味」がじんわりわかるかな・・・

編集して音をつけて完成して「手から離れた」時にその「意味」がわかるのかな・・

そうだったらいいな

今はまだ対象化できない

とにかく真摯に繋ぎます










2005年08月11日

思うところあって

つーか「区切り」みたいなもので

昨日健康診断

次の「作品C」のクランクインが20日予定なのでちょっと自分の現状を見ておこうと・・・

脳のMRI

まあ“そうゆう作品”をやっていたからではないが

若干頭痛が気になったので・・

でもこれは問題なし

よかった



血液検査

数ヶ月前の人間ドックがあまりいい結果ではなかったので

その後漢方薬を飲み続けていた

高脂血症気味

尿酸値高し

脂肪肝・・・

どうなったか?





結果はだめ

ぜんぜんだめ

全ての数値が悪化

「治療レベル」もある

そもそも運動不足だし(椅子に座って一日中テレビを見ている)

早食い大食だし(業界病)

最近酒飲むし(しょうちゅう、いやしょっちゅう)

やはりだめだめで

お医者様に「体重を減らせ!酒は飲むな!運動せよ!徹底的に食事療法!

できたら薬飲め!でないと・・・・」

と脅されげげっっと・・・

やばいやばいなあ



しかしこれもチャンスと前向きに

早速夜のお食事会打ち合わせ(なんとうまそうなイタリアン)

一滴も飲まず

食事も味付けなし温野菜一皿のみ

ひたすら水がぶ飲み



今朝もこんにゃくソーメン(コンビニね)

野菜ジュースのみ



極端だとつぶれると皆言うが

タバコもやめて2年近い

今やらずしていつやるのだ



食事を気をつけ(ちゃんとマニュアルはある)

夜遅くはなるべく食べず

量をほどほどによく噛み

水分を取り

好きなウォーキングを中心に運動し

酒はやめ(・・いや、控え・・一杯だけ・・・いや、出来るだけ飲まず)



わかっているのになぜやらなかった!

いつも赤点とって(死語だ、赤点)気付く だめ人間





というわけでとりあえず「5キロほど体重減らすか!チャレンジ!」

本日の体重72.5キロ

中年ダイエット日記ってか



(来週もこの話題続かなければ三日坊主ということで つっこまないでください)

2005年08月12日

都内

をうろうろ

昼、六本木のいつもお世話になっている映画制作会社で「作品D」の脚本打ち合わせ

前は気にならなかった(いや寛容だった)タバコの煙が異常にくさくて集中できず

私は鼻がかなり利くせいか(最近その能力が向上した)つらかった

今度から分煙にしてもらおうかな

クレッシェンドも喫煙者有利な事務所なので会議はきつい

「あんなに吸ってたのに・・・」という目線が怖くて言い出せず

しかし久々に見るとタバコのパッケージデザインちごいね

三分の一警告だね

喫煙、勇気いるね



そして“スリム化計画”実施中なのでかけそばともずくのみの昼食

赤坂砂場にて

つゆは飲んじゃだめ!と心のなかで言いながら

全部飲んだ





そして超大手エンターテイメント会社にて打ちあわせ

何か、どこか、はまだ言えん

いつもの我々の「アナログ社会」とは真逆の世界

シンプルで割り切っている仕事っぷりがなんだかまぶしかった



その後「作品C」の現場スタッフ打ち合わせ

腹がへる



夜、「トリックテレビスペシャル」の編集チェック

久々にスタッフ大集合

2時間強の試写

面白かった

直すアイデアもいろいろ

完成が楽しみだ

と思いつつ腹がへる





とりあえず明日から食事は三食きわめてゆっくりよく噛んで

バランスよく腹八分目

夕食は抑え目

酒は控えて

適度に運動、姿勢良く

ストレスを持たず規則正しく生きます!



なんてことを午前2時20分に書いていることじたい

すでに間違っているな

「お前はすでに間違っている!」








2005年08月15日

ここ何日

事情があって岐阜、長野をうろうろ

高山や松本は素晴らしい

そして近い将来尾根縦走→どこかの峰制覇!を誓う

もともと空好きなので一番空に近いところは目指すべきなのだ

北アルプス空撮のDVDをゲットして興奮

忙しくて出来なかったこと=登山

挑戦するぞ





今日は「作品C」の衣装合わせ

尊敬する演出家であり俳優のあの方と再会

身が引き締まる





明日はロケハンで姫路・兵庫に行く予定だったが中止

急遽スタッフルームで打ち合わせ

いろいろ煮詰めるぞ








2005年08月16日

いやだなあ

地震

恐いなあ

東北の皆さん、大丈夫ですか?





今日は「作品C」の打ち合わせ

衣装あわせ

音楽の部分録音





けっこう厳しく「スリム化計画」実行中

朝から食事を制限しまくり

噛んで噛んで

腹八分目



そうしていると決まって夕方底なしの空腹に襲われる

そして気絶したみたいに昼寝を30分

いつまでやれるのか

???










2005年08月19日

眠い眠い眠い

毎日こつこつといろんなことを・・・



昨日は某超高級ホテルで

超有名な方々と「貧乏」について語り合うというシュールな時間をすごす



今日は「作品C」のロケハンで遠方に



そして夜は「明日の記憶」の編集大会



いやあ眠い

このままだとキーボードを打ったまま

寝てしまうに違いなああああああいいいいいいいい



あーーー

2005年08月20日

完全なる満月(かな?)

「作品C」で一日撮影所

素晴らしいセットが建った

明日からクランクイン

詳しいことはまだまだ書けないが雰囲気は書くことにする



ガシガシとカット割をして

夜はもう当分行けないので代官山の美容院で毛染め

懲りもせず真っ白



終わって高輪に帰社しようと外に出る

ふと見るとあまりにも美しい完全なる満月(だよなあ)

なんだか歩きたくなりとぼとぼと・・・



上を見ながら

代官山〜恵比寿〜ガーデンヒルズ〜白金〜高輪台〜高輪

一時間

汗はとめどなく流れ(今日は鈴木茂Tシャツ)

前傾気味な情けない歩きだったが

青くまるで冬空のような満月を見続けながら前へ前へ

気持ちいい

熱帯夜なのかもしれないが

風は確実に秋の匂いを内包していて切ない

誰もいない路地やシロガネーゼ(??)で賑うカフェ

しんと鎮まった学校や公園

狭い歩道に赤い線のテールランプ

もう閉まっているよく行く蕎麦屋やレストラン

あらゆるタイプの外車

それら全てが魔法の月の光線で浄化され

なにやら美しく許せるものとなる

そしてビルの陰や樹木の合間で「静止している」月に導かれるように歩き終わる



なんだかいい一時間を過ごした

毎日「いい一時間」過ごせるかな?




2005年08月23日

またまた

入り込んできた作品に・・・

撮影3日目

なんだか相当深いカンジで入り込んでいるのだった・・・

監督業としての自分自身が試されている

ワンカットワンカット丁寧に・・・

あったりまえじゃん

毎回デビュー作だね・・





気分転換に夕食休憩に多摩川土手をウォーキング

汗が風に吸い込まれる

たまらん

気持ちいい

体重はまだ2キロしか落ちてないが

なんとかスリム化計画実行中

不規則なスケジュールが迅速な計画遂行を阻むが

「意志」の力で!

(そんなもんあったんか?)



今回は初めて組むスタッフが多い

新鮮で勉強になる

甘えていた自分に気づかされたりもする

謙虚に謙虚に










2005年08月26日

句読点

また句読点のような数日がやってきた

今朝(といっても台風のさなか朝7時まで)「作品C」のかなり手の込んだ部分を撮影

これでセット撮影が一区切りつく

今回から撮ったデータを即簡易編集してチェックするシステムを作り(借り物だが)

なんとなく“安心”する

とかく撮影という行為は“安心”できないものなのだ

人に非難されても、人に無視されても、人にほめられても、やはり不安なのだ

だから自分の目で確認するしかない

しかしカットはピースでしかないから

思い入ればかりを確認して全体を客観視できない

昨日の熱意は忘れちゃうし・・・

でも今までは「即編確認!」はやってこなかった

なぜか今回はふと思い立ってやってみたのだった

「そうすべきだ」とイケフクロウが・・いや天の声がしたのだった

助監督とは別になんとなく勘で雇った「演出助手」さんの意味もそこにあったのだ



そんでやってみる

いやあ不思議なもので

まだまだ三分の一くらいだけど“よしっなんとかなる!”という気分になれた

「いいカンジじゃん」

昨日の思いは断ち切って明日に行く・・そんな気になったのだった



よしっこれだーこれで行くぞー!

今回から毎回このシステムだー!

と、またまたまわりに迷惑をかけるのだった

実は私の身の回りグッズだけでスタッフはいい迷惑している、大量で・・・

「監督ワイヤレスPAシステム」とか(これ素晴らしいですよ!行ったり来たりの手間を省く経済効果抜群のシステム、プロデューサーの皆さんいかがですか?一応「即断即決」という商品名です、一個しかない手作りの逸品・・・って売ってないよ!いや、希望者があれば・・)

健康食自炊セットとか

それにオペレーター付編集セットだあー!?

いーかげんにしろっ!

こっぽらかぽっこらぽらっこっぽらこらっ!(壊れた)

またマツナガが青くなり、イチヤマが「かんべんしてくださいよー、ロケじゃ編集は無理ですよー、電源どーすんですかー」と泣き、フクトミは「回収できますか?」と眉を吊り上げるに違いない



でも「安心」は重要だ

それで次へ進める

間違ったら戻れる

決めた!

いざパソコン屋へ!!





てなモーソウを書きつつ

月末の遠方大ロケの前にやらねばならないこといっぱい

編集編集編集!

打ち合わせ打ち合わせ打ち合わせ!

掃除掃除掃除!

買い物買い物買い物!

ダイエットダイエットダイエット!

焼酎焼酎焼酎!(おいっ)



今日はトリック重要打ち合わせ

下北で感激、いや観劇

夜は神様のような人々とわるだくみ



なんとなく3キロくらい落ちる

昨夜は旧知の超名優と嵐のなか待ち時間で健康談義

新情報を得る

2005年08月28日

舞台「電車男」東京公演終了!

皆さんモツカレ!

まだ終わったばかりで、そしてこれから地方公演あるし

まだ全体を俯瞰できないけど

なんだかいい仕事でした

書きたいことは一杯あるけど

なんだかいい気持ちでした

たいていの自分の舞台はは終わって反省点が残るけど

今回はそんなストレスがほとんどないなあ・・

楽しかった

キャスト、スタッフ、そしてご来場いただいたみなさんありがとう!



終わって打ち上げ

忘れられない面々になりそうなみなさんとしめやかに・・・









昨夜は本多劇場で劇団健康!

とても縁が深い皆さんが総出で!

もう神経がうるうる

パンフでケラさんと対談させてもらったし!

劇団健康フリークとしてはもうやばいっす!





本日昼間映画「明日の記憶」の編集チェック

これはーこれでー

見るたびに新しい発見が・・・

ずっと編集をやめたくない作品

どこをとってもある種“奇跡的な何か”が映っているのだった

うーんやばい





そして焼酎・・・

うーんやばい






2005年08月30日

本日から

「作品C」の撮影で遠方長期ロケ

天気もまあまあだが飛行機移動になんだか疲れた

あまり飛行機で疲れることはないのだが珍しい

ホテルに投宿

デカバッグあけて巣作りをする

いつも思うがカバン2個で何とかなる自分の人生ってなんだ?と・・



そうだ

体重計買わなくちゃ



今日は下見やらコンテ書きやら打ち合わせ、宴会やら・・

明日遅くから撮影開始

明日は4キロの自分なりのウォーキングコースを決めなくては








2005年08月31日

仕事の合間に

たりないものを買いにいく

PC用のスピーカー

ついでにCD(アラニスモリセットとジョージウィンストンがよかった)やDVD

養命酒(重くて持ち歩けんかったので)

入浴剤(バブだ、本当は各地温泉モノがほしかった)

頭皮が痒くならないシャンプーとコンディショナー(なんか気分で)

ボディーシャンプーと洗顔料(なんでもいい)

目薬と眼の洗浄液(これは重要)

海パンと水中眼鏡(いちおうね)

体重計(体脂肪計測つき・・ってこれを買いにいくだけだったのに・・こんなに買ってしまって転がるみかん・・)

おっと綿棒忘れてる





昨夜はスタッフ初めての宴会

撮影半ばのひと呼吸

これからワイルドなロケが始まる

お世話になるご当地の皆さん、よろしくです



で、24時まで焼酎焼酎焼酎

つまみは極力避けた(かったが少しだけ)

いい加減酔っ払いホテルまで徒歩で帰ることに

約3キロ

しかも徒歩始めての道



5分もすると市街地を抜けて真っ暗闇

夜空は満天の星空

空気は甘く自然と歩幅が伸びる

最初は暗い道が怖かったがだんだんといい気分に

だれともすれ違わず

しばらくするとプロデューサーナガサワ氏(最近組んでいる、ドイツの映画祭で知り合った個性派P)が“走って”追いかけてくる

なんだかいろいろ語り合いながら

呼吸を整えながら

結構早足で歩く歩く歩く



横たわっていた夜の真っ黒な飛行場が寝ているクジラのようで・・・





そして部屋でメールの返事いくつか

風呂入って(バブでね)布団に横たわった瞬間スイッチが切れた

マツナガの「朝飯は?」の電話で起きる

体イタっ






2005年09月01日

冷静に

シンプルな環境の中で(旅の途中だからね)考えるべきことたくさん

リストを作ったりする

仕事のこと(作品D、E、F、G、H、I、J、K、L・・・・そんなにねーよ)

自分のこと(将来のこと・・私にも将来は、まだ、ある・・・だろう・・か?)

やるべきこと(登山とか登山とか登山とか英会話とかバンドやりてーとか)



子供の頃からTO DOリスト作りは大好きだった

で、どれも実現しないのだが

だめじゃん

でも書くと忘れない

その気持ちは残る

やらねばやらねば・・・





なかなか体重70キロを切らない

別にアンダー70キロがいいという科学的根拠は何もないのだが

なんだかとりあえずの自分の目標として

そしてその後は65キロを目指し、実現したらそれを維持する

ちょうど10年ぐらい前の動きが軽かった自分をめざして

無理するとよくないので

ちゃんと食いながらゆっくりね





昨夜からキースジャレット「ケルンコンサート」にはまりまくり

そもそも1975年に初めて聞いて

「こんなに崇高なものが世の中にあるのか」と仰天した

聞く気持ちはもちろんまったく違う

別人が聞いているのと同じくらい違う

30年も前じゃね・・・

でも不思議とその時触れた“何か”の感触を思い出す

その心の揺らぎを思い出す

何もなかった時代(今もない、カバン2個・・うそ、いろいろある)だったから強烈だったのだ

キースジャレットに限らずその頃の音楽がまるで自分の培養液みたいなのは

やはり何もなかったからか

戻っていくべき場所を明示する指針でもある







さ、仕事仕事




























2005年09月03日

遠方にて

撮影は進む

毎晩大型○○機を使って○を作る

なんのこっちゃ

これが結構すごくてびっくりする

慣れてるつもりだったがやはりびっくりするのだった

今日から俳優陣も大挙ロケ地入り

初めてお付き合いする○○○○さん

おなじみの○○○さん

おなじみの○○○○さん

そして二回目の○○○○さん

これからは憧れの○○○○○さんもやってくる

(決まりによりまだ公表できません、後日穴埋めします)

○が減るが○○中なので控える

(それは「決まり」と関係ない、腹が減るが減量中なので控える・・意味ない伏字)

今日はプロデュース筋のゲストもたくさん現地入り

緊張する

がんばらねば



天候も好調

昼間は暑くて汗が止まず

日が陰るとすでに風は秋を含んで涼しい

赤とんぼが風に舞う

夜は山の中腹の小屋でほぼ徹夜撮影予定

準備待ちでホテルで小休止

電話で東京と打ち合わせ

夏の最後

ホテルもなんだか賑やかでプールで泳ぐ旅行者達の水着が眩しい

また今年の夏も季節を楽しむことなく過ぎていく

いや

一日中外で仕事してるから「楽しむ」といえばそうかもしれない

うーむ

外にいてもテレビばっかり見てるし・・・

微妙だな




2005年09月05日

一番最初の客

雨は大丈夫ですか?

東京はすごいことになっているらしい

台風の進路にあたる地域の皆さんもお気をつけください



さて

撮影はがしがしとこの遠方の地で進む

幸い天候はツイていて遅滞なくスケジュール消化

昨日は極めて暑かったが映画のイメージを作るうえで重要なシーンを撮影

この「作品C」はある“世界観”の土台の上に作られたストーリーなのだが

昨日はその世界観を作り上げた皆さんが現場にお越しになった

撮影はさくさくと夕方に終了

優秀なスタッフの努力の賜物である

頭が下がる ありがとう

現場編集も順調

編集担当の女性スタッフが徹夜でつなぐ

その日の撮影は次の日にはもう編集されている

素晴らしい

全体がわかる

足りないものが見える

プロデューサーの評判もいい

このままうまくいけば「撮影終わり荒編集終わり」だ

これだーメモれコピれー





夜はその「世界観」の皆さんとホテルの下のバー(実は行きつけ、焼酎バー、いろいろうまい、酒も、料理も)で飲み会

魅力的で個性的で創造的な人々

5時間近く飲んで食った

いやぁ面白かった

盛り上がってひさびさに笑った



ありがとうございました皆さん

撮影が終わったら、また飲みましょう

いろんな世界を作り出してくださいね

メールでもください



考えてみればこの作品の出発点でもあり

「一番最初の客」でもある方々

当然一番怖いお客でもある

冷静に考えれば身がヒキシマルね



さて今日は久々の撮休!

休暇!休み!

ほぼ毎日けっこうハードなウォーキングを続けていたので

朝食後思い立って近くの「山」に登山することを決意

登山といっても高さ850メートルくらいなので軽いハイキング気分

さらにさらに車で中腹まで行けるのでラスト1キロを45分くらいで登る

楽勝!と超軽装で水も持たず一人で出発

(マツナガに送迎を頼む、帰りはテル連)

登り始めて10分

とんでもない急角度の坂道の連続にナメきっていたことを痛切に反省する

足は上がらない、のどは渇く、汗だくだが徐々に温度が下がって寒くなる

20メートル歩くと小休止を続け何度かあきらめかける

一人八甲田山(大げさな・・脚力がないだけ)

もちろんこんな「雨予報の日」に登山してる酔狂な人はおらず誰とも遭わない

へとへと

どんどん雲がわいてきて視界も悪い

過去作った作品名を思い出しながら(疲労ごまかし)笹の登山道を登る登る

40分ほどで足は自分のものじゃない感覚になるが

なんとか山頂に到着!

急に視界が開け大きなカルデラが眼下に!

やったー

疲れを忘れるとはこのことだ

無性に水が飲みたかったが持ってない

我慢して山頂の碑を目指す

小雨もぱらつくが自分と語りながらなんとか道なき道を踏破

けっこうすごい風景にシャッターを押しまくる



何度も書いたが登山に魅力を感じていて

西穂高とか乗鞍とか私のような初心者でもトライできるところはないか調査中なのだった

それも2000メートル級の頂を目指したい

そして数年後にはネパールの山岳地帯で撮影する映画を検討中で

うまくいけば5000メートル級にチャレンジの可能性がある

(これは登山ではなくトレッキング)

しかし今日のこの有様じゃとんでもない

まず体つくりからからだな・・・とひとりごつ





山頂を堪能して下る

下りがまたつらい

膝に体重がかかってまさに「足が笑う」「膝ががくがくする」という情けない状態

マツナガにウーロン2本発注し合流後がぶ飲み

まあいい経験でした



そして助監督達と昼食

ホテルに戻り誰もいない大浴場で一人マッサージアンドストレッチ

部屋でメールの返事

髭剃り、鼻毛切り、腰のアイシング

で、まだ2時半



さ、昼寝して

夕方コンテ書き

夜は演出部(助監督やら演出助手やら記録さんやらCGクリエーターとか)と焼肉

いや僕はダイエット中なのでサンチュサンチュサンチュ

いやちょっとだけ一枚ぐらい・・・

うー肉食いてー








2005年09月06日

ちょっとした・・・

撮影の合間にストレッチをしたり

散歩をしたり・・・

さっきはスポーツ用品店でダンベルを買って軽い筋トレ

天気も上々でまったく健康的



フィジカルな面は何とかしようとする自分のルールができてきたが

精神的には最近精進が足りない

この先の作品つくりの下調べもあるし

もっと努力せねば

いかんいかん



撮り終わった作品の繊細な作業も控えている

この遠方ロケ後が極めて大変だろう・・・

現実を見よ

うーー







さて夜の撮影に行くか














2005年09月07日

今日

昨夜は撮影を遅くまでやっていたのだが

なんだか頭が冴えていて少人数(ベース周りの3人とマツナガ)で寝酒にカフェバー(死語?)

さすがに少し疲れていたが選挙の話とかいろいろ



今日の撮影は午後3時から

ゆっくり寝ようと思ったがきちんと目覚め、朝食

蒸暑かったがそのまま6キロほどのウォーキングに出る

素晴らしい眺めに息をのむ

しっかり見て、覚え、誰かに伝えたい・・・と思った



ゆっくり呼吸しながら歩いていたら

なんとはるか遠くからまさに絵に書いたようなスコールが私に向かって移動してくるではないか

眼を凝らしてみるとかなり大粒な雨

やばい

カメラとケータイが濡れる

カバンも袋も何も持ってない

そこには身を隠せるような場所はなく

見ると公衆トイレが約300メートル先に



走る走る

雨が迫る迫る

ぎりぎりで滑り込みセーフ!

まさに叩きつける様な土砂降りの雨

トイレからまったく出られず

マツナガにケータイしヘルプ!

しかし5分もしないうちに雨は通り過ぎまた蒸暑いピーカンの空

なんじゃそら

またとことこ歩き出す

迎えに来たマツナガに「ごめん」

また汗だくで歩く歩く





ホテルに戻り

シャワー30分

マッサージ代わりにシャワーノズルを肩や頭皮に

疲れが引いていく





そしてロケへ

第一現場は難無くこなし

第二現場でまたスコール

やはり5分で止み、陽が差し

巨大な虹が出た

無心でシャッターを切っていたら

助監督から「あの、ドライお願いします」と・・・

すんません



なんだかぼうっとした一日

2005年09月09日

夜の森

毎日、夜の森で撮影

「暗闇」は表現が本当に難しい

今回の作品は「闇」とか「色彩」とか「空間」が重要なファクター

それは本当に難しいのだった



明日は集中力が必要とされる撮影

がんばります





今日も合間に5キロ踏破

だんだん“それに”慣れてきた





が、体重は70キロを切らず

何百グラムか超えている

うーー

けっこう努力しているのに・・・

プチ断食とかするぞ!

無理だけど





東京から「明日の記憶」の映像ピースがいくつか届く

一気に“その気持ち”に引き戻され

マルモに電話

指示出しまくり

何度も見ては涙ぐむ


















2005年09月10日

一日船に乗って撮影

私は船酔いはしないのだが

流石に今日は撮影時間が長く

ずっとモニターと台本を見てると気持ち悪くなった

周りのスタッフも

「すいません!だめです・・・」といって寝込む者が続出(2人ぐらいだが)

ベース周りのスタッフも狭い部屋で一点凝視なのでどうやらだめっぽい

でもみんなプロなので、我慢・・・

つらっ

無事終わってよかった



下船して8時間経つがまだゆれてる気がする

うー

2005年09月11日

9月11日

舞台「電車男」全公演終了!

ごらんいただいた皆さん、ありがとうございます

最終公演も無事終了

私はロケで行けなかったが興奮した電話やメールが相次いだ

よかったよかった

キャスト、スタッフお疲れ様でした!





あの悲惨なテロの日

あの日を思い出す

暗く開いた穴を思い出す

世界が大きく変化した日





総選挙

「劇場」「祭り」・・・





そして朝から調子悪し

ちょっと、数時間、人生を休みたい・・と思う

でもがんばるけどね

仕事の疲れは仕事で癒す

2005年09月13日

晴天

ものすごい晴天だ

しかも「青」の色が確実に秋にシフトしている

空が「高く」なる

地上で人間がばかばかしい騒ぎを繰り返しているうちも

地球は廻り続けている





体調は戻ったが

頭が半分、思考の「迷路」に迷い込んでいる

うろうろとぐるぐると同じことを考える・・・

あまりポジティブではない

いやなこと、考えたくないこと・・・

このロケ場所の「磁気」みたいなものに捕りこまれたのか・・・

実は私は「私」ではなくてずっとここで「私」を妄想している抽象的な概念なのか

うーん・・・





ロケをしながらふと立ち止まる 眼を凝らす

顔を撫でる風

遠い星

海に映る月

虫の音

現実的な自分を取巻く人間の世界と、無関係に流れる自然の時間を意識する

そしてあまりにも矮小な自分(達)を意識する



いかんいかん

そろそろ戻らないと・・・

もう帰る時機なのかも












2005年09月15日

20時間

久々に連続撮影 20時間

へとへとです

眠らなきゃ・・・ですが頭が冴えてしまって・・・

今日は尊敬する演出家で俳優の方が出演

初めてだったがとても嬉しかった

きつくダーティな現場で気を悪くされなかっただろうか



主役の○○さんはとてもがんばる

頭が下がる

そしていつものことながら

スタッフの働きに敬服





今日も何度か激しいスコールに見舞われる

天気雨

まるで夏が去りがたい思いを主張しているような・・・





ケータイの通じないロケ地

数分おきにケータイチェックする私は

(PC機能も兼ねているので)

ついつい癖で開いてしまうのだが、一回諦めてしまえば存在を忘れる

それはそれでなんだか生まれ変わったような気がする

大げさな・・・





で、7時間寝て起床

撮影は夕方から

みっちりストレッチと裸でダンス(室内です、カーテン閉めてます)

その後、5キロのウォーキング

40分シャワー

そんで体重計

なんと!

69.6キロ!

やったー

70キロ切ったー!

念願の通過点クリアー

時間かかった・・

目標の65キロに向けて精進!



で、マツナガとプロデューサーと喜びながら中華料理

おかずをちょっとだけにしようと思ったが

おいしくてついばくばく

しっかり体重元通り

瞬間最大風速でした・・・





さ、仕事仕事










2005年09月17日

いよいよ

天気がよければ「この地」でのロケはいよいよ明日(今日)が最後

お世話になりました

情報解禁の日も近い

そうなればあらためて「この地」の素晴らしさを写真付で紹介したい



明日はここの「空気」を満喫することにしよう

2005年09月18日

最後の夜

夜が明けて昼になったら東京

久々の東京

午後からは「明日の記憶」の編集作業

「トリック」もそろそろ形が見えてきた

「作品D」も稼動しつつある



今の作品もまだ山場が残っている

今月、来月、再来月は一分一秒が大事になるだろう


2005年09月19日

その時、

月を見ていた

それは完全な満月で九月のこの時期では太古の昔から一番有名な月だ

そしてその月は海に浮かんでいた

周りには誰も、車も、家も、何もない

抽象的なまでに月と海と海岸

風はもう秋の入り口だというのに密かに月の光の温度に暖められたように生暖かく

顔を撫でる

振り返ると背面には形のいい山が暗闇にそびえている

山頂は笠雲の中だ

その笠雲や山肌や私が立っている海岸や海面に

まるで昼間の太陽光線の眩しさだけを抜いたような幻想的な光が音もなくふりそそぎ・・・

そう、まさに『ふりそそぐ』状態だ

落ち着いてじっとしてあらためて月を見る

年に何回か月をじっと何時間も見つめることがあるが

(だいたい『負』のパワーを感じる時だが・・・)

この月は今までのどれとも違って何か目に見えない粒子を高速で放射しているようで

しかし、それはけっして不快ではなく

なんだか自分が透明になってしまって

月の明るさで細部までくっきり見える、そう、まるでアメリカ映画の夜景のような状況に

“動いてはいけないもの”として貼付けられた

何時間そうしてたのか

当然、月は軌道上を目に見える速度で移動し

眼下に形而上学的なシルエットで佇む小島を背面から照らし続ける

その島に住む山羊の群れは寝ているだろうか

それとも神秘的な光の側に夜中なのに集団で移動して草を食んでいるのだろうか

軽くそんな『力』はありそうだ

私もそうとう酔ってはいたが

その光景に身をおくや脳が沈静化して

思い悩んでいたことや

考えるべき種々雑多な些末な出来事を忘れて呼吸を止めてしまった

そして

明らかに自分が“それ以前の”自分から変化したことを理解した

数時間後にはこの上を飛んで東京に戻らなければならない

しかしどうでもよかった

このままずっとこうしてこの夜に・・・















戻ってきた

5倍くらいの速度の時間の中に

すっかり季節がかわっている








2005年09月20日

ひとりでヘッドフォン

私はヘッドフォンが嫌いだ

飛行機で寝る時以外ヘッドフォンはしない

自分で言うのもなんだが私は異常に耳がいい

いろんなものが同時に聞こえる

それは情報の洪水だが毎時毎秒その洪水の中から必要なものを選択して次の行動を決定してきた

変な話、仕事をしていても遠くの人の話し声も聞こえてしまい、それが聞きたくないことだったりして、その後“その件”は注意をしたり・・・である

耳は重要な私のセンサーなのだ

だから常に音楽と付き合っていてもヘッドホンはしない

ワイルドノイズの中で“聞こえてくる”音楽こそ優れていると思っている

が、

しかし、

BUT!

このアルバムだけはヘッドフォンで聞いている

邪魔されたくない

一対一で浸りたい



山下達郎「ソノリテ」



解説の必要もない

私の“GOD”の一人(多神教ですが、すいません)

30年近く、大瀧さんのバックコーラスの頃からのファンである

これはもう人生の一部だ

今回のアルバムはいわゆる達郎さんのPOPS爆発で

楽しく、泣ける

特に映画「恋愛寫眞」のテーマソングでお願いし

ヴォーカルを入れなおしていただき

打ち合わせで楽しい楽しいお話を聞かせていただき

PVまで作らせていただき

そりゃもう私の大スタンダード

「2000トンの雨」が収録されている!

このアルバムは“ながら”で聞くわけには行かない

正座だ

リズムを取りながら正座だ



若きミュージシャン諸君!

この音を、表も裏も聞け

ここに代金の何百倍もの幸福や感情の揺らぎを与えてくれる「技」がある

それはまさに「神の技」なのだ





なんていう幸福にひたっている間に

仕事はどんどんと切羽詰ってきたのだった

やっぱり耳をふさがれると

私はただの・・・




2005年09月22日

そして

天気が心配だが今日から「作品C」の山場の撮影

危険を伴うシーンだ

うまくいくといい

2005年09月25日

さむっ

つーか涼しい

昨日は雨で徹夜撮影中止

急遽「明日の記憶」の編集追い込み

ばらばらのピースが“感情”を作り出す

でもまだまだ

もっともっと・・・である



少し風邪気味(なカンジ、思い込むと本当になるので、思い込まず)だったので

編集スタッフと五反田で飲み

最近はなぜか五反田ばっか

適度な地味さがいい

悩まなくてすむし

駅前の雑居ビルの中の居酒屋がメイン

たんたかたんのお湯割を粛々と・・・

キティちゃんの大書きしてあるカラオケボックスで粛々と・・・

「風邪の気」やら「内向する精神」やら「悩み」やらを追い払う(って遊んでるだけじゃん)



今日は「作品C」のクライマックス

徹夜でGO!だ

夜は天気が好転しそうなのでだいじょうぶか?


2005年09月26日

映画「サイレン」!

「作品C」は映画「サイレン」でした

詳細はまたそのうちに

来年2月公開なので急ピッチで撮影中!

現場はものすごい“ノリ”になってます

長いこと八丈島にもロケでお世話になり・・・

台風大丈夫だったのかしらん?心配です



まだまだ撮影中!

めちゃくちゃがんばってますのでご期待ください!





これで「トリック・テレビスペシャル(仮称)」

映画「トリック・劇場版2(仮称)」

映画「明日の記憶」

とだんだん全貌が明らかになってきました

もう後ろに下がれません(後ろってどこだよ)

ひとつひとつ丁寧に編みこんでいきます

秋は寝れないなあ・・・





そろそろ「空趣味」大量放出の時期か

数日したら出します!




2005年09月27日

やばいっ

いやあーごまかしごまかしやってきたが

この急激な気温の変化に耐え切れず

ちょっと風邪気味

肩が痛い

幸い次の撮影はあさってなのでひたすら寝る寝る

映画「サイレン」はまさに撮影クライマックス!

休んでいる場合じゃない

寝ろ寝ろ



明日は「トリック」編集チェック

もう何回も見ているが

いつも見る前はドキドキする

精神的に「初めての客」にならないとね

ま、でも楽しみ



さて、なんか温かいものでも飲も・・

曝睡体制へ


















2005年09月29日

私が子供なら

いろんな名前をつける雲が青空をゆっくりと通過する

さるのこしかけ

尻のでかい犬

ねじりパン

三連ロケット

伸ばしたタツノオトシゴ・・・



いい天気だ

12時間睡眠を二日続けてなんとか復調

やっと世の中にフォーカスがあってきた

じんわり体を鍛えてきたので治りも早かったのか

もともと極めてだめなカンジなので急激な季節の変化にはホントに弱い

今年の冬はものすごく寒そうなとこで野外撮影が続くので心配である

「作品D」

準備が始ったがまだ2ヶ月ある

その間に膨大な作業量の仕上げが控える

食べながらやせる努力も続けなくては

現在69キロ維持

体が軽くていい

あと2キロぐらいいけるかな



今年の暮れは劇団はお休み

来年“普通の時期”にやることにする





昨日は風邪で唸りながらも「トリック」2本の

細部にいたるまでの編集チェック

面白かった



今日は映画「サイレン」のクライマックス

これからロケ出発

少しふらつくががんばろう

いい天気だし

空には無数の抽象的物体が私を無視して飛んでるし・・・




2005年09月30日

ちょっとした時間

深夜までクライマックスシーン撮影

無事終了

ほっとする



昼までぐっすり

もさもさ起き

仕事がある夕方まで

ストレッチ

筋トレ

全裸ダンス

ウォーキング

いやあ 汗かいたー

腰イター

やりすぎだって





夕方

イマジカでラッシュ

ロビーで懐かしい後輩とばったり会ったりして

そして「明日の記憶」の細部チェック

その後原田大三郎氏やらカラサワ氏やらマルモやら戦友たちと居酒屋

減らしたカロリーをしっかり補充

だめじゃん





明日からいよいよ「サイレン」ラストスパート!








2005年10月02日

ついに

明日で映画「サイレン」クランクアップ!

なかなか苦しんだけど終わってみると“楽しい”体験だった

ホントに苦しくなるのはこれからだけど・・・



恐怖の4本仕上げ月間

そして

次なる作品Dの準備





ま、突き進むだけでんな・・・




2005年10月04日

新しい日

作品A、B、Cすべて撮影を終了し(実景を少し残しているが)区切りの日を迎えた

どの作品も私にとっては重要な作品で、なおかつ思い出深い

まったくタイプの違う作品だったが

どの作品も今できることはすべてやった

これからより神経を使い“愛情”を必要とする作業に移行する

そのことは何度も書いてきたが

やはり緊張する



次の作品に入るまでの2ヶ月 そしてその後の何年かで

あらためて心掛けるいくつかのこと・やること(思いつくままに)





早寝早起き(やっぱそれができると調子いい なかなかできないけど)

食事の管理(やり通すぞ)

体調維持

規則的な運動(減量!)

健康診断(あらためて血液検査せねば 努力の結果確認したい)

眼鏡新調(眼きついわー なんとかならんかなー)

歯医者(問題ないがチェック)

CDの整理・データ化(ついにiPod nanoをゲット 腕に巻きつけて全裸ダンス)

空写真の整理・ギャラリー化(できるだけ早く)

衣替え・冬支度(冬の撮影がハードそうなので)

いくつかの登山に挑戦(無理か)

作品研究(次作、次々作)

オリジナル作品開発(数本)

原作研究(数本)

読みたい本(十何冊)

何人かの会いたい人に会う

大忘年会(映画、ドラマ、演劇、音楽)の準備

いらないもの廃棄(会社の自室)

映画・DVDチェック(大量)

英語再チャレンジ(照れくさい)

ピアノ再チャレンジ(お恥ずかしい)

諸外国探訪

車の新調

TV、PCの見直し

そして

12月に入る「作品D」の研究深化







何でこんなに決意しているのか

そういえばもうすぐ50歳のいや〜な節目が来るのだった

いやだいやだほんとうにいやだ

これぐらい課題を出さないとなんかその重圧につぶれる

決めた!

50代は走り続ける!












2005年10月07日

編集編集編集

編集・会議・編集・会議・・・の連続な日々

「トリック・スペシャル」も編集完成近い

連日格闘





明日から「作品D」で京都、滋賀、広島ロケハン





iPodに860曲入力

ホントに1000曲入るのか

やり始めたらとことんやるタイプなので一日中CDからコピー

車にもFMで飛ばすシステムを導入

これでCDMDチェンジャーは過去のものに・・・?





先日購入した某社デジカメが購入1ヶ月でレンズにごみ

??

早速クレーム&修理

空趣味は古いカメラで・・・





空趣味ギャラリー

チョイスはしたがアップする時間がない・・・

うーー

明日から旅だし














2005年10月10日

旅に出ていた

1日目

京都から滋賀県に入り、一日走りまくり

濃いロケハン



夜、大津の高層ホテルに投宿

疲れていたが久々の仲間達と夜半まで安酒場で呑み(うまかった)

歩いて湖畔をホテルにふらふらと帰る

そのまま曝睡



2日目

朝、5時に起き

キースジャレットを聞きながらストレッチ1時間

鏡のような深いブルーの湖面

明けていく空を見ながら部屋を真っ暗にして自分の体と向き合う

陽が昇り、音楽を替え

全裸ダンス

28階だから誰にも見られないだろう

せっかくだからカーテン全開

広い朝の湖と裸の私・・・

なんだそりゃ 





比叡山を見ながら朝食

そのまま京都

それは素晴らしい竹林や山道(今年仕事した京都スタッフのロケに遭遇、懐かしい顔ぶれ、また仕事したい人々)や池や林やを見る

写真撮りまくり



そのまま兵庫に移動

いくつかのポイントを見学

イメージ通りの場所

撮影は大変そうだがなんだか闘志がわく



そのまま夜、新幹線で広島県の海岸の都市

休日で混み合う市内の店で食事

つーかちょっと呑み



瀬戸内海を望むホテルに投宿

皆は呑み続けるも、ワタシは曝睡



3日目

またまた5時起床

前日と同じメニューでストレッチ&ダンス

5階だったが丘の上だったので構わず窓全開

見せたいのか



刺激的なロケハンを一日

空が近いところだ



終わって新幹線で読書・読書・読書

雨の東京に350枚の写真とともに帰る


2005年10月12日

昨日

映画「サイレン」の記者発表

六本木のクラブにて

大勢の記者さんにお越しいただいて恐縮

いつもひな壇に座ると言いたい事の半分も喋れず

何でこんなこと言ったのか・・ということばかり喋ってしまうのだった

昨日もそうだった・・・

ううっ



その後、『ヤングサンデー』11月10日号用の対談

「サイレン」が同誌で漫画化されるためで

ゲームのプロデューサーSCEの藤澤さんとその漫画の作家・万乗大智さんと

ゲーム映画漫画のそれぞれの特徴、限界点などを語り合う

約一時間楽しかった



小腹が空いてマツナガと二人で立ち食い蕎麦

山手通りでほんの一瞬だったが極めて珍しい燃え立つ炎のような夕陽をゲット





代官山で映画「サイレン」打ち上げに向かうが

代官山のコインパーキングに停めようとしたら車が壊れる

急にバックできなくなり

私がハンドルを握りマツナガが車を押すハメに・・・

実は今乗っている車、大変気に入っていたのだがもう5万キロを超えたので

同じ車種の新型に乗り換えようと決意した

不思議なもので車は買い替えを決意した瞬間“壊れる”

そのような目にもう何度も遭っている

不思議なものだ

機械も愛すれば感情が・・・・





そして打ち上げに

スタッフ、出演者と楽しい時間を過ごした

皆のために必死で仕上げようと考えた



さらにSCEのゲームクリエーターの皆さんと渋谷で飲み

(八丈島でも楽しく飲んだ 個性的で楽しい人々 特に脚本担当のSさんはたまらん なんつーか・・たまらん)

いい気分になり

盛り上がっているところを一人ばれて(早退して)

渋谷をとぼとぼ

iPodを聞きながらとぼとぼ





帰って曝睡





今日

少し寝坊し映画「サイレン」の編集チェック

作品Dの衣装打ち合わせ



 

巨大な映像制作専門のビルの一階で打ち合わせをしながら

頭の隅に引っかかっているTO DOリストが警鐘を鳴らす

どんどん時間が過ぎていく中で

やるべきことに目を瞑っているのではないか?

好機を逸しているのではないか

もう10月も半ば

人生の三分の二を消費した(たぶん)

残りの三分の一でいったい何ができるのか

時間はない






2005年10月25日

なんだか

先週末の同窓会の余韻が抜けず(ワタシ的には人生の中の一事件だったのだ)

考えるとぼおおおっとしてしまう

まあ、高校、大学、専門学校、AD時代、バラエティー時代、SOLDOUT時代といろいろ節目はあるけど

社会への意識とか恋愛とか人生の無常とかいろいろわかっちゃった中学生時代はやっぱインパクトあるねえ・・・

忘れようにも忘れられん、どっちかというと増殖する記憶

しかもシーンごとの光線とか匂いとか風とかまでの細部も思い出せる

(半分くらい都合のいいように書き換えているのだが)

やばいっす







そして現実

いろいろトラブルもある

50歳目前

右往左往だね

2005年10月27日

トリック新作スペシャル

11月13日夜9時放送!

〜の最終仕上げ中・・・

むふふ

なんだか にんまりとしてしまう

このカンジ・・・

入れ忘れてしまった“ネタ”を思い出したが

もうあとの祭り

忘れてしまうくらい「面白かった」のである

だからご容赦







今日は午後一で

次作の原作者である超有名作家の方と面談

物腰柔らかな方で話しについつい引き込まれる

その知識の幅は恐ろしく広範囲で、底がない

素晴らしく魅力的な方で、緊張

例によって言いたいことの半分も言えず自分の会話能力の低さを痛感

襟を正す





久々に赤坂に来た

血眼な20代を過ごした街

その“雑居”なカンジはあい変わらず

巨大なTBS(話題!)のシルエットが街を威圧する

路地の一本一本に想い出があり見つめてしまう

この前の同窓会といい、赤坂といい

“過去回想”モード多いなあ、最近

これが「年齢」ってことかなあ・・・

「未来志向」なんていう人々と現状をごまかす言葉は嫌いだが

過去は過去として大事にし

やはり「これから」に生きるべきなのだ

それがわずかな「これから」であったとしてもだ

・・・・・

言うのは簡単だね


















2005年10月29日

気分

この2日、なんだか気分があまりよくない

特に何が・・というわけではないが

キーボードを打つといらいらするし(うまく打てないからだ、ブラインドタッチはできないし、ケータイなんか特にだめ)

TO DOリストがたまるとなんだか落ち着きがどんどんなくなる

呼吸すら乱れる

気持ちの乱調は年齢的なものか

自分の個性か

はたまた何かの兆候か

昨夜はそんな波長の乱れを落ち着かせようと

ロッドスチュアートのスタンダードアルバムを聞きながら

心に去来する否定的なイメージをウォーキングしながら払拭しようと歩き出す

1時間がんばったが(まだ腰は痛い)まあ、それでもなんか“気持ち悪くて”

ゆっくりバスタブに浸かったり

映画「用心棒」を見たり、ネパールの本を読んだりしたが

だめだった

結局、寝てしまう





昨日の昼間は東京国際映画祭の関連イヴェントで

各地のロケーション支援組織(フィルムコミッション)のこれからの発展を模索する大きな会議にパネリスト(光栄にもただ一人の制作側代表!)として呼んでいただいた

映画・ドラマを中心とする映像製作で「地域の発展・活性化」を望む、我々からすると本当にありがたい、足を向けて寝られない人々の貴重なお話に感動する

富士宮市、伊豆半島、富岡市、日野市、八王子市、南町田・・・

特にワタシの場合、地域の協力がなくては成立しえない作品が多かったので(宮古島、池袋、八潮、戸越、松崎、八丈島・・・)

とても参考になったし感動した

我々も襟を正し、相互の熱意を作品に投影すべくがんばらねば・・・と六本木ヒルズの40階のパーティールームで決意を新たにした次第



その後

六本木でほっけ定食を食べ

近くの制作会社で「作品D」の打ち合わせ



夜、自社に戻り

ぼそぼそとミーティングなど

そしたら先ほどの精神状態











今日は

「トリック劇場版2」の編集

先日の「新作スペシャル(11月13日放送)」に続いての仕上げ

チラッと見ただけで大笑いしてしまう

自分で撮ったのに・・・

大笑い







その後

映画「サイレン」の音楽打ち合わせ

編集後の映像に仮の音楽を合わせ聞く



すごい!

まるで自分の作品ではないみたいにすごい!

高揚していやな気持ちがかなりすっきりした

出来上がりが楽しみだ





そして今また編集に戻り

出前でメシ

雨降ってるしね

あー

どっか行きたい


2005年10月31日

ハロウィン・・

・・ってなんの日?

って誰かに聞かれてわかんなかった

そういえば何の日?

しかしJR占拠って・・・



昨日も編集していたが気分すぐれず

早退

近江牛で元気を出そうと六本木にすき焼きを食べに行くが

途中で気持ち悪くなる

たまたま大変世話になった人が隣の中華料理屋にいらっしゃって

顔を出してといわれたが

ホントに吐きそうで帰ってしまい悪いことをした





夜、ギターを弾いてたら少しまぎれた

そして寝てしまう





今日は比較的いい気分

「トリック劇場版2」の細かい編集

「作品D」の研究

スケジュールの調整などなど










2005年11月01日

いい天気

少し寒いがいい天気だ

何とかやっと気分も戻ってきたような・・・

もしかして誕生日ブルー?

そんな繊細?オレ・・・

なわけない・・



中年にもなると突然いろいろやってくるものだ

映画「明日の記憶」でもしっかり学習したではないか

「まさか、オレには・・・」

この思い込みが一番危険なのだ

「オレだってたぶん・・・」

これくらいでちょうどいい

「50年も使ってきた体だから、そりゃいろいろあるよ」

もっともだ

「食料品の賞味期限はあんなに気にするのに、自分のことはまったく気にしないんだから」

誰と喋ってるんだ

少し意味違うし





まあ意気軒昂であることは確か

前へ前へ!





今日は「作品D」打ち合わせ

そしてまたまた編集編集編集










2005年11月03日

50歳!

がびーん

ついに50歳になった!

いろいろコメントありがとうございます!

仲間のみんなから祝ってもらったりもしました

ありがとう!

楽しかった

立派な(?)50代を過ごせるように

そして自分に恥じない作品を残せるようにがんばります!

よろしくお願いします




2005年11月05日

コメント

たくさんのコメントありがとうございます

感謝します

「50歳、つらー」とか言ってる場合じゃないね

がんばります

がんばり続けます

もちろん体のこと気をつけながらね

スローペースでしっかり仕事したい







との意志とは逆に忙しい日々が続く

11月2日

東映大泉撮影所で映画「明日の記憶」の初めてのフィルム試写

今まではAVID上での編集だったので小さい画面で見ていたが

初めてスクリーンに投射された“編集されたピース”を見ると

小さなモニター上で感じた感情とは違う「感情」が湧く

???

みんなの「えっ?」という表情をよそに「編集のし直し」を決意

こうなったらとことん・・・



夜、映画「サイレン」ココリコ田中氏のアフレコ

さくさくと・・・

彼のソロギャグDVDは面白い

笑いを追及する姿勢に脱帽



21時くらいから仲間が集合して、ありがたくも誕生日前夜祭

五反田の居酒屋に35人!

映像のスタッフ

劇団演劇仲間

役者の皆さん

会社の後輩達

プレゼントもたくさんいただく

ありがとうございました



うきうきと飲んでいたら24時を回る

50歳・・・

今までの誕生日の中で一番意味深く思い入れのある24時越え

半世紀

約三分の二終了・・・

これからいったい何ができるのか・・・・



しかし(いつもの通り)みんなでカラオケ

歌っているうちに

ま、いーか・・・の気分に

わんさか飲んでわんさか歌う

楽しかった

ありがとう!





11月3日

午前中から名古屋に移動

愛知淑徳大学100周年の記念イヴェントで講演

(女子大!と思ってうきうき行ったら共学でした、驚愕!・・・すいません)

講演といっても学生の皆さんとの対話

対話といっても苦労談やら裏話やら

名古屋の親友の名優・多田木氏も手伝ってくれて楽しい2時間だった

司会の男子二人組ごくろーさん!

終わってそろいのジャンプスーツもかわいい学生の皆さんと記念写真



その後、実家の近くの覚王山の墓地で墓参り



そして栄(中心街)の和光というお店で83歳で元気もりもりの父親に

補聴器をおごる

ちょっと高かったが今月は父親の誕生日でもあるのでプレゼント

その後、名古屋の仲間と私の両親と金山の超高層ビルの最上階で中華料理

多田木氏のなじみの店でめちゃくちゃにおいしかった!

料理長さんありがとー

いい誕生日の記念になりました

両親も喜んでおりました

はい



そのまま電車で名古屋駅

新幹線で品川

コンビニでウーロン茶



11月4日

午前中から調布で映画「サイレン」の部分ラッシュ

CGチェック

午後日活撮影所に移動

「作品D」のオールスタッフ打ち合わせ6時間!

疲れたー

その最中にいろいろ問題発生

いつもなら“キレ”ているタイプの問題だったが

本日よりポジティブシンキングなのでにこやかに対処



夜、馬事公苑のファミレスで打ち合わせ

深夜(つーか今)映画「明日の記憶」編集直し







明日(つーか今日・・つーかあと数時間で)またまたロケハンで滋賀県

午後3時までに新宿に戻り打ち合わせ

夜、編集

あさって(つーか明日)またまたまたまたロケハンで広島県

午後5時までに芝浦に戻ってラッシュだのアフレコだの

新幹線で見かけても寝てるんでそっとしといてね

あはは

(でも新幹線では寝れない、本を読むのだ)



あーあ

スローライフ・・・・












2005年11月07日

土日

怒濤の“行ってこい”2DAYS

土日ロケハン東京〜滋賀〜東京〜広島〜東京

いやはやマンモス疲れた

広島の帰り、飛行機揺れたなー

怖かった

「当機現在揺れておりますが、多少揺れても飛行には何の影響もございません」

このアナウンスほぼ乗客全員「うそこけ」と思ってんるんだろうな・・・と思いつつ

怖かった







今朝はなんだか晴天が気持ちよく

久々にストレッチ〜全裸ダンス(パンツはいてます)

体重に変化なし(69キロ)

もっと落とさないと

冬は蓄積されていくので・・・







その後映画「サイレン」のアフレコ

森本レオさん、怖い!

「トリック」も「サイレン」も共通のプロデューサーヤマウチ氏(超メジャー映画会社東宝プロデューサー、巣鴨プリンス、巣鴨の3大テノール!「けがのび〜〜〜る」とトリックで歌っていた人)と五反田ジョナサン(ゴタジョナと我々はいう)でよもやま話



夕方、新高輪プリンスで「作品D」の打ち合わせ



その後クレッシェンドで久々にナガサカ代表、副社長フクトミとよもやま話











本田美奈子さんの死を悼む

過去PVやらライブの演出やらで関わりも多かった

非常に歌の才能のある人だったので残念でならない

ご冥福をお祈りいたします




2005年11月10日

さまざま

〜な出来事が毎日たくさん



一昨日は下北沢でウーマンリブ「七人の恋人」

やばいやばかった

気が付いたら笑っているオレ

やっぱり天才の仕事だね



終わって皆さんと少し飲み

純粋に楽しかった下北沢の夜

そして襟を正し・・・





「作品D」の準備しつつ

各作品の最終仕上げに

今日からは調布通い





この何日か空気の「ヌケ」が実にいい

透明感が季節が変わったことを告げる

ま、しかし雲がないと遠近感がなくて(天高く・・ってやつだ)ワタシの写真にはあまり適さない

のでカメラもあまり出番なし




2005年11月11日

トリック新作スペシャル!

日曜日夜9時放送!

久々に「あの世界」をお楽しみください

ワタシも楽しみました

来年、映画もありますのでそちらもあわせてよろしくです





昨日は調布日活撮影所で映画「サイレン」のダビング(音・音楽仕上げ)の仕込み確認

イメージがまったく変わる快感

耳からの情報と目の情報のモンタージュ

あらためてその力に興奮





撮影所は活況を呈していて

昔お世話になった方とかに次々会う





夕方クレッシェンドで“再来年”企画打ち合わせ

なんだか変な企画だがぐっと来た

そのまま作家と打ち合わせをかねて三の橋で飲み

多方面な仲間も合流してアナーキーな飲み

深夜ふらふらと徒歩で帰る





今朝

友人からもらったアロマオイルを肩やら腰につけてストレッチ

なんだかずる休みのOLみたいだ





今日も今日とていろいろと・・・




2005年11月13日

本日!

「トリック新作スペシャル」放送!

夜九時です

どうぞよろしくです!

2005年11月14日

感謝!

「トリック新作スペシャル」多くの人にごらんいただき

信じられない!と思うと同時に

感謝!感謝!大感謝です!

長い業界生活でも大事件ですな



来年の「劇場版2」もまた違う楽しさがあります

ご期待ください!

(今日編集ラッシュで関係者がはじめて見ます)





映画「サイレン」

音仕上げ終了

やばかった

iPod世代の映画か?

音像一体とはこのことか

ワタシの年齢ではこの迫力にぎりぎりです

(ってオレ監督だった)

一日たってもまだ耳に残響が・・・







映画「明日の記憶」

アフレコ進む

一つ一つのシーンに別々の感情で思い入れがある

どのシーンも大切だ

手放したくない

ずっと「まだまだ・・」とか言いながら仕上げていたい作品だ

「オールザットジャズ」の主人公のように・・・

そうもいかないが・・・







そして

「作品D」の準備

これはこれでなんだかヘンなことになりそうで・・・

早く発表したいですね







今夜はとりあえずトリック関係者 宴会か?

2005年11月15日

寒いっすねえ

なんだか冬なカンジです

雪降ってるところもあるそうで・・・



お祭りのような月曜日があけて

こつこつとした日常が戻ってきた

編集室

衣装合わせ

ダビングのスタジオ

会議室

試写室

いろんな部屋を行ったり来たり

調布、大泉など映画の撮影所も行ったり来たり



今日は夕方に大泉で打ち合わせが終わり

大泉学園から電車で池袋

乗り換えの距離が長いので西武にでも寄り道しようかな・・・と思ったがやめる

そのまま山手線で五反田

徒歩で会社に向かうが

途中、定食屋で茄子味噌定食にサラダ

ゆっくり食べる

魔法瓶のほうじ茶がおいしかった





明日からもばたばたとした日々










2005年11月18日

歩く

毎日のように大泉の撮影所通い

作品Dの衣装合わせやらなんやら

そこへ行くと妙におなかがすいてなんだか食べてしまう

撮影所の前のでかいショッピングモールが

“空腹ガス”みたいなものを放出しているのか・・・





夜は恵比寿でずっとゆっくり話したかった超有名演出家の方(サイレンにも出演していただいた)と飲み

めちゃくちゃ飲む

とんでもなく饒舌になる

いやお恥ずかしい

でも幸せな時間だった

やはり全身で“創造”されている方のオーラはなんだか違う

力を得る



そしてそのまま深夜の道をとぼとぼ歩く

ひたすら歩く

ちょっとふらついていたが

一時間も歩くとすっきりとしてくる

白金あたりの深夜の空気が気持ちいい

自分と向き合う

そして体がなじみ、脳がもっと歩こうと要求する

そうなればどこまでも歩ける

最近鈍っているので歩いたり鍛えたりしなくては・・・

結局90分深夜徘徊

ちょっと危ないカンジだ



明日からも歩こうっと






2005年11月19日

渋谷

昨夜もハードウォーキング(飲まずにです、飲んだら歩くな・・・といわれた)

くたくたで寝る



今日は昼間、歯医者

歯の間の汚れを取る

煙草をやめてずいぶん経つのにヤニみたいなものがつく

人のタバコの仕業か?

「お茶・・・ですかね」と先生

ガリガリと削ってぴっかぴか

半年に一回の歯の大掃除









夕方の打ち合わせまで少し時間があったので

久々に渋谷パルコ

冬のスーツでも買おうと

しかしゴージャスな革ジャンみたいなのばっかりだったので西武に移動

くるっと回ったらシンプルであったかそうなスーツを発見

さっそく試着

さっそく購入

久々のお買い物



あと帽子を一つ



久々の渋谷の人の波はなんだか恐ろしく・・・

何度もぶつかって「すいません」

黄昏に染まる公園通りをゆっくりと歩く

もう30年以上何度も訪れているが精神的に“遠い場所”に感じる

時代に入れない自分・・・





そして打ち合わせ

また駅まで人にぶつかりながら歩く

新しい店が珍しくお上りさん状態

本屋に寄ろうかと真剣に悩んだがやめる



帰社して打ち合わせいろいろ

土曜日だなあ




2005年11月22日

広島

日曜月曜と広島県東部を車でうろうろ

行き帰りはもちろん飛行機だが・・・

富士山くっきりで○



なんだか瀬戸内海は落ち着く

内海ということもあるのだろうか

昼間は水蒸気で四国は見えず外洋に見えたが

なんだか暖かいカンジだ

みかんとか蛸とかままかりとか

自然の海岸線も多いが、

巨大なコンビナートとか造船所とかが湾ごとに違う雰囲気を醸し出し

“正しい日本の海岸”だった

内陸部も低い山と田畑の入り組み方が複雑で興味深い

ある地域は瓦にみなシャチホコがついていて

名古屋出身のワタシもびっくり





すばやく大量のポイントを見物したので

おいしいものには出会わず

(あっ、マツナガという町の焼肉屋はおいしかったよ、マツナガ!)



ばたばたと東京に帰り

作品Dの打ち合わせやら

映画「サイレン」の映像直しやら

なかなか完成しない

やばいかなそろそろ

ねじ、巻きます!










2005年11月23日

帝国ホテル

昨日は朝からなぜか戸越の住区センター(稽古場のない劇団におなじみ)で作品Dの重要打ち合わせ5時間

もう来月早々から始まるのだがまだ未決事項多し

自分の想像力のなさにあきれる





夕方から帝国ホテルで小説「明日の記憶」を出版された光文社さんの大きなパーティー

映画のお披露目(といってもまだ完成してないので予告編だけ)をまずここで

原作者の荻原浩先生とお会いして挨拶させていただく

原作には年齢設定が同じということもあってページをめくるや、恐怖、共感、感動であった

言葉だけでそんな感情を紡ぐ仕事にひたすら敬服!

そしてお会いして恐縮!(いつもこのような瞬間は緊張しまくる)

ワタシ「お、お、お世話になりました・・」

先生「ブログ見てますよ」

ワタシ「ひえ〜」





その後、渡辺謙さんとともにこの作品の中心だった樋口可南子さん登場

樋口さん「壇上、上がって挨拶してねっ(いつも思うけどかわいいっ!)」

ワタシ「いやです、苦手です、勘弁してください(帝国ホテルのでっかい会場一杯のスーツを着た方々に圧倒されていた)」

樋口さん「広島行ってたでしょ(かわいいっ!)」

ワタシ「えっ?なんで知ってるんですか」

樋口さん「ブログに書いてあった」

ワタシ「ひえ〜」



満員の会場、謙さんの最もセクシーなビデオメッセージが流れ

結局、樋口さんと先生に壇上から呼ばれ、あれだけ嫌がってた挨拶をすることに

ひえ〜

うまく喋れない・・・

荻原先生、樋口さん、東映や光文社の皆さん、失礼致しました

そしてありがとうございました

本編もうすぐ出来上がります!

お待ちください!

(な〜んて出来上がらなかったりして・・・いやっ、なんでもないです)







その後一階のレストランでクラブハウスサンドイッチ

さらにばたばたと仕事し

深夜、ヒルズのTSUTAYAでバカ買い





今日は三田日吉大学、いや慶応大学で講演会です


















2005年11月25日

さきほど

実は先ほど日記を書いたのだが投稿ボタンを押したらすべて消えてしまった

ショック

いろんな意味で急にやる気をなくして、ふて寝



夜になって会社に出て思い直して書き直すことに

(コピーちゃんととらなくちゃだわね)





一昨日

慶応大学三田祭で石田衣良先生と対談

石田さんとは先日藤井フミヤ氏と三人で“下北沢談義”などしていて、実に話しやすい相手である

もともとじっくり創作についての話を聞きたかったのでちょうどいいチャンス

“かなり帰国子女”的な司会の学生さんをちゃかしながら青春談義

「数年棒に振っても、自分を初期化して、“核”みたいなものを見つけなさい」

膨大な読書量、歩まれてきた独特な人生、現代社会への独自のスタンス・・・

いつしかワタシも対談相手というより聞き手、司会者のようになり・・・

多角的に創作できる作家はどこか泰然自若としている

うらやましい

いろんな“問題”を難しく解釈し評論することはできるが

平易な言葉で、的確に自分の態度をいうことは難しい

石田さんはそれを軽々とやってのけるから素敵だ

もっとずっと話していたかったのでした



司会の方も物怖じせず好感持てましたよ

人生がんばってください





昨日

一日大泉の撮影所で作品Dの衣装やら諸々打ち合わせと

映画「明日の記憶」のダビング準備

行ったり来たり

夜、「トリック劇場版」の編集やらCGやらチェック

一日泣いたり笑ったり・・・

そろそろ“締め切り”近くヤバいカンジになってきている





今日

昼間のわずかな時間を利用して「横浜トリエンナーレ」

もう行くチャンスがなくなるのでばたばたと見物

眼がうれしいうれしい!

「幸福な時間」がここにあるってカンジだった







夕方からクレッシェンドでナガサカ代表とかと打ち合わせ

世の中は厳しい・・・と原則的確認







そういえば「作品D」は情報解禁!

なんと夢枕獏先生原作の「大帝の剣」というSF時代劇です!

主演者は結構びっくりなキャスティングで

また追々公表しますが

12月1月寒い中、怒濤の撮影行脚

かなり“ヤバい”作品になるのでお楽しみに!

詳しくは週刊ファミ通をご覧あれ!






2005年11月28日

大泉

毎日毎日大泉の東映撮影所にいる

映画「明日の記憶」のダビングやら

映画「大帝の剣」の脚本やら衣装やらかつらやら殺陣やら美術やらやらやらやら

やら・・という沖縄出身の役者は知っているが関係ない

ここは調布日活や成城東宝に比べると食事の面では恵まれている

OZというでかいショッピングモールや撮影所側のシネコンの中にスパゲティ屋とか焼肉屋とか回転寿司とかラーメン屋とか豊富に食べ物にありつける

特にスパゲティ屋はテラスになっていて、天気のいい日は目の前に光溢れる駐輪場やひっきりなしに走っている路線バスや排気ガスを撒き散らす車やがやがやと通り過ぎる子供達や寒そうに襟を立てて通過するおじさん達を見ながら開放感たっぷりのリゾート気分が味わえる

しかもサラダバー 得だ



しかしそんな素晴らしい環境もすぐ飽きる

だから今日は鍋でもしよう

味噌味の石狩か

撮影所の中は火気使用が厳しいからだめかもしれないが・・・







昨夜は「最もセクシーな男」とうたわれた渡辺謙さんと音付き試写

いいとこ悪いとこ 語り合う

いろんな意味で語り合いながら手探りでここまできた

指名されたのは私だが本当に感謝している

今の自分にできる精一杯のことができたからだ

それも謙さんの創作の熱意に後押しされたからに他ならない

ありがたいことだ

ぜひ多くの方にご覧いただきたい





で、酒かすのいっぱい入った石狩鍋を廊下で

立ったまま食す

バカウマ

ヤバウマ

やばとん(関係ない)



いかんいかんどんどん太っていく




2005年11月29日

ダビングは進む

ほぼ17分程度のブロックで進んでいく

今朝は3巻目

かなり広いスタジオ(小さな映画館)で

台詞、音楽、効果音、拡がり(5.1chだからね)などをチェックする

だいたい一巻につき4回ぐらいのリハーサル

何度も見ると不思議と“見えないものが見え、なかった音が聞こえる”状態になる

その状態がしっくりはまっていれば「完成」か・・・

しかしそうなっても常に不安で

全部つながった試写で(0号、初号)

「・・・う〜〜〜・・・も一回いい?」と感じることもある

これを言ってしまうと、大変なことになる

大騒ぎになる

「殿、ご乱心を!(オッケーだしたでしょ!あんた)」

しかし人間は欲深いものだ(一般化するな)

往々にして気が変わったりもっといいことを思いついたりするもんだ

だからもしかしたら・・・



映画「明日の記憶」

映画「サイレン」



スタッフの皆さんよろしくお願いします

あはは










2005年12月01日

12月

気がつくと12月になっている

え〜〜〜〜師走

もうすぐ長期広島ロケに出発だ〜

準備しないと・・・







昨日

午前中調布で映画「サイレン」の試写

夏から取り組んでいた作品

フィルムでスクリーンにはじめて投射された

今まではいろいろいろいろ気になって正視できなかったが

昨日は初めて「客」になれた

自分では客観的評価はもちろん出せないが

面白かった

のめりこめた

なぜか感動した・・・

スタッフに感謝である

関わってくれた多くの人々・・・

本当にありがとうございます

感謝です

直接言いたいがとりあえずこの場を借りて・・

いよいよ我々の「産む作業」を離れて「見せる」作業に移ります

ちょっと寂しいけど、いつまでも“いじって”いたかったが、時間です

ひと夏の苦労を“いいカタチ”にしたいですな・・・



皆様!来年2月

お待ちください!







そして午後、例の大泉の撮影所

あれから自炊が続いていて

石狩鍋〜沖縄そば〜カレー〜カレーうどん〜カレースパゲティ〜おでん〜ナポリタンと

助監督マルモをはじめとする“食事”スタッフはワルノリしていて

普通のビルの廊下にコンロやら炊飯器やらトッピング皿など置いて

10人ほどのダビングスタッフを喜ばせようとしている

準備を続けている「大帝の剣」チームにも振舞ったりして・・・

おかげでこのスタジオが入っている3階建ての「仕上げセンター」(すごい名前だ!何でも仕上げるぞ!という気合に満ちている)にいろんな匂いが充満し

通り過ぎる他作品のスタッフもいい迷惑なカンジだ

つーか匂いのきついものばっかりだった

これではますます堤組の評判は悪くなるではないか

「あいつら、ところ構わずだ」

う〜ん

そうかも・・・

そういうことで今夜は「手巻き寿司」「ウシオ汁」のつもり

なんにも反省してない





そんなことを書きたいのではなかった

昨日の午後は渡辺謙さんスタジオに来る

これまでの出来をチェックし意見交換

お互い今年一年、この作品に関わってきた

育ててきた

やっとトンネルを抜けたカンジだ

最終段階として「感情」を作る作業に入っている

なにしろ大島ミチルさんの音楽がすばらしい

それこそ“魔法”のように情感が増す

これまでの苦労が報われる

まだ「客」の立場には立てないが、なんだか安心できるのだった





そして同時に映画「大帝の剣」の衣装合わせやらかつらチェックやら

打ち合わせやら・・・

これはこれでやばいカンジになってきた

のりのりでっせ





23時まで悪戦苦闘、右往左往、七転八倒

たまたま衣装合わせに来ていた犬山イヌコさんとマルモとオクダイラとマツナガとキムラ(大帝チーム)とフジワラ(食事スタッフ・・うそ助監督)と吉祥寺の沖縄系飲み屋で泡盛3倍いや3杯

1時で解散

吉祥寺丸井前の空気は寒く澄み切っていて・・





そういえば時間は戻るが、そんなどたばたの中

昨日夕方、我が車が新車になった

まったく同じエルグランドライダー

少しヴァージョンアップ

ハイテク機能満載

まさに“動く部屋”

頼りにしてます

そして3年で6万キロ走った「いいおっさん一号」ありがとう!

(あっちなみに名前は“いいおっさん”号なのです、見れば理由がわかる)




















2005年12月05日

いよいよ

長い旅の始まりだ

今日は名古屋で打ち合わせ何件か

明日から映画「大帝の剣」広島ロケ突入

初めての土地

初めての瀬戸内海の空気

本格的な冬だが体調を調整しながらがんばろう



映画「サイレン」

映画「明日の記憶」

映画「トリック劇場版2」

〜の仕上げに奔走していたので準備がばたばたしていたが

(まだ終わっていない、行き来しながらやることに・・)

これで撮影に集中する

やりたいこともたくさん

大きな企画であり、初体験の事も多いが

ぐいぐいと前のめりで突っ走りたい





東京はいい天気だ

長期ロケに備え自分周りを徹底的に大掃除した

使わないものが関東ローム層のようにどんどんたまるので

どんどん捨てた

かなり身軽に・・・

車も新車

これで来年戻ってきた時にすっきりと仕事できまする

資料びっしりの環境じゃないと満足しない人もいるが(オオネ氏とか)

私は身軽なほうが好きですな

“旅人”とまではいかないが常に“必要最小限”でいたい





では出掛けるとするか










2005年12月06日

さて

朝、名古屋から広島(尾道市)に到着

雨や雪が心配だったがなんとかなりそう

いよいよ明日からクランクイン

総勢80人近いスタッフが始めて一堂に会して御祓い、キックオフの宴会

気が引き締まる

どんな日々が待っているのやら・・・







昨日は名古屋でミーティング3本

いずれもジャンルは異なるが「名古屋発の話題(作)」を模索すべくの

前向きなミーティング

今、一番景気がいい都市・名古屋

確かに街を歩くとその活気は伝わる気がする

昔から言われる「文化不毛の地」というレッテルを剥がす時が来たのかな・・・

仕事が終わってからはタダキ氏、マツシタ氏、いつもの仲間に我が社代表ナガサカ氏も加わって栄で飲み

外に出るとものすごく、体の芯に届く寒さ

霙交じりの雨







しばらくはこの地からの日記

さてコンテを書くか

早く寝て早朝からやるか

悩むところ



寝よかな・・・










2005年12月08日

天気雪

それなりの山奥で撮影

天気雪に悩まされる

天気雪・・・・

見渡す限り晴れているのだが

めちゃくちゃ寒くて

なぜか雪が降っている

不思議だ

なんて感慨にふけっている場合じゃなかった

カットが繋がらず

撮影中止

二日目にして撮りこぼし

うーん







夜、宿舎への帰り道、ある駅前に

“広島焼き”の看板発見

「おうっ広島焼きじゃけん!うまいっしょ!(なんだその方言)」

6人で座敷

ウチヤマくんにそっくりのマスターが必死で焼いて

出てきた広島焼き

一口食べて

全員「・・・・」

無言で外に出て口をそろえて

「あれ広島焼き?下北沢のと違う!昔お好み村で食べたのとも違う!」

と口々に・・・

するとメンバーの一人が

「おいっ!」と店の看板を指差す

よく看板を見ると

「広島“風”焼き」

全員「あっ・・・・・“風”」

・・・やられた





毎朝、早朝朝飯前にストレッチ&裸(全裸ではない、寒いから)ダンス

冬こそ燃焼







悲しいニュースや

おめでたいニュースがいろいろ

その中でも我が劇団の看板女優・氏家恵に長男誕生!

めでたい!







海が見える宿舎の部屋

12月の風が窓をたたく

ざわついていた心も少しずつ落ち着いてくる

寒いががんばろうと思う
























2005年12月10日

たんたんと

昼間は撮影し(今日までだが、明日から極寒夜間ロケ)

終わって風呂にゆっくり入り(一時間)

宿舎で早めに休み(なんと22時だ)

早朝暗いうちに起きて、体をほぐし(パンツダンス)

三食きちんと食べ(口内炎が痛くてうまく食べることが出来ないが)

台本を研究し(カット割りだ)

本を少し読み(ゴルゴ13を含む肩のコラナイものとか、肩のコル小説とか)

来年の作品の準備をし(いろいろだ)

テレビを見て(ニュースと天気予報と)

音楽を聴き(ピアノのソロ)

いろいろ薬を飲み(口内炎とか栄養補助剤とか)

たんたんと生きている

サイレンを撮っていた夏は“でかいバッグ二個で生きていける”と思っていたが

冬はそうは行かなかった

かなり大量の服やら靴やら電気製品に囲まれて

ケータイなんか3個もある

山間部などFOMAのつながりが悪く以前使っていたムーバを引っ張り出して使っている

それでもだめな時用に(ドコモ全滅けっこうある)海外用に昔買ったAUも持ち歩く

(バッテリーがイカレテいたのでこっちで機種変したが)

これがけっこう役に立つ

しかしPC、PCスピーカー、デジカメ、ipod・・机の上はACコードだらけ



まあそんなこんなで“巣作り”はできたがなんだか寂しい

なんといっても旅先だし

仲間はたくさんいるが

ふと一人になるとなんだか寂しいのだった

年末は都会でしたいこといっぱいあるしね

ま、でも映画を撮れることは無上の幸せ

多くの皆さんに満足いただけるよう

精一杯がんばります










2005年12月13日

徹夜二日目だったのだが

日が暮れてから、ちらほらと雪が降り

夜半になって本格的な降り

一面真っ白

幻想的で美しい光景だったが

撮影は中止

あらら

とにかく寒い

防寒下着2枚重ねにオーバーパンツ

背中、腰、腹、わきの下(これが効く)にホッカイロ

コートも2枚重ね

でも寒い

冬だもんね・・・



解散後、宿舎のスタッフルームで助監督や殺陣師の皆さん、撮影カラサワ、照明と演出助手の両キムラ(今回はキムラさんが4人!)とコンビニで買った焼酎

ほんの数杯で酔っ払い、早々に退散



明日も同じ現場で夜から

雪かきが必要だ


2005年12月15日

目の前に島

暇があれば宿舎の周りを歩く

40分から一時間

最初は寒いがだんだんうっすらと汗をかく

空気がおいしくなる

昼間は爽快だが

夜はこの辺は街灯がほとんどなくまっくら

しかし目が慣れてきて月明かりで見えるようになる

月はこんなにも明るいものか

昨夜は満月?

月が作る自分の影に「自分ではないもの」を見い出す

風もなく極端に音のない真っ暗な海岸線を歩く

湾を挟んだ遠くの丘の上に宿舎のホテルが光っている

造船所に建造されたばかりの巨大なタンカーのシルエット

綺麗だ

なんて美しい

歩き続けていると“自分の現実”をすっかり忘れる





昼間のシーンだけだと夜は宴会場でスタッフそろって食事

だいたいは鍋

昨日はチゲ鍋

なんだか小さな宴会のようになる



そして明日もがんばろうと思うのだった




ちょっとした息抜き

ちょっと時間が出来たのでマツナガやいつも撮影ベースにいる記録(オクダイラだ)や現場編集(2本目!撮ったその場で編集!何がたりないか、何が必要か、すぐわかり、役者も映画のタッチがすぐわかる)のスタッフ達と、なんとドライブ

尾道からしまなみ海道(本州と四国をつなぐ素晴らしい海の道)で島伝いに生口島へ

観光ガイドで「たこラーメン」の写真を見てどうしても食べたかったからだ

ごく普通の塩ラーメンにスシネタのようなたこの切り身が数枚

シンプルで郷愁を誘うレイアウト

海道を降りて海岸線に沿って目指す古い商店街へ

まさに瀬戸内海の島といった風情の古い町並みに感動

しかしなぜかこのあたり一帯が木曜定休の店が多く

目指していたお店も休み

がっかり

そのまま商店街をそぞろ歩く

すると開いているすし屋にたこラーメンののぼり発見!

さっそく寿司とたこのてんぷらとラーメンを頂く

う、うまい!

狙い通りのビジュアルと味

堪能

隣の乾物屋で撮影の合間に現場のストーブで焼いて食べるように大量のたこの干物などを購入



そのまましまなみ海道に戻り四国方面

今治市に入ったところでUターン

渦潮を見たかったが高い橋の上からでは見えず

かわりに大きな虹

帰りに生口島でみかんをまたまた現場用にダンボール一箱購入



そして因島の「YAMATOロケセット」横から(ここも定休日)フェリーで尾道

初めて訪ねる尾道

その都市の様相がわかった瞬間から

多くの文学者や映画監督が魅了されていったワケがわかった

世界でも有数の美しいロケーションだ

素晴らしい街だ



とりあえずロープウェイで街を俯瞰することに

その前にロープウェイの入り口に我が社のスタッフの一人がいわく“ありえないうまさのワッフル”があるということで行ってみる

「茶房こもん」

マスターが映画のスタッフだった方でアポなしでも歓待していただく

ワッフルうまい!

いままであまりワッフルがうまいと思ったことがなかったが

ここのはほんとうにうまい!

アイスクリームと組み合わせたものはまさに“ありえない”



そのままロープウェイで山の頂上へ案内していただく

素晴らしい夕陽と遭遇

そして尾道の全てを俯瞰

風は気持ちよく目はうれしい



帰りは歩いて下山

山にへばりつくような特徴的な千光寺

文学の道

すっかり日が暮れる

先日ちょっと失敗したお好み焼きのおいしい店を紹介して頂くべく店に戻る

木曜定休原則はここでも

やっと一軒発見

袖摺りあったマスターの歓待ぶり大いに感動し感謝し別れる

すっかり尾道の印象は最高になっていて・・・



ちょっとレトロな商店街を歩き

ライトアップされた対岸のガンダムのような造船クレーンに驚きつつ

紹介されたお好み焼き

これも偶然だったのだが「トリック」が大好きというマスターの作る巨大な広島“風”お好み焼きは食べ疲れた今日一日を締めくくるおいしさ!



しかしラーメンとてんぷらと寿司とみかんと(めいっぱい試食したのだった)ワッフルとお好み焼きと焼きソバ・・・子供か

反省である





宿舎に戻り

必死でストレッチとダンスで汗を流す

勉強もたまっている

反省である



でもなんだか本当に“癒された”

ちょっとした息抜き
























2005年12月18日

雪雪雪

昨夜はまたまた撮影中に雪が降り出して

あっという間に一面真っ白

ラスト1カットだったのでなんとか切り抜けたが

ロケ現場と宿泊施設への移動

そして今朝の移動が大変なことに

何しろ昨夜はノーマルタイヤの車は路上でつるつると立ち往生

路線バスが坂道で困っている

たまたま我が車(つっても福山ナンバーのレンタカー)はスタッドレスだったので

かなりの坂道も平気

今も(AM8:30)出発時間の変更待ち

車両部(部隊の移動を請け負うプロ運転手集団)と制作部(撮影全体の進行を司るプロ集団)がチェーンやらスタッドレスタイヤやらを手配、あるいは動ける車でピストン輸送かを論じ合っている



いつもこの辺はこんなに雪が降るのだろうか

いや

今年は絶対に異常気象

聞くところによると今年の平均気温は歴史的だったと聞く

その反動か

地球温暖化で世界中が未曾有の気象の変化

その一端を実感しているのか

地球なんて小さい天体だからね





さて顔でも洗って

準備するか




2005年12月20日

冷蔵庫

今日は比較的暖かかったが

基本的には冷蔵庫の中で撮影しているカンジだ

スーパー防寒シフトにもすっかり慣れ

仕度時間も短縮できるようになった

(でも起きてから一時間かかります。食事すると90分)



今回は何度も何度も“濃いシーン”がやってくるのだが

そろそろそんな“濃いシーン”の連続になりそうだ

クリスマスも多分冷蔵庫みたいな平原や山中で大勢の人間が・・・

あー因果な仕事である





東京の事務所から大量の郵便物が届く

見てるだけで1時間

眠い眠い




2005年12月23日

なんとか

雪の合間をかいくぐり

急遽場所変更したり

いろいろしながら撮影は続く



世の中はクリスマスやらで連休

相変わらずそんな年末の世相とは無縁で・・・

明日は現場でケーキでも配ろうかな

そういえば記録のオクダイラの実家(宮古島)から沖縄ソバが百食届いた

クリスマス&沖縄ソバってか



現場編集したものをDVDでみる

反省点だらけ

思えば一番最初の客はオレか・・・

客観性のない客だ



明日以降も寒そうだ

明日から山場の連続





まあみなさん、よいクリスマスを!












2005年12月27日

そろそろ空趣味か

たまりにたまった空趣味を年内に放出せねば・・・





24日

早朝から撮影

しかも現場の田んぼが雪で一面真っ白

皆で雪飛ばしをしていたら、また吹雪・・・

せっかくあらわれた「地面」が真っ白になっていく

うー

ホワイトクリスマス・・・



しばらく待って雪が止む

そしてまた雪飛ばし

今度は快晴に



そしてがしがし撮影

飛んだり跳ねたり吼えたり

当然予定を消化できず夕方

4時半にはもう夜近い照度



終了後スタッフ用に自腹で買ったシャンパンを暗闇で配る

(昼間にマツナガに買いに行かせた)

女性にはZIMA一本づつ

ちょっとしたクリスマス気分



宿舎に戻り

少人数のスタッフや俳優さんたちと慎ましく飲み

早めに就寝





25日

昨日の続きの田んぼ

今度は“霜”

天気晴朗なれど風強し

がんがんと呼ばれる炭コンロで霜を溶かす

それを待っている間

一人で霜柱を踏んで歩く

なんともいえない懐かしい音

子供の頃、校庭で聞いた音・・・



がしがしと撮影

でも昨日からの遅れは取り戻せず

取りこぼし、後日回し

あーあ



夜、宿舎の部屋で「トリック新作スペシャル」の「やむ落ち」のコメント録り

キムラとオクダイラと盛り上がり

夕食に遅れる



少人数の俳優と飲み

ちょっと盛り上がる



26日

早朝よりオープンセットで撮影

飛んだり跳ねたり、落ちたり・・・

楽しい楽しい

しかし夕方までに終え

そのまま徹夜で大人数のナイトシーン

先ほどまでかかって予定消化せず

3日連続の徹夜になりそう

これから寝て(今は6時30分)

昼に起き

体を鍛え、現場に行こう



こうやって旅先で年末

なんだか不思議な気分

例年は劇団の稽古

必要最小限の年末

なんだかいろいろ「向き合える」





空趣味 放出しますよ

明日かあさってね






2005年12月30日

さよなら2005

個人的な作業を除いて今年の仕事は終わり

年末年始はいつもは芝居をしているので

なんだか数日のインターバルがあっても

どうしていいものやら

まとめたり書いたり、やらねばならないことはたくさんある

ひたすら自分と向き合うか

新年明けてすぐ撮影だし・・・



今、目の前で、今日の陽が暮れた

久々にじっくりと日の入りの一部始終を見る

音もなく「しまなみ」の西の果てに沈んでいく太陽

残り火のような“赤”がじんわりと濃くなり・・・

ひたすらシャッターを押し続ける



作品の撮影が続いており

越年で準備をしているスタッフもいるので

あまり浮かれるわけにもいかないが

今年一年を振り返ってみるのもいい







今年は新年を武道館・藤井フミヤコンサートの演出で迎えた

そしていつもの中目黒の劇場で劇団公演

終わってすぐ名古屋に行きドラマ「加藤家へいらっしゃい!」DVD用の特典映像を懐かしい実家の近辺で撮影

ドラマ「巷説百物語」を京都で撮影

ドラマ「ホテルサンライズ」を成城のスタジオで撮影

「MCU PV」を都内で撮影

演劇「理由なき反抗」を都内、大阪で公演

スペシャルドラマ「トリック新作スペシャル」

映画「トリック劇場版2」を八丈島、埼玉などで撮影

「藤井フミヤ PV」を都内で撮影

映画「明日の記憶」をさまざまなロケ地、スタジオで撮影

演劇「電車男」を新宿、各地で公演

映画「サイレン」を八丈島などで撮影

怒涛の仕上げ期間の後

映画「大帝の剣」現在も撮影中



作品の本数はどうでもいい

重要なことは自分の満足度

(もちろん商品としての結果はもっと重要だが・・・それはプロとして)

そういう意味では今年の作品は結果の出てないものは多いが

“いいカンジ”だったと総括できる

オーダーしてくれた皆さんに感謝である



何歳まで演出家が出来るかわからないが

確実に今後の10年間の「新たな出発点」になる一年だったようだ

(10年の区切りに意味はない、ゴロがいいので)

新たな仲間が増え賑やかになったし





個人的には

怒りっぽくなった(おじさんはトラブルが好きだからね)

酒を飲むようになった(目覚めた)

かってない運動量で体重が減った(まだまだもっともっとだな)

本を読む量が減った(眼が弱くなってね、週に一冊か二冊)

極度に煙草が嫌いになっている(いいんじゃない)

ipodにハマっている(70年代の曲ばかりだが)

ホッカイロ(張るヤツ)が手放せない(けっこう暖かくても)

金髪を続けている(どーなんだ)

宝くじに外れ続けている(いや、年末ジャンボはキター!に違いない、売り場のおばちゃんが“呼んでた”からな・・間違いない)

とにかく50歳になった・・・





来年は笑っていたいです

つーかいつも笑っていたいです

つらければつらいほど

苦しければ苦しいほど

「ヤバイ時代」になりそうだから

笑っていたいです





次の日記は来年に

読んでいただいている皆さん、いつもコメントを書いていただいている皆さん

ありがとうございます!

スタッフ、関係者のみなさんお世話になりました!

よいお年を!

いい新年を!






2006年01月03日

あけましておめでとう!です

ロケ先から

ちょっと旅をして新年を迎える

年越しでずっと「旅人」である





今日から撮影の本格的準備

明日から“いつも通り”の撮影再開



今年もよろしくお願いします




2006年01月05日

氷結

〜というチューハイを飲みながら



さむーいロケ現場から帰って

風呂を入れる間に一杯飲む

だんだん体が暖かくなって皮膚が痒くなる

毎日子供みたいに痒くなる

それも足首とか腕の裏側とかいつも同じ場所だ



やはり

冬は太る

自分だけは違うと思っていたが

やはり

冬は太る

明日からは食事制限だな

だって毎日朝食(ご飯二膳)

昼食(しっかりカレーとか)

おやつ(ストーブでイカとかたことかの干物の焼き物とか)

夕食(カツ丼とか)

夜食(お汁粉とか)

これじゃーだめよっ

フォアグラだよ

運動不足だし



よしっ

また体重減らしにチャレンジ2006!

・・・と酒をあおり・・・














2006年01月07日

夜通し

の撮影が続いた

そして昼も撮影

みんなへとへと

昨夜は1時間ほど降雪

大粒のぼたん雪

あっという間に作り上げた巨大セットに降り積もる

でも止んだ

日本の大部分で雪が降っているのに幸運にも止んでくれた

さっそく“乾かして”再開

朝方までわさわさと・・・・







なんだかすっかりこの瀬戸内海の島々が見える部屋が気に入ってしまった

どうであれ旅人だからいつかはお別れなのだが

愛着が湧くものである





次の作品の準備が始まる

映画「大帝の剣」はこれからが本当の山場

映画「トリック劇場版2」もCG作業が続いている

映画「明日の記憶」も最後の“化粧”中

映画「サイレン」もうすぐ完成披露試写



50代最初の年

一つ一つ納得したい






2006年01月08日

ひさびさの

久々の休暇

スタッフ皆へとへとで待望の休み



昨夜は宿舎の一階のロビー横の部屋で私主催の一晩だけのバーを開設

といっても焼酎の一升瓶10本くらいと乾きモノのつまみ

俳優やらスタッフやらわいわいと集まって談笑

ちょっとした息抜き



今日は映画「サイレン」の取材で大阪からテレビ局の方々お越しいただく

私ごときを相手に必死にインタビューする新人アナ(男性)が面白かった

あまりにも、絵に書いたような「いい男」なので、いじりまくる





その後、先の企画の脚本を読もうとして気がついたらソファーで昼寝

突然知らないおじさんが部屋に入ってきて風呂のタイルを直そうとしてびっくり

でも接着剤を取りに行くと言ったままいなくなり

戻って来ず

あれは夢だったのか





夜、マツナガとオクダイラ、キムラ、ニタナイ(現場編集D)と牛角

近くに松永という街があり買い物やら食事やらによく行く

松永の牛角

松永にマツナガ

普通に面白いが

マツナガボウルとか

松永幼稚園とか

松永警察とか

一番笑ったのが「松永浄化センター」

「浄化されちゃいますねー」と淡々と語るマツナガが面白かった





資料整理で昼飯にありつけなかったオクダイラ(記録様)

牛角で爆発

ひたすら食い続け(相当オーダーしたが、その全体量の半分ほど)

焼きサツマイモアイスまできっちり平らげ

「(量として)ホドヨイわ〜」



ちょっとびっくり

世紀末を感じる



そのままYOUMEとかいうでかいショッピングセンターの百円ショップ

視力回復めがねとか

ライトつき虫眼鏡とかくだらないものを買いあさる



そして眠くなった

もう寝ましょ

あーあいい一日だった・・・

2006年01月11日

広島ラストスパート!

〜なカンジになってきた

ちょっと、いや、かなりスケジュール的にはヤバイが・・・

がんばるしかないっす

あと一週間

もちろん帰京後も厳しい日々が続くのだが・・・



今年も予定はみっちりと

新しいチャレンジが待っている

新しいチャレンジ2006・・・

なんだか工場の無内容なスローガンみたいだ







二日間、おなかの調子がひどく悪かった

セイロガン

オオタイサン

サクロン

エビオス

いろんな薬を飲み続けたが治らず

今日やっと少しよくなったと思ったら

めちゃくちゃに腹がへる

基本的にはダイエット中だから夜は食べたくないのだが

さっき撮影が終わってあまりにも空腹だったので

宿舎近く造船所横のファミマーに行く

悩んだ挙句に

「果実きわだつチューハイ」(空腹に関係ない)

「海のミネラルサラダ」(野菜を食ってない)

「三角黒糖蒸しパン」(なんだかオレに食ってくれと呼んでいた)

つられて“牛角で爆発”のオクダイラも砂糖そのものだろ!というビジュアルのパンなどを

マツナガもスパイシーチキン

ニタナイもなんだかソバだかラーメンだかをつられ購入

“業界カタブトリ”に一直線だ





そんなわけで日記を書きながら

甘いチューハイと甘いパンとサラダを食っているわけで

体にいいわけがない

腹の薬めっ


2006年01月12日

山火事

撮影が終わって

夕食の足しにおかずを買いに松永のハローズに行った

駐車場に車を入れているときマツナガが

「あれって・・」と絶句

何かと思って外に出ると遠くの山で、山火事

しかも先ほどまで撮影していた方角

そういえば消防車がわんさか走っていたっけ

じっと見ていると赤い炎すら見える

街から3キロくらいか

市民は平然と自転車や車に乗って家路に急いだり買い物をしたり

レジ横で売り子をしていたおばさんに「山火事!」というと

「そう またや」と平然

しかも売っていた“しぐれ”を試食させられ、あまりにおいしくて

買ってしまう始末

買い物が終わってまた見ると先ほどより火の手は強い

地方版の新聞などをケータイで見てもニュースにはなっていない

でもどう見ても山火事

まるでゆっくりした火山の噴火のようだし・・・

うーん

不思議だ





今日は昼間

記録様のオクダイラの宮古島つながりの方から送られた

四国・愛媛県大洲(?)名物の「ジャコ天」を食す

うまい

これはうまい

昔、小学生の頃、両親の田舎・大分で似たようなものを食べた記憶が蘇った

スタッフやキャストも「うまい」の連呼





なんだか食べ物の話ばかり





昼食休憩時は大勢の記者のみなさんや取材陣にお越しいただく

阿部さんや長谷川さんやクドカンさんと囲まれて取材を受ける

ありがたいことだ
















2006年01月13日

雨!

いよいよラストスパート!と気合を入れていたら



今日も午後2時で中止

明日も午前中危ない

今の季節、昼間のシーンで撮影出来るのは、午前8時から午後5時(ぎりぎりだが)

あっというまに日が暮れる

そのかわり夜は長い

雪でそもそも何日かロストしている

まだまだシーンは残している

限りあるスケジュールの中では“大ピンチ!”





山火事は全国ニュースにまでなっていた

今朝間近を通ったが、すごかった

まさに火が山を“なめるように”走っていた

恐ろしい

人家(温泉)が真下だ

消防車や消火ヘリが何台も・・・

我々にとって雨は厄災だが

大規模な火消しには少しは役立つのか





腹の具合は今ひとつ

いろいろ考えず

おとなしく寝ることにする






2006年01月14日

またしても食い物の話

雨であった

それもしとしととイサギの悪い雨だった

何も仕事がなければ、雨のせいにしてこれ幸いと音楽を聴きながらノンフィクションの本を読んでしまうような雨だった

撮影は中止

危機的な状況だ



午前中は台本やカット割りに手を加え

なんとか短期間で効率を上げるべく知恵を絞る

サラダとスープで軽く食事を済ませ

午後から主要スタッフで会議

残りの日数は短く

残っている分量は多く・・・

久々、頭を使う会議





そして夕方

またしても記録様オクダイラ、キムラ監督、ニタナイ、マツナガと松永に食事

前から通りかかって気になっていた露庵=ろあん 福山店(“庵”は表記上は草かんむりがついているが変換できない)というお店

少しおしゃれな和食レストランだと思って入ったが

まったく違った

バイキング、食べ放題!

しかも何十種類も惣菜がある

極めて健康的な料理がぐるりと並ぶ

「中国地方の旬の採れ立て食材」とある

しかも食べ放題、時間制限なし、一人2000円!

食べてみると一つ一つが手が込んでいながらきちんと素材の味がして

久々においしいものをちょっとづつたくさん食った

オクダイラはそのシステム(おかずが食いきれないくらいの種類があり、ご飯もスープや汁、お茶に至るまでかなりの種類、選択肢、特にデザートはソフトクリームからお汁粉まで豊富、全て制覇するには3回ぐらい通わないと・・)を見るや声が変わり異状なソプラノで

「いやぁあ〜 うれしぃぃわぁ〜 昨日の夜からお菓子以外なんも食べとらへんのや〜 しやわせや〜 きゃ〜」といいながらバイキングの棚を時計回りでぐるぐると回りだす

(彼女は宮古島出身だから関西弁は使わない、ある年齢層の女性のイメージで書かせていただいた)

私はほぼデザート以外全種類制覇

オクダイラは一皿食うと長い時間いなくなり

違う種類を盛り付け戻ってきて

「おっいし〜〜〜」といいながら平らげ、また出て行く

それを何度も繰り返す

まるで鳥の巣のようだ

ただし親鳥とヒナ鳥をひとりでやっているのだが・・・

普段現場で見ないフットワーク

しかし興奮したのはオクダイラだけではない

私もついつい健康食を不健康なまで食い倒し

ソフトクリームとプチシュークリームとお汁粉も食べ

うーとなる

満足満足

いつも同じようなメニューばかり食べていると

選ぶのを悩むほど種類があるとそれだけで幸せになるのだった





あまりに食いすぎたので

作業服屋で腕に巻く蛍光リングを買い4キロほど歩く

(何しろ道が細く車が多いので)

気温が高く

すぐ汗ばんでくる

イサギの悪い小雨が少し気持ちよかった



明日からがんばらなくては

ご馳走様!広島!














2006年01月17日

帰京

東京に戻ってきた

ずいぶんといなかった

天気がよくて温度が高い

気持ちのいい日だ

久々に帰るにふさわしい日だ

しかし相変わらずうるさく、めまぐるしい(宿泊していたホテルは、信じられないほど本当に静かだった)

いきなりニュースの質も数も増える

(もちろんいまやニュースは即時的に全国共通ですが、わざとシャッターしていたのです)

窓の下に広がる美しい湾もない

変わりに品川の高層ビル群・・・

「ここで生きてるのか」と思う

思えば名古屋から“来て”30年強

違和感を覚えつつも、すっかり東京が棲家になっている・・・

かといってどこか東京以外に住めるか、といえばそれは出来ない

あまりにも私に関するいろいろなことがこの都市に絡み合っている

もはや「フルサト」なのだ

きっと





瀬戸内海は素晴らしい海だ

その周辺は本当に美しい場所が多い

今回の「旅」でわかったことの一つだ

宿舎の周りをウォーキングしながら考えた

時間があればもっときちんと訪れて

名も知れぬ寺社などを巡ってみたい

自然にそう思わせる魅力がある

食事もおいしいしね

ジジくせーか







広島の皆さんには長期にわたって本当にお世話になった

ホテルの皆さん(いい部屋を用意していただいた)

弥勒の里のスタッフの皆さん(いつも暖かいおいしい料理!)

地域コーディネーションをしていただいた皆さん・関係各所の皆さん・消防関係の方々(ちょと信じられないほどいい場所ばかりだった)

セット作りを正月返上でやっていただいた皆さん(採掘場のロケセットは素晴らしかった!あっという間に出来ていてびっくりした)

工事車両などの関係者の方々

使う予定で使わなくなりご迷惑をかけた場所の関係者の方々

現地で参加してくれた若いスタッフ(東京の制作部並の働きだった、さわやかに挨拶されると“やる気”になった、ちゃんと打ち上げしたかった・・・)

大きなロケセットの場所を貸してくれた地主さま(毎日差し入れをいただいた)



そして大勢参加してくれた現地のエキストラの皆さん

強引な映画撮影に付き合っていただいて感謝です

何しろ時代劇なので裸足だったり薄着だったり、寒くつらかったと思う

頭が下がります

(しし鍋おじさんありがとう!京都から来てくれた皆さんありがとう!エキストラ出演最後の日に、短い時間ですが皆さんと少し喋ったりしてとても楽しかった)



書ききれませんが

本当にありがとうございました!

まだまだ撮影は続きます(これから“細かい”作業が始まる)

そして映画が完成するのはずっと先

ですが皆さんの協力と気持ちにきちんと応えるべく がんばります!

そしてまた会いましょう!

ありがとうございました!







早速今日から取材やら打ち合わせやら次の撮影の準備やら

明日は映画「サイレン」の完成披露試写

2月11日の公開も近くなってきた

多くの方々に見ていただきたいと思う







さて冷凍食品でも食うか

あーあ・・・


2006年01月19日

六本木ヒルズ

昨日

映画「明日の記憶」の“ほぼ完成形”の試写が午前中

やっと客の立場で見る

といってもやっぱりそれは無理

いろいろ気になって集中できない

でも不思議なものでこれまで思い込んでいた“感情”とは明らかに違う感情が残る

それは見えなかったものが、時間を少し置くことで、見えてくるような不思議な感覚

狙っても狙えないものだ

この作品の持つ“大事なもの”がやっと見えた・・ともいえるのか

偶然、渡辺謙さんも終了後同じような感想を述べていた

技術的な些事が気にならなくなって、次に見たときには

もっとなにか“伝わる”のか

制作当事者である我々がやっと見ることが出来る「本当のメッセージ」







そして

午後から話題の六本木ヒルズに移動して

映画「サイレン」の取材・取材・取材

2月11日公開に向けていよいよキャンペーンの開始だ

取材場所でお借りしたテレビ朝日(製作委員会の一つでもある)の中をテーマカラーの真っ赤なウインドブレーカーを着た宣伝部の方々に連れられてうろうろ

やがて市川さんやレオさんやらキャストがそろってくる

久々に話が弾む

全員で写真撮影会だったり「鏡割り」だったり





大きな映画館で舞台挨拶と試写会

最後尾でそっと上映を見る

これこそやっと客観的に・・・

ポップコーンを食べたくなるほど客の目線で・・・

楽しかった

いろいろ“仕掛け”があるので、その反応を楽しんだ

サイレンが鳴ったら決して外に出てはならない

でも出るんだなあ

サイレンも鳴るんだなあ

そして・・・







ごらんいただいた皆さんありがとうございました

(お忙しい中、無理やり招待した皆さん、特にありがとうございました!)

全国の皆さん!

映画「サイレン」ぜひごらんください!





そして潮が引くように皆がいなくなって

六本木ヒルズは大きなトラブルを孕み

でもピカピカと煌めいていてなんだか虚無で・・・



「トリック」からのお付き合い映画「サイレン」のプロデューサーでもある“巣鴨の三大テノール”ヤマウチ氏、ドイツで知り合ってプロデュースをお願いしたナガサワ氏と中華と梅酒ソーダ



歩いて帰ろうかと思ったが寒くてタクシー

大変で、面白い一日だった

皆さんご苦労様














2006年01月22日

与えられること

雪の中、ロケハン

九十九里の海岸はまるでオホーツク海のようだった

磯料理の焼き物の昼食はおいしかったが・・・

ハマグリ、さざえ、海老、ししゃも、ラーメン、焼きおにぎり・・・

うーん

反ダイエット・・



そして大泉

スタジオで建造中の巨大セット下見

学校の先輩で「トリック」の美術を全て手がけるイナガキさんのセットデザインに

度肝を抜かれる

広島であんなにすごいオープンセット作ったのに

まだやるか・・・



なんだかすっかり“生活”が戻ってきたカンジ





夕方、映画「明日の記憶」のスタッフだけの完成試写

見る度に違う印象

自分で作ったがなにか意図しないものを「与えられる映画」

もはや手を離れたということか・・・

この映画について客観的に語れる日は来るのだろうか





そして打ち上げ

なんだかとても和む

時間を置いての再会だが

いい関係だった

またこのメンバーでゆっくりと作品を作りたいと思う





明日からはハードな撮影が続く

ヘリコプターやらクレーンやらワイヤーアクションやら巨大扇風機やら

続々登場
















2006年01月23日

御殿場

昨日は真っ白でシュールな九十九里海岸で一番シュールなシーンを撮影

“あれ”はものすごく大きくてちょっと怖かった

(スクリーンでご確認ください)

そして優秀な空飛ぶカメラ(ま、ヘリコプターです)が優秀な撮影

ぽかんと見上げる





そしてまたしても雪のおかげで夜のシーンを撮りこぼす

このシーンは度重なる広島での大雪で東京へ撮影を持ち越した“イワク付き”のシーン

しかもクレーンやらクレーンやらクレーンが必要な大変なシーンなのだ

それがまたしても雪で!

誰?誰が悪いんや!







しょうがないから早めに都内に戻り

ウォーキング三昧





今日

小田原

熱海

大仁ロケハン

天気もよく気持ちいい

富士山がそびえたち

伊豆大島がよく見える



そして明日からの御殿場ロケにそなえ現場の下見

近くの“すごいコンセプト”の宿舎にチェックイン

テレビで「事件」
















2006年01月25日

オフィスクレッシェンドマネージメント部?よりお知らせ

朝日放送(ABC)ホームページに堤幸彦×平野秀朗氏の

”サイレン”特別対談が掲載されております

是非、ご覧になって下さい



http://asahi.co.jp/cinema/sanka/siren/

をクリック!



その他の映画情報も満載ABCアシッド映画館 のサイト

http://abc1008.com/acid/frame.html

2006年01月26日

まだ御殿場で

ありがたいことに毎日富士山を拝んでいる

朝、部屋の窓から全景が見える

素晴らしい



そしてなぜか「地下」にもぐる

今日も明日も・・・



あさってからは何日も「風呂」






東京

戻ってきた

明日からは大泉のスタジオ三昧



御殿場から戻る途中

運転しながら雲ひとつない富士山の勇姿に見とれる(危ない)

何度もこのまま富士山に向かって方向転換したくなる

夕暮れの五合目

行ってみたい





御殿場でちょいと有名な「御殿場ハム」を買う

実は今朝まで泊まっていたすごいコンセプトのホテルにも

“手作り名品”ショップがありしこたまハムやらソーセージやらを買ったのだった

そういえば朝食は和食だしそんなにソーセージやらハムやらは食べない日常なのであった

でもなんだか見ていたら食べたくなったのだ

早く食べないと賞味期限もあるし

セットで焼いて食うかな





久々に東名を疾走

気持ちいい

車は新車だし(まったく車種が同じなので実感は薄い)

天気はいいし

遠ざかる富士山





会社に戻り

手紙やメールや原稿チェック



そして久々高輪プリンスの中華レストランで五目ソバ(野菜が多くてうまい)



ウォーキング1時間

久々都会の光に見入る

ついつい東京タワーを探すのは田舎モノの性か・・・

汗ばんでコンビニ



ああ東京






2006年01月28日

う〜ん

昨日は“ある信じられない水がらみの出来事”が勃発して撮影が中止

雪やら雪やら雨やらこの作品はちょっと「水にたたられて」いるのか・・・

私の場合だいたい撮影中断は一作品につき2回程度なのだが今回は何度も何度もだ

う〜んキビシーッ

本当に撮了するのか

「大帝の剣」

ピーンチ!

面白すぎて災いか!

災い転じて福は内

何言ってるんだかわかんなくなっている





2月後半は京都で「巷説百物語」のパート2の撮影が決定

WOWOWにて3月の放送も決まっている

“あの素敵なメンバー達”とまた今回も冬の京都で大暴れ

備長炭でお好み焼きだ!

定食屋メニュー全制覇!

食うことだけか、おれは





だから何が何でも撮り切るのだ

がんばれ!

俺達!




2006年01月31日

野次馬

唐突だが南米、特にペルーに行きたい

強い理由はないが(いや、見たいものはたくさんある)

なんだか行きたい

最近偶然テレビなどでペルーのことを見聞きしたからか

しばらく忙しくてどこかに逃げたいからか

リゾートでぽか〜んとしたい気もするが

どうせなら生きてるうちに「見れるものは見ておこう」な気持ちだ

アイスランドやネパールに無理して行って“そこで得たもの”が強烈だったし・・・

一生かかってもカネタカカオルではないからほんのちょっとしか見ることが出来ないから

出来るだけたくさん見たいのだ

そして空の写真を撮りたい



ま、いまんとこスケジュール的に無理ですが・・・







ナムジュンパイクの死を悼む

テレビのソフト作りや、テレビそのものを装置とする仕事の私、

いや私たちの世代の、「表現」の先駆者であった

その足跡は完全無欠で

NYやケルンで呆然とその“光”を見つめて立ち尽くし

浮ついた自分を「初期化」したものだった

パイク展をもう一度「視た」い

そして“神”の前でひざまずきたい









一昨日

大泉の撮影スタジオ

朝から食べ過ぎたので夕食を抜き

休憩一時間でウォーキングを決意

撮影所の門を抜けて住宅街に入りどんなコースで行こうかと歩き始める

すると狭い路地を私に向かってものすごいスピードで巨大な消防車が車幅いっぱいに突進してくる

ふと右を見るとある民家の駐車場がものすごい勢いで燃えている

駐車してある自家用車が燃えまくって

平和な住宅街の対極ともいえる光景

げっ

道が狭くて消防車が入れない

消防隊員が大声で走りながらホースを引っ張る

そして消火!

その間僅か1〜2分

あまりにもあっという間の出来事で

(耳にしていたipod、ロッドスチュアートのスタンダード一曲分にもならない、てかそんな時に何でそんなもん聞いてるんだ、つーか忘れていた、しばらくして音楽を聴いていたことを思い出した)

本当の単なる「野次馬」に自分がなっていた

こわいこわい

火の元には気をつけて!







撮影がスタジオなので

カットとカットの合間の待ち時間に本を読む

騒然とした雰囲気なのだが

妙に落ち着いて読めるのだった

(スタッフや俳優には申し訳ない、ので静かにこそっとね)

撮影が終盤に入りつつあって少し「余裕」が生まれてきたからか



まず2月に入る「巷説百物語〜飛縁魔」の脚本

演出プランを考えながら・・・



宮沢章夫さんの「『資本論』も読む」

感動した

いろんな意味で・・・

わからないことをわからないとして読み続けるという記録の書

資本、商品、リンネル、貨幣、金、労働、剰余価値、GWG・・・

わかったようなフリをして実は何一つ理解していなかった「あの頃の自分」が重なる

結局「批判精神」のみいただいて

「〜宣言」や「ゴータ〜」の一節や「賃〜資」(比較的読みやすい)やレーニンに逃げ込む

「行動あってのイズムだ!」と思考放棄したあの日がリアルによみがえる・・・

祭りのあとの日々



宮沢さん独特の語り口にニヤニヤ感心

いやマルクスの価値はそれでも失われていないと堂々「批判する精神」を浮き彫りにするすぐれた“思想書”であると感じる

いまや知の巨人たる宮沢さんを「読むことが出来る幸福感」にひたった





そして松尾スズキさんの「クワイエットルームにようこそ」

あっという間に松尾世界

あっという間に別世界

あっという間に笑って泣いて

気持ちがわしづかみにされている

すげーなー

なんだかすげーなー

妙に喋るトーンが高くなる

「佐倉明日香」化する

まいりました







撮影は“それでも”こつこつと前進

なんとか先は見えてきたか

膨大な後処理に身震いがする(いや正確に言うと身震いがして真っ白になっている記録オクダイラ、キムラD、CGマスモト各氏を見ている私)

とんでもないことになりそうだ

「大帝の剣」







映画「サイレン」

公開も近い

なんだかドキドキする














































2006年02月02日

どうやら

いろいろ調べたがペルー旅行は個人でチャーターすると

どうやらめちゃくちゃに「高い」らしい

かといってわがままな私(たち)の要求に応えてくれるツアーがあるとも思えないし・・・

ツアーにいい想い出ないし・・・

ま、もっと調査調査





映画「明日の記憶」の試写が始まる

思いがけない方々から“お褒めの言葉”をいただく

ありがたいことだ

恐縮だ

公開まではまだまだ時間があるが一人でも多くの方に見ていただくよう私もできるだけのことをしたい



もちろん映画「サイレン」も

皆さんみてねっ





昨日は京都からスタッフにわざわざお越しいただいて(懐かしい顔ぶれ)

WOWOWにて「巷説百物語」の打ち合わせ

京都・松竹のチームと堤組常連の共同チーム

楽しく、ためになる撮影だったので今回も期待

(ゴハンもおいしいしね、よく歩けたし)





夜は久々に“ある企み”のために

TBSウエダ氏や旧知のプロデューサーと赤坂ですき焼き

しかも超高級

値段がつけられない超高級陶器やら版画やら絵画やらに囲まれて個室で会食

久々にリラックスして会話を楽しむ

肉はうまいし

焼酎はうまいし・・・



あまりにがつがつして今日は体調悪し

やはり高級なものに向いている体ではないのだ





今日は小田原城や、熱海の近くの海岸でロケ

待ち時間に海風に吹かれて読書

そして何時間も空を見つめて空趣味

明日からは寒いとの情報

豪雪地帯の皆さんは注意してください














2006年02月05日

だめな日だめな自分

明日からいよいよ最後の(といっても細かいことがいっぱいあるが)追い込み!

・・・なのだが、まずは京都に行き「巷説〜」の下見

夕方伊豆半島に戻り「最終決戦」の下見

そして明後日早朝より「最終決戦」!!

えっ?

雨?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





昨日今日は“最悪な二日間”

去年の暮れからなのだが

「脂っこいものを食べると腹痛」という症状

セイロガンとかで治まるのでそんなに気にしなかったのだが

おとついロケ終わりに横浜の“ラーメン街道”で味噌ラーメン

久々においしくて満足

しかしその夜から腹に鈍痛

またかと思い胃腸薬

しかし治まらず

昨日午前中改善しないので、撮影を一時キムラDに任せて光が丘のN大病院

けっこう段取りのいい大病院

予約なし初診だが(もちろん保険証も持参していない)さくさくと

内科の先生の問診とお腹を触ったり聴診器やら

「ま、もうちょっと調べましょう、2週間後来てください」

「・・・(京都に行くので来れない)」

血液を採取し尿をカップに(がまんしてたからものすごくたっぷりと)

かれこれ1時間、会計して2万円(もちろん保険証を持っていけば7割戻る)

近くの薬局で痛み止め薬やら胃腸の粘膜の薬やら5千円

とさくさく・・・なのだが、なんだか腑に落ちない

腹の調子は変わらないのだ

でも熱烈抗議してレントゲンやら超音波やらCTを!というほどでもない

しかし自分でわかる

“確実にどこかおかしい”

非常に微妙なのだが“今までの自分ではない”

多分騒いでいても(マツナガにぶつぶつ言っているだけだが)

このまま治まって、またいつものように「忘れて」しまうのだろうが・・・

早退してバクスイ



寝ながら、海外旅行もあるがきちんと自分の内部を「見る」のもいいかもだ

考えよう





そんなこんなもあって今日はいらいら

朝からスタッフの「ささいなミス」を誰彼構わず当り散らす

昼過ぎまで怒っていた

腹も痛い

その後に落ち込む

猛烈に落ち込む

小学校の時怒りっぽい先生を「ヒステリ〜!」といってからかっていた

まさか自分がそうなるとは・・・

猛省

未熟だ

すいませんでした





だから非常に気分が悪い

自分に・・・

だめな日もあるのだ







こつこつと荷造り












2006年02月06日

まあなんとか

お腹はちょっと痛いカンジがするが(背中の右側が気持ち悪い)なんとか朝一で京都へ

雪がちらつく中、3ケ所ばかり午前中見物

そのまま京都駅に戻り、そばとかやく御飯

そして「ひかり」で三島

ずっと撮りこぼしてついに最後のロケになった場所の下見

そして大仁の宿舎にイン

明日は早朝からロケ

「大帝の剣」いよいよ大詰め

お腹が気になるがやんわりとがんばることにする

といいますか

「私はどこも悪くない!」と思いこむことが重要

病は気から

2006年02月10日

サイレン!

映画「サイレン」2月11日公開!

見てね!!





そして映画「大帝の剣」ロケ終了!

二ヶ月以上の長期でした

まだセットでの撮影や

膨大なCG作業がこれから始まるが

とりあえず一区切り





そして

映画「サイレン」よろしく

くどい・・・





やっと落ち着いて病院に行けるかもだ

仕事していてなんだか症状も引っ込んだが

まあ怖いんで精密検査しねーと





朝になってしまった

24時間働いた

寝ないと・・・





まあ「サイレン」・・・

ぐー






2006年02月13日

サイレン公開中!

無事映画「サイレン」公開中!

ゲームもよろしくだ!





映画「大帝の剣」

俳優部分全てアップ!

長かった・・・

まだスタント、合成、モーションキャプチャーなどが残っているが

ほぼ全貌があらわになった

これから半年以上も編集、CG、音響に没頭する

どんなんなるか・・・







そして映画「トリック劇場版2」も最終段階に

「あの二人」はまた“とほほ”なカンジだ・・

もはや言葉では表現できない「トリックな」映画・・・



新企画進行中!

これはちょっとびっくりか・・・





来週からは京都20日間

ドラマ「巷説百物語〜飛縁魔」

久々に京都

歩きますか・・・







いくつかの病院で体を検査

基本的には問題ない

痛みの原因はわからず

痛みに結びつく要素がないらしい

そのかわり別の“いけないところ”を再確認

高脂血症

脂肪肝

とくに総コレステロールは投薬治療寸前だと・・

うーん

あれだけ歩いているのに・・・

食事、睡眠、休養、運動・・・

わかってるって!

がんばるから!



今日も撮影の間、大泉の住宅街を流れる川に沿って4キロ

めちゃくちゃ寒かったが

10分ほどで汗ばんでくる

食事は弁当だったが油モノを避け

ゆっくりとバランスよく

深夜は何も口にしないようにしようっと

(と一杯飲みながら・・・だめだって)

ゆっくりやりますよ

はい







映画「サイレン」みてや〜












2006年02月15日

一息

映画「サイレン」も公開

映画「大帝の剣」の撮影も一応、終わり

ドラマ「巷説百物語〜飛縁魔」のクランクインが週末から





東京で一息

なんだか春も近そうな

そういえば大変な「冬」だった

ってまだまだか

雪深い地域の方は雪崩などに気をつけて



体調も一息

やっぱり撮影していると体に緊張を強いているから

そのせいでいろいろ不都合が出てくるのかな?

まあ50歳だからね

細胞も音を上げているに違いない





あさってからは宮古島でシナハン

って何度も行ってんじゃん

いまさらシナハンって・・・

いや、あらためて「見える」ものもあります、きっと

そしてそのまま京都入り

またしても一ヶ月近い、旅・・・




























2006年02月16日

久々の

空趣味投稿まとめてアップ!

まったく不定期に時々思い出したように皆さんの写真を載せます

いい空撮れたら送ってね





昨夜は映画「明日の記憶」最終チェックで試写

細かい我々にしかわからない修正点の確認

現時点での“悔いを残さない”完成形がやっと出来た

また時間をおけば“反省点”も出てきたり

逆に気になる部分が許せたりするのだろうが

現時点で不安なポイントは消えた

あとは皆様に披露するのを待つばかり

公開は5月とまだまだ先だが待ち遠しい





今月は映画「サイレン」

3月はWOWOWにて「巷説百物語〜飛縁魔」OA

5月映画「明日の記憶」

6月映画「トリック劇場版2」

すいませんがいろいろよろしくです







今日は天気がすぐれない

実は体調も今ひとつ

これから23日分のパッキング

夜は渋谷で観劇

明日は早朝フライト





昨夜遅まきながら「パッチギ!」を見る

すごい

ポップで「深い」

そして恐ろしく細かい

大胆

確信犯

いろいろな言葉が浮かんでは消え

そしてストーリーに飲み込まれ・・・

これが「映画」なんだな

本当に勉強になる






















2006年02月18日

宮古島

とある企画の下見で宮古島

久しぶりの宮古島

この空気

この太陽を体一杯に・・・

と思ったが連日 雨!風!

しかも寒い!セーターやら防寒具やら

でもいいんです

「今だけ」だから

ぐるぐると島巡り

夜はぐっすり







そして明日から京都入り

こっちは本気でずっと寒いんだろうなー

でもいいんです

撮影が面白いから





がんばろう


2006年02月19日

京都

那覇〜伊丹で京都入り

ホテルで「巣作り」してから(何しろ2週間以上滞在)

撮影所入り

いくつかの打ち合わせのあと

キックオフバーベキュー大会

撮影所の一角で炭火を燃やしたバケツ(がんがんと呼ぶ)で鉄板を熱して

肉やら野菜やら焼きソバやらお好み焼きやら

寒かったが一年ぶりのメンバー再会で和気藹々



明日からクランクイン

放送は来月末

がんばろう




2006年02月23日

がしがしと

毎日がしがしと撮影が進む

ものすごい分量を撮っている

朝から深夜までコース

しかし役者の皆さん、スタッフが面白がっているので疲労しない

いや疲労しているのだが、前に進める

小規模だが楽しい不思議な現場

毎日「採れた」シーンを大笑いして見る

京都、いいなあ・・・



ほぼ常宿となっているホテルの居心地もいい

今回は忙しくてあまり歩いてないが

(いや今日は撮影所近辺を傘さして歩いた)

合間見てうろつきたい

なんといっても、京都、なのだから



毎日食事の内容を考え

酒を控え

夜は食べず

体重が減ってきた(自分で思うベスト体重)

ハライタも今のところ、ない

このまま“節制生活”続けられるか???





ひたすら眠い

寝よ


2006年02月24日

歩く

毎日早朝より撮影

2日続けてゲストがやってきた

ドラマでゲストというのもへんだが

1シーンしか出ないからゲストみたいな出演

見てもらえばわかるが思わず唸ってしまう存在感

メインキャストも応戦し最高の1シーン×2になった

今回は京都勢もがんばっている

扮装とメークを変えてちょこっと出演を繰り返しているウォーリー君みたいなツワモノも二名いる

京極先生の原作を土台に“思いっきり”やらせてもらっている

(・・怒られるかも)

3月には放送されます

お楽しみに





映画「サイレン」絶賛公開中!

まだまだやってます

お誘いあわせの上ぜひごらんください!







明日の夜東京に一晩だけ戻る

日曜日は映画「明日の記憶」の取材いくつか







今日は撮影が夕方に終わったので

帷子ノ辻にある撮影所から交通量の多い、路面電車の、三条通を歩き

三条口から狭い路地を選んで南下

四条から壬生寺あたりをうろうろ

四条大宮でスタッフと合流して夕食

そしてまたまた五条まで路地を南下してホテルに帰る

都合6キロほどか・・・

いい距離

いい空だった

京都に住処が欲しいなあとうっすら思う


















2006年02月27日

一晩だけ

一晩だけ東京

土曜日、撮影が終わって新幹線に飛び乗り東京

そのまま代官山の美容室

伸び放題の髪を少し切り染め直す

五反田に移動

旧知のライターキマタ女史の取材

(キマタ女史は私のホン「堤っ!」を作った人なのです)

一時間ほど話し帰宅

その後、爆睡



日曜日、朝から東映本社で映画「明日の記憶」の取材ディ

久々に渡辺謙さんとお会いする

この映画についてはあまりさらりと書けない

時間のある時にきちんと“思い”を書きたい

「今日あった出来事」も私の人生の中で忘れられない出来事になった



あわただしくいろんなインタビューに答える

予告編等の確認



夜、弁当を買って新幹線

自分の席に行くとある夫婦が弁当を食べている

「?」

車番と席番を確認

間違いない、俺の席

「すいません、その席って・・・」

奥さんが怒ったようにチケットを私に見せる

「あれ同じ席だ・・うん?」

よく見ると列車番号が違う

「この列車ですか?」と私も怒ったように・・

しかしよーくチケットを見て、電光掲示板の列車番号を見て、列車を間違えてたのは、私!

「(ひえ〜)す、すいません!」

私の乗るべき列車は隣のホームだった・・・

失礼しました!

赤面しながら乗車

そのまま京都



さて明日からまたまた撮影

2006年03月02日

ケータイ

ケータイの電波、通じない地域での撮影が続く

なんだか不安になる

だいたいもともとケータイ電話なんてなかったのに

初めて自動車電話という名のケータイを持ったのはいつだったか

1987年ぐらいだったか

思いだせん

もう自分的に何世代目のケータイか

F902i

A5514SA

今日はほんとの山ん中で全滅







まるでセッションのような撮影

力のある俳優さんは撮ってて気持ちいい

1カットごとファイルされていく気持ちよさ

大きな波になればいい





肉体的疲労と精神的高揚は比例する

へとへとだが眼はぎらぎら

いいカンジだ





脂っこいものをやめ

野菜中心の食生活続く

夜は食べない

酒も「ほとんど」飲んでない

体重も低め安定(69キロ)

運動する時間がないのは残念だが・・・





明日も徹夜

電波なし








2006年03月03日

久世先生の死を悼む

久世光彦先生が急死された

「時間ですよ」や「寺内貫太郎一家」「ムー一族」など私にとっての“原点”ともいえる作品を作り出され、唯一「先生」と呼ばせていただいた方だった

しかし実際に師事したことは一度もないし、お会いしたのは一度だけ

私が勝手に「先生」と呼んでいる

本当に「心の師」であった



お会いしたのは雑誌の対談だったが、素晴らしい時間だった

私の作品もごらんいただいていて、本当に恐縮だった

近々もう一度対談する計画を調整していた矢先だったのに・・・

今年から来年に発表する作品は先生に見てほしいものばかりだった

本当に残念である



久世先生がいなければ「このような私」はなかったと断言できる

いつも「時間ですよ」や「寺内貫太郎一家」の自由奔放なドラマ作りを目標にしていた

そんな作品を作りたい

私の目標なのだ

残念だ

もっと先生の紡ぐ作品や言葉を見たかった

どうぞ安らかにお眠りください




2006年03月06日

大部分

大部分の撮影が終わる

明日は撮休

取材が一本

夜は湯豆腐でも行くか・・・







食事飲酒制限続行中

目だって体重減少

昨夜は6キロウォーキング







「巷説百物語〜飛縁魔」

3月26日午後8時WOWOWにてオンエアー

いい現場だった

決して大きな作品ではないが

経済効率主義や数量結果のみを追求する作品作りじゃない、暖かい現場だった

いいキャスト、いいスタッフ

血の通った「楽しさ」はきっと作品に出る・・と信じたい

まだ二日撮影は残っているが・・・









映画「明日の記憶」

今までに経験のない“拡がり”を見せてきた

初めてきちんと「親に見せたい」と思う作品だ

5月13日公開





映画「トリック劇場版2」

完成までもう少し

自分も楽しむ!





映画「大帝の剣」

これからの作業を思うとぞっとするが

(CGセクションはもっとぞっとしているはずだ)

一番先の“客”として期待する





映画「サイレン」

まだまだやってます

明日京都で見ちゃおかな





旅はまだまだ続く

帰ったらまた新たな「旅」を作ることになる

因果な商売だね








2006年03月09日

帰ってきた

東京に帰ってきた

なんとも久しぶりだ





昨夜、「巷説百物語」春の暖かさの中、オールアップ

しかしなんと寒い冬を“外で”過ごし続けたか・・・

全て終わると「春が来た」

うーん



昨日は昼間のうちに“恒例”の内輪エキストラ大集合のラストカットを撮り

記念写真なんかして

みんなが片付けている間

自転車で嵐山

ケータイストラップ買ったり

団子食ったりまるでギャル

夕方

“現場編集”された全素材をスタッフみんなでチェック

もはや本編一歩前

「サイレン」からはじめたこのシステム、意外と大成功か

正直面白かったが

今月の放送目指してもっと面白くする!





夜、打ち上げ

いや〜いつもながら楽しかった

皆の顔が忘れられない

暖かくいいチームだ

パート3できるといいな







そのまま最終の新幹線で名古屋

タダキ氏とマツシタ氏

いつもの“仲間”と合流

飲みに行っちゃった・・・

あーあ

深夜2時いい気分でホテル

着替えを持ってなかった(全て東京に送ってしまった)ので

タバコくさい服にファブリーズして、寝る



8時に目が覚め(習慣だ、時差ぼけだ)

1時間ぼけっとし

チェックアウト

そのままとぼとぼと墓参りに行くべく、歩き出す

といっても栄から覚王山

けっこうな距離だが最近本当にウォーキング三昧なのでなんだか楽しい

(そういえば3日前、撮休に嵐山から京都東急ホテルまで歩いたなあ、1時間50分、約9キロ)

何でこんなに食い物屋が多いのか、名古屋人は皆空腹か?と思いながら広小路通り

新栄に私の顧問税理士サカイ氏の事務所(中学の同級生、高校生の時組んでいたバンドのドラマー)電話するがおらず

今池に親友マツシタの自宅(高校の同級生、やはりバンド仲間だった、いまだに素敵なバンドをやっている、うらやましい)多分仕事に行っているだろうから寄らず

そして池下にタダキ氏の事務所と劇場(同級生ではないが親友である、私の作品によく出ている、IWGPの変なラーメン屋のオヤジをやった)

そして私の実家もスエモリ

一本の道の3キロほどの間に揃いも揃って・・・



ホテルを出て50分、日泰寺(?字合ってるか?)の参道に入り

みたらし団子(あれっ昨日も食ったか、京都で)を買い食いし

境内を右に折れて、山を下り住宅街の中の小さな寺の日当たりのいい墓場にお参り

本当は1月に参るべきところ今年は忙しかったので遅くなった

墓を洗い

ろうそくと線香

静かな場所だ

手を合わせる



そのまま愛知学院大学方向に降り

点在する昔のままの家並みなどを見学しながら、実家

元気バリバリの両親と食事

私の好みを知り尽くしている母親の手料理

久々にうまかった

町内でも「最古」になっている実家を建て替えるか・・などとオヤジと相談

この人80をゆうに超えているが毎週ゴルフなどに行き

元気すぎる

しかも車を運転

気を付けなされ



タダキ氏がわざわざ超高級車で迎えに来てくれて

いろいろ語りつつ名古屋駅

もちろんエスカで山本屋の味噌煮込みうどんを買い新幹線

疲れて爆睡

あっという間に品川







ばたばたと片付け

あー東京

春になっていた






2006年03月11日

気持ちのいい午前中

久々に午前中ゆっくりとしている

風が心地よい

久々に波乗りしたくなる

傷だらけの古いボードとウェット出すか・・・

あれっコードとワックスあったかな・・・



うそ

やったことない

自転車すらまともに乗れない(怖いのだ)のに出来るはずがない

見るのは好き

ハワイ、バリ、八丈島、伊豆、ロス、渥美半島・・・

その昔片岡義男ファンの時にサーフポイントをうろうろした(つもりだった)



そんなことを思い出させるいい天気









昨日

久々に出社

もろもろを整理



夜、下北沢の駅前劇場で劇団猫☆魂「Elecrical Love Parade」

以前、偶然見に行き、面白くて、テレビ番組「劇団演技者」に推薦し、実現した

それ以来主宰のニシナガ氏とは細々とお付き合いさせてもらっている

変なラップグループ(まるでプラスティックス!)の人を喰ったオープニングアクト

ニシナガタッチ、軽妙で引っかかる台詞まわし

ウケを待たないある種の強引さ

そのへんにいそうで、そのへんにいない絶妙な男ばかりのキナ臭さ

爽やかさから妖しさに変化するスパニッシュゴーギャンというミュージシャンの劇中生演奏(ヴォーカルの女性は秀逸、フェンダーツインギターもよかった)

狭い空間を生かした重層的セット

テンポもよくて、多少の稚拙さも“狙い”に見える

何より押し付けがましくなく、「皆、楽しんでいる」のがいい

また見たい劇団



終わってちょっと飲み

ざわざわなカンジの素敵な店

大昔住んでいたがやっぱり下北沢はイーネっ!

もっとオジーさんになったらまた住みたいなあ

京都やら下北沢やら宮古島やら名古屋やら行ったり来たりで

無理か





「トリックスペシャル」のDVDについている特典映像の

「やむ落ちベストテン」の自分が恥ずかしい

疲れまくっていてあられもない

赤面だ

見るな・・・いや、音だけで・・・



「劇場版2」完成に向けてもう一歩!







今日からやることたくさん

昨日至急の件を書き出していたら18項目程になる

とほほ

何からやるか

まずは・・・歩くか

久々の東京を

いい天気

明日できることどうして今日やるの・・・


























































2006年03月14日

素晴らしい晴天!

文句のつけようがない晴れ!よしっ!

今日は編集室まで歩いていくっ!





“東京の日常”に戻っている

過剰な情報

メールの嵐

いいニュース悪いニュース

怒りと噂と喜びと

遠隔操作で火星に降りる探査機みたいな遥か先の撮影予想

過去に向き合うことばかり

慢性的人材不足

慢性的勉強不足

慢性的余裕不足

TO DOだらけ・・・・





この「スピード」は心地良くもあり

そうでもなし

微妙な船だな







「巷説百物語〜飛縁魔」編集中!

「トリック劇場版2」完成間近!





「サイレン」まだまだやってるよ

「明日の記憶」5月13日公開!



「大帝の剣」怒涛のCG作業に突入!







夏から秋にかけての企画いくつか胎動

企画A→B→C→D


















2006年03月17日

雨、ざんぶりと・・・

春の天気だね



打ち合わせやら

送別会やら

電話やら

編集やら

ウォーキングやら

読書やら

映画見るやら

資料整理やら

作品集の編集やら

調べ物やら

ウコンけずりやら

英会話やら

蕎麦茹でやら

試写やら

新企画打ち合わせやら







ま、雨ですが

明日あたりはきっと晴れ




編集室

今日は“めったにあうことのない人”と午前中恵比寿のホテルでお茶

もちろん仕事の話

今までとはまったくジャンルの違う話

決まれば面白いが

実現の可能性は・・・?





そのままそこのレストランでバイキングランチ

「オーストラリアフェアー」だと思っていたら

カンガルーもオージービーフもなく

なんと

「オーストリアフェアー」だった



渋滞の港区を移動

ベイエリアのなじみの巨大編集ビル

(去年からずっと通っている)

「巷説百物語」の編集を終わらせる





明日は一日

「トリック劇場版2」の声録り







大野剛義さんというさくら銀行OBの方が書かれた

「団塊諸君 山もいいぞ〜夢と勇気とサムマネー〜」という本に妙に感動

普通なら手にしない種類の本だが

バブル時代〜バブル崩壊〜不良債権処理という激動の時代を銀行トップとして乗り切って身も心もぼろぼろになった著者が“登山の魅力”に次第に目覚めていく様が素晴らしくよく表現されている

文章も簡潔で心を打つ

私も“山登り”を今後の趣味にしたいと考えている矢先

なんだかとても勇気をいただいた

年齢によって後退する精神と肉体に活を入れ

きちんと自己管理、危機管理しながら

“自由で上昇する老後”を楽しむ

素晴らしいことだ

うらやましい

「こんな歳の取り方したい」そう思わせる

「街歩き」も習慣化して楽しいが

「山歩き」もしっかりとはじめてみたいものだ

新宿に靴でも買いに行くか










2006年03月20日

一日

一日に四季がある

今日はほんの一瞬だったが風が止んで“夏”がいた

その一瞬がどんどんと延びて・・・





土曜日

久々のトリックチームでアフレコ大会

声だけだけど「新ネタ」入れたり・・・

(「ネタ」って・・)

自然とアイデアが出るチーム

映画「トリック劇場版2」お楽しみに!だね



そしてクワタ氏やらマキタ氏やらオクダイラと赤坂で夕食

ヘルシーテイストの台湾料理

バカウマで

「ヘルシ〜」と叫びながらバカ食い

だめじゃん





そのまま徒歩で高輪へ

TBS横から桧町

昔このあたりの制作会社でADをやっていたことがあって

懐かしい気分で通過

(まだ勤務していた会社は存在する、近くのお店などはまったく変わったが)

びっくりしたのは檜町公園やら防衛庁跡やら

再開発で超高層ビルが立ち

様相がまったく変わっていた

檜町公園では大昔よくサボって時間潰ししてたり

“思い出深い作品”を撮ったことがあり

なんだか感無量

超高層ビルと看板で囲われた無残な姿をぼおおっと見つめた





日曜日

かねてから尊敬していた脚本家の方と夕食会

風の街を徒歩で

またしても久しぶりの麻布十番

こちらはあまり変わっておらず安心

(1986年ぐらいに新一の橋の交差点の蕎麦屋の上に住んでいた)

今度は品のいい韓国料理だったのだが

緊張して、必死で「企画」を説明していて

食事のことはよく覚えてない

なにしろ一度お会いしたかった方だったので・・・

包容力

聡明

的確な言葉

百戦錬磨

そして「楽しむこと」が大事・・・

思ったとおりのイメージの方で恐縮してしまった





いい気分で、同席した当社副社長(つーか影のボス)フクトミとアオイスタジオ前のジョナサンでドリンクバー

もろもろ話し込む



またしても徒歩で帰路

しんと静かな日曜の夜、ビルの間から大きな月が昇ってきて・・・






















2006年03月23日

巷説百物語〜飛縁魔〜

現在最終仕上げ作業中

3月26日午後8時

WOWOWにて放送!

いやぁこれは面白いっす

渡部さん、小池さん、吹越さん、大杉さん、遠藤(憲一)さんをはじめキャスト陣の息もぴったり

京都チームのパワーもいただきつつ

ついに「デキターッ!!」ってカンジです

ちょっと不思議で

かなり笑えて

なんだか悲しい

こんな時代劇がやりたかったのです

京極先生すいません!



ぜひごらんください!

お楽しみに!







季節もどんどん進んで

少しウォーキングすると汗ばむほどに

桜ももうすぐ





月曜日はほんとにひさびさ歌舞伎町で打ち上げ

あまりの煌びやかさに眼がくらくら

ドンキでぶらぶら





火曜日はとある大掛かりな舞台を拝見

びっくりしたりわくわくしたり

相当楽しんだ





水曜日

そろそろパスポートの変更なので

(そういえば「金田一〜」の映画の頃に中国行きに間に合わせて作った10年パスポート・・えっ!あれからもう10年?)

写真を街角の証明写真機で

黒いシャツを着ていて

「縁起悪いからやめようかな・・・」と二の足を踏んだが結局撮ることに

けっこう緊張して機械の指示通りにカメラを見つめる

そしてガシャ

モニターに撮影されたオレの顔・・・

「この写真でよろしいでしょうか?よろしければOKボタンを押してください・・」

とアナウンス流れる中、ふと気付いた

・・そうかオレって今は金髪だけど、10年後、60歳でも金髪なワケねーな・・・もしそうだったらちょっとコワイなー・・・内田裕也さんみたいだなー・・どうしようかな・・・でもこの写真のために染め直すのもどうだろう・・・いやいやそもそも間に合わない・・・いいか・・・いやでもなあ・・・

「よろしければOKボタンを・・」



結局10年間は入出国検査官は私の「金髪を見ることが出来るよう」にした

(あれっもう直接パスポートの“面通し”はなくなるんだっけか?)





本屋で馬鹿買い

腕時計が止まって時間の感覚が無くなる

何度も見たのだが止まっていると気付くのに5〜6回もかかるものだ

その間30分ほど経過

30分間ずっと10時40分と信じていた

バカだね、わし





一日ばたばたと仕事、仕事、仕事








2006年03月27日

また新しい週が

天気のいい月曜日

なんだか「巷説〜」のオンエアーも終わって

いろいろ膨大な仕上げは残るものの

気分はすっきりだ



次の撮影まではしばらく時間がある

やらねばならないことはいっぱいだが

すこしゆっくりと・・・





しかしいろいろ勉強するにしても

忙しい時のほうが“身になる”のは不思議だ

気が引き締まっているからだろうか

時間があるときはなかなかスターターがかからない

ま、だから、ゆっくりと・・・




2006年03月29日

ダビング

「トリック劇場版2」の最終仕上げ=ダビング(音と音楽の最終仕込みと整合)が(場所的に)意外なスタジオで始まった

“慣れてる”作品だがなんだか新鮮なのだった

同じビルの上の階では別の作品の編集をしてたりもして・・・





さて最近は

いいことも悪いことも

気持ちいいことも気持ち悪いことも

いっぺんにのしかかってくる

生きてるといろんなことがあるなあ・・ってカンジか

仕事の件、そうじゃない件・・・

考え始めると思考がネガティブに迷路にハマってぐちゃぐちゃになるので

「紙に書いて」整理することにしている

そしてなるべく“簡素化”して考えるようにする

いい結論をイメージする

それでも「否定的思考」に囚われるときは散歩する

寝る

踊る(わはは)

あとは野となれ

しかし

これまでは問題があっても“寝れば治った”が

年齢とともにそうもいかなくなってきた

深刻さが増す

あとは野となれ・・・と楽観出来ないことも増える

いかんいかん

やっぱ寝るか

堂々巡りだ

問題は何も解決しないのだった

いやいや

小さいとこからこつこつと解決しよう

とりあえず明日からね

では寝よう・・・っておいっ!


















2006年03月30日

品川から京浜東北線にのって

桜が連なる川崎駅西口

朝の太陽がめちゃくちゃまぶしい

再開発で巨大ビルの工事現場と桜を見比べながら

パスポートセンターのビルに行く

(なぜならワタシは神奈川県民だった)

新調された10年パスポートを受け取る

確かに2016年まで“金髪”

あーあ



ICチップでなんだか分厚くなったパスポート

これで駅の改札みたいにスイッとかざすだけで出入国管理を通過できればいいのに

そうはいかねーか





川崎のパスポートセンターのあるビルはでかいロビーにでかい室内池があり

それを取り囲むようにベンチがあり

多くの人が休んでいる

素敵な設計だ

“公共”の意味をきちんと踏まえた作りだ



外に出る

以前の面影もないその一帯

この地区の再開発が終わったらすげえかっこいい街になるんだろうなあ

最近そんなとこばっかりだなあ



昨夜も仕事のついでに品川・御殿山〜大崎を夜、散歩

延々と続く夜桜

しかし寒くて誰もいない

無機質な高層ビルの谷間の無人の桜のトンネル・・・

何かのプロモーションビデオのようにシュールな風景

桜の時期特有の「静かな狂気」を感じる

感情も揺れ

涙が出るほど「上向き」だったり

その逆だったり

少し肌寒いがちょうどよかったりもする



そしてぽかぽかの川崎

見事な桜並木だが、なんだかよそよそしいのは工事現場の塀にかかっている「笑顔の写真」のせいだろうか

混沌と無秩序が笑顔で失われてゆく都市

桜もその共犯か

歩きながら過去現在未来を思う







京浜東北線か東海道線かわからないまま京浜東北線で品川

出社してうだうだと細かいことをしながら春の時間を過ごす




















2006年04月01日

桜咲きすぎ・・・

毎年思うが桜ってこんなにもいっぱいあるものなのか

普段は目立たぬのに

年一で目一杯に・・・

切ないねえ





「トリック劇場版2」完成間近

細かく音を遊びつつスタジオ三昧

同じビルで「大帝の剣」も仮仮編集ほぼ決着

久々にオクダイラの琉球メシ

今夕、編集家族復活



明日は埼玉で巨大コンサート

明後日は都内某所で関係者の春の大宴会

なんだか浮かれる日々なのだが・・・







新調したいものたくさん

旅行カバン

春物スーツ(意外と必要、舞台挨拶とか)



パソコン

財布

そろそろ眼鏡

奥歯



冬モノはもう仕舞っていいのか

悩む時期だね








2006年04月03日

夜をぶっとばせ

最近あまり気分がすぐれないのだが

(気になることが4つ以上になるとまったく“だめ”になる、思考の堂々巡り)

今夜は、今夜だけは、違った



さいたまスーパーアリーナ

ザ・ローリング・ストーンズ A BIGGER BANG TOUR

実は生ストーンズは二回目

毎回これが最後と煽られる

今回はそうかも・・・と思い奮発してゴールデンサークル席(ま、アリーナのカブリツキ席、なんと65000円!)

我が社屈指のストーンズオタク・マツドPの完全解説&エアギター付き

(マツドPはほぼツアー全行程見ているのだった)

ほぼ熱狂的なストーンズファンの居並ぶブロックの真ん中でTシャツになるや

キースがギターをかき鳴らし始めた

Jumpin`Jack Fiash!



いやー

あまりに強烈でうまく気持ちがまとまらない

細かい“泣く”ポイントは何百個とあるのだが

2時間近いライブを目の前で見て

(ほんと目の前にステージが移動してきた!チャーリーワッツと目が合った!)

踊り叫び泣き笑い、

そして思ったことは

「オレがこんな風なのはこの人たちのせいだ!」

もちろんまったくの言いがかりだ

だいたいストーンズは守備範囲ではなかった

でも「基本中の基本」

人生踏み外しの教師、いや親、いやいや神だな

レッドツェッペリン

ディープパープル

クリーム

ジョンレノン

ジョージハリスン

ジミヘンドリックス

テンイヤーズアフター

ステッペンウルフ

ブルースプロジェクト

ヴァニラファッジ・・・

ロックは多神教

ローリングストーンズだけが神ではないが

現存する世界遺産的バンドはやはり確固たる「神」だった

何もかもが「神」だった



動き

ギター(キースのテレキャス!)

投げられるピック

カポタスト

ボトルネック

シンプルなドラムセット

選曲

くわえ煙草

笑顔(ロンウッド!)

速度

リフ

位置

ミックの肩に手を置くキース

・・・・・

何もかもがROCKであり

「人生をだめにする要素」が塊でそこにあった!

巨大ビジネスとして存在していることの驚きよりも

「変わらないこと=ROCKしていること」への畏怖の念が先立つ

なんとも簡単に少年に初期化されてしまったのだった

ザ・ローリング・ストーンズ!

やばかった!

あの「どきどき」はオレの中でまだ生きていた!

Let`s Spend The Night Together







そして東京(現実)に戻りながら

本当に心許せるものと向き合う時間はあまりにも短く

向き合うべき人生は長く重いことを考える

しかしそれでもいい

心許せるものとたくさん出会ってきたからだ
























2006年04月05日

小旅行

今日から小旅行

仕事ではない

数日間、現実逃避

写真撮ろ





おとついの夜は「堤組・春の大宴会」

六本木のカラオケボックスのパーティールームを6時間借り切って大騒ぎ

気心の知れた約50人

途中我が社代表ナガサカ氏も乱入(なんとその日が誕生日!カメラマンのカラサワ・マダラメも今日とか明日とか誕生日)

24時近くまでトーク&唄!

劇団関係中心に大盛り上がり!

喋ったね

唄ったね

呑んだね



その後、何人かでしっぽりと呑み

いい夜だった





昨日は昔お世話になってずっと会いたかった方に再会

“前向きな”打ち合わせ

いい昼だった





仕事部屋の徹底掃除

資料など半分以上捨てる

ああすっきり

とっといても見ないものばっかりだからね

ほんとに一区切りだ

気になっていることも一つ解決したし

すっきりと

明日へ!


2006年04月09日

終わり!

小旅行終わりっ!

いい旅だった

素晴らしいものに参加し

美しいものを見て

いい空気を吸い

おいしいものを食べ

魅力的な人々に会った

“個人旅行”にとどまらず

いつか作品に返せる、いい旅でした

お世話になった皆様に感謝します!





そして日常

非日常から日常



の間もなく次の水曜日からある目的でNY

またまた非日常的小旅行



そしてその次の週から映画「明日の記憶」のキャンペーンなどで

ほぼ全国行脚

旅の時

そしてそれはとりもなおさず自分と向き合う時


2006年04月10日

ほぼ日刊イトイ新聞

で、「『明日の記憶』とつきあう」という連続企画

ありがたいことだ

私とイトイさんの対談も順次アップされる

ありがたいことだ

渡辺謙さんとイトイさんの往復書簡も続けられている

ありがたい内容だ



http://www.1101.com/ashitanokioku/



イトイさんは私の先輩だ

大学の

ただ私もイトイさんも中退

ますます先輩だ

大昔にドラマみたいな作品に俳優として出てもらったことがある

すごく楽しかったのを覚えている

先日も対談させていただき

自然と素直にいろいろ語り合えた

話していて

「こんな兄さんいたら、オレももっと面白い人生が送れただろうな」と

小学校以来の“アニキいないトラウマ”を思い出した

私もイトイさんのように自然体で生きたいとつくづく思った次第

だって「目が少年」だったから・・・



「明日の記憶」

5月13日公開

語るべきことはたくさんある

これまでも(これまでの作品に比べたら)かなり多くの取材を受けて

語ってきた

これからも語るだろう

この作品に“幸福にもかかわることができた”私として

その気持ちを伝えることで作品への最後の監督業を成し遂げたいと思っている

しかし語れないこと、何万語費やしてもうまく表現できないこともある

それは映画の中に織り込んだつもりだ

人によって感じ方も感想もさまざまだと思う

が、「人に見せるモノ」を作り始めて25年あまり

生きはじめて50年あまり

やっと「照れずに語れる、そして全部はうまく語れない」作品ができた

いい結節点だ

この先の“決意”もできた

よりナンセンスへと雪崩れ込むことも出来る

ぜひ多くの方にごらんいただきたい





21日 松山

24日 福岡

25日 名古屋

26日 札幌





5月1日富山

2日  大阪

3日  新潟

取材&試写会舞台挨拶の予定

楽しみです!














2006年04月11日

NY

ちょっと訳あって数日マンハッタンへ

その昔、慣れ親しんだ(でもないか)街

もちろん前回訪れた時(「恋愛寫眞」の時だ!)から比べても

相当に変化しているだろう

ましてや私が住んでいた頃なんて1990年ぐらいだから

“超”相当に変化しているだろう

もちろんチャイナタウンとか変わらない佇まいも多いはずだ

9・11からダウンタウンがどんな変貌を遂げたのか?

興味深い

歩き回りたい

時間があれば新設された現代美術館にも行きたいが

忙しそうなので(一応、仕事だ、いや、完璧に仕事だ)無理だろうな

それにしても12時間のフライトはきつい

映画2本みて

本読んで

飯食って

ゲームして

脚本とか読んで

うつらうつらして

ぐっすり寝ると時差ボケきつくなるのでがまんがまん

さてNY!

まだ「あの店」はあるだろうか


2006年04月17日

あー疲れた・・・

ニューヨークから戻ってきた

ばたばたと駆け足で走り抜けた

時差ぼけで朦朧とする中、

仕事仕事仕事

中華料理イタリア料理韓国料理

自由の女神にライオンキング

新装モダンアート美術館

恒例夜明けのウォーキング

空空空

昔の仲間とも再会

短い時間で仕事の合間にばたばたばた

ま、時間の使い方がわかる街だから効率はいいが・・・



往復のJALで映画見まくり

食べまくりで反ダイエット

戻さなきゃ





そして成田から

古くからの恩人とのアポで、合流すべく日曜日の秋葉原

「ものすごい空間」の渦中に

すごかった!

そして恵比寿で食事

うまかった!

昔話に花が咲く

笑った!

そのまま、代官山の美容室

髪を切り、染め直す

もうほとんど半寝

現実と夢の境目がない

しかし夜半過ぎからまた復活

あーあ

「戻りの時差ぼけ」はなかなか取れないのだった










2006年04月19日

大阪

昨日今日と、とある作品のためのイメージロケハンで大阪

ディープな大阪を堪能

インパクトの強さではニューヨークやネパールに匹敵する

仲間と歩き倒す中、心に「何か」が降ってきた

これが大事

ロケハンでこれを体感できないと行った意味がない



終わって皆で焼き肉を食べながら

「やっぱ大阪やねん」とにわか関西弁



旅もたくさんするが土地の力を感じたくて行っている

その力に何かを求めている

作品作りだったり

気持ちのリセットだったり

単なる興味だったり

その力で「いろいろ」動かす、発想するのだ





夕方東京駅

明日から映画「明日の記憶」キャンペーンが続く

着ていく服もないので

東京駅大丸で物色

もう夏服です
















2006年04月21日

松山

あした(今日)

「明日の記憶」キャンペーンで松山です

ご当地の皆さん

よろしくお願いします

じゃこ天食べたい





ちなみに今日はフジテレビで

「銀幕会議」に出演

佐野さん、入江さんとひさびさ再会

楽しかった

長々と喋ってしまったが30分番組だからちょっとだけよ

たぶん



いよいよ「明日の記憶」キャンペーンに大突入!!

2006年04月23日

日曜日〜人生で何度目だ?日曜日

松山は楽しかった

いい人々と触れ合えた

ラジオやテレビで喋らせていただいた

生放送にも“出演”した



先日の「銀幕会議」でも思ったのだが

いわゆる「AD」という職種が気になる

インカムして「五秒前っ!」とか言っている若いスタッフなのだが(若いスタッフの独壇場)28年前私が始めてADを体験し生放送のスタジオの隅で震えていたことを思い出してしまうのだった

そのときの体験が強烈だったがゆえに感情移入してしまう

私自身、AD業が身についたときの喜びがとても大きかった

まさに「蝶のように舞い蜂のように刺す」スタジオのスター・・と自分では思っていた(なぜか目上の人々は私のことを『電信柱』と言っていたが・・・立っているだけ?)

はじめて「なんかオレでもやれることあるんだ」と思った

しかも一番向いてなさそうなスポーツ系(動きとしてのね)の仕事・・・

だからADをやっている若者を見ると「この人、今どれくらいのレベルなのかしらん?」と考えてしまい、いとおしくなるのだった

ま、向こうからすると「おっさん、見るんじゃねーよ」となっているだろうが・・





とにかく松山は空が広くて素敵な場所

(実は私、今年は道後温泉で年越しした)

善人の町・・そんな印象でした

なぜか日本蕎麦にラーメンとバカウマの食事で満足!

あっ!ぶつぶつ食べたいと言っていた「じゃこ天」もしっかり用意していただいたのでした

サンキューマツヤマ!

映画よろしくお願いします!





昨日は母校東放学園の映画専門学校で講義

まなざしが真剣で喋りやすかった

海外の留学生も多く気合が入る

作品暦やら最近の仕事紹介やら質疑応答やら

あっという間の90分





午後業界のカリスマプロデューサーに呼ばれる

思った通りの気迫、眼光、オーラ

迫力ある「大人」の前では『小動物』になってしまうのだった

自分のことを説明するので精一杯

ま、説明しなくても私が「どのレベル」かなんてすぐにわかってしまうのだろうが・・





その後、日比谷で打ち合わせ

仲間と屋台で焼き鳥を食いたかったが

意外と人が多く

うなぎ





そして高輪まで徒歩で帰る







今夜から福岡〜名古屋〜札幌

ラーメン〜味噌煮込みうどん〜ラーメン・・って麺ばっかじゃん!

がんばります










2006年04月27日

福岡〜名古屋〜札幌

映画「明日の記憶」のキャンペーンで西から北まで

ワタシが飛行機マニアだったらたまんないツアー



日曜日

夜、羽田からANAで福岡ナイトフライト

空港で出発待ちの時、大口開けてソフトクリームをほおばったら

その瞬間を偶然通りかかった渡辺謙さんに見つかる

数ヶ月ぶりの再会がそれ・・

ううっ



到着後、スタッフ一同と鳥料理

日曜日なのに街は遅くまで人通りが多い

食後、徒歩で川沿いのホテルに戻る

交通事故を目撃





月曜日

キャンペーン開始

KBCの生放送出演

おすぎさんに「監督しゃべりすぎよ〜もっと監督らしくしなさいっ」とつっこまれる

すいません・・・

きちんと映画紹介していただく

すいません!

ホテルで中華料理を食べながら謙さんと海外版の編集直しについて打ち合わせ

樋口可南子さんと合流

合同記者会見

RKBラジオ出演

日経新聞取材

都久志会館で試写会舞台挨拶



夜、空港に移動

ANAで名古屋ナイトフライト

初めてのセントレア空港!

夜だったが目を凝らして見回す



ホテルにチェックイン後、プロデューサー2人と「世界の山ちゃん」で手羽先

おとなしく寝る





火曜日

別ホテルにて単独取材

三重テレビ

スターキャットTV

そして歩いてNHK名古屋に

生放送「さらさらサラダ」に出演

まじめに喋っていると別場所で取材を受けていた渡辺謙さんが突如スタジオに乱入!

超びっくり!くりびつてんぎょう!(←死語)

へろへろのトークに・・・

やられたー



取材ホテルに戻り、ひつまぶし

うなぎがほどよくかたく、うまかった

ZIPFM

中京テレビと取材を受け

メーテレに移動

メーテレではなぜかありがたいことに社内のスタジオで一般の方も含めた社員試写会をやっていて

その上映終わりに3人で挨拶

客席にお世話になっているプロデューサーやらの顔ぶれが

照れくさい

その後、楽屋でメーテレの皆さんと懇談

「エリアコードドラマ」やら「加藤家へいらっしゃい」やらなつかしい顔ぶれ

局長をやってらっしゃる中学時代の同級生も・・・

ホテルに戻り

東海ラジオ取材

合同記者会見

名駅前ピカデリーに移動

ワタシの名古屋の両親家族や友人を謙さんや樋口さんに紹介

照れくさい

そして試写会舞台挨拶

ワタシとクレッシェンドナカザワ(この作品のP)、マツナガ以外は札幌に移動

上映終わりを待って

親友マツシタ氏、サカイ氏、タダキ氏

そして岸田戯曲賞作家佃氏、名古屋でものすごい動員力を誇る劇団あおきりみかんの鹿目さん

皆で栄のど真ん中で和食で会食

映画のこと、ドラマのこと(「加藤家〜」を書いてもらっていた)、年末やるつもりの堤劇団のことなどをつらつらと

深夜、タダキ氏の劇団関係者のやっているバー

楽しく夜は更け、旧交を温める

そしてまたしても徒歩でホテルに戻り、寝る







水曜日

早朝、タクシーでセントレアへ

しっかりとロケーションを確認

でかい空港だ!

チケット発券後にレストランなどある3階フロアー

外に出て滑走路を見たり

対岸の(多分)四日市(生まれた街)を見たり

朝からジャンボてんぷらそば

ANAで札幌

離陸後セントレア〜知多半島〜名古屋市の様子が眼下に

実家もくっきりびっくり

あっという間に東北上空

八甲田山〜下北半島に感動

千歳空港から苫小牧のスガイディノスの映画館

先発の皆さんと合流

道新の取材

舞台挨拶

札幌に車移動

「一徹」でラーメン

うまいうまいうまい!

これを食べさせるため東映札幌のスタッフ必死のナビ

NHK出演

HBC出演

合同記者会見

北海道新聞取材

AirG出演

東宝プラザに移動

劇場隣の海産物屋で土産

以前「恋愛寫眞」でお世話になった広告代理店のスタッフとお茶

久々の笑顔に癒され

試写会舞台挨拶

終了後すし屋に移動

バカウマ、メッチャウマ、ゲロウマ(←死語3連発!)の寿司!

涙!

千歳に移動

またまた土産

JALで羽田ナイトフライト

ふ〜



現地の方を含めた宣伝スタッフお疲れ様でした

緻密なスケジュール

おいしい食事

素晴らしかったです!

また来週、富山〜大阪〜新潟編よろしくです!





渡辺謙さん、樋口可南子さんもお疲れ様でした

何べんも何べんも一つの映画のことを飽きずに話できる・・・

そんな作品に出会えただけでも幸福なことですね

ありがたいことです



試写会をごらんいただいた皆さんもありがとうございます

取材をしてくれた皆さん

テレビラジオの皆さん

ありがとうございました!

映画「明日の記憶」

よろしくお願いします




















2006年04月28日

会社にて

会社にてこつこつと打ち合わせなど

あらためて

作品A

作品B

作品C

作品D

作品Eの準備を進めている

いつものようにドラマあり舞台あり映画ありだが

かなりの長いスパンだが早めにスタンバイ

重要なのは、脚本で、キャストで、「勢い」で・・・





昨日は歯医者で奥歯左下に詰め物をする

ずっと仮のセメントみたいなものが気色悪かったのだが

やっとすっきり

腕のいい歯医者様で、たまたま会社の近所だから通っているのだが、

いつもあっという間に終わるのだった



そして成城の東宝スタジオで

映画「トリック劇場版2」の最終チェック

夜、歩く歩く





今日は一日会社で打ち合わせ打ち合わせ

今日も歩かなきゃ












2006年04月30日

ここ数日

文化の数日

地味な打ち合わせの間にいろいろ吸収活動





武道館にてKREVAのライブ

ひょんなきっかけで行くことに

ワタシのようなおっさんでも「はじかない」堂々たるエンターティメント

ちゃんと構成されていて音楽好きを唸らせ、

しかも楽しく意外性がある

マツナガの解説付きだったのでよけいわかりやすかった

(しかしマツナガが元伝説的なラッパーというのは聞いていたが、若いダンサー達が「げっ!ガイさんじゃねーすか!リスペクト!」といわれたのはびっくりした。ちなみに《ガイ》はマツナガのMCネーム)

考えてみればラップのみのライブは初めてか?

いいカンジじゃねーか





映画「Vフォー・ヴェンデッタ」

しかしイギリスで革命映画とは・・・わからない時代やな

謎が謎っぱなしで、それは好き





SHIBUYAAXで安藤裕子ライブ

以前も同じことを思ったが、彼女のステージには「神」がいる

人から聞いたある芸術家の言葉だが

「声に勝る楽器はない」

この「真理」は彼女に、まさしく、あてはまる

コケティシュなルックスとは裏腹に

《生存を賭けて歌う》様はそれだけで、脳に来る

それだけではない

素晴らしい照明、オープニングの紗幕にはマジ涙

あらゆるロック世代を完全に唸らせるバンド

順番にメンバーのプレイを、音を、楽器を見ているだけでも生きててよかったと思った

「完璧」だ

12月はツアーに出るらしいがヤバイね

「そうだとは自覚しない神」がうろうろするのは





国立科学博物館で「世界遺産ナスカ展」

絶対に2年以内に行きたい!

CGじゃなくて本物見るぞ!という決意が固まる



その流れで博物館の常設展示

これが面白い

生物分類の解説スペースである「系統広場」はサイコー!

あらゆる生き物の関わりが目前に

飽きない飽きない

また行きたい







東京都写真美術館にて「GUY BOURDIN」写真展

ギィブルダンの写真は数枚は知っていたがここまで一堂に会すると圧巻

展示全体に圧倒され

一枚ずつに圧倒され

「ああ、ここにも神が・・・」

構図、配置、光、色彩、女、男、道具、ロケーション、テーマ・・・

全てが強烈で『写真を見ている』という距離感を失うのだった





映画「かもめ食堂」

いいですねえ、なんだか

たぶん自分とは対極にある映画なんだけど

いいなあ、このカンジ・・・とホンワカさせる不思議な力を持った作品

なんだかうらやましい時間の使い方をしてるなあ

終わって“迷うことなく”定食屋に行きました

そしてしょうが焼きにトン汁を食べました

フィンランドや、またアイスランドにも行きたくなって・・・







明日からは映画「明日の記憶」のキャンペーン再開

富山

大阪

新潟

がんばります!














2006年05月04日

富山〜大阪〜新潟

映画「明日の記憶」キャンペーン第三弾

いい旅でした

具体的には「明日の記憶・公式ホームページブログ」に詳しいので省くが

印象的なことをいくつか・・・



富山

テレビ番組の取材で「川べりを歩く」という“演技”をする

ああ、恥ずかしい

写真を見るとすげえ「がにまた」でチャップリンみたいだ



富山市の建築に興味



ファボーレ東宝さん(日本映画の奇跡を生む富山のシネコンさん)の熱意には敬服(二度目!)

どうかよろしくお願いします!



「サンダーバード」というすごい名前の電車で大阪へ

本読んでたら雷の中、警笛を鳴らして急停車

踏み切りで車がぎりぎり通過したらしく念のため止まったらしい

「サンダーバード」が救助隊呼んじゃしゃれになんない

って“雷鳥”って意味であの「サンダーバード」とはカンケーないし







大阪

忙しかった



浜村淳さんにほめられる

すげえうれしい



商工会議所の大きな試写会で挨拶

謙さんが別の試写会で同時刻に挨拶

謙さんが戻るまでトークで“つなぐ”

うまく喋れない

人前に出るのはもうよそう・・とか思いながら必死で喋る





25名という少人数試写会

この映画はうまく「何か」を伝えられているのか

不安だったがお客様の体温を感じた

終了後謙さんとめちゃくちゃおいしい串揚げを食べながら

「この映画をやってよかった」とぼそぼそと語り合う





大阪→新潟

空路で移動

伊丹空港が激混み

ぎりぎり間に合う

またしても愛知県上空をフライト

知多半島から名古屋市の実家上空

南アルプス越しに富士山がくっきり

写真撮りまくる







新潟

謙さんと樋口さんの故郷





温かい対応に驚く

とりわけ県知事さんが記者会見にお越しいただいたのはびっくり

始まるまでしばし会話

知事なる方と話をするのは初めてだ

短い時間だったが、国際的で、若く柔軟で聡明な人との印象

こんな人ばかりだったらずいぶん日本も変わるのに、たぶん・・・と思う





夕方の生放送に出演

カメラマンもオーディオさんもADさんも女性クルーでびっくり

ちなみに聞いたらカメラマンの一人は東放学園の後輩でした

しかし全国どこへ行っても女性スタッフ大活躍

いいことだ

うちの会社も女性だらけだし・・・







キャンペーンでお世話になりました全国の皆さん

本当にありがとうございました



5月13日全国東映系公開

よろしくお願いします!









新幹線で東京に戻る

取材や舞台挨拶での謙さんや樋口さんやご覧になった方々の話を思い出す

みなさんまるで“自分のことのように”語っていただける

もちろん私もそうである

つくづく参加してよかったと思う

そして、もう一度「明日の記憶」を見直したくなった














2006年05月06日

風薫る・・・

明らかに季節が変わった

風の匂いが違う



5月13日の映画「明日の記憶」公開に向けてドキドキな日々







作品A〜Cと格闘

考えては、また、考え、没頭している自分にはっとする





その間に映画を何本か

「キャッチ・ア・ウェーブ」

いやぁやられた そのシンプルさにやられた

純粋で飾りがなく

基本だな

あまりにも基本過ぎて涙が出てくる

最初に海が見える瞬間から感動する

「あの頃のオレ、そう、波乗りしていた昭和の頃のオレ(←うそ)」がそこにいるから・・・

「ロングボードのユウ」といわれていたオレ・・・(←うそ)

久々に蔵からボードとセックスワックスとワーゲンとトップサイダーのデッキシューズを出して、湘南のベアーに会いに行こう(←ありえない、「蔵」なんて一つもない、「ベアー」って誰だよ)



とにかく気持よく映画館を出た

渋谷の青空が光っていた

こんな気持ちにさせてくれる映画はいいな







「夜よ、こんにちは」

イタリアの巨匠マルコ・ベッキオの社会派

テロリズムと揺れ動く人間、歴史上のある事件を生々しく・・・

このような作品が出来るのも「映画だな・・」と思う

リアリズムという点では?も多々あったが

(すごい楽観主義に見えた、でも実際はそんなものか)

精神的に追い詰められる緊迫感に胸が苦しくなった

救いや出口のない、結論が見えている袋小路

「組織された人間の営み」の虚しさをあらためて知る

またこの事件の裏で蠢く「より暴力的な何か」をも考えざるを得ないし

単なるドキュメントではなく“独創的視点”が違和感なく存在し

高い次元の作品であることを認識する





そしてまたまた渋谷の街に出る

夜に煌く都市が別の意味でまぶしい

この作品もまた「映画作りとはなんだろう」と考えさせてくれる






2006年05月08日

曇天

次の作品の脚本を読んだり、調べものをしたり、映画見たり、散歩したり、買い物したり、人にあったり、DVD買ったり見たり、CD買ったり聞いたり、PCに向き合ったり、掃除したり、写真撮ったり、めし食ったり、撮影調査で街を歩き回ったり、悩んだり笑ったりしているうちに休日が終わってしまった

そんないくつかのことで時間を浪費して少しは自分の“何かレヴェルのようなもの”が向上したのだろうか

知性とか体力とか忍耐力と集中力とかね・・・

測定器がないからなんともいえないが

あ〜んまり変わらん気がする

いや確実に「ほぼ同じ」だ

こうやっていっぱいいろんなことを毎日繰り返してきたけれど、50年も・・・何か身に付いたのか?と問われると「う〜ん」という寂しいことになる

そんな自問自答の連続

そろそろはっきり「わしはこうじゃ!」という自分の“形容詞”を見つけないと

ワタシの葬式の時にみんな挨拶に困ってしまう

「え〜っと・・故人は・・・いろいろと努力され・・・えー・・特に・・・あれは・・・あれ?・・・それなりに・・・抜きん出ておられ・・・・たかな?・・・とにかくご愁傷さまです・・・よね?」

なんだかわからない

早く何とか見つけよう

時間ないね









土曜日は東放学園のCMに出演演出

照れくさかったが必死でやりました

6月に都内の映画館でかかるらしい





映画「明日の記憶」

今週土曜日から公開!

緊張する










2006年05月10日

今週

一昨日は

映画「明日の記憶」の記者発表、完成披露試写舞台挨拶でした



昨日はイイノホールでの「明日の記憶」試写会で舞台挨拶



今日は映画「トリック劇場版2」の取材、記者発表、完成披露試写舞台挨拶



そして13日土曜日 

「明日の記憶」公開初日舞台挨拶





ありがたいことだ

がんばりたいと思うのだが

問題点が二つ





1、この時期に着る“自分なり”の「きちんとした服」を東京駅の大丸のいろんなショップで買ったのだが、毎日イヴェントが続くとクリーニングが間に合わない

しかもジャケットとかにほんの少しだけ皮とかついてて、ワンディクリーニングを断られる そこをマツナガやワタシが「そこを何とか!」と○○舎にお願い(強いお願い・・)して困らせている

2、昨晩から風邪を引いた  のどが痛くてたまらん 





ま、いろいろ、ある

2006年05月11日

う〜ん

この大事な時期に風邪だ・・・

今日は昼の予定はキャンセル

すごくやりたい打ち合わせだったのだが残念だ



うー、のど痛ェ

明日は一日喋りっぱなしだから今日中に直すぞ!





昨日は久々にトリックの面々に会う

「気心知れた・・」とはこのことか

辛い現場をがんばってきたから、なんだか家族や親戚のよーだ

あっ仲間さん、橋田賞おめでとー!!









さて、今週13日土曜日

映画「明日の記憶」初日

多くの皆さんにごらんいただきたい

よろしくお願いします






2006年05月12日

5月13日

映画「明日の記憶」

5月13日より全国で公開です



キャスト・スタッフ一丸となって作り上げた作品です

語りだしたら止まらない、思い出深い映画になりました

ぜひごらんください






2006年05月13日

空趣味写真upのお知らせ

日記の投稿の方でご質問があったため掲載いたします

空趣味写真の一般投稿に関してですが下記のURLより投稿できます

http://www.crescendo.co.jp/form/index.html

不定期の更新になりますが、ぜひ皆様の空趣味を気軽にアップしていただければと思います



クレッシェンド Web管理

2006年05月14日

初日

無事に初日を終えた

なんだかほっとした

多くの方々が見ていただいたようだ

うれしい

素直にうれしい





何かの拍子にふっと立ち止まると

この作品「明日の記憶」のことを考えていた

この一年半ずっとそうだ



だから公開になってうれしい

人々に届いて、うれしいのだ

雨が降っていたがそんな気分




2006年05月15日

一山超えた

〜感があるが、気を抜いてはいけない

「考えること」「やること」はこれからの方が多い



昨夜は日曜日なのにクレッシェンドの全社レクリエーションディ

ってもボーリング大会

もちろん私はボーリングには行かず・・・

なぜならうますぎて差がつくから

私は見事なボーリング世代でマイボールすら持っていた

ワンゲームでコンスタントに200越え

たぶん素人では相手にならない・・・





もちろんウソ

ウソに決まっている

ボーリングもサーフィンもまったくだめ

とにかく体を動かす「技術的」なことはまったく苦手

逆上がりも倒立前転も跳び箱ででんぐり返しも縄跳びのエックス跳びもまったく無理

レーンでカーブするボーリングの投球なんて信じられない

無理無理無理

ウソはうまいが

あはは







二次会の食事会から参加

ドラマチーム

PVチーム

報道ステーションチーム

デジタルコンテンツチーム

総務、経理、デスクチーム

プロデューサー

二階氏をはじめとする監督、ディレクター(私もその一人)

小原氏をはじめとする作家チーム・・・



相当な人数だった

総じていえる事は女性が多く

女性主導型の会社だということか

マンションの一室でスチールデスクも無くはじめた会社だったが

もう13年目

引き立てていただいたさまざまな方々に感謝感謝である





そしてお約束のカラオケだったが

風邪で咳が止まなかったので途中リタイア







さてまた新しい週

本格的に始動する作品Aの重要な顔合わせが夜にある

気合を入れねば





そろそろたまった空趣味も放出の時期だね

セレクトに入ることにしよう





英会話の学習の再開を決意

今度は「逃げられない」ようなシステム

短期集中で!





もしかしたら重大な「ある決意」をするかも

私の身体にとってコペルニクス的転換をもたらす出来事

勇気がいるのでしっかり考えようと思っている













映画「明日の記憶」

ひとまず順調なようです

少し年齢的に「上」の映画に見られがちですが

そんなことはありません

10代20代の方もお誘いあわせの上、どうぞごらんください


















2006年05月17日

Tシャツ

昼間はTシャツで過ごせる日が多くなってきた

体冷やすのはあまりよくないが・・・



昨日は一日下北沢

なんだか再発見が多い街

大学生の頃,住んでいた

そのときからずっとあるのは眠亭というラーメン屋

スズナリの近く

当時は二日に一回行ってたね

隣がコインランドリーと風呂屋だったし(当時ね、当時)

私の皮下に眠亭のアブラがうっすらと層を成していた

江戸っ子ラーメンがとにかくうまかった

やばい食べたくなった

アブラが恋しい





夜は本多劇場で大人計画「まとまったお金の唄」

松尾さんのお芝居のことを何か文字にするというだけで

無理なカンジだ

あらゆる角度で批評(私の場合感想)を受け付けない

二時間強、目の前で繰り広げられる“現実”はある種の「生き物」だ

私も時代的に共感する設定も

笑いの全方位な攻撃も

宝石をちりばめたような台詞も

その生き物のほんの一部だ

その生き物の全体を捉えられないもどかしさと

その生き物の目の前にいる幸福が

ぐちゃぐちゃになって

自分が客席で小さくなっていくのがわかる





舞台効果の煙がうっすら流れてきて

風邪のため咳する喉の押さえが利かず

(咳止めドロップ40個なめたが)

隣に座られた著名な方に迷惑をかけた

ほんとごめんなさい





我慢するのでアブラ汗をかき

呼吸も苦しく

しかし舞台に精神を取られ

プチ幽体離脱みたいになった

アブラ汗・・・



やっぱ下北は「アブラ」だ







その後、下北で飲み歩き

ベンガルさんとかとすれ違い

下北だなあ・・・と実感






2006年05月21日

風の日

風が雨や太陽や温度を運んでくるあわただしい一日





次作の準備をしきりと・・・

ボワンとした想像上の人物達が次第に形を成す

不安が期待に変わる

それは幸福な瞬間・・・





映画「トリック劇場版2」の公開は6月10日

だんだん周りがざわつきだしてきた

取材も多い

キャンペーンもありそうだ

よろしくねっ・・・です





映画「サイレン」のDVD用オーディオコメンタリーを録った

久々に会った市川さんとマイクに向かう

ついついよけいなことを喋り倒して80分あっという間に

ちょっと反省しつつ雨の赤坂





ある方から依頼された「分厚い書き物」のことを時々思い出しては

ドキドキしている

もともと文才は“まったく”といっていいほど無い

つーか「文章のいろは」もわからん

どうやって乗り超えるべきか思案







空写真、たまり過ぎ



咳止まず

夜が辛いのねん







映画「明日の記憶」

たいへん温かく受け止められていて感謝である

渡辺謙さんの地道な努力が功を奏した

私もこの作品は監督しながら

「何かを与えられた」貴重な作品だ

きっとこれからの作品作りに大きな影響があるだろう

なぜならまだまだ「熱」が冷めないからだ

多くの方にごらんいただきたい




2006年05月22日

「誰?」

今度出る、渡辺謙さんの本である

映画「明日の記憶」の撮影記でありながら

ご自身に生起している様々な出来事の正直な記述でもある

文章が読みやすく的確で

素養の幅広さに敬服する

そして何よりもこの作品への情熱がほとばしり

苦痛や不安を乗り越えていく様が、感動する

撮影をしていた時期はほぼ毎日ご一緒させてもらっていたが(あたりまえだ)

この本を読むと、撮影の一方の当事者でありながら、あらためて気づかされることも多く

自分の観察眼の無さや、注意力の足りなさに驚き、反省

わかりやすく、上質の「映画入門書」でもあり

“渡辺謙”という傑出した人物の精神を垣間みることができる「人物ドキュメンタリー」でもある

ワタシはこの本を読んで数回泣いてしまった

人知れず「自分の内部」と戦って、そして「勝つ」姿に感動したのだった

「世界のケンワタナベ」はきちんと「努力」している

そこに打たれる

2006年05月24日

雷が鳴り響き

雨がたたきつける



昼過ぎに作品Aの打ち合わせが終わって

散歩でもしようかと思ったがやるべきことがありすぎて諦めた

諦めてよかった

ヌレネズミになるところだった



昨日は突然思い立ってパソコンを買いに渋谷

映画「明日の記憶」の上映館の下の大手家電

ちょうど入れ替えの時間でご覧になるお客様とエレベーターが同じ

大勢の方々に「ありがとうございます」と心の中で手を合わせる



PCに強い我が社のミムラとイチヤマに付き合ってもらう

今まではVAIOだったが

ミムラいわく「・・・うーん」

私「でもかっこいいよね、VAIO」

ミムラ「重量とか画面とか長く使ったときの消耗度とか判定基準はいろいろあって、形ではないです」

私「そ・・・・だよね」

ミムラ「目的は?」

私「ま、ネットでしょ、メールでしょ、作文、写真、ipod・・・動画はDVDが見れて焼ければいいかな、そんなもんだ」

ミムラ「私のお薦めは・・・これです!」

と意外にもSHARPのMebius

どうしてもいろいろ「付いてる」電気製品のイメージが強くて

パソコンはどうなの?というカンジだったが

ミムラ「いやSHARPのPC開発は最も先駆的で信頼がおけます。ウチの作家の皆さんもこの機種です」と自信満々

私「・・・」

確かにキーボードはめちゃくちゃ打ちやすい

そして軽い

画面も明るくて見やすい



というわけで購入

今までのデータをすべて移し変えてもらい

ネットの設定などをやってもらい

(私はできません)

新PCでの初日記!!

打ちやすい!!

ちょっと根をつめて書かねばならないモノが控えているので

ちょうどよかった





てなことを書いていたら雨がやみ

日がさしてきたなような・・・







読まねばならない書類が山積み

がんばるぞ





映画「間宮兄弟」見たい!






















2006年05月25日

だんだんと

だんだんと忙しくなってきた



今日は午後、超有名月刊誌の取材で築地

同級生が写真に納まるというこれまた超有名な紙面

ずっと両親が読んでいた月刊誌で、このページも見馴れていて

会社社長とか政治家とか医者とか踊りの師匠とか

とにかくワタシとは違う世界の人々のコーナーだと思っていた

まさかそこにワタシのような輩が・・・



というわけで築地は卸売市場にある「魚河岸三代目 千秋」というお店にイソイソ出かける

ご存知の方も多いがあの平野文さんのお店

ワタシと平野さんは名古屋の城山中学の同級生なのだった

ただし彼女は中学校時代から大スター

「中学生日記」やらいろいろ出演されていてたいへんな方であった

もちろんワタシのような凡人にとっては雲の上の人

時は経ち、「セカチュー」ドラマなどで再会(ちゅーか初対面)

仲良くさせていただいている



まずは「千秋」で合流して、昼食

うまい!

魚がうまい!

上品に少しずつ手の込んだ料理がたくさん

「生きててよかった・・」と感動

話も弾み、昔話やら最近の話やら健康の話やら・・・

人として魅力的な方だなあ・・とお顔を見ながら再確認



そして写真に“仲良く”納まり

市場で推薦された干物などを買い大満足

平野さん、ありがとうございました!

今度飲みましょう!



しかし格調高いその月刊誌もほんとにワタシでよかったのかしらん・・・

不思議だ







そのまま路上で昼寝

(ってもちろん車の中で)

広尾へ





尊敬する超有名脚本家の方と打ち合わせ

詳しくは書けぬが

まさに“有意義な”時間だった

「発想の拡がり」「ストーリーの構築」「プレゼンのつぼ」とはこういうことか・・・

“話”を聞きながら魔法にかけられたような気持ちになる

作品への意欲がめちゃくちゃ高まる





広尾のあんみつ屋で我が社副社長フクトミと雑談

深刻な問題は多い

しかしこの人と話していると前向きになる





歩いて高輪

最近は「路地探し」に凝っていて、猫しか通れないような路地に入っていく

そのうち捕まったりして







ばたばたと作品が動き出す

新PCでの書き物もそろそろ動き出さねば










2006年05月28日

橋渡し

日曜日である

雨もやみ、空気は暑くもなく寒くもなく、しかし陽は射さず

季節の「橋渡し」のような日

春から梅雨

そして夏

眼に見えて季節が次の季節を内包しつつ段階的に変化する



正直、心中穏やかでない

作品と作品が大きく重なる時期でもある

落ち着かない

晴れ間と曇り空、雨、雷が交錯するように

期待と不安、心配事、トラブルが混じり合う

空を見上げる度に違う空が見える

目線を下げる度に想起する様々な出来事

物理的な大気の循環が抽象的な感情を生む



体調も崩しがちになる

自己管理の時

そしてポジティブに!



気がつくと作品は大きく変わって「楽しい現場」の時になる

すると季節も変わるのだ




















2006年05月29日

間宮兄弟

幸せになりました

映画「間宮兄弟」

そこには僕の大好きな森田監督がいた

もう「うふふ」の連続だった

キャスティングも

ストーリーも

あらゆるSEも

食べ物も

美術装飾も

ゲームも

風呂屋(の喧嘩)も

窓外も

着ぐるみも

商店街も

ちょっとHも

新幹線も

お父さん(の写真)も

「だんだん○○なろう」も

レストランウエイターも

反省会も

ジャングルジムも・・・



書ききれないが1980年代のわくわくする森田監督がそこにはいたのだった

映画ってこんなに面白いんだと気付かせてくれた人

ワタシに映画デビューのきっかけをくれた恩人

ワタシの遠い目標

楽しみました!

いい気持ちになりました

いやなことも忘れて餃子を食べました

どんな「友達」よりも効果がありました

ありがとうございました!

ワタシもがんばります!







次回作で毎日ばたばたと

もうすぐ内容が明らかに!





今日は夕方、映画「明日の記憶」に出てもらったMCUとTFMの番組に出演

キックで一曲、ソロで二曲PVを撮った仲でもある

顔を見ているとまた仕事したくなるいい男

ずいぶんラフな会話で楽しいひと時を半蔵門で





その後、恵比寿

とある超有名人と打ち合わせ

いつもこの方と会うとすごく緊張する

うまく喋れなくなる

必死で考えながら語る語る





食事する時間がなくて高輪で立ち食いそば



会社で映画「大帝の剣」のCG部分チェック

CGはなんと1000カット以上!

大変だが(CGセクションがね)面白くなりそうだ

がんばろう









岡田真澄さんのご冥福をお祈りします

「トリック」に出ていただいて光栄でした

安らかにお眠りください






2006年05月31日

下北サンデーズ!

作品Aはテレビ朝日系で7月スタートする木曜ドラマ

「下北サンデーズ」!でした

下北・・といっても青森の下北半島のことではございません

東京の下北沢

演劇や若者の街として有名で、ワタシもその昔、住んでおりました

面積にすればほんとに小さな街を中心に、ある劇団とそれを取り巻く人々の物語

ビンボーで何も持ってないが「譲れない大きな心」を持っている若者

破れた夢と現実の行き詰まりが彼らによって変化していく大人たちのオモシロオカシクも切ないお話です



もともとワタシと石田衣良氏、藤井フミヤ氏の三人で企画されたストーリー

それを石田氏が現在、『Papyrus』という雑誌で小説として連載中

脚本は「ピカ☆ンチ」でご一緒した河原雅彦氏をはじめとして実際小劇団を率いている強力ライターの皆さん

音楽はフミヤ氏の「下北以上、原宿未満」という一度聞いたら忘れられないこれまた強力な主題歌、そして世界をまたにかけて活躍する屋敷豪太氏

おなじみ堤組スタッフ



主演に連ドラ連投の上戸彩さん!



実に楽しみであります



毎日下北沢でネタ探し

風呂なしアパートで夢探し

がんばります!

お楽しみに!









昨日今日とロケハン

今夜は映画「トリック劇場版2」の試写会

何度目だ試写会

毎回お客様の反応が楽しみ

そして明日あさってと大阪・名古屋キャンペーン

6月10日公開です!







映画「明日の記憶」は好調のようでうれしい

渡辺謙さんをはじめとするかかわった皆さんとの日々を思い出す

それはワタシにとって“宝物”のような日々だったのだ

ご覧になった方々すべてに感謝です!

そしてまだご覧いただけてない方

ぜひ劇場にお越しください!









そして楽しい事ばかりではなかった

連ドラの脚本6本分と向き合う・・・う〜ん

その先の作品の準備も同時並行し・・・う〜ん

“書かねばならない”物件にいよいよ突入・・・う〜ん

空趣味もそろそろだし・・・あ〜〜・・

「ワタシのコペ転」のために身を清め

読まねばならない本もたまってきた

・・・う〜ん

まずは昼寝か・・

だめじゃん







クレッシェンドHPのTOPページがリニューアル

これで我が社が少しわかりやすくなった

お立ち寄りください
















2006年06月03日

キャンペーン

映画「トリック劇場版2」のキャンペーンで大阪・名古屋

ずっとのどの調子が悪く咳き込みながら取材の嵐

咳止めシロップ

咳止めドロップ

いろいろ試すが効果なし

もっと違う問題かも・・・と思い、病院を予約

今日(土曜日)検査することに





大阪

多くの取材を受け、テレビカメラの前で喋った

まあ、相変わらず、うまく伝えた気がしない

皆さんごめんなさい

どーかよろしくお願いします



夕方、美女つーかかわいい女子マジシャン軍団のマジックパフォーマンス後

早替わりマジックで登場するという試写会の舞台挨拶

美女が私になる・・・というのもどーかと思うが

なんだか面白かった

お客様、すいません

映画はいかがだったでしょうか





そして夜、名古屋移動

旧友タダキ氏とマツシタ(いつものメンツだ)

そして稽古終わりの劇作家ツクダさん(岸田戯曲賞受賞!おめでとー)と飲み

年末の舞台の構想など話し合う



ホテルで爆睡



朝から名古屋のテレビ局を中心にぐるぐる

特に驚いたのはTOHOシネマズ津島というシネコンでの取材

もともと「明日の記憶」をはじめとする私の映画をとても応援していただいている素敵な支配人(もちろん邦画全体を愛するすばらしい方)の手によって映画館全体を使った“トリックキャンペーン”を展開

エレベーターのドアやらあらゆる壁という壁、ポップコーン売り場にいたるまで

トリック関連のコピーやら広告がひしめき

まさに「トリックの聖地!いやトリックのユートピア!」といった趣

ほんとに頭が下がります

つい大声で「よろしくねっ!!」とワンポーズ





夜、新幹線で戻る

明日は忙しい



さっさと寝るか・・・
















朝から

お茶の水の大病院でのどを中心とする診察

血液検査したり

鼻からカメラをずるずる入れてのどの中を見たり

レントゲン撮ったり



結果、何も問題ないと言われる

抗生物質と咳止めを処方してもらう



が、

血液検査でこの一年気をつけていたことが悪化していることが発覚

高脂血症!脂肪肝!

ウォーキングは体重を減らす効果があったが

食事療法をもっとしっかりやらないと

「アメリカ人並み」のコレステロール数値と言われる

あらら

またまた課題が・・・

とりあえず塩分控えめの食事療法に入ることにしよう

規則正しく、ゆっくりと、酒も控えて・・・

そんでもってワタシの周りの方々、今日以降「完全禁煙」にしますのでよろしく!







午後は「下北サンデーズ」の準備でパニック

屋敷豪太氏のゲキバンが超面白い





映画「トリック劇場版2」公開まであと一週間

みなさん、よろしくねっ!
















2006年06月04日

日曜日なのに

もろもろの人の奨めで「納豆」を食べることを決意した

とにかく嫌いなのだが

味やビジュアルや匂いがだめなのだが

できれば避けて通りたかったのだが

血液と健康のために敢えて茨の道を歩むことにした

立派だぞオレ

禁煙だって二年間もできてるし

ウォーキングだって三日坊主で終わると思いきや一年も続いているではないか

クロールだって覚えたし・・・

そろそろ本気で体と向き合わないといけない

荒療治も必要だ

苦痛は解放の助産婦だ

我慢するぞ

目をつむって

鼻をつまんで

噛まずに(それはだめだ)食べるぞ







というわけで今日から早速チャレンジ

日曜日なのにもう7時間も「下北サンデーズ」の脚本と向き合っている

一人で笑ったりしている

客観的に見ると、きもい・・・きっと

で、夕食は「寿司くいた〜い」とイチヤマPにワガママ

もちろん「納豆巻き」だ





で、納豆巻き

かんぴょう巻きだと思って・・・

口に入れる

そのまま飲み込みたかったがいちおう噛む

ううっ

ぶわっと口中で広がる“毒ガス”のようなモノ・・・

そしてやってくるあの一方的な味・・・

ま、まずい

酢飯と海苔と醤油でごまかせるかと思ったがだめだった

もうやめようか

ストレスためてどーすんだ・・・

おっと!初日から弱音を吐いてどうする

たかが納豆

大豆じゃん

豆まきじゃん



がんばります

明日も食べます





さてまだまだ仕事は続く

もう10時なのに

ワタシに気を使ってもう仕事が終わったADやらAPやらわらわらとみんな残っている

まるで一緒に墓に葬られる側近のように

働けオレ!

早く早く!





そういえば現在「トリック新作スペシャル」またまた放送中!

映画「トリック劇場版2」が土曜日から公開だからね

なんだかざわざわしてきましたね

どうか劇場でよろしく!です





映画「明日の記憶」

引き続き上映中です

ワタシの記念碑的作品

ご覧ください!










2006年06月07日

納豆

納豆に関する議論の多さにびっくりする

これは「HIJIKI」ならぬ「なっとう」という企画もありか?

とにかくいろいろ食べ方を検討しながら

基本的には逃げることなく

まっすぐ納豆と向き合い

とりあえず“毎日”食べている

おいしいともまずいとも思わない(ようにしている)

ある意味、「薬」なのだと・・・

ワタシももう50

子供みたいなこといってる場合じゃない

きちんとやりまっせ

青い魚と納豆と海藻

食べ過ぎず、規則的に

夜は早い時間に夕食を終わらせ

酒は控える

そしてウォーキング

ドラマの現場に突入するがスタッフに迷惑かけつつがんばることに

そして半年やって効果なければ

「享楽的」に生きることにする

なんてね







とりあえず英会話個人レッスンも続いている

これはぜんぜんだめだめ

きちんと予習復習深化学習する時間がない

口がついていかない

言い訳するな

道は遠い





セキがなかなか治まらず

病院でもらった薬は強くて昼間はのめない

これもじっくりと構えるしかないようだ

プロポリスがいいらしい





夕方、旧知の技術会社・池田屋に寄る

カラサワやマダラメ、私の作品には欠かせない映像集団

社長の池田さんはワタシが業界に入った一日目からの先輩

「ぎんざNOW」というTBSのバラエティ番組だった

ワタシは動けなくてこの人からよく怒鳴られた

しかしどんなに稚拙でも演出家の意見を忠実に実現してくれる強い味方だった

その精神はこの会社にきちんと継承されている・・・

っても池田さんはまだ現役張れるカメラマン

昔はほんとに、天才的にうまかったのだ

もともとプロに近い野球選手だったらしいし

とにかく重要な仲間です

いつまでもがんばりましょう









そしてドラマ「下北サンデーズ」の準備が進む

脚本、衣装合わせ、美術発注、ロケハン、技術的準備、宣伝ツール作り・・・

もろもろもろ

やばい、楽しい







映画「明日の記憶」

最近は一日一度はこの映画のことを考え

「創作への気持ち」を新たにする

三人集まるとこの作品の話題になる

すばらしいことだ

そして思う

何十年かしてどんな気持ちで見直すのだろうか?







映画「トリック劇場版2」公開間近!

トリックはある種の「祭」あるいは「行事」か

作る人も出る人も見る人も“楽しみながら参加する”企画かもしれない

「何度目だ?トリック」

「何度でも・・はい」





土曜日から劇場へ!!

2006年06月09日

梅雨入りだけど「トリック劇場版2」!

雨・・・か

来週からクランクインなのにやれやれだ

まあ、この時期しょうがねーな





明日から映画「トリック劇場版2」全国東宝系劇場で公開です

どーかお誘い合わせの上、劇場でお楽しみください

よろしくお願いします!!





ドラマ「下北サンデーズ」の準備が続く

いっぺんに6回分の脚本を作っている

混乱するが楽しい作業だ







納豆

毎日食べている

はっきり言う

「うまくない」

しかし確認する

「これは薬なのだ」

何を混ぜても、どうであれ、まずい



そして青魚、海藻、そば三昧、ア〜ンドウォーキング

なんと一週間でも“やせてきた”

びっくりだ
















2006年06月12日

雨の日曜日

納豆と真正面で向き合う日々

パックのふたを開け、にらむ

薄い紙を丁寧にはがし、箸でかき回す

ひたすらかき回す

どこまでかき回したらいいのかなんてよくわからないので

とにかくかき回す

そしていろいろ混ぜる

醤油、青海苔、わさびかしょうが、レモンかシークァーサー

ふりかけか刻みのり

おもむろに食べる

そして思い知る

丁寧に混ぜたいろいろなモノはなんとすべて「負ける」のだ

納豆の味と匂いが「勝つ」のだ

すごい生命力

すごい破壊力

しかももう一週間も食べているのに

圧倒的に“まずい”

あまりにまずくて別のおかずの魚がこの世のものとも思われないほどうまい

涙が出てくる

昔、母親の料理でひとつだけ食べられないものがあった

なんと肉うどん

今はもちろん平気なのだが

食べるまで食卓から立つことを許されなかった

泣きながら食べたのだった

そのことを思い出す

いつかはこの苦行が笑い話になるのだろうか

毎朝、吐きそうになりながら

ワタシの血液に劇的に効果があることを切に希望するのだった

ワタシは納豆と真正面で戦うぞ







昨日は映画「トリック劇場版2」公開初日

昨日今日と大勢の方が劇場に来ていただいたようだ

幸せなことだ

ぜひ劇場でお楽しみください





そして映画「明日の記憶」

まだまだ公開中!

ご覧でない方はぜひ劇場へ!





今日は午後笹塚ファクトリーで私の助監督を長く務めてくれている神徳幸治君の演出する舞台「SAKANA」

屋良学、渡辺慎一郎、清水宏さんなど知り合いの役者も多く

なおかつ若くて的確な役者が多く出ていた

舞台は演出家を裸にする

神徳の世代的熱みたいなものが直球で表現されていて、うたれた

いい時間だった







さて今週から具体的作業に入るドラマ「下北サンデーズ」

やはり小劇団がテーマ

直球勝負できるか?

気合入れます!




2006年06月14日

そうこうしているうちに

いよいよ「下北サンデーズ」クランクインが迫ってきた

めちゃくちゃ具体的な打ち合わせが続く

だんだんとその細部が作られていく

もちろん初回だから役者のコンビネーションも未知数

その“ノリ”も未知数

だから多めに作る

保険でいろいろ用意する

連ドラは生き物

どんどんと形態変化する

当初の「狙い」が当たっていればそれを維持し膨らます

「外れていれば」即、消去

一話二話はいきなりの高高度飛行にチャレンジしながら

“飛行機のカタチの調整”なのだ

だから少し時間がかかる

もちろん「一番楽しい時間」でもある



しかし雨はね・・・









納豆闘争 10日目

意識しすぎなのか食べ始めた時より

相当まずくなっている

いろいろ試すが、やはり恐ろしく、まずい

体全体も納豆臭くなってきた(ような気がする)

そのうち夢に見そうだ

絶世の美女が寄ってくる

その美しさに負けそうになり気を許すが

よく見ると納豆の強烈な匂い

驚いて逃げようとすると羽交い絞め

彼女の腕を掴むと簡単にもげて

切断面から大量の納豆が・・・

彼女は全身納豆に覆われて・・・

うわ〜



ってシャイニングじゃん

納豆好きの皆さんには「あほか」と思われるだろうが

本当に嫌いなのです

人間には二種類あることを認めてほしい

「納豆好きか、そうでないか」

しかし逃げません

がんばります

一生「激マズ」だと思うけどがんばります

って毎回この話題か







TO DOリスト

・空趣味早くアップ

・英会話の進展が遅い(ってワシが忙しいのじゃ)もっと!もっと!

・「書かねばならないもの」急げ!

・血液検査(まだ早いか)

・作品Cのデザイン

・作品Dチェック

・堤劇団ホン作り

・作品Eチェック

・あとは、ま、いろいろかな・・・

・忘れてた、宝くじ当選チェック!たぶん当たっているから





映画「トリック劇場版2」

よろしくお願いします

親子で見ると楽しいよ









そして映画「明日の記憶」

まだまだ多くの映画館でやっています

この映画は作ったというよりも

私自身も“貴重な時間を体験した”という作品です

ワタシは一番最初の“客”であり

その時感じた想いを多くの人々に伝えたい

ぜひ劇場で味わってください


























2006年06月17日

雨の中クランクイン!

毎日、雨で・・・

しかしいよいよクランクイン!

まだまだ手探りなカンジだが

だんだんと“ノリ”が出てくるはずだ

全員集合したところを早く見てみたい





3日前別件で訪ねた主治医(?)に血液検査をしてもらう

なんと納豆闘争の成果はすごい

「悪い」と判断されているみっつのポイントの内ひとつが劇的に改善

平常値に戻ったらしい

にわかには信じられない

まるで健康雑誌の見出しのようだ

「大嫌いな納豆で劇的に血液さらさら」・・・

まじだよ

恐るべし納豆!



しかし油断してはならない

気を抜いたらあっという間に元通りだ

適度に運動しつつもっともっとの改善を目指したい

食事療法続行!

毎日納豆!

(しかしこのまずさにはいつ慣れるのか・・・)







映画「明日の記憶」多くの方にお越しいただいて感謝です

まだまだやっています

どうぞご覧ください!










2006年06月21日

いいことも悪いことも

がしがしと猛烈な勢いで撮影撮影撮影

毎日納豆納豆納豆(正確には一日一パック)

いいこともあれば悪いこともある

咳は止まないが生きてるカンジはする



映画「明日の記憶」

川崎の舞台挨拶行きたかった

せめて見るだけでも・・・

残念、撮影しとります・・・





納豆と仕事の話ばかりのこの日記

そろそろなんか別のことを・・・

考えます

仕事しながら

納豆食いながら

2006年06月25日

不調

この3日間不調

咳激しく熱がある

今日は主治医(?)に診てもらう

「とにかく休んで」と

原因ははっきりせず

まったく食欲なし



でも明日からまた撮影

いよいよ山場に入っていく

しっかりしないとね

2006年06月29日

なんとか

時間はかかったがなんとか回復しつつある

いつもどこか不調を抱えているわけだから

「治った」なんて状態はないのだが

しかし確実に回復しつつある

迷惑をかけた先生方、すいません

(特にI先生、いつもほんとに・・・)



50を超えたからなのか

毎年二回引く大風邪

治りかけからの咳

それがだんだんと長引く傾向になり

何と今回は一ヶ月以上

いやあ、長かった





根本的に体質改善に向けての減量中だったので

抵抗力が相当落ちていたのかもしれない

特にこの一週間は38度の高熱

激しい頭痛

吐き気

食欲なし

牛乳と果物のみで生きながらえた

病院へ行き何度レントゲンを撮っても

CTを撮っても

血液検査をしても

“なにか重大な原因”は見つからず首をひねるばかり

(納豆効果は絶大・・といういい結果は何度も確認できたが・・・)



まあこんな“波”が来ては去り、それが歳を重ねるということか

いやいやそんな達観してられない

原因を見つける努力はしたい

原因なく熱が出たり咳が止まらなかったりはしないはずだ

(生霊か?笑)

ウォーキングは元気になり次第、続行

食事療法はあまり極端にならないようバランスを考えつつ続行

(そういえば極端だった)

そして新規健康企画!

「乾布摩擦」!

いえー

ついに昭和の大道!

乾布摩擦で風邪知らず!

「青年!乾布摩擦だ!」といったのはとんねるずだったか?

てゆーかそのPVを九十九里の海の家で撮ったのは俺だったか?



ま、気合よりもまずは回復

一ヶ月くらい実績を積んだら人に勧めましょう







ドラマ「下北サンデーズ」撮影は快調(たぶん、ちょっと意識がなかった)

日々面白発見の連続で現場は楽しい楽しい

(たぶん・・・へらへらしてた)

明日から第一回目の編集

「・・・・・撮り直そーか」なんてね





映画「明日の記憶」

ロングラン中!!

ありがたい!

素晴らしい!

正直、うれしい!







映画「トリック劇場版2」

まだまだやってますよー







さ、熱測ろ




























2006年07月03日

編集編集編集

撮影の合間に本格的編集

「編集家族」でおなじみの江戸川橋のいつものスタジオ

待っている間は(待ち時間はけっこうある)散歩したり本屋に行ったり

銀行に行ったり写真を撮ったり(7階・西向きで眺めがいい)

食事を何にするか考えたり仕事の打ち合わせしたりで

けっこう人間的暮らしができるから大好きだ

この編集室で「ケイゾク」以降のドラマ作品はほとんど生まれているのだ

「ケイゾク」・・・懐かしいな、何年前?





ドラマ「下北サンデーズ」

ノッテキマシタ!

またまた放送時間を考えず撮りまくりなのでした

編集たいへんだ

オンエアーまであと10日

がんばるぞ





下北沢徘徊の日々

そうとう詳しくなったけど・・・

昨夜はスズナリ近くで撮影

偶然スズナリで知り合いの役者が舞台をやっていて

表敬訪問

するとそれを見に来ていたまたまた「トリック」などでお世話になった役者とばったり

21時ぐらいに終了したので

「下北サンデーズ」にいるトリックスタッフ数人と撮影終了後軽く一杯

なにしろ具合が悪かったので久々のお酒

なんだかおいしかった





体調も戻ってきたので

「宿題」いろいろ

秋以降の作品の具体的準備もそろそろ

読みたい本もあれこれ





そういえば昨日ロケした場所の前にビンテージのギターショップがあって

魅力的なギターが壁一面に並んでいた

少し撮影に協力してもらったのだが

それにかこつけていろいろギターをガンミ、いや吟味

ギターはある意味趣味でして

実は5,6本持っているのだが

見れば欲しくなる

しかも17歳の頃「うっ!欲しい」と思った超有名ブランド(AGのね)

素敵なショップのお兄さんに「ちょっと触っていいかなあ・・」

「あ、どうぞ」

これが間違いだった

その後、撮影が雨で中断するたびに顔を出し

思い断ち切れず、ついに購入!

「ここでオレが手に入れないともうなくなるかも・・・」

そう思うといてもたってもいられず・・・

なに言い訳してるんだ

オレがオレのために買うのだ

文句あるか

まあ、自分にご褒美ってことで(なんの?)

ちょっと高かったのです

えへへ







今夜はたぶん徹夜

新しく始めて撮影や寝込んでいたので中断していることも多い

編集しながら計画立てよ

まずは美容院行きたい!

空趣味もだ!

明日も早朝から!!






2006年07月05日

すげえ雨だ

またまた江戸川橋で朝を迎えたが

今は午後3時

すごい雨

下の川、氾濫しなきゃいいが





しかし痩せてきた

74キロあった体重が今は67キロ

納豆効果?

関係ないか

ただ食えなかっただけだ

でも確かに小食になってしまった

ご飯も一膳食べられない

バランスよく食べないとだめだね

今夜は名古屋の友人マツシタが送ってくれた

名古屋の有名な蕎麦

「昼夜蕎麦」を茹でて

近くの商店街で野菜てんぷらでも買い

海草サラダ

(そして納豆)

そんなカンジで(とここまで書いたら、AD、商店街に土砂降りの中、走り出す!)









ドラマ「下北サンデーズ」

不思議な雰囲気に仕上がってきました

劇団の話なので

強力な劇団員はもとより

取り巻く人々も強烈な個性!

一話はそれがぶわっと噴出

10週間かけてものすごい展開に!

いやあどきどきする、いろんな意味で・・・

がんばろ





大雨の地区の皆さん

充分に気をつけてください!








2006年07月07日

表彰

昨日は一日撮影したのち完徹でドラマ「下北サンデーズ」のMA

今朝午前9時に終了

少し寝る

が、起きてしまい映像チェック

編集・MAをもう一度やることを決意



夕方、東映本社にて映画「明日の記憶」に関して

製作委員会の方々から、なんと表彰(!)される

渡辺謙さん、樋口可南子さんとともにいただいた

表彰されるなんて高校生のとき「皆勤賞」もらって以来だ

照れくさい

恥ずかしい

柄に合わない

しかしうれしいものだ

オーダーをいただいた方々から喜ばれるのは本望である

本当に全経過を通じて「いい作品」だったことを実感する

それは多くの意味を含む

内容的にも

キャスト的にも

スタッフ的にも

作品として

商品として・・・

関われたことを誇りに思う

そして、もっと精進したいと思う

ありがとうございました







で、そのまま下北沢に移動

1シーン撮影





で、そのまま江戸川橋に移動

編集の直し





また今夜も、もしかして???

うー







そういえば高校生のときから

私にとって「神」であるお方と対談することになりそうで・・・

まだスケジュールは決まってないのだが

いまからビビッている

めちゃくちゃ緊張している

その方の紡ぐ言葉は確実に私の人生を「変えた」

それは手塚治虫やゴダールやマルクスに匹敵することだった

どうしよう

平静ではいられない







ドラマ「下北サンデーズ」

狭くてビンボーで端っこのドラマだ

夢以外何も持っていない人々の話だ

いろんなタイプのドラマが存在するだろうが

あまり前向きでなくともそれなりに生きていける(であろう)今の日本で

「こんな前向きなドラマ、あってもいいんじゃない?」と思いながら作っている

豪華なものは何も出てこない

まさに「端っこ」

しかし

ある時間と空間をを通過するだめな人々の悲喜交々は

きっと美しいはずだ



楽しく笑えてちょっと切ない

そんなドラマにしたいのです






































2006年07月09日

下北サンデーズ!!

編集とMAの直しが続く

ちょっとした手直しで様相が大きく変わるから何度も見る

そして「立場」を変えて何度も見る

あるいは「見るポイント」をはずしながら何度も見る

どうしても撮影時から“視点を固定”しがち

自分が思い入れすぎて凝り固まっていると

それは「何も見ていない」のと同じだから





さっきまで撮影

今夜も朝までか?












2006年07月10日

下北サンデーズ!!!

昨日は第一話の二度目のMAの後

先日ロケ中に購入したギターの微調整のため下北沢

「R」というギターショップでドラマにもほんのちょっと出てくる

イケメンの兄弟がやっているショップで

すごくカンジがいい

快く「調整しときます!」の声に安心し、あずける

(何しろこのギターはいい音がする、Martin D42、先日ロケ地の待ち時間で弾きまくり調整したいポイントを発見)



その後、やはり先日ロケした店の二階にある美容院へ

ドレッドの写真とか入り口に飾ってあって

ちょっとコワイかと思ったが

店長はじめやさしい女性ばかりでほっとする

3時間、髪染めとカット

金髪をやめてみる









本日

ドラマ「下北サンデーズ」記者発表

すごく大勢の記者、カメラマンの方が集まる

何しろ撮影のスケジュールがないので

短い時間で記者会見

一堂に会して貧乏話とかしていると

笑いが絶えない

この「劇団」いいなあ・・・としみじみ



女優陣に「あれっ?髪の毛?あれっ?」とツッコまれる

いいとも悪いとも言われず

「・・・・」







今日から2話の編集

先ほど荒編を見る

そうとうカットしないと尺的に長いが

めちゃくちゃに面白い

やはり連ドラ、2話までにそれなりの「高み」にしなくては・・・



というわけでご期待ください

「下北サンデーズ」!!!








2006年07月11日

下北サンデーズ!!!!

タイトルも考えるのがなかなか大変で木曜日まではこれで・・・





ドラマ「下北サンデーズ」第一話放送に向けて細かいチェック、調整が続く

ここまでくると毎日ヴァージョンが少しずつ変わる

(もちろん私のせいだ)

ふと目を離すと違うものになっているからスタッフは要注意だ



一話を直し、二話を編集

その繰り返し







TO DOリストもそろそろタイムリミットのものが多い

第一話がオンエアーされたら

次の撮影の準備をしつつ

とりかかるべき事項多数

切羽詰ってないように見えてやはりこの時期

ほかの事が手につかない

未熟・・・って当たり前か









ちなみに最近は編集室通いなので

食事も自炊

編集家族

昨夜は“例の”手作り餃子

茹でたり、焼いたりでバカウマ

都合200個も作った(握った)ので大幅に余り

またまた今日の昼食の味噌汁にGO!

これが・・・・ウマッ!キター!なのだった

さて今夜は?

えっ?

豚しゃぶ?

いーじゃんいーじゃん・・・
















2006年07月12日

下北サンデーズ!!!!!

いよいよ明日のオンエアー!

よろしくです!





今朝も完徹で編集室から新宿の現場へ

スタッフと俳優の顔を見て限界になり

そのまま帰って爆睡

昼過ぎに起きてまたまた編集チェック

うーん見るたびに気持ちが変わる

やっぱり自分では客観的に見ることができないのか・・・





明日午後9時

ドラマ「下北サンデーズ」よろしくです!


2006年07月13日

本日!下北サンデーズ!!!!!!!!!!!!!

蒸し暑い東京ですが

今夜は早く帰宅して、エアコン少しかけて(かけすぎはだめよ)、冷やし中華でも食べながら、午後8時58分ぐらいからテレビ朝日でも見ちゃおかな日和ですね

なんつって



とにかくよろしくです

私は第二話をもっと面白くしています



今日夜9時!

ドラマ「下北サンデーズ」!


そういうわけで・・・

一週間後は第二話です!

サンデーズに入団したゆいかを待ち受けるとんでもない運命!

お楽しみに!

2006年07月14日

さてさて

いよいよ始まりました!

「下北サンデーズ」

第二話のMAを終えて今日また編集直し

いよいよ本題へ

自分で言うのもなんだが、それぞれのキャラクターが固まってきて

かなりおもろいっす  と思います

第一話に散らばったもろもろがひとつづつ意味を持ち始め

怒濤の最終回へ向けて3ヶ月!

よろしくお願いします!

2006年07月16日

梅雨はなくなったのか

猛烈に雨が降る場所もあれば

もう夏だったりするのか東京

梅雨ってこんなだったっけ

もう少ししっとり系の雨が連日・・ではなかったか

まあ撮影ははかどるけどね

なんだか東南アジア系の気候のような・・・





台本作りが続く

だんだんとテーマが浮き彫りになる

サンデーズが下北沢を紆余曲折しながら「流れて」行く中

多くの人々の問題が浮かんでは消える

酔狂な青春

とんでもない夏







納豆続く

相変わらず味はだめだが

ずいぶん「薬」としては慣れてきた

はやく「おかず」にならんかな














2006年07月17日

いやはや

昨日「梅雨はなくなったのか」と書いたら

さっそく今日は大雨の予報

すいません 

撮影が心配だ

車は洗ってないです この数日は・・・



雨の激しい地域の皆さん

気をつけてください!





今日も第二話をマイナーチェンジすべく

二回目のMA

何回目か覚えてない編集

とことんあがきます










2006年07月18日

木曜日は第二話!!

よろしくです!







今日は私の人生に「もっとも影響を与えた方」とお会いすることになっている

「与えた」というのは少し違うかな

いまだに影響され続けている

なにしろ高校生時代からだし

確実に一日に何分かはその方のメッセージに接する

そうやって書くとなんだか宗教っぽいがそうじゃないです

めちゃくちゃ緊張します

どんなカッコウしていけばいいのか

うまくしゃべれない気がする

うー・・・









雲が低くて

冷たい雨がしとしとと

よく見るとすっかりその存在を忘れていた枯れた観葉植物の鉢から

真新しい緑の葉が再生している

何もかも細切れですぐ「終わって」しまうものが多く

終われば「捨てて」しまう

そんなサイクルの中で、その葉っぱの力強さは、能力は、すごい

大都会の真ん中で人間の傲慢さをあざ笑って主張している

少し驚きつつ感動した次第

ど根性葉っぱ・・・
















木曜日は下北サンデーズ第二話!!その2

しつこいですがよろしくです!







で、今日お会いしたのが作詞家の松本隆さん

ワタシの神様です

松本さんのHP=風待茶房のための対談だったのです

http://www.kazemachi.com/



高校生の時「中津川フォークジャンボリー」という大きな野外コンサートがあって

そのライブレコードに一曲だけ入っていた はっぴいえんどの「12月の雨の日」

その曲を聴いた衝撃は「それまでの自分とそれ以降の自分」を明確に分ける

そしてすぐアルバム「はっぴいえんど」(通称ゆでめん)をゲット

真剣にレコードの針が逆の面に届くかの勢いで聞き続けた

大瀧詠一vo&g

細野晴臣bass

鈴木茂g

そして松本隆dr

この気難しそうな四人組はワタシの10代を完全に変えた



特に松本さんはほとんどの詞を書いていた

その言葉一つ一つが突き刺さり高校生のワタシは真っ白になったのだった

そして思ったことが

「東京に行こう この詞の風景にいよう」

どこでもいいから受かった東京の大学に進学

下北沢などで極貧生活を開始

松本さんはアグネスチャンの「ポケットいっぱいの秘密」などを皮切りに歌謡曲に進出

70年代中盤以降日本の歌謡界ポップス界の中心人物になって行く

ワタシは最下層から見つめ続け2000曲を超える曲のそこかしこに刻印されている

“風街の記号”を探し続ける





ワタシにはたくさん神がいる

多神教だ

しかし15歳から崇め続けているのは松本さんだけだ

お会いできて光栄だった

しかも「ケイゾク」「いら夏」「IWGP」「トリック」「明日の記憶」そして「下北サンデーズ」までご覧いただいている!

(劇中で使われているリリーズの「好きよキャプテン」も松本さんだ!)

恐縮だ

聞きたいこと 話したいことが無数にあったのだが

緊張して(つーか言葉が出なくて)うまく話せなかった

未熟





とにかく興奮してそのままの気持ちで書いてます

すいません

なんかこの気持ちを「吐き出して」おかないと仕事に戻れなかったので書きました






















2006年07月19日

木曜日は下北サンデーズ第二話です!!!!

しつこいね



今日は土砂降り

雨の激しい地区の皆さん

ほんとに気をつけてください





このあと5話6話の総合的な打ち合わせ

台本はまだまだ直し中





きのう松本隆さんに励ましの言葉をいただいた

無性に嬉しかった

がんばります!

2006年07月20日

下北サンデーズ第二話!!!!!!!!!!!!!!!

よろしくねっ!

2006年07月21日

粛々と

作り続けます





昨夜は深夜までクレッシェンド役員会議

皆、仕事を抱えているので深夜しか集まれず





「書かねばならぬもの」に毎日少しずつ没頭

「書かねばならぬもの」と「下北サンデーズ」を行ったり来たり







肌寒い日々が続くが負けずにがんばりたい

半袖か長袖か迷う朝

2006年07月24日

さて月曜日

いよいよ明日から第5話、第6話に撮影は突入

第3話も仕上がり順調

マルモ監督がんばりました

面白いです!





宿題も何とか98%書きあがり

ちょっと「身を削って」しまった

そのうちそれが何か情報公開します





湿気の多い東京

全国的にはとんでもない梅雨

不安感 増すね


















2006年07月26日

さてさて第三話!!!

木曜九時

「下北サンデーズ」第三話

よろしくお願いします!!!!

2006年07月30日

夏になった

いやあすっかりいきなり夏になりました

千葉も下北沢も夏でした

ずいぶん遅いじゃん



さっき移動中に納豆をテーマにした番組を見て

ふむふむと

さっそく明日からいろいろ試してみよう

でも生卵はね・・・

好きだけどドクターストップです

冷蔵庫から出しておく

50回混ぜる

ネギ

醤油は直前

わかったよ・・・がんばるよ





下北沢ABCで買った黄色いニューバランスのスニーカーが気に入っている

あまりにも黄色いので服のバランスが難しいが

なんだか足が軽くなる気がする

不思議だ










2006年08月01日

またまた木曜日九時「下北サンデーズ」よろしく!

第四話仕上がり順調!

ぎりぎりですが・・・



撮影もぶいぶいと飛ばしてます!

ぎりぎりですが・・・



同時に七話八話の脚本準備

ぎりぎり間に合うか・・・





今週もよろしく!!









夜風がなんだか秋のようで

逆に眠れない

秋からの懸案事項が迫ってくる

睡眠不足





撮影の合間に高井戸ドンキホーテ

腕時計と財布がほしかったがやめて

下着と靴下

髭剃り

イオン歯磨き

タオル

都会で撮影だとついいろいろ買ってしまう

靴やTシャツは増える一方





移動中に記録オクダイラの作った「超懐メロCD」で大合唱

昨日は買ったギター マーチンD41で「生超懐メロ」

30分ほどの息抜き





体重は一時66キロ台まで落ち

「うーん 大丈夫か」と思ったが

最近朝昼とバクバク食っていたら69キロまで戻る

いいのか悪いのかよくわからん

ま、自然に

納豆は毎日


































2006年08月04日

今日一日

炎天下のロケ



朝、下北沢駅の箱根そばでマツナガと朝食・掻き揚げソバ

昼、川崎大島のデニーズでマツナガと昼食・納豆定食

夜、西五反田のココ一番でマツナガと夕食・野菜カレー

あーあ・・・

なんか太った気がする








2006年08月08日

五話編集に突入

ぎりぎりだ

がんばろー



台風3個って・・・

じわじわ怖いなあ

最近







気がつくとどんどん荷物が増える

かばんの中がわけのわからないものでごちゃごちゃになる

ほとんどはよく考えれば不要なモノ

生きていくために所有しなければならないものは

本当は数えるほどしかないはずだ

しかしどんどん増える

何かを買うとそれを「生かし」続けるために何かが必要になる

その連鎖が大量の持ち物を生む

そして不用品の山を築く



たぶん自分の持っているモノの90%はいらないモノ

それをかばんや車や家に詰め込んでいる

肩を痛めながら重いかばんを持ち上げたり

高いガソリン代を払って運んだり

収納のために金をかけたりする

ほぼ手ぶらで生きることができたらどんなに素敵だろう



無理か

そんな人は全てを所有する人か

まったく何も持ってない仙人か・・・

哲学的童話的レヴェルの空想だ

今日も薬や本や資料やPCグッズや着替えなどでめちゃくちゃ重いかばんを担ぎ

ギターやら(それは生きていくために必要!)それこそわけのわからないモノでいっぱいの車を走らせ

日常使うモノはほんの一部、しかし関東ローム層のようにいらないモノが堆積した部屋に住む

会社の自分の部屋もしかり・・・

何年に一度の「全部捨てたい願望」

実現はしないのだが・・・





さて昼飯

納豆好きのヒトに言われた「オリーブオイルがけ納豆」をトライして二日目





木曜日「下北サンデーズ」第5話

よろしく!
























2006年08月09日

24時間

編集室に入って24時間経った

本当はもう終わっているはずなのだが

といいますか、早くMAしないと放送明日だし

かなりギリギリというカンジ

ちょっと編集機材の調子が悪いのと

私がだらだらしていたのと

食事(昼は出前、夜は編集家族の鍋です)してたら高校野球がすごいことになっていて

特に夜の沖縄県の八重山商工の活躍がすごすぎて

宮古島出身の記録オクダイラが

オクヒラ君がすごいヒットを連打するたびに

鍋の汁を私に浴びせながら

「きゃーーーーーーーーーかっこいいいいいいーーーーーーー殺してぇぇぇぇオクヒラああああああ」と地上波デジタルに向かって叫び大暴れ

みんなで押さえつけていたので食事にとても時間がかかったのだった

しかし朝からすごい試合ばかりだったなあ

いろいろあるだろうけど

「大人臭く」なくていいなあ

それも幻想かしらん





もうすぐ午前11時

編集はまだまだ続く

今回は撮っている私も

出演している俳優も身につまされるいい話だった

いい表情が撮れた

ぜひごらんいただきたい



しかし早起きに慣れているせいか眠くない

また「編集ノリ」の波がやってきた

台風はどこ?

今日の高校野球は?

いろいろあるけど朝食代わりに納豆にオリーブオイル いってみるか

まずいんだこれが





木曜日「下北サンデーズ」よろしく!!!




















第五話!

木曜午後九時

「下北サンデーズ」第5話

よろしくです!

2006年08月12日

街が空いてきた

毎年夏は繰り返され

同じようでもあり

変化したようにも感じ

どうだったかなと

一番強烈に夏を感じていた

小学生だったころの

名古屋や両親の実家の大分市の郊外のことを考える

そこには自分ではどうしようもない

暑さや涼しさや広さや色彩や空気の感触が横たわっていて

「夏」という言葉からイメージされるあらゆる事象が存在していた

僕はその夏と積極的に戦おうとしていた

とにかく朝早く起きたり

水と戯れたり

冷たいものは貪欲に何でも口にした

小さな冒険を繰り返し

知らないことを知ろうとした

友達が親戚があきれるほど寝ているとき以外は夏を満喫していた

そして夏が終わってもそれを受け入れられなかった

これまたどうしようもない季節の推移を悲しんだ

夏以外の季節には高揚しなかった

ずっと地中にもぐっていて夏の間だけ外に出るみたいな・・・

後で思うとたいしたことはしていなかったのだが

とにかくその印象はなんだか強烈で

「夏は季節のひとつだが、特別な精神状態でもある」と思う

そしてそれは残念ながら

「もう感じることができない」






2006年08月14日

停電

私に実害はなかったが

停電って・・・

クレーンが電線切った?

川の上で?

どんな高いクレーンだよ

しかも川の上でどれだけ安定してんだよ

意味わからない

突然エレベーターに閉じ込められた方々、たまらない

都会の弱点、こわいっすねー







第6話で江戸川橋にこもり編集家族

編集の合間に

このビルは7階建てなので

空写真を撮ったり

夕食の献立を考えたり

今夜は冷しゃぶとそうめんか

あーハラヘッタ







学習すべき資料山積み

ひとつひとつ崩さねば
































2006年08月16日

木曜日・第6話!!

今日は午前中撮影に行く

なぜか全国で東京それも世田谷区中心に雨

樹木で盗み盗み撮る

その後渋谷に出て買い物

皿うどん

神宮前でMA

すっかり晴れてくる

一度音・音楽のカンジをチェック

スタッフが直す間

別件の打ち合わせ

海外のある都市の調査報告を聞く

それでこの日記を書くべくPCに

そこまで一日を過ごして、ふと思う

「酒、飲みたい・・・」

そんなに飲むヒトではなかったが

なんだか最近そう思うようになった

日本酒やワインは相変わらずだめだが

焼酎やカクテルは大丈夫

泡盛とか八丈島の地酒などもいい

大量には無理だがちびちびと・・・

数日前は偶然会った松尾スズキさんと役者の池田鉄洋さんと撮影後

シモキタで呑み

楽しかった

がんばって早く終わらせて一杯行くかな・・・














2006年08月19日

圧倒的な夏

なんだか夏が「重い」

ウォーキングも日が落ちてから

同じように皆思うのかゾロゾロとジョギングの人が



今日は第9話、最終回脚本打ち合わせ

「思い入れ」が爆発する





連ドラ終了後の計画を整理しなければ

とてもそんな気分にはなれないが

間に合わないこともある





大阪

気仙沼

新宿

パラオ

中目黒

高崎?

そして沖縄から北海道

アメリカ東部

名古屋

西九州



思いつくだけでも今後いくつかの季節をこんな場所で過ごすことになりそうだ

こつこつと調査

じわじわと計画







少しだけ休みたい

ゆっくりと山に登りたい

トレッキングの仲間を募りたい

少しずつ低い山からトライしたい

全くの素人

どんな準備から始めればいいのやら














2006年12月01日

本日より日記復活

久々に日記を再開する



今日は12月1日映画「自虐の唄~あいのうた」を午後まで撮っていた

撮り終えたばかりでまだどきどきしているが “自分に近い作品”になった

それはとても幸せなことでナカタニさんやアベさんやニシダさんやカルーセルさん、エンドウさんをはじめとする多くの演者の皆さん

ウエダさん、カラサワさんをはじめとする多くのスタッフの皆さん

何よりも素敵な原作大阪、気仙沼、東京の奇跡的なロケ地との出会い

様々な「事」がこの作品に引き込まれるように“幸福な関係”であったからこそそう思うのである

これから映像・音の仕上げの中でその「幸福」がモンタージュされていく

それが人々にきちんと届くかどうか心してとりかかりたい

関わった人々全ての「力・善意・努力・忍耐・喜び・悲しみ」に応えるために







映画「大帝の剣」の仕上げのデッドエンドも迫っている

来春公開なのだ

なんだかすごいCGが次々に出来上がっている

真剣な「オトナの遊び」だ

いつまでもいじくっていたいが、そうもいかない





 

某超有名番組のコーナードラマ(クイズ?)の撮影を依頼される

もともと大変世話になった方々の番組の面白い企画

喜んで引き受ける

精一杯やってみたい

今月7日派手なロケを某駅前で・・・・





 

 

去年は休んだが今年は年末年始劇団tsutsumizoteatroを再開する

今回は岸田戯曲賞作家の佃典彦氏に脚本を依頼

「明解 日本語アクセント事変」というかな~り凝った作品になりそうである

もうすぐ稽古開始

編集やロケハンとあいまって熱い12月だ

(公演スケジュールはクレッシェンドHP参照してください)

ぜひ皆さんお誘いあわせの上お越しください





 

ドラマ「下北サンデーズ」DVD(12・22発売)の特典

「下北散策でーす」はおもろい

特典映像奉行キムラD演出が冴え渡る

本編もディレクターズカット版で

「そーゆーことだったのか」の連続





 

 

来年は一月にちょっと素敵な佇まいの映画を

素敵な座組で

素敵な土地で撮影します

久々に高校生の話

でも普遍的な話                            

タノシミダ





 


 



 

空趣味写真もたまりにたまっている放出しないとね





 

 

ではこの日記またまたよろしくです!!


2006年12月03日

東京

ずっと東京から離れていたので

(大阪→気仙沼)

しかもかなり別世界で

「喰らい、語らい、眠り」を撮影終了後に楽しんだ

もちろん朝は日の出前に起き

体を動かす暇まではなかったが

なんだかいい時間だった

いい仲間や人々、空気がそこにあった

体から次第に「東京的」なものが抜け

ロケ地仕様になっていった

いままでもロケは多いが、なかなか稀有な体験だった

 

しかして東京に戻ったら浦島太郎だった

別に時代劇ではなかったから目に映るものに差異はないのだが

「想像を超える精神的非日常」がそこにあったので

なんだか浦島太郎的なのだった

映画をご覧いただくとその訳がわかるはずである

その「空気」が作品のいい培養液になればいい

 

 

大泉の東映撮影所で映画「大帝の剣」の細かい編集が再開

半年ほど前に80%の編集は終えているのだが

その段階ではCGがほとんどなかった

何しろ1000カット超のCG

待つこと半年、現状八割方出来ている

それをはめ込みつつ編集微調整

どんどん面白くなる

何もない画面にドラマやスピードや意味が加わる

そして年明け早々「音と音楽」がその様相をまた大きく変化させる

一年以上にわたる作業に終止符を打つ時が来る

その時、寂しいが、「作品」が「商品」になる

 

 

夜、衣装合わせ

久々のお台場のフジテレビのリハーサル室

テレビ局の“匂い”は自分を先祖がえりさせる

 

終わってクレッシェンドでわが社のJさんと打ち合わせ

再来年にかけてのいくつかの作品を組むことになっている

SOLDOUT時代からの戦友

本音をぶつけ合う

51歳になって30代と同じような会話をしていることがなんだか不思議だ

 

さて明日も編集

あっ美容院に行かないと分け目が真っ黒だ

 

 

 

 

 

 

2006年12月12日

稽古始まる

tsutsumizoteatro第五弾

「日本語アクセント事変」の稽古、都内某所にて始まる

二組16人の出演者

二色の稽古

本読みの段階で爆笑の連続

その「新鮮なテンション」を維持したいものだ

 

 

一月に撮影する作品の準備進む

脚本

音楽

ロケ準備

明日は総合的な打ち合わせが朝から

ある地方都市でオールロケ

その土地の「空気」をふんだんに吸収しながら撮影したい

 

 

最近「時間単位の息抜き」の必要性を実感する

1時間考えたり喋ったり動き回ったりすると

10分ほど休みたいみたいな・・・

相変わらずばたばたしていることは平気なのだが

それでも少しでいいから休息したい

やっとまっとうな神経になったということか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2006年12月15日

少しバテる

昨夜から風邪気味

スタッフにノロウイルスらしき人がいてもしや?と思ったが

どうやら風邪っぽい

(風邪っぽい症状もあるらしいが・・・とりあえず吐き気はしない)

ぐっすり眠る

起きて一時間ストレッチ

野菜ジュース

何とかなるか?

いやだめか・・・

ちょっと様子見るか

 

 

 

 

変わらず3本の映画の無数のディテールと格闘

脚本、音楽、映像、衣装、キャラクター、CG・・・

一本約2時間として合計6時間分に凝縮・集約されたのべ300人近い人々の努力の結果

優秀なスタッフ・キャストに本当に感謝だ

まだ一本は撮ってないけど・・・

先に感謝!

 

 

 

そして2色の舞台

だんだんと「台詞の奥の面白み」が浮かび上がってくる

時間との勝負

役者の力量にも大きく差がある

同じ戯曲だが料理法が微妙に違い、皆戸惑う

しかしプロジェクト全体の“熱”でなにかが出来上がっていく実感がする

それはまさに手ごたえといったもの

毎日新しい発見があり、失望もし、挽回すべくアイデアも湧く

楽しい

年末年始、ぜひその格闘の結果をご覧いただきたい

「・・・そうは見えないけど」

そんな感想をいただけると本望だが・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

某超有名番組コーナードラマは今日で完成

よかったよかった

 

 

 

 

アイデアは瞬間的に湧いてきてすぐ忘れる

あまりメモとかとらないので

「あれっ?いいこと思いついていたのに・・」なんてよくある

映画の演出の細かいことだったり、舞台の動きだったり

来年の仕事の事

やってみたいこと・・・・ 

ケータイにメモればいいのか?

でも一回書いてしまうと不思議に醒めたりして

 

 

 

 

 

 

最近安藤裕子さんとhumbert humbertにはまりまくり

i-podヘビーローテーション

 

 

 

 

 

 

 

偉大な作家、俳優、監督 松尾スズキさんがスーパーバイザーされている「hon・nin」という文芸誌に

「LONG HAIR BOY市ヶ谷編」という超稚拙な“小説”を連載させてもらっている

もう2回目が書店にある

人に読んでいただくのも申し訳ない雑文なのだが

大学生時代のことを思い出しながら必死で「創作」している

1974年

市ヶ谷、下北沢

何が変わって、何が変わらないのか

3回目の締め切りも近い

また搾り出さないと・・・

あっ、松尾さん誕生日おめでとうございます

懲りずに私の映画また出てくださいね

 

 

 

 

 

 

気がつくと12月も半ば

いちばん透明な季節

空気が切ない

そして雨も多く

「12月の雨の日」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2006年12月17日

稽古続く

おなじみの編集室

8階のペントハウスみたいなところで

映画「自虐の詩」の編集

同じビルの地階で芝居の稽古

朝、編集の指示を出し、それが直るまで芝居の稽古

編集チェックに来たウエダさんにも無理やり稽古を見てもらった

 

 

今度の公演は昼の部が若手チーム、夜の部がベテランチーム

昼はスピード感のある台本原理主義的演技

夜は各人のキャラクターを生かしたショーアップ

だんだんと双方の特性が出てきて楽しい

出来ればどちらも見てほしい

 

 

風邪の具合がたいしたことはないとわかったら

今度は足にジンマシンが・・・・

あまりにも痒く

飲み薬や塗り薬でなんとか治まる

どうしちゃったのか

なにかの予兆か?

 

 

 

いよいよ年末か

なんだかTSUTAYAや本屋に行きたくなる

バカ買いしたくなる

 

 

 

 

 

 

 

 

2006年12月21日

現場リハ

来年一月に撮影する作品

某地方都市での撮影

いち早くその場所で俳優と少人数のスタッフだけで

一泊合宿リハーサルをした

そんなリハは私の作品ではたいへん珍しいことで

(いや初めてだ)

しかも東京ではなくロケハンしたてのロケ現場

自分の計算(が成り立つか)も含めて効果的かどうか半分不安だったが

やってみるとこれがなかなかどうしてすばらしい体験だった

俳優やプロデューサーと言葉のニュアンスを一つ一つ気にしながら

こつこつと動きを作る

まるで学生の自主映画のようだったが

次第に映画のアウトライン、役のキャラクター、台本の行間のニュアンス、そこでしか思いつかないアイデアが浮かんでくる

俳優も語られる台詞や動き、設定されたキャラクターに対して精神的準備ができたのでは・・・

短期間で実に効率的な仕事が出来たと思う

こんな贅沢な時間を作ることが出来て、皆に感謝

 

 

しかし根を詰めすぎ

夜の仕事は休むことに

とほほ

迷惑をかけた、すいません

 

 

今日からは公演稽古に集中

役者もそろそろ完全に細かい台詞と動きが入っただろうから

いよいよ細部の料理に入らなければ

今までとは違う舞台をお届けしたい

チケットもまだまだ購入できます

どんどんお申し込みください

ありがたいことにたくさんの演劇雑誌に取材していただき

嬉しい限り

必死で作っていきます

16人の役者と共に、年をまたいで・・・

 

 

 

映画「大帝の剣」

いよいよ大詰め

公開に向けての宣伝戦略について話し合う

痛快な映画だ

難しいことを考えず、多くの方に楽しんでもらいたい

なぜなら出演者スタッフが真っ先に楽しんだ

苦しい撮影だったが、楽しんだ

その気持ちを伝えたい

 

 

 

映画「自虐の詩」

編集快調!

何度見ても新鮮に笑って泣ける

そして映画に登場する人々に「思いをはせて」しまう

感情移入しまくりだ

 

 

来年度の計画がたいへん

今年以上に忙しいか・・・・

 

 

TSUTAYAでDVD・CD大量購入

五反田の本屋で本、大量購入

ちょっとでも時間を作って学ばなければ・・・

そしてスーパーで納豆

相変わらずまずくて苦手だが、仕方ない

最近、運動量も激減

体重微増

やばいやばい

いまこの時期に闘わないと本当にやばい気がする

「いい状態」の自分に戻れない気がする

がんばらねば

 

今日から・・・・ね

 

 

 

 

 

 

 

 

2006年12月28日

中目黒ウッディーシアター

 

久々の私個人主催の演劇ユニット

TSUTSUMIZOTEATRO

「明解日本語アクセント事変」

いよいよ29日夜の部から始まる

30日以降午後2時、7時の二回公演

そしてキャストも昼夜で異なる二色公演

稽古も出来ることは全てやった

(もちろんもっといじりたいが・・・)

不定形だからこその魅力

年末年始の“お騒がせ公演”に取り憑かれた16人の勇姿を

どうぞご覧ください

(詳しくはクレッシェンドHPからどうぞ、売り切れ回もいくつかあります、ご容赦!)

 

 

 

映画「大帝の剣」

映画「自虐の詩」

そろそろ編集が完成形に・・・

これも何度もいじっていたいがそうもいかず

 

 

明日は舞台の公演会場

中目黒ウッディーシアター入り

久々だ

 

 

 

2006年12月30日

初日

 

初日

 

私が言うのも変だが「面白かった」

もちろん「はずした」ポイントも多々ある

しかしお客様と味わう「ここだけの時間」は濃密で

やってよかったと思った

昼は昼組の関係者プレ公演

その後に直し

夜は夜組の初日

その後に直し

終わって皆で飲み

終わって見てくれたわが社の代表や技術の池田屋社長やら

世界の電通さん達と飲み

あわただしく一日が終わった

明日からもっとあわただしい年末年始

どうなることやら・・・・

 

 

1月1日昼夜まだ若干席に余裕があります

どうぞお越しください

 

 

たくさんの花をいただく

お世話になっている方々ばかりで

こっちが花を贈りたいぐらいだ

本当にありがとうございます

 

 

静かになっていく東京

いちばん好きな季節

寒空の街を彷徨い歩く

いい気持ちだ

 

自分に降り積もったいろいろの塵を払って

精神的に浄化し

決意を新たにし

次の段階へ進むときだ

本当は“座禅”や“山歩き”や“断食”をして

肉体的にも浄化すべきなのだが

時間がない

まあ仕事が“座禅”“山歩き”“断食”みたいなものだから

いいか

(うそだ、疲れない、すぐ寝る、食いまくり・・だ)

理想とする状態になかなか近づけない

あたりまえか

「理想」なのだから

 

みなさんよいお年を

 

 

 

2006年12月31日

大晦日

今年はいろいろありました

多くの方々のお世話になりました

たくさんの迷惑をかけ

いろいろ学び

本当に自分が「未熟」だと思った

 

だから来年(明日か)も貪欲に生きようと思う

いっぱい働きつつ「未熟」な状態を

少しずつ変えていこう

なんて前向きな・・・

 

 

皆さん来年もどうぞよろしくです

 

 

2007年01月02日

2007!

新年明けましておめでとうございます!

今年もよろしくです!

順調に公演も進み

大晦日は2006年を総括(?)するトークイヴェントで

2時間30分喋りまくり

お客様には宮古島から空輸した

宮古そばを食べていただく

その後山手通りを行進

目黒警察のあたりの歩道でカウントダウン

年を越す

目黒不動尊に初詣

最終的に残った仲間と目黒で飲み

元旦公演も多くのお客様にお越しいただく

そして本日千秋楽 打ち上げ

なんだか区切りがついた

今回の公演はかなり時間的に無理があったが

(2本の映画の仕上げ、10日後にクランクインする映画の準備に挟まれている)

直接毎回100名のお客様の反応が

「定期試験」を受けているような緊張を強いる

発せられる言葉、体の動きが「見世物」として成立しているのかどうか・・・

もう何回もこの劇場で公演しているのだが

次の一年(二年)を決する重要な儀式のように感じる

そして終わって仲間が去り

まっさらになり(初期化し)

思いっきり寂しくなって

また田畑で収穫を目指す活動に入る決意に至る

スイッチを入れるために人はいろいろな「きっかけ」を持つのだろうが

私の場合はこの劇団なのである

参加してくれた役者、スタッフ

そしてご覧いただいたお客様に本当に感謝だ

ありがとうございます

さて2007年が始まった

大きな山がいくつも立ちはだかる

とりあえず一歩ずつ登っていくことにしようか

 

2007年01月05日

そろそろ

そろそろ動き出さねば・・・

いや、遅いぐらいで・・・

劇団が終わって抜け殻状態

今夜はクレッシェンドの新年会

行かねばならんがなんだか胃が痛くて

その気にならん

ちょっとだけ顔出すか・・・

明日からは映画「自虐の詩」の編集地獄に突入

なんだか“視えている”のだが

まだまだなのだった

もう一回

もう一回と何度見たことか

そして中旬からは冬の北関東で

新作クランクイン!!

詳細は追って!!

 

2007年01月07日

働く

いよいよ労働のエンジンがかかったのだが

世間は連休?

なんで?

昨日は胃が痛かったが

土砂降りの中、映画「自虐の詩」アフレコで調布

尊敬する松尾スズキさんや大好きな野添さんやらの声録り

松尾さんと話をしていたら雑誌「Hon-Nin」の締め切りが近いことを思い出した

季刊なのだが油断していると締め切りが近くなり

めちゃくちゃ焦る

そもそも「人に読んでもらう文章を書く才能」などない

とにかく「破綻なく伝える」ことを目的に書き出すのだが

うまくいかない

いくはずもない

極めて時間がかかる

逃げ出したい

でも約束だ

オトナは約束を守るのだ・・・

がんばります

そして編集室で次の映画の脚本打ち合わせ

そして「自虐~」の編集

途中台本直しで居合わせたプロデューサーやスタッフも含めて“編集家族”

寒かったので定番の鍋!

うまかった

マツナガが胃痛に気をつかって“おじや”を用意してくれたのだが

調子に乗って“餅”を煮て食った

満腹感のつらいこと・・・

反省

朝方まで編集

今朝は昼から調布某所で映画「大帝の剣」の何度目かのDLP試写

担当技術者が試写中堂々と居眠りぶっこいてるのを見てキレかかったが我慢

まったく親方日の丸の会社は「客を相手にする」という基本的な考え方がないようで

我々マチバのスタッフには考えられないことをする

二度と行きたくないと思う

いらいらしても体に悪いのでそのままにこやかに白金のクレッシェンドスタッフルーム

次回作の準備

さていよいよカット割りでも始めるか・・・

数日でまた東京を離れることになる

寒い北関東の地でロケなのだ

 

2007年01月10日

北関東

 

今日から北関東のある都市で新作映画の撮影に入る

とても爽やかないい話だ

自然体でがんばりたい

 

 

 

 

昨日あまりに胃が痛かったので

“魔法のような胃カメラ診察”を受ける

結果多少荒れていたが薬を飲めばよくなるとのこと

よかったよかった

 

 

 

 

原稿の締め切りやら

編集チェックやら

ダビング準備やらいろいろ宿題を抱えて突入したロケだが

ホテルの部屋に“巣作り”してとりあえず落ち着く

TO DOリストを作って時間を有効に・・・

 

 

 

がんばりますよ

 

 

 

 

 

2007年01月12日

う~ん

 

撮影は淡々と進む

二日目も無事終わる

なかなか新鮮な発見が多い

これもすばらしいキャストと土地(ロケ地)の魔力か・・・

 

 

しかし

カット割り(コンテ)がまだ7割方残っている

いつものことだが

だいたい頭のすっきりしている午前中に筆は進む

コンビニの前だったり

公演のベンチだったり

 

「hon-nin」も書かなくては

ううっ

これはそれなりの気合がいる

待ち時間の数十分車の中とかで書いている

あるいは午後・・・

 

 

宿題のチェックもの(映像や音楽や)

これはホテルに帰ってから

 

 

北関東は寒い

しかし

あまりにも空が美しい

生きててよかったと思う

この空が見れて幸せだと・・・

 

 

 

 

 

2007年01月16日

包帯クラブ

 

現在北関東で撮影している映画は

天童荒太氏原作の「包帯クラブ」でした

今日で約一週間

毎日美しい空の下、撮影快調です

爽やかで、でも存在感ある作品にしたいのです

 

 

とはいえ細かい待ち時間に現場テントで

「ロングヘアーボーイ・市ヶ谷編その3」を書いている

午前中は脳が働くので撮影をガシガシしながら

書いたりカット割したり・・・

夜にはぐったりです

ホテルの部屋にある青竹踏みが気持ちいい

 

 

明日は雨か?

それはきついなあ・・・

 

 

映画「自虐の詩」も編集の最終段階へ

今度の撮休でDLPチェック!

小さな画面で作られてきた作品がやっと“独り立ち”

大きな画面でその姿を審査される

細かいカットのタイミングが命

 

 

映画「大帝の剣」はついにCGが終わって

音と音楽の段階へ

今度の撮休の前の晩に徹夜でチェック!

古くからの仲間 見岳章氏の音楽がすごい

マジな活劇

どう仕上がるか!

 

 

今年も忙しいことになりそうだ

時間を有効に

人間関係を有機的に

動きに無駄なく

思考を丁寧に

 

なんてね

でも結局どたばた

それが人生

 

 

 

 

 

 

 

 

2007年01月19日

東京

 

撮休を利用して東京に一泊戻る

新幹線でロケ地の高崎からたったの一時間

近い

千葉や神奈川の奥地でロケするよりも近いかも

 

昨日はロケを“まいて”

午後九時戻りの予定を六時ごろ戻る

久々麻布十番のジョナサンでバカ食い

そのままアオイスタジオで映画「大帝の剣」の

ダビング初日

いやー活劇

子供の頃わくわくしながら映画館に見に行った

忍者や宇宙や怪人や魔法や怪力や

もう、ごちゃごちゃ詰め込んでみました

いやー極寒の苦労を忘れて楽しんだー

記録のオクダイラと大笑い

 

 

そしてへとへとで爆睡一歩前に

昨夜放送された「とんねんるずのみなさんのおかげでした」

“R&B ロマンチックがとまらない”を見る

なにしろとんねるずのお二人、番組の重鎮スタッフのみなさんには若い頃からめちゃくちゃお世話になっている

指名してもらえるだけでも嬉しい

だから必死で撮りました

楽しかったぜ

山ちゃん、よかったね、

「おいしくて」

 

 

なんと舞台演出家 鴻上さんの御力で私が原案の作品が舞台化

「僕たちの好きだった革命」

もう企画して十年以上経つ

本当は先に映画にしたかったのだが

大好きな企画なので世に出ることが重要で

本当に鴻上さんに感謝!

2月28日からシアターアプルで

詳細は

http://www.thirdstage.com/knet/revolution/index.html

 

 

今日は午後から

映画「自虐の詩」の最終編集

これまた神経を使う

 

3月以降の新企画の打ち合わせも始まってきた

気合を入れるぞ

だー

 

 

さて

映画「包帯クラブ」の撮影は快調

若い俳優のみなさんは毎日違う表情を見せてくれて

とても新鮮で強烈で

その表情を見ているとアイデアが湧いてくる

それがこの作品の原動力だ

僕の仕事は監督というよりもクラブのおせっかいな顧問といったカンジだが

とにかく楽しんでいる

 

 

ロケで毎日日の出から日の入りまで肉眼で見ていると

死ぬまでこの天体の営みをどれだけ実際に見続けられるか考えてしまう

見ることができる限り、見ていたい

星の動きによる光や大気の極めて物理的な現象なのだが 

どうしてこんなに感情に訴えるのか

本当に美しいと思う

 

太陽や夜は全地球人が平等に味わうことができる

その美しさの前では

諍いだらけの「人間社会」が本当にむなしくなるのだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2007年01月22日

がんばっとります

 

北関東・高崎でロケ続く

毎日「いい画」ゲットしてます

 

締め切りも何とか書き終え最終チェック

ちょっと気が楽に

 

寒いけどがんばります

2007年01月26日

 

夜のデパートの屋上で撮影してたら

冷たい月が見えました

ざわざわとしている地球上を無表情に見下ろして

そこに生きるものに「静まれ波」を発しているような

なんだかいたずらっぽさを感じました

 

 

 

映画「大帝の剣」

ダビング完成間近!

とんでもない活劇だ

高崎の夜の間に往復して仕上げます

 

映画「自虐の詩~あいのうた」

編集完成間近!

昨日東京でまたまた何十箇所も直したので

今夜確認します

 

 

映画「包帯クラブ」

今日全てのカット割りを終える

なんだか先が見えた

どんどん楽しくなる!

 

 

「ロングヘアーボーイ市ヶ谷編3」

書き終える

初めての×××

あの時の光景がありありと浮かぶ

 

 

鴻上さん

「僕たちの~」の稽古はうまく行ってますか?

一度覗きます!

 

 

愛読書「空想科学読本」の映画版に爆笑

 

 

 

さ、風呂はいろっと

 

 

 

 

 

2007年01月28日

キテルキテル

昨夜は「大帝の剣」ダビング(音仕上げ)で高崎を午後5時に出て新幹線

午後7時に東京麻布十番のスタジオ入り

そのままコンビニの寿司食べながら午後9時まで音を聞く

スタジオの微妙な位置で大胆に音が変りびっくりする

まあ、どこのスタジオでもそうなのだが・・・

大昔4チャンネルマトリックスステレオを部屋の真ん中で正座して聞いたことを思い出す

そして午後9時40分の新幹線で一時間後高崎戻り

国体でなんだかざわざわしている高崎

一目散にホテル・風呂・睡眠

今朝、小学校のロケで待ち時間にふざけて竹馬

まったく乗れず

らくらく乗れる照明部の女性の笑い声が悔しく再チャレンジ

竹馬といっても足の高さは地上5センチ程度の初心者用

何度か試すが「乗り方のコツ」がまったく掴めず

ええぃっ っと無理してバランスを前に

しかしずるっと滑って思いっきり転倒

両足中空に浮いたような典型的なコケジャンプ

腰から木製の椅子に激突

ついた手もざっくり皮向け

血だらけ

痛いのなんのって・・・

痛い

衆人環視の中転ぶのは何年ぶりか

メーキングはまわってないし

本当の転び損

その後撮影中、腰はじわじわと腫れ出し

バンテリンやら鎮痛剤やら

血は止まらず

マキロンやら絆創膏やら

「包帯」どころではなく・・・・

でもつつがなく撮影は進む

だって悪いのは自分だし

うーん痛い

 

明日はまた夜東京へ

徹夜の予定

うーんきつい

 

居酒屋行きたい

でも寝よ 

2007年02月01日

いよいよ

 

撮影も終盤に

風や短い昼に悩まされつつも

基本的には順調

ひどいずっこけの痛みも“貼りもの”で緩和

 

映画「大帝の剣」も完成

映画「自虐の詩」も編集が“今のところ”完成

山を乗り越え先へ先へ

タイプの違う作品たちだがどれも大事な子供

大きく成長するかどうか、不安である

 

 

旅の日常で大事なことは「水」である

風呂、洗顔、うがい

朝は風呂で熱湯を出しっぱなしにして簡易サウナ

部屋が乾燥するので一日のスタートに必要

土地によって水が変わり皮膚の調子や体調にまで影響する

ひどい場合は一皮剥けるほどだ

ここ高崎の水はなぜか私には合う

いい状態が維持できる

ありがたいことだ

 

 

さてあと数日

クライマックスを悔いを残さず乗り切りたい

 

 

 

2007年02月05日

昨夜

あまりにも強い風で昨夜撮る予定の“精神的クライマックス”が今夜に延期

その代わり今夜撮る予定のシーンを急遽撮影

急な対応が完璧にこなせる美術・技術スタッフに敬服

一昨日難易度が高かった「包帯クラブ的クライマックス」は無事撮了しほっとしていたのだが風には逆らえない

何しろからっ風が名物の土地、仕方ないが限度があるのだった

新幹線まで止まったみたいで我々だけではなかった

 

 

作品的な山場は乗り切った感がある

空いた時間でキャスト・スタッフほぼ全員で現場編集のチェック

いわゆる編集ラッシュ

音楽も入れてあるので作品の概要を確認できる

それぞれの思いで画面を見つめ

残り数日のクオリティをあげるべく語り合う

私は私で「表現できたこと・できなかったこと」にどきどきしながら今後の“仕上げ的対処”を想像した

 

どうであれ時間が足りない

映画「大帝の剣」も

映画「自虐の詩」も

では時間が無尽蔵にあればいいのか?というとそういう問題でもない

限られた条件の中で最大限の「できること」を尽くすのがプロだ

一分一秒が重要なのだ

考え込んでいる暇はない

 

とはいえ疲れるのも事実

ちょっと立ち止まって何も考えず「初期化」することも大事

最近特に「ぼうっとする」ことの重要性を感じる

考え尽くすためのスタンバイ時間なのか

単純に年齢なのか

外界から来る一切の情報から遮断されぷかぷか羊水みたいな液体に浮かんで何もしないマシーンが欲しいと思う

そんな話聞いたことがあるなあ・・・

疲れすぎて末期的な発想か?

おっとそんなことを書いている暇に出発の仕度をせねば

 

いい天気

風もなく

完成間近

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2007年02月10日

久々の東京ライフ

 

長い高崎ロケを終え

久々の東京ライフ

撮影所をうろうろするだけでもなんだかうれしい

ポロロッカに行くともっとうれしい

納豆を買う

まずくて臭くて大嫌いだけどうれしい

 

 

3日続けて映画「大帝の剣」

まずロケから直接ゼロ号

眠くて重かったが試写室があまりに音が良くてびっくり

ダビングではわからない状態がはっきりと聞こえる

興奮したが

ダビングの段階でこれがわかればもっと時間が短縮できる

どうすれば“素人”にもそう聞こえるのか

修行しかないのか・・・

 

 

一昨日は新宿の超新しい映画館「バルト9」で

MTV試写会

司会のVJ Boo氏が面白くてついつい余計なことまで喋りまくる

しかしオープン前のシネコンに入れたり

作品の完成に立ち会えたり(ゼロ号初号の中日だ!)

会場のお客さんはラッキーでした

温かい雰囲気でスーツを用意したが着ることなく普段着で終了

 

昨日は初号

主要キャスト、スタッフが続々と

終わって助監督、制作で苦労していただいた京都チームと焼肉

「巷説百物語」でもお世話になった面々

楽しかった

 

 

映画「自虐の詩」のダビングも同時進行中

明日から本格的作業

俳優のすばらしい演技を損なっていないかと緊張する

全身を研ぎ澄ましてかかるべし

 

 

映画「包帯クラブ」

いい撮影だった

さてこれからはいったん気持ちを更地にして

残酷な編集へ

 

 

 

次の撮影は三月後半から

やるべきこと無数

しっかり立ち止まって考えたいこと無数

でも今日いっぱいはぼおおおおっとしてよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2007年02月14日

自虐の詩

 

映画「自虐の詩」のダビングが終了

公開は秋だし

実はまだ撮影してないカットもあるのだが

とりあえず“音的”には完成

ずいぶん悩んだ末に・・・

この作品は編集も音も悩みまくりであった

「作為の限度」みたいなことが異常に気になって

なんだか歯切れの悪い毎日を過ごした

しかし結果、いいバランスでできたと思う

数日経って見直したい

後は若干のCG、字幕、色調整、事情があって未撮のカットなどをクリアーすれば完成か・・・

 

映画「大帝の剣」と共に3つの映画のうち

ほぼ2つできたことに

肩に乗っていた大きな荷物はあとひとつ

映画「包帯クラブ」

明後日から本格的な編集へ

 

 

今日は鴻上さんの稽古場にお邪魔して

「僕たちの好きだった革命」についての対談

自分の“原案”の作品が人の手で上演されるのは初めてだから

なんだかわくわくする

少し稽古も覗こうかな

 

近く「大帝の剣」のキャンペーンで広島と名古屋

撮影でお世話になった広島

私の出身地の名古屋

楽しみなツアーだ

 

ずっと高崎ロケで美容院に行けず

髪の分け目が真っ黒でプリンちゃんになりかけ

明日こそ毛染めに行くぞ

毛染めって・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

2007年02月17日

昨日は

日本アカデミー賞会場に「明日の記憶」で出席

渡辺謙さんの隣に座る

最優秀主演男優賞!

受賞する瞬間 謙さんの体温がぐっと上がるのがわかった

よかったよかった

思わず抱き合う

本当に感動した

 

 

 

終わって樋口さんはじめ顔なじみのチームで祝う

二年以上のプロジェクト

いろんな意味でやれてよかったと思う

大きなプラスになった

仕事にも人生にも・・・

スタッフのみなさん本当にご苦労様です

ありがとうございました

 

 

 

 

 

そして中谷さん最優秀主演女優賞おめでとう!

美しかったです

受賞されたみなさんおめでとうございます

 

 

 

 

一夜明け「包帯クラブ」の本格的編集に突入

難易度高し

目の前に置かれたせんべいを無意識に食べ続け反省

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2007年02月18日

編集編集編集編集

 

東京は朝から雨

編集に向かうがマラソンで戒厳令のよう

ゴール地点のお台場に向かう車が事故ったらしく

渋滞で止まってしまった首都高から芝公園を見下ろす

何万人も走っている

我が目を疑うすごい光景だ

短パンの人、人、人・・・

そして目線を移すと大勢が公園で立ち小便

あらら~

ま、いろいろ問題は残しつつ

「やれたこと」が重要なんだね、いろんな意味で、きっと・・・

 

「包帯クラブ」

本格的編集の二日目

ひたすら細かく素材と向き合う

足したり引いたり

サイズやスピードを変えたり

音を差し替えたり・・・

結局は“撮ったまま”になることが多いのだが

悪戦苦闘を繰り返すのだ

気がつくと外はうそのように晴れ上がり

一時間分の宿題を出して、ウォーキング

江戸川橋から鷺坂、鳩山邸、小日向あたりの住宅街をさくさくと歩く

ずっと座っていたので歩くこと自体が気持ちいい

呼吸が気持ちいい

背筋を伸ばして多様な佇まいの邸宅を見学しながら歩く

ニット帽にサングラス

今夜の「入り処」を物色しているピッキング強盗に見えなくもないか・・・

 

 

今夜は久々の編集家族

豆乳鍋に挑戦

あー腹へった~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2007年02月22日

雨の予感

 

東京で冬を実感できないまま(高崎では実感した)

なんだか春になりそうな・・・

 

今日は午前中「包帯クラブ」の編集チェック

感想は一言で言うと、う~ん

なんだかテンポが“よすぎる”

もう少し“考える間”“見入る間”みたいなものが必要だ

それは微妙なことで

秒やフレーム・コマというドライな単位では表せない

 

とりあえず期待される尺に収めただけなので仕方ない

頭からやり直すことにする

土日が編集家族なのでがんばろう

 

参加したスタッフと昼食

場所は天王洲

女性客ばかりの都会的なイタリアンレストラン

まるで女性誌のグルメページのようなメニュー

でも???な味

昼食は平均的なものが食べたいのに・・・

 

 

 

一昨日は「大帝の剣」のキャンペーンで広島

紙媒体各紙の取材 

広島ホームテレビで丁寧なインタビュー

みなさんきちんと映画を見ていただいていて本当にうれしいありがたい

期待に応え、いい成績を残したいものだ

 

最後に中国放送

猿岩石の有吉君や劇団ひとりとバンドをやっていた広島有名人 横山雄二さんと話し込む

うたばんなどで見知っていたが、この人か!と・・・

ひたすら面白かった

広島は撮影でも2ヶ月に渡ってお世話になった

なんだか温かい人ばかりで感動する

また行ってみたい

 

そのまま新幹線で名古屋

東映宣伝部のオモシロガイズ(東京大阪混合)

そして我が悪ダチ(名古屋タダキ、マツシタ、サカイ)

合流してテバサキ

世界に誇る名古屋のテバサキ

おいしい

僕が子供の頃はそんなに有名ではなかったが

いったい誰が“発明”したのか?

手羽以外の部分はどこへ行ったのか?

でもおいしい

 

飲んだくれて夜更かし

 

それで昨日

名古屋キャンペーン

出身地でありいつも宣伝ではお世話になっている土地だ

雑誌、テレビ、ラジオ、連続でいくつも取材をうける

何回もお会いした方もたくさん

ありがたいことだ

今年は公開作が続くので“飽きずに”よろしくお願いします

 

夜、東京に戻りクレッシェンドで

ナガサカ代表、フクトミ副社長らと脂っこい打ち合わせ

すっかり疲れ果てる

会社の自室でもろもろ

次期企画の台本を読む

まだ詳細は明かせないが

・・・・面白い!

笑ってしまった

 

 

で、今日午後から突然風邪気味

夕方の大事な打ち合わせをキャンセル

寝てしまった

やばい

また寝よう

 

2007年02月24日

天気晴朗なれど

 

西高東低の気圧配置で風がすごい

「包帯クラブ」の編集で江戸川橋

編集室は7階

ごうごう風があたる

そういえばロケをした高崎も風の街だった

風の音を聞きながら

“風が映っている”映像をつなぐ

 

 

最近本当にタバコが苦手

一日四箱吸ってたのに・・・・

いまや姿が見えなくとも匂いで嫌な気持ちになる

狭い部屋で煙草を吸った形跡があると中に入れない

喫煙者と一時間いると本当に気持ちが悪くなる

集中できない

どんどん過敏になっている

あまりの禁煙ファシズムもいかんが

物理的に影響を及ぼすので、何とかしてほしいなあ

自己防衛しかないか

あらゆる会議に欠席

現場では空調テント

酸素マスク常備

おっとその前に車の排ガス対策か

いやそもそも「燃えるもの全て」を総量規制か

ゴアの警告はなかなかだった

エコカーに変えようか

てか問題をすりかえてはいけない

「タバコは影響のないところで吸ってくれー!さもなくば私が離れます」

 

2007年02月28日

ここ数日

日曜日

「包帯クラブ」編集

納得いく流れをつないだ

深夜六本木TSUTAYAでDVD、CDバカ買い

月曜日

「包帯クラブ」試写

一夜明けて見直すと、結局納得できなくなり

また深夜まで編集直し

火曜日

早朝から「大帝の剣」宣伝で取材をめいっぱい受ける

夜、東京国際フォーラムにて特別試写会

出演者のみなさんと久々の再会

この何年かの苦労を思い出す

テーマソングを引き受けていただいたGLAYのサプライズライブ付き舞台挨拶

たくさんのお客様に映画お披露目

そして上映中にまた取材を受ける

終わって見に来てくれた仲間と日比谷でまったりと飲み

今は全て終わって虚脱状態

ああ眠い

2007年03月01日

僕たちの好きだった革命

昨夜新宿シアターアプルにて初日

鴻上尚史さんが十五年以上くすぶっていた私の企画を

見事に舞台化してくださった

中村雅俊さんをはじめとする大勢の役者が極めてスピーディに、そして立体的に動き回り、演じ

装置は次々と場面を変化させ

30年の時間差を超え、ラップとフォークという手段で「唄」の持つメッセージ性をたたき付け

情報のカオスから笑いや涙という感情を浮かび上がらせ

フォーカスされる軸をめまぐるしく変えて「幾多の対立」が表現され

その中から(くりかえす)歴史は「悲喜劇」なのだと知る

実にわかりやすくそして確実に世代を超えて

「生きることの意味」を問いかけ

気持ちを鷲掴みにされるすばらしい舞台だった

自分の企画なのだが

思いっきり客になってしまった

しかも何度も見たい

あの「空間」に行きたい

 

もともと映画企画なので

映画が実現するようにしっかり進めなくては・・・・

 

 

 

2007年03月04日

何度目だ、編集

「包帯クラブ」の編集

何回か「これでいいかな」と思い試写をする

と、「う~ん」となりもう一回・・・・

これを何度続けたか

流石に今夜でラストにしたいが、どうか?

 

すっかり春っぽい

新企画も必死で準備中

いろいろやらなくちゃならないこともたくさん

いつでもそうだが・・・・

 

 

2007年03月08日

最近

 

映画「大帝の剣」公開が近づいてきた

破顔坊の姿を目撃することも多い・・・・・??

詳しくは映画「大帝の剣」HPへ

あっ権三もか

中身誰だよ

 

 

 

鴻上さんの舞台

「僕たちの好きだった革命」も大好評上演中

もう一度千秋楽には行けるか

映画化もいよいよ射程距離に入ったか

 

 

一昨日劇団猫☆魂の「グロッソラリア」観劇

若くてどたばたで爽やかでシュールで、でも人間的

意欲的な演劇で、気持ちが引き締まるのだった

 

 

同じ日、古くからの仲間のミュージシャン・ギタリスト武内氏と久々の飲み

からすみスパが異状にうまい三宿の個性的なバーで

夜な夜な集っているであろう愉快な“音楽仲間”のみなさんと更けゆく夜を楽しんだ

まったく“変わらない”武内氏と現在過去未来を語り合う

つーかバカ話

やっぱ友達はいいね

 

 

 

映画「自虐の詩」90%完成

上映できる状態にプリントすればほぼ完成

懸念だったエンドロールバックも完璧にうまく行く

見直す

泣いた・・・

 

 

映画「包帯クラブ」

苦労したが映像編集ほぼ完成

本日アフレコ

そしていよいよ音、音楽作業

編集を見直す

泣いた・・・

 

 

 

今年来年再来年のスケジュール調整続く

「丁寧に面白がる」これが大事

自分的になすべきこともたくさん

「たたかう50代」か?

いや、時間とね・・・

 

 

厳しい後ろ向きな出来事もたくさんあるが

前を向いて歩くことにする

たたかう50代だからね

いや、自分とね

 

 

 

しばらくすると撮影が始まる新企画

久々に組むことになる堂本光一氏

楽しみ、かつ緊張する

脚本、学習、ロケハン・・・

そして怒涛の撮影に!

たたかうよ

 

 

 

そういえば今夜は安藤裕子さんのラジオに呼ばれていた

深夜J-WAVEよろしく

 

2007年03月13日

狭間

 

作品と作品の狭間

細かくいろいろと動く

 

金曜日土曜日

ロケハンで沖縄

行きの飛行機が遅れてさんざんだったが

温かい仲間と暖かい空気との再会で機嫌もすっかり直る

本当に風がおいしい

夏のような木陰での短いまどろみは至福

ロケハンは順調に終了

予定より早めに戻り、爆睡 

 

日曜日

午前中から新企画の真面目なリハ

こつこつと「あること」を

本当にこつこつと・・・

 

午後「僕たちの好きだった革命」東京千秋楽

私の企画、何度も向き合ったストーリーなのに

すばらしい演出、役者の皆さんの演技についつい吸い込まれ

泣く・・・

 

終わって飯田橋でちょっと変わった打ち上げに参加

いい話がたくさん聞けた

あげくにお堀にあるお店のボードウォークで皆で大騒ぎ

すっかり変わった母校の大学を見ながら

「革命」メンバーと・・・

ああ飯田橋

30年の年月を超えて「革命」を夢想する

 

これからカンパニーは各地へ

該当地区の皆様、ぜひご覧ください

 

月曜日

長く生きていれば本当にいいことがある

とても尊敬する・・・いやそんな言葉では表現できない「私を変えた、私の人生で最も重要な方」と食事

すごくおいしいレストランだったが

味わう間もない至福な空間だった

しかもそれだけではなく図々しくもご自宅までお邪魔する

今も興奮で眠れない

間近で直接同じ空気を吸えただけでも十分なのに・・・

ああ山手通り

生きててよかった

 

本日から映画「包帯クラブ」音仕上げ

生きることを楽しむ人生でありますように

 

「ロングヘアーボーイ市ヶ谷編」連載中の 文芸誌「hon-nin」絶賛発売中

 

2007年03月16日

すっきり

 

いろいろ一段落

なんだかすっきりなのである

 

映画「自虐の詩」

確認試写を今朝現像所で

まもなく微調整を経て完成へ

公開はまだ遠いが人々の目にどのように映るのか心配で楽しみ

悲しくも可笑しい人間模様にますます愛着が湧く

熱演していただいた中谷さんはじめとする優れた俳優の皆さんに、そしてスタッフに本当に感謝だ

 

映画「包帯クラブ」

2チャンネルダビングを経て映像と一応の音関係の仕上げが終了した

5.1chのダビングが来月残っているが

いちおう出来上がり

昨夜、初見で30p確認試写を見てくれた仲間の評判もすこぶるよく(・・・たぶん)気分がいい

最近の私の作品では珍しい高校生だらけの作品だが

年齢は若くとも“すごい存在感”の俳優陣の熱演がそこにはあると思う

画風を変えるべく切磋琢磨してくれたスタッフにも感謝!

秋の公開が待ち遠しい

 

映画「大帝の剣」

4月7日大公開!!

パルコの壁に「大帝の剣」壁画が登場したらしい!

最近の私の作品では珍しい怪人だらけの作品だが(本当だ)

厳寒をついて“闘って”くれた愛すべき俳優には本当に頭が下がる

どんなCGも彼らの熱演には勝てないのである

そして現場でぼろぼろになるまでがんばったスタッフ、

一年近く仕上げに奔走したCGチームはじめとする仕上げ班に拍手!大拍手!

公開も近い!

がんばって世に知らしめたい

 

 

気分も一新!

経費精算も終え

次の「季節」へ!

 

来週から新企画のクランクイン!

俳優陣もノリノリで面白くなりそうだ

 

そして秋から冬に向けての準備も進む

学習しなくてはならないこともたくさん

 

 

が、個人的にやらねばならんことはいっぱいある・・・

ケイタイ変えたい

洋服買いに行きたい

とあるクラッシックのCDが欲しい

温泉行きたい

ハワイ行きたい

ピアノのレッスンを集中してやりたい

もう一度体系的に体を鍛えたい

山登り

空趣味の整理

習字の続き

通信教育で大学行きなおしたい(地理学科ね)

の前にグリーンジャンボの番号チェック・・・

いやいやそんな暇つぶししてないで早くカット割してくださいよ~・・・とチーフ・シライシが私に「気」を送っているので仕事に戻ろう

ああ、何もかも中途半端

 

2007年03月20日

さてさてそろそろ

 

撮影の季節に突入

天気や温度や風や太陽やと向き合う時だ

そして自分自身とも・・・

たぶん猛烈に忙しいだろう

のんびり日記もままならぬか

とにかくがんばります

 

2007年03月22日

撮影二日目

 

またまた東京から遠く離れたところでロケ中

インターネット事情がよくないホテルなのだが

(眺めは恐ろしくいい、空気もいい、ぐっすり眠れるから問題ないが・・・)

唯一、ロビーでインターネットが使えるので

夜になって閉まったツアーデスクを無断で借りてしこしこと

ふと見るとほかのスタッフもしこしこと・・・

 

撮影は今のところ順調で

かな~り面白いことになっている

連ドラだし、先の台本を作りながらなので大変だが

「考えることが楽しい」のであるから大丈夫

 

今日はなぜか船に乗った

なんだか日焼けしてしまった

私の年齢で日焼けはいかん

手の甲などはしみになる

ロゼッタ洗顔パスタ・シロコさんを使わなきゃ・・・

そういえば、パスタって・・・・?

 

桜の季節

満開の桜が見たいが間に合うか?

 

 

 

 

 

2007年03月31日

やばい

 

山場のような撮影が続く

 ホテルのロビーに下りての日記の更新もおぼつかない

それだけでもしんどいのだ 

明日からも大変なスケジュール

 

 

 

ずっと離れていると東京が少し恋しい

あのいかがわしい「何でもアリ」感が恋しい

そういう体になってしまった自分が怖い

 

 

さー

がんばろう

の、前に寝よう

 

 

 

うプロデューサーへ

帰ったらじっくりね・・・

 

 

2007年04月06日

桜の東京

 

久々に東京にいる

「スシ王子!」の撮影ではまたまた宮古島に大変お世話になった

協力してくれた皆さん本当にありがとうございます!

なんだかとんでもないドラマになりそうだ

乞うご期待

 

 

そして4月7日

ついに映画「大帝の剣」大公開!!

一冬潰して必死に撮った作品です

スタミナドリンクみたいな映画です

浮世の辛さを忘れて楽しんでいただきたい

よろしくです!

劇場へ!

 

帰ってきて48時間 目が回るほど忙しい

格闘しなければならないモノが膨大であり

整理しなければいけないものもたくさん

誕生日の人三人

子供が生まれた人一人(オメデトー)

あっ宝くじ見てねーや

 

京の桜は散り始めていて

少し寂しいが

会社の近くの品川プリンスシネマの前の電飾つき桜は

本当に美しい

じっと見つめてしまった

毎年桜を見ることができて幸せだ

あとどれくらい見れるかな?

移ろいゆく季節は切なく儚く

年齢を重ねていくたびに美しく感じるようになったが

「為すべき事を忠実に、早く」と叱咤激励されているようにも感じる

春は夏になり秋になり冬になり、またぐるりと廻り

人生の残量を減らす

あとどれだけ何ができるのか?

そしてどのような死を迎えるのか

具体的に考える時が来たのかもしれない

達観する境地にはなれない

悪戦苦闘、暗中模索、七転八倒が続くだろう

きっとそれは自分が選んだことなのだ

 

大帝の剣!!

いよいよ明日4月7日

映画「大帝の剣」大公開!!

猛烈なキャラクターが劇場でお待ちしてます

お化け屋敷感覚でどうぞよろしく!

オレも見に行こう

2007年04月09日

日曜の夜

 

こつこつと勉強

料理やら古代史やら1970年代やら田んぼやら

統一地方選の開票速報見ながらである

近々また遠くロケに出るので今のうちにやるべきことたくさん

そういえば「LONG HAIR BOY~市ヶ谷編」最終回を書かねば

 

 

映画「大帝の剣」堂々公開中!!

 

 

 

2007年04月12日

星が美しい街に世話になっている

ここにお邪魔するのも2回目だが

本当に人も風景もすばらしい

 

合間に締め切りを書く

なかなかアイデアが浮かばず

四苦八苦

 

 

映画「自虐の詩」

無事初号試写が終わる

まだまだ冷静に客観視できないが

とにかく俳優の演技がすばらしい

ちゃんと切り取っているかどうか

出来ることは全てやった

 

 

映画「大帝の剣」上映中!

ぜひ映画館でお楽しみください!

 

 

画「包帯クラブ」

まもなく完成

タノシミダ

 

 

さて窓を開けてみるか

しん・・・・とした透明な空気

自分を見つめるにはちょうどいい温度だ

 

 

 

 

2007年04月15日

合間

 

様々な準備で東京にいるが

撮影の合間である

 

時間をみて、たまっている「やるべきこと」をこつこつと消化

・・・したいがなかなかたいへんだ

読まねばならない本 無数

特に全集モノ

研究すること 多数

とある古代史

とある『事件』の時系列での研究

登山についての考察・・・etc

 

あらためて何も知らない自分に辟易とする

間違って記憶していることもたくさんある

信じられない勘違いをしていたり

「絶対これ」と思っていたことがまったく大間違いだったり

大恥をかくことが最近かなり多い

あまり発言したくないのだがそうもいかない

会議などではおそるおそる確認しながら喋るが

疑いないことが間違っているのだ

だから余計にびっくりする

先日もおでんに入っている「茶色い四角いもの」を

『はんぺん』と私はずっと思っていたが

スタッフは『さつま揚げ』と言い張る

喧々諤々の論議をしたが

ネットで調べてみると確かに『さつま揚げ』

あれ??オレは51年間勘違いしてたのか・・・

と、もっと調べたら、なんと

「名古屋地区はそれをはんぺんという」という一文

「ほらっ!ほらっ!」と免罪されたのであった

「確かなことはなにもない」のかもだが

「信じることは救われる」

なんのこっちゃ

 

おっとやるべきこと

サボっているカラダ作り

ピアノ(譜面が広がったまま)

英会話

おっとおっと小説の締め切り

これは常に意識していないと忘れがち

なにしろ物書きの習慣が無いので

 

2007年04月21日

歩く

今日は朝から3種類の台本研究

ネットでいろいろ調べながら・・・

遠洋漁業~学童保育~イチゴ狩り~ゴルフ~河豚・・・

何の関連もない様々な事象がひとつの出来事になっていく

 

ちょっと昼寝はさみつつ

 

現場編集のビデオチェックに2時間

そしてあるアンケートに答える

そんなに難しい質問ではなかったのだが

意外と答えづらいものだった

2時間も取り組んでしまう

いい返事が書けない

う~ん

 

ずっと座りながら作業

肩が凝る

まだ2つの台本の研究

連載小説の仕上げが残っている

 

部屋の外で選挙カーが喚く

虚しい騒乱

効果的かどうか甚だ疑問

テレビのニュースはエキセントリックな話題ばかりでで脳髄に響く

心がささくれ立つ

 

落ち着きたくてウォーキング

品川~東品川~天王洲~大崎~五反田

I-podでキースジャレット「ケルンコンサート」

鈴木茂「バンドワゴン」

歩きながらいろいろ考える

否定的な考えに染まる

ついつい足元を見続ける

いかんいかん顔を上げて

呼吸を規則的にし、顎を上げ姿勢をよくする

だんだんとアタマから否定的な考えが去り

午後8時になりうるさい演説も止み

すっかり気分がよくなる

よかった

 

そういえば昨日は超有名作家と対談

めちゃくちゃ緊張した

詳細は追って明らかに・・・

 

さて目の前の“山”を片付けないと

 

 

2007年04月24日

書く

 

昨日から「書き物」ばかり

集中しすぎて肩がばりばり

「ロングヘアーボーイ市ヶ谷編」も一応脱稿

 

 

映画「包帯クラブ」ゼロ号・初号

いよいよお披露目

難産だったがなんとか出来た

心を鎮めて見直したい

 映画「自虐の詩」は一足先に出来上がっている

両作品プロモーションに入っていく

両方「精神的」に苦労したので思い出深い映画になりそうだ

 

猫のホテル「苦労人」を見る

なんとも強い衝撃を受ける

特にパーツで「ここがいい」とか言うことで感想を言い切れない

とにかくその全体の『裸の力』に圧倒された

表現する魂と俳優の存在感が絡み合って闘っている

すごい

じっくり思い出してその「部分」の意味を考えたい

 

しかし男の尻は力があるなあ・・・

 

 

2007年04月27日

今日も

新しい話に突入しロケ

港町を転々と・・・

早朝都内から向かうと猛烈な霧

ちょうど田植えの時期で田んぼには満々と水

昨夜の雨も手伝って

温度を上げてきた太陽熱が霧を作る

霧が流れる越しの太陽は幻想的で罪深い

最初の現場となった田園地帯

まさに田植え中

お母さんに取材

めったに見れない光景だから・・・

最近の田植え機はなんだかすごいマシーンだ

苗床(?)はJAで買うのかと思いきや

「自分で作るんだっぺ」と元気よく言われる

勉強になる

そのうちバイオエタノール用の米も作るのだろうか

ブランド米ならぬブランドガソリン出来たりして

コシヒカリだから燃費がいいとか

あれ?米もバイオガソリンになるんだっけ

とうもろこしとサトウキビだけか?

いやいや廃材も利用とか言ってるし

だったらなんだってガソリンになりそうだ

二酸化炭素をすでに含んでいて燃やしてもそれが還元されるだけだからCO2の総量は同じ・・・

うーんわかったようなわからないような

でも石油だってもともと植物では?

わからない・・・

食糧不足説もある

車のためにメシ食えない・・・みたいな

どうなのかそれは 

時代の流れだからハイブリット車にしてバイオガソリンで走るか・・・・

つーか車やめるか

 

その後海岸でロケ 

今日の海は何か人を寄せ付けない強さがあった

 

八潮団地あたりで車を降り

ウォーキング

天王洲から吐き出されてくる仕事を終えた人々の間を

しゃかしゃかと歩く

今日やるべきことを頭の中でまとめたが

結局ウディアレンの「マッチポイント」を見てしまった

 

3時だ

寝るか

 

 

2007年05月01日

 

数日いい天気だったのに

今日は雨なのだ

なんだか気分が塞ぐ

暗いことを考えてしまう

将来の健康に不安を覚える

だから毎日、飲んでいるものがある

各種ビタミン剤(特にE)

養命酒

黒酢

ウコン錠剤

たまにエビオス

ほんのたまにイヴ

多いなあ・・

そういえば大きな薬屋に行くのは大好きだ

カゴにどんどんあれもこれもとつめていく

カゴが一杯になっていくことに喜びを覚える

薬関係、風呂洗浄関係、キッチン関係、カビ取り関係、トイレ洗浄関係、洗濯関係、掃除関係、健康関係、関係関係・・・・

部屋に使ってない関係がどんどんたまる

カビキラーは3本

トイレマジックリンは本体3本、詰め替え4本

30ℓの東京都指定ゴミ袋は6パック

たぶん本当にカビを除去したいとか床をぴかぴかにしたいというよりも「持っている安心感」依存症かもしれない

子供の頃、ひたすら計画表を作るマニアで

「一日たった4ページやれば一ヶ月でこの参考書は終わる」

だから大丈夫

「4ページは約15分、一日6教科やっても2時間弱」

よしっ今日は遊ぶ(寝る)

結局計画表を立てたことで満足

「出来る」という幻想のみで自信を得て遊び倒し

計画はまったく成就せず

試験は迫り、一日のノルマは増え続け

計画を直し続けるが

自分の弱さを切開せず、現実から逃避し

最後は破綻・ギブアップ

当然、多くのチャンスを逃しまくり失敗の人生

ううっ

無計画な買い物が好きだということと

ちょっと関係ないがなぜかそんなことを思い出した

ひとことで言えば

「計画好きの無計画」まるでだめな社会主義国だ

ううっ

だめだ雨の日は

傷をなめあう友にメールだ

そして酒だ

いやいや逃避せず仕事しろ

いいかげん大人になれ

 

2007年05月04日

連休中

連休中なのだ

あまりにも天気が良くて歩いてばかりだ

やることだらけなのに

Tシャツ一枚は本当に気持ちがいい

昨日CD屋で適当に買った廉価盤・輸入盤を聞きながら歩く

オールマンブラザーズバンド、ライクーダー

なぜかクラッシックでブルックナー、マーラー、シューベルト、ショパン、グリーグ、チャイコフスキー・・・めちゃくちゃだ

これが気持ちがいい

どんどん歩けてしまうのだ

そして途中買い物をしてちょっと重いなあという紙袋を

ダンベル代わりに持ち上げながら歩く

何度も持ち上げ、持ち方を変え、

歩きつつ腕と腹の皮を鍛えた(・・つもり・・・たぶん)

さて

仕事仕事

なんじゃそりゃ 

 

2007年05月09日

五月

晴れが気持ちいいなあと思っていたら五月なのだった

 

毎日いろいろな出来事が起きる

平穏な日は少ない

なにしろ心が揺り動かされる出来事が多い

笑ったり怒ったり不安定だ・・・

ちょっとした一言で晴れたり曇ったり・・・

やっかいだ、人生は

五分おきにやっかいだ

 

落ち着くために歩く

そしてもっと落ち着くために映画を見るのだが

よく出来た作品にはより激しく揺さぶられ

まったく逆効果だったりする

 

「ゆれる」

「9lives」

「ブロークバックマウンテン」

「バベル」

 

ここ何日かで激しく気持ちが落ち込んだ作品

仕事を続けていくのがいやになる

もともと自信など微塵もないのだから当然か

映画に“殴られる”

イテッ

逆によしっがんばんべーと思う作品もたくさんあるのだが

なにしろ勉強不足を痛感する

たぶん一生痛感し続けるだろう

映画を見るのはしんどい

それでも明日は来るのでなんとかしてほんの少しでも気持ちを持ち上げる

そして現場へ行く

 

 

今日はこれから新幹線で太平洋と向き合う都市にロケハン

日帰り

撮影再開も近い

 

昨夜はロケハン後、ソウルメイト Uプロデューサーと渋谷で痛飲

なんだか元気をもらうのだった

 

 

2007年05月14日

窓を開ける

あまりにも空気が気持ちいいので

つい窓を開ける

寝ているときも開けたいくらいだ

無用心だから開けないけど・・・

いろいろ考えなければならないことが山積みだが

窓を開けると忘れてしまうのだった

いい加減な季節だ

 

新しい服と靴をおろしたついでに

眼鏡やケイタイを新調したい

白山眼鏡店やドコモショップに行かなくては

 

ケイタイはなんだか新しくなりそうだからもう少し我慢するか

てか毎年リニューアルでついていけない

種類も多すぎて・・・

ずっとドコモだから変えるのもめんどう

機種が変わっていく魅力はあるがもう少し長持ちするといいなあ

何しろハードに使うからよく壊れる

ケイタイも必要な機能だけをばら売りしたりカスタマイズできるといいなあ

 

 

 

白山眼鏡は逆にずっと同じデザインでいい

気に入っているフレームもひとつだけ

シンプルで強い

レンズの色を変えて3種類使っている

メンテナンスもよくすばらしい仕事をする

変わらない魅力

眼自体は著しく老化

だからしっかりした眼鏡が欲しい

どちらも「極めて必需品」

付き合わざるを得ないからついついしっかり考えてしまう

 

 

撮影は続く

台本と向き合う日々

 

 

2007年05月22日

進む

撮影は進む

街かどやら公園やら海沿いやら相撲土俵やら・・・

そしてストーリーはとんでもない方向へ

ギョッ

 

 

ついに渋谷の白山眼鏡店で眼鏡を新調

まだ完成まで時間はかかるが

見てくれはほとんど同じだがまったく素材が違うフレーム

いつものように丁寧に対応していただき

オーダーさせてもらった

たぶんほとんどの人は気付かないだろうが

自分的には「新しい世界」なのだ

 

の、帰りに渋谷でFenderのTシャツショップ発見

思わずオトナ買い

そんなマニアックな店やっていけるのか

今年の夏は二日に一回 胸にFender うひひ

 

の、帰りに新デジカム購入

NikonのCOOLPIX P5000

いまいろいろ実験中だが

なかなかのマシーン

10.0メガピクセルでマニュアルモード様々

ずっとうまくいかなかった“太陽直逆光”がいいカンジ

まだ買って4日だが

天気もいいのでもう300カットほどストック

空趣味も再開しないと・・・・

膨大すぎて選べなくなる

 

 

年末から来年にかけての計画がぐるぐる飛び交う

秋公開の二本の映画もそろそろ公けになりそうな・・・

今年後半は“進む”

 

2007年05月27日

とある太平洋岸の気持ちのいい都市でロケ

3階建てのビルの3階に撮影ベース

大概、狭いところに私、記録、VE、照明、録音、現場編集などの人間が集うのだが本当に狭くて

閉所恐怖症の記録オクダイラはたまに呼吸がきつくなったりする

でも昨日今日は広~い和室(宴会場)にベース設営

カットの合間や休憩時は窓辺(ロミオとジュリエットみたいな)に座って空を見る

海に近いからだろうか本当に風が気持ちよかった

ついつい深く呼吸する

凝り固まっていた肩が楽になる

日向は暑いのだろうが室内は程よい温度が心地よいのだった

季節なのか地域性なのか、得した気分

 

あわただしく自分のパートを終え

ソッコウ東京に戻る

食事をすることを忘れていたので駅で皿うどん

酢だらけにして食う

この数日格闘していた台本の印刷を受け取り

荷物を置いてウォーキング

先ほどの街とまではいかないが東京もなかなか気持ちいい

軽く汗をかいて次回作の脚本の研究に入ろうとしたが

なんだか気になることが次々と

中断

 

眼鏡もデジカムも新しくしたので

次はケータイか

新しいSHかNか悩んでいる

何しろ画面が大きいものがいい

あとタフなカンジのものがほしい

実際手に持ってみなければわからないから店頭に行こう

 

 

今、撮っているものもあと数日で一区切り

休む間もなく次の撮影に突入

様々な計画の控える夏を越えると秋も新作の予定

そして次の季節も・・・

うかうかしていられない

日々学習

 

 

2007年06月01日

なんだか雲が面白いのである

子供みたいに見つめてしまう

そしてデジカメを買い変えたことを思い出し

撮りまくる

昨日はロケハンである県の奥にある田んぼ

これがなんともいえず気持ちよく

温度といい風の心地よさといい緑の強さといい

水の匂い、植物、土の匂いといいすばらしいところだった

まるで幸せな時代の「風の谷」だ

あいつが飛んできそうだ

それに、雲、だ

これから夏に向けて“殺人的”になるかもしれない太陽が

まだ優しい表情で雲間にいた

撮りまくる

眼がうれしい季節だ

 

 

でもこの心地よさの中に“未だ見ぬ”次の過酷な季節が内包されている

文明の結果とはいえ穏やかなものであって欲しいと願うが

無理な話か

因果応報か

 

かなり珍しいタイプの撮影のロケハンをしながら

そんなことをちらほらと

 

 

 

その後ついにケータイを新調

買ってすぐはちょっと「不安」

(いろいろな意味で、もしかしたら“スカ”か?とも思ったが)

二日目の今は徹夜で解説書をマスターし

ちょっと面白くなった

最大のポイントは、画面がでかい

発色がいい

これはナイス!だ(死語)

ほかにもいろいろびっくり便利ポイント発見

一世代前の機種の方がいいポイントもあったりするが

ケータイは不思議な成長をとげてるな

成長しすぎでユーザー無視のところもあるが・・・

SH904i

よさがわかるのはもう少し先か・・・

 

 

夜本多劇場で大人計画

「ドブの輝き」

面白かった~

なんだか懐かしいムードだった

理屈抜きだった

こんなにメジャー劇団なのに

これが出来るのはすごいなあ

なんだか涎がでた

 

 

 

次の企画の撮影準備進む

またちょっと遠くへ行くことに

関連ない様々な事象をつなげてストーリーにする

そしてそれを具体的映像、人の動きにしていく作業

一番楽しい段階

いろいろあるが前へ前へ

 

 

 

この先放送、公開になる作品が多い

緊張する

どれも仲間たちと苦労した作品だ

多くの方にご覧いただきたい

 

そして「大作」の撮影もその先に・・・

襟を正し学習あるのみである

 

 

明日は故郷 名古屋の超名門学校

東海中学・高校に呼ばれちょっとした講演会

学生さんが企画・主催して

たくさんのゲストを呼んで

「知の学園祭・一般参加オッケー」みたいなイヴェント

『サタデープログラム11th』です

ちょっとびっくりするぐらい知的で多彩な催し

呼ばれることも光栄だが

どんなんだか見てみたい

アサイチで行きまっせ

名古屋でお暇な方は明日は東海中学・高校へ!

 

 

 

2007年06月03日

旅旅旅

昨日は名古屋

東海中学の講演

たくさんのお客さんや我が同級生や仲間が集まっていただき感謝

楽しく喋ることができた 

面倒を見てくれた聡明そうな中学生達に感動

ちょうど中学生がテーマの作品を夢想していたのでじっと見てしまう

まだ成長の過程、身長もまだまだ

なんだかガリバーな気分 

東海中学といえば何しろ名門

今日一日、同時にたくさん講座の内容、キャスティングも自分達で考え実行しているらしい

いいことだ

集客も生徒ばかりではなくほとんどがオトナ

イベントが回を重ねて市民に浸透している証拠だ

すばらしいことだ

いつも接するオトナ達ばかりでなく

“新鮮なオトナ達”に出会うことで、生きる道は一つではないことや反面教師の存在や自分の現在地がわかればいいと願う

 

終了後

9月1日、2日にやはり名古屋のテレビ塔近辺でやるイベントの打ち合わせ・取材

「サカエシネウォーク2007」詳しくは www.cinewalk.jp まで

簡単に言えば60秒勝負の自分プロモーションビデオの映像コンテスト

私は審査委員長といったところか

(審査委員がどれだけいらっしゃるかわからんけど・・・おっと名古屋弁)

誰でも応募でき優勝すると賞金ももらえる

「文化不毛の地」といわれ続けた名古屋

マニアックで強い自分ビデオ、たくさん見てみたい

 

 

今日からかなり遠くのロケハン

相当遠い

2泊だが移動に時間がかかる

毎日、旅だ

 

一昨日は青山円形劇場でナイロン100℃の

「犬は鎖につなぐべからず」

私のような凡人の思い込みやベタな感想を木っ端微塵に打ち砕くケラさんの舞台だが

やはり木っ端微塵だった

何しろ“綺麗”なのだ

台詞が

装置が

動きが

配置が

衣装が

振り付けが

間や時間が

とにかく綺麗

転換も見事

これこそが「東京演劇」

私のような地方出身者では触れない世界

いやあまたしても涎だ

 

 

つーワケで

しばらく旅

旅の途中でやっつけなければならないこと一杯

荷造りしないと

靴決めないと

 

2007年06月07日

涼風

窓からの涼風が心地よい

遠く北関東では土砂降りの雷雨らしいが

東京は気持ちいい風が吹いている

 

遠くのロケハンから帰る

詳しくは書けないが実り多いロケハン

たくさんの新しい仲間が出来た

撮影が楽しみだ

 

 

映画「包帯クラブ」の公式HPから行ける筑摩書房・松田哲夫氏の

『「包帯クラブ」との長い旅』に感動

細かな観察眼で正確な現場レポートを書かれ、

暖かい視線で関わった人々を描く

読むにつけこの原作の映画化に関われてよかったと思う

自分自身では客観的な“自己評価”は出来ないが

作品の発起人のお一人である松田氏からこのような暖かいお言葉をいただくと本当にうれしい

なんだか先生にほめられた気分

学生時代ほめられることはめったになかったので

非常にうれしい

ありがとうございます

 

2007年06月09日

ライブ

8日夜渋谷AXにて安藤裕子ライブ

映画「自虐の詩」の主題歌をお願いした

(彼女が私の作品で歌うのは3作目)

その縁でウエダPと中谷さんと隣り合わせて見る(聞く)

安藤さんのライブはもう何度見たかわからないが

見るたびに「来てよかった」と思う

そして幸せな気分になる

特に映画の主題歌の「海原の月」

これは泣けた

とにかく歌、詩、曲、キャラ、パフォーマンス、バンド、照明のすばらしさは私が語るまでもなく「誰もが認めざるを得ない魅力」が炸裂なのだが

何より1000人ぐらい人がいるのに

『一対一』になれることが私の感じる一番の魅力だ

今夜もツアーの最終日らしいがきっといいステージに違いない

 

 

今日は昼から次回作のながーい打ち合わせ

夕食を食べ忘れる

 

 

細かいことをいろいろと

ほんとに細かいこと

 

テレビを見て

「マッスルトレーナー」という履くのにも一苦労の重ーいスニーカーを通販購入

手で持つと重い

履くと背が何センチか高くなる

早速昨日30分チャレンジ

30分で水泳38分のカロリー消費(個人差アリ)だそうだ

早速歩き出す

重い

歩くのがやっと

もちろん信号が変わりそうになっても走れない

汗が出る

きつい

要するに“鉄下駄”か

しかしなんだかだんだん使命感がわき

結局1時間近く歩く

へとへとだ

「品川で鉄下駄履いてるの俺だけか、だろうなあ・・・」 

今日はふくらはぎが痛い

果たしていいことなのか・・・・

まあ、続けることだね

 

 

なんて書いてるうちに日が変わりそうだ

今日は昨日に

昨日は一昨日に

どんどん歳を取っていくのだった

 

2007年06月11日

きつつき

天気もよくないが、きつつきのようにこつこつと

仕事をこなしている

きつつきはカワイ過ぎるか

“こつこつ”のイメージなのだが・・・

じゃ

天気もよくないが、オオアリクイのようにバクバクと仕事をこなしている

・・・・

いや、オオアリクイであっても食べるのはあくまでアリなのでバクバクではないか、

ぺろぺろと仕事をこなしている・・・・

なめちゃだめだ、仕事を

では

天気もよくないが、回し車を回すリスのように仕事をこなしている

・・・・ 

なんでそんなにかわいいんだ

どんどん遠ざかっていく

もういい やめ

 

 

 

 

ひさびさの編集家族

今宵のメニューは???

 

 

 

松尾スズキさんがスーパーバイザーの季刊「hon-nin本人」で連載させてもらっていた小説「ロングヘアーボーイ 市ヶ谷編」が完結

書店にて発売中です

読み応えのある中身ぎっしりの総合文芸カルチャー誌

私の書いたひどい文章も我慢強く連載していただいて感謝!

ぜひお買い求めください!

 

 

2007年06月13日

夕陽編集室

夕陽が椿山荘の丘に美しく沈む

どんどん色彩が変化し

入梅を控えた細い雲の陰影が推移する

一日中編集室にこもっていたことも忘れ夢中でシャッターを切る

この7Fのベランダは絶好の空趣味撮影ポジション

空の大きさが足りない時は

一階上の屋上に上がる

360度の抜け

天候が急変すると必ず“雲見”を する場所だ

 

で、今日はその屋上の一角ですき焼き

なぜかすき焼き

編集家族もいろいろトライ

 

 

昨日、渋谷で打ち合わせの前に

Fenderのショップ(衣料品のみ)に寄り

またTシャツとキャップをオトナ買い

キャップはいつもは被らないのだが

○に☆にFenderのロゴ入り夏キャップをゲット

なまらかわいんでないかい

まあ、私に似合うかどうか別だが・・・

とにかく気に入りました、このお店

もう毎日Fender

アタマと胸にFender

しまいにかばんもギターケースにするか

(大学時代は実際にそうしていた、中身は下着とか缶詰とか・・・)

マーチンのアコギといい恨みを晴らすように少年時代の憧れブランドをゲットする今日この頃

まさに“オトナ買い”・・・・

もう青春はもどらへんてぇ

悪あがきはよしゃーて

 

 

明日から梅雨入り?

 

 

 

 

 

 

2007年06月15日

ブログ

 

 

人のブログは読まないことにしている

ほとんど他人には興味のない出来事が多いし

(私のブログもその典型だ)

評論も救いのないものだらけ

(それが評論の本質か)

またいい文章を発見すると自分の表現力のなさがいやになってしまう

(そりゃ勉強をしなかった自分が悪い)

個人の呟きが無数にあるやっかいなメディアである

(それがブログさ)

mixiにいたってはその“開かれた”排他性に恐怖すら覚える

(友達いないから)

 

 

でも例外が数人いる

尊敬するケラリーノ・サンドロヴィッチ氏のブログは更新もマメで興味深いことだらけ

正直で強気でアグレッシブで優しい

日々の創作のご苦労と交友記

多くの人々の中での孤独

もちろん芸術性では彼岸の方であり

私なぞと同列に論ずるべきではないが

共感できることが多い

最近のお言葉であまりにも感動した一文を無断掲載させていただきたい

人に見せる作品を作る者として心に留置きたい名文・・・

 

「作品の中に全てがある。

作品がすべてを救ってくれる。

もちろんそれは妄想だろうが、妄想から醒める暇もなく、ひたすら、作る。作り続ける。

そうして、気がつけば死んでいるのだ。

それはそれで素晴らしい人生ではないか。」

 

こうありたいと思う

死ぬことも忘れて作り続けたいです

 

 

 

今日も編集

せっかくの晴天なのに

もうすぐ怒涛の撮影の日々

 

 

 

2007年06月18日

鉄下駄

昨日も“鉄下駄”ウォーキング

ストレッチし余裕の歩幅でゆっくり歩く

でも30分が限界

汗が大量に・・・

これはクセになる

なんだか“相当いろいろやった”感がクセになる

実際の効果はどうなのか?

今朝は早朝からロケハンでちょっとした山道を歩いたが

なんとすいすい登っていけた

おろっ

もしかしたら・・・

毎日やって「鉄下駄日記」にするか

 

広大な廃墟のテーマパークをロケハン

まさに「夢の跡」

歩きながらここはこれからどうなるべきかを考える

もう一回リニューアルして同じようなものを作るべきか

(でもかなりアイデアに富んでないとまた同じ失敗を繰り返す、いっそ廃墟を売りにするとか)

気候もよく起伏に富んでいるから高齢者向けの広大な国なのか

(これはよさそうだ、セカンドライフには素晴らしい気候だ)

不法滞在者を囲って本当に別の“国”を作るとか

(それはヤバそうだ、皆で干物を作ったりして)

巨大ななんでもアリの撮影所を作る

(大爆破とか・・・ぜひ作って欲しい・・東京都は掛け声ばかりで異常に映画に冷たいからね)

都心に雲をつくビルもいいけれど

“洒落た場所”もほしいやね

 

さて今日の編集家族は

「屋上しゃぶしゃぶ」

いかがなものか

 

 

2007年06月20日

佐野元春

 

昨日は昼間 モロ白金!ザッツ白金!みたいな場所で

一生こんな豪奢なマンションには住めないないなあという部屋をロケハン

撮影という仕事は自分の人生とは縁もゆかりもない場所にジーパンでずけずけと入り込んでいく仕事

いいのかなあ・・・礼儀正しくなくては・・・と思いつつも

興味津々でガン見

 

 

その後、「包帯クラブ」の打ち合わせで汐留 D通

超高層ビル超ハイソ超巨大代理店

どんなに勉強してもなかなか入れない会社

本来なら自分の人生とは縁もゆかりもない場所だが

最近縁もゆかりもできて時々お邪魔する

どうでもいいことだが会議室にデリバリーできるイチゴシェイクがバカウマ

昨日は2杯平らげ、3杯目をすすめられたがハラこわしそうだったのでやめた

 

 

その後、「自虐の詩」の打ち合わせで松竹

一階のロビーのポップコーンの匂いがいつもやばい

買って食べようかと思ったがぜったいハラこわすからやめる 

粛々と打ち合わせ

 

 

その後、同席していたTBS Uプロデューサーを渋谷爆発事故のニュースを見ながら赤坂送り

 

 

会社の近くで別の打ち合わせ

 

 

夜、鉄下駄スニーカーでTSUTAYA

DVD、CDもろもろゲット

 

中でも佐野元春のアルバム「Coyote」

聞き捲くる 

聞き惚れる

 ‘80年代の“あの頃”のざわざわとした感触がよみがえる

ナイアガラトライアングルからずっと常に“かっこいい”

はっぴいえんどが上京のきっかけなら

NYにイカレタのは佐野元春が原因

私を形作る因子のひとつだ

私の思い描く“都市”の一部だ

大音量で車で聞く

詩が突き刺さる

「もしも君が気高い孤独なら

その魂を空に広げて

もう一度

どうしようもないこの世界を

強く解き放たってやれ」

「天気を気にするのはやめて

今を歩いていけばいい」 

“あの時”勇気付けられた記憶が二重写しになり

また時を経て現在性のメッセージがそこにあった 

聞けば聞くほど“重要なことは回想や評論ではなく現役でいることなのだ”と語っているように聞こえる

また生きようと思う 

 

 

 

今日は朝から撮影所でたくさんの用事をこなす

そしてまた編集室

 

 

2007年06月24日

夜明け

また忙しい日々が戻ってきた

連日、撮影・編集の日々

5時起きだったりすると睡眠時間も少なめなのにあまり深く眠れない

3時とかに目が覚めて、夜明けの写真を撮る

昨日の夜明けは素晴らしかった

ここ何年かで最高の朝焼け

200枚ほどシャッターを切るがみなニュアンスが違って

“再現できない”“一回性”の風景が撮れた

睡眠不足も吹き飛ぶ

(昼間は辛かったが・・・)

一日18時間ぐらい人間を相手に生きているが

(まあ一人ぼっちの夢はあまり見ないからもしかしたら一日23時間程度ともいえる・・・)

たったの30分大自然の営みに圧倒されるだけで

ストレスの多くから自由になれる

空の色彩を感知する朝焼け警報機があったら買うな

 

ドラマ「スシ王子!」の仕上げ進む

なんだか「やばい面白い」のだ

 

 

2007年06月28日

ぶわーっと暑い

・・・のだが言ってみたところでどうしようもない

エアコンつければいいのだが

自分さえよければいいのか・・・とためらう

だから窓を全開にして

限りなく服を脱いで(パンツ一枚だ)

動かないようにする

しかたない

そして冷そうめんだ

えだまめだ

花火と蚊取り線香だ

これが夏なのだ

子供のときからこんなカンジだ

50回も同じ季節が来ることに感謝だ、自分的に

暑いけど幸せだ

あと何回この幸せを味わえるのか・・・

 

 

数日撮影

ちょっと休みの繰り返し

週末から遠方にロケ

撮影は楽しく

ちょっとしたスパイスでとんでもなく面白いシーンになる

俳優達の個性に感謝

スタッフの忍耐に感謝

 

 

2007年07月01日

ロケで

かなりの遠方に来た

風が気持ちいい

 

旅は嫌いじゃない

不安定な精神状態がいい

どこでもない場所でどこにも所属してない自分がいる

(実際はそんなことない はっきり特定できる場所で しっかりIDがある私)

でも自分の生活区域ではないことが“境界線上”を意識させる

このままさすらってしまえばいい

今が新しい人生のチャンス・・・

いやいや、もどってこつこつやるべきだ・・・

答えが決まっている葛藤

ウォーキングを何キロも

歩く歩く

見知らぬ街角

想像の連続

たかが知れている冒険

そして空を撮りつづけ・・・

ケイタイの電源を切りたいがついつい依存

結局、「日常の延長線上の安全な非日常」

 

 

 

 

 

 

 

2007年07月06日

今回のロケの大きな山を越える

超えてもまた次のもっと大きな山がひかえている

その先にはもっともっと・・・・

しょうがない

そのような仕事なのだ

山と山の間の小休止が楽しい

呼吸ができる

いっぱい酸素を吸ってみんなで次の山へ

 

 

撮影の合間にヘアーメイクのスタッフに髪を切ってもらう

流石に瞬時に頭の形を見抜き

適切な髪型を作ることを毎日やっている人は

うまい

そして早い

ありがたやありがたや

ちょっと長くなりすぎてもてあましていたので助かった

 

やはりロケでは食べ過ぎる

いけないいけない

一食抜こうとするがうまくいかず

(って欲望に負けているだけじゃん)

なんだかなまる体

なまらなまってるんでないかい

 

2007年07月10日

MA

 

ドラマ「スシ王子!」の第一話が今日のMAでいよいよほぼ完成

ずいぶん早い時期から撮影していたので感無量

関東地区では7月27日夜11時15分から放送スタート!!

(各地で放送日時が異なります)

「トリック」がはじまった枠であり大好きな時間帯

スシと武術をテーマに

ドラマでは宮古島から気仙沼、勝浦、東京と話が進み

来年は「銀幕版」も公開!

もともとは撮影中のロケバスの中で思いついた企画

たくさんの方のご理解でここまで話が膨らんでびっくりなのだが

ぜひ多くのみなさんにご覧いただきたい

週末にぴったりのとても楽しい作品です!

「スシ王子!」

どうぞよろしく!お見知りおきを!

 

 

ちなみに関東地区では7月14日深夜25時55分(各地で放送日時が異なります)から「スシ王子!全部見せますスペシャル」がオンエアー

こちらも見てね!

 

 

 

 

そして9月15日映画「包帯クラブ」公開

10月映画「自虐の詩」公開

どちらも素晴らしいキャスト、最高の仲間と丁寧に作り上げた作品です

こちらもよろしくですです!!

 

 

 

 

久々にロケ地から東京に戻ってきた

なんだか涼しくて・・・

朝早く目が覚める

今朝はつい買ってしまった「ビリーズ・ブート・キャンプ」の一枚目(何枚かある)に挑戦

55分の内容のうち25分あたりであきらめかけ

ビリーの呼びかけで起き上がり

“敵をイメージ”し“笑顔を見せ”“声を出し”ながら再チャレンジ

もちろんヘロヘロでまったくついていけないのだが

全身汗!汗!汗!

終了後には約1キロ体重が減っていた(ような・・・始まる前に測っていなかったので想像です)

まあ辛いが毎日やれば確実にシェイプアップするだろうなあ

でも無理だろうなあ・・・

ヴィクトリー!は厳しいなあ・・・

そういえばウエダPもチャレンジしてたが続いているのだろうか

さっき衣装合わせで会った堤劇団座長、タイツマンでおなじみのSET野添さんは「ビリー~」で5キロ痩せ、体脂肪率が激減したと言っていた

確かにすっきりしていた

むむむ

がんばろう・・・・かな

鉄下駄スニーカーもあるし 

ばかだなオレ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2007年07月15日

台風

台風4号が接近している

ニュースはずっとまるで巨大な眼のような赤い“恐怖の丸”を流し続けている

965ヘクトパスカル

具体的で抽象的な“暴れる大気”

今年は連続するのか

そして各地の雨、波の様子

御前崎、由比町

各地の空港、駅、港・・・

例によって欠航、通行止め、運転見合わせ

例によってずっとNHKを見続けるオレ・・・・

眠い

でも例によって見続けるオレ・・・

 

関東はこれから通過(予想)

窓を開けると空がゴオオオォとうなっている(ように聞こえる)

雨も強いようだがまだ本格的ではない

予想進路によると東の洋上に行きそうなのだが

どうだろう

 

とにかく台風から眼が離せない

どどどどどっどー

 

台風がどうであれ

今日も仕事

今日は多摩川沿いの撮影所なので川の様子が気になるところだ

たぶん見に行くのか、オレは・・・・

その撮影所の前に「ラーメンかわ」というシュールな店があるが

本当に多摩川の土手のすぐ内側で

やはり台風情報をオヤジ(orおかみ)は見続けているだろうか

 

そして夕方からはやはり都心の川沿いの編集室

昔は氾濫で有名だったポイント

ちょうど編集室のあるビルの真下に周辺の高台からの雨水が集中する放水路があり

一気に水かさが増し

私が車を止めている駐車場を脅かす

やはりずっと様子を見るのだろうか オレは

 

 

とにかくすでに多くの被害が出ているようだ

充分に警戒してください

 

 

昨日は夜明けから脚本書き

へとへとになるも昼過ぎからはずっと社内で打ち合わせ

夜、スケジュール会議

学習すべきことが大量にある

読むべき本も

 

 

そして今とりかかっている作品はいよいよ佳境に突入

苦しくも楽しい日々が続いている

低気圧に負けないぞ

どどどどどっどー

 

 

 

2007年07月19日

一杯のワイン

撮影が早く終わって

一杯の残り物のワインを飲んで日記を書く

残念ながら決して休息時間ではない

DVDを三本見なくてはならない

小説を読まねばならない

見直す「大きな話」の脚本ひとつ

深く研究すべき「大きな課題」ひとつ

何よりも明日早朝から、いや来月までずっと続く撮影の準備の詰めもある

混乱する様々な事象

現実的な事象

要求される社会的責任

それは決して「楽しいこと」ばかりではない

 

でも前向きに・・・

作品と向き合うことでしか自己表現できないので

黙って作品を作り続けたい

 

昨日、旅の途中で見つけた“やるべき企画”の取材で得がたい体験をした

今までの自分の人生でまったく死角となっていたこと

商業的作品性とは無縁だが

語るべき時が来ると信じる

想像も出来なかった方向の企画・・・

 

こつこつと一歩ずつ

拙い能力だが全力で取り組みたい

 

ということでぼおぉぉっとできないのだが

結局ワインを飲んでテレビを見ながら日記を書いているワシ・・・

明日も5時半起き

たぶんこのまま寝るな、ワシ・・・

 

 

いよいよドラマ「スシ王子!」27日より放送スタート!

まずは宮古島編!

夜11時15分!テレビ朝日系! (いろいろ放送時間が異なるのでHPでチェック!)

見てや!!

 

 

 

2007年07月22日

オフィスクレッシェンドマネージメント部?からの緊急告知!

いよいよ今週(一部地域を除く)からテレビ朝日系にて
金曜ナイトドラマ「スシ王子!」の放送が始まります!
注)一部地域により放送日時が異なります。ご注意ください。
それに伴い、第1話放送の今週金曜日に堤幸彦監督がJ-WAVE(81.3)に生出演します。
「e-STATION GOLD」(11:30-16:30)内“TVien☆tREsbien(テレビアントレビアン)”
場所は六本木ヒルズ内J-WAVEサテライトスタジオ
堤監督の出演時間は12:20〜12:40です。
みなさん是非ご視聴ください!
サテライトスタジオからの放送なので生堤監督が見れるかも!?
詳しくはhttp://www.j-wave.co.jp/original/estation/

続いて、7/20から全国ローソンに置かれているFREE DVD MAGAZINE“codeNEO”
今回の8月号に映画「包帯クラブ」の特集と堤監督のインタビューが収録されています。
無料ですので今すぐお近くのローソンへダッシュ!!
詳しくはhttp://codeneo.jp

最後に「スシ王子!」番宣番組のお知らせ!
スシ王子こと堂本光一さんや河太郎こと中丸雄一さんや堤幸彦監督が、
『スシ王子!』に絡む謎のキーワードを次々と解説する?内容。要チェックです。
(1)7/23(月)25:51〜
 ※「全英オープンゴルフ」が延期になった場合、放送がなくなる可能性があります。
(2)7/24(火)26:11〜
(3)7/26(木)26:11〜
※この番組は、関東地区(テレビ朝日)のみの放送となります。その他の地域では放送さ
れませんので、予め御了承下さい。
詳しくはhttp://www.tv-asahi.co.jp/sushi-oji/

2007年07月26日

スシ王子!

 

今週金曜日より放送開始!(各地で放送時間が異なります)

ドラマ「スシ王子!」どうかよろしく!!

 

 

この数日激務で相当へとへとなのだが

不思議とアタマはすっきりなのだった

忙しい時期は体を動かしたりストレッチしたりする暇すらなく

どんどん“座り達磨”になっていく

もともと達磨は座っているから座り達磨は頭痛が痛い状態でなんだかへんだが、あくまでイメージである

すげえ長いこと座ってますよ~・・・みたいな

 

一日中狭い撮影ベースで、何年も使っている布椅子に座って、モニターを通して「世界」を見る

それが何時間も何日も何年も続くと

座っている人間というよりも

“撮影する純粋精神”みたいなものになっていて

なんだか抽象的な概念のように自分がなってしまうのだった

まるで座禅を何年も続けていくと

座った瞬間、仮死状態になり

精神的にも“何も考えないことを考える”抽象になっていくことと似ているような気がしたが

そんないいものじゃない

そんな涅槃なものではない

単にナマケモノのように動きを最小限にして

エネルギーの消費を押さえ

眼と口と耳だけの活動を出来るだけ長く続けられるように

必要充分進化をしたようなものか

まるで映画を撮るアタマがついた腔腸動物だ

なんだそりゃ

想像しづらい

 

月曜日は午前中からバクバク撮影

映画「包帯クラブ」の記者発表が

東京ミッドタウンという素敵すぎる場所で・・・

その後、原作の天童さんと「王様のブランチ」用対談

私なんかと真摯におしゃべりくださったことを本当に感謝

しかもたくさんお褒めいただいて恐縮

このプロジェクトに参加できて幸せだ、と思う瞬間でろでろな表情になっている自分に気付いた17時ちょうど・・・

とブランチ風に語ることに意味はない

その後、私の“全てを知る(笑)”ライター・キマタ女史によるインタビュー

彼女の顔を見ているとなんだかつるつると喋り続けてしまう

不思議だ

魔法だ

夕方、東映で完成披露試写舞台挨拶

いつも思うが照れくさい

 

夜、先の企画の長い打ち合わせ

疲れていたが身が引き締まる

ちなみに引き締まったのは気持ちだけで体型は、もちろん同じ

メタボリ

 

翌日火曜日

午後ドラマ「スシ王子!」記者発表

大勢お越しいただいて大盛況

プチ寿司対決というイヴェントもあり楽しかった

・・・の余韻も消えぬまま撮影、撮影、撮影

 

そして連日

撮影、撮影、撮影・・・

徹夜同然も多い

がんばっているスタッフに感謝

キャストに感謝

まだまだこの旅は続く

がんばんべー

 

 

2007年07月31日

スシ王子!は今週も!

 

今週も同じ時間にオンエアー!

ついに因縁の寿司対決へ!

ウオノメ症候群克服できるか?!

よろしくです!!

 

 

いろいろ騒がしかった先週末

ちょっと珍しいところでロケをしたり

脚本と向き合ったり

そうめんばっかり食べてたり

雨も降ったり雷もなったり

選挙だったり、結果すごかったり

編集編集だったり

ばたばたと落ち着かないのだった

 

明日からはかなり大変な撮影に突入

心してかかるべし

「相手がして欲しいことを見抜け」

 

2007年08月04日

たしか

 

 

たしか次とその次の「スシ王子!」は

テレビ朝日では30分遅れの23時45分スタートのはず

要確認!

情報を握ってやる!

 

 

ディープな撮影が何日か続いてかなり肉体的にマイッテいる

撮影自体はキャスト、スタッフの素晴らしい働きで大成功

ただ疲れたのだった

気分転換に一日歩いたり山に登ったりしたいがかなわず

月曜日から空気清浄なる場所でロケがあるので

少し楽しみだが

うまく撮れるか不安

 

 

暗い気持ちのときは昼寝

10分寝

無理して起きてると気が短くなる

 

そして寝る前の一杯のお酒

陽気に眠ること

たった3時間でも

 

 

よしっ

 

 

2007年08月12日

久々の更新

なにしろ忙しかった

例の「撮影をする腔腸動物」になっていた

毎日現場編集の上がり具合だけが生存の証だ

撮ったものをその場で繋いで見る

直す

また撮る

繋ぐ

見る

入り口と出口が同じ

釣ってすぐ捌く

海がつけ場さぁ~

そして次の作品のイメージが浮かんでは消え・・・

私が座っているモニター3台

トークバック付きの撮影ベースで

思考は目前の怒涛のカットの嵐と

近未来の作品の構想

すぐ近くにいる何十人かのスタッフとトランシーバーとトークバックでのみ会話

電気信号でのみ伝わる僕の声

ケイタイで繋がるそれ以外のたくさんのスタッフ

繰り返される画一化した食事

つい手を出す差し入れ

断続的居眠り

交互に何度も来る昼と夜

プライベートも押し流される時間の津波

人はこうやって壊れていくのか・・・なんて迷路に入り込みそうな恐怖感

喜びと嘔吐感

自信と喪失

未来と過去

疲労と開放感

そんなこんな対立概念が入り乱れて一日を形作る

数日前の撮影でうっかりやってしまった右手の火傷も痛くて

否定的な精神状態をより否定的にする

木造のトイレに一人座り自分を取り戻す

5分

何分も手を洗う

ともあれ

すこし「すっきり」しないといいアイデアも浮かばないのかな

ぼおっとするか

4時間でいい

空と向き合うか

ドラマ「スシ王子!」放送中!

映画「包帯クラブ」9月15日公開!

映画「自虐の詩」10月公開!

今月末名古屋でイヴェント!

楽しみ!

2007年08月15日

目の前

 

萩の月

一日分の野菜

歌舞伎揚

まがりせんべい

黒烏龍茶

携帯電話

手帳

Ag

鉛筆削り

資料のでか袋三個

生活用品バッグ(薬とか実印とか宝くじとか)

目薬

ウエットティッシュ

スタバのフタ付マグカップ(中身日本茶)

頭痛薬

財布

本数冊

台本数種

地図

デジカメ

 

 

こんなもんだな

私の人生の全ては

10分程度で説明できる日常

 

 

編集編集

会議会議

 

 

ドラマ「スシ王子!」

毎週金曜放送中!!

気仙沼第二の対決!!!

 

映画「包帯クラブ」

9月15日公開!

 

映画「自虐の詩」

秋公開!

 

買い物行きたい!

 

 

  

 

 

2007年08月23日

またしても

更新できないばたばたな日常

先週末 撮影的に一区切りついたので

苦楽を共にした仲間と労をねぎらう

週の中ごろからめちゃくちゃ忙しかった

次回作の脚本打ち・調査・資料調べ

撮ったPVの編集

映画「包帯クラブ」の音楽をお願いしたハンバートハンバートの下北沢ライブ(素晴らしかった)

いくつかの取材

ドラマ「スシ王子!」編集

月曜日は別のPVの編集、打ち合わせで深夜まで

ソウルメイト・ウエダ氏と話し込んだり

一昨日は早朝より映画「包帯クラブ」福岡キャンペーン

いくつかの取材、出演、そして舞台挨拶

おいしいもつ鍋に舌鼓

熱帯夜の博多を一人散歩

屋台の明かりに魅かれるがホテルで爆睡

昨日早朝札幌に移動

おいしいさっぽろラーメンの昼食

いくつかの取材、出演(生の「駅スタ」は面白かった)、舞台挨拶

そのまま帰京

今朝早朝からはとある超メジャーアーティストのPV撮影で埼玉

宝くじの番号を見る暇もなく・・・

明日はお手伝いさせていただく劇団猫☆魂の舞台用映像撮影

彼らと知り合った最初の舞台「アンラッキー・デイズ」の再演が9月19日から青山円形劇場で

そのオープニングや途中で出てくる映像の撮影

「演技者」というドラマ枠でドラマにした経緯のある作品

面白いですよ!ご覧あれ!

今週末からは次回作ロケハンでまたまた遠くの地へ

来週末はまたキャンペーンで大阪、名古屋

特に私の出身地名古屋ではいくつかのイベントに出演

こうやって夏は確実に過ぎていく

いや人生が確実に過ぎていく

目立ってきた顔のシミがいやだ

2007年08月25日

MA

赤坂でMA 

ドラマ「スシ王子!」の仕上げ進む

後2本作ればシリーズ完成

続く「銀幕版」も作業に入る

がんばるぞ

 

昨日は灼熱の東京で撮影

冷房はいかん・・と思いながらついつい涼んでしまう

年々暑さがきつくなる

加齢のせいか?

頭を冷やさないと眠くなる

氷嚢とかプチ扇風機とかアイスノンとかヒエピタとか必需品だ

もしかしたら私のコンデションは同じで気温が上がっているとか・・・

まあ暑さだけではなく寒さも年々苦手になっているのだが・・

要するにロケはきついよね、である

軟弱だ

 

明日から三日間次回作のシナハン(脚本のための下見)、ロケハンで遠くの地

ずっと回ってみたいと思っていた場所

たくさん歩くことになる

暑いだろうが楽しみだ

明日から来月頭にかけて旅の日々

移動の途中の飛行機や電車や車の中では考え事に没頭できるから嫌いではない

本(脚本)も読めるし

 

先日東京~福岡~札幌~東京の移動中、飛行機のシートにはさまっていた機内ショップカタログで(これ見るの好きなのです)

『お掃除ロボット』を発見

円盤型で“留守中”ぐるぐる部屋を走り回り(同じところを4回行くらしい)

多少の段差も乗り越え

なんと終了後“自分で”充電ポイントに戻るらしい

すごい

つい購入してしまったのだが

しかし完全円形のお掃除君

理論上、絶対に“角っこ”は掃除できないよね

結局自分でやるほうがきれいだったりして・・・

うーん、でもまあ楽しみだ

 

指のやけどはやっと痒くなってきたので治る兆候にあるのか

まだ見た目は悲惨だけど

このやけどで絆創膏にも相当種類があることを学んだ

自然治癒力を高めるという、薬を塗らない不思議な絆創膏すらある

世の中いろいろある

 

 

ところで来週の皆既月食楽しみだ

以前は正月に天文年鑑を買い

月食やら日食やら流星群やら

惑星直列やらいろんな「食」やらをチェックしてたなあ

小学生のときは名古屋の天文台の『星の会』だったし

久々にその気分を思い出した

天気が良いといいなあ

 

 

2007年08月31日

旅の途中

名古屋にいる

映画「包帯クラブ」のキャンペーンだ

今日は取材をいくつか受け

夕方は「包帯クラブ」の試写会

夜は映画「自虐の詩」の試写会

名古屋の皆さん ありがとう よろしくです・・・だ

 

そして明日は午前中早めに中学の同級生で親友の税理士S君が住む一宮市の隣町のロケハン

午後「サカエ・シネウオーク」というイヴェント出演

一分で自分を映像で表現すると言う映像コンテストの審査員

応募された60本以上の映像を見続けた

これがなかなか面白かった

予想もつかない発想がいくつかあった

「一分作家」に会えるのが楽しみだ

場所は、大昔、学生時代のデートコースだったテレビ塔の北側

どなたでもご覧になれると思います

その後、その近くで名古屋の親友タダキ君とトークライブ

まとまりがつくのか 好き勝手に喋ります

どうなることやら

 

本当はその後テバサキでも食べながら

名古屋の映像関係者のみなさんと楽しく会食&飲み!

という予定だったのだが

現在最も信頼する仕事上のパートナー(愛知県出身)の御親族に不幸があり、駆けつけることにする

呼びかけてしまった皆さんすいませんでした

またの機会にやりましょう!

 

名古屋ではいつか映画を撮りたい

この街にはいろんな“思い”と“思い出”がある

辛いこともたくさんありやした

でもやはりホームタウン

いつかきちんと向き合いたいのだ

 

 

ドラマ「スシ王子!」

最終回まであと3本!

がっつりとご覧ください!

 

新作の本格的準備に入っている

学習・シナハン・ロケハン・脚本・キャスティング・スタッフ打ち合わせ・・・・

やること考えることだらけ

 

終わらない旅は続く

な~んてね

そんないいもんじゃないけど

 

2007年09月02日

旅は続く

ばたばたと旅は続く

この時間が今後の何かの糧になれば・・・

 

大阪、名古屋の皆さん、ありがとうございました!

 

さてドラマ「スシ王子!」

最終回までもう少し!

ご覧ください!

 

そして映画「包帯クラブ」

9月15日公開!

劇場へ!

2007年09月08日

旅の終わり

 

旅が終わった

いい旅だった

夜、会社に戻り、9月10月の細分化されたスケジュールに唖然

仕方ないのだが、仕方ない

その後の自分の人生を決する2ヶ月なのだ

きっと・・・

もちろんその先には2ヶ月の助走を経た“全力疾走の1年”が待っている

時間ときちんと向き合い、ムダを排除し、でもしっかり悩み、考え、今出来る“全て”を注ぐのだ

いや、出来ないこともやるのだ

そのためには日々謙虚に、でも、前のめりで、進んでいくしかないのである

なんだか抽象的だが、私には極めて具体的

わくわくしているのです

 

とりあえずメシ食うか

 

 

 

2007年09月09日

最終回MA!

 

ついにドラマ「スシ王子!」最終回のMA

宮古島から始まった司の旅もいったん終わる

初回からご覧いただいた皆さんは

“へえええ~こうなるのか~”と思われるだろう

司が最後に向き合うものは・・・

お楽しみに!

そして絶賛編集中(?)の「銀幕版」映像もラストにたっぷりお届けします!!

9月14日午後11時15分OA!よろしくねっ!

(地域で放送日時は異なります)

ガジュマルガジュマル!

 

 

今週はいろいろ動きがある週

オフィシャルな場面も多い

特に土曜日9月15日は

映画「包帯クラブ」初日!

各地をキャンペーンで回ってきました

お世話になった皆さんありがとうございます!

とりわけ先週の土曜日に訪れた高崎市のみなさん、

ロケで全面的にお世話になりました

素晴らしい街そして人情に拍手です!!

そして前橋市、伊勢崎市のみなさん

盛り上がっていただいてありがとう!!

 

映画「包帯クラブ」ぜひ劇場でご覧ください!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2007年09月14日

スシ王子!包帯クラブ!

 

ドラマ「スシ王子!」本日今夜最終回!!!!

(地域によって放送日時異なりますが)

ついに運命の兄弟対決!そしてその先に見るものは!!

ご覧あれ!

イリオモテヤマネコ 帰れ!サシバッ!

スタッフ、キャストのみなさんありがとう!

みなさん、ぜひご覧ください!!

 

そして映画「スシ王子!銀幕版」のクリップもちょびっとついとります

来年GW公開目指して昨晩編集ラッシュをチェック

NY炸裂!やばいあんまり切りたくなーい

うわーどうすんだー・・と勢いあまってスタッフと焼肉食いまくり

最近肉を食してなかったしお疲れ気味だったので旨い!!

スシ見て焼肉!

そしてあまりのバカ食いに少々腹こわし

 

そして明日

映画「包帯クラブ」公開!!

キャンペーンを続けてきましたがいよいよ公開!

見直す度に優しくなる作った本人の私・・・

いかんいかん

私自身に包帯を・・・

いやいや

忙しくて危なくてやばいことばかりの現実に

少しでも包帯を巻ければ・・・

そしてそれは自分自身に還ってきて・・・・

高崎のいい空気の中で作りました

10代の方、かつて10代だったたくさんのみなさんにご覧いただきたい

 

 

スタッフ、キャストありがとう

いよいよ公開です!

 

音楽も超お気に入りをたっぷりです

ぜひ劇場でご覧ください!!

 

劇団猫☆魂の公演

「アンラッキー・デイズ」の映像をやっております

9月19日初日!

青山円形劇場にて

おもろい、でもちょっといい気分になれるお話

ご覧あれあれ!

 

 

 

さらに10月27日

映画「自虐の詩」公開!

これから少しずつ様子がわかってくると思います

東京国際映画祭にも招待されちゃいました

光栄です

その時が来たらご覧あれあれあれ!

 

 

 

まだ何も書けないけど

大作(って自分で言うが)映画「20世紀少年」深く広く準備中!

アンダーグラウンド、オーバーグラウンドのトウキョウを

連日サーチ!

まだまだ時間はかかりますがご期待ください!

 

 

そして光栄にも吉永小百合さん主演の大作(ってふたたび自分で言うけど)

映画「まぼろしの邪馬台国」を鋭意準備中

何度も九州に飛び

文献や資料と格闘中

ご期待ください!!

 

 

では

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2007年09月16日

窓を開ける

いい風だ

すっかり朝晩の気温が下がり、季節が推移したことが東京でも明らかにわかる

この感覚はこの国の「幸福」の一つの例だ

代表的な例だ

夏は終わり秋が来る

秋はいつしか冬になり、

じっと待っていると生命が息吹く春が来る

四季のない国で生きる日本人は必ず四季を懐かしむらしい

だから季節の推移に鈍感であってはならないと思う

もったいない

ましてや、祭りのような夏から秋に移り変わっていくなんだか寂しげで、つい自分に向き合ってしまう繊細で素敵な空気の変化も、あと何回味わえるのか

 コンビニの商品のように季節感の薄い大都会だからこそ耳目皮膚を研ぎ澄ませて“もったいない自然の営み”を味わいたい

 

今日はいい風です

昼はまた暑くなりそうだけど

 

 

映画「包帯クラブ」絶賛公開中!!

劇場へ!!!

 

 

ドラマ「スシ王子!」

最終回放送終了(一部地域はまだまだです!)

ご覧いただいてありがとうございました!

引き続き

映画「スシ王子!銀幕版」

ご期待ください!!

スシ王子はNYへ!!

 

 

2007年09月22日

風→風邪

ひんやりとした夜風が風流・・・・なんて思っていたら

ひどい風邪をひいた

もうスタッフに迷惑かけまくりだ

咳が止まらず何も考えられない

必ず年に数回、季節の通過儀礼のように風邪をひく

熱とだるさに数日

咳がしつこく残って数日

毎度のことだ

ウォーキングやら鉄下駄やらビリーザなんたらやらをやっているうちは風邪と無縁だったのだが

「スシ王子!」にこの半年必死になっていたものだから

毎日のストレッチすら怠っていた

しかも納豆朝食があれほど効果的と自ら実証したはずなのに食べてない

だって不味いんだもん

今回の風邪は発熱はたいしたことないが

なんだかまったく「やる気」を失う

日課である新聞を読むことすらおっくうだ

次の作品のために一番大事な時期なのに・・・・

関係者の皆さん 本当にすいません

あと一日、いや半日で何とかします・・・

 

思えば

水曜日 自分が関わった劇団猫☆魂の青山円形劇場の舞台初日

ゲネプロまではなんとか耐えたのだが

熱がぶわーっと上がり本番は観れず

座長の西永氏から23時ごろ電話を頂き

「うまくいきましたー」の声に安心

本当は役者の皆さんと一杯飲むべく座を用意していたのだがキャンセルし早退

にんにくたっぷりの激辛ラーメンをかっこんで爆睡

木曜日 早朝から次回作のロケハン

関東一円バスの旅

スタミナたっぷりのうなぎとか食したのだが元気は出ず

ひたすら汗かきまくって移動睡眠

(途中うかがった茨城のとある洋館を発掘守備開発なさっている紳士が大学の同級生とわかり多少盛り上がったが・・・)

夕刻東京にもどって映画「スシ王子!銀幕版」の編集チェック

自分で作ってなんだけど

面白くて風邪のことを二時間忘れる

でも終わると、しゅ~ん

昨日金曜日

絶不調の中、映画「自虐の詩」のキャンペーン本格的に始まる

中谷さんとの対談

暑さと咳止めで朦朧

言葉がうまく出ず、へんな発言を繰り返す

中谷さんごめんなさい

その後、たくさんの取材はなんとかこなすが

夜、ぴあ主催のティーチインでは

的外れなことを言いまくったような・・・

ごめんなさい

 

そして今日

やるべきこと一杯

次回作台本をにらみ続けるが、脂汗

なんとかしてくれー!!

という私の状況はともかく 

映画「包帯クラブ」

絶賛公開中!!

ちょっとお疲れの方にはいいカンジの映画かも

映画館でぜひご覧ください!!!

 

2007年09月27日

むしろ寒い

すっかり冷え込む朝晩だが

風邪はずいぶんよくなったようだ

いつものように多くの人に迷惑をかけた

陳謝

月曜日

映画「自虐の詩」キャンペーンで仙台

何しろ気仙沼ロケで大変お世話になった宮城県

ロケする「場所の力」は本当に大きい

特に私の作品の場合はそうである

映画が完成すれば 本来はお邪魔した場所にて試写会など挙行し

映画に力をいただいたことを具体的に感謝すべきなのだが・・・

力不足で申し訳ない

心の中で神妙に感謝!

など思いながら飛行機で札幌へ

着くや否や同行するソウルメイトプロデューサーウエダ氏と

こそこそとラーメン屋へ

別にこそこそとする必要はないのだがこそこそ

(実は部屋に素晴らしい夕食が配られていた、申し訳ない、やはりこそこそ)

食べたラーメンは絶品

やばうまっ!札幌サイコー!

妙にテンション上がったまま試写会舞台挨拶

咳止め薬のせいで一人だとあがってしまってワケのわかんないこと言いがちなのだが

ナカタニさまの横だと妙に落ち着き、事なきを得る

その後、宝石のような美しい札幌を見下ろしながらウエダ氏と一杯

火曜日

8時間寝るも

やはり咳止め薬とお酒が残って朝食いただく気力出ず

そのまま取材をいくつか受けるが顔見知りのインタビュアーの面白さも手伝ってなんだか楽しい時間だった

超高層ビルの最上階だったのだが最後は眼下に虹が二本

シャッターを切りまくる

冬の入り口のような札幌は冷たい雨や雷に洗われて村上春樹の小説のようだった

きっと雨が止むと“いるかホテル”が路地の奥に姿を現し・・・

終わって空港

なぜか、まりもっこりをバカ買い

昼食を何にするかでレストラン回廊をウエダ氏とぐるぐる

ジンギスカン?いくら丼?豚丼?寿司?う~ん

「まだこの先にいいモノありますよ」

「そうすかあ?」

ぐるぐる二周

で、結局ラーメン横丁みたいなところで旭川ラーメン

うまいうまい・・・ってあれっ?昨日ラーメン食ったか

飛行機は1時間遅れ

暗くなった東京に戻り、映画「スシ王子!銀幕版」の編集

いやあ、何度見てもおもろい

で、爆睡

水曜日

早朝から次回作ロケハンやら打ち合わせ

温故知新なロケハンが続いている

イメージがどんどん膨らむ

同時に不安も・・・

昼食は恵比寿でひさびさにラーメン

うまいうまい

ってあれっ?

意外と早く終了

3時間ぽっかりと空き

よしっ!美容院だー

なにしろ分け目が黒い帯になっている

もうほっとけない

飛び込みで五反田の美容室

「あーお客様ウチはブリーチしないんですよ」

「・・・すいませんでした・・・」

なんであやまるねん、オレ

で、目黒川沿いの小粋な美容室

「どうぞどうぞ!」といいカンジ

雑談しながらすっかりまっきんきんにしてもらって大満足

親切なお店で○!

風邪のため行けなかった劇団猫☆魂の公演「アンラッキー・デイズ」

青山円形劇場

いやあ面白かった

自分がスタッフの一人だと言うことを忘れてしまった

台詞とストーリーがきちんと「効いて」いて

かつ大人数の役者がそれぞれ「立って」いる、かぶらない

素晴らしいことだ

終わって皆と飲み

残念ながら今日(27日)で千秋楽

またこの芝居が見たいと思う

さて今日・木曜日

今日からまたまたキャンペーンで

名古屋~大阪~広島~福岡

がんばります

旅の最中も宿題たくさん

がんばります

2007年10月02日

また旅

映画「包帯クラブ」

まだまだ上映中!

ぜひごらんあれ

 

明日からまたロケハンで遠くの地へ

早朝羽田集合

羽田と言えばJALなら出発ロビーでカレー

ANAなら検査通過後、ソバを決まって食べる

理由はない

習慣だ

明日はANA

だからソバ

 

 

先週も旅

映画「自虐の詩」のキャンペーンで

名古屋・大阪・広島・博多

当然

天むす・焼肉・たこ焼き・広島お好み焼き・博多ラーメン

次々とソウルメイト・ウエダプロデューサーと満喫

これじゃ食べ歩きだ

途中大阪でひさびさ会ったヘアーメイクの男性に

「堤ちゃん 太った~(指差し断定) おなかやばくない?」

と言われ!堤ちゃんショォォォォック!!!!

ヨルトシナミ重力食欲には勝てず

そんなに食ってりゃいたしかたないかあああ

いやいやいかんいかん

まだ間に合う

腹筋50回ヒンズースクワット100回

ヘビーダイエット決行・・・・

するか・・・

いつから?

 

そんなことより各地の皆さん

お世話になりました

(特に広島の横山さん、また今回も面白かったです!)

映画をどうぞよろしくお願いします!!!

 

 

そして日曜日

コンテ書きやら打ち合わせ、

月曜日

午前中から衣装あわせやらいろいろ

午後映画「スシ王子銀幕版」の編集

本日

同じく編集・音と音楽打ち合わせ

 

 

個人的になすべきことたくさんなのだが

今は目の前の大きな山と向き合っている

この山を上ることは大きな幸運でもあり苦悩でもある

まずは心を素にしてきちんと向き合おう

予断を排し、多角的に見て

そして“核”を見極める

きっと問われているのは“私自身”に違いない

 

 

というわけで

風呂入って養命酒飲んで寝ます

2007年10月08日

流星群

ジャコビニ流星群が見えているらしい

昨夜も睡眠時間を削って

焼酎のお湯割を飲みながら空を見ていた

何も見えなかった

今夜も挑戦か・・・

 

長い旅がひと段落

九州はよかとこばい

広島もじゃけん

 

 

今日はロケハン

雨の中、富士山近くの巨大遊園地

有明

お台場

 

 

大きなプロジェクトがゆっくり動き出している

いろんな意味で“大きい”

時間もお金もかかる

責任の大きさも緊張感も計り知れない

でもこつこつだ

一個一個の事象の考察が大事だ

地味だが大事だ

点を結んで平面を作る

平面を三次元で再構成して立体にする

立体を連続させ映像にする

光や音を加え“感情”を作る

さてそれは興奮や感動に結びつくのか?

 

まずは、点

そういえば流星群も『放射点』という一点から飛んで来るのだった 

 

 

2007年10月11日

編集

恒例の長時間編集

今夜の編集家族は皆で鍋か

江戸川橋の夕焼けは、遠く美しく

淡い真珠色の雲が泣ける

空気も温度が下がった分、きれいになったような・・・

長袖の秋

 

2007年10月13日

新車

 

かなり前からオーダーしていた自分の車がやっと届いた

地震の影響で部品の生産が遅れ

納車が延びていた

なにしろ仕事現場的に『楽』でいられる逃げ場所が車

ロケで移動ばかりなのでタフな車が必要

個人的にドライブもでき、家でもありたい

で、乗用車タイプからだんだん『寝台車』へ進化し

ドラマ「STAND UP」の頃

ニッサン・エルグランドまで行き着いた

いい車だった

満足度100%

しかし時代は進む 

ガソリン代高騰の折、ついに燃費のいいハイブリッド車を研究

熟考のすえトヨタ・アルファード ハイブリッドに乗換えを決定

そのぴかぴかの新車が昨日来た

トヨタ車は初めてである

意外とまとまりのいい外観に納得し

運転席に座ると、なんとびっくり

エンジンがかかるセルの音がしない

めちゃくちゃ静か御前

自走充電のフルタイム四駆ガソリン&電気自動車

ついに車もここまできたか

装備は覚えるまでに半年ぐらいかかりそうな充実ぶり

ハイテクナビに地デジのテレビ

車の周りに4台のカメラ・・・

でもさすが日本車

運転者を選ばない

すぐに慣れる包容力

これから毎日を共にする相棒

どんな満足度になるのか・・・

 

 

編集~ロケハンの日々

 

2007年10月21日

うーん

なんとも忙しい

書きたいことはいろいろあるが時間はない

とりあえず体調はまあまあで

意気軒昂である

それで充分だ

映画「自虐の詩」

明日、東京国際映画祭でも正式招待作品として上映になりますが

27日から全国公開です

大勢のキャスト・スタッフの力で素敵な映画に仕上がりました

ぜひ劇場でご覧ください!!

 

2007年10月24日

大泉

いよいよ撮影が始まる

一年以上続く長いプロジェクトの始まりだ

 

この時期は100個ぐらいのことが同時に進む

その一つ一つが繋がり合い反発し合い

合従連衡を繰り返す

うまく話が進むことがあればトラブルも多い

人間にはそれぞれ背負って立つものがあり

本音と建前がある

意地やプライドもある

人間関係の機微をもっと読むことが出来れば

もっとうまく運営できるのに・・・と思うことも多々あるが

いかんせん“未熟の極み”の私は反省の日々

個性の粒子運動の中で

“いい画、いい芝居”を獲得すべく一点突破せねばならない

監督業の宿命

前を向いてがんばるぞ

 

さて映画「自虐の詩」

今週末27日から公開です

ぜひぜひご覧ください!

 

 

最近物をよくなくす

が、なくした・・と思っていて実はあったりする

額にかけたまま「眼鏡がない」と言っているカンジだ

まだそれならかわいいが

重要文章をどこかに置き忘れたり

鍵をノブにかけたまま出かけたり

完全に老化現象か?

やばいなあ

脳内訓練するか

 

東映大泉撮影所はぽわんとしたいい天気

台本とにらめっこしたり

つれづれにスタッフと話したり

資料を再確認したり

食事したり

薬飲んだり

領収書の整理したり

シャープペンシルの芯を補充したり

かばんの整理したり

うろうろぐるぐる

早くカット割りしろよ・・・のチーフ助監督マルモの視線が怖い

 

2007年10月27日

自虐の詩

本日より映画「自虐の詩」公開!!

私はあんまり自分の撮った映画は見直さないのだが

この作品だけは何度も見てしまう

そしてある時は俳優に

ある時は台詞に

ある時はロケ地や装置に

ある時は音楽に、“やられて”しまう

なんたること・・・

でもきっとこれからもやられ続けるだろう

 

たくさんの方にご覧いただきたい

「自虐の詩」

 

 

大きな作品の撮影が2日終わる

まずは様子見か・・・と構えていたが

いきなりペースに乗ってしまった

緊張は否めないが

楽しんでいることも事実

“大きな感情のうねり”に到達するのはまだまだ先だが

一歩一歩行きます

 

 

時間が空いたら読もうと思っていたある本を

うっかり開いてしまった

やばいぐいぐいと引き込まれ

(そうじゃないかと思っていた)

やるべき予定のことを先送りし(明日の朝にだ)

3時間で読み終える

示唆に富む前半、共感に溢れ

引きずり込まれるドキュメントの後半

読んでいるだけで浮き足立ち

久々に一気読み

3時間予定を“押し”ても

今、読むべき必然性を感じた素晴らしい書物

頭が興奮して、一杯ぐいっと・・・・

あーあ寝坊しそう

でもいい気分転換

映画のことで頭が一杯だったので

これ安心して「元に」戻れる 

 

さて、くどいけど

映画「自虐の詩」

どうぞご覧ください!

 

2007年10月30日

集中

東映大泉で準備

集中すべき時間

考え決定しなくてはならないことが次々と・・・

ほとんど映像の構成を考えているのだが

セットとか小道具とかの細かいチェックが続く

いろんな映画のスタッフルームが長屋のようになっていて

その一室でばたばたと

 

撮影は始まったばかりで

これから多くの出来事を経験するだろう

ゆっくりと進む船のように

時間に浮いている

でも寄港地に到着する月日は決まっているから

どんなルートなのか

どんな天気なのか

嵐は来るのか

みんな健康でいられるのか

そもそも間に合うのか

心配である

 

 

映画「自虐の詩」絶賛公開中!!

映画の中で「西日がビンボーくせー!」という台詞がある

もともと台本にはなかったのだが

急に思いついて西田さんに言ってもらったのだが

昔、学生の頃、アパートを借りるときに

西日が当たる部屋はなぜか少し安かった

(1000円とか)

僕は西日が好きなのでむしろその方がよかったのだが

一般的にはなぜか敬遠された

エアコンなど常備されない時代で

夏の暑さが西日のせいで尋常ならざるものだったのかもしれない

とにかく西日が当たる部屋は“安く”思われていたのだ

よくできたラーメン屋のセットを見てたら

なぜかそのことを思い出した

それであの一言・・・・

そんなことを踏まえてぜひご覧ください

(思いついたら一口メモ また書きます)

 

さて仕事仕事

 

 

 

2007年10月31日

だんだんと

 

撮影が本格化してきた

スタジオにセットがいくつも立ち

抽象が具象になってくる

平面が立体になる

さて台本に文字で、図面に線で書かれていた無機物が

“感情”を刺激する有機物になるか・・・

シーンごとの“出口”のイメージがはたして計算どおりになるか?

何十人もの努力

たくさんの予算

かけられた時間

無駄にするもしないも1カット1カットの完成度次第

 

あー緊張する

 

 

映画「自虐の詩」一口メモ

あさひ屋のマスターが酔っ払っていかがわしい店の前を通る

その時、柳の下でマスターに

「すぐ?すぐ?」と意味不明な問いかけをする細い足の暗がりの女は

助監督のセキネ(男)である

かなりコワかわいい

でも暗くてよくわかんない・・・

それを踏まえて劇場でお楽しみください!

 

2007年11月02日

静岡

静岡のお茶の産地にロケで来ている

7時ごろ着いて現場を視察

その後、居酒屋で夕食、ちょっと飲み

実は今夜は51歳最後の夜

51歳・・・

明日は52歳?

仕方のないことだがあらためて文字にするとすごい

20代の頃はまさか50歳を超えるとは夢にも思わなかった

ましてや50歳で“真っ当な考え”を維持することは絶対出来ないと考えていた

とんでもない威圧的なファシストか世捨て人のようになると思っていた

しかしすでに50を超えた

明日で52・・・

一応まだファシストは嫌いで、世捨て人の傾向もない

それはよかったのか・・・

もしかしたらもっと違う形の“いやなオヤジ”になっているかもしれない

自分では気付かないもんだ

20代の人が見たら「こうなりたくない」の典型かもしれない

わからない 

自分が把握できないという点でのみ10代や20代の自分から進歩がない

一生把握できないかも・・・・

そんなものか?

とりあえず明日のことで手一杯という点でも同じか?

見えない、訳わからない自分とうまく付き合っていくしかないのかな

 

 

映画「自虐の詩」一口メモ

少女ユキエが新聞配達店でいただく饅頭=通天閣饅頭

大人ユキエが隣の部屋でいただく饅頭=“新”通天閣饅頭

通天閣は時代と共に大書きしてある宣伝文字が変わる

それにあわせて饅頭もデザインが変わる(だろう)

よく見ないとわからないが時代の変化を表現する(創作)小道具

その点を踏まえてどうぞご覧ください!

 

さて明日は大勢が大騒ぎするシーン

楽しみで、不安

52歳はじめてのシーン

どうなるかな・・・

 

2007年11月06日

進む日々

撮影は進む

瞬間瞬間、面白い演技に、俳優の存在感に、

引き込まれそうになる

撮影をしていて一番興奮する瞬間

そして一番緊張する瞬間

私は果たしてこの素晴らしい空間を掴みきっているのだろうか・・・と

撮ってすぐ何度も見直す

撮りながら何度もポイントを変えて編集し

“気持ち”をシーンに入れていく

いろんな立場で見直す

監督ならどうか

プロデューサーならどうか

男ならどうか

女ならどうか

子供なら、老人なら、楽しい人なら、疲れた人なら・・・・

正解はわからない

でも見る

贅沢に時間は使えない

後悔を残してはいけない

明日はない

 

 

今週末はまた長期ロケ

合間に私事たくさん

なんと富士川PAで新車をこすり現在修理中

台車マークXが来たがナンバーが8939

うーん

ヤクザ9って・・・

相変わらず失せモノも多い

大事な度付サングラスをなくす

高かったのに・・・

もう一度買いに行かないと・・・

 

52歳

人生は進む

立ち止まり考えることばかりだけど・・・・

 

 

 

「自虐の詩」一口メモ

ラーメン屋あさひ屋で柄の悪いチンピラがラーメンにゴキブリを入れて金を巻き上げようとする

チンピラの一人赤い方はヨシナガ君といい

映画の大阪弁指導をしていただいた俳優

私の劇団にも参加した

それはどうでもいい

そのチンピラは偶然やってきたイサオに一瞬で二人ともノックアウトされる

床に倒れる

すると赤いチンピラがタカリ用にタバコのケースに入れておいた3匹のゴキが逃げ出す

最初にラーメンに入れられたゴキはお父さんゴキ

これはラーメンの熱ですでに死亡

逃げたゴキはお母さん、子供兄、子供妹

一応台詞を言っている

母「早く、逃げて~」

兄「パパ、やられちゃった~」

・・・・・・・だったかな

思い出せない

確認しますが

皆さんも劇場でご確認ください

 

2007年11月10日

週末

週末はなぜか静岡でロケ

空と川が広い街

エキストラで協力していただいた人々の表情も温かい

 

しかし昼が短い

それはここに限らず日本中この時期は短い

でも短すぎる

午後2時過ぎるともう夕焼け感覚

ちきしょう

地軸のかたむきめっ!(って関係なかったか?)

今日も撮りこぼした・・・

えーん 悔しいよう

明日はがんばろう

 

でも今日明日は名古屋から

友人 マツシタ タダキ両名が撮影に参加

待っている間のバカ話に花が咲く

それだけでも緊張がほぐれ

なんだか前向きになるのだった

 

 

さて今日の「自虐の詩」一口メモ

クラゲがたくさん出てくる

特にエンドロールバックは

無数に・・・・

そんなにいるわけないじゃん・・・と思っている方も多いでしょう

越前クラゲじゃあるまいし・・・

でも

いるんだなあ これが

パラオ諸島のジェリーフィッシュレイクというところに

まさにあのカンジでクラゲがびっしり

まるでタピオカ

ここのクラゲ 毒がなく(天敵がいないらしい)

そのタピオカの湖で泳げたりする

ちなみに私 泳ぎました

・・・タピオカでした

このシーン、そこでロケしようと思ったのですが

いろいろな秘密の事情(予算だ)で行けず

結局CG

でもそれが素晴らしくよく出来ていて

まるでタピオカ

パラオまた行きたいなあ・・・

そんな気持ちのこもったクラゲなのです

そこんとこ踏まえて劇場でご覧ください!!

 

2007年11月13日

風呂のお湯

長かった静岡ロケも最後の夜

たくさん食べたし

たくさん歩いたし

なにより「いい画」が撮れました

ありがたいことです

うれしいことです

 

が、ホテルに帰ったらフロントの人が申し訳なさそうに

「ちょっと水漏れがありまして、もし何か不都合がありましたら部屋を替えますので・・・」

との知らせ

私の部屋の階に行くと私以外のほとんどの部屋がドアと窓が開いていてちょっとどころではない被害なカンジ

いったい私の部屋はいかがなものか?とドアを開ける

恐る恐る中に入るが

別段異常はない

なんとなく入り口のドアの辺りが湿っている感じがするが

部屋自体は大丈夫

ほっと胸をなでおろし

さて風呂でも・・・と湯の栓をひねる

すると

なんと湯が抹茶、静岡だけに・・・

いやいや真っ茶色のとんでもない状態

フロントに電話すると

「しばらく出しっぱなしにすれば改善するかと・・」

で、

勢いよく出しっぱなしにすること10分

改善の様子は見えず

でも風呂に入りたい

いっそこのまま抹茶の、いやいや真っ茶の風呂に入ろうか?

どうするか?

大浴場に行くのはめんどくさいし

もうパンツ一枚だし・・・

と言うわけで悩んだ末に回答を保留して日記を書いとります

 

どうなる風呂

 

 

2007年11月16日

さて

さて先日はホテルで結局

真っ茶色の“鉄分たっぷり”の鉄風呂に入りました

体中の穴という穴からから“しじみ並み”の鉄分が吸収されたことでしょう

まさにしじみ汁風呂・・・

おかげで風邪もひかずに生きてますが

この一週間またしても耳鳴りがひどい

特に左耳はきつい

二年に一回ほどこんな状態になる

ナリピタンという薬を薬屋で買って飲んでいるがう~ん・・というカンジ

もう耳鳴りとは十年を越える長い付き合いだが

あまり気持ちのいいものじゃない

新聞に時々出る壮年健康雑誌の見出しに眼がいくのだった

 

 

さて今日は「銀幕版 スシ王子!」の細か~い編集

CGチェック

アフレコ

いろいろいろいろ・・・

いわゆる“追い込み”作業

これが面白い

重箱の隅をつつく・・とはこのことだ

しかしそれでも大画面でラッシュ(試写)をすると見落としていることがたくさん出てくるから人間の眼はあてにならない

 

 

最近は撮影で午後9時とか10時に寝て、午前4時とか5時に起きる生活が続きていた

ところが昨日は久しぶりに午前7時にセット入りをして

終了が翌午前3時

働いた

へとへとになった

疲れが今日も取れない

そしてまた明日も午前5時ごろ出発

なんだか久々のこのペース

徹夜はぜんぜん平気だったのに

体が楽な方に慣れると本当につらいのだった

もつかな・・・今日

 

 

 

 

 

 

2007年11月22日

阿部さん 結婚おめでとー

めでたいね!

「トリック」「サイレン」「大帝の剣」「自虐の詩」

阿部寛さんには本当にお世話になっている

無茶もお願いしている

きっとこれからもお願いするだろう

心からおめでとうございます!!

 

 

ほぼ毎日ロケ、セット撮影の日々

撮影の2時間前には現場に入り

うろうろ演出を考えたり

12月の準備をしたり

カット割りしたり

編集をしたり

朝飯や朝せんべい食ったり

二度寝したり

 

きっとスタッフ皆、迷惑している

もっと寝ていたいのだ・・・

私が早く来るから付き合わざるを得ない 

なんだか老人的行動だが、しかしこの朝の2時間が重要なのだ

この2時間で全体を俯瞰し、微細に分け入るのだ

作品を“自分のもの”にする朝の2時間

許されい 

 

 

 

なんと私が11月21日発売のアルバム

「風街少年」「風街少女」にコメントしています

このアルバムは松本隆さんがお書きになった無数の曲の中から12名の“選者”が選んだ珠玉の60曲が入っている

日本のPOPSの集大成ともいえる素晴らしい名曲選集である

もともとはっぴいえんどを“神バンド”と崇め、人生の出発点と考える私は

光栄にも去年松本さんと対談する機会を得た

その時、苦しみながら選んだ「私の松本隆ベスト5」のうち3曲が入っている!

パンフレットに私のインタビューがのっている!!

しかもこのアルバムが特集されるNHK-FMの番組にゲストで呼ばれた!!!

一昨日その収録!!!

なんだか興奮してうまく喋れなかった!!!!(・・ぐすん)

しかして、なんと光栄な!

生きててよかった!

 

ちなみにうれしいので私が選んだ松本隆ベスト5をここに記す

 

はっぴいえんど「春よこい」

はっぴいえんど「12月の雨の日」

鈴木茂「サマーワイン」

大瀧詠一「乱れ髪」

薬師丸ひろ子「WOMAN “Wの悲劇”より」

 

どれも神曲だ

このうち3曲がアルバムに入っている

どの曲か? 

 

 

とにかくこのアルバム「風街少女」「風街少年」

お聞きください

どの曲にも松本さんのはっぴいえんど時代から変わらない

“透明な風のメッセージ”を感じとれるのだ

何度も言う

こんな体験できて、ああ、生きててよかった

 

 

 

素晴らしい体験はそれだけではない 

最近の撮影現場

自分の映像人生でも最も「得がたい体験」をし続けています

いつかしっかり報告 

幸福な体験だ

やはり ああ生きててよかった

 

 

 

 

高く深く澄んだ最近の空

泣きたいほど美しい朝焼け夕焼け

撮影の合間には涼しい風の中6キロ歩く

いい季節だ

冬への橋渡し

人生は美しい!

 

 

2007年11月30日

野菜ウォッカ

ウォッカの野菜ジュース割りを飲みながら

 

最近は毎日5時に起きている

もう慣れてしまった

起きてすぐストレッチ

トイレ

天気予報

ニュース

ビタミン剤や養命酒

一時間きっちり

そんで車に乗って現場に行く

コンビニでおにぎり2個

あったかいお茶

そんで現場をうろつき

あーだこーだぶつぶつ言う

ベースに行き

新聞を読みながらおにぎりなどを食う

本などを読む

ちょっと寝る

要するに寝る前にやることを現場に持ち込んでいる

そんで撮影撮影撮影 

仕事場が私生活の場

住職一体・・・いや職住一体

ずっと座りっぱなし・・・住職だけに・・・いやいや

一日テレビを見る人生・・・修行だ

ものすごい朝方・・・やっぱり住職か 

どんどんシンプルになっていく生活

そのうち肉体も順応して単なる“机”になってしまうかもしれない

究極の座禅か 

それはそれで・・・・いやいや

 

野菜ウォッカ二杯目

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2007年12月10日

このごろ

 

やるべきことがいろいろで日記が書けなかった

 

撮影は進む

毎日発見だ

人生で2度は体験しないような経験を積んでいる

来年の準備も進む

松の内からいきなりスパートだ

この経験も忘れられない経験になるだろう

 

今日は初めて汐留の日テレに行った

たくさんの女優さんに会った

その後、違う局の番組で長い時間「笑った」

たくさんの知り合いに会った

終わって田町のなか卯でうどんをマツナガと食った

おじさんがたった一人で切り盛りしていた

なんだか深夜のなか卯のおじさんは寂しそうなロボットのようだった

 

部屋で酒を飲みながら久しぶりの日記を書く

ふと思う

私とロボットのおじさんとはいかなる違いがあるのか

次々客が来るので洗えない積まれた皿

慣れた手つきでマニュアル通りに作られていくうどんやカレーや親子丼

資本主義の近代的なシステムが料理人とウエイターとレジ係と皿洗いを一人にする

安いお金でサービスを享受する深夜の我々・・・

通り過ぎるパトカー

おじさんは生まれつき多角的ロボットだったのか

そうではあるまい

たまたま今日は日曜日の夜で人が少ないだけなのだ

バイトさんが無断で休んだのか?

黙々とおじさんは冷蔵庫から何か袋を出し

それをなにやら機械にかけ

あっという間にうどんを作る

発券機の前でメニューを決めきれなかった3人組のサラリーマンがやっとボタンを押す

無機質な「カツどん」「肉うどん」「青じそ」とかの声が

ロボットおじさんの厨房に流れ

おじさんは余計にロボット感を増す

またパトカーが通過した

煌々と白く光る蛍光灯が眼に刺さる

京風の薄味のだしが人間的でうまい

うまい分シュールさが増幅する

深夜の田町

おじさんと私とはどんな違いがあるのか?

 

確実に疲れている私

 

 

映画「銀幕版スシ王子!」仕上げ快調!

 

2007年12月20日

具体性

平面を映像にする作業に追われている

具体性が問われる

大きさ

質感

細部のデザイン

季節

場合によっては匂いすら・・・

それは楽しいが“搾り出す”ようでもある

記憶の底にあるものを引っ張り出し

ほこりを払い

光を当て

「考査」し・・・・

正解はなく不安だがそれが仕事なのだ

 

 

 

毎日ロケハン

狭いロケバスに座って東京を駆けずり回る

目の前に現れるばらばらな事象

家、地下鉄、原っぱ、巨大スタジアム、階段・・・

都市の一部分を“ある視点”で凝視しまくる

 

 

そして夜は

「銀幕版スシ王子!」のダビングが続く

完成までもう一歩

台詞 

音楽

効果音のせめぎ合いが続く

主張し混乱するヴァージョンから

調和のトラックへ

 

 

 

LEDZEPPELIN再結成

ワールドツアーしないかな

いくら払っても行く!

’70年代に二回見たが興奮してよく覚えてない

ジミーペイジ きゃー

 

 

あさってからまた九州ロケハン

映画「まぼろしの邪馬台国」も一歩一歩確実に進むのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2007年12月25日

きらきらと

街がきらきらと・・・

ちょっと落ち着いてその状態を楽しめるようになったのは

齢を重ねたせいか・・・

皆が同じことをすることがなんだか居心地悪くて

クリスマスや正月が好きではなかった

その違和感が生きる力になってきたのに・・・

街かどでケーキを売るサンタの格好の女性がなんだか健気で可愛らしい

 

 

 

九州ロケハン

相当急ぎ足

たくさんの確信を得る

決意を新たにする

 

そして映画「20世紀少年」

衣装合わせ・都内ロケハンも続く

膨大な分量の撮影が待っている

だんだん深刻になってくる

ううう

明日はカメラテスト

解決したいことたくさん

 

「劇場版スシ王子!」

ほぼ完成

音と音楽で迫力・スピード感が倍増

映画だが「映画的」だ

たくさんの人に楽しんでいただきたい

まだまだちょっと直したいけど・・・

 

 

個人的にやりたいことがたまっている

でも動きようがない

歩くことは続けている

おとついは熊本市をうろうろ

今日は品川近辺を6キロ

正月は歩くぞ

 

 

2007年12月28日

年末

仕事はギリギリまで続くが

今年は舞台をやめたので正月はじっとする

といっても三日あたりから働かないとやばい

だからじっとする

おせちもいいけどカレーもね

 

 

今年はたくさん働いた

来年もたくさん働きそうだ

ありがたいことだ

そろそろ年齢もいいカンジなので

あまり暴走できないが

出来うる限りがんばろう

 

継続中のこと

これから始まること

この先待っていること

どれもこれも「大きなこと」

だから今年のしめくくりはしない

大きな流れには今年も来年もない

大事な一日一日が過ぎていくだけだ

謙虚に

ひたすら謙虚に・・・

 

 

 

 

 

 

2007年12月31日

大晦日

昨夜はキムラ・マルモ監督や

劇団のメンバーやいつもの飲み仲間

助監督や記録部隊(・・部隊ってすごいな、二人しかいないが)

CGの3チーム

クレッシェンドの若手の面々

飛び入りゲスト

などなどでささやかな??忘年会

くっだらない今年のベストテン映像やら大昔の秘蔵映像とか

本当にささやかな抽選会とか・・・・

中目黒の夜

そのまま二次会 3時まで

楽しかったー

「忘年」したー

作品的には続いていること、これから始まることばかりで

「忘」するわけにはいかず

“打ち上げ”ではなく“決起集会”といったカンジか

このメンバーならがんばれる!と実感したナイト!

 

 

さて大晦日

ことしお世話になった多くの皆様

本当にありがとうございました

まだまだ未熟者で期待に応えられないことも多々ありましたが

来年はよりいっそう謙虚に努力いたします

よろしくお願いします

特に

映画「銀幕版 スシ王子!」

映画「20世紀少年」

映画「まぼろしの邪馬台国」

公開の2008年!

多くの皆様に劇場にお越しいただきたい!

どうかどうかよろしくお願いします!!

 

ではよいお年を

2008年01月02日

あけましてオメデトウ です

たった今、東京はすがすがしい夕陽

 

大晦日、久々に実家でごろごろした

年老いた両親が切ないが、なんだか安心した

はっぴいえんどの「春よ来い」で実家を出たが

それも遠い昔

大晦日に墓参りをして、うろうろと“学区内”を歩いた

神社、ストアー、坂道、かつての同級生達の家家・・・・

すっかり様変わりして

よく思い出せないこともたくさん

ぐるりと歩いて昨年最後の夕陽を近くの大学に隣接する池の上から見る

名古屋市が一望できる素晴らしい場所で

写真を撮った

そういえば高校時代も一人でこの辺をうろうろして

親父のカメラで夕陽の写真を撮った

何も変わらない・・・いや、何もかも変わった

たくさん得た・・・いや、たくさん失った

陽が落ちて、風が吹き、気温が下がり

時間の無常に気持ちが寒くなったが

なぜかせめていままで私(達)に一度もひもじい思いをさせることなく育て見守ってくれた両親との時間には、

きちんと感謝し、これから出来ることはちゃんとやろうと決意した

 

元旦は父親と城山神社

その後戦後の両親の写真など見せてもらい

友人宅(マツシタ君だ)

芸術的なチーズフォンデューをご馳走になる

リトルフィートのDVDなど見ながら酒を飲み・・・・

 

 

さてだらだらとするのもつかの間

怒涛の準備準備! 

 

 

皆様、あけましてオメデトウです

今年もよろしくお願いします! 

 

 

 

2008年01月04日

働くぞ働くぞ働くぞ!!!

 

痛々しい決意表明だ

言われなくてもやりますよ・・・というスタッフの声が聞こえそうだ

 

昨夜はCGの合成ベースの無人の街撮影でいきなり徹夜(した多くのスタッフ、私は早退、いやさぼり、すまん!)

今日は一日東宝のスタッフルーム棟の一室にこもり

せんべいを食いながら

お茶を飲みながら

膨大な分量のカット割りの必要に迫られた分厚い台本を目の前に置き

いざ開始!

となったが助監督やらキャスティングプロデューサーやらたくさんいるプロデューサーやらが次々に来襲

打ち合わせ打ち合わせの連続

少し落ち着いて

いざ!

となると整理していないI-podが気になって

BOB DYLANやらLEDZEPPELINやらNEIL YOUNGやら

空気公団やらセンチメンタルシティロマンスやら

メモリーの残量を減らす作業に追われ

デジカメのバッテリー補充

データの整理

おっと2008年だ

ファイルのやり直しだ

おおっ手帳も追記

年賀状チェック

宝くじはどうなった

 

あー頭がいっぱいだあー

 

 

とりあえず日記書こう

で書いている

少し落ちついた

本当にやるべきことが見えた

 

・・・・飯だ

食堂はやっているのか?

この部屋からはよく見えん

隣のスタッフに聞くのも「まったく働いてない」と思われるからきつい

だめだハラヘッタ

 

いやいやせめて今出ているスケジュールまではがんばろう

 

それで飯だ

いや散歩か?

成城あたりは歩いていても気持ちいい

ぐるりと一時間ぽかぽかするか

 

って おいっ!

やれよ仕事!早く!!

 

 

 

2008年01月08日

さあ

大騒ぎのうちに

映画「20世紀少年」の撮影が始まった

映画の公式HPのトップに公開までのカウントダウンがいて

どきどきする

じっと見てるといてもたってもいられなくなる

昔、NYでアメリカの負債額がものすごい勢いで増えていく電飾看板を見たことがあるが

何とかしなければ・・・・と言う気になる

もちろん撮影も、ましてやアメリカの負債も私一人が焦ってもどうしようもないのだが

映画が越えるべきハードルの多さはフルマラソン状態の障害物競走のよう

連日の途方もない苦闘が想像できるのだ

しかし素晴らしい原作に素晴らしいキャスト、身に余る光栄な作品だ、どんな苦闘でも走って走って走りまくらねば・・・

がんばるぞ!ドンとこ~い!

と、意気込んで撮影を始めたら今日になってすっかり風邪をひきしょぼん・・・

体痛いわ、腹痛いわ、眠いわでロケ地近くの病院

点滴やぶっとい注射を期待したが

「のどちょっと赤いですね、水分とって下さい、はい、薬、出しときます」

 

 

まあ

あんまり意気込むなという教訓か

いろいろありましょうが

とにかく楽しみながら撮っていくことにしよう

 

映画「劇場版 スシ王子!」

ほとんど完成!

上映が待ち遠しい

 

 

そして映画「まぼろしの邪馬台国」

秋公開に向けて着々と準備が進む

 

 

今年は勝負かな

じたばたしよう

 

 

 

2008年01月16日

無線LAN

部屋の無線LANがダウンしてしまい

原因がわからず困っていた

おかげで日記が書けずイラついていた

ハードのことはまったく疎いので

いつもPCの設定をやってもらっている奇特な人物に連絡するもなんと入院中

あらら

思いつくままにコンセント抜き差ししたり再起動したり

ケーブル繋いだりはずしたりいろいろしたが

だめ

このままだとI-podの入力も出来ない

いや出来なくはないがいちいち曲名とか打ちたくない

あー何とかならんか

だいたい悪いのはPC側なのか無線LAN側なのかそれもわからん

いつもと同じ表示だし・・・

えーいいっそのこと直で繋いでしまえ!

とLANケーブル直でPCにぶっこむ

すると

なんと普通に、生きた

えーわからなーい

どっか悪いんだ

ま、いいや

ケーブルの届く範囲でがんばろうっと

狭い部屋だし・・・

 

撮影はこつこつと丁寧に微速前進

毎日皆で現場編集を見ながらうなったり笑ったり

 

 

年末から無自覚に靴を買っていたら

新品の靴が大量に集まっていた

ロケばっかりだし割と歩くので靴は消耗するほうだが

それにしても集まってきた

とっかえひっかえどんどんはかないと

不均等な使い方になっていく

でも結局気に入ったものしかはかないんだなあ

店で試すのと実際に生活で使うのとは別だから・・・

お、今、突然「靴長者」という言葉を思いついた

それはいい長者なのか?

意味不明すぎる

 

 

さ、くだらないことは置いといて

難しいこと考えよ・・・

その前に風呂でゴルゴ13でも読むか

2008年01月19日

どんな年なのか?

 

今年に入って珍事が続く

近所の神社のおみくじは「大吉」

これは珍事ではないがそうあることではない

イエース!!

と指を鳴らしたオレは欧米か

というギャグを使うことそのものが精神の退廃を示している

 

そして年末ジャンボ宝くじは

銀行の横のおばさんボックスで自動読み取りしてもらった

どうせあたらん

とたかをくくっていたらふとみると

当たり金額種別のところに

「高額当選」と出ている

えーーーーーーーー

「あのあああのああの、、、こ、こ、こ、高額って

い、い、い、いくら万円でしゅあか?」

としどろもどろで聞く

おばさん「今調べますが、あー、銀行閉まっちゃったから・・・」

「えー!ど、ど、どんだけ~?」

こんなときにこんなギャグを言う俺の知的レベルは、ひどい

おばさん「えっと、五万円超えるともう変えられませんから・・・」

「だ、だ、だからいくらよ?」

おばさん「えー・・・・あっ、100000円です」

「うををををー!100000円!ついにやったー!」

10000円以上の当選は初めてだ!

やっぱり839枚も買ってよかった

それ以外に68200円当たったし・・・

やっぱり839枚は効果あるな

うん、いい年だ!

・・・・・っておいっ!

 

 

そして数日前近所をウォーキングしていた

部屋を出る前になんだか“予感”があった

“今日はやめよか”・・・みたいな

でも正月食べ過ぎて体はなまりっぱなし

ここは2時間10キロコースだ!

途中立ち食いソバだ!

と意気込んで歩き出す

近所の巨大ホテルで巨大政党が党大会開催ということでなんだかすごい警察官の姿

へ~と思いながら通過

割と車通りの少ない道をひたすら早足で歩く

10分もするといい汗が

寒かったが気持ちがいい

調子出てきた よしっ歩きながらストレッチ

肩回し うでまわし・・・・

と、そんな私の横に音もなくパトカーが・・・

「??」

二人のおまわりさんが出て来て

おまわりさん「ちょっとすいません」

わし「はい」

おまわりさん「・・・・なにをされてるのですか?」

わし「なにを・・・・って歩いてるんですけど、ウォーキングってやつで」

おまわりさん「あー・・・ウォーキング・・・身分を証明できる物ありますか」

わし「ないですよ!スポーツみたいなもんで、ジョギングみたいなもんで!なんにも持ってない!」

おまわりさん「近所で泥棒事件があって、あなたのニット帽がそっくりなんですよ」

わし「いやいや、ニット帽なんてみんな被ってる・・・」

そんなカンジでなんと泥棒に間違えられたのだった

最初は頭に来てちょっと抵抗しようかと思ったが

ばかばかしくなって(つーかおまわりさんがなんだかドラマにでも出てきそうなよさそうなおっさんだったので、これが居丈高な男だったらたぶん、その失礼さと闘う)

いろいろ質問に答え事なきを得た

途中「バールをお持ちではないですよね?」には笑ったが・・・

よかったバールを持ってウォーキングしなくて・・・

大変なことになるところだった

冤罪で逮捕・・・

っておいっ!

 

まあいい年なのか、どうなのか

よくわからん出だし

 

 

 

2008年01月23日

昼に雪

もう雨になりちょっと残念

 

 

久々に爆音ギターバリバリの音源を作る

なんだか十代の記憶がふつふつと・・・・

グレコのテレキャスター(イエロー)

ツインリバーブ

シンプルなイフェクター

ハウリング

硬いピック・・・・

 

仕事とはいえ、たまらん

仕事を忘れる

 

2008年01月29日

耳が鳴る

耳鳴りがひどくて病院に行こうと思ったが

ちょっと時間がなくて

本屋に行き

「耳鳴りめまいがたちまち消える本」

とう魅力的タイトルの本を買う

民間療法も含めいろいろ書いてあって

自分で出来ることをとりあえず試して

だめなら病院へ行こうと・・・・

まずはツボ療法

耳の反応点押し

耳引っ張り

ひとり耳あんま

頭引っ張り

眉間こすり

胸さすり

大椎温熱療法

外関温熱療法

指ひねり

指そらし

指噛み

中渚のツボ押し

かかと落とし

丹田呼吸法

これらは自分ひとりで出来ること

そして薬

亜鉛

ビタミンB C

そしてカタツムリ

流石にカタツムリはどうしたらいいかわからなく

ネットで調べ

新宿の漢方薬局にて購入

まるで炭のような粉

そんなこんなを試しはじめて三日目

今のところ・・・

変わりない

なんだか楽になったような気が・・・

しない

でもがんばるぞ

2008年02月01日

成城

スタジオの敷地内にあるスタッフルーム棟

その一室

4階から見える風景は

緩やかな丘陵にびっしりと家並み

まるでモンマルトル

行ったことないけど 

遠くに国営放送の技術研究施設か

眼下には小さな都市河川

いちおう郊外になるのかここにいるとなんだか穏やかな気分になる

裏の大工センターで鉢植えでも・・・・

いやすぐ近くの幹線道路(いろんな撮影所の近くを通る)のうまい定食屋にでも・・・・

それとも超高級住宅街を散歩でも・・・・

いやいや捕まるからやめとくか・・・・

なんてな

だいたい映画スタジオは郊外にあるが

ここは歴史ある老舗中の老舗だ

スタジオの入り口に立つ尻尾の長い超有名怪獣が象徴的

小学校のときそのグァガオォォォウーと鳴く怪獣を毎年見て育った私は

平然とそこで仕事をしていることがなんだか信じられないのだった

 

そんな独り言はともかく

考えるべきことは無数にある

延々と続く撮影の細かい設計図

映像、照明、音、美術、CG、衣装、化粧

台詞や動き方

特殊な撮影

決めきれないこと、わからないこともたくさんある

スタッフや俳優の知恵も借りながら一つ一つ・・・・

 

細かい努力で耳鳴りは“ほんの少し”改善されたように感じるが気のせいか・・・

「なんとか効果」か?

某超有名病院などで補聴器のようなものを一日数時間

それから低い音が出続け

幻聴である耳鳴りを心理的に緩和する治療法があると聞くが

うまくいくものか?

だいたい紹介状もないし

週に数時間しか開かない診察時間に合わせるわけもいかず

まあ耳鳴りの音はでかいが

すでに何年も付き合っているし

深刻ではない“楽観的印象”なのでもうしばらくこのまま様子を見るか

めまいが頻繁に出ると、やばいね

 

今日は平和だが

昨日は緊張の連続の出来事が朝から連続

夜終わってほっとして近くの焼肉屋

これがおいしくて・・・・

「野菜づくし」にしなきゃ!と思っているのだが

「腹八分目」にと思っているのだが

だめなワタシ

 

 

 

2008年02月13日

久々(改訂)

 

忙しいのと

PCが不調でしばらく日記が書けなかったが

仕事の合間を縫って 

PCを修理

身の回りの電気製品も一新

不用品を思い切って大量に捨てた

やっと2008年になった気がする

しかし忙しさはどんどん増してくる

夜の撮影も増えてきた 

じわじわと疲労蓄積

 

 

さて突然に新コーナー!

そもそもコーナーなんてなかったが

唐突に始める

 

題して「今日の廊下、いや、老化」・・・もとい!「今日の老化!」

私も当年とって52歳

まだまだとは思いつつもやはりいろいろガタが来る

そのガタをキタンなく疲労いや披露して

“楽しく歳を取るため”ぶつぶつと呟こう・・・という辛気臭いものである

 

 

耳鳴りの話はさんざんしているので

「今日の老化」は眼!

ずばり老眼・近眼・乱視 

とくに老眼はきつい

眼鏡もいちおう“対応”しているものだが

状況によって見え方がかなり違う

根を詰めて書き物をし続けていると

焦点距離が突然変わると対応できない 

たとえばカット割(やいねむり)をしていて助監督が眼下に急に書類を出す

助監督「あっすいません、これなんですけど、(云われた通りに)やってみました(得意満面)」 

わし「お、おうっ・・・・(見えねえ)」

助監督「いかがでしょう?(得意満面)」

わし「・・・・(書類を離し、見えず、その後眼鏡をはずし書類に顔をつけ・・全体は見えず)」

助監督「・・・・・(訝しげに、すげえ老眼&近眼つーリアクション)」

わし「・・・・(気配を感じ)いいんじゃない・・・これで行こう(でもわかってない)」

助監督「・・・はい(わかってんのかな、こいつ)」 

いやだいやだ

助監督に嫌われたくない

ろくなことにならない 

中学生の頃からド近眼だったけど

近眼そのままで老眼・・・

とほほ

電車や飛行機で本を読むことがつらい

眼鏡をはずさないと読めない

そうすると周りの状況が見えない

どっちもフォローできないといらいらする

それで寝てしまう

大事なものを逃した気がする

とほほ

救いのない遠近両用だめな我が眼

きついきつい

特に最近、眼が乾き気味だし

何しろ眼は『商売道具』だからなあ

なんとかこの煩わしさ改善できんものか?

しかたないのかなあ

白山眼鏡店さん よろしくです

(糖尿病は気をつけないといけない、糖尿家系である)

 

・・・とここまで書いて寝てしまった

言いたかったことはこんな暗いことではない

老眼や近視はもうどうしようもない

よくタクシーで「治る!」とか

「レーシックで治った!」とか聞く

いろいろ調査し有名眼科医に話も聴きに行ったが

たぶんワタシの年齢ではプラマイゼロむしろマーイ・・・

だとすれば

老眼近眼(乱視も)とうま~く付き合っていくしかないのだ

助監督に引かれても

「こいがわいの両のまなこやで~」とうそ関西弁で居直るしかないのだ

いいじゃん老眼

具体的に老化を意識した最初の出来事で、不便なことだが

情報処理のスピードを上げることだけが価値ではない

人はずっと同じままではない

近くが見えなきゃ離れればいい

遠くが見えなきゃ近づけばいい

一冊の本を読む時間が倍になってもいいじゃないか

そして本当に必要で大事な情報はたぶん大量に出回っているメディアの中にはない

広い世の中を知りえないことはある種の恐怖だが

“実感”の中にこそ「これが知りたかったことなんだ」というリアリティがあるようだ

そのためには人と話し、旅をして直接触れ合うことだ

大げさでなくてもいい

近所を歩き回るだけでもいい

自分の感覚を受動的にして歩く

なんでも受け入れる

空気がおいしいと感じること

音を聞くこと

街の匂いを感じること

立ち止まって樹木に触れること

眼だけが情報の入り口ではないと知ることが大事・・・

 

 

ま、そんなワケで急にワタシの眼下に書類を差し出すのはやめてください

ゴルゴ13のように防衛本能が自動的に反応して災いをよぶかもです

うそ

あと目をつぶって木に触っているワタシを職務質問しないでくださいよ、おまわりさん! 

 

2008年02月23日

明日から

長期の地方ロケへ

ずっと考えていたロケなので楽しみと不安が入り混じる

好天に恵まれますように・・・

 

今日まで厳しい撮影が続いた

あまりの時間、食生活の不規則さに

脳みそと体がかなり硬くなった気がする

ちょっとほぐさないといかん

暇があれば歩くべし

 

 

今日の老化

「白髪」

実はワタシ白髪がすごい

金髪にしている理由の一つは白髪だ

(ほかにも金髪の理由があるのか、現場でどこにいるか一目瞭然とか、なんか社会に逆らっていそうな人みたいな・・・でもホントはいい人みたいな・・・なにをぶつぶつ)

側頭部はほとんど真っ白と言ってもいい

同年代の男達は似たりよったりだが

それが年相応てか

実は体毛(どこでしょ)も白いものが半分

それが年相応か

白髪は均等ではなく部分的に集中して生えるようだ

いわゆる“まだら”

自分の側頭部のまだら具合のデザインはあまり好きじゃない

だから脱色したり染めたり染めたり染めたりする

 

まあでも最近思う

“白髪”いいじゃないか

老け顔、いたし方なし

父親を見ればわかる

いずれ真っ白だ

あきらめろ

髪の毛はもともと頭を守るもの

ふさふさあるだけ目的に合致している

中学生の頃 ロックな人になりたくて

ロングヘアーにあこがれた

それからずっと髪の毛の形や色に拘っていた

自由な髪の毛のために自分の仕事を選んだともいえる

ロングヘアーボーイ

 

しかし人生とは“不要な拘り”を捨てるもの

髪の毛への拘りはそろそろ面倒くさいカンジになってきた

頭髪は清潔であればよい

およっ、まるで「校則」だ

頭髪おしゃれに興味がなくなればこれは本当の老化

分水嶺超え 

いっそばっさり坊主頭にしてみるか

まさに仏教的拘りの捨て方だ、それ

本来の自分を晒すのだ

人間は外見じゃない

ルックスではなく作る作品を“ワタシ自身”にするのだ

よしバリカンだ!

2ミリだ!

・・・・・・

いや、待て

まだ寒い

春が来てからでもいいじゃんか?

いいじゃんね

・・・・・いいよ

 

 

根性なしめ

 

 

2008年02月26日

まだ小雨だが、雨

予想されたので撮影は今日の分を昨日撮り

先延ばししたシーンはあるが

ここでしか撮れないカットがいい天候の元

たくさん撮れたので

プラマイゼロむしろプラ、いや大プラプラ(なんだそりゃ)

 

今日は次の場所に移動

 

出発まで一時間

ホテルの窓から見える西側の山並みが霞んで絵画のように美しい

微かな色が残るモノクローム

つい口ずさむ旋律

雨のウェンズデイ(今日は火曜日だ)

2000トンの雨(4㎜しか降ってないが)

12月の雨の日(2月だし)

雨の歌は名曲ばかり

 

巨大な山岳観光地の入り口

空港から近い人工的な幹線道路に面した

人工的な外観のビジネスホテルだったが

私の部屋からは住宅街と田んぼを行く線路

ガソリンスタンド

巨大スーパー

丘に立つ団地

東京から遠く離れているのにまるで港北のような風景

寝心地のいいベッドが救いだった

 

これからまた100キロほど西に移動

海を渡り

県を越える

そこは雨だろうか

 

 

今日の老化

「ろれつ」

喋り好きだ

ずっと喋っている

気がつくと一人の時も喋っている(それは、どうかな)

内容的にたいしたことは言えないのだが

喋ることが「自己表現」であり「仕事」なのだ

しかし2年前から「ろれつ」が悪くなったと感じた

気が乗らないときに無理して喋ろうとすると

頭の中では内容がスパークしているのだが

口がついていかない

引っかかったり

言葉を思い出せなかったり

ワケのわからない単語が出たり

特に「きちんと喋らねば」という緊張状態では

アガってしまってよくワケのわからない言葉が出る

うーん

(処方してくれるような)でかい薬屋で相談したら

交感神経と副交感神経がどうのこうのでビタミンE!といわれ

それからずっとビタミンEを毎日飲み続けている

まあ、重大なミスはないが、

不安だね

舞台俳優にきいて早口言葉や活舌(字あってるかな?)の訓練(あいうええおあお、あいうえおおえいうあ・・とか、は行が辛い)をしているが

あまり改善せず

テレビで同年代のタレントや評論化がべらべら弁舌爽やかなのを見るとむむむとなる

 

まあね、これも老化(たぶん)

致し方なし(わかんないけど)

ようするにゆっくり喋ればいいじゃん

お笑い芸人ではないのだから

すぐにツッコム必要はない

えっと、だいたいそもそもツッコマなくてもいい

少しずつ“生き方のスピード”を変えればよろしい

あまりスピーディでシャープな年寄りも嫌われるぜ

 

 

だんだんこのコーナー救いのないカンジになってきた

おっと時間だ

出発

マツナガが荷物取りに来た

続きはまた

 

 

 

 

 

 

2008年03月04日

風邪

 

 

年中行事のように風邪をひく

撮影中は必ず一回はひく

縁起物なのか

 

一昨日、鼻が気持ち悪くて“黄砂”のせいか?と思った

今、撮っている映画の盛大な記者会見が開催されていたのだが

鼻が気になって気もそぞろ

なんだか妙なコメントを繰り返す

 

昨日、起きて「あっ・・・風邪ひいてる・・・」と自覚

すると不思議に悪寒、熱、肩の痛み、咳などいわゆる風邪の諸症状が一気に噴出

やれやれまたか・・・と思いつつも

撮影はなんとかこなした

散発的なスコールが時々撮影を中断させ

その都度休み

ごまかしごまかしなんとか夕方までに予定を終了

そのままマツナガに近くの病院へ運ばれた

ロケ地の病院にはいつもいろいろお世話になるが

実にカンジのいい病院

威圧的でなく近代的で、かつ人間的

受付もナースの皆さんも先生(通いの先生かもしれないが)も

「人間の本当の内側の付き合い」をする場所として

いい“距離感”を感じた

たかだか風邪の診察で薬もらうだけなのに“距離感”もなにもないが

でも不思議と「信頼」できると「(病が)軽い」気がして

病院に入っていく時曲がっていた背中が出るときはしゃんと伸びる

 

 

 

新聞やテレビに自分の作品のことが「出る」とさらにしゃんとする

風邪ひいてる場合じゃないが今日はゆっくりなので

寝る・・・かも

たぶん何もしなくていいとなると「何をしていいかわからない状態」になるので

台本読んだり、先の仕事のこと設計したり、街をうろうろしたり、本を読んだり、服をたたみ直したり、後で考えると寝てればよかった・・・と思う行動をすると思う

どうなんだ、それは・・・・

 

 

 

 

今日の「老化」

耳鳴り、白髪、老眼、ろれつ・・・と老化(かどうか断定は出来ないがきっとそうかな程度の認識で)は進む

楽しく老後を過ごすために自己検証

悪あがきよりも自己肯定

ワタシという“入れ物”も長く使うとぼろが出る

 

 

さて今日は「すきっ歯」

なぜかわからないが歯と歯の間が開いてきた

そんで、歯が長くなったように感じる

もっと歯茎がこんもりとしていたような・・・?

 

ワタシの歯は完全ではない

上前歯は5本全部ブリッジ(偽モノ)

奥歯は詰め物だらけ

知覚過敏になることも多く

煙草吸わないのに歯の裏は汚れやすく(お茶好きだから?)

歯石取りに3ヶ月に一度は行かないといけない

要するにだめな歯である

しかし毎日ハードに使用

大食い、硬い食べ物好き、焼肉大好き

それで食べると爪楊枝ばんばん使うし・・・

それとも歯磨きすぎ?

最低一日2回、多い時は4回ごしごしと磨く

焼肉なんて食ったらすぐ磨く

細いジェット噴射の食べかす飛ばしで徹底的にやる

その後、時間がある時は2種類の歯磨き粉でごしごし

 

小学校のとき「歯磨き体操」という巡回イベントが来たことがあって、それを忘れられない

3分間は丁寧に磨きなさい

上の前、上の後ろ、上の左右の奥

下の前、下の後ろ、下の左右の奥

なんだか歯磨きは神聖な行事に思った

今、思えば歯磨き粉会社と教育委員会がタイアップした巡回イベントなんだろうが

校庭のいつも校長が立つ場所にジャージ姿の“歯磨き兄さん”が立ってリズミカルに「歯磨き体操」をやる

ほらっ歯磨きは健康の入り口なんだよ

しっかり磨かない子は悪い子だよ

悪い子?・・・

それ以降40年以上極めてしっかりと歯を磨いている

雨の日も風の日も

社会に反抗している時も、仕事にへしゃげている時も

幸せなときも、不幸なときも・・・

歯磨き兄さんは毎日ワタシに語りかける

歯、磨けよ~(ドリフじゃないよ)

ごめんなさいごめんなさい

ちゃんと磨くよー・・・

悪い子になりたくなかったのだ

 

 

で「すきっ歯」 

要するに磨きすぎ?

歯茎を押し込んだ?

歯医者さんにそんな趣旨のことを言われたが

習慣はおいそれとは変わらない

必死で磨かないと「歯磨き兄さん」に怒られる

 

まあ歯茎も老化する

52年も支えているのだ

しょうがない

うまく付き合うしかない

 

歯の磨き方のみならず

噛み方、食べ方

食事という行為に対する考え方が整理されなくてはいけないだろう

何しろ暴食、古代人並のスピード食(見たことないけど魚を腹いっぱい丸呑みして死んだ女の人の遺骨の話は読んだことがある、弥生時代?)

今までは早メシは撮影現場の美徳と体で覚えてきたが

歯の磨きすぎと早メシは何とかしないと体が持ちこたえなくなっているのね

考えますよ

 

全国50代のすきっ歯の皆さん

すきっ歯をきっかけに人生を考えましょう!

いやいや、俺が考えればいいのさ

人を巻き込むな

 

 

 

 

 

 

 

 

目の前の窓から大きな湾が見える

遠く霞む隣の県のシルエット

先ほどからワシか鷹かとんびか、羽の大きな鳥が

海中の魚を取るべく何度かスーパーダイブを繰り返している

風邪薬でぼんやりしている

引いて行く汐

そこに立つと空気は冷たいのか

 

いつも思うが

心に染み入る情景はカメラでは撮れない

「それを忘れないようにする」ことだけだ

この眼前の海も、そうだ

 

 

 

 

 

さて映画「包帯クラブ」DVD売ってますよ~

見逃した人

ビデオ屋さんとかレコード屋さん(CD屋さん?)とかでお手にとってご覧あれ

 

 

映画「銀幕版スシ王子!!」

公開が近づいてきました!

お楽しみに!

 

 

そして

映画「20世紀少年」

映画「まぼろしの邪馬台国」

撮影快調!

風邪治してがんばる!! 

 

 

2008年03月10日

九州

ずっと九州でロケをしていた

自分の両親は九州出身でなんだかルーツ感がある

雄大な風景が映画に、力を、魂をくれた

素晴らしいことである

まだ全体は見えないががんばって撮りあげたい

協力していただいた九州の皆さんに感謝します

いいものにします!

 

 

今週の老化

「たるみ」

まだ頭エリア・・・

頬の筋肉が張りがなくなってたるんできた

ぼよんぼよん

気を抜いて写真撮られると

顔がでかい

もともとか・・・

顔筋肉体操をたまにするが目立った効果はない

相貌が変化していくのを毎日見ると、なかなか加齢を実感する

明らかに20年くらいでまったく違う顔になった

(動画サイトで確認できる)

ま、ずっと同じなのもちょっと変だけどね

 

と、ここまで書いて「いいじゃん、たるみ!顔は男の履歴書だ」なんて書こうと思ったのだが

このコーナーなんだか書いていると“眠くなる”ことに気付いた

う~ん

 

つーワケで寝る

 

 

2008年03月14日

雨の島田

九州から帰って

都内で準備や撮影をし

また静岡の島田に

雨で今日のシーンが一つ先送りになる

・・・

でも明日から 今後一週間内容的にクライマックスだ

身が引き締まる

 

 

すごい大雨らしい

突風も吹いているようだ

皆さん気をつけて

明日は晴れてほしい

 

今日の老化

「居眠り」

その気になれば5秒で寝ることが出来る

どこでもだ

電車の中でも

映画館でも

もちろん現場でも・・・

それは意図的に眠ることもあれば

「気がつくと寝ている」こともある

これがくせもの

我慢が出来なくなった

無防備であられもない姿を世に晒すことが増えた

それが体が求める自然の要求であっても

時と場合によっては“堪える”ことが必要だ

かつては連続徹夜などへいちゃらだったが

今は睡眠時間が2時間程度だと翌日何回か意識を失う

食後は睡眠時間に関係なく意識を失う

以前はもっと動き回ってがんばれたなあ・・・と考えながら、寝る

「気がつくと寝ている」状態

気合いと根性・・なんてまったくない

ネムイことは止められない

撮影ベースでよく眠る

キャンプ用の椅子はなんだか心地よい

寒いときは毛布にくるまって本当にホームレスのようだが

このところ気温も高くよく眠れる

しかし不思議とカメラリハーサルや本番はしゃんとする

頭の中の「撮影脳」はいつも覚醒していて

24時間対応

そういう体になってしまった

いいんだかわるいんだか・・・・

なんて書いていると、あーネムイ

このコーナー書いているといつも眠くなって

“つらい”ところで終わり

本当の意図=老化いいじゃん、うまく付き合おうぜ!、みんな無理すんなー、逆手にとって楽しく生きよう!

という結論まで行かない

いかんいかん

明日もはやい

寝よ・・・・・こらっ

 

 

2008年03月22日

春が来た

とっくに来ていると思うのだが

ワタシ的には今日、来た

朝起きてそう実感した

この何日か寒かったし雨だったし・・・

今日のこのぽわんとした雰囲気はまさに“春”だ

よかったよかった

穴のクマもそう思うだろうか

 

 

撮影佳境

撮影所やいろんな場所に出没

“いいカット”という最高の餌を求めて

 

映画「銀幕版スシ王子!!」のキャンペーン始まった

光一君はじめとして各地で大々的に試写会やら取材やら

ワタシも大阪に行く予定

楽しみだ

公開は4月19日!!

劇場で「握られちゃって」ください!

あはは

よろしくです

 

 

EMOBILEのかわいらしいUSBモデムを買う

通信エリアが大都市カバーしだしたという情報を得たのでとり急ぎ購入

ちょこんとPCにつけてなかなかキュート

開通するとなんとスピードがかなり速い

YouTubeとか自宅や会社の回線並みに見れる 

CGをお願いしている盟友 原田大三郎氏が持っていたので

「それなに?」から始まって早速ゲット

いやあやばい

日記の更新も早まるか・・・

 

 

 

今日の老化

「腹」

原田・・いや腹だ

まあ、最近始まったことじゃない

もはや30代からぼわわんと、キテる

焼肉がっつり食って、横になると

まるでスヌーピーだ

いやそんな可愛くないぞ

ただただみっともない

男は2種類

中年になって腹が出るか、出ないか・・だ

残念ながらワタシはぼわわんだ

鏡を見るとがっかりだ

何とか抵抗しようと

ダンベル

腹筋マシン

筋肉振動ベルト

そして乗馬フィットネス機器ジョーバ・・・

涙ぐましい何年もの努力・・・

そして52歳をむかえ

効果は・・・・ない

まったくない

そりゃそうだ

毎日がっつり食べまくっているからだ

ウォーキングもする

たまにダイエットもする

でもだめである

欲望に忠実な人生を送っている限り

どんどんと重力に筋肉と脂肪が負け

メタボな敗残者になっていくのだ

 

でも抵抗するだろう

毎日パンツをはく時

食後

風呂のとき

ため息をつき、そして「いつかこの腹何とかしてやる」と思うだろう

もしかしたら“抵抗、いや悪あがき”そのものが人生そのものなのか

学習と節制

子供の頃から「学べ、そして自己を律せよ」と教わった

くそ喰らえと思っていた

カンケーねー・・・だった

しかしツケはまわる

象徴的な“腹”の出具合だけじゃない

その中身=内臓、血管、血液、細胞・・・

まだ間に合うか

もう手遅れか

今日も考えよう

スヌーピー・・・・

春だから 

 

 

2008年03月24日

池袋

池袋にある歴史的建物で撮影

重要な文化財らしい

入り口に大きな桜の樹

ピンクに色付き、春になりたがっている

いよいよ本番

一雨ごとに・・・

 

先ほど撮影中に地震

防災バックの確認をしたくなった

乾パンや水の賞味期限は大丈夫か?

さんまの蒲焼の缶詰をたくさん入れたが、それはどうなのか?

ご飯も入れたほうがよかったのでは・・・・

気になるぞ

・・・・おいっ 

 

 

映画「まぼろしの邪馬台国」の撮影がほぼ終了した

まだ細かいものや風景撮影が残ってはいるが

俳優部分は終了

微笑ましく元気になる夫婦像が撮れた

九州の風景は素晴らしかった

映像に“魂”をもらった 

これから秋公開に向けて編集、音やCGの作業に入る

生みの苦しみだが

楽しみでもある

がんばりたい

 

 

そして映画「20世紀少年」堂々撮影中!!

つーかずっと堂々中

これからもどんどん堂々中

なんだかすごいことになっている

身が引き締まる

間違えた

気が引き締まる

身が引き締まると腹が引っ込んでちょうどいいのだが・・・

 

 

映画「銀幕版スシ王子!!」

堂々公開間近!!

明日は大阪キャンペーン! 

お楽しみに!!

 

 

今日の老化

「手先」

何の作用かわからないが

気持ちはつまんでいるのだが

煮物などを実はつまんでいなかったり

(箸の話)

字が下手になったり

(もともと下手だがより下手になった、手先の力の入れ方が変わったのか)

台本やページをめくるのに苦労したり

(指をなめてめくる・・のだ)

CDやDVDをくるんでいるパッケージが“剥け”なかったり

(薬を出すのも苦手)

要するに細かい手作業が苦手になってきた

老眼で目標が定まらないという原因もあるのだろうが

とにかく手先が鈍くなってきた

 

これは鍛錬しないとだめだね

どんな道具でも使わないと動きが鈍くなるものだ

得意じゃない動きをやり続けて

命令と訓練を繰り返して

“自由自在の手”を手に入れなきゃだわ

たとえばピアノ(埃をかぶっている)

たとえば刺繍(スウェーデン?リリアン?)

たとえば編み物(ニットの監督!)

たとえば陶芸(ゴースト!!)

たとえば習字(美子ちゃん)

たとえばプラモデル(松本城)

ギターは好きだから鍛錬にはならないだろう

アルビィン・リー並に早引きすれば別だが

 

とにかく楽しみながら指先の老化防止!

・・・・・何言ってんだ、俺

 

 

いつまで続くんだ「今日の老化」

まだまだあるぞー・・・・

2008年03月30日

雨、桜、カレー

 

ずっと成城にある巨大スタジオで撮影

敷地の真ん中を川が流れその両岸に超大ぶりの桜の樹が連なる

晴れていると見物の人々ですごいにぎわい

スタジオの中は暗闇が支配する撮影地獄

一歩外に出ると美しく平和な満開の桜

極端なコントラスト

 

でも今夜はさきほどから雨

花見散歩の人々もいなくなり

冷たい雨の中、夜桜がライトアップされ

まるで映画のセットのようだ

虚構のスタジオよりも

非現実的な現実の美・・・

・・・桜の樹の下には“死体”が埋まっている・・・

まさに!

 

 

映画「銀幕版スシ王子!~NYへ行く~」

公開に先立ってドラマ版再放送だったり特別番組だったりいろいろあります!

ぜひチェック!

 

 “銀幕版スシ王子!一口メモ”

1989年にワタクシ一年ほどNYに住んでおったのですが

(英語はそれでも喋れません、勉強したけどあかんかった)

今回たまたま撮影でお借りしたすし屋さんのすぐ近くに当時のマンションがそのままあって

(31stの3rdとLEXの間)

つい背景に入れてみました

一瞬だけどぜひチェック!

 

 

映画「まぼろしの邪馬台国」

秋公開に向け編集作業開始!

ちなみに「まぼろしの邪馬台国」

略して“まぼタイ”・・・だそうです・・

みなさんかわいらしく呼んでね!

せ~のっ

 

 

どうもご協力ありがとうございました・・・

 

 

映画「20世紀少年」

膨大な分量と格闘中

台本の厚さが6センチを超え辞書並みに・・・

軽く通読に4時間

夏公開に向けまだまだまだまだ山・谷・峠が次々と・・・

 

 

昨夜撮影をしていると中学の出身クラスの皆さんから電話

どうやら集まって飲んでいた様子

いいなあ・・・

それぞれ生きていくのは大変だろうが

なんだか通じ合える同窓クラス

会いたいなあ

 

 

で、今日の老化

“腰”

つーか“胴体”

最近気付いたのだが

なんと

靴下履くのが、つらいっ!

体が曲がらなくなった?

(子供の頃からめちゃくちゃ硬い体でしたが)

おなか出過ぎ?

立ったままの靴下履きがつらいのです

よろけます

「う~」って声が出ます

朝はいつも急いでいて、特に靴下履きの頃は

「あと2分!」って時だから

座ってゆっくりというわけにも行かず

毎朝「う~」って唸りながら呼吸を止め

一気に吐きます・・いや履きます

しかもよく“センターがずれ”てしまい

また直すのに苦しい思いをします

いやだいやだ・・・・

こんな生活

 

おいおい

弱音を吐いてどないすんねん

要するにあと30分早く起きてじっくりストレッチでもすれば

徐々に改善するはずや

体も起きるの時間かかるんや

なんでも余裕持たなあかんで・・・

ってなんで関西弁?

とにかく酢を飲め!酢を

あとしっかりラジオ体操だ!

ヒンズースクワットだ!

硬直した体をほぐすんだ!

 

・・・・・

がんばります

 

さ、また夜が更けてきた

撮影撮影・・・

あっ

今日の夕食はケータリングのチキンカレー

運ぶのに雨粒が大量に降りかかる

平気なのか?

雨、桜、カレー・・・

 

 

 

 

2008年04月01日

本日

本日をもってこのブログを廃止します

長い間ありがとうございました 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うそです

うそついていい日なんで・・・

すんません

かわいげのないうそで・・・・

 

どんな弾圧をうけてもやめません 

 

2008年04月03日

晴れ!

気持ちのいい朝だ

相模湖ピクニックランドに行きたいような日だ

別に東武動物公園でもいいが

いや、マザー牧場か

いっそ伊豆アンディランドに・・・それは室内の亀か

・・・どうせ行けない、やめよう

 

氷山をスプーンで崩すようにこつこつと撮影は続くが

膨大な残量

毎日、頭を初期化して「マンネリアングル」の防止に努めるが

自分の引き出しの少なさに、唸り・・・

 

 

昨日は撮影がお台場で夕方終わり

レインボーブリッジの芝浦から車を降り

夜になっていく街を、歩く歩く

自分だけの“お花見ポイント”を一筆書きで制覇

特に大崎の駅ビル辺りは人気も少なく秀逸

そんでポロロッカでお寿司とソラマメとたこ刺し

寂しくいただき

超長風呂、まさに泥のように爆睡8時間

最近寝てなかったのですっきり

 

 

「銀幕版スシ王子!」一口メモ

タイムズスクエアーで撮影をしていたら

車で通りがかったアメリカ人(たぶん)にいきなり車中から

「ヘーイ!スシプリンス!」と叫ばれ

「イエー!!」と応えたものの

何で知ってんの?と光一君とびっくり

不思議

 

と言うわけで“話題”の「銀幕版スシ王子!」

公開近し!

劇場でどうぞお食べください!

 

今日の老化

「がに股」

これは老化とは関係なく子供の頃からの状態

先日朝日新聞の秋元さんの連載コーナーで光栄にも“歩いている”写真を紹介していただき

照れくさくも恐縮したのだが

この写真が見事に、がに股

まあがに股なのだからしょうがないがに・・・

問題はカレイ、いや華麗、いやいや加齢とともに

そのがに股度が増していること

どうしても立ち方、歩き方がどんどん“楽”な方に偏る

(座り方、寝方、食べ方もそうかも)

姿勢を維持する若さ(筋力)がなくなってきたのか

猫背がに股オヤジ化に加速がかかるのだ

ウォーキングしていてちょっと気を抜くと

“かっこ悪いだらだら歩き”になっている

たまに舞台挨拶、記者会見、写真撮影になると

「あ、オレがに股だ」と突然気になりだし

腹を引っ込め肛門をしめ 

へんてこなモデル立ちで妙に顔に力の入った写真を撮られ逆効果だったりする

別にワシがかっこつける必要もないし

誰も見てないし

素敵な俳優さんと登壇しても

9割がたの新聞は“ワタシを切った”トリミングだし

問題はない

外見的には・・・

しかし自分がいやなんじゃ

もともとよくない姿勢がこれ以上悪くなると

“姿勢が不健康を呼ぶ”気がするのじゃ

むかしオヤジがよく長い定規をワシの背中にねじ込み

「背中は垂直!」と軍隊式姿勢矯正されて泣きそうになったが

今はワシがワシに姿勢矯正したいのじゃ

姿勢のいい足がぴんと伸びた人は素敵だ

姿勢と清潔感

これを獲得するのは“努力”あってこそだろう

がんばるぞー

姿勢をよくするぞー 

って体操のお兄さん(いやおっさん)みたいになったりして

それはそれで・・・・

 

 

2008年04月11日

住宅街

 

桜も散った昼下がり 

港北の高級住宅街でロケ

ずっと高級住宅街にコンプレックスがあって

なんだか足を踏み入れてはいけないんじゃないか・・・と思ってしまう

ここにはここのルールがあって

ワシらのような無頼漢の来るところじゃねえ・・・みたいな

なにしろ映画のためなら“何でもやってしまう”から・・・

「ご迷惑かけます!」といいながら本当に迷惑だから、私達・・・

でも仕方ないんです

これが仕事で・・・

悪気はありません・・・はい

精一杯、静かに、迅速に、交通妨害せず、礼儀正しくやりますから

許してください!

ということで・・・

「それじゃあ行ってみよ~!!

よ~~~~~いスタッ!

いいよーいいよー

かあああああっとぉ!

グー!バッチグー!

ほらっ!ものどもっ!拍手拍手!

いえぇえええ~!!!!」

 

・・・・だから・・・うるさいよ

 

 

 

この一週間

セントレア空港とか渋谷とか新宿とかで堂々ロケ

ご協力いただいたみなさんありがとうございます!

ロケの合間に常滑市のどかん坂うろついたり

(素晴らしいところだ!びっくりした!世界遺産にしてくれ!)

超“まいた”のでひさびさ新宿でうろうろしたり

(焼肉、買い物、映画、かに道楽!)

ロケもがんばりつつ“ちょっとの余裕”

季節の変わり目にはいい時間

 

 

さて19日全国大公開のワタシの新作 

映画「銀幕版スシ王子!」一口メモ

英語を習得した司が堂々とまくし立てるある英熟語

ワタシが大学受験の時

たしか「試験に出る英熟語」で覚えた熟語

いまだに英熟語って何のために丸暗記したんだかよくわからんのだが

まあ、ここで役立ってよかったなと・・・

(「蓼食う虫も好き好き」は使いたかったけど今回は使えなかった)

さてどんな熟語か、チェックしてや~

 

 

今日の老化

だんだんネタがなくなってきた

決定的なヤツは「書けない」し・・・・

でもあえて書くなら

「シミ」

手の甲に“老人ハン”のようなシミがぽつぽつと・・・

手に年齢が出るとはよく言ったもので

じっと手を見ればなかなかのネンキ・・・

まあ手以外にも顔を中心に黒子なんだか汚れなんだか

日焼けなんだかわからないシミが・・・・

ここはロゼッタ洗顔パスタ(パスタ?パスタって何?)でシロコさんにならねば!

シロコさん!クロコさん!

いっそ美容整形するか

レーザーで焼き取るか

ついでにきもちデカくなった顔の贅肉を取って

「湖岸」いや「小雁」いや(こがんじゃなくてこがお・・)「小顔」にするか?

オレがつるつるの小顔になったら

気持ち悪いだろうな~

まあシミも「年輪」と言うことでよしとするか

でもこのままどんどん増え続けて・・・・

いやだいやだ・・・

 

 

そんなことを書いていたら時間だ

撮影再開!

い~く~ぞぉぉぉ~!!!!

だからうるさいって!

 

 

 

 

2008年04月13日

銀幕版スシ王子!

いよいよ19日公開

映画「銀幕版 スシ王子!」

NY、米、宮古島、唐手、英会話、スシ(正統)、スシ(国際派)、日本、アメリカ、琉球の運命、グローバルスタンダード、堤防少年・・・・

ワタシ的に面白いと思うコトをメイッパイ詰め込んだのでした

とはいえ“くっだらない”満載

“かっこいい”爆発

そして見るとハラヘリます

ぜひご覧あれ!

 

 

2008年04月14日

土曜日からです

しつこいが

映画「銀幕版スシ王子!~ニューヨークへ行く~」

19日土曜日から全国公開っす!

よろしくい願いします!

 

去年の夏は連ドラ、銀幕版と「スシ王子!」三昧

消えもの(芝居で使う食べ物を指す用語)の担当をしていた助監督セキネはもう二度と寿司は食いたくないというほど寿司と付き合った

シンプルな握りなら軽く出来る・・・らしい

けっして食いたくはないが・・・

自宅の冷凍庫にまだ不思議な寿司ロール試作品が大量に凍っているらしい

もう半年以上経つ

早く解凍して食え

それか一万年ぐらいほっといて未来人が

「これはいったい・・??」と思わせるか

どうするかは・・・自由だあぁぁぁぁぁ~ 

 

そんな意味不明なこぼれ話はどうでもいい

ぜひみなさんお誘いあわせの上、劇場にお越しください!!

 

 

 

2008年04月16日

いよいよです

ほんとにクドいけど 

映画「銀幕版スシ王子!~ニューヨークへ行く~」

いよいよ19日公開!

だから今日は寿司を食べに行こう!

ってカンケーないか

2008年04月18日

明日19日!

 

明日19日

映画「銀幕版スシ王子!~ニューヨークへ行く~」

いよいよ全国で公開!!

 

 

ドラマ見た人もそうでない人も

子供も大人も

男も女も

楽しい人も苦しい人も

忙しい人も暇な人も

ぜひご覧ください!

 

 

 

2008年04月20日

ついに!

ついに公開になった

映画「銀幕版スシ王子!~ニューヨークへ行く~」

GWはみなさんお誘いあわせの上、劇場へGO!

略してGSONYGWGOです!

・・・意味わかんない

昨日はキャストの皆さんと新宿で舞台挨拶

超満員のお客様に感動

ありがとうございます!

そしてよろしくお願いします!

 

そして

映画「まぼろしの邪馬台国」

風景部分を除いて撮影はほぼ終了

怒涛の編集作業中

カットの繋ぎ合わせの細かいタイミングの違いでニュアンスが全く変わるので非常に難しい

今後数ヶ月続く仕上げ作業

秋公開に向けて、楽しみながら苦しみます

 

実はとんでもないことに(ほんとにとんでもない!)

かの有名なNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」という番組に出演することになり(5月13日放送予定!!)

映画「まぼろしの邪馬台国」の撮影現場に去年からずっとカメラがいたのでありました(撮っているワタシが撮られていた!なんてことだ!)

テントに一日中こもって、せんべいを食いながらテレビを見続けるせんべいオヤジのワタクシなど素材になるのか?・・・いったい番組として成立するのか?とかなり不安でした

先日、NHKにて丁寧なスタジオ収録があり(あの有名な∧セット!)司会は茂木健一郎氏(お会いしたかった)、住吉美紀さん(お会いしたかった)

いやあ、照れくさい

VTRのなかでじたばたしている自分が、まるで自分のようでなく(自分が思う自分の姿と客観的に映る自分の姿はかくも隔たりがあるものか・・・いまさらながら気がついたのでした)

質問に的確な言葉で答えられない自分がまた自分でないようで(それは単なる語彙不足、勉強不足、表現下手)

さんざんでありました

この番組は私も好きでよく見ます

まさに芸術的な『プロフェッショナル』の一面を垣間見れる素晴らしい作品ばかり

ワタクシごときではホントにキビシーのでは・・・撮り終わった今でもドキドキです

しかし茂木さんがブログでありがたいお言葉を・・・

http://kenmogi.cocolog-nifty.com/professional/

う、うれしいっす(泣)

茂木さんの著書の知の深さにいつも感銘を受けておりました

だから余計に・・・(大泣)

 

ともかく(こうなりゃ開き直って)

NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」

オレの44分!(おわーかっこわりい)

よかったら見てやってください!!

 

 

そんでもって

映画「20世紀少年」

がしがしと撮影は続く

このGWは架橋いや華僑いや佳境

すごい人数のエキストラ大集合のシーンが連続

大変なことになりそうです

同時に編集、CG作業も爆走していて

ロケハン、リハ、カット割り、衣装合わせ、撮影、現場編集、編集、CG確認が波状的に繰り返す状態

撮っても撮っても金太郎(なんやて~)

しかしスタッフや俳優はもっとたいへん

寝ても覚めても爆走爆走湘南族(やめれ)

わかってはいたがどーなることやら・・・

 

 

 

2008年04月23日

横浜

横浜で撮影

多くの方々がエキストラ出演

ありがたいありがたい

感謝感謝

 

映画「銀幕版スシ王子!」

絶賛公開中!

劇場へ!!

 

中学校の教科書を探している

なんだか無性に“おさらい”したくなった

いや、おさらいではなく知らないことばかりだろうな

はじめて学ぶ中学校・・・

もしかして小学校からか?

 

 

 

2008年04月27日

埼玉県

 

埼玉県の撮影基地でがしがしと撮影

天気はいまひとつだがまるまる作った近未来の新宿の路地はいつでも夜みたいなもので、大丈夫

毎日、山場みたいなシーンがやってきては去り

またやってきては去り・・・

でも第一章、第二章、まだまだなカンジで・・・

ちょっとヤバいかなあ・・・いろんな意味で

がんばれ!Nデザイン!

うひっ

 

昨日は映画「銀幕版スシ王子!」の追打ちキャンペーンで

中丸君と舞台挨拶3回

彼は皆から「ゆっち」と呼ばれていたので

「ワタシも多くの人々に『ゆっきい』と呼ばれています」とウソをつく

なんてウソくさいウソなのか

現場のノリとはいえ、すいませんでした

ゆっきい反省

GWは「銀幕版スシ王子!」へ急げ!

 

 

そして時間の合間を見てこつこつと

映画「まぼろしの邪馬台国」

略して“マボタイ”の編集チェック

怒涛の秒殺仕事の連続のなかで

ほっと一息、“その世界”に入り込むことで『幸せ』になれる瞬間

ずっと編集していたいのだ

そうもいかんか

 

 

映画「銀幕版スシ王子!」一口メモ

この映画には「スライム」みたいにぐにょぐにょで透明で緑色の不気味な生物が登場します

それは主役の司(堂本光一)に襲いかかり

危機を作り出します

そんな映画?

ホントです

劇場で確認してください

ではまた

 

 

久々のコーナー

今日の老化!!

今日は「握力」

あれ?これ書いたか?

むしろ「記憶力」をテーマにしたほうがいいか?

 

握力

握る力がどんどん落ちているのだ

ビンのツイストキャップやビン詰めのキャップが取れない

引越しなどで重いものを運ぶと手が我慢できなくなる

軽いものでもよく掴み損ねる 

ふとした瞬間モノをよく落とす

料理の皿が不安で持てない

重い本を読むことが我慢できない(重くて)

仰向けに本を持って読むことが辛い

長時間ペンで書くと手が極めて疲れる

ぬれた洗濯物を大量に干すと手がしびれる

(ジーンズは乾燥機ではなくパンパンと伸ばしてからハンガーにバランスよく吊って三点でピンチで押さえ陰干しするから、何本もたまってしまうと干すのが重労働、なにしろジーパンしかはかないし)

 

ドンキホーテでV字型の握力増強グッズなどを買ってニギニギしているがあまり効果はない

子供の頃からずっと親しんでいるギターなどはどんなに弾いていても疲れないから

手も「得手不得手(!・・手だけに)」あるのだろうか

 

これは重いものを持ったり、自分で本を持ったりしなくてもいい優雅な生活をしろという啓示か

いやいや一生そんな人生はこない

想像する必要すらない

ジーパンをはかない日は来ない

 

これはどうしたものか

ひたすら手を鍛えるのみか?

諦めて付き合うか?

いや

たぶん手だけのことではなくて体全体のことだろう

ワタシの細胞全部の問題だろう

運動不足や「苦手な肉体的日常」を嫌ったりすることの積み重ねの結果だ

手だけ鍛えてもしょうがない

体全体の現状を見据えつつ少しづつパーツの性能を向上させていくしかないのだろう

わかっちゃいるのだけれども・・・

 

 

 

 

2008年04月30日

Tシャツにコーラ

 

暖かい

夜なのにTシャツに口紅、いやコーラを飲んでる

コカコーラZERO

コンビニで買ってきてもらった

コーラなんて一年に数回しか飲まない

南の島行った時とか

コーラしか飲み物がなく

しかも喉が渇いて仕方のない時とか・・・

コーラばかり飲んでいる人も多いが

(特にワタシの知り合いは多い、マツナガとか代表とか)

ワタシは苦手だ

歯が溶ける(と昔デマが流れた)

太る(イメージだ、太ったアメリカ人のカンジ)

ネガティヴな印象だ

でも無性に飲みたくなるときがある

今日みたいな明らかに“夏”を感じる日

ロスやハワイに行くとバドワイザー飲みたくなる・・みたいな

で、飲んでみる

うまい!

YES!coke!

でも一本は飲めない

多い

腹部膨張でバリウム我慢状態みたいになる

でももう少し・・・・

 

とにかくそんな気分にさせるほど、暖かい

温暖化 コーラをワタシに くれたんか・・・

 

映画「銀幕版スシ王子!」NYプレミア試写の報告入る

おおむね“狙い”通りにウケていたとか

よかったよかった

そしてお世話になったNYスタッフありがとう!

またなんかやりましょう!!

 

上映されたリンカーンセンターの老舗の映画館は昔

「さよならニッポン!」を上映していただいた縁ある映画館

云わずと知れた芸術の殿堂だが

誠にありがたいことである

感謝!

そして映画「銀幕版スシ王子!」

堂々公開中!

劇場へ!

 

 

今日の老化

「貧乏ゆすり」

これは明白に老化とは関係ない

昔からのクセだ

かっこ悪いから治せ・・とよく言われるのだが

人前でもついやってしまっていて気が付かない

その昔、ドラムの演奏を習ったことがあって

(椅子たたきばかりだったのでやめてしまったが)

両足の“リズム合わせ”を何度もやらされた

どんな音楽でも聞こえればその時のクセで足でリズムを合わせてしまう

あるいは常に頭の中で音楽が鳴っていてそれにあわせてドラムをたたいている

貧乏ゆすりとはちょっと違うのかもしれないが

とにかく落ち着かないからだの動き

それに純粋な貧乏ゆすりも加わる

ゆれゆれだ

困ったものだ

落ちついて優雅な座り方動き方の大人に憧れる

なるべく意識して我慢するのだが

なかなか手ごわい

最近富みにゆれゆれが強まった感すらある

「タンデンに力を入れこらえよ!」

ぶるす師匠の声が聞こえそうだ

どうしたものか

コントロールが効かなくなることが老化なのか

2008年05月02日

小雨

 

小雨の東宝撮影所

映画「20世紀少年」の撮影は延々と続いている

今日は第2章の“クライマックスその1”といったところか

クライマックスもまさに「だらけ」というほどたくさんある

1章も2章も・・・もちろん3章も

原作を全て映像化するわけにいかないので

(10章あってもたりなくなる)

面白いところを抽出しストーリーを整合したから

いきおいクライマックスだらけだ

すごい!・・・のです

そうとうがんばって撮ってます

はい

 

 

 

映画「銀幕版スシ王子!」一口メモ

米寿司がNYに到着するシーンで

入国審査のゲート前で客待ちするタクシーの運転手は

黒人ながらジョンデンバーとニューキッズオンザブロックが大好きな“?な趣味”の男

グラフィティアートの総本山みたいな巨大倉庫に集まったエキストラや八十八の過去の店内にいる人々も

「あれっ?これ〇◎風?」みたいな“変キャラ”がいっぱい

わかるわからん別として面白そうなキャラ作りしちゃいました

だってNYだし

なんでもありということで・・・ 

 

ああ

NY行きたい・・・

目的なくうろうろしたい

MOMAでぼけーっとしたい

ウォッカトニック飲んでライブハウスで踊りたい

いつになることやら・・・

って一口メモじゃなくてボヤキだ

 

 

 

 

さて今日の老化

そろそろネタ切れか

いやまだまだある

「首」

ここ数年、不思議と首が“寒い”

基本的には暑がりで、いまだに寝るときは足は出して寝る

じゃないと、“暑い”

でも首だけはだめだ

寒いと感じることがとても多い

一回寒がると、肩が痛くなり、軽い頭痛などを呼ぶ

しょうがないのでTシャツ短パン(短パンはうそ、言葉のあや)でもマフラーしてたり

寝るときは首になんか巻いたり、老女のようだ

体が“部分的に冷える”なんて想像も出来なかったが

そうなっちゃうのね

いつも組んでる記録のアヤさんは冬はどんなに着込んでいても足の裏がとんでもなく冷えるらしい

いつも足の裏にダイレクトに北海路・・?ちがう、ホッカイロを張っているのだった

それでも「さむっ!さむっ!」と飛び跳ねる

流石に皮膚ダイレクトには張らないがワタシもTシャツの首の下に北海路、ちがうって!ホッカイロをよく張るのだった

時々忘れて焼肉屋とかでTシャツになり首筋北海路丸見えみたいな事態によくなる

いやだいやだ

どーすりゃいいのさ

乾布摩擦か

血流をよくすればいいのか

もっと体内の深いところに原因があるのか

わからん

わからんうちにもっと本質的な部分がだめになっていく気がする

首は頭を支える重要な部分

(まあ重要じゃない部分なんてないが)

“サイン”が出たならなんとかしないとね

 

 

 

さて仕事

目の前には分厚い台本

でかいテレビが5台

がんばろうっと

 

 

2008年05月06日

エキストラ

 

埼玉県の撮影基地で超大人数のエキストラの皆さんの協力で撮影をがしがしと

昨日はその数、約1700人!

1700人!

もう一度、1700人!!ありがとうございます!

でも夕方早い時間に小雨がぱらつき

いいところで中止

今日は開始を一時間早め、同じ規模で撮影予定

今日も映画「20世紀少年」よろしくです!

でも

風・・・・

強い風

そして容赦ない太陽

う~・・・・・

 

 

映画「銀幕版スシ王子!」一口メモ

ドラマ版で好評だった(?)アキバ系女子3人グループ「もんもん少女隊」は銀幕版でも寿司屋八十八に登場

アバクロ買いまくりらしき紙袋と

美術部の労作「地球の転び方」を手に、お騒がせ

もちろんこの企画のみの架空のユニットなのだが

オタク系のごく一部分に人気が高い(らしい・・・のうわさ)

しかしてその正体は?

・・・・意外な人物像なのであった

調べてみてください

って無理か

 

 

今日の老化

まだやるのか、この悲惨なコーナー・・・

 

今日の老化

「記憶力」

低下の一途である

知人の名前

電話番号

地名

役者さんやタレントの名前

映画やドラマの作品名

本のタイトル

・・・・・

とにかくおよそ“知っている”全ての事象の半分ほどを

とっさに思い出せない状態なのではないか

極めて由々しき事態である

めちゃくちゃよく知っている人と会話していても

「あれっ、もしかして、オレこの人の名前を忘れてるんじゃない?」と思い始めることがある

すると、強迫観念に負けて、ほんとに一時失念してしまうことすらあるのだ

これはいかがなものか

本当に忘却しているわけではなく

“知っているが思い出せん”事態

“ちょっと忘れた”事態

寸借忘却(・・・そんな言葉はない)

このまま忘却の範囲や程度は深まっていくのだろうか

それともなにか脳を鍛えれば

“見れば覚えた”少年の頃の『春の脳』に戻れるのか?

誰か教えてくれー

 

とりあえず茂木さんの本読もう

 

 

映画「まぼろしの邪馬台国」

こつこつ編集中

細かいつなぎでニュアンスががらりと変わる

ちょとした采配がシーンを生かしたり殺したり

しばらく編集の加減乗除が続くのだ

 

 

 

さて撮影が始まった

現場は大変なことになっている

すごい画が撮れている

戦慄だ

がんばる! 

 

 

2008年05月14日

外は雨

 

外は雨が降っている

しかもすごく寒い

変な天気だ

昨日は昼間静岡、島田にロケハン

素晴らしいロケ地が見つかる

島田はロケ名所

朝、東京を出るときは“冬”でコートだったのに

島田は“夏”でTシャツ・・・

夕方東京に戻るとまた“冬”なカンジ

よる日野でほぼ徹夜で撮影

雨予報はなかったが時々小雨で中断

今日は朝から雨

で、寒い

変な天気だ

落ち着かない 

世界的にも変な状況だ

不安になる

 

 

 

 

昨夜はNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」が放送された

ワタシのようなモノが・・・という気持ちは拭えない

申し訳ない44分

ご覧いただいた皆様、本当にありがとうございます

失礼いたしました

日々謙虚に、よりいっそうばたばたこつこつと仕事に励みます

はい

(NHKの皆さんにはたいへんお世話になりました、とくに若きディレクター小川氏の頑張りには頭が下がります、そしてアナウンサーの住吉美紀さん「すみきちのぶっちゃけ道ブログ」でたくさん素晴らしいこと書いていただいて感激です、本当にありがとうございました!)

 

 

 

 

まだまだ続く映画「銀幕版スシ王子!」一口メモ!大蔵出し

1、司がNYにやってくる航路は5分ぐらいで考えた即興ネタ

2、あの田んぼ(ニュージャージーのね!)は美術部、助監督総出で、毎日水張ったり、土入れたり、苗植えたり、稲刈ったり・・・・本当に、集約的に、大変な労働の産物、映るたびに夏場の労苦を思い出して涙ぐむスタッフもいる

3、司が二軒目に行くディスコ「八十八」で流れる“寿司ラップ”はワタシのマネージャーである元(いや今も)カリスマラッパー・マツナガとその強力スタッフによる作品、ワタシも少し作詞、歌い踊る寿司職人も彼のチーム

4、ナエのPuuuuuはもちろん思いつき

5、ラストの自由の女神はなんだか少し“妙な”佇まい

まだいろいろあるがここまで

 

 

 

 

さて今日の老化

「シミ」(二回目?)つーか「顔つき」

昨日自分の顔をテレビでまざまざと見ていたら

なんだかシミ(つーか黒子?)がすげーなーとしみじみと思った

ロケに入っても紫外線など気にせず野面だから仕方ないか

手の甲も老人のようなシミが少しづつ

そういえばオヤジの手とシミまでそっくりになってきた・・・

皺の位置や顔つきも客観的に見るとおんなじだし・・・

う~んしみじみ

これぞ老化だ

老化そのもの

老化の実態

老化は静かに!

もともとツルピカな顔でもなんでもないから全く気にする必要はない

だから悲しくない

これから加速度的に顔は老化するに違いない

しょうがない

ぜんぜん悲しくない

受け入れてやる

もう寝る前にニベア塗るのもやめるぞ

ってなんで逆ギレ? 

 

 

 

 

 

 

つい先日中学の教科書をまとめて購入

ちょっとした合間に「人生の復習」

1年間でに3年分の「復習」出来ないか?

英数理(科)国社

意外と難しいのですよ、これが

もし範囲なしで試験受けろといわれたらぜんぜん自信ないなあ

当たり前か

実際中学生のとき学習を放棄したのだから・・・

「復習」ではなくこれは本当の学習だ、本当の自習だ

きっと過去への「復讐」だ

てな話を撮影の合間に名優香川さんにしたら

「そんなことしてないで、寝れば」とあっさりいわれた

超多忙の香川さんこそ・・・と思ったが・・・

(キネ旬、ありがとうございました!)

ま、“まだ”楽しいのでがんばる!

 

 

 

 

映画「20世紀少年」

撮影は更なる深みへ!

ワタシの映像体験史上、もっとも大きく広く、ディープで、複雑、そしてゴージャスな作品になってきた

気合い入れます!

毎日入れます!!

 

 

 

 

 

映画「まぼろしの邪馬台国」

2日に1回編集のためにまるまる見直す

車の移動中、撮影の合間、寝る前、起きた直後・・・

そのたびに新たな編集を思いつき

一回切ったピースを戻し

新たに落とす部分を見つけ

「じたばた」する

しかしそれ以上に作品に「癒され」

関わった幸福感を味わう

早く世に出したいが、ずっとこうしていたいような・・・

まるで「オールザットジャズ」での完成しない映画のように・・・

だめだめ

怒られるよ(岡田社長に)

がんばるぞー

 

 

2008年05月22日

風が

 

 

埼玉のロケ地

今日は2ヶ所

1ヶ所目は朝から直射日光で、暑くて閉口する

あまりに暑いと考えることを頭が“放棄”するので

(言い訳だ、本当は逃げたいんじゃないのか?)

氷で頭や首を冷やしながら仕事をする

現場フロントの皆は汗かきながら必死だというのに

私は氷嚢で・・・・

でもつい「暑い、暑い」と不平不満を独り言・・・・

(もちろん誰も聞いてない、いや、聞いてもどうしようもないので、放置)

なんたる体たらく

シントウメッキャクすればヒもまたヒヒヒというじゃないか!

しかもまだ5月

本格的夏になったらどうするというのだ!

耐えろ!

こらえろ!

平常心!!

というコトを考え、氷嚢を置き、移動途中の山田うどんで、次はしっかりするぞと決意し、なぜかうどん屋なのに「自分に勝つ!活!」とばかりカツどんを食い(バカだ)、2ヶ所目のロケ地に来たら

なんと、すごく涼しいじゃないか!

風がよく通る大きな日本家屋、いいなあ日本家屋

で、廊下の隅っこに座り込んで気持ちよくこれを書いている次第・・・

「一日に四季がある」

流石に冬は無いが・・・

空調の効いたオフィスで世界を展望するのもいいが

こうやって“地べた”で風に吹かれて生きる運命もまた、よし

なんつって・・・

 

 

一昨日は朝から映画「20世紀少年」の第一章音楽打ち合わせ

何しろ膨大な素材

1シーン1シーンこつこつと音楽のイメージをすり合わせる

映像に貼り付ける音楽も大変な“物量”が必要で

無い知恵を絞る

参考になる曲名やアーティスト名が記憶から引っ張り出せるとまだ打ち合わせになるのだが

そうじゃない場合は

下手な口ラッパで、たぶん伝わってないだろうな~などと思いつつ、「こんなカンジっす」とか言いながら、ぱららぱらら

どうなることやら・・・・

 

 

 

午後そのまま名古屋に飛び

実家で素麺をすすりながら年老いた両親と

町内の世界遺産のように成り果てた我が家をどうするか

前向きで後ろ向きな話

リフォームもありだが

46年も住んだ家

両親の体調と“一体化”しているはずで

慎重にせねば・・・と久しぶりの庭に出て

見慣れぬ柿の木のでかさに驚きつつ、独り言

 

 

そして栄(名古屋の中心地のひとつ)のドイツレストランで

中学校時代の十数人とプチ同窓会

とりわけ関係の深い諸氏が勢ぞろい

男子は国立大学教授やら歯科医やら一級建築士やら税理士やら肩書きだけだとなんだか「堅物」っぽい方々だが、高校時代にロックバンド組んでいたメンバーだったり、同じ町内のご近所さんだったりで、一瞬で昔のまま

女子はこれまたほんとうのお嬢様やら超高学歴だったりするのだが、なんと3秒で元の女子中学生に戻ることのできる類いまれなる“ギャル婦人”大集合なのであった

いやはや楽しかった

時間を忘れて酔う・・・とはこのことか

誰に気を使うわけでなく“はしゃぐ”

皆、仕事も歴史も家庭も組織も背負ってるものだらけのはずなのに

そんなことは一切気にせず“はしゃぐ”

だいたい年に一度程度、このような催しはあるのだが

年々楽しくなるのはなぜ?

子供から大人になる一番多感な時期を、過渡期を、共に過ごした仲だからか?

そのとき見た宝物のような時代の秘密を共有しているからか? 

そして30年近く“社会”を生き抜いてきて

『現実』と向き合うことにそれなりの余裕が生まれてきたからか?

(ワタシは余裕はない、ほんとうにない、情けない)

ま、とにかく、おいしく酒が飲める時間は、いいね

そしてまた会いたいと思う仲間がいるのは、いいね

たぶん死ぬまで同じだろうな

また担任の話とか、ホントは誰が好きだったかとか、テストで卒倒したとか、心のそこから笑える話で盛り上がりたいっす

また会いましょう!みんな!

 ピース!

 

 

昨日は、愛知県の江南にある、いい佇まいの商店街でロケ

地元の方々が大勢、揃いのウインドブレーカーで協力していただいて大感謝!つつがなくいいカットが撮れました

ありがとうございます!

特に店構えの改造まで協力していただいた川松酒店さん!

ありがとうございます!

カット、大事に使います!

 

終了後、プロデューサーがひつまぶし蓬莱軒(漢字合ってるか?)に行こう!という誘惑を断って、名古屋駅エスカの味噌煮込みうどん山本やへ

名古屋コーチン入り、ご飯つきをバカ食い

そのまま新幹線で爆睡

風呂上り、テレビで新幹線の写真を一発撮りする写真家のドキュメンタリーを見て興奮

そのまま爆睡

今朝に至るのであった・・・・

 

 

 

 

 

 

映画「銀幕版スシ王子!」一口メモ

今回はディープ!

1、「修行歌」は何番もたくさんある 知っている人は知っている しかし隠されている歌詞がある それはワタシしか知らない うひひ

2、スシ対決に登場するインド人選手は実はインド人ではなく「ト〇ック」のアパートに住んでいるバングラ人ジャー××君である

3、ドラマ版から瞬間登場する「ア~ソ~」の野添さんはスタッフロールの後に出てくるため、見てない人もいる

4、司のねぐらになる部屋にいるネズミはほんとうにでかい 50センチはある ほんとうにアメリカに存在する種・・らしい

5、司が運ぶバケツでほんとうに田んぼを水いっぱいにするには三日はかかる 休みなしで・・・ 汲んでる間に蒸発するからたいへんだ 米寿司・・・

 

 

スシ王子!応援ありがとうございます!

 

 

 

 

さて映画「まぼろしの邪馬台国」

編集もかなりのところまで来た

細かい語句の『抜き差し』段階

よって極端に台詞が減ったり(無くなったり)する俳優さんも出てきたりする

申し訳ないが、辛いことだが、

それは映画全体のリズムの問題で

致し方ないことなのです

すいません

ご容赦!

(まさに切り捨て御免!だな)

心当たりのある方、今度奢ります!

 

 

 

来年の計画をそろそろ煮詰めている

特に演劇公演は会場の押さえがあるので動き出している

来年ちょっと面白い舞台やります

お楽しみに!

あっ、年末年始は堤劇団あります

1000人の方だけ思い切り笑ってもらえるようスタンバイします

これもお楽しみに!

 

 

 

 

そろそろ撮影

いい風が変わらず吹いている

ありがたいことだ 

 

2008年05月27日

 

朝起きて空を見て風を感じたら

だった

「アイ・オー」じゃないよ

(これわかる人も100人くらいか)

気持ちよかったのだ

「生きていて、幸せ」と感じたのだ

温度、明るさ、雲の高さ、風の圧力・・・・

何もかもが非の打ち所のない気持ちよさ

あまりに素敵で、冷凍しておいた名古屋山本屋本店の味噌煮込みうどんにさらに冷凍しておいた御殿場ハムを入れ、なおかつ静岡島田付近でかった岩ノリを大量にまぶして食べていた

東海道うまいもん横断だ! 

朝からそのしつこさですら今日を生きるためのさわやかな糧となった

なんて罪深くもいい天気なのか!

今日が撮影がなく

映画「まぼろしの邪馬台国」のラッシュと

明日から繰り広げられるセット撮影の下見だけという開放感が気持ちを軽くしているのかもしれない

そうだ!今日は歩こう

てくてく歩こう

もったいない日だ

生涯何回も出会えない日なのだ

 

 

 

 

昨日はロケハンで某所の古い映画館を見る

ある有名な映画の聖地になっている佇まい

館主の方が気を利かして「20世紀少年」と「まぼたい」のポスターを張っていてくれた

うれしい

写メ、などする 

椅子に座る

ふわっと包まれるなんとも懐かしい座り心地

耳を澄ますとバイクの音や自転車のベルが聞こえ

薄いコンクリートで現実と非現実が境界される“あのカンジ”

そういえばこういう映画館で何回はらはらしたり大笑いしたことか

5.1サラウンドもなく暗いスクリーンだったけど

感情は今の何十倍もかき回されたなあ・・・

猿の惑星、青春の殺人者、エマニエル夫人、小さな恋のメロディ、フレンズ、もっと古くは怪獣映画、加山雄三映画、クレイジーキャッツ映画、GS映画・・・

暗い映画館で見つめていたのは自分にとっての“外界”だった

ここから出なければ・・

なんて考えていると最近の映画の予告編を軽く流してくれた

うん?

これが予想に反して、いい音!

素晴らしい画面!

なんとシネコン並みじゃん

最近はどんな映画館でもちゃんと努力されているのだなあ・・と感激

ぜひ私の映画もよろしくお願いします!

館主様!

 

 

 

そんでもって直射日光の痛い代々木公園

ビキニの外人が日光浴!

セントラルパークか!

米国か! 

高い緑に囲まれ、そういえば学生の頃デートといえばここばっかりだったなあ・・・とまたまた回想モード

のぞきのおっさんに囲まれて落ち着かなかったコトを思い出した

 

夜は白金で映画「20世紀少年 第1章」のラッシュ

まだ完全に撮り終わってないし

CGももだまだなので“雰囲気ラッシュ”

でも100箇所以上編集直し

(気持ちの中では全部つなぎ直し)

追撮も思いつき

こりゃたいへんだと実感

タイムリミット迫る!

出来上がるのか?「20世紀少年」!

 

 

 

2008年05月28日

今日も爽やかな朝だが、天気は崩れそうで・・・

 

 

何枚かCDを買った

朝日新聞のCD評や書評でよさげなモノはだいたい買っている

で今回まとめ買い、そして、なんだかヘンな気分になった

どれもこれも非常に完成度が高いアルバムばかりなのだが

まるでタイムスリップしたみたいに

“あの時代”なのだった

それもワタシの音体験の“ツボはまり”ばかり・・・

 

そこにはジャニスや金子マリやジェファーソンエアプレインや

ジャックスや布谷文夫や

大瀧詠一やはっぴいえんどがいた

まるでデジャビュのような・・・・

 

 

「Superfly」 superfly

「The Divorced Rockstar」 佐藤タイジ

「Rocking Chair Girl」 笹倉慎介

 

 

時代は螺旋でループする

そして「気持ち」はそのままに、肉体は朽ちていく

醸成された精神に対して肉体の賞味期限は短すぎる

3~40年では頭の中身は変化しない

聞きながらそんな虚しさを感じてしまった 

2008年の今に

1972年の無人の住宅の中庭に放り出されたような・・・

そして何度も聞いてしまうのだった

デジタルに記号化された音なのに

音の隙間に“あの気分”をしっかり感じたから

 

 

もう一枚 

「あらためまして、はじめまして、ミドリです。」 ミドリ

これスゲーなー

魂感じるなあ

動画サイトではまったなあ

盛り上がるなあ

ライブいきてー

 

 

そして 

「クロニクル」安藤裕子

なんだろう?なぜこんなに自然にハマるのか・・・

本当にじっとしてられる

 神の領域だね

 

 

もう一枚、神アルバム

「Sgt.Tsugei`s Only One Club Band」告井延隆

名古屋のスーパーバンド センチメンタルシティロマンスのリーダー告井さんのソロアルバム

ソロといってもギター一本、超絶テクでビートルズを弾きまくるすげえアルバム

ステージで再現可能の最高テクニック

指は10本しかないのにどうやっているのか?

あきれるほどすごい

これぞまさしく神の領域そのものだ

 

 

 

あたらしいアルバムの封を切るときは本当にわくわくする

ずっとそうでありたいと思う

 

 

 

 

 

今日は成城東宝スタジオでセット撮影

大好きなシーンばかりだが 

「20世紀少年 第一章」と「まぼろしの邪馬台国」の編集のことで頭がいっぱい

 

 

 

 

 

2008年05月29日

どっぷりと、雨

今日は撮影セットと撮影ベースが別棟で

現場には傘をさして行く

何時まで雨なんだろう?

 

 

映画「銀幕版スシ王子!」

メモメモメモ!

1、一番ラストのアフリカはなんと埼玉県にある

2、途中の素晴らしい独立記念日の花火は2ヶ所で同時に上がっているモノを、司とカワタロウそれぞれの背景にしたのだが、実は二人は隣り合わせ

3、映画ネタではないが、米寿司のPVに再登場する宮古島のスミコ(ヤギ)はドラマのスミコとは別人(別ヤギ)、健康上の理由で・・・

4、エンドタイトルの司、世界の寿司修行はウォーリー君を探せ並に面白い、おすすめはフランスとトルコか

 

書きたいことはまだまだ

機会があればどこかでまた!

 

 

映画「20世紀少年」

撮影はどんどん深みにはまっている

次々とすごい俳優が登場し

とんでもない展開へ

刺激的な一年になりそうだ!

と同時に地下深く編集・仕上げで唸る一年半でもある

 

映画「まぼろしの邪馬台国」=まぼたい

編集ラストスパート

これから複雑な画像処理、音処理が待ち受ける

緊張だ

緊張の夏、日本の・・・

 

2008年06月04日

編集編集編集!

白金にある我が社の編集室(といっても事務所に編集機が置いてあるだけだけど)と

大泉の撮影所の編集室を行ったり来たりラジバンダリ

大泉には無理だが白金には歩いて通えるから気持ちがいい

(といっても30分歩くが)

撮影中はなかなかウォーキング出来ないので

体にいい編集期間(だと信じたい)

夕食も控えめ(つーかほとんど食べない)

早寝(23時には寝る)

しかも歩く

昨夜などは歩きながら5キロの米をダンベル代わりに上げたり下げたりラジバンダリしながら汗をかく

なにやってんだ

また捕まるかも

 

しかし撮影は終わったわけではない

ぜんぜん終わっていない

終わってないどころかまだまだ秋まで続くのだ

編集したり撮影したり編集したり撮影したりがずぅぅぅぅぅっと続くのだ

それだけのめりこまないと完成しないのも事実

そのうち今日がいつなんだか

明日が月末なのか明後日は何月なのか

自分は何歳で今年は何年?

そんな人としての基本的なコトがどんどん欠落して

作品にハマりこみ

都会に住んでいながら浦島太郎みたいになっていくのだ

気がつくと編集機そのもに一体化してたりして・・・・

そんなスタッフも何人かいます、冗談抜きに・・・・

恐怖!AVID男!

 

だから作品が終わったときの開放感は、本当に開放的で

旅行行きたい!

温泉だ!

飲み会やりたい!

親孝行するぞ!

掃除だ洗濯だ!

映画見るぞ芝居見るぞ美術館だライブだ!

次回作取材!

ピアノ!ギター!習字!教科書!

本!本!本!

CD!CD!CD!

DVD!DVD!DVD!

写経!(しないよ)

犬の世話!(いないし嫌いだし)

アロマ教室(なんだそりゃ)

紅茶教室(・・・・) 

となるのだが結局だらだら過ごしてしまい

人間としての成長を見ることなく次の企画に入っていくのである

いつもそうだ

だめである

小学生のときから計画倒ればかり

一年出遅れたら一年分を一ヶ月で復習すればいいじゃん

一日たかだか20ページじゃん

楽勝!

しかしやらない

じゃあ一日30ページじゃん

許容範囲!

出来るわけない

そうやって中学2年から全く手をつけてない教科が大量に存在したのであった

今、中学の教科書を一年から読み返しているが

はっきりと「ここからやってない」というポイントがわかる

数学なんてすぐわかる

 

ダメ人間である

 もう52歳だ

人生の残高も残り少ない

寸暇を惜しまず貪欲に勉強!九州、間違った、吸収!チャレンジ!工場、間違った、向上!市内とね、間違えた、しないとね

ああ、まどろっこしい

 

 

 

さて編集

いいかげん集中してくださいよ・・・つー目線が厳しいので・・・

そして「決意」を忘れ

数ヵ月後にまた同じ決意を・・・ 

2008年06月06日

さらに編集編集編集編集!!

 

映画「20世紀少年 第一章」の編集締め切りが迫ってきている

実はまだ撮ってないものもあったりするのだが

とにかくこの膨大な映像素材の山と格闘している

およそワタシが手がけた作品の中で最大の素材量、カット数、CGも撮影日数、出演者、スタッフ人数もしかり・・・

よって編集もいつまでもいつまでもやっていたいのだが

そうもいかんのだった

なにしろ8月30日(土)公開

「も~そろそろカタチにしていただかないと・・・」という視線が痛いのだった

で撮影しつつ白金編集室通い

 

2日ほど前ここで編集に根を詰めたとき昼間はなんともなかったのだが

夜になって足から背中が痒くて痒くてたまらなくなった

ワタシの居場所はフロアーにおかれた白いソファー

このソファーは買ったばかり、清潔です!と部屋の管理もしているプロデューサーイチヤマは言う

しかし借りているこのビルは築15年ほど

フロアーはぼろぼろになった薄いカーペットが張られているPタイル

これが怪しい

もしかして蚤?ダニ?まさか・・・

気にしないようにしていたが痒さは深夜ピークに

腕、背中、足、服着ているところもそうでないところも真っ赤

耐えられなくなって、タクシーで帰り、熱い風呂に入る

そのままイチヤマに電話し

「編集室ダニ!ダニ!ダニがいる!ダニアース!ダニアース!じゃないともう行かない!」と騒ぐ

この男イチヤマには前歴がある

昔「STAND UP!!」というドラマをやっていた頃、やはりプロデューサーをやっていた彼の家にあった大きな重役ソファーをもらったことがある

ごろごろと居眠りも出来、大きくて気持ちよかったのだが

何日かして、だんだんと、痒い

それも刺すような痒みで、いても立ってもいられない

その度に「気のせい気のせい」「皮膚が温度の変化に弱いからだ」と自分を納得させ熱い風呂でごまかす

でも長期化し痒み止めも効かなくなり

ついに某清潔床商品専門会社で害虫センターなる部署を発見、ダニチェックを依頼

数日後、真面目そうで、しかし、ダニ・蚤は許さんぞという静かな気合いに満ちた青年技術者・ダニバスターがやってきてダニテスターのようなもので件のソファーをチェック

ダニバスター「・・・う~ん何も出ませんねえ(残念そうだ)」

ワタシ「・・・やっぱ気のせいですかねえ」

ダニバス「じゃあ失礼します」

ワタシ「(彼が廊下に出たところで)・・あっ!」

ダニバ「なんすか?」

ワタシ「思い出した!このソファーの前の持ち主フェ〇ット飼ってました!2匹も!」

(可愛らしい鼬の一種フェ〇ットを愛する人々の名誉のために名前を全ては記さないが、プロデューサーイチヤマはしつけのいいフェ〇ットを飼っているのだった、うわさによるとちゃんとトイレを認識するお利口さんだって、へえ~)

ダニ「フェ〇ット?あんま関係ないと思いますが、そこまでおっしゃるなら・・・・」

とまるでゴルゴ13のような手つきで手際よくソファーになにやら注射のようなものをぶすっと・・・

なんとその後、痒みはすっかり治まったのだが

結局そのソファーは捨ててしまった

いったい何の痒みだったのか

 

で、今

相変わらずイチヤマ氏はフェレット、いけない、フェ〇ットを飼い続け

彼の仕込んだソファーに座るワタシは、猛烈に痒い

因果関係はないと信じたい・・・・

で、今朝マツナガにダニアースを買ってきてもらい

少し太めのゴルゴ13のようなマツナガがソファーにブスリブスリと・・・

そのせいか今日は痒さを感じない

しかし半日編集を続けるとなんだかすごい“虫殺しの気”が漂い始め、気持ち悪くなってちょっと休憩

なかなか落ち着かないシロガネーゼ編集室

つーかオレが神経質なだけか

他のスタッフは皆平気なんですもの・・・

ま、そんなこんなどたばたしながら

編集編集編集編集ざます!!!

 

 

2008年06月09日

疲労の極致だが自動編集

静岡は島田でまたしてもロケ!ロケ!ロケ!

ロケの受け入れ態勢がきちんとしていて

住民の皆さんの気持ちも温かく

いつも本当に頭が下がる

ありがとうございます!!

 

土日のナイトロケだったのだが

土曜日は雨に降られ午前3時ごろ中止

日曜は昼ごろホテルを起き出し

せっかく島田に来たのだから旅情気分だ!と仲間数人で大井川を30分上がって

2月にロケした家山駅近くの「さくら茶屋」でそば

サイドオーダーのそばいなりと作りたてこんにゃく田楽があまりにもバカウマで驚愕

その後、帰りの道中の大井川と大井川鉄道SL絶景ポイントにある

超個性的喫茶店「お茶ぼっこ」でお茶

超個性的マスターが大サービスで

超個性的お茶づくし=新茶、抹茶、紅茶、水出しコーヒー、シフォンケーキをぞれぞれ適量いただく

さらに流木の枝に小さなお花をあしらったお土産までいただく

まさに感動

プチ遠州の旅、でもたったの一時間、みたいな・・・

その後、昼寝してナイトロケ

第2章の重要なシーン 

うっすら明るくなるまでがんばって、へとへと

しかし妙に目が冴えて車の中のギターで大瀧さんの唄いまくって、東京へ

運転してくれているマツナガもいい迷惑か

♪くぅ~ちびるぅつんととがらせてぇ~ 

そのまま寝ればいいものを一人ライブ

そんで朝7時戻り

秋葉原のニュースで気分がめちゃくちゃに重くなる

倒れるように寝て12時起床

編集に行かなくては・・・

しかし体が起きない

月に何回か体が反応しない“疲労の極致”の時があるが

今日がそうだ

うー行きたくねー

温泉でも浸かってうまいもん食って一杯飲んで爆睡したいー

しかし編集

撮ったら編集

死んでも編集

重い気持ちでシャワーを浴びビタミン剤を飲んで

すこしストレッチ

ぼおおおおっとして頭に霞

次の瞬間、気が付いたらダニ編集室のダニソファーに座ってオッチョやケンジを編集していた

自動編集?

そんな訳ない、ちゃんと編集している

時間も経過し、息もしている 

粛々と出来上がりつつある

大丈夫か

おれ・・・ 

とここまで書いたところですごい雷

白金の森越しに横に走る稲光

すげえすげえ

おっと逃げている場合ではない

今日中に「ある到達点」まで行かねばならない

がんばろっと

2008年06月14日

千葉

朝から昼まで千葉市のとあるビルで撮影

お借りした現場の下見を終え

カットを確認し

トイレで手を洗っていたら、ぐらぐらと地震・・・

すぐケータイの天気サイトの地震速報を見たら

茨城で震度4

ああ・・・多いなあ茨城

それでベースとなる部屋でおにぎりを食べていたら

「たいへんだー大地震!!」と・・・

ええっ?

茨城震度4だが岩手・宮城はもっと大変なことに・・・

震度6強って・・・

震度っていくつまでだっけ?

撮影でお世話になった気仙沼の皆さんは大丈夫だろうか?

被害の大きいところの皆さん

余震など充分に気をつけてください!

 

 

映画「20世紀少年」

1月3日から始まった撮影第1シーズンいよいよフィナーレ

明後日はかなりの大規模エキストラ動員!

参加予定の皆さん、よろしくです!

第1章と第2章の大部分を撮り終えます

(2章はまだすんごいところが残ってますが)

夏盛りにまた再開

怒涛の第3章へ! 

そして先日から突入している地獄の第1章仕上げ月間

編集!

CG!

音!音楽!

映像処理! 

上映準備!

かなり暴力的なスケジュールのなか

最後まで“納得”を徹底追及する所存

 

 

そして

映画「まぼろしの邪馬台国」

編集完成までもう一歩

“代表作”とすべく、こちらも秋の上映まで悪戦苦闘する所存

所存所存

 

このところあまりにも忙しく髪も伸び放題

金髪なんだか白髪なんだかプリンなんだかよくわからない状態

あまりに汚くて

朝は大爆発で

ヘアーメークの女子スタッフからも

「・・・・たいへんなことになってますね・・・」と重く言われ

今日これから編集の合間を縫って美容院

さっぱり短くしよう

 

 

2008年06月17日

梅雨?

映画「20世紀少年」の撮影は明日で第1シーズンが終了

長かったが(1月3日からだ!)

たくさんのことが体験できてめちゃくちゃ楽しい

特に忘れられないのは、信じられないほどの大人数のエキストラ

何度もスキップシティやら横浜ブリッツやらにお集まりいただいた

ネットなどを通じて参加していただいた皆さんに、本当に感謝だ

昨日は熊谷で1000人!

平日に1000人!!

新幹線で帰りながら一人感動して涙ぐんでいた

なにしろ撮影で“人の波”が撮れたのは稀有な体験だ

中国でしか実現しないと思っていた

素晴らしい!

エキストラ万歳!

本当にありがとうございます!!!

そんでもってここ数日

本当に梅雨?という晴天

撮影的には素晴らしいことだが

なんだか不思議なカンジだ

あした一日なんとかモッテくださいな

 

編集はがつがつと進んでいるが

何しろ大作なので大慌てだ

何度も、作っては壊し・・・を繰り返す

『締め切り』もかな~り近い

今日も新浦安で車のロケをしてへとへとだが

なんとかしなくては・・・

つなげつなげつなげ! 

あした午後撮影がアップしたら徹底的にコモルことになるだろう

 

編集はいつものように食事は家族的

ワタシがテンヤモノが嫌いなので自炊

今日は豚しゃぶ

昨日はそうめんと天ぷらと北海道から送られたバカウマのじゃが豚

一昨日は焼きソバ、お好み焼き、豆腐スープ

その前は豚汁、惣菜各種

デジタルな編集機のある白金のマンションの一室で

めちゃくちゃ手作りな『編集家族の夕餉』

ワタシのわがままを聞いて作ってくれるスタッフに大感謝!

そんで昼夜を問わず張り切りすぎて寝込んだ料理のうまいAPクスさん!

早く元気になれっ!

スグカエレ!

うそ、ゆっくり静養して戻ってきてね

 

そしてワタクシ

脳の半分は映画「まぼろしの邪馬台国」のことを考えているのだった

今朝も6時半ごろ現場に到着・もろもろ確認後

DVDを見ながら編集担当チーフ助監督(鬼の)マルモに電話

あーでもないこーでもないと何百回目になるかの打ち合わせ

“自分的正解”に近づくために悪戦苦闘

最近は齢のせいか編集アイデアは早朝ひらめくことが多い

で、マルモやオクダイラは朝一番にワタシの電話を受けることになる

ひどい場合には朝の4時とか・・・

申し訳ないが思い立ったらすぐ言わないと忘れちゃうので朝電話御免!

今朝の段階ではもうほとんど“自分的正解”に近づいたと思う

後は台詞、音楽、効果音、CG、色彩、文字・・・・

そんな最終的な段階へ進むことになるのだ

またそれはそれで脳の違う部分を遣うことになるので

いい結果が出せるかどうか緊張し、

なおかつ、楽しみなのである

 

 

そして年末の劇団のこと

来年予定しているいくつかの作品のこと

映画やら舞台やら

ワタクシゴトやら 

TO DOリストは減っていかない

 

 

あっ

宝くじ今日発表?

うひひ

 

2008年06月20日

ディープ編集続く

 

昨日起きて着替えようとしたら

この時期から夏にかけての“爽やかな”服が全くないことに気付いた

Tシャツは一山あるが気に入ったものしか着ないので

(ギターのFENDERブランドが好き、原宿のショップでまとめ買いしてたが店がなくなった)

どんどん古くくたくたになっていくのだった

ここは一つサマーシャツ(死語か)や省エネルック(あったな~)やノーマルなテレビ局員のようなポロシャツを購入せねば・・・と決意

昨日は大泉の撮影所で映画「まぼろしの邪馬台国」のアフレコやら編集・音楽打ち合わせだったので

途中、短い昼休みを利用して

向かいのリヴィンオズ大泉の無印良品で、半袖シャツやらポロシャツやら真白きTシャツやら靴下やら、ついでにちょっとシンプルでかわいい腕時計(公園の時計という名前のヤツ)やらを15分でバカ買い

その後、少し奥にあるユニクロで、やはりポロシャツやらチェックのさわやかシャツやらブリーフやらを10分でバカ買い

 

汗だくで撮影所に戻り

車のエアコンを全開にして、着替え

あーすっきり

気分よく午後を乗り切った

 

しかし無印の服はいいね

昔から好きだが、最近デザインがよくなった気がする

最近のワタシの傾向は

冬のユニクロ

夏の無印

いいカンジだ

 

 

 

今日も朝からシロガネーゼ編集室のダニソファーでこつこつと編集・・・ディープな領域へ

編集家族昼のメニューはプテチゲ

軍隊鍋?ですか

チゲ鍋に魚肉ソーセージやらインスタントラーメンやら

韓国料理屋さんでけっこう好きなメニュー

今日はちと涼しいのでぴったりか

いい匂いがしてきた

ハラヘッタ

  

2008年07月02日

しばらく書けなかったので、長い・・・か

 

なんだかんだでやることがいっぱいで

日記をサボっていた

その間にも季節はめぐり

地球温暖化は進み

かなりの私の細胞が、死んだ・・・

 

 

二本の映画の編集は進んでいるが、後退もし

「ピクチャーロック」はもう一歩だ

傾向の全く異なる作品だが

不思議と自分のなかでは調和が保たれている

うまくいくかなと不安に思う反面

非常に楽しくてたまらない

完成までの紆余曲折が“人生”だ

 

 

先週木曜日夜

青山劇場でD-BOYSの

「ラストゲーム~最後の早慶戦」を見る

話題の男子グループの舞台

結論は、なんだか、すごくよかった!

全く時代に媚びることなくストレートで強いメッセージを

堂々とぶつける男達

しかもしっかりと稽古していて安心感がある

きちんとストーリーがわかる

長いのに飽きない

ちゃんと感動できる

素晴らしいことではないか!

「人に見せる基本」それを勉強させてもらった

ありがたいことだ!

プロデューサー渡辺さん、松田さんとD-BOYSに感謝!

 

 

 

先週金曜日夜

鶯谷は東京キネマ倶楽部で

和久井光司氏と“我が”浦沢直樹氏プレゼンツの

「20TH CENTURY ROCK SHOW」を見る

4時間立ちっ放しで大興奮!

 

トップバッターは佐野史郎氏率いるSANCH

いやあ佐野さんとは過去ロフトプラスワンで『はっぴいえんど対談』とか生意気にもやらせていただきましたが

恐れ入りました!

素晴らしい“バンド屋”じゃないですか!

久々に「これだ!これ!」とまるで10代後半に戻ったように興奮

その立ち姿に、ギターに、声に、派手な女性ドラムに、的確なベースとキーボードに、時々泣くギターソロに

初めて行ったライブハウスでイカシたバンドを見て固まった“あの時の感覚”を思い出したのでした

 

 

そしてパール兄弟

怒涛の変化球は梅酒の酔いも回って細胞に突き刺さり

自分が何年代にいるのか判然としなくなる

いいっすねー 

 

 

そして和久井氏率いるセルロイドヒーローズ

(キーボードはなんと難波弘之氏!)

分厚くオモロイファンクなロック!

ロックを楽しむスピリットはきちんと現代も生きている!

 

ややあってゲストの久住昌之氏登場

「自由の筈」はすげえ名曲!

 

そしてそしてお待ちかね浦沢先生の登場!

CDデビューされる記念でもあり

“完璧なロックアーティスト”として音をぶちまけたステージ!

最初は、大ヒット漫画家であり、しかも自分の映画作品の原作者であるわけで

「聞く緊張」で強張ったが

そんなものは「聞かせる迫力」で、1分で粉砕された

いやあロックだったー

楽しかったー 

 

 

そして映画「20世紀少年」の音楽も担当され

スーパーバンド ムーンライダースのギター

白井良明氏の登場!

アルバム「最後の晩餐」の超名曲「Come sta,tokyo」を聞いたときには

軽く泣いてしまったのだった

ザッツロックギター!

“大人のロック”とはこのことか

ロックとは商品化された音の羅列ではなく、“心の状態”なのだ!

 

アンコールは全員で“(あの曲)”を!!

知りたい方は映画「20世紀少年」をご覧ください

浦沢氏の代表曲でもある(あの曲)で溢れています

お楽しみに!・・・

ってライブに感動していたのにいつのまにか映画の宣伝してるオレって・・・

まあ幸せな鶯谷でした

 

 

そして土日は

素晴らしい人々との出会いがあり

いくつかの感動があり、いい週末

 

 

 

 偶然触れた画家の猪熊弦一郎さんの自伝の言葉に感動

いわく「自分の好きなことを二十歳の時から五十七年続けている。」

「それでいてまだこれでいいと思う作品はできていないように思う。描きに描く間に自然、子供のような純粋な気持ちにかえり、だれにほめられようとも思わぬ自分本来の姿を勇敢に描き抜けば、それが私のこれからの仕事だと思う。」

「私は毎日の仕事が愉快でならない。」

お言葉のほんの一部の抜粋であるが、素晴らしいではないか

偉業をなす芸術家は、自分に忠実で、すべからく謙虚だ

 

 

日曜の夜

ひどい土砂降りで、住んでいる古いマンションの共有部分が停電

部屋は平気だったのだが

突然地デジとインターネット(マンションでひいている)が使えなくなる

仕方なくBS1を延々と見る

このチャンネルはよく見ているのだが、あえてこれしかないとなると少し寂しい気もしたが

作家の「城山三郎さんの生涯」のようなドキュメント&再現ドラマをやっていて、つい見入ってしまう

ものすごくびっくりしたのが

私は名古屋の城山中学校を卒業したのだが

それは名古屋の城山地区というところにあるから城山中学なワケで

城山さんはその城山地区にデビュー当時住まれていて

だから「城山」というペンネームだということをはじめて知り

「えっ?えっそうなの?」

あらためて自分の無知を恥じ

(てっきり茅ヶ崎の作家の方だと思っておりました)

めちゃくちゃ親近感を覚えたのだった

しかもお書きになった膨大な著作の中の一つ『盲人重役』では作家の宮崎康平さんのことを書かれており

これは秋に公開される映画「まぼろしの邪馬台国」の主人公なのであった

そして番組では素晴らしい奥方とのあたたかくも切ないラブストーリーが淡々と描かれ

さらに硬派な闘う作家としての姿も垣間見れ

いたく感動したのでした 

そんなわけで今日、本屋に行き、城山作品を買い集め

これから読み進めようと決意した次第

 

 

 

月曜日は東映大泉撮影所でアフレコ

夜、東映ラボテックでラッシュ

終わってスタッフで焼肉

 

 

火曜日は東宝スタジオで映画「20世紀少年」の美術打ち合わせ

朝から無い知恵振り絞って、頭がブリキのようになってしまった

 

 

 

さて7月、今日からもこつこつと

がんばろうっと!

 

 

2008年07月11日

夜風

 

夜風が心地よい

どんなに暑くてもエアコンは出来るだけ使わないようにしている(つもり)

だから今夜みたいな夜は、いい

日記を書き

原作を読み直し

DVDの整理をし

たまった資料や領収書のファイリング

などなど・・・・

でも一杯飲んでしまって

あー涼しい、と呟きながら寝てしまうのか

それも、いい

 

 

編集やらアフレコやらCGやら音チェックやら

文字確認やら

“仕上げ”の作業が続く

映画「まぼろしの邪馬台国」

映画「20世紀少年」

仕事の場所は成城か大泉で大きく分けられているが

最近スタジオの借り状況でそれが逆になったり

ぐるぐるぐるぐるといったりきたり

それも、楽しいか

 

さて

一杯飲むか

あれっ

 

2008年07月20日

本日よりダビング開始!

 

また長く日記をサボった

暑いから・・・

いやいや理由にならん

けっこう忙しく、夜は何もする気にならないのだった

いかんいかん

 

 

本日より

映画「20世紀少年」第1章の音・音楽の仕上げ作業開始

大好きな作業

がらりと印象が変わるからだ

20分程度に分けられたブロックを何度も繰り返し見て

「完成」に近づけていく

早くても4~5回見る

それだけ見るといままで“見えなかったこと”もみえる

“見えてはいけないもの”を発見したりもして

慌てるセクションもある

しかしほとんどは直し作業待ち時間なので、本を読んだりPCいじったりして暇を潰すのだが

今回はすぐ第2章の残り、第3章の撮影が控えているので、ぼおっとしていられない

昨日も美術関係の打ち合わせを6時間以上(しかも2回目)

撮影までにロケハン、細かいチェックや打ち合わせに至っては膨大な時間と回数を要するだろう

それだけ“分厚い”内容なのだ

第1章をご覧いただければわかると思う

しかし一生のうちもう二度とないだろうというビックプロジェクト

命を縮めてでもがんばりまする

つーワケでダビング中もいろいろ仕事

普通は東宝や日活など撮影スタジオの中にある巨大スタジオで(まるで映画館)作業するのだが

今回はどのスタジオも忙しく

なんと渋谷はNHKの裏にあるおしゃれなカフェバーのビルの中の秘密基地のようなスタジオで一週間

こんな繁華街ではいくらお金があってもやばい

ケータイでしょ

パンツにシャツ

靴、かばん

めがねにもしかしたらコンタクト

時計に帽子

そしてそして・・・・

いやいやプロデューサーやコンテ用紙を持った助監督の監視の目が光る

さっさとコンテ書きやがれ

それで何百人が動くとおもってるんだっ

一日構想が遅れることでどんどん「窮地」に陥っていくのだ

もう限界だぞ!

・・・・という心の声が聞こえる

はい

が、がんばります・・・

さっき命縮めるって書いたばかりだし・・・

しかもスタジオ奥の代々木公園やNHKがガラス越しに見渡せる素敵な作業個室もLANケーブルつきで用意してもらったし・・・

(APのクスは“独居房”と言っていた・・・)

この素敵な都会の個室で画コンテ ラストスパート!

&ダビン・ぐ~!

・・・・すいません

ちゃんとやります 

 

 

 

映画「まぼろしの邪馬台国」

こちらもラストスパート!

様々な問題解決の毎日

映像の質感

CG

音楽・音・・・

「昭和の島原」の再現は大変だが、いかにも楽しい

意外とハイテク映画だが

そんなことは微塵も感じない楽しい元気が出る映画になると思う

お楽しみに!

 

 

 

六本木で「ブルーマン」

90年代から一度見たかった舞台

いやあ文句なしに面白い

最高に高級でセンスのいい“演芸”だね

「客」になれて楽しかった

また見たい

 

 

国立新美術館で

「ウィーン美術史美術館所蔵 静物画の秘密展」

いままで地味だと思い込んでいた“静物画”にこんなにもメッセージや隠された言葉や記号があるなんて・・・

絵画の役割・存在意義って・・・

17世紀のオランダって・・・

いろんなコト考えて全く飽きない

どころかじっくり向き合いたかったのだが

人がたくさん過ぎてままならず

画のもつ第一印象や構図や光沢などを記憶して

画集を買い、そのうちゆっくり研究することに

 

そのままアボリジニ天才画家

「エミリー・ウングワレー展」

“天才”ってこういう方のための言葉なのでしょう

点描が私の目には刺さりまくってきつかったが

だんだん表現が大きくなり

色彩が爆発し

突然モノクロームになり

そして亡くなる前2週間で書いた5枚の画の“筆、色の柔らかさ”に呆然とした

千葉の美術館でみた晩年無彩色になっていったマーク・ロスコの表現の推移をなぜか連想した

荒涼たる大平原と荒涼たる大都会・・・

芸術家達には“世界がこう見える”視線の豊かさに、私の人生の精神的貧しさを痛感 

しかし天才芸術家の「生」の絵画に触れることが出来るだけで

なんて幸せなことか

何度も詣でたい

 

 

 

さてさて

そろそろ時間かな

眼下の渋谷は猛暑で行き交う人々も気だるそうだ

夜になれば

少しは過ごし易くなるのか

通りを眺めながらビールでも飲みたいところ・・・

いやいや

だから仕事だって・・・・

 

 

 

2008年07月25日

渋谷で、

超おしゃれな渋谷のスタジオで作業は続く

待ち時間は代々木公園の緑を見下ろして優雅にコンテ

コンテは進む

〇〇が飛ぶ!

××が歩行する!

東京は△△に!

そして怒涛の◆◆!

・・・・・

描くのは簡単

ついついノッテしまってカットが増える

これも眼下のヒートアップした渋谷の熱が伝わったからか

よぉおしっ

書くぞー

これもあれもこれもだぁぁあー

・・・・・

・・・・・・

・・・・・・・・

う~ん、こんなにすごいの、現実的に可能なのか

頭を抱える各セクションの顔が浮かぶ

どーですかねー・・・という声が聞こえる

時間も予算も有限ですしねー・・・

そうだよね・・・

いやいや

いかんいかん

今回は暴れるぞ

そう決めたのだ

こんなチャンスはめったにないぞ

それにどんなにすごい内容でも

それは、オレじゃないから

 

渋谷のせい・・・・

 

 

音作業はがりがりと進む

毎日深夜まで

立体音響とはこういうことか

時代は進歩した

ちょっと前まで6㎜のオープンリールテレコ何台も動かして

カッターとセロテープで作業してたのに

今は全てがデジタル

早い早い

しかしやるべきことはは同じ

面白いかどうか

伝わるかどうか

高揚し感動するかどうか

眼と耳を何度も初期化することだ

 

 

最新のハイテックなスタジオだが

“編集家族”のあり方は変わらず

毎日、我が社のスタッフが何かを料理

手巻き寿司

焼きソバ

普通のご飯と味噌汁

そうめん・・・・

準備している様子は全くこのスタジオには似合わないが

しかし、うまい

手作りだし、皆で食べるし

スタジオ様ごめんなさい

火気厳禁のところホットプレートの使用だけ許可いただいて

時々ブレーカーも落としつつ

匂いを充満させつつ

ご迷惑かけてます

もう二度と貸してくれないだろうなー

あと2日

よしっ!明日は餃子に挑戦か!(全く反省してない)

 

 

2008年08月06日

また時間があいてしまった

 

いろいろあった

映画「20世紀少年」ダビング終了

ロケハンで千葉、埼玉、茨城、東京各所、群馬、栃木、愛知、静岡・・・

ぐるぐると

衣装合わせ・・・第1章から続けて出ている方々も、新たなシーン用に再衣装合わせ

コンテ描きさらさらと

そのコンテにのっとって美術やらCGやら演出・技術打ち合わせ

公開迫り、取材いくつか

完成披露に向け、画面の色彩や明るさの最終調整

なかなか苦労し撮影カラサワ氏中心に徹夜の作業続く

(ワタシはあーだこーだ言うだけ)

しかし4日

調布東京現像所にて初号

原作者、企画者、プロデューサー諸氏、役者の一部、現場スタッフ見守る中

映画「20世紀少年 第1章」堂々完成!!

やった!

終わって祝杯あげるも続く2章、3章のことで緊張

達成感よりも決意の再確認

公開は8月30日

明日は完成披露試写

はじめて人に目に触れる瞬間

さて皆さんはどう感じるか・・・

まな板の鯉の気分

 

そして

映画「まぼろしの邪馬台国」

CGと音の最終仕上げ

まだまだ途中だが・・・

来週大きく動くはずだ

 

という中

昨夜は美容院に無理言って遅くにお願いし

髪をばっさり角刈り(的)に切り、染め直し

まるでもんちっち(そんなかわいくねーよー)

そして今朝東京都の総合がん検診(無料)

いつも人間ドックに行っている病院なので慣れた行程

結果は9月4日だと・・・

表面にキズが入ったので眼鏡を新調しに

原宿白山眼鏡店

出来上がりは8月15日・・・

って生活メモかよ

 

明日から2日間は完成披露試写を中心に

取材だらけの2日間

週末からは「まぼタイ」の音仕上げ突入

同時に第2章、第3章の撮影本格準備(ワタシ的にね)

 

あーばたばたする

名古屋の実家は暑くて大変らしい

ご老人、家でも熱中症に注意でんがな

それにしても

まめに日記書かなきゃね

 

 

 

2008年08月10日

大泉学園

 

超ファミリーな雰囲気の大泉学園にある撮影所で

映画「まぼろしの邪馬台国」のダビング、ついに開始!

まだ映像的部分的に悩んでいる箇所があり

この作業が終われば、スパッと終わり!

という訳ではないが、それでも95%の作業が終わる

音楽の大島ミチルさんの楽曲はやはり素晴らしく

聞いているだけで感情が解放される

ワタシの拙い演出も俳優の存在感と大島さんの魔法のような音楽で一段高いステップへ進むことが出来る

客の目線になっていくワタシ・・・

ありがたいことだ

巨大な音・音楽仕上げスタジオで存分に楽しもうと思う

 

が、

映画「20世紀少年」第2章、第3章の撮影再開が迫る

毎日ロケハンや衣装合わせや細かい打ち合わせを続けている

先日7日の完成披露試写会を中心に猛烈な取材を受けたが

(ワタシよりケンヂ=唐沢さんのほうが猛烈な本数だが)

いよいよこのプロジェクトが大きく動きだした感がある

出来ることは全てやりました

ぜひ皆さん、第1章の公開を楽しんでいただきたい

 

が、

第1章に比べて物理的なテマヒマは続く第2章、第3章のほうが圧倒的に大きい

内容もものすごいゾーンに突入する

シーンを思い浮かべると戦慄する

ぶるるっ

気を緩めることなくこの壮絶な原作と戦い続けたいと思う

 

 

さて

先日の港区の無料健康診断で

「悪玉コレステロールがね~」

「このままだと薬飲まないと・・・」

「食事と生活改善ですね~」

と渋い顔でお医者様に言われ

またしても徹底的急激な食事改善に取り組む

(どうせ続かない)

今回は塩分、炭水化物控え目をテーマにがんばろうと思う

(三日坊主だぜ)

毎日必ず食べる朝のおにぎり、せんべい間食、寿司三昧、

焼肉三昧、ラーメン大好き、過度の飲酒・・・などを止め

(この撮影所の近所では回転寿司、パスタ、ラーメン、焼肉しかおいしいものは無い・・・)

納豆、もずく酢、豆腐、野菜中心で

腹八分目、ゆっくりたくさん噛んで食べること

食事は人間のイノキ、いや命の薬・・・として

「人生をやり直す」つもりでがんばります

(うそだ、あきらかなうそだ)

事実、この4日間、朝食は納豆ともずく酢のみを続けている

納豆はこの世で一番嫌いなものだがしょうがない

食べ続けていると明らかに体質が変化するのがわかるほど強力な食品だ

(少し足がしびれたりお腹がゆるんだり)

以前同じように食べ続けたら劇的に数値が下がった

今回はずっとやり続ける決意だ

(食事は“決意”じゃ続けられないよねー)

がんばろう!

 

 

 

 

2008年08月12日

まだまだ大泉学園

 

映画「まぼろしの邪馬台国」ダビングは順調である

20分程度のシーンの集合を何度も繰り返し見る

その度になんだか新たな発見がある

それは「えっ?!」という意外なものが映っていることを見つけたり

(意識しなかったモノが音環境が変わると急に見え出す・・不思議・・・)

映像が“音的”にキレイに化粧されると違う解釈を感じたり・・・

(沸き起こる感情が全く変わる)

映画が効果音や音楽で化学変化を起こすということだ

最初から付き合っている(・・ってヘンだな、最初から立ち会っている)ワタシもびっくりする化学変化

そしてそれはいい変化がほとんどだが

たまに明らかに逆効果・・という時もある

その場合は音を仕込み直すか

ずっと待機している映像編集チームと相談して映像を直す

最近は全てデジタル処理なのであっという間に直る

10年ほど前はでかいオープンリールのテープを何本も山済みにしてアナログに効果音や音楽を貼り付けていた

一つ一つの音を、鋏とセロテープで切り張りしていたのだ

そのかさばる作業はPCが完全に省力化した

たかだか10年で全く作業環境が変わったことに改めて驚く

このでかいスタジオの隅っこにも膨大な量の古いオープンリールテープが転がっていて

音の墓場のようだ

プロツールスを筆頭とするデジタルハード群を恨みがましく見つめる音の墓標

しかしそこには何十年も映画を支えてきた音の歴史が具体的に記録されている

デジタルなツールでは再生できない音もあるはずだ

何千人もの録音担当者の耳を通過した映画の音の歴史

最先端のハード群は逆にそれに包まれている

「墓場」ではなくきっと「羊水」なのだろう

 

待ち時間にそんなことを・・・

おっと映画「20世紀少年」の準備しなくちゃ

 

大泉編集家族は

一昨日は惣菜祭り

昨日はゴーヤチャンプルーを中心とする沖縄祭り

今日は手作りカレー

明日は・・・・

納豆連日食べまくり

間食はせず野菜スティックをウサギのように啄ばむ

運動不足が解消できれば文句ない生活のはず

 

2008年08月14日

もういちどまだまだ大泉学園

 

映画「まぼろしの邪馬台国」はCGと映像関係の最終処理を残して本日、一段落する

じっくりと1カット1カット腰をすえて撮影した

細かく作ったが、なぜかとても“ゆったり”としたものになった

安心して見ることが出来る

自分の作品群のなかでも、どれともカブらない

多くの方に見ていただきたい

ああ、こんな夫婦、いいなあ・・と思ってもらえたら幸いだ

 

 

そんでもって、感動してる間もなく

明日から映画「20世紀少年」第2章、第3章撮影に突入!

怒涛の3ヶ月のスタートだ

ううっ

身が引き締まる

メタボだけど・・・

 

編集家族

昨夜は記録の沖縄宮古島出身のオクダイラの采配で

(一昨日もそうだったが)

沖縄名物タコライス

高カロリー、塩分過多、炭水化物過剰摂取を極端に避けようとする私には

まさに陰謀としか思えない、メタボの逆襲

毅然と拒否・・・

するつもりが気が付いたら、食っていた

あっ

 

今日は粗食するぞ

 

映画「20世紀少年」第1章

8月30日堂々公開!

劇場へ!!

 

  

 

2008年08月19日

20世紀少年!!

撮影再開した

真冬から始まったこの作品

灼熱の太陽の下だ

撮影とロケハン、衣装合わせ、打ち合わせが連続する

明日からは第2章の重要な部分の撮影

(もうどれもこれも重要だが・・・)

大規模エキストラ動員に参加される皆さん

どうかよろしくお願いします!

渋谷には巨大な“ともだち”マーク

テレビではスポット

いよいよ第1章公開も近くなって緊張感も漂ってきた

映画「20世紀少年」!!

 

2008年08月22日

有明

大勢のエキストラさんの協力で

大規模な撮影

第2章の山場

書きたいことはたくさんあるがネタバレするから書けない・・・

ただただ大勢集まっていただいたエキストラ様の忍耐力に感謝!

映画「20世紀少年」第1章!

8月30日堂々公開!!

劇場へ!!

 

2008年08月27日

公開迫る!!!!

今週の土曜日!

8月30日!!

映画「20世紀少年 第1章」堂々公開!!!

全国劇場でご覧ください!!!!

 

昨日は出身地 名古屋にてキャンペーン

たくさんの取材 

盛大な試写会に参加

ありがたいことだ

なんと試写会会場は高校生の頃よくコンサートに通った鶴舞公園の大ホール

いやあ昔のままでびっくり

しばし見とれる

いつか撮影したい

 

第2章の撮影はあと少し

第3章はやっと始まった

まだまだ続く長距離レース

 

医者に言われてなんとなくダイエット中

肉をほとんど食わず

野菜ばかり食べ

炭水化物を減らし

毎日納豆、もずく酢を食べ

塩分を減らし

食べるのに時間をかけ

満腹を避け

酒を控え

10日間

 

なんと体重が3キロ減る

 

が、今日はなんだか頭の回転が悪い

少し風邪気味だし

元気がない

 

で、撮影終了後、元気を出そうと

仲間と焼肉

でも脂身の少ないロースと野菜を中心に少なめに食す

ご飯は我慢

お酒も赤ワインを2杯

久々の肉はうまい!

 

明日からまたストイックな食生活を続ける

ある目標体重の数値まで行き着いたら

もう一度血液検査をしたい

がんばるぞー

 

映画「まぼろしの邪馬台国」

完成に向けスタッフの努力が続く

皆さんにきちんとお披露目できる日も近い

その際はよろしくお願いします

楽しんでください!

 

 

そんでもって 

映画「20世紀少年 第1章」

公開に向けたくさんの宣伝活動が繰り広げられている

むさくるしいワタシも駆り出されています

まだいろいろ“出ます”

お楽しみに・・・つーか

恥ずかしい・・・つーか

とにかく、なによりも劇場で映画見て下さいっ!!・・みたいな

よろしくです!

 

2008年08月30日

ついに公開!!!

本日より

映画「20世紀少年 第1章」

全国劇場にて公開です!

映画館へ!!!

 

 

「20世紀少年のオールナイトニッポン!」

つたない喋りにお付き合いくださったリスナー、スタッフ、関係者のみなさんありがとうございました

いやぁ

素人が簡単に手が出せる世界ではないですね

いい体験でした

 

 

映画は2時間20分あります

トイレは済ませて

お楽しみください!

映画「20世紀少年 第1章」

劇場へGO!!!!

 

2008年09月05日

「20世紀少年 第1章」公開中!!

 

映画「20世紀少年 第1章」

多くの方々にご覧いただいている

ありがたいことだ

感謝します!

キャスト、スタッフの努力が報われます

感謝します!!

でもまだはじまったばかり

まだご覧いただいてない皆さん!

劇場へGO!!

もちろん2度3度ご覧いただいてもOKです!

よろしくお願いします!!!

 

 

「第3章」の撮影が続く

一昨日は愛知県の常滑へ

ゲリラ豪雨で新幹線が止まりかけたが

なんとかセーフ

撮影は古い大きな工場にお世話になった

常滑は超近代的な空港を背負って

しかしきちんと古い町並みを保全されていて

素晴らしい“昭和”がそこにあるのだった

そんな素敵な路地に〇〇〇〇〇〇に出てくるような連中が

銀色の〇を携帯して大勢様で走り回る

そのミスマッチは興奮する

常滑様、ありがとう!

同じ愛知県出身者として誇りに思います

 

そのロケに行く時、品川駅で

五十嵐貴久氏の「誘拐」という小説を購入

あまりに面白くて

移動中、撮影の合間、寝る時間、食事時、トイレ、風呂の最中にイッキ読み

帰りの新幹線の静岡辺りで読了

緻密に計算された展開に唸る

そしてちりばめられた布石のことを考える

うまい・・・

読み終わりが寂しい

もっとその世界に入っていたいのだった

 

池上永一氏の「テンペスト」(上下刊)にも同じ思いを持った

圧倒的な文字の力

絢爛豪華な絵巻物

憧れの琉球の風

次は?次は?と目が走る

すごい作家がいるものだ

 

 

常滑から帰り、総合健康診断(無料)の結果を取りに行く

とりあえずがんではないみたい

しかしはっきり『メタボリック症候群』と断定される

そして驚くべきことに『緑内障』とも・・・

メタボに関しては診察を受けた八月半ばから相当な食事療法を続けていて

体重も3キロ以上落ち

たぶんこのまま続ければじっくりと改善すると思われる

(リバウンドしたら終わりだが)

緑内障はびっくりしたのでそのまま眼科医に駆け込み

精密検査してもらったが

特にその所見は無く“シロ”

(“緑”ではなく“シロ”・・・あっそういえば“白”内障は危険性があるので気をつけている)

ま、とりあえず心おきなく仕事に励めとの天の声なのか

 

 

映画「まぼろしの邪馬台国」

いろいろその全貌が露わになりつつあるが

若干の修正点に時間がかかっている

とにかく納得いくまで見つめ続けることにする

こちらの公開は11月1日

皆さんお誘いあわせの上、劇場でご覧くださいね

 

 

さて

「第3章」大規模なエキストラ募集をしています

詳しくはHPでご覧ください

映画「20世紀少年」の旅は続く!!

 

 

 

2008年09月09日

千葉・野田

 

千葉は野田の古い柔道場でロケ

大きな(世界的に有名な)醤油工場の一角だ

NYにいたころ、ここの醤油が世界に浸透していることを知った

日本ブランドだ

すごいことだ

そんなすごい醤油ができる工程を見せるパビリオンも近くにあるらしいが

予約制らしいし、時間も無いので見ることが出来ない

まことに残念

先日ロケした常滑も世界的に有名なタイル・陶器の会社の本拠地で

やはり常設博物館があり、撮影が始まる30分前にざざっと回った

世界のタイル(?)が展示してあった

なんだか無機質なのだがよく見ると人間的で、アジアや中東の香りがし、すごく不思議な空間だった

無数に並ぶタイル・・・ 

世の中にはわれわれ俗人には計り知れない、いろんな“価値”があることを、またしても目の当たりにした

一緒に回ったCGチームのリーダーノザキ氏(社長)は世界のタイルに猛烈に感動していた

「オレ、こーゆーの好きなんですよね~」

なんだか、わかる

具体的に何がいいかはわからないけど

はじめて触れることで“なんだか感動”を得ることは多い

最近特に・・・

「なんちゃら博物館」とか「ほにゃららの館」とか顔を出さずにいられない

全国に点在するそんなオモシロ館(面白くなくてオモシロい館も含めて)を巡りに巡りたいものだ

 

減量続行中

朝はしっかり食べ(納豆、おにぎり)

間食はやめ(アシスタントのイノウエが作る無塩温野菜はありがたくいただきつつ)

昼食、夕食はさっぱりと(脂、塩、炭水化物は避け)

お酒はワインを2杯だけ

たまに焼肉もいただきつつも順調に痩せてきた

最近はお出かけ前に

スクワット200回

5キロのダンベルで筋トレ

いったいオレはどこへ向かうのか・・・などは考えず

ひたすらゴリゴリと

おかげで昼はちょいと眠いが・・・・

まあがんばります

 

 

映画「20世紀少年 第1章」

大好評公開中!!

ぜひ劇場へ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2008年09月15日

栃木県佐野

佐野でロケ

戦隊モノで有名な山の中腹に巨大セット

ホテルは有名なアウトレットモールの隣

車が混んじゃって・・・・

 

 

こつこつ撮影は進んでます

素晴らしい名優に囲まれて

がんがん面白い

映画「20世紀少年」

公開中の第1章から第3章まで

“出来ることはすべてやる”ので

どうぞよろしく!!!

2008年09月19日

千葉の千葉

 

明日から超!大群衆エキストラロケ!

でも台風!

くそっ台風!

なんでやっ台風! 

私は朝から現地で天候回復を待つ!

台風の足が速まって予定通り開始できればいいが・・・  

回復次第、即撮影!

参加される皆さん

無理せず、でも熱く、結集してください!!

すごいものが見れますよ

「そーかそうなるかー」「おおっやるのか、これ」

「えっ?こんな人、あんな人も?」

なんつって

そんなカンジ・・・

 

そしてもし私を見かけた方、ひとこと「よしっ」とお声がけを・・・

一言で全てが通じる 

 

よしっ

 

映画「20世紀少年」撮影佳境へ!!

第1章は堂々公開中

たくさんのお運びありがとうございます

続けて2章、最終章とお楽しみください!

 

 

映画「まぼろしの邪馬台国」=マボタイ

細かい調整も終わり、やっと完成しましたー

とても元気で優しい作品になりました

11月1日全国大公開!

赤い宣伝バスが各地を回ります

キャンペーンで吉永さん、竹中さん

(私も少し)全国を回ります

試写会も始まることでしょう

ぜひご覧ください

 

 

 

で、「メタボ!!」と医者にはっきり言われ

食事療法に取り組み

現在4キロ落ちたー

皆様に「痩せた、大丈夫ですか?」といわれる

なぜか顔がすごく痩せる 

目的は体重を適正にすることでもあるが

血液の数値の悪い部分を適正にすることだ

あと2キロぐらい落ちたら血液検査しよっと

ま、このカンジ(脂、塩、炭水化物を押さえ、ひたすら噛み、バランスよく少量食べ、夜は極めて少なく、お酒は赤ワイン2杯、体重計に一日2回、カロリー計算も出来るだけ、毎日スクワット、ダンベル適度・・・←基本よ、基本)に慣れてきて

体もなんだか軽くなって

ずっと続けようかな・・・

友達減りそうだな

 

 

さて

東京も雨が降り出してきた

台風の影響のある地域は充分お気をつけください

そして台風一過するやいなやASAP

(登録された方にはメールで指示が飛ぶでしょう)

千葉に集まれー

そして、騒げー

 

よしっ!

 

 

2008年09月24日

宇都宮

昨日まで千葉などで大規模エキストラ結集のシーンを連続撮影

参加された皆さん、本当にありがとうございます!

感謝です

特に千葉では何度も雨にやられて中断、中止の状況下

撮影意図をきちんとくみ取って頂いて

集中的に素晴らしいカットが撮れました

本当にありがとうございます 

第3章でご覧ください

 

 

で、

昨日より宇都宮に連泊し

くり貫かれた山の中の巨大な地下帝国で撮影

ずっと野菜中心の生活なので

たまにはいいかと、宇都宮餃子、ビール、ラーメン・・・・

やばいなあと思いながら、うま!うま!うま!

久々の脂たっぷりの夕食は甘美な味

 

 

 

映画「まぼろしの邪馬台国」

そろそろ試写などでご覧いただける方もいるようで

そのうちゆっくり思い出など書いてみようか・・・

いい作品になりました

 

 

では行ってきます

地下帝国はめちゃくちゃ寒くて

すっとダウン着てないと凍えます

 

 

 

2008年09月30日

秋 

寒いよ

なんだか

 

大谷石のロケを終わらせ

先週の金曜日

映画「まぼろしの邪馬台国」キャンペーンで

広島、岡山

行きの新幹線で本読みまくり

映画の出来上がりを待っていただいた分

映像資料が届く前の取材となる

申し訳なかったです

が、想像力でいい取材をしていただくべく、喋りたおす

昼休憩時、仲のいい広島某局アナウンサー&プロデューサーと“別件謀議”

謀議は謀議なので闇の中の出来事である

もしかして、ここに書いてしまった段階で闇の中ではないのではないか

でも、謀議

岡山はなんだか“親近感”があっていいカンジ

そのまま新幹線でまたもや本読みまくって帰京

 

土曜日

東松山で映画「20世紀少年」第2章のラストカット

空が大きい広大な河川敷

残った夏の空気と新しい秋の空気が入り乱れていて

面白い雲が次々と

久々に写真を撮りまくる

そろそろ「空趣味ギャラリー」も復活か

(と言い続けて一年以上、このページけっこう写真載せるのめんどくさい) 

そのまま千葉に移動

巨大な「工場」の中で

CCDカメラを10台使って撮影

簡単に考えていたが意外と時間がかかる

待ち時間に白井良明氏と音楽打ち合わせ

 

日曜日

やはり千葉で今度は第3章のラストシーン

う~~~~~~~ん

全く描写できない

拷問されても答えられない

 

昨日、月曜日

「まぼろしの邪馬台国」の完成披露試写会で有楽町

歌あり演奏あり漫談ありの出し物目白押しの大イヴェント

吉永さんや竹中さん、たくさんの出演者・スタッフの皆さんと久々にお会いし

完成を喜び、感謝して 

かつ世界的ヴァイオリン奏者・古澤巌氏と光栄にもラジオトークさせていただいたり

久々に窪塚洋介氏と雑誌上での対談をしたり

華々しい一日でした

なんと私の登壇には特効(煙や銀テープ)まで用意され

目が点になりました

しかし全体的にほのぼのとした映画を象徴するいい試写会イヴェントでした

終了後は壇上でカーテンコールまでさせていただき

初めての体験だったので大感動

 

終わって近所のお店で弊社代表や技術の池田屋社長池田氏(私の映像人生の出発点を作ってくれた恩人)と久々のバカ話

ワインで酔う

 

本日

早朝より成城は東宝撮影所

がんばっております

野菜食は強引に続けており

早朝シャワー後は5キロ減の日も

 

急激に秋につるべ落とし

体が冷える今日この頃

そろそろホッカイロかな

 

 

2008年10月04日

さらに深まる秋

2日

映画「まぼろしの邪馬台国」=マボタイのキャンペーンで福岡

まずは大宰府にあるすばらしい国立の博物館で取材やら試写会舞台挨拶やら

展示物もすごそうだったが建物のデザインが斬新で

へえええ・・・と思っていたら

館長様に挨拶という段取りになり

ただでさえカジュアルな私、このようなアカデミックな場所は全く似合わないなあと小さくなる

するととても優しそうな館長様

「ぜひここでロケなどどうぞ」とありがたきお言葉

ははーっと恐縮するが

“その眼”でちょろちょろチェック

いくつか取材を受け福岡市内へ

過去、「トーキングブルース」で何度も行った会館で舞台挨拶

直後、福岡空港、ナイトフライトで名古屋セントレア空港

常滑のホテルで遅い夕食(サラダ)

そのままホテルロビーで仲間とコンビニワイン飲

 

昨日3日

映画「20世紀少年」で常滑ロケ

もともとセントレアロケ終了後、食事時間の待ちに名古屋の盟友タダキ氏の導きで偶然見つけた常滑の街

古い町並みをきちんと保存し、新しいコンセプトの観光都市に変えていこうとしている試みに感動

名物の『土管』で街づくりとは・・・

「これはケンジの街だ!」

早速ロケを申し出、快諾していただき

もう何度も撮影

昨日はありがたくも市長様まで撮影現場にお越しいただき

ベリー恐縮

なるべくご迷惑かけぬよう(でも充分迷惑かけたおして)無事撮影終了

まだまだ続きますがどうぞよろしくお願いします

 

そのまま名鉄で名古屋

エスカの山本やで味噌煮込みうどん

新幹線で車内販売ちびワイン飲みながらCGノザキ社長とバカ話

すっかり真っ赤で品川

偶然同じ新幹線に乗っていた女優様に

「おひさしぶりです~・・・(あれ、赤い・・)」

「す、すいません、お、お、お久しぶりで、いや、ロケ終わって、酔ってまして・・」と弁解

恥ずかしかった(だったら飲むな)

酔い覚ましに金曜日のサラリーマンでごった返す東品川で夜風

涼しくて心地よかった

 

今日

またまた成城は東宝

撮影はゴーズオンです

 

 

 

映画「まぼろしの邪馬台国」

11月1日大公開

吉永小百合さんは本当に素敵な方でした

この作品を撮ることが出来て本当に幸福です 

感謝!

ぜひ劇場でご覧ください!

 

2008年10月07日

残念

名優 緒形拳さんの死を悼む 

 

朝起きてそのニュースには驚愕した

訃報に「まさか・・」とおっしゃる方は多いが

本当にまさか・・と感じた

長く会ってないが元気な方だと信じ込んでいた

はじめて仕事をさせていただいた時

その仕事に対する情熱、取り組み方の“強さ”に驚き、畏怖した

会社帰りに玄関でドアを開けると、娘の恋人の靴を発見し、

怒り、居間に向かう・・という短い芝居の説明の時

私は「3秒靴を見てください。それで怒った気持ちになっていただいて、その間に男の靴のアップを撮ります。その間、怒った顔で待ってていただいて、中に入ってください」と説明したら

「そんなテレビ的芝居ができるかあ!感情は一瞬だ!何秒とかで測れんっ!ワシはすぐあがるっ!お前がちゃんとそれを見逃すなっ」

と激怒され頭をゲンコツで殴られた

「ううっ・・(テ、テレビなんだけど・・)」

緒形さんの手は大きい

痛かった

衆人環視の中、猛烈に屈辱だった

私の連ドラデビュー作「ポケベルが鳴らなくて」というドラマ

反発心も猛烈に芽生えたが

どんな小さな芝居でも自分の演技的生理を全身でぶつける演者=緒形さんの存在感に圧倒された

「ぱっぱっとやって早く終わろー」なんて思っていたであろう私の心を見透かされていたような・・・

自分を恥じた

私がこの人と“戦う”には映像の存在感しかないと決意

連ドラの5本目からの登板だったがそれ以前の作風と大きく変わる映像演出をした

不連続なアップの連続

水平感覚を失う手ブレ・・・

チーフDからはめちゃくちゃ怒られたが

どうせ殴られるなら思い残すことなく・・・意地だった

その後のドラマ作りの基礎となる

最終回、台風の中、撮影を待っている間、はじめて緒形さんとじっくり話をさせていただいた時に、そんな映像についてお褒めの言葉をいただいた、驚き恐縮

「お前はヘンだ。映画を撮れ」といわれる

制作会社から派遣された一介のドラマ演出の私には思いがけないお言葉だったが

その言葉がドラマから映画に向かう“恐怖心”を乗り越え

後押ししてくれたのも事実

その後、恐る恐るお願いした映画「さよならニッポン!」を主演していただく

沖縄の小さな島の村長が日本から独立して大統領になるという“演説”がテーマの荒唐無稽な話だったが

何度も夜、ホテルで演説原稿の確認をさせられるほどの気合いをいただき

そして何度も怒られた

琉球の開放感にこだわる緒形さんの気持ちと

ある種の政治戯画を撮りたい私の気持ちが重なって

興奮する作品作りになった

一連の宮古島作品の始まりにもなった

国内公開成績はぱっとしなかったが

(内容的にオウム事件と重なる点が多く、プロデュースサイドが弱腰に、公開も遅れる)

NYのリンカーンセンターで公開されるなど一部の評判にはなった

私のオリジナル映画企画の初めての作品だった

その後、舞台や映画やドラマやCFで活躍する緒形さんの姿は毎日見る

その度に「いい加減な演出してないかっ!」と叱責されているような気持ちになる

5~6年前、真偽は定かではないが人づてに「さよならニッポン!パート2」やりたいと緒形さんが言ってたよ・・と聞く

嬉しかった

企画書まで書いた

石油メジャーと国際女スパイが狭い島を暗躍し

混乱の果てに緒形大統領が広場に一同を集め

“世界を叱る”内容

ぬるい演出家としての態度を最初に殴り飛ばされたあのゲンコツの痛みを忘れたくなかったからだ

その企画書は誰の眼にも触れずに終わった

残念だ

全く残念だ

緒形さんの書く字が好きだった

やはり主張ある人生、反骨精神のある人生、拳を持つ人生、そして優しい眼を持つ人生を送る方は

メッセージとしてメディアとしての文字を持つんだなあ・・としみじみ思っていた

あらゆる意味で尊敬に値する方だった

 

最後にお会いしたかった

殴って欲しかった

 

ご冥福をお祈りします

 

堤幸彦 

 

 

2008年10月12日

牛歩

 

牛歩のごとく映画「20世紀少年」の撮影は進む

慎重に一歩一歩

でも確実に前に進んでいる

台本の残量が毎日減っているのだ

もちろんまだまだ時間はかかる

たっぷり撮るべきものがある

3本だけど質量は5本分以上かな・・・ 

来年の夏まで格闘する作品

 

でも台本の撮了線が増えるのは、少々寂しい

 

 

 

 

映画「まぼろしの邪馬台国」

11月1日公開!

私の両親は九州は大分の出身で

母親の旧姓は「宮崎」

九州で知らぬ人がいない有名人のストーリーは

なんだか他人事ではない

今回のお話は逆サイドの長崎・島原のお話だから

地域性も言葉もぜんぜん違うが

ちょっと「ルーツ探し」的な気分もあって

楽しく九州を見つめながら撮りました

小学生の頃、うるさいガキだった私は、両親の陰謀で

(両親は静かにテレビなど見たかったのか・・・)

夏休みの間中、毎年、九州に“強制疎開”させられていて

その時見た海、山、川、そら

感じた空気、温度、匂い

聞こえた幾万もの音(特にSL)、言葉

食べた味

旅した土地(阿蘇だ!)

これらDNAにインプットされた九州の記憶を呼び起こして

撮影に望んだのでありました

 

全国的に均一化する『日本文明』のつるんとした佇まいの中にも

当時の記憶に違わぬ痕跡を垣間見たり

引き継がれていくべき路傍の風景の重要性を認識したり

なかなか意味深い撮影の旅でありました

 

映画は難解な点は一つもない、優しい話

ぜひ劇場でご覧いただき

「ああ、九州の旅も、いいかも・・・」

など思っていただければ本望

そして数奇だが運命を楽しむ夫婦の話に

ほんわか暖かくなっていただければ・・・

時節もだいぶん寒くなってきましたし 

そんな願いをこめてお届けします

よろしくお願いします!

 

 

10月15日

青山スパイラルホールで

劇的3時間SHOWという連続トークイヴェントに出ることに・・・

文字通り3時間喋り続けるわけだが

かなり自信、ない 

ので、過去、今、これから組む有名プロデューサーの皆さんにご登壇いただき

私を“メッタ切り”してもらおうと・・・

どうなることやら

 

 

2008年10月19日

秋、進む

 

映画「まぼろしの邪馬台国」

島原は本当においしいモノだらけだった

具雑煮・・・母親の手料理の味がした

かんざらし・・・涼しい甘み

そうめん・・・天文学的(どんだけ?)にうまい

代表的なこれらのメニューもさることながら、ちょっとした食堂のちょっとしたモノがほんとうにおいしい

水がおいしいからだ!と強引に結論つけたが

それだけじゃない

きっと島原の人々が我々の見えないところで

優しく食材を“鍛えている”のに違いない

大いなる厳しい自然と共生してきた土地柄だ

間違いなく“鍛えている”

「・・・おいしくなるばい・・・おいしくなるばい・・・」

・・・・なワケないか

 

ということでマボタイにはたくさんの島原の食べ物が映っています

特にかんざらしはもう一つの名物「いぎりす」と一緒に

ほんの一瞬だけど存在をアピール

しかしおいしいモノもそのまま撮ってもおいしそうに見えない場合もある

そこでスタッフはおいしそうに見える魔法を使う

これがまさに魔法で・・・

よって編集などで私はやたらと

お腹がすくのだった

パブロフの犬・・・ 

 

11月1日公開

あなたも映画館でお腹すかしてください

 

 

 

映画「20世紀少年」

第2章の編集順調!

しかしまだまだ途上

“編集の神”は微笑まず

第3章撮影順調!

先日のロケ現場で研ナオコ様にベースで居眠りした無様でメタボな写真を撮られ、しかもブログで公開され

ううっ!恥!

 

一昨日昨日と潮来の広大な野原で“あらゆる撮影機材”を駆使しクライマックスシーンを撮影

本日からも東宝スタジオにて続き

巨大な足音(?)響き渡る中、クリフハンガー!って・・ 

いつまで続く

クライマックス!

 

 

先日の「劇的3時間SHOW」にお越しいただいた皆様

ながーい雑談にお付き合いいただきましてありがとうございました

最近お世話になっている方々、大勢様御登壇で

私はいろんな意味で面白かった

言葉の端々の真実が面白かった

エクセル粉砕!なんのこっちゃ 

もっとお客様と話したかったが・・・

あっという間の3時間半 

またやりたいっすねー

ロフトプラス1とかで・・・

主催者の方々ありがとうございました

お世話になりました

 

 

 

さて9時だ

段取り説明会が始まります

 

2008年10月25日

またまた宇都宮

 

街路樹も秋に染まってきた

またまた宇都宮の、街の中心の、大変重要な建物をお借りしての撮影

コスチュームも揃った地球〇〇〇が〇○〇○と〇〇〇を〇〇し

巨大な階段で〇〇とすれ違い〇〇を渡され

そして〇〇〇は・・・・

という3章の重要なシーンなのだ!

・・・・なんだそりゃ・・・・ 

餃子の街、宇都宮には本当にお世話になっている

(餃子の像が割れたって?写メしとけばよかった・・・)

今日も明日もお世話になります

すんません

 

 

 

11月1日

映画「まぼろしの邪馬台国」封切!!

ぜひ劇場でご覧ください!

私が生まれた頃の時代を作るのは

ルーツ探しでもありとても楽しい作業でした

特にSL

私は鉄道マニアではありませんが

やはりホンモノを目の前にすると興奮して写真を撮りまくる

SLには男の子をひきつける魔力があるのだな

それだけではなく車や建物、小道具に至るまで昭和と九州にこだわりました

美術・装飾チームの想像力溢れる職人芸が光ります

そして温暖な島原の“光”

広さややわらかさを醸し出す映像

そこに吉永さん、竹中さんはじめとする

素晴らしいキャストが「人生」を演じます

自分で撮っておきながら

「ああ、いい話だなあ~」とほのぼのしてしまう未熟な私ですが

その“温度”を皆さんにもなんとかお届けしたい

ぜひお近くの劇場でご覧いただきたい

どうぞよろしくお願いします!

 

 

 

2008年10月27日

まぼろしの邪馬台国

 

いよいよ11月1日

映画「まぼろしの邪馬台国」全国大公開!

昨年の10月25日から撮影を始めてちょうど一年

(準備はそのはるか前から・・・)

やっと封切で感無量です

吉永さん筆頭に精力的キャンペーンを繰り広げていますし

テレビスポットなどで眼に留まることも多いかと思いますが

ぜひ劇場で、

“一言では語れない”

ある夫婦の人生をご覧ください

とにかく楽しい映画です

なんだか「ふるさと」みたいな映画です

親しい人と旅に出たくなる

そして

 日々生きることが過酷な時代だからこそ

「運命を楽しむ」二人の姿から

(もちろん“結果として・・”です、実際のご苦労は計り知れない・・・) 

なにか柔らかなメッセージをもらえるかも・・・

 

ぜひ劇場でお確かめください!!

 

 

2008年10月29日

11月1日は!

 

映画「まぼろしの邪馬台国」公開!!

 

吉永さんを撮らせていただいたことは本当に光栄なことです

竹中さんとがっつり組めたことは本当に興奮する出来事です

そして題材への興味は尽きることなく

(ついに古墳めぐりをしようかと・・・)

まして相当苦労して

昭和の時をスクリーンに刻み

(スタッフがね・・・)

建物一つ

雲ひとつ

樹一本にかけた時間は思い出深く

(っても出来たのはつい最近だが)

生涯の記念になりました

(私の本音はどうでもいいか・・・)

ぜひ皆さんにご高覧いただきたく存じます

(ホントです)

 

劇場へ!!

 

 

 

そーこーしているうちに

映画「20世紀少年」も撮影が終わりに近づいてきた

次々オールアップするキャスト

終わったセット

深まる秋、成城、いや清浄な空気とあいまって感無量だ

メランコリーだ

旅に出たい気分だ

でも気を緩めてはいけない

まだまだ大きな山場が・・・・

アレをアソコでナニしなくてはいけない

う~ん

そしてクランクアップしても来年の6月、いや7月まで編集やらCGやら音仕上げやらキャンペーンやら

やらやらの日々が続くであろう

やるぞやるぞやるぞ!

(・・・古墳は、行きます) 

 

 

くどいようだが

映画「まぼろしの邪馬台国」

お誘いあわせの上、ぜひ劇場でご覧ください!!!

 

 

 

 

2008年10月31日

いよいよ!!

映画「まぼろしの邪馬台国」

公開です!

お近くの劇場でどうぞご覧ください!

よろしくお願いします

 

2008年11月04日

映画「まぼろしの邪馬台国」大公開中!!

全国で「まぼたい」公開中です

どうぞご覧くださいね

 

 

11月1日

映画初日

東映本社の屋上でヒット祈願

舞台挨拶

吉永さんの本気スイングに驚く

楽しい舞台挨拶だった

その後、打ち上げパーティー

初日を迎え、ほっとする

 

そのまま午後「20世紀少年」の第2章の編集へ

編集家族の手作り料理はどんどん本気モードで

食事が楽しみな編集という不思議な状態

 

11月2日

大阪~名古屋での舞台挨拶

全国でキャンペーンを続けてこられた吉永さんに感謝

出身地名古屋では老いた両親や同級生が見てくれて嬉しかった

家族や彼らに見せたかった作品だから・・・

全国の皆さんにじんわり味わってもらいたいが、まずはここから!の思いで挨拶

そのまま東海ラジオに飛び込み

友人タダキリョウがパーソナリティをつとめる番組に録音で出演

なんだか映画公開の興奮で、あることないこと喋り倒すが

たぶんほとんどカットかな

ラジオは楽しい

帰り名古屋駅

ダイエット中で控えようと思っていた山本やの味噌煮込みうどんを我慢しきれず

連休の長蛇(でもないか)の列に並んで食す

そのままワイン飲みながら

弊社代表ナガサカ氏(たまたま同窓会で来ていた、彼も愛知出身)とバカ話しながら新幹線

帰ってへとへとで爆睡

 

11月3日

誕生日であった

53歳になる

4時に起き幕張の巨大ゴミ焼却場へ

オッチョが〇〇〇を〇ち〇すシーン

アサイチの段取り後

路上でケーキが登場

スタッフやオッチョさんに祝っていただく

感激!

去年はまぼたいの静岡ロケ現場で

おととしはどっかの路上だったか、ロスだったか

とにかく毎年ロケ中

すでにオールアップしたカンナやコイズミもわざわざ来てくれてゲリラメッセージ

うれしかった

いい作品にして皆の期待に応えなければ!!

そしてなんと

明日11月5日で

映画「20世紀少年」のキャスト部分の撮影は大部分終了

細かいことがまだまだたくさん残っているが一区切り

いやあ長かった

1月3日から始まった撮影

夏に第1章公開

おかげさまでたくさんの方々にご覧いただいた

続く来年1月

第2章公開

現在編集格闘中

第1章とはまた別の趣きの「20世紀少年ワールド」

ご期待あれ!

 

 

さて

札幌では雪が降り

寒い季節になってきましたが

「まぼろしの邪馬台国」

ご覧になると少し気持ちが温かくなるかもです

ホッカイロ代りに劇場へどうぞ!

 

 

 

 

 

 

 

2008年11月10日

東京

いろいろ一段落して少しゆっくりしている

もちろん一部撮影や編集は続く

CGチームはこれからが正念場か

作品の深いところと向き合う時期が来た

 

 

よく歩く

冬の入り口の東京は、いい

特に黄昏時は、いい

始めて東京に来た時から、この時期は、よく歩く

なんだか空気が清涼で

色彩がもの悲しくて

つい、よく歩く

そして、その時代でアーティストや曲は違うが

だいたい何かの曲が頭に流れている

そんなに多くの楽曲ではない

古い日本のポップスだ

そのイメージを実体化しようと「空写真」を撮り続けているが

なかなか難しい

あっという間にそんな素晴らしい季節も通過する

また一つ齢をとらなければ“その空気”には出会えない

いつになったらうまく「それ」を捕まえられるのか

音楽家や小説家や詩人や画家や写真家は本当にうらやましい

歩きながらそう思う

 

映画「まぼろしの邪馬台国」

全国で公開中!

ぜひご覧ください!

 

 

2008年11月16日

深い季節

朝、歩く

川沿いの道

街路樹が紅葉し、川面に映る

つい佇んで、息を整える

そして空気を吸う

こんな都会でも、ずっときれいな空気と出会う

哀しいほど美しい季節

深い朱

 

 

編集

音楽

企画

脚本

プロット

CG

打ち上げ

取材

大学イヴェント

体重

忘年会

新しく買ったESPの(!)テレキャスター

中学教科書

料理

ワイン

中華街

冬支度

スズナリ

そんなこんなが最近の私

 

 

映画「まぼろしの邪馬台国」

大公開中!

面白いですよ!

 

 

 

 

2008年11月21日

秋の東京

火曜日

歯医者 

しばらく行ってなかったので歯石を取ってもらう

それと、食事の際、焦って噛むと時々右の奥歯がとんでもなく痛くなる

どうやら噛み合せが悪いとのこと

ちょっと削って調整

大事な生きるための「部品」

大切にしなくちゃね

その後、美容院

どんどん短く、アンド染め直し

痒くて死にそうになるが

我慢

 

 もろもろ事務所で打ち合わせ

プロット書き

 

水曜日

午前中から「20世紀少年 第2章」のラッシュ

CGを除いて編集的には95%くらいまで来た

でもまだまだ直し、直し、直し

最終章の“とんでもない大編集”も待ち受けていてどきどきだが

その前にこの「怪物」を何とかしなければ・・・

の、想いを胸に

夜から大大打ち上げ

キャスト、スタッフ大集合

24時近くまで(一部は朝まで)盛り上がる

あまり詳しく書けないが

私が関わった作品でおそらく一番デカイ打ち上げだったか

とにかく一年のキャスト、スタッフも労苦を笑って洗い流してもらうべく

私も2次会の演出を担当

ちょっとしたバラエティ番組のようでした

あー楽しかった・・・

皆さん本当にありがとうございました!

 

木曜日

俳優の六平さんに呼ばれて

シアターコクーン

尊敬する蜷川幸雄氏演出の「表裏源内蛙合戦」

4時間の大作だがまったく飽きることのない隙のない素晴らしい内容

猥雑で絢爛で過剰、ブラックで、ノンストップ爆笑、しかしそこから浮かび上がる平賀源内という天才の生涯を通じて視える「生きる無常」がすごい

独特の匂いがする圧倒的な集団劇と皮膚の動きまで判る猛烈な存在感の役者が“立つ”芝居が交叉して、めちゃくちゃ眼がうれしいのだった

 

NYでお世話になったプロデューサーのO氏と食事

妙にロックなO氏とめっちゃカジュアルな私が一番似合わない高輪のホテルの和食屋

そのままホテルのバー(話題の・・・でも私たちが行ったのはなんだか騒然としていた)でボジョレー痛飲

最近ワインしか飲んでない

一日2杯までっつーに・・・

いいカンジで酔っ払い

 

金曜日

朝から編集チェック

CGチェック

編集家族の昼食

早く終わったので白金の東京都庭園美術館で

「1930年代・東京」

朝香宮邸というアールデコ建築の館が美術館

絵画、写真、書物、印刷物・・・信じられないほどモダンが開花する1930年頃の煌く東京の記録

そしてその象徴のアールデコの館

建物そのものが最大の展示物

壁、窓、照明、調度品、階段、門、はてや通気口のカバーに至るまで、当時の西欧の最先端のデザインが惜しげもなく施され、圧倒される

圧倒的多数の質素な国民生活と対を成す戦前の超セレブ

興味深いがなんだか悲劇的な香りもする

美しいが時代の窮屈さも見える

この館でいったいどんな歴史が作られてきたのか

もっと知りたい

 

そんなこんなで 

今日は一万歩歩いた

もちろん飲まずに寝ます

 

2008年11月24日

金色の夜明け

 

眼が覚める

ビルとビルの合間から後光の様な光が放射している

雲のエッジが金色に光って、今まさに明けようと・・・

この一瞬が好きだ

地球という奇跡的なバランスでしか見れない(であろう)この奇跡的な情景が好きだ

出来れば死ぬまで(あと何回あるかわからんが)それを美しいと感じられる人生であってほしいと願う

 

 

 

風邪をひいた

季節の変わり目、仕事一段落で恒例の行事のようだ

喉が痛い

発熱

眼がしょぼる

寒い

薬が効かない

昨日は慶應義塾大学三田祭で光栄にも実行委員会企画の短編映画祭審査員で呼ばれ

三本の作品の最終審査をさせていただいたが

この調子でうまく喋れず申し訳ないカンジであった

作品はそれぞれ魅力的

絵画と閉塞感がモチーフのモンタージュのうまい「トビウオ」

身近な“ネタ”を膨らましギャグでパッケージした「俺たち、グリーンラインだろ!?」

完成度の高い映像美の「ウッドニンフ」

優勝とさせていただいたのは「ウッドニンフ」

とても学生時代の私には撮れない技術的にも精神的にも高いところにある作品

監督の岡田さんにしか“見えない世界”があることに嫉妬すらしてしまう

作家性の高い精神は本当にうらやましい限りだ 

作家性かサービス精神か

あらゆる映像作品に問われることだが

わずか3本のこの『映画祭』にもそれを強く感じ

いろいろ考えることが出来た

お招きいただき実行委員の皆さんに感謝だ

あんまり面白いこと言えずにごめんなさいね

 

 

その後

高輪の素敵なレストランで作家のF氏と会食

旺盛な活動を続ける氏の活動のファンであります

いろいろ書けないネタで盛り上がる

そんでワイン

でも風邪で3杯のみ

 

 

 

一昨日はパルコ劇場にて前評判も高い

三谷幸喜氏の「グッドナイト スリイプタイト」のプレビュー公演

何もかも素晴らしいとはこのことか

脚本、俳優、音楽(生演奏!)、美術、衣装・・・

すなわち演出が

全てが幸福なバランスで幸福な空間に誘ってもらえる

笑って泣いて、「観た幸福」に浸れる素晴らしい作品でした

感動

 

 

 

 

つーワケで

楽しい日々なのだが

映画「20世紀少年 第2章」の仕上げはCGと音楽を中心に深いところで続いており

実はたいへんなのだった

特に本日は大CGチェック大会なのだが

う~ん

この体調では・・・

いやいや皆に迷惑をかけるわけにはいかない

がんばろう

 

2008年11月30日

11月の終わりに

23日の慶應義塾に続いて

 

水曜日

編集チェックのあと

八王子の巨大専門学校でちょっとだけ講演

以前もお世話になったが、教員も学生も気のいい方々ばかりでなんだか温かい

私の時代の業界サヴァイバル術は“ギラギラした野心”が必要だったが

もうそんな時代は終わったのかも・・・と感慨

 

夜、来日しているNYのプロデューサーと“戦友”の写真家S氏と外苑前で和食

友達少ないのでなんだかうきうき

話が弾む

 

木曜日

アフレコの残りいくつか

またまた八王子の多摩美術大学

これまた25年来の“戦友”の原田大三郎氏がこちらの教授でいらして、対談

業界話あれこれ

超おしゃれなデザインの学舎ビル群に圧倒され

静謐のキャンパスに

「時間も夕方だし、真っ暗になるから誰も来ないかも・・」

と不安だったが会場の教室は超満員

油絵・彫刻から現代美術まで広い範囲でのアーティストの皆さんに私が話せることはほとんどないが

(むしろ取材したいくらい)

現実社会との接点に私たちの“業界”が位置する、そんな構図をイメージして質疑応答にお答えした

芸術家で生きていくのは大変だ

むしろがんばって生きてもらって、逆に「創作の勇気」をいただきたいと思った次第

終了後たくさんの学生と語り、作品を見せていただく

彫刻の大学院生の石のレプリカに映像投射する作品に感動

誘われたが学内が広くて見れなかった“小屋”が気になった

 

終わって原田氏となぜか焼肉

なんだかこの方とは焼肉が多い

ラジカルTV

バラエティ時代のタイトルバック

金田一少年の事件簿 上海魚人伝説

EGG

明日の記憶

まぼろしの邪馬台国・・・

ロースの煙の中に、共に戦った時間を思い出した

 

金曜日

新幹線で「ある脚本」を直しながら京都へ

同志社大学EVE祭で講演

話のプロではない私が「単独講演」

いやー

口は回らないし構成は悪いし

喋りながら心の中で自分にダメ出ししていて

なんだかへたくそな1時間

とにかく“一生懸命”であることしか価値はないと思い必死に喋る

その後の質疑応答はなんだか皆さんが気を使っていただき和やかで楽しかった

就職氷河期到来で皆さん大変だろうが

がんばってほしいとひたすら壇上から思う 

同志社といえば我々の学生時代は最も自由で過激な大学だったと記憶しているが

現代はなんとも品のいい超エリート大学

大学も“生き物”だなあと去り際の夕焼けを見ながら一人ごち

勝手にステージ上げて“寒い間”を付き合ってくれた鈴木さんありがとう!

ウエタ君はじめとする実行委員の皆さんもお世話になりました!

 

土曜日

新宿はシアタートップスで

OUT OF THE ORDER外伝with猫のホテル

「ねじれた航海」

いやあ、おもろかった

笑って見入って

男共の汗にまみれた熱演に引き込まれる

なにより自身で爆笑怪演している作者の大熊啓誉氏のつむぐ言葉が面白い

演出の千葉雅子氏の作る間や配置が飽きることのない瞬間を作り出して

とにかく面白かった

また見たい集団

つーかなにか作り出したいと思った集団

 

六本木で秘密会議

ヒルズはきらきらして

人がいっぱいいて・・・

でも秘密

 

 

さて今日もがんばろう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2008年12月03日

寒い

 

なんだか寒い日々が・・・

首が冷える

夜はマフラーが手放せない

 

日曜日

CGチェック

着々と塗りつぶされていく世界

それは私の想像を超えて・・・

 

月曜日

はじめてちゃんと音楽をつけて試写

白井良明氏、長谷部徹氏、Audiohighs氏

そして浦沢直樹氏本人による分厚い音楽の洪水

シーンが、カットが、その編集が、まったく違う様相になり

巨大な“精神的な怪物”が立ち上がる

「とんでもないもの作っちまった・・・」

戦慄している自分がそこに・・・

ちょっと情けないが・・・

五日から始まるダビング(音・音楽仕上げ作業)に向けて、すなわち『完成』に向けて大きく動き出した

 

火曜日

TFMで松任谷正隆氏の番組に出演

1970年代にティンパンアレーを知った時から

松任谷さんの「ホンコンナイトサイト」という曲を聞いたときから

東京で生きる実感

重く暗い時代がぴかぴかと光る時代に変化してく実感

本当に自由で余裕がある大人の存在・・・そんなこんなを感じたものだった

自分はこれからどうなっていくんだろう

飛行機なんて乗れるのかな?

小銭しか持てないハタチ過ぎの私は東京タワーを見ながら

「ホンコンナイトサイト」を口ずさんでいた

初対面した松任谷さんは変わらない“本当に素敵な大人の男の人”だった

優しくて知的、音楽のみならず車や都市生活に極めて通じている

同じ空間にいさせていただくだけでなんだかうれしくなる

またついつい喋りすぎて・・・

(放送日はまた)

 

 

そのまま六本木ヒルズJ-WAVEへ

今度は藤井フミヤ氏と二人してインタビューを受ける

20年を超える友人

全く変わることのない最も付き合いやすいアーティスト

何を面白がるのか顔つきでわかってしまう

そして天才的ヴォーカリスト

一緒に作った作品もたくさんある

またこれからも作品を共有できるだろう

恒例年末武道館カウントダウンはどうやら一区切りらしい

盛り上がるだろうな

楽しそうだな

 

で、夜

戦友めぐりウィーク、締めのTBS ウエダ氏

ソウルメイトと勝手に私が呼んでいるプロデューサー

ロケで忙しい中、時間を割いてもらって

アカサカサカスのおでんや→近くのBARで痛飲

近況、現実的な夢、計画、バカ話・・・・

楽しかった

そして次へ進む希望を得た

 

帰って

ウエダ氏に紹介してもらった映画を見る

短編が話題になり長編化したイギリス映画

美意識が素晴らしい

10年前の「ケイゾク」の時はコーエン兄弟の「ファーゴ」をよく見ていた

次の時代の一里塚にこの映画は昇華するか・・・

 

さて

映画「20世紀少年 第2章」

巨大な怪物だがしっかり向き合って

もっと大きく育てないと・・・・

 

 

 

2008年12月06日

オフィスクレッシェンドマネージメント部?からお知らせです!

寒くなって参りました。みなさまいかがお過ごしでしょうか?
さて、今回は堤幸彦監督がゲスト出演する2つのラジオ番組のお知らせです。

12/26(金)J-WAVE「BRAVO!BRAVO!」22:00~23:45
        http://www.j-wave.co.jp/original/bravo/
        藤井フミヤさんと共に映画「20世紀少年」の事や
        フミヤさんの年末カウントダウンライブの事を語っています。

 1/25(日)TOKYO-FM「松任谷正隆のTimeSpace」21:00~21:55
        http://www.tfm.co.jp/space/
        松任谷正隆さんと映画の事や音楽の事を語っています。

ぜひ皆さんお聞き下さい!!

晩秋か初冬か

秋と冬の境目

落ちて舞う成城の銀杏の葉に

通過した時間、やり残したことを重ね合わせて

もの哀しくなるのは毎年の常

 

 

映画「まぼろしの邪馬台国」の撮影開始から一年以上経過

身に余る光栄な仕事でありました

ぜひ劇場でご覧ください

まだまだやっています

この一年は「20世紀少年」「銀幕版 スシ王子!」あいまって忘れられない年になりました

来年はどうなることやら・・・

 

 

「第2章」

ダビング開始

音と音楽の最終仕上げ

毎日20分から40分程度仕上げていく

何度も繰り返し見るので

意外にも全く違うイメージのシーンになったり

自分では「イケル!」と思っていたシーンがそうでもなかったり

オセロゲームのようにカットやシーンの力関係が変わっていく

それを見たくてダビングは楽しみでしかたがない

今日から約一週間

どんなゲームが始まるか・・・・

 

 

 

 

2008年12月07日

特筆すべきこと

 

ずっと信じていると素晴らしいことが起きる・・・

 

 

東京で生きることはかなり大変で(なんだ、突然?)

名古屋というぼわわんとした暖かい“許してくれる”世界に背を向けて18歳の時、出てきたので(そんな悲壮じゃないが)

簡単に帰るわけもいかず(そんな遠くないって)

でも、東京では泣き言を言っても皆、我関せずで(うまく伝わらないだけだ)

でもよく見ると私と同じような中途半端人だらけで(だから付き合えるのだが)

私としては、ある程度、見栄を張って前を向いて小さいことは気にせずに(大きい問題も楽観的に・・要するに深く考えず)

とにかく歩き続けることが重要だったわけです

 

 

 

1980年くらいから“社会”とのかかわりが具体的になって(まあ、仕事人生始まったということです)

しかるにいろいろと紆余曲折あるわけですが

いい時も困った時も常にロックを聞いてきました

特にその時の心情にぴったり来るアーティストと出会うと

素直に喜んだり悲しんだり出来て

しかも前に進もうと思うことが出来たわけです

現実との折り合いをつけられた

心理的バランスがとれた

 

 

私の場合それは

佐野元春さんの音楽や詩や発言でした

 

 

ロックアーティストは3種類しかいません

伝説の人

信用できない人

信用できる人

 

 

ロックは音楽の形態の一つですが

それは同時に「生き方」の形態でもあります

1960年代に伝説のロックを生で聞いて

「・・・・こうやって生きればいいのか」

と人生を“踏み外した”

 

はっぴいえんどはまさに伝説ですが

彼らが生み出したものは膨大で

日本語とロックの距離感を短くした“神の手”でありました

東京に来たきっかけは「春よ来い」という曲  

 

はっぴいえんどは解散したが

その後はっぴいえんどの文脈のミュージシャンはほとんど聞きました

 

佐野さんも『ナイアガラトライアングルVol.2』で知ることになる

 

時代が大きく変わる‘80年代に登場した佐野さんの音楽は

完璧なロックでかっこよくて

詩のメッセージがストレートに響いた

スタイルも発言も・・・

仕事を続けていたのも

NYに行ったのも

佐野さんの音楽に“後押し”された

  

 

 

そして時が経ち

去年のアルバム「Coyote」は佐野さんがやはり「佐野元春」であり続け

時代と格闘し続けていることがわかる

感動して、同時に、はっとした

私は中年になったが“あの時”と何が違うのか

やはりこの社会で生きることの違和感を拭い去れないままだ

曲の隙間からあの頃の“視線”が甦る

いらいらや諦めや怒り

都市を美しいと思うこと

アゲンストな風に向き合うこと

とにかく前へ・・・ 

要するにバランスを取って歩き続けるしかないではないか

同じだ

あの時と同じだ 

その接点にやはり佐野さんの音楽があったのだ

 

これが信用できるロックだ

 

 

 

で、最近

ちょっと縁があってなんと!直接!お会いすることが出来た!

物静かで高潔なしぐさで

まるで外国の高貴な方のようだったが

しかして話は“あの熱”を帯びていて

まさに佐野元春さんそのものだった

俗人の私は素直に感動したのでありました

 

 

ずっと信じていると素晴らしいことが起きる

また生きようと思いました

 

 

最近、「私的奇跡」が何度もあって幸せだ

 

 

ダビング続く

 

 

2008年12月09日

ダビング4日目

 

東宝のスタジオでダビング続く

ちょっとした大きな映画館ほどのスタジオ

すごい臨場感だ

20分程度のロールをちょこちょこ直しながら

繰り返し何度も見る

小さな音や音楽の処理でまるで印象が変わる

オセロゲームみたいに

面白い

大好きな作業

スタジオの建物は古くからある編集室や録音スタジオがたくさんある建物

たくさんの“組”が使っているのだが

自炊が原則の“堤組仕上げ班”は所構わずなんでも作る

カレー(一昨日)

チゲ鍋(昨日・・正確には軍隊鍋)

ポトフ(今日のメニュー)

我々のスタジオは一階

建物入り口ロビーで野菜を切ったり鍋を煮たり

まるでキャンプ場の炊事場

上階の編集室などはけっこう“匂い害”だと思う

通り過ぎる人々が「・・・・・・(なんだこいつら)」っていうカンジで通過

すんません

昨日はスタッフがせめてものお詫びでおすそ分けに歩いたらしい

東宝でも東映でも日活でも同じようにやり続けていて迷惑チームかしらん

すいません

テンヤモノ嫌いで、作ったほうが安いし・・・

明日はすき焼きか

手作り餃子か

いい加減にしろっ

すいません 

 

 

 

ipodを買い換えて

容量を増やし

iTunesストアーでダウンロードしまくっている

これでCD屋に行かなくなるのか・・・

いやジャケットとか商品情報が好きなんで行くでしょ

 

 

 

毎日同じ時間にスタジオに通う

直しの待ち時間もけっこうあるのでCGチェックなどしながら自分のことがいろいろできる

今年の整理

来年の計画

もろもろの段取り

打ち合わせ

PCの作業(日記更新がイッキに増えた)

写真の整理

清算

資料調べ

読みたかった本の続き

中学の教科書の続き

 

なんだか充実だ

 

 

 

 

映画「まぼろしの邪馬台国」

ぜひご覧いただきたい映画です

お時間あれば映画館でどうぞ!

 

 

2008年12月10日

大詰めだ

ダビングもだんだんと大詰めに

 

昨夜のダビング家族夕食は

手巻き寿司大会

これはスタッフの評判もすこぶるいい

自分の好きなサイズの海苔に好きなだけシャリをのせ

好きなものを10数種類のネタから選んで巻く

どんどん巻く

ついつい食べ過ぎる

なんだか終わりを感じない

欲望との対決・・・・

 

そして本日の昼はうどんとフライもの

これはこれで昼ごはんらしい趣

関西風だしがよい

 

座ってばかりなので長い直しの間

スタジオ前を流れる仙川の沿ってウォーキング

成城学園を超え

閑静な住宅街を抜け

祖師谷あたりでいったん道が途切れ、引き返す

往復して超早足で40分

何カロリーの消費か?

たいしたことはない

先日、用賀から高輪まで踏破したときはさすがにしんどかった

2時間歩き通し

冷たい空気が徐々に気持ちよくなって

次第に汗ばんで

パーカーを脱ぎ

夜、汗ばみながらきょろきょろして

Tシャツですたすた歩く私はまるで変質者か泥棒か・・・

来年はもう少しきちんと準備して

ジョギングに切り替えたいところだが

はてどうしたものか

走り方にも注意が必要でいきなりでは壊れるところもあるだろう

ジョギング

登山

水泳

卓球

やりたいことはたくさん

決して酢の簿・・間違えた、スノボとかゴルフとかテニスではないのだ

無理無理そんなの

 

 

今夜のダビング家族の夕食は

すき焼き!

楽しみですが

ご飯は抜いとこ・・・

 

 

 

 

 

 

 

2008年12月11日

最終ロール

「20世紀少年 第2章」

ダビング

最終ロールに突入!

なんだかすごい“音”だらけだ!

 

昨夜はすき焼きバカウマ

年末感高まる

今日の昼は

ソース&塩ヤキソバ ハーフ&ハーフ

昼飯感高まる

夜は・・・音的にいちおう『完成』だから

ワイン(うふっ)かな・・・

でもしかしBUTまだまだこれから細かいCGやら映像のトーンやら深~いところに入っていくので

気は抜けないのだった

そして最終章!

膨大な編集の山脈が待っている

超えても超えても楽園はまだ!・・・みたいな

落ち着いて年が越せない・・・

 

 

そして 

映画「まぼろしの邪馬台国」

お見逃しなくっ!

 

 

 

2008年12月13日

靴を洗う

 

ダビング終了!  

次は映像の色彩やCG、文字などの完成を目指す

公開は来年1月末

ぎりぎりだ

 

しかし一段落

一年“世話になった”靴(スニーカー)を5足洗う

洗濯機で・・・

さすがに乾燥機に入れるのはやめたが

部屋の隅に陰干し(がいいかどうか知らないが)

きれいになって並ぶ靴はなんだかいとおしい

たくさんの現場の土を経験した奴ら

まだまだ頼む

 

ケータイが壊れる(?)

時々何の前触れもなく電源が落ちる

ので

DOCOMOショップで相談

なんと無料でまるっきりボディー交換

データもまんま

ちょっと感動

 

次なる作品作りに向けての資料集め、調査

いろいろ勉強しなくては

そして「第2章」のキャンペーンで全国へ!

 

映画「まぼろしの邪馬台国」

お見逃しなく!

 

 

2008年12月19日

あまりにも

いきなりの不況

あまりにも厳しい世界の労働環境のニュース

耳を疑いたくなる

持たざる民衆の有効な対抗手段は皆無なのか

このまま歴史の循環にまたしても回帰するだけなのか

そしてまた“あいつ”が出現し

人々を闇に引き摺り込むのか

まるでオセロゲームのように一手で色が変わるのか

雪崩を打って本当の無感覚な時代へ・・・

恐ろしい

恐ろしい

その前にやるべきこととはいったい・・・・

 

 

細かい映像的仕上げ続く

そして僕は街を歩く

歩いていればHOT

止まればCOOL

東京の道はどこまでも続く

 

 

 

2008年12月22日

師走

皆が走る師走

師走32・・・

 

CGの確認作業が続く中

金曜日

鴻上尚史氏率いる

虚構の劇団「リアリティ・ショウ」紀伊國屋ホール

若々しい役者達が‘80年代のスピード感で疾走する重層的な演劇

鴻上さんの言葉が若い声でほとばしって瑞々しい

“失うものが無い”世代を武器にする鴻上さんの力強さに感動

そしてものすごく計算された演出に大感動 

来年「僕達の好きだった革命」の再演も予定されていて(映画化はちょっと停滞していて申し訳ないが)

前へ!前へ!の攻めの姿勢は学ぶべき素晴らしさ

終わって、偶然同じ日に観劇した戦友 原田大三郎氏や多くの皆さんと飲み

たいして飲んでないがべろんべろんに酔っ払って

ワイングラスは落として割るは帽子は忘れてくるは

すごい夜でした

 

 

翌日土曜日昼間

ケラリーノ・サンドロヴィッチ氏作・演出

KERA・MAP「あれから」世田谷パブリックシアター

ケラさんの芝居は本当にすごい

いつもすごい

‘80年代からずっとすごい

いつも言葉にならない

笑いや恐怖や涙で引っ掻き回しながら

理屈じゃない深いところに訴えかけてくる

今回は特に見終わって

ああ、この話、映画にしたいなあと痛切に思った

本当に染み入るいい話だなあ・・と思った

ぜったいに無理だが、この“空気”の近くにいられたら幸せだろうなあ・・・ととぼとぼ下北沢まで歩きながら思ったのだった

 

そして夜

「まぼろしの邪馬台国」でお世話になった竹中直人氏が主宰する

竹中直人の匙かげん「三人の女」本多劇場

大方の予定調和感に敢然と、しかも思慮深く立ちはだかって

まるで現代美術のパフォーマンスのような緻密な完成度の舞台空間を作り

しかしてそこにはある種の気持ちのいい“冷たさ”と、同時にあらゆる“人間味”が這っていて

まるで台詞が音楽のように宙を飛び

独特の喪失感と映像的静寂で終わる・・・

竹中さんの底なしの創作への執着が染み入る

かっこいい

あまりにもかっこいい

終わって近くの中華料理屋で飲み

戯曲のこと、役者のこと、いろいろ聞く

前夜が深酒気味だったので酒は控えめに・・・

氏の最新監督作品「山形スクリーム」の話を聞き

試写会にうかがうことにした

 

 

来年私もザ・スズナリで公演を予定しているので

この3本は本当に刺激的だった

つーか

こんなにレヴェルの高いものは私にはキビしいから

自分なりに、あくまで自分なりにがんばろう・・・

と深夜まで賑わう演劇の街・下北沢で静かに決意

ゴー!ゴー!土曜の次は、サンデーズ!!

 

 

 

映画「まぼろしの邪馬台国」

上映館数はずいぶん少なくなりましたがまだやっているようです!

お見逃しなく!

 

 

映画「20世紀少年」

第2章は完成間近!

なんだかとんでもないモノになってしまった・・・

1月31日公開を待たれよ! 

そして今日、最終章の編集ラッシュ

といっても現場でつないだ4時間ヴァージョン!!

いったいどんな映画になるのやら・・・

 

 

映画に終始したこの一年も間もなくおしまい

いろいろありました

来年はどうなることやら

 

 

2008年12月27日

今年もお世話になりました

ミッドタウンの摩天楼の最上階の試写室で

竹中直人監督の

映画「山形スクリーム」の試写を見せていただく

いやあ

やばいっすよ!

ここまでやられたら脱帽閉口顎はずれですよ

ギャグにつぐギャグの連続速射

参りました!面白すぎ!

またそのうち書きますけど、やばいっすよ、竹中さん!

 

昨夜は恒例『堤組』忘年会で中目黒 

 いつものメンバーと痛飲

楽しかった

 

さて、いよいよ映画「20世紀少年 第2章 最後の希望」も完成超間近!!

数カットの微調整を残すのみだ

編集やCGが遅れて現像関係の皆さんには大迷惑をかけているが、ほんとうにすんません!

よろしくお願いします!

 

そんなこんなで年をまたぎ来年早々大宣伝プロジェクトに突入か

私も1月は全国を駆け巡る予定である

宣伝スタッフの皆さんよろしくお願いします!

 

そして1月5日からは「最終章」の編集にいよいよ本格的に突入!

4時間強の素材はいったいどこまで縮まるか?

そして膨大なCGは・・・・

編集、CGチームよろしくお願いします!

 

「20世紀少年」の祭りは続くのだ

 

 

今年は

映画「スシ王子!」

映画「20世紀少年 第1章」

映画「まぼろしの邪馬台国」

と大きな経験ができた

たぶん仕事的に私の人生で一番“光栄”な一年だった

関係者の皆様

特にプロデューサーの皆様

原作者の皆様

出演していただいた皆様

粉骨砕身働いていただいたスタッフの皆様

支えてくれたクレッシェンドのスタッフ

感謝します

ありがとうございました!!

 

しかし喜びと同時に反省すべきこと、改めるべきこと、考え直すこと、もっと攻めるべきこと・・・多々ある

この年の瀬は大きな結節点だ

仕事のシステム

企画への姿勢

今後戦うべきテーマ

しっかり見つめなおし

次のステップへ進むべく沈思黙考したい

 

学習すべきことも猛烈にある

読むべき本が山積みだ

小説からノンフィクション、学術書、はてや中学校の教科書まで仕事的、個人的関わらず膨大だ

そしてチェック、解析すべきCD、DVD

練習したい(ギター、ピアノ)楽曲

英語学習

訪れるべき地(国内、国外)も各所

そして5キロほど落としたが体重管理、体力づくり、山登りもやり続けなければならない

来年も映画、舞台、ドラマのお話をいくつかいただいている

そして仕掛けたいこともたくさん・・・・

もっと時間が欲しい

そう思えることが人生なのか

明日から国外某所で沈思黙考します

(遊んでるかもだが・・)

 

皆さん

2008年はありがとうございました

2009年もよろしくお願いします!!

 

 

2009年01月05日

2009よろしくお願いします!

あけまして、だいぶん経つが、おめでとうございます

今年もよろしくお願いします!

 

ちょっと一区切りということで年末はNYに行っていた

めちゃくちゃ寒いと思いしっかり準備していたが

空港降りて、かなり暖かく、肩透かし

 

ミュージカル「IN THE HEIGHTS」

カテゴリー分け出来ない超ハイパーパフォーマンス「FUERZABRUTA」

そして最大の目的「MOMA」

中華、韓国、イタリアン・・・贔屓&新しいレストランめぐり

SOHO、ビレッジ、5番街・・・クリスマスディスプレイ煌くお店探索

カウントダウンはなぜかタイムズスクエアー近くのB,B,KING劇場にて大御所チャックベリーで年越し

(日テレゴーゴー!でおなじみの)

80歳代の伝説ロックンロールはとても楽しそうだった

大晦日は“期待通り”の寒波襲来

バカ騒ぎも健在で感無量・・・

 

吹雪を突いて摩天楼を歩き回る

何もすることが無くひたすらマンハッタンを彷徨っていた時の気分が甦る

おりしも経済状況は最悪

またホームレスも“戻って”きた

円も高い

時代は回帰するのだ

 

 

公私ともどもお世話になったO夫妻に感謝!

 

 

2日に東京に戻って

3日は名古屋の実家

初詣やら墓参りやらうろうろやら

儀式的なすき焼き

健在な両親に安心

チャックベリーより少し年上の親父と私はそっくりだが

60年前くらいの写真は別人なほど全く似ていない

正直かなりイケメンだったようだ

どんな人生だったのか・・・・

そういえば小学生時代、実家の正月は人で溢れかえっていた

親父が大手ゼネコンの現場指導者で“堤組”の皆さんが年始にどっと集まるからだ

酒だおせち料理だ海老だ蟹だで母親はてんてこ舞い

私は正月というのは自室に引っ込んでいるモノだと思っていた

(バナナをもらえるのはうれしかったが・・)  

そんなことを思い出しながら、久々の実家の居間を見つめていたら、(まるでシャイニングのようだが)こんなに狭かっただろうか・・・と不思議な気分になった

 

夜は高校時代の唯一の親友M氏宅

いつもながらの楽しい酒盛り

翌日

帰省ラッシュの新幹線で戻り

人気の無い東京をウォーキング1時間

 

1週間ほどの旅を通じて

「ある歴史的事実」についての本をいくつか読破

この「歴史的事実」の本はたくさん出版されているが

著者の(思想的)立場が異なると同じ出来事が全く違う表現になることに驚く

たかだか40年前の出来事

事実事象は具体的物理的には一つのはずだ

現場当事者もまだたくさんいるのに

“関わる立場”で“見え方”があまりにも異なる事に驚愕

もしこれが100年も200年も前のことならほとんど“事実の片鱗”は消去されるのではないか

歴史的出来事は全てあいまいな伝聞の作り事・・・ 

 

 

さて

本日より現実に戻ります

映画「20世紀少年 第2章 最後の希望」

1月31日大公開!

今月はキャンペーン月間

全国伺います

そして「最終章」の完成目指して編集開始!

 

新規の作品もいくつか始動

4月5月には久々の舞台

そして秋以降は・・・・

 

どうぞよろしくです

がんばります

 

2009年01月10日

夜明け

 

ここ数日

毎朝5時には目が覚める

そして猛烈に空腹になる

夕方はめちゃくちゃ眠い

時差ぼけ?

そんなに何日も(外国)行ってないのに・・・

老人化?

ありえる

今日も澄んだ冬の夜明けが目前に

ピンクに縁取られ発光する雲が美しい

音楽家なら曲でもかけそうな・・・・

 

 

6日

とんでもない一日が始まった

朝、大量の宝くじの『あたり』を近くの銀行の横のくじ売り場にてチェック

あまりの量の多さに窓口のおばさんも

「・・・けっこうかかりますよ・・・・」

「・・・お、お願いします(だって見に来たんだからさ)」

そして自動読取り機の“高額当選”の表示を睨む

(外に見えるようになっている)

ややあって目の前にタクシーが止まり

やはりジャンボくじの束を持った運転手のおじさん来る

おじさん「(おばさんに)当たり見てよ~」

おばさん「あ、前のお客さんがたくさん持ち込まれたんで、けっこうかかりますよ」

いいじゃねえか、そんなことはっきり言わなくても、悪いのか・・と思ったが一応申し訳なさそうに微笑む私

おじさんも「(もう来ちゃったからしょうがねえ)・・」とばかり私を一瞥し無言でたたずむ

そしてじっと私の“高額当選”の表示を睨む

「もし俺の前に“高額”当たったらただじゃおかねぇ」

猛烈な寒さもあいまってそんな気迫が感じられる  

いやな緊張感

と数分して

「当たり見てや~」

「見てくれる~?」

と主にご年配の方々、なぜかわらわらと大集合で列を成していく

なんじゃこりゃ

どうやらその日その時間自動読取り機の解禁だったようだ

(当選発表後数日後にオープンするキマリ)

そんなことも知らず一番に並んでしまった時差ぼけの私

自分だけが独占すべき“高額”の表示を衆人環視され・・

約15分後、結果、“幸い”にも大はずれ

人々の恨みを買うことも無くつつがなく終えたのでありました

っておいっ!

いい加減に当たってくれよ!2億円!(バラだからね)

 

 

で、そのまま徒歩で用事をいくつかこなし

近所のスーパーで納豆やらねぎやら野菜ジュースやら買っていると

なにやら見覚えのある御夫人を見かける

あれっ?

つい最近会った方・・・誰だっけ?

なんだかすぐ近くにいたような・・・・誰だっけ?

と、急に記憶が甦った

なんとNYからの帰りの飛行機でに私の隣に座ってらっしゃった御夫人ではないか!

まさかの偶然

先方もなんとなく気付き、お互い

「あれ?あれ?」

「・・・お隣の・・」

と指差し確認

離陸時に頭上の荷物入れが突然開いたことに私が気付き

その真下にいらっしゃっただんな様(たぶん)に御夫人越しに危険をお伝えしたことでなんとなく顔見知りに

その後、14時間わずか10センチの距離にいたわけで・・・

そんな偶然あるのか・・・とお互い驚き

御夫人「お近くですか?」

私「はあ・・・奇遇ですねえ・・」

丁重にご挨拶させていただき

不思議なこともあるもんだ・・・と歩き出す

ぶら下げた袋のねぎも所在無く・・・

 

その後

いろいろ“問題”発生

夕方まで電話の連続

 

夜、煌く赤坂サカス、人々が大勢行きかう地下の喫茶店で打ち合わせ

 

その後

同じ赤坂、とある居酒屋で専門学校東放学園時代の恩師を囲んでの同窓会(つーか当時私が作っていたサークル関係の)

50絡みの男ばかり10数人

1977年から二年間お世話になった学校だ

まだ“学校法人化”されておらず各種学校だったが

その恩師のおかげで1970年代のネガティブな喧騒から抜け出すことが出来た

本当の「社会の入り口」だった

そこにへんてこな、でも健全な精神を持った連中が集まっていた

皆、一様に前向きで、貧乏で、何の『後ろ盾』もなかった

自分の頭と体だけでサヴァイバルしてやるんだという気迫が渦巻いていた

私は無軌道で緊張感溢れる大学からドロップアウトし、かなり疲れていたが

その恩師と仲間に出会って本当に癒され救われたのだった

よし、やるか・・という気になった

それから30年

なぜか恩師と皆に無性に会いたくなって

一番の仲間A氏(大手制作会社重役)に連絡

この日の宴会になった

中核メンバーだった数人

最初に就職した制作会社時代の後輩

NYに共に住んだこともある後輩

顔を見れば“あの頃”を瞬時に思い出せる男達

そして

ホンモノの粋な江戸っ子で

ビートニクスで

今にも「ふざけんじゃねえ、甘いんだよ、お前ら」と怒りそうな恩師

楽しかった

飲んだ

気がつくと2時を回って・・・

 

それぞれ30年間で風貌は老けたが

『本質』は微塵も変化がなかった

もちろん社会から勝ち得たものある

失ったものもそれ以上に大きいだろう

なにしろゼロから始めたのだ

しかし一様に「体一つで生き抜いてきた」タフさが溢れている

そして「楽しんで」いる

何よりだ

力をもらった

また前に進もうと思った

皆さん!ありがとう!

がんばろうね!

そして

先生!いつまでもお元気で!

また宴会しましょう!

 

長いとんでもない一日が終わった

 

 

7日

8日

9日

毎日白金のスタッフルームに午前中に行き

「最終章」の編集指示を出し

『編集家族』で昼食を食べ

(七草粥やら温そうめんやら焼きうどんやら豚汁やら、APクスの努力が光る)

午後はのんびりしたり

次の企画のために超メジャーロックバンドに光栄にも会わせていただいたり

演出家の“生き神”テリーさんと雑誌で対談させていただいたり(映画のキャンペーンが始まったのだ)

充実した一年の始まり

宝くじははずれおみくじもイマイチだったが

気分は清涼

前向きだ

 

 

2009年

始まった 

 

 

 

2009年01月14日

明日から

明日から

映画「20世紀少年 第2章 最後の希望」

全国キャンペーンに出動!

まずは仙台、札幌へ

寒いかな?寒いだろうな

パッチと北海路いやホッカイロは必要だろうな

 

昨日は編集の合間をぬってなじみの美容室

後頭部がすごいモヒカンチックになって「・・・・」

すぐ“生えて”くるので数日で目立たなくなるが

久々の大胆カットにスタッフも「・・・・」

 

同じく昨日、秋元康氏のTFMラジオ出演

30年来の付き合い

戦友で家族のような時期もあった

顔を見れば体調もわかる

リラックスしまくってバカ話(いや宣伝トーク)

あたたかくていい番組

楽しかったなあ

 

先日TBSラジオで「サタケミキオと宅間孝行」に出させていただいた時も

こんなワタシの浅薄な内容の話をきっちり聞いていただいて

なんだか感動したのでした

 

喋り手のキャラクターできちんと成り立っているラジオ番組はいいですね

毒舌から笑いまで飾り気や作為が薄い

シンプルで飲み屋トークに近い

皆が同じテンポのテレビの「文字つきマシンガントーク」とは明らかに違う親しみがある

深夜放送世代のワタシには“放送の原点”でもある

最近またまた耳にする機会が多いので

だんだんハマってきました

 

今日は大阪弾丸往復である舞台を観劇

夜遅くに調布で「第2章」のチェック試写

やっと冷静に見れるかな・・・

 

つーか

また朝6時半

また夜明け

こうなりゃラジオ体操でもするか

 

 

2009年01月19日

大阪

 

14日大阪弾丸往復

「グッドナイト・スリイプタイト」観劇

パルコでプレビュー公演を見たがどうしてももう一度見たかった

細やかでサービス精神たっぷりで笑って泣けて

素晴らしい舞台!

とても“特別”な夫婦の話なのに

なぜこんなに“一般”の心に響くのか

まさにわし掴み

これこそマジック!これこそ人生にその存在を残す娯楽!

三谷さんはすごいなあ・・・

 

戸田さん、お疲れさんでした!

五月、スズナリ、がんばりましょう!

 

15日

人々が温かい仙台(劇場の歓迎サイコー!)

16日

極寒の札幌(地元の方々は「な~んも」らしいが・・・)

 

たくさんの皆さんと話ができ

舞台で挨拶もさせていただく

ありがとうございます

1月31日公開

「20世紀少年 第2章 最後の希望」

よろしくです!

 

17日

NY時代、MTV用にデトロイトのロックバンドのPVを作ったが

その時カメラマンとプロデューサーの両方を一人でやった男がいた

若く背が高く長髪のインテリで

真面目でとても信用できた

1990年ごろの話

その後あるすごいハリウッド映画で彼のプロデューサーとしてのクレジットを見る

しかも何度も・・・

すごい出世!と思っていた

すると先週、人を介して彼から連絡

「東京に行くから会いたい」と・・・

で、広尾の和食屋で会いました

もちろん少し“老けた”が(お互い様だ)

笑顔が全く変わらない好男子(死語?)

この10年はロスに住んでいるらしいが

NY時代のインディーズ魂を忘れてはおらず

楽しいおしゃべりができた

あくまで「現場」の彼

やはり悩みや愚痴は日本と同じ

お金(ドルの低下はきついらしい)

監督(撮影の遅い監督は嫌われる)

俳優(いろいろオモシロ話はあるもんだ)

楽しかった

仕事の規模は違えど同じ夢を見た“同志”

また会いたいと思う

 

昨日

大阪へ

キャンペーン続く

 

本日

万博記念公園のあの「太陽の塔」がとんでもないことに!!

映画でお世話になったこの塔の前で製作発表します

どうなることやら

 

そして明日は名古屋

明後日は静岡へ

しっかりごはんを食べてがんばるぞ 

 

2009年01月23日

20世紀少年 第2章 最後の希望

 

いよいよ31日全国大公開!

第1章とは違うテイストでお楽しみいただけると思います

劇場でご覧ください!

 

20日

キャンペーン続く

大阪から名古屋に入る

名古屋は出身地でもあり

前回もいろいろお世話になり

たくさんの方にご覧いただき、ありがたかった

今回もより多くの方に見ていただきたく

がんばって喋り倒した(ちょっとワルノリ気味)

たくさんの取材を受け、舞台挨拶、生ラジオ(友人タダキの番組だ)

関係者の皆様、ありがとうございました

そして素晴らしい『とり鍋』

各地で一日仕事が終わるといつもおいしいものをいただいたが

(仙台の牛タンや割烹、大阪の焼肉、はりはり)

名古屋・堀川沿いのこのお店は100年以上経つ老舗

高校生の頃から「大人になるとアソコにいけるのかな?」と思っていたが、やっと実現!

名古屋人としてはなんとも名古屋人DNAを刺激する料理の数々・・・

素晴らしかった・・・

生きててよかった

(キャンペーンじゃないと行けないから余計に名残惜しい)

 

夕食後

またまたプチ同窓会

サカイ先生(税理士・中学同窓)

マツシタ君(スーパー何でも仕切り人&ミュージシャン・高校同窓)

山口君(歯科医・中学同窓)

タダキ氏(俳優&プロダクション、劇場経営者・同窓じゃない)

という最長40年に渡る仲間達(ほぼ身内)

そして今回はかなり久しぶりに

かつてサカイさんと私と組んでいたバンドのリーダー

リュウタロウ氏登場(中学同窓)

世界を飛び回る方で忙しい中わざわざ来てくれた

私にとって『セレブ』とはこの人のことだった

名古屋の優秀なクリエーターの方も加わって

宿泊していたホテルの横のこれまた中学の先輩がやっている“極めて原則的なBAR”で痛飲

皆さんの顔を見ていると窮屈だった少年時代の痛みがだんだん消えていくのだった 

なんだか時空を超えた不思議な飲み会が夜半過ぎまで

楽しかった

 

そして21日

静岡

今回も島田市をはじめロケではお世話になった、なんだか安心する静岡県 

静岡市は太平洋から3000メートル級の山の頂まで全部静岡“市”だ

これはすごい“市”だ

鹿もキジも皆市民だ

って映画キャンペーンにはなにも関係ない

ただ気になっただけだ

地図見ることが好きなんで

(ああ、大学の地理学科に行きたい)

こちらもノリのいい方が多くついついワルノリ気味で喋り倒す

「見て欲しい!」という純粋な気持ちがちゃんと伝わったかどうか・・・

 

そして帰京

重いスーツケースをガラガラと引きながら

雨の中、とぼとぼと帰る

コンビニでなんとなく食べたくなったバナナを一本買って

夢のような数日間の熱を冷ます

そのまま倒れるようにバク睡

 

昨日22日

母校東放学園の映画専門学校で講演

久しぶりだ

先日の「恩師を囲む会」の余韻も覚めやらぬ

恩師すなわち当時の担任であり現在の名誉校長佐久間先生のブログのお言葉も、なんだか極めて、「もったいない」

私にとってはどんな“賞”より貴重だ

(東放学園のHP中「TOHO会」サイトの佐久間氏のブログで見ることができる)

で、気合い入れて100人超の学生相手にトーク

質疑応答に必死に答え

すぐ時間切れ

もっと対話したかったのでまたやりたいっす

なんにもいいことは言えないが

佐久間先生に「いただいたモノ」を

せめて少しでもお返ししたいのだった

(来週の講義は代は違うがやはり同窓生の行定監督らしい、聞きにいこかな?無理か)

 

その後、事務所で打ち合わせ

あまりにもへとへとで朦朧と

本当はやるべき編集をボイコット

少しでも元気になれと、マツナガと分厚いステーキを食べに行く

(会社からすぐのところに有名なステーキ屋があるんです)

そして午後7時に、なんと、寝てしまった

難解な夢を次々に見て

起きたら、なんとなんと、朝の9時

まだ体がしびれたようなカンジだが

今日もいろいろある

頭が起きなきゃと日記をだらだらと書いているが

なんか食べなきゃ

散歩にでも行くか

 

 

さて

映画「20世紀少年 第2章 最後の希望」

どうぞよろしくです!

 

 

2009年01月30日

いよいよ大公開!20世紀少年 第2章

 

いよいよ映画「20世紀少年 第2章 最後の希望」

大公開です!!

3部作の二つ目

素晴らしい原作を元に

キャスト、スタッフ必死で作り上げました!

やっと完成!

ぜひご覧ください!

そして楽しんでください!

 

 

さて今日は、少し長い日記になりますが、ご容赦・・・

 

 

24日

映画「レボリューショナリー・ロード」を見る

最初に主役の二人を見て「そういえばタイタニックか・・」と思い出すが、そんなことはすぐ関係なくなる

そして結論から言えば、見終わって、“自分”でいることがいやになった

一つは映画に関わるものとして

一つは『男』として

そう思うほど、心をえぐる素晴らしい作品だった

映画の“あるべき形”がそこにあったのだ

落ち込んで帰りに酒を飲み

暗い睡眠に陥った

でももう一回見るだろう

秘密を探りたいから

 

そういえば映画の帰りに品川・京品ホテル前を通過

テレビカメラや報道陣がぱらぱらと

「あっついに・・」と思う

「バリケード築いてます」の声も・・・

解雇された労働者の占拠・自主営業闘争という21世紀の日本には珍しい運動

品川高輪口というよそよそしい街の一面を檄布が赤く染める

既視感におそわれる

ただならぬ気配だ・・・

 

25日

気になって早朝5時に駅前に行ってみる

暗いうちにゼッケン鉢巻の労働者が無言で数百

うーむ

つらいことにならなければいいがと思う

しばらく見つめていたが動きが無いので、一度帰る

9時ごろに、ある作品のロケハンついでに品川駅前を通過してもらう

すると警察機動隊やガードマン(?)がちょうど労働者の壁に突撃している最中!

よく利用していたすき焼き屋さんや飲み屋さんが戦場に!

なぜこんなことに

暴力で解決しなくてはならない事態にまで追い込んだのはいったい誰?

日本はひどいことになっている・・と思う

 

山梨にロケハン

快晴で落ち込んでいた気分も少し良くなり

ワイナリーでワインの学習(つーか朝から試飲)

その後、あるテレビ局で取材活動

地方局を舞台にした作品を開発しているのだった

 

素晴らしいスタッフ、アナウンサーの皆さんと会う

ほとんど関係ないのに、忙しい中、図々しい我々の話をいやな顔もせず聞いていただき、アイデアをいただき、本当にありがたかった

“マスコミの仁義”を感じた

日本も捨てたもんじゃない・・と思う

ありがとうございました!

 

26日

福岡キャンペーン

10種の取材

一つの生放送

そしておなじみの都久志会館で舞台挨拶

九州のたくさんの皆さん、ご協力ありがとうございました!

映画「20世紀少年」よろしくです!

その後、素晴らしいふぐなどいただき

キャンペーンラストの夜ということで超オモロイ飲み屋で盛り上がり

シメで博多ラーメン

素敵な夜

 

27日

キャンペーン最終日・広島

新幹線で移動

車窓から見える北九州から山口県の地形は本当に興味深い

一度きちんと歩いてみたいものだ

なぜか極めて仲のいい広島の超有名アナ・横山氏のオモシロインタビューを皮切りに

(いつも作品に興味を持っていただいて本当にありがたい)

中国放送~広島ホームテレビ~広島FM~テレビ新広島と放送局行脚

皆さんありがとうございました!

そして映画の出資社でもある広島テレビへ

局のロビーでスタッフが何十人も私やカンナ役の平さんを待ちうけ

大拍手の歓迎!

いやあびっくりした

キャンペーンでいろいろ行くがこんなことは初めて

うれしかった!

忙しいのにすんませんでした!

夕方の生放送に出していただき、これまた世界的俳優の

アンドレス・アルトゥーロ・ガルシア-メンデス・デ・カロバロすなわちアンディ・ガルシア似(そう見えたのは俺だけか?)のアナウンサー森氏の取材を受け

(ふざけちゃってすまん)

同じく森氏の司会で舞台挨拶

(ちょっとふざけちゃってすいません)

広島のスタッフの皆さんに感謝感謝です!

いつか撮影したい都市・広島・・・

 

そのまま夜間飛行で帰京

へとへとだったが妙に頭が冴え

窓に張り付き

京都~名古屋~ フォッサマグナ~伊豆半島~遠くの山梨~三浦半島~房総半島と光の地形を楽しむ

 

28日

昼間次の作品の打ち合わせ

第3章の編集

私が不在の間、私の“思いつき”の指示を編集部、記録様が必死でつないだ

いいカンジだ

思わず見入ってしまった

まだまだ尺の問題はあるが「イケル」!

 

夜、六本木ヒルズのJ-WAVE

アンジャッシュの渡部建氏の番組

「プラトン」に生出演

「哲学しよう!」という真面目なトーク番組

「オレじゃ哲学は無理では?だいたい“もたない”っすよ」との不安も渡部氏の真面目な司会でなんとか90分がんばれました

アンジャッシュのコントは大好きで

ワイン飲みながらソファーに寝転がってへらへら笑える

携帯電話のやつとか・・・

そして番組は楽しかったです

なにしろ真面目でいい

たいしたことは言えませんでしたが

正直に話しました

ありがとうございました!

 

 

日記はまだ続く

なげーよ

 

29日

彩の国さいたま芸術劇場で

唐沢寿明氏主演

蜷川幸雄先生演出

シェイクスピア「冬物語」を見させていただく

いやあ感想なんて恐れ多くて書けない!

何しろ終演後楽屋で“神”蜷川さんに生まれてはじめてお会いできて(!)

恐縮至極、緊張迸りでやばいやばい

唐沢さんや六平氏へのお礼もそこそこに外に出る

息が止まった

 

それにしても唐沢さんはすごいなあ

綱渡り的に難易度の高い感情表現を難なくやってのける

(実際は相当な努力の結果だろうが)

素晴らしい演技でした

そして“神”の舞台はやはりそこにあって「なぜか青春時代」以来の「あ~やはり見なければよかった、やる気が無くなる」リストがまた一つ増えたのでありました

人生きっついな~

 

と、その足で三軒茶屋・世田谷パブリックシアター

生瀬勝久氏、藤木直人氏、中越典子さん他

「冬の絵空」

伝説的劇団そとばこまちの初期、1987年に書かれた戯曲の再演

忠臣蔵の新解釈だが20年という年月を全く感じさせない

立ち姿も美しい藤木氏、生瀬氏をはじめとする名優の乱舞

美術も殺陣も素晴らしい

そのまま映画になっても不思議じゃないアイデアの詰まった名作でした

 

いやあ関心することばかりだなあ

一生こんなんだろうなあ・・

しかしそうも言ってられない

今年は舞台の演出をいくつかやるので

唸りつつも決意を新たに

がんばろう・・・・

 

 

さて

今日はこれから

「20世紀少年のオールナイトニッポン」

浦沢直樹先生と2時間喋り尽くします

ぜひ聞いてください!

そして

けっこうひどい雨予報ですがぜひ劇場で

映画「20世紀少年 第2章 最後の希望」

お楽しみください!!

 

 

2009年02月08日

淡々と

淡々と過ごしている

映画「20世紀少年 最終章」の編集

いくつかの台本直し

11日に撮影するMCUのPVの準備

4月5月と連続する舞台の準備

夏に撮影する予定の作品の準備

今年末や来年の準備・・・

いろんな方々と会い

いろんな話をする

そして自分と向き合う

重大な決断もした

今後60歳までかかる“ある決断”

 

 

30日

「オールナイトニッポン」で浦沢先生と喋る

緊張した~

緊張して喋り過ぎた

先生自身の曲

先生の原点の曲

そこいらへんに触れられたのは楽しかった

もっとマニアックな話したかった・・・

またチャンスがあれば・・・

31日

映画「20世紀少年 第2章 最後の希望」公開

舞台挨拶2回

前回もそうだったが土砂降り

ひたすら成功を願う

 

月が替わって2月1日

山下達郎さんのライブでNHKホール

選曲

楽器

ミュージシャン

セット

喋り

やはり何もかもに感激する

1974年にはじめてシュガーベイブを見て以来、この感激は続いている

思うことは一つ

「生きててよかった」

 

2日

新曲のプロモーションビデオを撮るので 

MCUと久々会って打ち合わせ

私の荒唐無稽なPVのアイデアを受け入れてくれた

とんでもないビデオになりそうだ

 

そのまま「最終章」の編集チェック

編集家族はすき焼きで夕食

 

3日

いろいろがんばった

 

4日

この日が誕生日の山下達郎さんと同じく

大尊敬するビッグミュージシャンと会う

この方の音楽も全く色褪せずストックされ続け

現役ながら“神”の領域だ

力を得る

 

5日

「最終章」の編集打ち合わせ

プロデューサーと長時間話し合う

もう何年も語り合っている気がするが

いよいよラストスパート

気合いが入る

出来上がるまでにはまだまだいくつもの峠を越さねばならない

 

6日

朝からPVのロケハンで横浜・川崎をうろうろ

昼食は川崎名物(?)サンマーメン

・・・と思ったが天津メン(なんだよ!、でもうまかった)

 

そのまま着替えて

TBSラジオで中村雅俊さんの番組出演

私の原案の舞台「僕たちの好きだった革命」の主演を2007年にやっていただいた縁で出ることに・・・

実は今年5月19日から東京芸術劇場中ホールにて再演が決定!

またあの飄々としたマサトシアジテーションが体感できる!

演出はもちろん鴻上さん!

楽しみだ!

 

終わって事務所で台本書き

その後スタッフや我が社代表ナガサカ氏

池田屋社長池田氏などと食事

ちょっとワルノリの夜

 

7日

朝ウォーキング40分

なんとも爽快な日

 

夜、紀伊國屋ホールで

オリガト・プラスティコ「しとやかな獣」

演出は尊敬するケラリーノ・サンドロヴィッチさん

意外と短いことにびっくりしたが

濃密な空間と迸る感情は舌を巻く

淡々としているがエロティシズムが客席に降りかかる

遠い演者が近くに見える

すごい舞台だった

 

 

そして

2月も半ばに・・・

ぼおおおおっとしてはいられない

たくさんのことを“戦取”せねば・・・

新宿の膨大な数の人々の中を歩きながら

ひとり静かに決意

 

 

2009年02月13日

13日の金曜日、あるいは春一番

~ってタイトルや書き出しのブログだらけだろうな、今日は・・・

13金はワタシにはなんら関係がない(別に略さなくても)

風はあまり強いのはかんべんだけど(住処の網戸が外れてしまうので)

まあ季節は進まねばならないから、ほどほどによろしく

 

 

先日MCUとGLAYのTERUが歌う曲のPVを撮影

もともとPVが本業のような時代もあったが(今でも本業と心得るが・・・)

最近忙しいのか、センスが古くなったのか、なかなか仕事にありつけなかった

その中でもMCUはたびたび声をかけてくれてその義理堅さに頭が下がる

うん、いい男だ・・・なんつって

今回はすげえいい曲で、普通に考えれば、芸術性の高い映像か、切ないラブストーリーか・・悩んだが

何度も聞いているうちになんだか“やばいシーン”が浮かんできた

まあ“シーン”というか“世界”みたいな・・・

しかも切ない

本気でMCUに芝居をしてもらいたくなった

もともとラッパーであれロックミュージシャンであれ

状況をきちんと作れば、すぐ「コツ」を掴んでとても素晴らしい演技をしていただける

演技と音楽表現の回路はきっと近いのだろう

彼のそんな瞬間は何回か見た

どうせなら“本気”で演技して欲しい

どんな状況なら“本気”になれるか?

2時間ぐらいで脚本を書き上げ

ばたばたと準備した

かなり『危ない』ドラマが撮れた

 

そしてTERUさんとの楽曲シーン

二人揃い、それぞれのスタイルでパフォーマンスし、

唄い終るや、思わず

「・・・カッコいい」とカッコ悪い独り言を呟いてしまう

飲み友達らしいがちょっと二人揃うと、ズルイ

 

はてこのビデオクリップどうなりますやら

お楽しみに

 

 

映画「20世紀少年 第2章 最後の希望」

大ロードショウ中!!

劇場でご覧ください!

 

そして「最終章」

編集が大変なことになっている

毎回数時間まるまる見て

その都度、新たなアイデアが湧く

追撮も大量だ

まだまだ続く「20世紀少年」!

 

美容院に行く

金髪を一時的にやめてみる

意味はない

春だから・・

いや、全く意味はない

誰も気にしない

 

「ある原作」にはまっている

映像のイメージがどんどん湧いてくる

自分の中では完成品が見える

春だから・・・

いや、全く関係ない

 

60歳までかかるであろう「ある決意」は

申請が必要で

先方の判断を待つことになる

なんだかどきどきする

この齢で仕事以外で他人に自分のことを判断してもらうのは

経済的なこと(ローンとかカードの審査とか)以外では稀だ

もし拒否されたら・・・

落ち込むな

 

春だな・・・

 

 

2009年02月18日

20世紀少年大公開中!

劇場でごらんあれ

 

と、皆さんがご覧いただいている間に

「最終章」の編集

これが・・・・大変で・・・

ゴールは見えているのだが

プロセスがね・・・

過程がね・・・

方法論がね・・・

フリの回収がね・・・

タメがね・・・

う~ん

楽しい苦しい

仕事の実感

ここががんばり時

 

そして

久々のPV MCU「STILL LOVE featuring TERU」も編集中

がっつりハマッているのだった

そういえばパソコンで編集することにすっかり慣れてしまった

ほんの5年前は編集といえば秘密基地のような“編集室”で

こつこつこそこそしていたのに

サボったり徹夜したり

思えばこの25年間の三分の一は編集室で生きてた、みたいな・・・

最近は事務所の一角がほとんど

時代も変わりけり

まあ、どんなにテクノロジーが進んでも

“押さえるべきポイント”“やるべきこと”は変わらない

だからヘーキ

 

ちょっとした時間を利用して

部屋を模様替える

集中して“あること”ができるようにレイアウト

なんじゃ?

言えない

まだわかんないから

 

ちょっとした時間を利用して

「少年メリケンサック」を劇場で見る

やばい面白い!

さすが宮藤さん!

ストーリー、哀愁、ギャグ、バンド、俳優演出、音楽、ロケ地、リズム、・・・

全てのポイントで、拍手!あっぱれ!

笑って泣いた

元気になった

 

週末金曜日は日本アカデミー賞授賞式に顔を出し

(私自身は顔を出すだけです)

土曜日は名古屋の名古屋造形大学で「卒展記念公開講座」でトーク

私のような芸術と無縁な輩が誠におこがましいが

たぶん私の姉の母校(だと思う)

がんばって喋ります

その足で今度は東海高校・中学サタデープログラム

二回目の出演だが、相当ハードなテーマも含めた膨大な数の講座を学生が中心に運営する誠に“志の高い”イヴェント

そのプログラムの一つでなんと!

恐れ多くも京極夏彦先生と対談(?オオギリ?)

「巷説百物語」シリーズの撮影以来、久々にお会いする

いったいどんな対談?話し合い?

テーマは「馬鹿」・・らしいが・・・うーん

つーか話し合いにはならないだろう

知的レヴェルが違いすぎる

私が客になって先生のオモシロ話を聞くのだろう

てか聞きたいことはたくさんある

妖怪のこととか、妖怪のこととか、あと妖怪のこととか・・・

いや~恐縮なんてもんじゃない

正直困っているのだった

まあ、出たとこ勝負で・・・

大変な土曜日になりそうだ

 

そしてきっと名古屋の夜に紛れて・・・

 

 

そろそろ4月5月に手がける舞台の準備も本格的になってきた

4月17日~25日TFMホールにてリーディングドラマ

「もしもキミが。」

リーディングとはいえいろいろ仕掛けがあり、ぐっとくるステージになると思う

ぜひご覧あれ

そして5月21日~25日下北沢ザ・スズナリ

5月30、31日名古屋愛知県芸術劇場小ホールにて

演劇ユニット・キバコの会(半海一晃、野添義弘、多田木亮佑)

記念すべき第1回客演 戸田恵子

演目は「素。」

盟友佃氏のオリジナル脚本

これは久々の本格的演劇です

オモロイです!

しかもザ・スズナリ!

GO!GO!サンデーズ!

そのうち情報きちんとアップします

 

てなわけで

いろいろなことが錯綜する2月

前へ!

前へ!

 

2009年02月23日

雨・月曜日・あんかけスパ

 

冷たい雨だ

何をするにも嫌になるが、イイワケだ・・・

「今やるべきこと」はほとんど室内でできる

気分が塞いでるからなんとか逃げたいだけだ

こんな時は何も考えずとにかく動く

掃除や調べモノ(できるだけ煩雑、無機質なモノ)、読書、体操、料理などがいい

映画や散歩はなぜか“自問自答~自己否定”を繰り返すのでよろしくない

 

で、寒いから料理

といっても凝ったことは何もできないので昨日名古屋で買ったユウゼンのあんかけスパソースでパスタでも作るか

キャベツがあるから茹でて敷きつめるか

 

 

 

金曜日の日本アカデミー授賞式は緊張した

どう考えても私にはふさわしくない席次・・・

まあ、座れるだけでもあり難い

豪華な社会見学

何時間もこの会場にいらっしゃる錚々たる皆様に恥じない自己形成はどのようになすべきかを考えていた

 

 

土曜日

名古屋造形大学 卒展記念講演

講演前に学長様の案内でつるっと展示を見せていただく

想像とは違う動的で色彩溢れる個的世界の爆発がそこにあった

平面や立体、映像あるいは光、音・・・

“ジャンルを超える”想像の力を垣間見た

元気が出た

講演も内容のない私の話を大勢様が清聴していただき感謝

「質問担当」でステージに上がった(上げさせられた、私のリクエスト)学生諸君の個性豊かな雰囲気からも想像できるが

何よりこの大学の最大の特徴であろう、高北学長の最前線に立つパワーが素晴らしい

権威主義を感じさせず家族的、そしてタフ

教育現場は学生の持つ潜在能力に火をつける導火線だ

きっとこちらはそんな仕事をされている

あまりサイズが大きい大学では厳しいだろうが、

学長のお姿や関係者の皆さんの“地に足着いた”姿を見て「ああ、いい大学だな、学生も楽しそうだな」と思う

明治時代、個性を争う、いわゆる「大学の創成期」はこんな校風ではなかったか

少子化、不況、猛烈なアゲンストな現実だががんばっていただきたいと思った

 

そして午後

全く雰囲気の異なる東海中学・高校

名古屋では超有名なスーパーインテリ学校

年に何度か土曜日に“市民講座”を学生が主催する

それも半端ないプログラム

巨大大学の学園祭並みの質・量

それをさらりと・・・

京極夏彦先生と私の「大切り」という実験的な講座内容にもびっくりだったが

楽屋の控え室(スリッパで入室、そりゃそうだ、学校だ)で仰天

そこには野中広務氏、海堂尊氏、亀井静香氏、田嶋陽子氏・・・

他にも名だたる各界の達人がそれぞれのトークショーを繰り広げるということ

京極先生も一言「・・・・坩堝だ・・」

確かに東海学園の出身者は社会を動かすVIPの集団

当然といえば当然だがなんともすごい

しかも詰襟の少年達(ものすごい高偏差値に違いない)がきびきびと動き回りアテンドしまくっている

またしても自分の“死ぬまで続く自己形成”について考えざるを得ない状況

とはいえ司会の島田先生(イケメン、亀を中心とする生物の博士)の仕掛けであろう大切りはリラックスして楽しめた

由緒ある建築物の講堂に、またしても大勢様のお客様

京極先生と私が用意された二つの段ボールから“上の句=状態の形容”と“下の句=固有名詞”を一枚ずつ選ぶ

もちろん偶然でとんでもない組み合わせになる

それを「あたかも知っている言葉のように解説する」

まるでシュールレアリズムの大会だ

舞台上手の袖に『歌う模範少年』が立っていてつまらないと校歌を歌いだす

舞台上でスクリーンに『お題』を実行委員の大林君がPCで打って文字化する

何もかも手作り

まあ京極先生と私では国会図書館と愛知高校新聞部資料コーナーぐらい知識量情報量が違うので恐縮至極だったが

なんとか“馬鹿”なりの楽しみ方で参加し

しかも先生のお話を聞き出せたのでどんどん楽しくなる

いい経験でした

 

 

両校ともお招きいただきありがとうございました

映画の宣伝も充分出来ました

感謝です

 

 

夜は名古屋のいつもの仲間と飲み

伝説的フォークシンガー いとうたかお氏とはじめて会う

素敵な容貌と声

いっぺんに魅了される

いま考えている“とある企画”にあまりにもぴったりで感動

またお会いしたいと思う

遅くタダキ氏も駆けつけ痛飲

 

 

日曜日

ホテルの前の店であんかけスパのソースを購入

開店前掃除をしている店員さんが親切にも売ってくれた

うれしいことだ

その後、実家で過ごす

ふと見るとテレビの上にDVDマシンがあるのだが受け皿が出て来ず故障中

リモコンもとっくに紛失

親父に聞くと

「そんなもん使わんで」とそっけない

せめて私の実家だ、DVDくらいは・・・といじってみる 

何度もスイッチを入れるがダメ

「こういうときは叩いてみる」

かつて故障した機材を前にVE吉岡が語っていたことを思い出し

DVDマシーンを何度も叩く

だめ 

しまいに数センチ持ち上げ落としてみる

だめ 

何度かトライ

諦めかけていると「ジイイイイ」と受け皿オープン

「・・・・・マジ?直った・・・」

無事にDVD鑑賞可能になる

どうせ直ってもまたほったらかしだろうな・・と思いつつも

ちょっとうれしい気分

 

 

夕方、帰京

夜、映画「20世紀少年」でわずかに残った重要シーンの打ち合わせで

この作品のイメージの根幹をなす

とある重要人物と駒沢で会う

大昔から一方的によく知っている方で素晴らしい人生を過ごしている表現者

あえて光栄だった

いいお話が聞けた 

詳しく書けないことが残念だが

スクリーンで確認していただきたい

 

深夜

そのままプロデューサーと編集打ち合わせ

 

 

今週はいよいよ動き始める週

明日からはロケハン

気になる“件”はいまだ結論出ず

 

 

2009年03月02日

気がつくと2月は終わり・・・

もはや3月なのであった

 

新潟にお邪魔している

空港近く、日本海と河川が作った砂丘や

空が広い平野

大河

山古志村の雪景色

味わいのある建物などに、感動

昨夜、宿泊している長岡あたりは雪

深夜、走るとセンターラインに凍結防止の水(湯?)がどこまでも可愛らしく飛び出ている

まるで小学校のプールサイドの洗眼場のようだ

雪国の知恵

なじみのない土地はじっくり歩き回りたいが、今回はそうも行かず

今日一日お邪魔し 

明日は千葉県へ

 

「20世紀少年 最終章」の最後の“ツメ”が進む

昨夜は『あの方』が登場

その存在感に圧倒される

劇場で確認を!

 

いろいろ動き出す3月4月

丁寧に慎重に行きたいものだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2009年03月06日

猛烈な雨・・・

猛烈な雨の中、幕張でロケハン

猛烈な雨でも目線は“晴れ”

晴れの状態を想像して、

見る

見る

・・・

でも雨・・・

半端ない雨

しょぼん・・・・だ

 

 

毎日白金のスタッフルーム&「20世紀少年」編集室に顔を出す

少しずつ編集の指示を出し最終章の完成に向けて

牛歩

今日の編集家族・昼食はお好み焼き

食べながら原作を読み返す

お好み焼きのおたふくソースの味が

ケンヂの少年時代の風景によくなじむ

 

子供の頃、食事をしながら漫画読んだりテレビ見たりなんてしようものなら、定規で叩かれたが

大人はいいなあ

漫画どころか、新聞読もうが酒を飲もうが電話しようがPCいじろうが

へたすりゃ仕事しながらとか風呂入ったままとか途中で寝たり、何でもありだ

まあ人には見せられないが・・・

というわけで今は、日記を更新しながら、聞かなくてはならない音楽を聴き、スペシャのランキングを見て、乾燥機を回し、「山梨ワイン」から買ったアジロンダック(甘い、うまい)を飲みながら、たまに夕刊読んで、なぜかブラジルのリサーチしながら、食事をしている

コールドプレイ、かっこいいなあ・・・

いやいや、親が見たら定規百叩きだ

すいません

 

明日からまたしばらく撮影の日々

画竜点睛ってヤツだ

がんばらねば

 

「20世紀少年 第2章 最後の希望」

絶賛上映中!

ぜひ劇場でご覧ください!!

2009年03月11日

最後のツメ

映画「20世紀少年」は去年の1月3日に撮影を開始し

(準備はそのずっと前だが)

昨日その撮影をほぼ全て終えた

(CG用の撮影はまだあるが)

撮影的な最後のツメを終えた

長かった

遠かった

昨夜は最後まで関わった助監督の皆さんや有志スタッフとささやかな飲み

忘年会や「あーちょっと軽く食べ、かつ、飲む?」みたいな気分の時によく利用させてもらう中目黒の飲み屋さん

「やまや」

2次会で、私の中学校時代の同級生が西麻布の交差点で営業している大人っぽいバー

「茶々」

盛り上がりましたな・・・

一区切り、つきましたな

(ってしょっちゅう区切ってるか)

 

 

すべてのキャスト、出演者、エキストラの皆さんに感謝!

(まだアフレコが大量にありますが)

そして全てのスタッフに感謝!

(まだまだ仕上げ、宣伝、公開と続きますが)

 

「第2章 最後の希望」も堂々公開中!

劇場へどうぞ!

 

8月、最終章の公開に向けていよいよラストラン!

明日から怒涛の編集家族

がんばります!

 

それを踏まえつつ、ばたばたといろいろ別企画も進行中

 

〇私が企画した、とあるネットドラマ  いよいよ撮影が始まりそうで脚本を直している 詳細はいずれ・・・

〇これまた来年あたりに撮影を予定している「“我々”にはたまらん、ちょっと変わった海外ロケストーリー」のシナハン渡航準備 詳細は追々・・・

〇「どうしても撮りたい題材」いくつか 交渉だったり調査だったり 詳細は・・・・言えない

〇先日撮影したMCUのPVの完全版の編集

〇4月17日からTOKYO FMホールで始まるリーディングドラマ「もしもキミが。」の台本詰めやら音楽詰めやら映像の詰めやら

〇5月21日から25日東京下北沢 ザ・スズナリで公演する演劇ユニット キバコの会「素!」のもろもろ準備

〇そして名古屋公演5月29、30、31日 愛知芸術文化センターの準備

〇さらに!なんと!5月28日夜に名古屋は池下Theater MOON(キバコの会の一人、多田木亮佑が主宰する劇場)で

「素!」名古屋公演前夜祭を兼ね、

私の仲間で作ったでっち上げグループ『名古屋を面白がる人々の会(通称名面会=なめんかい)』主催のとんでもないびっくりイヴェント開催!

大人の名古屋人が楽しめるトーク&ライブ マル秘ゲストありだ

・・・の仕込み 

〇そして夏に予定している映画の本格的準備・・・

詳細は・・言えん

 

まあ・・・がんばります

個人的に挑戦してみたいことがあるが、それができるかの返事は来ず・・・・

ちょっと諦めモード

 

さてメシ食って、働こう!

 

 

2009年03月14日

嵐になるのか

不穏な夜だ

天気が・・・

 

最終章と連日の大格闘

まるで蛇とマングース

オレが蛇か?

いや作品の“長さ”とも格闘しているから

オレがマングースだ

オレは噛み付き、蛇はぐいぐいとオレを締め上げる

死闘だ

 

 

 

懸念していた私個人への“判定”は

長く待って、かなり諦めモードだったが

見事(?)、合格

合格通知が来た

小躍り・・・

春から仕事の合間を縫って

とある学び舎で、通信教育を受ける

周りの大方の人間は

「・・・・無理だろ」との見方

いや

本気ですよ!

ずいぶん前からやる気だったから

アラ還までには卒業するぞ!

とはいえ、いまさら学生証を持つなんて・・・

 

 

 

2009年03月19日

春、夜、風

深夜まで編集

白金の我が社のスタッフルーム兼編集室

一日いると息が詰まるが

終わって外に出ると

目の前が東京都庭園美術館で

なんとも開放感がある

ゆっくりと目黒駅を背にして歩き出す

白金高輪駅の辺りの路地を右に折れ

閑静な住宅街へ

目黒通りは交通量が多く呼吸を抑えるので

やわらかい空気を一杯吸い

少し、落ち着く

このままずっと歩きたいと思うが

時間が時間で、やめておく

コンビニに寄り、現代的な爪楊枝を買う

 

映画「20世紀少年 最終章」の編集が進む

細かいシーンはだんだんと可視化できるようになる

(時間が経たないとだめなのだ)

まだ全体が視えない

相当、格闘が続く気配

 

月曜日

縁あってレミオロメンで武道館

以前、ロックミュージシャンは三つの種類しかない、といったことがある

伝説の人

信用できる人

信用できない人

もちろん自分勝手な基準であるが

超現役のレミオロメンはまったくもって

“信用できる”バンドだ

『湧き出るもの』に真っ正直な音

音楽をやり続ける必須条件

まるで素数のようにシンプルであること

たぶんそこが小さなライブハウスだろうが東京ドームだろうが変わらぬ姿勢

素晴らしいことだ

とても感動した

しっかり聞きたいと思った

 

火曜日

4月17日からTOKYO FMホールでやるリーディングの舞台のプレリハーサル

組み合わせも楽しみな若い俳優陣が揃う舞台

リーディングとはいえ映像や生演奏で立体的な感動を作りたいと思う

リハではその手応えを感じる

楽しみである

 

夜はル テアトル銀座でミュージカル「ザ ヒットパレード」

再演である

初演は見れなかったが、こんなにも楽しい舞台だとは・・・

一幕はにんまり ニ幕は泣けて

知らない曲はほとんどない本当のヒットメドレー

渡辺プロの偉大さにただただ感動

「日本人のDNA」のミュージカルだった

拍手です!

 

 

25日からシナリオハンティングでNY

そして地球の裏側に弾丸旅行

楽しみだが疲れそうだ

滅多に行けない場所だからしっかり見てきます

 

来月はじめに帰ってくると

「ちょっとした新しい人生」が届けられる予定

どうなることやら

春だね

 

 

現在深夜の3時半

BSで映画「小さな恋のメロディ」

何回見たかなこの映画

トレイシーハイド 本当に好きだったなあ・・・

「150学期愛せる?」

う~んなんて素晴らしい・・・

ビージーズやCSN&Yをしっかりとコピーしたものです

結局、最後まで見ちゃうんだろうな~

 

2009年03月25日

渡航前

今日から9日間ほど弾丸旅行

シナリオハンティングだ

まずはNY

まだまだ寒いそうだ

そして暑そうな〇〇〇〇へ・・・・

 

ほとんどは飛行機移動

こわっ

 

「最終章」の編集も佳境

なんだか「視えて」きたが

まだまだ紆余曲折ありそうだ

音楽やCGの打ち合わせしながらなんだかわくわくしている

 

リーディングドラマ「もしもキミが。」の舞台映像のロケで病院や学校や水族館

カメラマンの齋藤清貴氏とサシの撮影

最小単位の撮影ユニット

肉体とアイデアだけの撮影

そういえば20代はずっとこんな毎日だった・・なんて思いながらのロケ

原点帰り

楽しい

 

さて

明日からのシナハンの準備学習をしなければ

家を出るまであと6時間

やばい

 

 

 

2009年03月31日

渡航中

ニューヨークにいる

目的は書けない

書きたいが・・・書けない

もう一週間になるが

その内、3日間は機中

半日ドライブが3回

船4時間

ほとんどが移動

NYから一度「某国」に超短期旅行したからだ

その「某国」はすごかった

何もかも我々の尺度では納まらない

相当な文明に野性が共存している

目の前で落雷を見た

目の前で巨大竜巻を見た

そしてそんなものはモノともしない強い社会を見た

たった2日で・・・

そしておなじみのNY

また走り回り歩き回る

そして「聖地」めぐり

自分史的に“涙”の「聖地」めぐり

見慣れた街も全く違って視えるのだった

厳しいスケジュールを無理やり調整して

マイルまで使い果たして、来てよかった

“次”にコマが進む

 

帰ったら時差ボケがすごいだろうな・・・

 

2009年04月03日

渡航後・・・

昨日帰国

機中ひたすら映画を見まくる

「スラムドッグ・ミリオネアー」面白い!

 

帰ると某学び舎から大量の教科書

学習ガイド

レポート・・・

ダンボールを見つめる

よく調べると、教科書群の中に

『数学』・・・・・・!!!

えっ?

文学部なのに?

えっ??

聞いてないよーーーー

中学時代に諦めた数学が!

無理だよー

いまさら

恐る恐る開いてみる

7ページ目に「エラトステスの・・・・」

???

・・・・の部分の漢字も読めないし、何のことかもわからない

耶馬っ・・じゃない

矢場っ・・違う、それは名古屋

やばっ!

つまらないシャレを言っている場合じゃない

これは本腰を入れねば

 

ま、気合い入れすぎると続かないんで、ゆっくりがんばります

 

そんでもって

いろいろ打ち合わせ深夜まで

時差ぼけ効果で始終眼が冴える

今朝起きて、食べたかった白米(チンの)に海苔に、納豆(食べたくないが続けている)

うまい!

てか渡航中もさんざん和食だったが・・・

 

さて舞台も本格的に始まる

4月!

桜!

新しい人生!(たくさんの方がね)

 

皆さんがんばりましょ!

 

2009年04月06日

時差ぼけ

予想通りというか

案の定というか

ものすごい時差ぼけ

夕方以外、いつでもなんだか躁状態で、寝ても、いろいろ考えてしまい、すぐ起きてしまう

テレビを見続け

飛翔体(人工衛星?)やら

アフリカハゲコウの一部始終やら

オバマの演説やらが気になり

本当にやるべきことが

うまく進まない

まあ、徐々に調整できるだろうが

「朝型」に純化したい

夜は早く寝て

朝早く起きて、三文の徳をゲットしたい

集中せねばならないことがたくさんあるからだ

 

 

3日

東放学園入学式

中野サンプラザでニ回し(←業界用語だな)

数分の応援演説をしなくてはならないのだが

言いたいことがぐるぐるしてなんだかうまくまとめられず

ちょっと「すいません・・・」なカンジだった

やっぱりオフィシャル向きな顔ではないなあ・・・と反省

今後は大勢様相手の真顔な場所の一人喋りはなるべく避ける方向で・・・

相手の顔が見える小さなところでなら何時間でもアリですがね・・・

まあ、人に話すべき内容などないし

その前にもっと自分が勉強しろ・・なのです

とはいえ30年前の自分が会場にたくさんいて

「キビシイけど、サヴァイバル!せえよ」ははっきり言いたかった

その中身は

「その気になれば(システム的には)今日から“映画監督”なんかを名乗れる時代だけど『(誰にも負けん)はっきり信じられるもの』一個持っているか、『(本当に)何も信じられない、でもなんかしたい!』と思う、どっちかの立場しか、この超キビシイ時代、生き残れない、なぜなら私たちは学歴も七光りも資格もない、自分の体一つ、頭一つしか頼るものはないのだよん、許しあえる友達は必要だけどね・・・その心構えを2年間で獲得せよ、すいません寂しい話で・・・」

ということを言いたかったのだが、まとまらなかった

不徳の致すトコロだ

別の機会に伝道OBしたい

 

その後

入学式スーツを着たまま

リーディングドラマ「もしも、キミが。」の仮本読み

台詞やら映像やら音楽やらをチェックしながら“不備”を探そう、と思ったが、時間切れ

リーディングとはいえしっかり計算が立たないと幕は開かない

まだまだ相当、手間かかるかな・・・

 

その後

会議いろいろ

気になることだらけ

 

4日

映画「20世紀少年 最終章」DLPラッシュ

けっこうすっきりうまくいっていると一方的に思っていたが

また暗礁に乗り上げる

この作品、本当にタダモノじゃない

 

再開発で「あれっ?ここがこんなに・・・」と変貌する下北沢・駅前劇場

大好きな劇団トラッシュマスターズvol13

「elevation~幸福の難民」

作・演出 中都留章仁

二つの時代=2幕の中に、落としたトーンで張り巡らされた緊張感

小さな「出来事」「事件」や、細かく作られた人物の「性格」が、後半、“映画的”なまでの大事件に昇華する

すごい、と思った

また役者がうまいと思った

この時代、「生き辛いまでの破滅観」を持った中津留氏の本領を見た

美しい、とも思った

参加できる役者がうらやましい

拍手である

 

終わって

皆とシモキタ飲み

ゴー!ゴー!サンデーズ!

時差ぼけもあり一人はしゃぎ倒し

5月のザ・スズナリの決意も新たにする(がそんなことはトラッシュの皆さんにはカンケイない)

 

夜桜に

想い複雑

 

5日

大森で素敵な家族と会う

子供の純粋さ

大人の“運命”について考える

桜を見ながら、歩く

 

本日

4時に起き

(朝型過ぎ!)

素晴らしい夜明けを見る

空に

「く」と書いてある

窓を開け、写真を撮り

この数日のことを考える

異国の落雷や竜巻

ギンズバーグやケルアック

いろいろな、やるべき映画や舞台のこと

先にある「自分」のこと

ぐるぐる

 

やっぱりちょっとヘンだ

しっかりしなくちゃ

月曜日

 

 

2009年04月10日

晴天

 

毎日、早起き 

毎日、晴天

気持ちがいいものの

「さあっ!動きだせっ!」といわれ続けているような・・・

空の脅迫

桜はその空気の気迫(・・まさに気迫)に逆らえず散っていく

ゆっくり生きる人々や生物は辛い時期かも

とにかく次へ

次へ

 

リーディングドラマ「もしもキミが。」

準備やリハ進む

 

向井理

石垣佑磨

中尾明慶

芦名星

木南晴夏

佐津川愛美

 

6人の魅力的な若い俳優さんたちが

毎日組み合わせを変えて挑戦

リーディングとはいえ、いろいろ仕掛けがある

予期できない化学反応がありそうだ

 

そしてキバコの会「素。」 

いよいよ本格的に動き始める

5月21日~25日ザ・スズナリ

5月29日~31日愛知県芸術劇場小ホール

半海一晃

野添義弘

多田木亮佑

柳田衣里佳

そして

戸田恵子

 

脚本 佃典彦

音楽は武内享氏にオーダー

下北沢の老舗劇場ザ・スズナリ!

楽しみだ

そして5月28日に名古屋シアタームーンで名古屋公演前夜祭

・・にかこつけたトークライブやります

「名古屋を面白がる人々の会=名面会=なめんかい」結成『スレズレトークショー』と銘打って挙行します

私や多田木、キバコ出演者、私のとんでもない友人関係、クレッシェンド代表長坂氏(堂々たる名古屋関係者なのだ)、関係ないけど武内享氏、伝説的フォークシンガー いとうたかお氏・・・

有料ですが一杯やりながら

「名古屋」を肴に盛り上がりたい

できれば半年に一回ぐらいやりたい

年齢関係なく面白がりたい名古屋人、どうぞ池下にお集まりください!

 

映画「20世紀少年 最終章」

編集進む

といいますか“進化”している!

 

“先の”作品準備あれこれ

取材

海外シナハンまとめ

打ち合わせもろもろ

次へ

次へ

 

『学び舎』の学び方の全貌が明らかになってきた

予想以上に厳しい

分量的に、内容的に、スケジュール的に、気合い的に・・・

しかしなぜか楽観視している私

超えねばならない山は山ほどあるのに・・・・

まあ、千里の道も一歩から

中年老いていて、学成り難し

いやいや

がんばります

 

2009年04月16日

もしもキミが。

明日17日からTOKYO FMホールで、私が演出するリーディングドラマ

「もしもキミが。」

はじまります!

毎日キャストの組み合わせが変わる少し変わったリーディングのステージ

読むだけではなく、あの手この手、いろいろ盛り込みました

ぜひ楽しんでください

詳しくは↓

http://www.nelke.co.jp/stage/moshimokimiga/

 

 

最近、毎週火曜日夜23時の

NHK FM「元春レイディオショー」が素敵だ

1曲めにオールマンブラザーズバンドなんかかかるとなんだかわくわくしてくる

1970年代後半のちょっとだけ“息抜き”出来た時代を思い出す

ラジオとの「個人的関係」を自然に作り出せそうな正しい番組

いい声

いい曲

言い過ぎない長すぎないDJ(本来的な意味での)

ラジオはこうでないと・・・・

長く続けて欲しい

 

 

学び舎の教科書ほぼ揃う

『地理調査法』

『人文地理学概論』

『グローバリゼーションのなかの文化人類学入門』

etc

チラッと読む

・・・・・・

「ただ、隆起準平原が高度を異にして配列する場合には、隆起準平原が形成された後に断層または〇曲(←読めない、シュウキョクかと思ったらそうじゃなかった)運動によって変位が行われたか、または間歇的な隆起が継続して山麓階的な配列を・・・・(延々と続く)」『日本地誌Ⅰ(自然編)』

う~ん

まったくわからな・・・

ぼわっと地形のことを言っているのかな~・・程度は判るが絵が浮かばない

わかる人には基本中の基本でひらがなの50音程度だろう

しかし“学問”なるものから数十年も遠ざかっていた私にはまるで外国語

まず教科書を理解するための学習から始めないと・・・・

どっかのテキストに書いてあったが

「いきなりバイクには乗れない、まずは自転車から」

・・・・・

どこに自転車があるのだろうか

60歳卒業・・・

がんばります

文房具も一式買いました

 

 

昨夜はD-BOYS VOL.3 「鴉」

前回の公演の時も思ったが

志の高いステージ

現代にも示唆的な、新時代の波押し寄せる幕末、虚しくも抵抗した仙台藩・衝撃隊=鴉組

制度の鉄鎖から脱出を望む若者達

野望に燃えるゲリラ指導者

圧倒的な逆境で少しづつ育まれる仲間意識

やがてそれは制圧者をも・・・

時代背景をきちんと説明しつつ、硬派過ぎずスピーディー

演出の茅野イサム氏のツボを押さえた動きはまるで映画を見てるように想像力を喚起させる

板の上の若者達は時代劇の制約をモノともせず大きく動いて大声を出し自由自在だ

ものすごく大きな青山劇場が小さく見えた

面白かったデス

 

 

さて

いい天気の朝をまた迎えた

もう6時起きに苦痛はない

(つーか時差ぼけ利用)

勉強して仕事仕事! 

今日は大事なリハーサル

どんな舞台になりましょうか

緊張しつつ、楽しみである

 

 

2009年04月21日

本番前

TFMホールでリーディングドラマ

「もしもキミが。」の公演中

本番前の楽屋にて

もう始まって5日目

もう(演出的に)仕事はほとんど終り

毎日、日替わりの“ネタ”を仕込むだけ

役者日替わりのため、これから初日の方もいるが

今日は御両者2日目

安心して楽しめる

 

毎日、楽屋に学び舎の教科書を持ち込んで

合間を盗んではノート作り

早朝数時間と合間の数時間

しかし遅遅として進まず

つい読み込んでしまって枝葉末節いろいろ調べもの大会

いかんいかん

これでは消化できない

先を急がねば

いやいや

ゆっくりでいいんじゃないか

せっかくはじめたのだから人の倍かかってもいい

そのかわり、きちんと学ぶのだ

そう割り切って読み込んでいくと、不思議なもので

「点」と「点」で記憶していることの隙間・合間が埋まっていくカンジ

明治維新前後の流動化した政治

地図の読み方

天気図の意味

台風の変化

インドネシアの近代化と独立

人口論

・・・・・

たぶん18歳のオレにはまったくヤル気を起こさせないテーマ

だが53歳の私には“謙虚に知りたいと思う”テーマだ

歳を重ねると、何が起きるかわからないものだ

ずっとやり続けますか・・・・

 

 

とはいえ

映画「20世紀少年 最終章」

編集完成近い

細部やCGや音楽や台詞のニュアンス調整の時期に来た

がんばります

 

 

とはいえ

キバコの会「素。」の公演が近い

5月21日下北沢ザ・スズナリ

今日は装置や衣装の打ち合わせをした

とんでもない芝居になりそうだ

「演劇」という構造そのものを楽しむみたいな・・・

興奮しつつ、緊張

 

最近ひたすら書物を読むことが多いので

眼鏡を変えてみる

いつもの白山眼鏡店

変わらぬ丁寧な接客姿勢は素晴らしい

すでに近眼と老眼の二重焦点なのだが

どんどん近いところが見えなくなってきているので

老眼鏡の度合いを進めようと思ったら

近眼矯正の度合いを下げるほうが効果的といわれ

そうしてみた

確かに遠くは見えづらくなった

(それでも1.0はある)

が、格段に近くが見える!

素晴らしい!

コンタクトやレーシックやいろいろ可能性を探るだろうが

今はこれでばっちりだ!

ばっちり・・・って古っ

 

 

2009年04月26日

雨止んで、ひとつ終わって・・・

土砂降りの雨の中

リーディングドラマ「もしもキミが。(マル)」が終了

キャスト、スタッフ、ホールの皆様、お客様・・なんだか妙に一体感のある、離れがたい仕事でした

『リーディング』という表現形式のネクストタイプを創りたくて取り組んだ

読み合わせでもなく芝居でもない

想像力を喚起するでしゃばらない映像や音楽

そして“生”の俳優の存在感

気がつくと惹き込まれて・・・・

そんなものになればいいな・・・と

万能の演出はない

全員は満足させられない

“大部分”の方が喜んでいただければ御の字だ

目的はそれなりに達成したように思える

俳優の皆さんもたいした練習もせずにいきなりまな板の上だ

辛かっただろう

しかしこの小さなステージを通過することで何かしらの“確信”を得たはずだ

きちんと気持ちを入れれば大きな拍手が帰ってくるからだ

私自身も反省点もたくさんあるが

概ねうまくいったと感じている

何よりも毎日組み合わせが変わるペアーで必ず“ある到達点”まで行けたことが嬉しかった

いい仕事のチャンスをいただいたことに感謝です

 

さて月曜日からキバコの会「素。」の稽古開始

5月21日~25日ザ・スズナリ

5月29日~31日愛知県芸術劇場小ホール

佃典彦氏による脚本はホントに面白い

そういえば佃氏も私も出ていただく多田木氏も戸田さんも皆名古屋関係

内容は名古屋とは“ほとんど”関係ないが、なんだか盛り上がる予感がする

スズナリと名古屋では微妙に違うノリがありそうだ

楽しみだ

 

映画「20世紀少年 最終章」

編集的にいよいよ全貌が確定してきた

来週早々大きな画面で試写

毎回そうだが、そうすることで「視えなかったことに気付く」のである

本当に不思議なことだ

何十回も見ていたのに視えなかったこと・・・

怖いことだがやらねばならないチェックポイント

 

次へ進む時期

準備すべきこと宅さん・・・間違えた、たくさん

頭がぐるぐる

勉強すべきこと膨大、目の前に教科書ずらり

ぐるぐるぐるぐる

ま、こういうときは外の景色でも見て

風に煽られる遠くの樹々でも見て

佐野元春氏の古いアルバムでも聞いて

ひとまず落ち着くことにする

そしてやるべきことをノートに書き出す

そしてご飯を食べる

新聞を読む

すると不思議に優先順位が見えてくる

時間はないがちゃんと「埋めて」行こう

 

さて、ドマンジョンという人が髭を蓄えて私を待っているから

その本を読むことにしよう

なにか腑に落ちるといいが・・・・

 

 

2009年05月01日

GW?

キバコの会「素。」の稽古が始まっている

ほぼ毎日、中野の北口の商店街の奥の小さな劇場の地下の稽古場に行く

何度も役者に演じてもらって細かく芝居を作る

ほとんど余計な笑いを・・・だけど

今は“思いつくまま”の演出だ

これで皆、台詞とストーリーと感情が入れば(私もね、って私は台詞はおぼえなくていいが)

今度は全体の見え方をいじる

最初から計算できない私のやり方は役者にはきついだろう

でも“皆で育てるカンジ”が好きだ

これは小さな舞台ならではの感触だ

もちろん「うーーん」と煮詰まる時期も来る

初日で落ち込むこともある

それも含めてがっつり取り組みたい

東京・名古屋公演近し!

ぜひご覧ください!

 

 

鴻上尚史さんにお願いしている

「僕達の好きだった革命」

再演で全国で上演

大きな舞台だがこちらも皆で育てている舞台だ

一人ひとりの顔が見える

熱がもらえる

楽しみだ

前回ご覧いただいた皆さんも

まだの方も

ぜひご覧あれ!

 

 

目の前に山をなす教科書群

世界地誌

日本地誌

人文地理学

地学

地理調査法

歴史

文化人類学

毎朝早起きして取り組むが基礎学力のない私には

う~~~~むの連続

参考書と国語辞典とネットに助けられながら

でも毎日数ページしか勧めない

これじゃ最初のリポートや試験はいつのことやら・・・・

いや

でもがんばるぞ

何年かかっても成就してやる

(卒業率はものすごく低いらしい・・・ううっ)

無添加の煮干を食べながら一人決意

 

 

6月初頭に撮るPVのアイデア検討中

スコーンと突き抜けた

『本来の音楽ビデオ』を撮りたい

 

そして

映画「20世紀少年 最終章」の仕上げが迫る

今、CGセクションが必死!で格闘中

そして音・音楽セクションも!

なかなか深い映画になりそうだ

 

ア~ンド

夏に予定している映画作品の準備ががしがしと始まった

ロケ地やら

音楽やら

〇〇やら

どんどん決めていく、楽しい時期である

 

 

さらになんとワタクシ

訳あって、思い立って

 

 

 

金髪やめてみた

鏡を見るたびに「誰?」ってカンジ

1970年代の似非文学者のような風貌

そのうち慣れるか・・・・

 

さ、寝よ

明日も5時起き!

 

 

 

 

 

 

 

 

2009年05月05日

忌野清志郎さんの死を悼む

私の映画デビュー作「バカヤロー!」のテーマソングは清志郎さんだった 

私の始めての長編映画「!(ai-ou)」のテーマソングはRCサクセションだった

大昔、NTVで「忌野清志郎アワー」というPV&ドラマ&バラエティー番組を作ったことがあった

たぶん清志郎さんが“初めてちゃんと役者をした”作品だ

 

日本のロック史上、もっとも尊敬すべきアーティスト

音楽もスタイルも生き様も・・・

本当に惜しい

日本の『文化』にとって惜しい

 

テレビで棺の上のギターを見た

涙が出た

 

どうか安らかにお休みください

 

2009年05月07日

風邪

寒かったり暑かったりで、風邪ひくかなー・・・・って思っていたら

やっぱり風邪ひいた

芝居の稽古と大事な打ち合わせに出れない

ううっ

すいません

不徳の致すトコロ・・・

明日からはがんばります

熱はそんなに上がってないので“豚”ではないと思う

 

 

昨夜は六本木で戸田恵子さんのライブ

素晴らしいショーだった

俳優としてもすごいが、シンガー、そしてエンターティナーとしても超一流の方だと改めて実感

我々世代が元気になれる素晴らしいライブだった

歌声もトークも選曲も構成もバンドも

面白くて都会的で、心に迫る

いいモノみるといい気持ちになれる

そして

こんな方が次の私のお芝居に出ていただくなんて・・・

ちょっとびびりつつも決意を新たにした夜でした

そしてお土産に戸田さんブランドのベアブリックのストラップを買い

タクシーの乗車拒否に怒りもせず

雨の六本木をにこにこしながら、てくてく・・・

 

ってそれで風邪ひいたか

 

 

2009年05月09日

下北沢

スズナリへの気合い入れもあって

風邪も一日で撃退したこともあって

昨夜は下北沢駅前劇場で

メタリック農家「針」を観る

先日のリーディングドラマの脚本をお願いした葛木英さんの脚本演出

 

「下北サンデーズ」でココ再現したなー・・と一方的に馴染み感のあるロビーで感慨

座ってなんだか1970年代のJUN-ROPEの広告的(ワシら世代にはわかる“コンチ”なざわざわ感)なセットと

?と凝視してしまう生身の王女様に軽く驚き

始まれば

平易で簡明な台詞回し

凝ったビジュアルと凝った音楽にノセられ

気持ちいいお芝居やな~と楽々していると

とんでもない

童話と携帯電話と現実への風刺が

独特のクロスする痛い恋愛感で串刺しになって

暗転の空間になんだか現代とも過去ともいえない抽象的な「やるせなさ」が残る、素晴らしいお芝居でした

あんまり演劇の世代的な流れはわからないけど

“小演劇の呪縛”から自由な葛木さんの力強さは素敵です

ちょっとぼおっとして駅前の冷たい空気が吸いたくなった

 

終演後

再開発でどんどん様相が変わるシモキタで

今、芝居を中心にご一緒しているスタッフや旧知の役者陣

そしてメタ農カンケイの人々

出演者の方々

特に「劇団鹿殺し」の面々や「NAィKI」の岸さんやらと大勢で宴

出演もされていて、以前からずっと気になっていた、伊藤ヨタロウ氏ともはじめてちゃんと話ができ、嬉しかった

実はほぼ同い年で、私が憧れるロックシーンを生き抜かれた方で、世代を超えた“パワー”の中にいることが本当に似合う、素敵なアーティストの方でした

羨ましい・・・

今日からの私自身の芝居の稽古をもっともっとちゃんとしよう!と小田急線の踏み切りの遮断機に決意した夜

 

 

 

2009年05月13日

稽古稽古稽古!

・・・というほどがつがつしてはいないが

稽古の日々

音楽の武内氏とセッションみたいな曲打ち

今日から本格的な全体稽古に突入する

いよいよってカンジだ

 

一昨日は本多劇場で

ナイロン100℃「神様とその他の変種」を観る

ケラさんのお芝居はたくさん観ているが

毎回新鮮な驚きと感動に打ちひしがれる

どうしたらこんなに鋭いものが出来るのか・・・

私には一生書けない

品のいい美しさ、でも怖い

大笑いして、隠された重層的な秘密に慄く

本当にすごい

尊敬する

芝居の稽古中に観るのもいかがなものか・・・ 

シモキタで深酒

 

それでも昨日は午前中新作のロケハン

横須賀

霞んでいてヨーロッパのようないい風景だった

 

3日前に8キロ

昨夜は6キロ

気温もいいのでTシャツで夜徒歩

♪東京の夜の8時~

・・・の表参道や青山や霞町は女性しか歩いていないのかってくらい女性とすれ違う

私はひたすら歩く

昨夜は雨の気配たっぷり

家に着くや、降ってきた

 

 

さて

勉強勉強

 

 

2009年05月16日

さて

「僕たちの好きだった革命」

いよいよです

感動の再演です!

ぜひ劇場にお運びください!

 

5月19日~31日

東京芸術劇場中ホール

 

そしてほぼ連日スペシャルトークライブあり!

私もちょろっと出ます

 

さらに!

北海道

石巻

福島

岩手

名古屋

大阪

山口

広島

兵庫

全国ツアー!

詳しくは

http://www.kakumei2009.com/ 

 

おっと

しつこいがもう一言

キバコの会「素。」

5月21日~25日下北沢ザ・スズナリ

5月29日~31日愛知県芸術劇場小ホール

おっと!

5月28日夜には名古屋・池下・シアタームーンで名古屋公演前夜祭(名古屋を面白がる人々の会)

詳しくは

http://www.nelke.co.jp/stage/su/

http://m-torii.jugem.jp/?day=20090417

 

ぜひ皆様とどこぞの会場でお会い出来ますことを祈っております

最近の、そして古い、そしてちょっと古い仕事仲間の方々

大昔も含めて少しでもお知り合いの方々

ぜひ情報に沿って会場にお越しください

もし私を見かけたら一声おかけください

よろしくです

 

 

てなワケで

芝居の稽古は順調(?)に進んでいて

天才・戸田稽古、失礼!戸田恵子さんの本格参入でとんでもない化学反応がそこかしこに・・・

迎え撃つ半海、野添、多田木、柳田も興奮状態、ドーパミン出まくり、鼻腔開きっぱなしで参戦

演出することをつい忘れる勢い

どうなりますやら・・・

お楽しみに!

 

とはいいつつも昨日は新作のロケハンで横須賀

一日中ドブ板中心にぶらぶら

何度もぶらぶら

スカジャン見て、へえ~

海見て、ぼ~

ライブハウスで、お~

いいところです

夜は一杯飲んで、京急でこつこつ帰るが

乗り継ぎを間違え、ヘンなトコで降りてしまい、20分程度損をする

ま、それもアリか

本も読めたし・・・

三浦半島のプチ旅、楽しゅうございました

 

映画「20世紀少年 最終章」

工程としての最終仕上げ月間が近い

集中力が必要

素晴らしい音楽も続々上がってきた

CGも「!見たことない!」の連続

空想科学映画の名に恥じない大作を!

がんばります

 

 

さて慌しい日々に突入

だが早朝学習は欠かさずやるぞ

リポート書かなきゃ

とりあえずは文化人類学と歴史と地理学(一般教養)をクリアーしないと

って何年かかるやら・・・

 

2009年05月20日

キバコの会「素。」

いよいよ始まります!

半海一晃

野添義弘

多田木亮佑

おじさんたち3人のただならぬ舞台人根性から始まったプロジェクト

柳田衣里佳という若い逸材が加わり

そして

天才女優 戸田恵子さんがありがたくも参加していただく事になり

とんでもないユニットになってしまいました

 

脚本も才人・佃典彦

音楽は盟友・武内享(出演もありか)

 

東京では

5月21日~25日下北沢ザ・スズナリ

名古屋では

5月29日~31日愛知芸術劇場小ホール

 

50歳のさえない舞台人達の悲哀

大女優の隠された秘密

覆い被さるマクベス的暗雲

時間と共に“バラされていく装置”

・・と語ると重いカンジですが全く“大喜劇”です

いきなりの攻撃的喜劇です

専門用語飛び交いますが、ご心配なく

事前に解説パンフが皆様に配られております

笑って泣けて演劇に詳しくなる!

そこかしこにちりばめられたゲストの声もお楽しみいただきたい!

 

 

特に名古屋の皆様

私、戸田さん、佃さん、多田木さん、たくさんの名古屋がらみの人間で作っております

名古屋の人なら「うふっ」っと笑っていただけるポイント満載です

ぜひこの機会に我々に会いに来てください!

 

限定された空間ではありますが

どうぞ劇場にお越しください

 

お問い合わせは

http://www.nelke.co.jp/stage/su/index.html

お楽しみください!

 

 

 

 

昨夜鴻上尚史演出

「僕たちの好きだった革命」

再演初日に参加!

パワーアップしてますます面白くなった!

自分の企画なのに大笑いしてほんのりぐすんと・・・

中村雅俊さんはじめキャスト大爆発しています

超!オススメ!

ぜひご覧あれ!

 

東京は31日まで東京芸術劇場中ホール

その後全国ロード!(長征?)

詳しくは

http://kakumei2009.com/

 

 

 

さて今日からザ・スズナリ小屋入り

下北沢の日々

次の映画企画の準備もいよいよ本格始動

毎日打ち合わせの日々

そして来週キバコの会 名古屋公演前後にある“秘密業務”が地元で・・・

これはこれで緊張

 

 

 

おっと!

5月28日名古屋・池下シアタームーンでの前夜祭

「名古屋を面白がる人々の会=名面会・スレズレトークショウ」もお楽しみに!

闇鍋的危なさのイヴェント

キバコの会のおじさんたち

名古屋の面白い人々

武内享

総出演!

どうなることやら???

 

 

2009年05月24日

公演中!

順調(?)に公演中である

私も毎日お客様の入りから立ち会う

そして無粋にも前説

本当はそんなもの必要ないのだが

いろいろあって、やる羽目に・・・

そのいろいろとは

1、大入り過ぎる場合の対策、「よいしょっ!」という昔懐かしい例のヤツをやりたかった

2、諸注意事項、携帯切れとかアレだ

3、諸宣伝事項、かわいい“クマ”のために

4、名古屋公演宣伝

5、一番の目的は舞台構成上ラストのある“仕掛け”の性格をはっきりさせるため

なんてね

来場された方はわかるかな

昨日は昼公演に古くからの友人・小倉淳氏がいらっしゃったので一緒にやってもらった

すんませんでした

今度、小倉さんが教授をやっている大学に寄らせていただきますよ

はい

 

名古屋公演も前説がんばります

特にがんばります!

5月29日19時

30日13時、17時(←お間違い無きように)

31日13時

愛知県芸術劇場小ホール

まだ座席に余裕がありますよ

大笑いの演劇ネタ演劇、せちがない時節の暗い気分を一時お忘れいただくためにも是非どーぞ!!

 

まあ、しかし役者のパワーには恐れ入る

半海、野添、多田木のお三方

芸暦も長いが故に“板の上”に立ったパワーはすごい

稽古の不安は一瞬で吹き飛ぶ

舞台の上という独特な時空間を知り尽くしている

 

そしてもう一人

戸田恵子さん

“天才”ですね

私の技量ではその魅力を出し切れない

単なる観客になってしまう

客演ではなく、がっつり組む仕事をしたくなる

たぶんどんな演出家でもそう思うだろう

今回出ていただいて、すごい光栄です

 

さらに柳田衣里佳という高校生

巨匠の中で決して負けてません

なんだかすごいです

 

この力ある役者の織り成す“とんでもない世界”

ぜひご覧あれ!

 

 

そんなこんなばたばたで

公演終われば「シモキタ座長飲み」の連続

早朝勉強も出来ず

心底疲れたので昨夜は早く帰り熟睡

今日は少し勉強します

歴史です

明治維新の政治史

これが細かくてめんどくさい

数ページ読むのにすごく時間かかる

でも面白い

本当はさっさと論文を連続提出せねばならんし

試験も受け、夏期講習も出ねばならんが

まだそこまで至らず

6年計画だからね

ゆっくりね

 

おろそかになっているウォーキングもそろそろやらねば

一日6~8キロは歩かないと

体重が微増してきて恐怖

 

映画「20世紀少年」の仕上げも間近!

次期映画作品も準備本格化!

とある超メジャーバンドのPVも撮影近し!

企画したネット(ケータイ)ドラマも企画発表近し!

28日、名古屋で謎の「名面会」トークライブ開催!

さらに名古屋で「あの番組」に出演!

そして

「僕たちの好きだった革命」上演中!!!

面白いです!ぜひご鑑賞ください!

トークライブに出ます! 

てなワケで 、まあ、ヒマ・・・ではないです

スケジュール超人・戸田恵子さんには負けますが・・・

今まで近いところにいて、しかし接点がなかったが

「時間」とか「仕事」とか、すなわち「人生」との“付き合い方”がとても近い方かもしれない

毎日お会いしてそんな気がします

同郷、同世代だからか・・・ 

 

がんばりましょう!

がんばります 

 

 

2009年05月26日

東京公演終了!名古屋へ!!

名古屋ってだいたい一泊で帰るんだけど、いつもは、

今回は某番組収録やら前夜祭やら「キバコの会・素。名古屋公演」やら実家やら墓参りやらもろもろやらで日曜日まで

久々のロングステイ

名古屋の皆さん

ぜひ劇場にお越しください!

私のおせっかいで無粋な前説付きで、よろしくお願いします

詳しくは↓のほうにアドレスが・・・

 

そして

前夜祭!シアタームーンはすごく小さな池下の劇場ですが

何とかなります、きっと・・・

(なんともならないときはゴメンナサイ)

手が届く距離で我々と名古屋を面白がりましょう!

詳しくは↓のほうに

 

そして某番組の収録で、某小学校へ

ううっ

うまくいくか?

どきどきだー

 

「素。」東京公演無事終了

大入りの、スズナリの、来場感謝します!

たくさんの方に「面白い!」と言っていただき

ワタクシ、キバコの会、柳田、大感動です!

そして超多忙を縫って戸田恵子様大活躍!

そのパワーには皆、大大感動!

ホームタウン名古屋もよろしくです!

 

行くぜっ!NAGOYA!

 

今日は「僕たちの好きだった革命」のトークライブに出演

鴻上尚史さんと主演の中村雅俊さんとオンステージ

楽しくお話できました

(つーかくだらないことばかり言ってすいませんでした)

31日まで絶賛公演中!

ぜひ劇場へ!

熱くなること請け合いです!

そして日本各地へロングツアー

皆さんお越しくださいね

 

 

さて荷造りだ

ではっ

 

2009年05月30日

いよいよ千秋楽!

キバコの会「素。」

いよいよ千秋楽!

明日はスペシャル!

何かが起きる!名古屋で!

ご来場いただきました皆さん本当にありがとうございました

そして

半海さん、野添さん、多田木さん、柳田さん、そして戸田さん

音楽の武内さん

脚本の佃さん(ご自身の劇団公演近し、ご覧あれ!)

実現させてくれたネルケの松田さん

たくさんのスタッフの皆さん

本当にありがとうございました! 

ご苦労様です!

またやりましょう!!

 

そして月曜日から次の人生

がんばります

 

 

 

2009年06月01日

帰京

千秋楽は理想的な終わり方だった

脱力と強い芝居・・・

素晴らしかった

これだからやめられない

全ての皆さんに感謝です

 

終わって(十代に見た頃と)変わらない、でも変わったテレビ塔見ながら

また節目がひとつ過ぎたことを確認

 

さて明日は久々のPV撮影

かなり変わったシステムで撮影

楽しみだ

おっと、先週背中が痛くて下北沢の病院に行った

検査結果を聞きに行かなくては・・・

 

そしてまた撮影の準備と“悪だくみ”と仕上げの日々

『日常』へ

 

 

 

 

2009年06月03日

黙考

映画「BECK」発表された

がんばります!

 

 

昨日はとある超メジャーロックバンドのPV撮影

とあるわくわくする公共スペースで、大勢で・・・

“やっぱり楽しい!”

原則的ミュージックビデオにワンスパイス!

エンタメ業界初の特殊撮影

そして

通常HDカメラによらない撮影

“次世代撮影環境”の先取りだった

スタッフも25年来の盟友・原田大三郎&齋藤清貴

節目節目に作品作りの仲間だ

1980年代初期からはじめたビデオクリップ撮影

テクノロジーの変化は時代を変えたが

“訴えたいこと”“楽しみたいこと”は同じ

むしろよりストレートにシンプルに純化している

かっこいい!

楽しい!

体を動かしたい!

踊りたい!

元気になる!

生のミュージシャンを近くで見たい!

言葉にすると赤面だが

基本、共通する“感動”

袋小路みたいな10代後半から抜け出すことができたのはそんな感動からだったかもしれない

エキストラで参加してくれた大勢の若者の顔を見ていたら

強くそう思った

音楽の映像表現に長く係っていて幸せだなと思った瞬間

今後の作品作りもこの気持ちを維持しなければ

 

 

今日はほんのつかの間の半休

何年か仕掛けてきた様々な作品が一段落し

(膨大な作業はまだまだ続くし、繰り返し続く作品もあるが)

次のシーズンに向かう本当の節目

机に向かって手帳に仕事のプロジェクト項目を書き出す

いつも節目にやっている気持ちを落ち着かせる作業

進行状況を書き、最優先事項を確認

そして無秩序に積み重なっていく資料を整理

いらないモノ、終わったモノを捨て

必要なモノを優先順位で並び替え

さらに会うべき人や書くべきモノの事を考える

いくつかの大きな時期に分けてみる

「仕掛けたいこと」の手順

自分なりのスケジュールの大雑把な予想

そして

体調や勉強の管理、読んだり(まずは1Q84ですな)聞いたり見たりしなければならないものの順列組み合わせ

 

一昨日病院で言われた『脂肪肝』が気になる

そんなに酒飲んでたか・・・

舞台公演中は仕方ないか

問題はこれからだ

早起き、ウォーキング(2日連続で赤坂~高輪踏破した)、酒断ち(まだだ)、規則的な食事(無理だ)、大食い早食いをしない(努力だ)、バランスを重視し脂、塩モノを控え青魚や納豆やモズクや酢の物やレバーなどを少量(言うのは簡単だ)

・・・・・

う~んなんだか重くなってきた

 

 

本日より

映画「20世紀少年 最終章 ぼくらの旗」

音や台詞や音楽の最終仕上げ

CGの追い込み

HPでまずは予告編をご覧ください!

 

 

 

 

2009年06月08日

雨の予感

昨日、雨の予感がした

天気予報でも雨マーク出ていたから当然だが

(腕時計の気圧は上がっていたが?)

精神的予感ではなく

動物的と言うか、本能的と言うか、肉体的と言うか・・・

雨の前はほぼ必ず「足が痒く」なるのだ

それも皮膚の表面ではなく、少し内部

かかとの辺りとか、くるぶしの下とか

いったんそうなるとそれはそれできつい

全くの晴天なのに「あ~雨ね・・」

と一人呟き、かなり気持ち悪い

痒いからと掻いても直らない

ムヒとかキンカンとか全くダメだ

皮膚の問題とかではなく神経とかの問題?

なぜ足?

まあ、へそや肛門でなくてよかったが・・・

ずいぶん前からこの兆候があったのだが

最近(5年くらい)極めてはっきりしてきた

昨夜は特にきつくて、寝入りばなに

「雨・・・もう雨・・・ぜったい雨!てか痒っ!」

と悶絶

早朝、起きたら、雨

やっぱり・・・

降ればその痒みは雲散霧消

なんなんだいったい

加齢で「動物返り」か?

というか動物か、オレ

 

 

先日

映画「60歳のラブレター」を見る

戸田恵子さん、中村雅俊さん、井上順さん、イッセー尾形さん、原田美枝子さん・・・

過去、現在、お世話になった(なっている)名優ばかり

いやはや泣きました

やばいです

理屈抜きです

演出や編集が素晴らしい

渋いフランス映画のようでもあり

往年の日本映画の名作のようでもあり

しかして明らかに現代の映画

間口の広さと、的確な感情の設計が素晴らしい

勉強になった

 

昨夜は(たぶん初めて)神宮外苑の(森の)ビアガーデンに行く

ビールは普段飲まないのだが

なぜか飲む

やはり「うまい」

そしてバーベキュー

「うまい」

いいねえ野外は

キャンプに無性に行きたくなった

で、

神宮球場脇を通過

野球は全く解らないし興味の対象外だが

ナイターの光に誘われて衝動的にチケットを買い

7回の裏から9回の裏まで外野で見物

ヤクルトと日本ハム

ヤクルト応援団の真っ只中でまたしてもビール

これまでテレビのニュースでしか見たことのない、でも確実に脳内で知っていることが、現実のパノラマで眼前に存在することに、単純に感動

自分の人生にない光や音が楽しい

野球好きの友人達の解説を「小声」で受けながら

(ルールも選手もほとんど何も知らない、バカラと同じくらいわからないのだ)

しかし楽しく観戦

これもたぶんほぼ初めての経験に近い

(仕事では何度かあるがリラックスして見たことはない)

村上春樹さんもこの辺で観ていたのかなあ・・・と感慨

なんだかちょっと人生が変化したような・・・・

 

さて勉強勉強

いや資料調べ

 

 

 

 

 

 

 

2009年06月14日

学校

先週、古くからの友人で仲間である小倉淳氏(元NTVアナ)が教授をやっている江戸川大学にお邪魔して

小倉氏と対談

昔話に花開くか・・と思いきや意外と真面目にトーク

階段教室(!懐かしい響き)を埋め尽くした学生諸君の真摯な顔を見ていたらついつい喋り倒してしまった

勉強しなければならないのは私のほうで

偉そうに壇上にいる立場ではないのですが

『大学』という空間が好きなので

こんな私でも呼ばれれば都合がつく限り行くことにしている

楽しかった

時間が短かったのでまたの機会をお願いします

 

それが火曜日

水曜日はまだまだ公表できない企画で別の学び舎

これはこれで楽しくも大変・・・

そのうち書きます

 

木金土と

ロケハンやらアフレコやら重要打ち合わせやら総合的な美術打ち合わせやら深夜のPV編集やら後輩の撮ったドラマの映像チェックやら雑談やらめしやら散歩やら運転やら運転中の放送大学やら居眠りやら本眠りやらトイレやら風呂やら村上春樹やら朝日新聞やらに終始

てかほとんどそれで全て

書ききれている

・・・・・

おっと、勉強できてない!

ぐわあ~やばい

これでは進まない

来週からはきちんとやるぞ!

論文書くぞ!

二宮金次郎だあー!

蛍雪の時代だあああー!

 

いよいよ映画「20世紀少年 最終章 ぼくらの旗」

音の最終仕上げが始まる

2年近く係った作品が終わっていくのは寂しいが

よりたくさんの皆さんにご覧いただくべく

ラストスパートします

 

最近歩いていると空気の中になんともいえない甘い香りを感じる

なにか花の匂い?

まるでグアムかサイパンにいるような・・・

トロピカルドリンクのような・・・

日本はついに南国化?

いままで感じたことのないいい匂い

これじゃあ虫も集まるな・・・とふと佇んでしまう

まさに初めての感触

でも正体がよくつかめない

オレだけ?

この時期特有の植物の生命力の発露なのか

体質が変わって「外的環境の捉え方が劇的に変化」したのか

よく花粉症は突然罹る・・と聞くがそれに近いのか?

何かの予兆か?ナイト・シャラマンか?

今も窓から顔を出せばほんのり感じるこの甘い匂い・・・

つい誘われて表に出たくなる

そしてふらふらと彷徨い

あげくに丸善で檸檬・・・

 

さ、勉強しよ

 

 

2009年06月16日

携帯を

携帯を・・・・よく落とす

つい、落とす

昨日は三回・・・・一日で・・・

そのたび「あぐっ!」とへんな雄たけびを発する

ぎっくり腰になりそうな腰使いになる 

幸い携帯自体は、まだ無事だ

が、その内イカレルだろう

そんなに丈夫なモノではない

つーか精密機械

落とす頻度はどんどん増加している

気をつけて意識して、なが~いストラップとかにしているのだが

効果はない

これは予兆であり変化だ

完全な「老化」現象だ

体の末端の制御がどんどん甘くなっている

箸使いやPCキーボード打ちや

さらには“文字を書く”という基本動作に問題が出る

どうすれば?

ギターを習いなおす(クセを無理して直し脳の命令に指をきちんと従わせる、クラッシックに挑戦するとか、慣れている弾き方はダメだろう)

ピアノ?裁縫?スウェーデン刺繍?なんでや

あー

齢はとりたくないね

どんどんやるべきことが増えてくる

とりあえず丈夫な携帯を探す手も・・・・

 

 

日曜日

東京セレソンデラックスの「流れ星」東京千秋楽を見る

勉強不足ではじめてのセレソン

作りこんだセットに驚かされ

驚きの客中前説もやられた感があり

期待高まる中

演劇的映画的喜劇的悲劇的シュールでベタで

しかし、しっかり稽古してるなーつー舞台が繰り広げられる

宅間孝行氏の紡ぐギャグも涙も素晴らしく、まるで久世ドラマを見るような

「これこれ!これを見たかった・・・」と感慨ひとしおな舞台でした

同時に「これこれこれ!これやりたいんだよなー」なんて憧憬ふたしおな気持ちも・・・

そして、うつみ宮土里さんや宅間氏をはじめとする役者陣の面白さは秀逸

びっくりしました

ひとりひとりお会いしたいぐらいです

9月に名古屋・大阪公演あるそうでもう一度行こうかな

名古屋の皆さん、必見ですよ

 

同日

日比谷で映画「レスラー」

聞きしに勝るすごい映画だった

プロレスのことはまったく解らんが

そんなのカンケーない

存在の耐えられない“痛さ”を見せつけられた

今思えば1980年代に美容院に行って

「ミッキーロークみたいに」が流行っていたことが遥か昔日の幻影のよう

 

ともあれ、誰しも“今を生きて”いて

でも不器用で八方塞で

「栄光のくびき」にのた打ち回り

小児病的に現実になんら対処できず

後悔が理性を上回った時・・・・

 

極めてアメリカ的題材でありながら現代的普遍的

「栄光や賞賛」の先にある虚無は誰しもが痛いほど理解できる

例えプロレスという具体的痛さでなくとも・・・

 

不安定な撮影方式が気にならないのは役者の迫力なのか

全てを見通した監督の力なのか

唸り考え込む機会をいただいた

(撮影前に見るものではなかった・・・やはり)

 

ミッキー・ロークもすごいがマリサ・トメイとエヴァン・レイチェル・ウッドや他のレスラーの存在感もすごい

私の周りにはプロレス好きが多い(キムラ監督とか)

子供の頃から「う~ん、そっちは・・」という印象だったが

この映画を見て『プロレスに人は何を求めるのか』が自分なりにほんの少し理解できたような気がした(義足のくだりだ)

先日の神宮の野球といいプロレスといい

50過ぎると“人は変わる”いや、変われる

最も大事なものは譲らないけどね

表面は優しくなれる

でも譲らないと、この映画みたいに最後は・・・・

 

 

雨が多い

梅雨・・・だからか

準備と勉強

追い込まれてきました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2009年06月23日

忙しか~

ばたばたしている

ありがたいことだが、ばたばたしている

今年一番の頑張り時か?

頑張れるか・・・

頑張るぞ

 

昨日、情報解禁

au by KDDI  

LISMO Video発

「革命ステーション5+25」7月6日から本編配信開始!

私の企画が携帯電話視聴向け連続ドラマになりました!

登場するはセント・フォースの現役女子アナの5人の皆さんと超個性的な俳優陣

主題歌はレミオロメン

とある地方局の革命話

テレビ放送にかかわって30年

現場の端っこで“思い込んできた”アイデアをぎっしり詰め込みました

笑って感動!

面白いよ

ぜひチェック!!

 

 

 

映画「20世紀少年 最終章 ぼくらの旗」

ダビング(最終音仕上げ)も佳境!

CGも着々と出来上がっている

自分でも

「こんなにもデカいのか・・・」と唖然とするシーンの連続

そしてラストシーンに向かって一歩一歩

2年近く向き合った「20世紀少年」

なんだか終わる気がしない

ずっと向き合っていたいような・・・・

 

 

何日も編集していたレミオロメンの新曲

「Starting Over」 のPVが完成

1980年代からずっとテーマにしていたストリートライブ映像の完成版だ

そこにバンドがいて

音楽と演奏そのものに興奮し、空間を共有する

本来ロックが持つ“近さ”や“強さ”や“楽しさ”を表現したかった

ビートルズがアップルレコードの屋上で「ゲットバック」を演奏し

人々が興奮したように・・・・

凝った映像もPVの使命だが

ストレートに音楽の楽しさを伝えるのももう一つの使命

そして今回は通常のHDカメラを極力使用せず

とある有名一眼レフデジタルカメラと

(カメラマンは盟友齋藤清貴氏)

非常に珍しい360度パノラマカメラ

(ディレクションは盟友原田大三郎氏)

を全面活用し余すところなく現場の“興奮”を切り取った

ぜひチェックしてください

 

 

そういえば「革命ステーション5+25」のテーマはこの曲

30人の一本気な集団が状況を突破していくにはぴったりの曲

ドラマと音楽が深くかかわるのはとても気持ちがいい

そして

映画「20世紀少年」はワタシ的にはきちんとしたROCK表現が大目標だったし

(最終章、すごいよ・・・)

まして

映画次回作「BECK」においてをや・・・・

なんだかROCKと切っても切れない人生

ビートルズとモンキーズとクリームとツェッペリンとグランドファンクとCSN&Yとセンチと

はっぴいえんどに作られた私の人生

相当幸福です

 

などと巨大な東宝ダビングスタジオで書いていると

外は30℃だというのに寒くて寒くて震えてきたー

あれれ風邪か?

 

映画「BECK」

強力準備中!

ものすごいクオリティの高い音源が続々と上がっている

美術のスタンバイも着々と

ものすごい夏になりそうだ

 

 

忙しすぎて勉強ははかどらず

いかんいかん

論文じゃー

「明治維新・マリノフスキー・エコツーリズム」

そして最近は車に乗るのであまり酒は飲まないが

ウォーキングをサボっている

体がそろそろ汗や疲労を求めている

何とかしなくては・・・・

 

 

一昨日松任谷由実さんの

「TRANSIT2009」で国際フォーラム

いつもながらの視覚的聴覚的音楽的世代的に大満足の素晴らしいコンサート

随所の“仕掛け”に唸る

そして文句なしに楽しい!

尊敬する松任谷正隆さんにもお会いでき、最高の日曜日

盛り上がってその日は飲んでしまいました

ポルトガルワイン・・・

(それで風邪ひいたか・・)

 

 

さあ今週もがんばろう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2009年06月29日

月曜夜明け

久々に気持ちのいい朝

美しい夜明け

「MOTOHARUレディオショー」から

ビル・ウィザースの「ベストデイ」

そうだ!まさに!

今週もヤル気!

 

納豆 ジャムパン 野菜ジュース お茶

充分幸せな取り合わせ

 

 

先週

映画「20世紀少年 最終章 ぼくらの旗」

音仕上げ完了

残すはCGと映像の最終仕上げ

特にCGは音と組み合わさるとすごい!

まだまだ奮闘努力中だが途中でもすごい!

作っている私自身がびっくりする

THIS IS 空想科学映画!

いつものことだが最後の作業はCG部

がんばれNデザイン!CGにかかわる全ての皆さん!

 

映画「BECK」

衣装合わせ始まる

そして細部にわたる“音楽表現”の詰め

楽しすぎる

クランクイン前の独特の興奮も吹き飛ぶ

やっぱでかい音で聞くバンドはいいやね

 

 

土曜日

出身校の東放学園でおしゃべり

100人くらいの学生数だったか

卒業以来喋り続けているが

今回はなんだか専門学校らしからぬまるで芸術系大学のような様相

聞かれ方、リアクション、質問、表情

喋るワタシもついつい「引き出される」いい時間

自分が学生だった頃の気持ちを思い出す

いい方向で学生様の意欲やクオリティも上がってきているのか

少子化、不況で「生き残り」がかかっている学校運営の全体状況の中

なんだか明るい気持ちになりました

 

日曜日

ちょっと思うところあって奥多摩湖へ

昔から気になっていたダム湖

中央道から圏央道

延々と山間の道を奥多摩湖目指して

・・・と途中、「御岳山ケーブルカー」なる看板を発見

なにしろワタシ、ロープウェイやケーブルカーに弱い

わずかな距離でも「乗りたい!乗る乗る!」

子供かっ

発車ベルが鳴っているのに無理やり乗り込む

たぶん頂上にちょっとした展望台があって

ソフトクリームでも食べて、軽く下山・・・

なんて思っていたら、とんでもない!

参道の案内に沿って歩くこと10分

頂上に武蔵御嶽神社を中心に忽然と“街”が出現

えっ?

こんな山の上に?

まるでセントチヒロ・・・

旅館やみやげ物や中心に古くから発展した関東でも有数な名所だそうで

晴れていれば関東平野一円が眺望できる

アジサイと野鳥のさえずり

神話的な山頂の街

なんだか得した気分の日曜日

そしてバイク野郎で賑やかな奥多摩湖をスルーして

(たいして見るべきところは少なかった、『作られた哀しさ』を見たかったのだが・・・)

そのまま山梨県に入り、ぶどうやさくらんぼを「狩れ狩れ」と連続表示のフルーツラインを冷やかし

大渋滞の中央道で帰る

まさに物見遊山な日曜日

 

 

さて台本研究

そしてレポート作成

動き出さねば!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2009年07月05日

気がつくと、また、日曜で・・・

あっちゅーまの一週間

打ち合わせ、衣装合わせ、ロケハン、お祓い、コンテ、CGチェック、取材、バンドリハ、編集直し、脚本作り、早起き、体重測定の一週間

7月になり

今年も半分になり(はやっ)・・・

頭はほぼ白になり・・・

 

昨晩

佐野元春氏のCOYOTEツアー初日で赤坂BLITZ

大好きなアルバム「COYOTE」を中心に

光り輝く名曲を惜しげもなく叩きつけるパワフルなステージ

これぞ“信用できる”ロック!

決してストレートに語られるわけではないが

「大丈夫。そのままでいいんだよ」という

なんだか肯定的なメッセージを大量にもらった

「あの頃の僕は間違いじゃない」

会場の隅で一杯飲みながら、

やっぱ、生きててよかった・・・

ノリながらもしみじみ感動

素晴らしいツアーになりそうだ

 

 

ワタシが企画した

「革命ステーション5+25」

いよいよ配信開始!

ワタシは立場上最後まで見たのだが

めちゃくちゃ面白かった!

そして最後は・・・・・感涙

坂本さん、甲斐さん、細野さん、鷲尾さん、伊藤さんをはじめ

たくさんのキャスト

木村、白石、日高監督諸氏、スタッフ

がんばりました!

ぜひご覧ください!!

http://kakusute525.tv/pc/

 

映画「20世紀少年 最終章 ぼくらの旗」

完成間近!

 

映画「BECK」

いよいよクランクイン

天気よ!我々に味方せよ!

 

 

 

2009年07月10日

クランクイン!!

映画「BECK」

クランクイン!

夏が始まった!

 

2009年07月15日

走る日々

クランクインしてあっという間に何日か経った

毎日ロックと格闘

細かく格闘

頭脳のいろんな部分を使っての格闘

台本と原作と実際の“生きてる人・時間・光・空間・音”などとのバランスの格闘

ものすごく集中力が必要

かなり“いっぱいいっぱい”だが

幸い、スタッフ・キャストの精力的な努力のおかげでミラクルカットもたくさん撮れている

いい感触だ

ありがたい

楽しい

早朝に起きるので午後になると体が痺れてくる

基本はずっと座っているだけだが体がへたる

そうするとキューピーコーワゴールドを飲む

瓶で・・・

少しすると(飲んだという事実に安心して)元気になる

そうやって一日があっという間に過ぎていく

 

今日は休みではないが

ちょっとゆっくり

やるべきことも無数にあるが

ぼわっと“だらける”ことにした

 

 

「革命ステーション5+25」

「オモシロー」とうれしい言葉をいただきます

ケータイやネットでぜひご覧ください

 

 

夏までにこなすべき『学問的課題』は全く進まず

そりゃそうだ

超人ではない

しかし映画の字コンテが全て終了したので

チームのスピードが安定してきたら

合間の時間で論文書きをしなければ・・・

「人生のツケ」を回収するのは、正直大変ですが

頭の中の方から「早くやろうぜ」という声が聞こえるから健全なことなのでしょう

 

 

さて

ロケハンやら衣装合わせやらに行かなくては

そして明日からまた厳しくも楽しい『ロックな日々』

走ります

 

 

 

 

 

2009年07月22日

東京都某所

ものすごい密度で撮影は進む

もう何日目か・・・

そんな基本的なことも気にならない速度で撮影は進む

どんどん移動

どんどん積み重なるカット

映画「BECK」

進行中!!

 

 

そして

なんと

映画「20世紀少年 最終章 ぼくらの旗」

いよいよ(ほとんど)完成!!

お楽しみに! 

 

 

 

2009年07月27日

新潟県某所

風邪をひいた

どうやら・・・・

たいしたことはないが

「山の寒さ」「雨」にやられた

が、

映画「BECK」撮影は進む

がしがしと音を立てて進む

いよいよ明日からは大規模なクライマックス

単なるストーリーの完結ではなく

「精神的な高み」に行ければいいが・・・

緊張する

目撃する人も多いはず

心して臨みます

 

 

映画「20世紀少年」

いよいよ完成!

劇場で8月29日から大公開

ついにあの謎が・・・・

お楽しみに!!

 

 

 

 

 

 

 

 

2009年08月01日

もう一度、東京某所

緑豊かな里山の釣堀

東京都とは思えない閑静な場所

鳥が囀り、蝉が短い運命を主張し、雲が山を覆い、風の含む湿気が咳き込んでいる喉に優しい

もう何度目かのロケ地

ストーリーの核となる重要なロケ地

 

廃屋をお借りして撮影ベースを建設

生活の痕跡(スヌーピーの襖、BOOWYのステッカー・・)に

残留思念を感じる・・・気がする・・・と思い込んでいる

 

着々と撮影は進む

大きな山場を撮り終えたが

まだまだ全体量の半分だ

各カットに手ごたえがある

いい役者

感動する、本当だ

いいスタッフ

感謝する、一人では何も作れない

何よりも素敵な原作

何度も読み、刺激を受ける

日々、幸せな現場だ

そして、積み重なっていくピースは

この作品「BECK」の未来をきちんと構成してくれるだろうか

 

 

撮影も猛烈な勢いの時期がやっと過ぎ

カットとカットの合間にほんの少しづつ余裕が生まれてきた

なかなかの難産だったが

(いつもはもっとペースが早い)

たまっている事柄を消化すべき時が来たのか

先の企画の具体的中身の検討(映画やドラマや舞台や・・・)

白紙からの企画立案(なんと“旅”モノを企画したいのだ)

学び舎の論文作成(立ち遅れている、とにかく書け)

一般的読書(膨大)

体調管理(体重が増えた!いかんいかん、食事管理&運動)

個人的計画の実現(山登り)

 

“人生に大事な8月”は、また今年も、瞬く間に終わりそうだ・・・

 

 

映画「20世紀少年 最終章 ぼくらの旗」

8月29日堂々公開!!

劇場へ!

映画も!選挙も!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2009年08月07日

久々に

撮影のない日

たまった書類やCDやDVDを読んだり聞いたり見たり

新聞読んだり

事務所に行き、取材原稿を書き

うひひな新企画の打ち合わせ二つ

途中、ゲリラ豪雨

でもうひひ

そのまま美容院に行き、カット

金髪をやめ、黒髪をやめ、自然のごま塩頭(塩の部分多し)

50代も半ば、当然だ・・・・

そのままウォーキング

汗だくになる

明日も夜明け前出発

ワイン一杯飲んで

本読んで、寝よ

 

 

今年の夏は「BECK」三昧

毎日がライヴ

“好き”で“楽しい”が故に

全く真逆の冷静で客観的な回路が必要

現場で二人の自分がいる

それはそれで「快感」

 

協力していただいているたくさんのエキストラの皆さんには

本当に頭が下がる

雨の中や、何度も同じ事や、夜遅くや・・・

本当にすいません・・・だ

皆さんの努力を無駄にはしません

 

だんだん全体像が見えてきた

やがて撮影が終り

いったん全体像を見つめなおし

その“熱”を突き放し

組みなおし

そして本当の“熱”を引っ張り出す

そのイメージが湧いてくる

 

俳優には厳しい要求をした

ほぼ完全な演奏状態を・・・

何ヶ月も彼らは努力した

そして

“神が降りる”カットが撮れた

素晴らしいことだ

感謝である

全てのスタッフにも

 

まだまだ撮影は続く

気は抜けない

感情を醸成する重要シーンがたくさん残っている

大変なライブシーンも・・・

なんだかぱっとしない夏だが

映画の内容とは関係ない

最後まで疾走するつもりだ

 

 

映画「20世紀少年 最終章 ぼくらの旗」

長い時間をかけてたどり着いた作品的結末

原作の「一番大事な作品の核」をうまく映画化できたかどうか・・・

心配だが、自分のできることは全てやった

劇場で話題の「結末」も含めてご確認いただきたい

8月29日全国公開!

 

 

行きたいところが次々出てくる

五能線

東尋坊

熊野古道

ウユニ塩湖

 

とりあえず涸沢カール

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2009年08月12日

ほぼ毎日

朝、4時半に起き、

おにぎりを食べ

現場に行き

その日撮るものを1時間程度、考察する

撮影直前には全員でラジオ体操

もう一ヶ月以上続けている

よほどの大都会以外全ての場所でやる

ハードな夏だが、このシステムは、いい

集まった俳優やスタッフの顔を見ると、「よしっ」と心で叫ぶ

毎日、体操で精神的リセット

涼しいうちに気合入れ

きのうの疲れも忘れてしまう

帰国子女の方も覚えてしまったようだ

小学校以来だ

こんなにラジオ体操に世話になったのは

小学校時代は“世話された”とは思ってなかったが、母親がラジオ係だったような・・・

友人と早起き競争したような・・・

公園のブランコ乗りすぎて、鎖が切れて、空飛んだような・・・

大怪我したなあ・・

そんなこと考えながら「第一」

前屈も毎日やると“床につく”ようになるもんだ

なぜだか「第ニ」はみんなできない

なぜだ

覚えているはずなのに・・・

 

BECKとしての5人のバンドシーンはほぼ終了

残るはかなりの「内面的世界」

 

 

きのうの撮影は午後早く終り

その後のロケハンも夕方終了

築地で軽く食事をし

ウォーキングで高輪まで

穂高登山を予定しているので

スクワットやらダンベルやらストレッチやらで調整開始

あいてる時間は歩く

ひたすら早く歩く

黄昏から夜に変化する湾岸通り

浜離宮と汐留の東京的対照

浜崎橋の高速の下の屋形船

高層住宅や昭和のビル、運河やモノレール、水道場が無秩序にひしめく芝浦

大企業ビルが林立

開放的なようで人を寄せ付けない敷地

疲れた人々を乗せてひっきりなしに上下する透明高速エレベーター

人工的重層的品川駅東口

会社帰りの大量の人々とすれ違う品川自由通路

まるで「コヤニスカッティ」だ

6キロ程度の距離だが、精神的には冴え渡り

肉体的には疲労困憊

コンクリートの地面と岩場では全く疲労度は違う

意味があるかないかはわからないが

歩き続けることにする

少しは足しになるのかな・・・

 

 

映画「20世紀少年 最終章 ぼくらの旗」

8月29日公開!

 

 

 

 

 

 

2009年08月18日

歩く

撮影も大詰めを迎えた。

クランクアップする人も多い。

しかし最後の重要シーン目白押し。

「BECKの夏」

あと一週間か・・・

 

昨日、撮影終了後、

池尻大橋から最近遊歩道が開通した目黒川沿いを大崎まで歩く歩く。

その後、御殿山から品川まで。

今日は、撮影ロケハン終了後、

山登りを共にしていただく盟友・原田さんと石井スポーツ。

登山グッズを大量に買い込み。

原田さんはほぼフルセット、ワタシは靴の直し、たりないものの補充。

前回、立山の時に大雨で、ザックの雨カバーがなく中身までびしょぬれになったので、

雨対策を重点に購入。

店員様の親切な対応に感動。

(特に靴売り場の方々、昔買った靴を何度も時間をかけて調整してくれた)

登山では水補給は重要なことだが、最近は水筒は“点滴パック”のようになっていて、

飲めば軽く小さくなり、しまいに折りたため、

しかもチューブでいちいち取り出さずに飲めるシステムになっている。

すごい。

原田氏と様々な道具のワザに、いちいち感動。

2時間ほど買い物。

その後、御茶ノ水で焼き鳥で一杯。

JRみどりの窓口で松本までの往復チケットを購入。

いよいよ本格登山モード!

 

・・・・・なのだが、予定はまだずっと先。

気は急くが、

登るべき“別の山”はたくさん・・・

 

とはいえ鍛えよ!ということで

山手線ふた駅前で降り、歩く歩く。

足にマメ。

 

 

映画「20世紀少年 最終章 ぼくらの旗」

ぜひご覧ください!

見ごたえアリアリです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2009年08月23日

20世紀少年!!

いよいよ29日公開!

「20世紀少年 最終章 ぼくらの旗」

一年半以上かけて、多くの仲間やキャストと作り上げました。

やっとその全貌をご覧いただけます。

特にラスト・・・

お楽しみに!

 

前日放送の「もうひとつの第2章」も、劇場公開ではなかったシーンが追加され、すっかり「新作」になっています!

あわせてご覧ください!

 

このような大作に参加できて、本当に感謝です。

原作者、プロデューサーの皆様、ありがとうございました。

そして苦労を共にした多くのスタッフ。

これは皆さんの映画です。

皆さんの努力と集中力に本当に感謝します。

そして我々のとんでもない要求に応えてくれた多くのキャストの皆さん。

めちゃくちゃ感謝します。

さらに、この作品には多くの群集シーンが必要でした。

参加していただいた膨大な人数の方々。

皆さんの作り上げた“熱”は永遠に映像に残ります。

本当にありがとうございました!!

 

そして劇場にお越しいただく全ての皆さんに感謝します。

この巨大なプロジェクトの大クライマックスをどうか「体感」してください!

よろしくです!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

映画「BECK」もあともう少しで撮了。

熱い夏でした。

これから映画に“命”を吹き込んでいく長い作業が始まる。

 

 

そして秋へ!

次のステージへ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2009年08月26日

いよいよ

土曜日から

「20世紀少年<最終章>ぼくらの旗」堂々公開!

劇場へ!!

 

 

 

ずいぶんと涼しくなってきた。

窓を開けて寝ていると、ちょっと寒い。

一昨日の夜は川崎で深夜撮影し、そのまま「朝日狙い」で横須賀へ。

猿島、千葉、東京湾を見渡せる大好きな丘の上の公園。

素晴らしい場所だ。

暗いうちからカメラを陣取る。

しかし、雨が・・・

眼を凝らすと(地元の日の出同好会?的)おじさんたちが教えてくれた日の出ポイントがうっすら赤くなっている。

が、雲だらけ。

天気予報は曇り。

撮れる可能性は低い。何しろ雨。

ただ広域天気図は東の洋上に台風が通過していて、なんとなく経験的にそんな時は、幻想的な雲の動きの中に、太陽が見え隠れする・・・予感がしたから強引にスタッフを引っ張った。

でも雨。ミスジャッジか。

ダメか・・・と思っていた時、

経験豊富な(日の出同好会??たぶん・・・)おじさんがポツリと

「来るな・・」と。

信じられなかったが、数十秒後、小雨ぱらつく中、限界まで真っ赤に空が染まり、

まるで赤玉ポートワイン(古っ)、いや華札(?)の図柄のような真っ赤な太陽が完全な形で音もなく、いや微かに“日の出音”を房総半島に響かせながら登ってくるではないか!

やった!

これぞ日の出!

完璧だ。

Tシャツ一枚でちょっと寒かったし雨にも打たれたが、感動で忘れ去り。

自然を相手にジャストヒットな撮影はなかなか難しいが、こんな光景が撮れただけでも、

「やっててよかった」と思う瞬間。

だからやめられないのだ。

同じように人工的なシーンでも“神懸り”な瞬間はあるわけで、だからやめられないのだ。

本当はその勢いで横須賀の朝を撮り続けようと思ったが、

なんだか達成感で「じゃ~おつかれ~」と帰宅。

 

 

そしてその午後。

いろいろあった「BECKの夏」もほぼ終了。

キャスト、スタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした。

明日また日の出(その2)から深夜まで横須賀をうろつく予定だが、99%終了。

そして怒涛の「仕上げ祭り」へ。

編集編集編集!

CGCGCG!

音音音!

スタッフにはこの勢いがおわかりいただけるはず。がんばります。

 

 

くどいですが

8月29日

映画「20世紀少年<最終章>ぼくらの旗」

全国東宝系大公開!

当日は舞台挨拶に出ます。

夜は恒例オールナイトニッポンに出ます。

あ~緊張する。

 

そして

奥穂高登山が近くなってきた。

今日から登山靴はいて近所の階段とかを『一人縦走』する決意。

へんなおじさんだ。

好天希望!憧れの涸沢カールよ。

 

 

 

 

2009年09月02日

20世紀少年 公開中!!

劇場へ!

二度三度! 

 

 

 

 

 

 

 

現在ちょうど仕事的狭間。

一年に何度か訪れる結節点。

がむしゃらに撮影している時には切望し、

しかして、そうなってしまうと、やりたいことだらけで整理がつかず寝てしまう。

でも今日は違う。

午後、「身に余る光栄なモノ」を、仕事を始めた当初よりお世話になっている、巨大カンパニーから“頂戴”し、

夕方、原田大三郎氏と合流、特急列車で松本へ。

明日より、上高地から涸沢、穂高へ。

装備は万全、あとは天気と体力。

数年前の立山アタックは雨で悩まされたので、今回は雨対策万全。

数日前、そんな装備チェックと足慣らしで奥多摩の三頭山。

森林のトレッキングは清清しく、汗をかくことすらも楽しかったが、体力の衰えは抜き差しならないレヴェル。

何度かご老人に追い抜かれ、樹木の合間から姿を見せた富士山に鍛えなおす決意を新たに。

なぜか加齢すると山に登りたがるのは人間の性か。ワタシも例にもれず登山専門店に通い、あーだこーだと吟味。

今回、原田氏と、ワタシの山の先生=名古屋の“冒険家”鳥居氏(立山でもお世話になった)、もうヒトカタ、開田高原でロッジをやってらっしゃる“山のプロ”寺本氏が同行していただける。

原田氏もワタシも全くの素人、足手まといだから心強い限り。

よろしくお願いします。

というわけでこれからパッキング。

寒さ対策が必要な気温。ワコールのCWX。歩きながら飲める吸い口チューブのついたまるで点滴パックのビニール水筒。ソイジョイ、きんつば・・・

あー楽し!

そして夢は屋久島、富士山、ネパール、アイスランド、パタゴニア!

自分の足でしか見ることの出来ない風景の中へ!

 

 

 

映画「BECK」

撮影したピースを全てつなげたラッシュで、なんだかめっちゃ感動。

編集やらCGやら音楽やらこれからが本当の作品作りなのだが、

なんだか“予想外の感情”に感動。

ケミストリー・・・だね。

 

先日、映画「バーダー・マインホフ 理想の果てに」をシネマライズで。

リアルな『再現性』に唖然、扱うこと自体に賛否両論あるであろう題材の料理法として極めて勉強になった。

若松監督の「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」もそうだが、作り上げるための“人生を賭した強い意思”が必要だ。

いろいろ考えながらスクリーンに翻弄され、最後尾の客席で身を硬くしていたのだが、ワタシの横のブロックの男性客が2時間ずっと立っていたのは何かの意思表示だったのか?

 

 

『新企画』の打ち合わせやら取材やら脚本の打ち合わせやらロケハンやら編集やら東京以外の用事やら飲み会やらばたばたの一ヶ月に突入。

まずは、山、だな・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2009年09月06日

奥穂高岳登頂!

 

映画「20世紀少年 <最終章> ぼくらの旗」

堂々公開中!

ご覧になった皆様、ありがとうございます!

これからご覧になる皆様、どうぞごゆっくりお楽しみください!

ちょっと(時間的に)長い映画ですがよろしくお願いします!

 

 

 

 

 

さて、 

奥穂高岳に登ったこの数日は、私の人生でも特異な数日だった。

両足に残る久々の筋肉の激痛は、まさに激しく痛く、いかに「特異」であったかを物語るのだが、しかしそれは生涯忘れることの出来ない“精神的な成果”をともなっている。

ありがたいことだ。

「生きててよかった」と思う。

 

そもそもなぜ数年前、山に登ろう!と決意したのか?

それまで極端な山岳愛好家にはむしろ「・・・・・」と思っていたのに。(それは彼らにしか見えない世界があることへの嫉妬だ)

子供の頃から肉体的に辛いことはなるべく避けてきたのに。(それは避けても生き残ることが出来るとわかってしまったからだ。小学校のドッジボールで。小利口だ)

つーか高所恐怖症で高いところの映像を見るのも辛かったのに。(それはホント。脚立やイントレにも上がれない)

 

人に問われれば、年齢のせいとか、そういう時代だろ!とか、健康のための究極的挑戦とか、創った風景ではなく本当の風景で感動したいとか、果ては「そこに山があるから」とか、「呼ばれてんだよ!山のヤロウにさ」とか、数多の意味不明なコトを言ってきたが、それは<きっかけ>であって、本当の理由ははっきりと自分でもわからなかった。

 

でも今回少しわかった気がした。

“東京ウォーキング”を続けても一向に進歩していない体力。次々、ワタシ(達)を追い越していく老人登山愛好家。「もう一歩も歩けない」と悲鳴を上げる両足。「もう帰ろ、楽になるぞ」と何度もリピートする心。

だが、もろもろの苦痛や弱さの先に、一歩一歩近づいてくる『歩いて行くしか見ることの出来ない風景』

それを眼前にした時の気持ちは、文字にしようがない。

長く憧れていた涸沢カール。大雪渓。

聳え立つ穂高連峰。

上高地から徒歩半日、涸沢ヒュッテから見た究極の風景。

求めていた場所に自分の足で、立つ。

安直に届かない場所。 

これぞ最大の快楽なのだ。

達成ということ・・・

 

 

 

 

9月2日

夕方、ワタシの無謀な誘いに付き合っていただいた長年の盟友でありCGアーティスト・大学教授 原田大三郎氏と新宿駅にて合流。

松本へ。

駅前のビジネスホテルで、立山登山の時もお世話になった名古屋の鳥居さん(山や自転車やアウトドアーのプロ・本業は広告デザインディレクター)、ワタシの親友マツシタ(鳥居さんを紹介してくれた、旅行のプロでもある)と合流。

串焼き屋で結団式。

9月3日

5時出発。 

6時に沢渡(さわんど)着。

開田高原で「ロッジ上天気」をやっていらっしゃるやはり山やスキーのプロ、寺本さんと合流。

マツシタは名古屋に戻る。

上高地にタクシーで入り、装備を整え、水を汲み、いざ涸沢を目指し、出発。

梓川沿いに河童橋~明神橋(明神池ちょっと見学)~徳沢~横尾。

途中、鳥居さん持参のマルタイラーメン(うまいっ!)などいただきながら、歩く歩く。

ここまではほぼ120m上がるだけの緩やかな自然散策コース。

適度に休憩。 

ここからつり橋を超え、目指す涸沢ヒュッテ2309mまで、約700mの登り登り!

途中、国内最大級の岩場屏風岩を見上げ、圧倒され、樹林帯を必死で歩く。

合計7時間(コースタイムは6時間、休んでばっかりだからね)でヒュッテの下の小さな雪渓。ヒュッテの方が作ったであろう雪の階段に感動の間もなく登り続け、

午後2時、夢にまで見た大雪渓と3000mを超える頂が聳え立つ涸沢カールに立つ。

へとへとの疲れも、眼のうれしさで一瞬で吹き飛ぶ。

砦のような山小屋、涸沢ヒュッテに投宿。

楽になって、屋根上テラスで生ビール。

少し曇り気味だが360度連峰に囲まれて、目的の第一段階はクリアー。

昔、氷河が創ったというこの渓谷の映像を3年前に見てからどうしてもここに来たかったのだ。

我々の他にも、かなりのご年配の方々の大集団。

ハイジが出てきそうなヨーロッパ風の渓谷に、ネパール風の複合建築の砦。

様々な人々。

ビギナーのワタシにはなかなかシュールな光景だ。  

翌日からこの山荘で大規模なフェスが開かれるとのコト。

なんだかざわざわと落ち着きがない。 

翌日の奥穂高登頂に緊張するワタシと原田氏はそんなお祭り気分はどうでもよく、

午後5時、夕食をいただいて、荷物を整理し、歯を磨き、なんとすぐ就寝。

ケータイもネットも風呂もなく、テレビすらままならない場所では、読書か寝ることだけなのだ。 

山小屋では基本の雑魚寝、鼾の大合唱で時々起きるも、何とか横になっていた。

 

9月4日

午前3時(ワタシだけ)起床。

真っ暗な中、頭のライトを頼りに洗面、体操、荷物チェク。

素人だから不備があってはならない。

場合によっては命にかかわる。 

鳥居先生の教えに従って軽装備、だが必要なものはきちんと・・・を心がける。

午前5時、いよいよ奥穂高岳を目指して出発。

標高差881m。

暗い中、もうひとつの山小屋、涸沢小屋を超え、大雪渓を横に見ながら、急斜面を上がる。

わずかな歩行でへとへと。

のぼりの連続。あたりまえか。 

途中からザイテングラートと呼ばれる登山道。

なんだかメルヘンな・・・と思っていたらとんでもない。

急な岩場、クサリやハシゴで登る危険ポイント、岩尾根のオンパレード・・・

これぞ山登り。 

約3時間で2983メートルの穂高岳山荘。

小休止の後、いよいよ山頂へ。

3000m越えへ。 

いきなりの垂直に近い登攀(に見えた壁のぼり)や恐怖の両側大絶壁。

そのまま「孫悟空」とか「ピンクフロイドのレコードジャケット」とか「ハリーポッター」とかに使えそうなロケーション。

そんなことでも考えていないと、辛い辛い。 

そして一時間でついに奥穂高岳3190メートルの頂に!

日本で3番目の高さ!

先生方のご指導の賜物で何とか登頂!

あいにくガスが頂を蔽い、絶景にはならなかったが、

そんなことより「ここにいる」喜びが勝った。

相当恐ろしかったが、やれば出来る。

感動のあまり、頂上でビデオを延々撮影。

そこから見えるであろう絶景に思いをはせ、

ルートを開発した人々や、ここに来る条件を作ってくれた方々に感謝し、

二度とは来ない(来れない)かもしれないので、別れを惜しむ。

 

 

そして下山。

これがまた恐ろしい。

登るより恐ろしい。

スパイダーマン(そんなかっこよくない、相当みっともない)のようになりながらホウホウの体でへばりつくように下山。 

 

その日もヒュッテ泊予定だったが、フェスであまりにもたくさんの人がやってくるので、かなり無謀だったが、そのまま上高地まで下山し、

開田高原の寺本さんの「ロッジ上天気」に行く決意。

午後6時までかかった下山は、今までの人生で一番肉体的に疲れたと思う。

何しろ朝の5時から歩いているのだ。 

膝への負担、どんどん重くなるザック、降り出した雨、雷・・・

原田氏も「苦行だ・・・」と無言。

まるで10週遅れのほとんど歩いているマラソンランナーのようにゴール。 

 

午後7時。

近くの温泉で全てを洗い流し、いざ開田へ。

いったん19号線まで出て、木曽御岳山の麓。

初めて来たのにまるで自分の家のような雰囲気の「ロッジ上天気」

寺本さんご一家に無理言って、午後9時からバーベキュー。

地元の野菜や肉や水のうまいこと!

言うまでもなく午後11時には爆睡。

手入れの行き届いたベッドで朝まで。 

 

9月5日

素敵な朝食をいただき(パンや卵がおいしい!パンは寺本さんの奥様が作ったそうだ!)

そして記念写真。 

せっかくなので開田高原を案内してもらう。

驚いたのだが、およそ私が見た日本の“高原”の中では一番美しいのではないか。

御岳に抱かれ緑豊かな幸福な土地。

建物と建物の距離感が広い。

冬は寒いらしいが、一年中極上の季節のようだ。 

フランスで修行され、手作りの石釜でパンを焼いている「タビタ」というパン屋さん。

かなり奥まった店でありながら、良心的にパンのおいしさを追求されていた。  

ミックスパン(クルミ、レーズン)のうまいこと!

この「ロッジ上天気」と「タビタ」ですっかり癒されまくって、

ついでにキレイな「馬」を見て、そばを買い

皆様とはお別れ。 

木曽福島から松本へ。

ホテルに残していった荷物をピックアップし、

喧騒の新宿へ。

 

 

鳥居さん、寺本さん、寺本さんのご家族、

原田さん

ありがとうございました。

(原田さんのブログに涸沢のいい写真あります)

語りつくせないいい体験でした。

またよろしくです。

 

鳥居先生HP

 http://kokokukyowakoku.jp/staff.html

ロッジ上天気HP

http://www.jotenki.com/

原田さんHP

http://blog.goo.ne.jp/daizaburo_1956/

 

 

そして日常に戻ってきた。 

登山道具を洗ったり、干したり・・・・

 

映画「BECK」も本格的編集へ。

勉強もたまっている。

次の作品の準備も・・・・

 

なんだかがんばれそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2009年09月14日

季節

 

確実に季節の変わり目だ。

密やかに次の季節が忍び込む・・という時期を過ぎて、

明らかに“夏”から“秋”に変化している最中なのだ。

 

日本を取り巻く4つか5つの気団の勢力争いで季節は決まるという。

シベリア、揚子江、オホーツク、小笠原、赤道・・・

それぞれの気団につく冠の名前だが、現実的な名前だがなんだかロマンを感じる。

シベリアの凍った大地や針葉樹林、揚子江のいるか、オホーツクの名も知らぬ火山、小笠原の島にいる大きなかたつむり、赤道あたりの鏡のような海面・・・

そんなこんなが自分の人生と繋がっているとは・・・・

 

仕事もしかり。

細々と始まっていたことがやがて大きな勢力になり、

ちょうど季節の変わり目に符合するように、次の作品が始まる。

そして若干の寂しさを残しながら、作品作りが終わっていく。

 

 

映画「20世紀少年 最終章 ぼくらの旗」

多くの方、ご覧いただきまして誠にありがとうございます!

そしてまだごらんになってない方、ぜひ劇場にお運びください!

先週の金曜日、名古屋で御礼のキャンペーンに参加させていただきました。

平愛梨さん、最後のご奉公、ご苦労様でした。

『カンナ』を立派にやり遂げました。

拍手です。

そして今週金曜日、大阪にやはり御礼キャンペーンにうかがいます。

身に余る光栄なプロジェクトに参加させていただいた感謝の気持ちも込めて、

大きなパワーを発揮したたくさんのスタッフを代表して、

映画を作るという長い“季節”の「最後の日」を楽しみたい。

そして一観客として劇場の片隅で上映を見よう。

やっと冷静に「あの季節=作品」と向き合える日が来たのだ。

 

 

映画「BECK」

代々木のJRが交差する不思議な場所の編集室で、編集編集編集!

「この季節」はまだ生々しい温度と風だが、現実の秋のようにやや落ち着きを見せてきた。

Tシャツの上に一枚羽織って「ふぅ」といったカンジか。

今回の編集室はお借りしている場所なので、おおっぴらに自炊とか厳しそうなのだが、

助監督セキネが突然スタッフ全員分の夕食を作り、しかもそれが定食屋もびっくりのぶり大根、ひじき、味噌汁、ご飯の完璧なメニュー、そんでもってうまい!

一見そのように見えない人間がいきなりで、びっくり。

なんだかすごく“得”をした。

これから長い仕上げの季節に移行するので、

道中うまい飯屋があると心優しくもなれるって寸法だ。

 

 

 

そして次の「季節」がやってくる。

まるで台風のような・・・・

 

 

先日登頂した奥穂高の事故を悼む。

二人の先生によってあまり緊張することなく登山できたことは本当に感謝だが、一歩間違えれば「死」なのだ。

連日の報道で実感する。

私も含め、たくさんの人間がそこには溢れていた。

山が怒っているのだろうか。

 

山の先生の一人、名古屋の鳥居さん、もともと自転車で全国を地域ごとに走り続けている方なのだが、

12日に北海道最北端よりメール。

「人力日本縦断、最終章。日本最北端、無事到着セリ。」

ついに自転車で沖縄から北海道まで走り切ったのだ。

すごい!

立派!

今度じっくり話を聞いてみたい。

鳥居さんにとってひとつの「季節」が終わったのかな?

お疲れ様でした。

 

 

さて

キレイな夜明け。

かなり涼しい。

今日も勉強!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2009年09月20日

時間の使い方

 

時間の使い方がよくない。

よくなくなってきた。

撮影が立て込むと一日がそのスケジュールで支配される。

それは仕方がない。逆にそのスケジュールに「やるべきこと」を割り込ませる。

それが何ヶ月も続く。

もちろん疲れたり、撮影のスピードが乗るまではそんなに都合よくいかない。

調べ物や課題の勉強やらをクリアしなければいけないのだが、

映画「BECK」の場合はけっこう忙しくて、うまくいかなかった。

いや、やればできたはずだ。

根性がなかっただけだ。

根性・・・・

一番嫌いな言葉だったのに。

 

ま、とにかく、失われた時間は戻らない。

ワタシは若者ではないので、先は短い。

時間限定だ。

その割には自分で設定した“やるべきこと”は膨大で、

もしかしたら若者時代(なんだそりゃ)よりたくさんのことをしなくてはならない。

なぜ?

サボっていたから。

やっと勉強したくなったから。

やり残したことを今しなくては人生の残量が少なくなってきたから。

よりよく死んでいきたいから。

 

つーか

こんなボヤキをしている「全ての何も産み出さない時間」を集めれば

一日4時間程度はその時間が作り出せるのに・・・

しっかりやれ。

 

はい

 

 

というわけで勉強します。

 

 

 

 

映画「20世紀少年 最終章 ぼくらの旗」

絶賛公開中!

どうぞご覧ください!

大阪の皆さん、ありがとうございました。

いつも取材していただいている皆さん、ありがとうございました。

 

 

 

 

2009年09月23日

許される日々

連休も最後。

都内は空いていて、繁華街を除いて、何をするも楽。

静かだったし。

好きな音楽を聴きながら、勉強にはもってこいだ。

で、大阪の民俗学博物館で出会ったテーマ

“イヌイット”の本を読む。

カナダの北方に住む狩猟・漁撈の民の歴史や現在。

地球環境の激変にともなって、なかなか楽観できない状況だ。

人も動物も。

 

獲物がいない海。

流氷が分離して流されていくホッキョクグマ。

ベテランのハンターですら遭難する、先の読めない異常気象。

オゾンホール。

イヌイットの主要なたんぱく源である海獣の体内に蓄積されるPCB。

北極圏に集まってくる有害物質や放射性核種。

 

世界中“問題”山積だが、自然環境は苛酷でも、人口集中地域に比して平和なイメージの極北にも、ハードな人為的難問がこれでもかと襲いかかる。

罪深き星=地球。

 

平和な休日の自分の机から見える世界は、まったく・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2009年09月28日

移動の日々

 

最近小旅行が多い。

 

18日の映画「20世紀少年」お礼キャンペーンの前日、

諸事情あってどうしても訪ねたかった大阪・万博記念公園にある国立民族学博物館に数時間。

常設展示の迫力に圧倒される。

見学時間を2時間程度かと読んでいたが、甘かった。

一つ一つの展示をガイドモニターするべきで、ちゃんと見ようとすると半日はかかる。

甘かった。 

また絶対行きます。

しかし特別展のカナダの先住民族の展示に感動。

イヌイットをはじめとする極地で暮らす人々の生活・歴史そしてアート。

民族の力強さに驚きつつも、地球環境やグローバル化の矛盾が襲いかかっていることも事実。 

本を買って研究続行中。

 

24日

諸事情あって長崎県は五島列島・福江島に“日帰り”!

しかもスカイネットアジア、オリエンタルエアブリッジ(ネーミングの謎が解けない)、ANA、JALとばらばらな乗り継ぎ。

福江島は「鬼岳」という山のチェックが目的。

アスピーテの上にホマーテがかぶさったシンダーコンといわれる珍しい火山だが、そんなすごそうな学名にもかかわらず、キレイな楽しい丘といった趣。

いい風の吹く素敵な美山でした。

おいしいお寿司と有名な五島うどん、トランジットの福岡で博多ラーメン、食いの一日でもあった。

 

26日

我が地元・愛知県は岡崎市の岡崎市図書館交流プラザで光栄にもトークライブ&交流会。

岡崎市はワタシが所属しているオフィスクレッシェンド代表の長坂氏の出身地でもある。

ホールで映画「20世紀少年 第1章 第2章」を上映していただき、その後登壇。

せっかくなので長坂代表、名古屋の盟友タダキ氏も参加。

けっこう真面目(?)に一時間ほど喋る。

温かい視線にいい気分。

そして交流会。様々な方々と直接会話。

(最後、待っていた男性の方、ちょっとしか時間取れなくてすいませんでした)

楽しかった。

また呼んで下さい!

そしてヒトケのない名鉄と新幹線で戻り。

 

明日からは某プロジェクトのロケハンで栃木県。一泊。

もうちょっと涼しくなると、いいのにね。

 

 

今日は阿部寛さんはじめ錚々たる役者陣で公演されている

蜷川幸雄演出

「ユートピアの岸へ」をシアターコクーンで観劇。

午後12時からなんと10時間半の公演!

途中何度か休憩を挟むが、ほぼぶっ通しの壮大なステージ。

1833年から1868年にいたるロングストーリーで、

ゲルツェン、オガリョーフ、バクーニン、ツルゲーネフといった実在の人々のお話。

激動するロシア、ヨーロッパの二重構造。

インテリゲンチャのユートピア夢想と現実的な暴力革命論の矛盾。

亡命の果ての世代交代の無常。

悲劇的に彷徨う家族。離合集散。

迫る巨大な歴史のうねり・・・

壮大な時間を芸達者な役者陣が丁寧に描いていく。

舞台というよりも、映画や絵画や小説に近い。

そして言うまでもなく、蜷川さんの演出によって“神”が降りている。

役者の技術ではない深いところを引き出し、

裸に近い装置と人海戦術的転換で物理的には見えない“状況”を心理的に視せる。

平凡な言い方だが、全く時間を感じさせない。

生涯にこれっきりであろう素晴らしい舞台芸術を見せていただいた。

感動です。

並居る実力俳優の中で「サイレン」に出てくれた高橋真唯さんがめちゃくちゃがんばってました。

よかったです。ご苦労様です。

 

 

さて

気分一新しパワー出さなきゃの秋です。

免許の更新もしないと・・・・

鮫洲か。

めんどくさっ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2009年10月06日

次の季節

ぐるりと季節が動いて、いよいよ次へ。

精神的にも仕事的にもそんな時期だ。

 

映画「20世紀少年 最終章 ぼくらの旗」

まだまだ公開中である。

ご覧になってない皆様、劇場へどうぞ。

多くの時間を費やし、たくさんの人々と共に作り、多くを学んだ。

参加できたことは本当に光栄だった。

やっと冷静になって劇場で見れそうだ。

 

 

映画「BECK」

いい夏だった。

その成果ははっきり映像に記録されている。

来年の公開に向けて撮影後の作業が毎日続く。

細かい編集の詰め、音と音楽、CG・・・

これから約半年かかるだろう。

多くの皆さんの予想をいい意味で裏切る作品になるだろう。

楽しみにしていただきたい。

 

 

そして新作のクランクインが近い。

まだ情報は公開できないが、衣装合わせやロケハンや台本の詰めが続く。

この作品も広汎な皆さんに喜んでいただけると確信している。

素晴らしいキャスティング、「やったー」と小躍りできる台本。

疲れを知らぬ撮影になりそうだ。

楽しみだ。

 

 

来年の作品の準備も同時並行で。

これまでの作品作りの定石を一回忘れて、最も初期の撮影方法に戻ってみたいと思っている映像作品や、

自分なりのやり方で追求している舞台表現や、

もしかしたら久々にテレビドラマも・・・

 

季節は動き、

またわくわくする時期が来た。

これから開花させたいこともたくさんある。

いろんなタイプの製作者の方々にプレゼンしたい作品が増えてきた。

低予算な個人的発想の作品から、国際的な傾向のもの、戦争や1970年代がモチーフのもの、

映画からテレビ番組まで様々だ。

表現したいことを毎日見つけている。

ポジティブだ。

熱い。

私だけでなくそう思っている監督・演出家・クリエーターは無数にいるはずだ。

仲間のそんな「志」で生きている連中を集めて“マーケット”でも開催してみようか。

企画力だけが商品の開かれたプレゼンの場。

誰かやりませんか?

 

おっと

積み残している個人的なこともたくさん。

学び舎の学習もやはりうまく進まない。

学び舎から手紙がきて

「履修状況がよくない。相談せよ」と・・・

わかってまんがな、

十年計画なんだよ。

人と比べないでくれ。

ほっとけ。

・・・・・・ 

いや、うそ、がんばります。

自分が悪いんです。大人気ない、すいません。

 

 

 

土曜日

ナイロン100℃の

「世田谷カフカ」を見る。

オープニングで、偶然だが、次に自分の舞台でやろうと思っていたシチュエーションが、

圧倒的な完成度で、爆発的な想像力で

繰り広げられていて唖然とした。

「そうだ!これだ!」

と思った直後

「無理だ・・・」と。

スタイルは同じように出来ても、ケラさん独自の生き様や表現の独自性、海野弘ばりの審美眼、社会への独特なスタンス、何よりも舞台を諧謔的に楽しむセンスがないと、入り口も開けない。

そのシーンに圧倒され、カフカリミックスに圧倒され、初期の「大好きな」劇団健康的な舞台運びに圧倒され

なんだかぽかんとしてしまった。

 

そのまま新宿のロフトプラスワンで

トークライブ「INU-KERA」にゲストに呼んでいただき出演。

だいたいすごい舞台を見ると

楽屋での挨拶がうまく喋れない。

(褒めてもわざとらしいし、何も言わないわけにいかないし、感動はうまく伝えづらいものだ)

落ち着いて感想をちゃんと伝えたかったのだが、なんだか軽い喋りに終始して、迷惑をかけてしまったか、反省。

そもそも軽い人間だからしょうがないのか。

反省。

ケラさん、犬山さん懲りずにまた飲んで下さいね。

ありがとうございました。

 

その晩は、お世話になった役者、プロデューサーの飲み会に呼ばれ大酔っ払い。

反省。

 

 

台風が近づいている。

めちゃくちゃ気になる。

たぶんテレビで「台風情報」が徹夜で流れる状態になれば、徹夜で付き合うだろう。

進路に当たる皆さん、充分気をつけて。

でかいです。

 

さて打ち合わせに行こう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2009年10月12日

連休

なんか連休って、

連休終わるとすぐ来ない?

我々「曜日関係ない業」は高速道が混むので、ううむ、といったカンジだ。

 

4日、5日と衣装合わせ。

映画「BECK」の打ち合わせ。

 

6日

新作のなが~い打ち合わせ。

 

7日

ロケハン。美しい湖畔は寒かった。

昼食の特徴ある地元パスタが、体も心も温める。

しばれるねぇ・・・

夜、映画「まぼろしの邪馬台国」で知り合い、いつも元気をもらっている

「スタイリスト業の草分け」高橋靖子さんのトークライブを聞きに行く。

去年、私も出演させていただいたスパイラルホールにおける「劇的3時間SHOW」である。

かつて流行の先端であった原宿セントラルアパートを根城にし、NY~ロンドンを行き来し、

T-REXやデビットボウイと係り、

数多のCFや映像で独創的な“仕事”を成し遂げ、

現在も元気100%の68才。

楽しかった。

過去を回顧するだけでなく、「50才過ぎて、仕事が楽しくなった」という超ポジティヴな姿勢。

「納得できる楽しさを探し、見つけ、喜ぶ」精神的健康優良児。(失礼!)

この方こそ自慢できる人生の先輩だ。

 

 

8日

台風の風の中、アサイチで免許更新。

金髪のIDもこれでノーマル化一歩前。

残すは学び舎の学生証のみ。

一時間の講習(進路変更違反を一回したので)は、

福留アナの饒舌な“警告ビデオ”に見事に教化され、

シートベルトは後部座席もせにぁいかん!

ケータイ運転ぜったいダメ!

酒酔い運転もってのほか=人生棒に振るぞ!

運転していて直前まで発見できない「夜の黒い服歩行者」にはならないぞ!

等々、模範的な交通安全精神武装ができた。

なんか得した気分。

 

そして

調布の東京現像所で映画「BECK」のなが~い試写とか打ち合わせとか。

 

9日

午前中から調布の日活で衣装合わせ。

夕方まで台本研究。

来年の舞台の打ち合わせで超売れっ子の作家の方と、いつもお世話になっている超多忙なネルケの松田氏と中目黒で食事。

またその店が極素敵な和食店で、びっくりするような出会いがあり感動。

 

10日

朝からロケハン。

連休初日、東北道は大渋滞。

渋滞覚悟お得な1000円ラインと通常値段(あるいは特急料金プラス)でいいから渋滞なしラインと分けてくれーと心の中で叫びながら約3時間缶詰。

でも、某県某所の古びた建造物の侘びさびに感服。

屋根を樹の枝が貫いていた。

そして真っ黒な積乱雲の下を走行、にわか雨にやられるが、見え隠れする夕陽が美しく、“空趣味魂”でシャッター押し捲る。

 

その後、戻って打ち合わせと編集。

映画表現の端くれにいる者として「どうしてもやりたい企画」の打ち合わせ。

人生を賭ける・・・とはこのコトか。

そして編集。

三宿の中学校を改造した、クリエイティブな会社や集団の梁山泊のようになっている不思議なスペースの一角にある編集室。

なにしろ元教室だから、なんだか窓がでかくて空が広くて気持ちがいい。

夜になると旧校庭でガーデンパーティーをやっている若き(?)クリエイター(?)の嬌声が幸せそうで、

中年監督には、なんだかとっても、うらやましいのだった。

 

11日

朝から映画「私の中のあなた」

ケイト役のソフィア・ヴァジリーヴァにやられる。

涙。

森美術館で今一番気になっている芸術家・AI WEIWEIの展覧会

「何に因って?」を観る。

展示数は多くないが、一つ一つの展示物の内的世界の“深さ”が底なしで、敬服。

造形から映像まで全く時間を忘れる。

なぜかよしもと品川花月。

次長課長の河本さんまわしの東京ダイナマイト中心のトークライブ。

初めてのよしもとライブ。飽きさせない技術を堪能。

 

さて

連休も今日まで。

午後からは衣装合わせ。

新作のインも近い。

 

がんばろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2009年10月20日

現場

現場である。

いつのまにか現場。

撮影現場。

楽しい。体に染みこんだリズム。

30年も現場にいると、

どんなに埃臭くても、直射日光でも、極寒でも、 

自然に楽しくなるのだった。

前向きだ。

そして皆と笑っていたい。

あはははは

 

・・・・・

 

 

 

最近、自転車を買いました。

ジャスコで。

それなりのスポーツタイプで15段変速。

子供の頃、自転車ギアの数の多さを競っていたことがあった。

「ドロップハンドルでフローライトフラッシャーで10段変速」なんて。

その頃は、体力が上昇の一途で、

坂道なんてヘイチャラで、ギア変速の必要性、意味なんてよくわからず、

ただオプションの数を競っていたのだった。

いやな子供だ。

つーかまともな乗り方なんて出来なかったに違いない。

そして今。

15段変速。

体力は下降の一途。

ちょっとした坂道も、つらいつらい。

ところがどうだ、ギアをガチャリと変えるだけで、なんとか止まらずに登っていけるではないか!

こーゆーことだったのか。

毎晩すこしづつギアの特性を体で覚える。

ただ気持ちがいいのであまり汗もかかない。

やはりウォーキングの方が“体使った感”はある。

よし

次の撮休から20キロ走行ぐらいから試してみるか。

でも

あの気合入りまくりのヘルメットとか斜めがけのバッグとかスパイダーマンみたいなスタイルはいただけない。

自然に自分のスタイルで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2009年10月27日

新東京タワー

「東京スカイツリー」ですか

台東区でロケしていたので、近くまで見に行く。

実はきのう雨の中、雲に霞むその姿を“初めて”見たときは

「ううっバベルの塔じゃ」と思ったが、

今日のドピーカンの青空の下ではあまり巨大さを実感できず、ちょっと残念。

なんだかものすごく気になる。

どんどん伸びていく現代の塔。

変化する都市景観。

摩天楼が好きなのだ。

1974年あたりからの変化していく西新宿の様子、

一気に変化した品川東口、

六本木ヒルズ、ミッドタウン・・・

気になって摩天楼が建設されると必ず見に行く。

同時に懐かしさと現代性をあわせ持つ東京タワーの存在も愛している。

出来ればそんな背の高い建造物たちが見える部屋に住みたいが、なかなか難しい。

だから見に行く。

歩いたり、自転車だったり。

東京スカイツリーも“人生の一部”として楽しみだ。

毎日、写真に記録したい。

してる人は無数にいるだろうが。

ま、時々ね。

 

 

ロケが続く。

まだ本格的な昼夜ロケではないが、

年末までの準備をしつつ張り切っている。

 

 

撮影中だが、新企画のためにクリアせねばならない学習が溜まってきた。

小説だったり、歴史的事実の調査だったり、

純粋なストーリー開発だったり。

合間を縫ってがんばらねば。

そしてやはり滞っている学び舎の学習。

撮影しながらだと本当に牛歩だ。

もう少しイケルと思ったが甘かった。

でもそれも想定内。

何年かかってもやり続けます。

そして卒業します。

精神主義的な決意です。

かっこわりー。

 

 

映画「沈まぬ太陽」

すごい大作だ。

日本の代表的な役者陣の演技の迸りに驚愕。

全く長いと感じなかった。

素晴らしい。

作り手の強い意志が“常識”を打破していくのだ。

学びたい。

 

 

さて

とはいえ

こつこつとキツツキのように毎日がんばろう。

いきなり「結果」は来ないのさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2009年11月03日

54歳

 

誕生日でありました。

気温3度、雪混じりの北風吹き荒れる撮影現場で、

心温かいスタッフ、キャストの皆さんに祝っていただきました。

なのに大幅に撮りこぼしました。

ううっ

しゅいましぇん・・・・

かわいく言ってもダメですが。

しかし、

毎回、この仕事をやっててよかったと思う日であります。

 

おととしは静岡・島田の古い工場で。

去年は千葉のゴミ熱処理工場で。

今年は関東の北の端、広大な牧場で。

なんだかヘビーな場所が多いが、それもまた“ワタシ的”であります。

 

思えば映画「アイオー」の頃からそうだった。

もう何年も野外バースディ。

一年を通じて“テント暮らし”“一日中テレビを見て過ごす男”としては当然だ。

いやむしろ誇らしい。

なぜなら、この仕事以外は、たぶん、できないからだ。

そしてロケが大好きで、ロケ現場にいることが幸せだからだ。 

学生時代から熱望して選んだ仕事ではなく、後天的だが、

徐々に『天職』の実感が。

だから廃工場だろうが熱処理施設だろうが北風の牧場だろうが洞窟の中だろうが水中や山の山頂でもまったく喜ばしい。

水中や頂上は未だないが。

 

まあ、いろんな意味で作るものの完成度はまだまだだと思っているし、

54歳なのに「やっと出発点の感」すらあるのだが、

満足したら終りだろう。

あと何年できるか皆目見当つかない仕事だが、

どんな作品でも、まるではじめての作品のように、

丁寧に野心的に向き合いたいと思っている。

そして自分に100点は出さないし出せない。

とにかく「その先」へ突き進むこと。 

それが祝ってくれた多くの皆さんや作品をご覧いただく皆さんへの回答だと思う。  

だから来年も再来年も、砂漠だろうがジャングルだろうが南極だろうが、どこでも誕生日を迎えたい。

 

 

皆さん、ありがとうございます。

まだまだまだまだがんばります!

 

 

 

2009年11月09日

某所

誕生日あたりから北関東某所にロケでずっと宿泊している。

「某作品」である。

まだ言えない。

たぶんもうすぐ言える。

言いたいが、言えん。

 

毎日、一日の中に冬と夏があり、

美しい朝日と夕陽を拝め、

幻想的な霧や、雲の流れ、深まる秋の色合いを楽しむ・・・暇はなく、

猛烈なスピードで撮り続けねばならないのだった。

とにかく走ってるみたいな撮影スピード。

考える暇はない。

スタッフ、キャストごめんなさい。

まだまだです。

よろしくです。

 

3日前、起きて、なんだか違和感を感じ、変だな・・と思い現場に行ったら、

体温が平熱35.5度のところ37度まで上がっていた。

ああ、またか・・・ロケのたびに一度は必ずひどい熱が出る。

地方ロケの通過儀礼か、

よし葛根湯だ、パブロンだ、なんてのんびり構えていたら、

38.5度まで上昇し、これは尋常じゃない。

もしやインフル?

中年はかからないのでは?(もちろんそんなことは全くない)

偶然、午後の撮影が比較的“軽い”ものだったので、ちょっと抜けさせてもらい近くの病院に滑り込む。

実に親切に丁寧に対応していただき、まずはインフル検査。

結果はシロ。

よかった。

しかし熱は高い。腹も相当痛い。

点滴90分。

どうせ見えねえ・・と派手なTシャツを着てきたこと、それなのにホッカイロを背中にばっちり張っていたこと、最近購入した「鼻緒つきトレッキングシューズ(浅草でプロデューサー渡邉さんから誕生日にいただいた、これすごいですよ、その内書きます)」のため親指が分かれている靴下を履いていたこと・・・

そこいらへんをばっちり看護士さんに見られたのは、かな~り恥ずかしかったが、そんなことを言っている場合じゃない。

とにかく熱下げなきゃ。

黙々と点滴。

ぐるぐると夢。

終わってずいぶん楽になったが、大事をとってホテルへ帰る。

食欲は全くない。

菓子パン、ヨーグルト、水。

起きては薬・・で12時間寝る。

翌朝、薬臭さで目が覚めたが、熱は下がり、頭もすっきり。

いつも通り夜明けに現場に入り、

いつも通りのロケ。

親切にしていただいた病院の方々に感謝。

治していただきました。

 

それにしても 病気は1時間から半日で治す!

これプロの鉄則。

・・・ってどんな人生だよ。

 

昨日は少しふらふらしていたが

今日は全く元通り。

食欲も復活。

ステーキなど食らう。

 

まだまだ続く北関東。

雨と寒さ、もう少し待って!

 

 

 

 

 

 

 

 

2009年11月14日

TRICK!!!

そうです。

「TRICK」です。

久々です。

でもマンマです。

久々みんな集まって、撮影始めて、5分で元通り!

なんだろう。

実家や故郷の同級生や、そんなカンジだ。

笑ってます。

初めての方々も笑ってます。

そしていろいろ“詰まって”ます。

ぎっしりです。

毎日へとへとですが、超!楽しいです。

どうぞお楽しみに!!

 

 

今日は久しぶりに一瞬東京に戻り、

これから新幹線で名古屋。

今、ニュースで「名古屋は土砂降り」と・・・

 

 

明日からまた怒涛の「TRICK」ロケ!

 

 

 

2009年11月18日

晴れたり雨ったり

 

天気のヤロウは自由自在だ。

こっちの都合なんてどうでもいい。

周りが見えないくらい強い日差しや、テントがつぶれるほどの大量の雨、立ってられない強い風。

中止になり先送りされる撮影日程、風で吹き飛んでいくスケジュール表・・・

たかだか高さ10キロメートル(車で走れば数分だ)の空気の層に翻弄される大勢の人間達。

まあそれが地球で生きてるってコトか・・・

天を睨んで恨むスケジュール担当の助監督の気持ちには同情するが、

そうやって5億年くらい生きてきたんだよね、ヒトは。

だったらイチニチフツカの遅延はしょうがないよね。

天候的に大人になろう!

(てか一日の遅延で損害をくらうプロデューサーには怒られそうだ)

 

 

映画「TRICK」の撮影は進む。

毎日、厳しい状況だが猛烈に楽しい。

いいことだ。

 

映画「20世紀少年 最終章 ぼくらの旗」

DVDは公開ヴァージョンとは違うスペシャルなモノになるらしい。

お楽しみに!

 

映画「BECK」

CGやら音楽やらの作業が続く。

週に一度見直すが、何度見ても見飽きることはない。

早くお届けしたい。

 

そういえば「トリック」「ベック」「ケイゾク」「アシタノキオク」「マボロシノヤマタイコク」「イケブクロウエストゲートパーク」

なぜか私の作品は「ク」で終わるタイトルが多い。

クジメの堤・・

クで終わる作品の企画をお持ちのプロデューサーの方、未来を話し合いましょう!

 

 

さて今日は長かった栃木県佐野市の撮影もひと段落の日。

(撮影自体はまだまだ続きますが)

映画「20世紀少年」の時もお世話になった場所。

長期滞在したホテルもすっかり慣れたところだ。

いくつか食べたり飲んだりしたお店も印象深い。

東京の生活では味わえない思い出が残る。

ありがとうございました。

サンキュー佐野!栃木!

(いや、まだ撮影残ってるって)

長期滞在によって忘れがたい場所がどんどん増えていく。

気仙沼、島原、高崎、宮古島、島田、八丈島、松崎、NY、上海・・・

全ての場所で素晴らしいカットが撮れ、

おいしいものを食べ、

大風邪をひき、

たくさんの人情に触れ、

思い出が残る・・・・

 

 

さてセンチメンタルは置いといて現実的具体的撮影に向かうとするか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2009年11月23日

諸々

撮影はまだまだ年末まで続くのだが、

なんだか一段落している。

久しぶりの「TRICK」だったから不安だったが、

ある程度まとまった現場編集を見て、

「TRICKだな~」と思う反面、

「なんだか深いな~」と思ったりもする。

今後の編集の方針がすっきり立ったので、いい按配だ。

 

きのうはロケハンで伊豆半島~相模湖~草加という猛烈な移動。

草加からの帰りは電車に一人乗り、そういえば学生時代「五反野」とか「北千住」とかよくきたな~など考え、出来上がりつつある東京スカイツリーを眺めながら東武線、常磐線、山手線。

 

食道というか肺の中というかお腹の上というかその辺に、

なんか違和感があり(何年もだけど)、

食べ物がそこらへんを通る時になんだか微妙に“狭い”気がする。

で、マッサージに行く。

気持ちよかったが、治りはせず、今朝起きたらもみ返しで違和感が緊張感になっている。

 

 

起きて猛烈に天気がいいので、大掃除。

 

さて夕方から仕事。

無意味な日記。

 

 

 

2009年11月30日

11月終了

ってコトは今年も終りだ。

師走だ。

走らなきゃ。

 

なんて書かなくても“走らざるを得ない”スケジュールだった。

冬は昼が短いからきつい。

毎日、走るだろう。

じゃないと撮りきれん。

うー

 

24日

久々に間近にヘリコプターを見る。

普通のリビングみたいな客室だった。

 

25日

なんだかみぞおちなのか食道なのか井上、いや胃の上の辺りの具合がよろしくないので近くの病院。

後日、検査しましょう・・となる。

 

昼から日活撮影所でわらわらと準備。

意味なくうなぎが食べたくなり(みぞおちの怨念か)

ご飯がないと言っているうなぎ屋さんに無理やり炊いてもらって、助監督とうな重。

うまい。なんだか。

 

26日

衣装合わせ。

夜、NYでいつもお世話になっているOさんと食事&打ち合わせ。

来年の企画の検討。

 

27日

病院でCT。

0.002%の方はショックで死ぬ可能性がありますが、いいですね?・・・という同意書を書かされた造影剤を打ち、検査。

ちょっと痒くなったが0.002%に人間ではなかった。

てことは年末ジャンボのツキも失ったか・・・とへんな連想をしたが、死んだら受け取れない。

 

最近、とある企画でローカル線の研究をしているが、面白いこと数々発見。

今度書きたいな。

いや書いたら企画書の独自性が失われるからダメか。

・・・何言ってんだ。

 

三軒茶屋でシスカンパニー公演、

「バンデラスと憂鬱な珈琲」

最近福田雄一氏とよくお話させてもらっているので、見させていただく。

王道だ。

笑いの。

素晴らしい。うらやましい。

ホンが面白く、演出が巧妙で、名優がこれだけ真剣に笑いを追求すると、

一種の“現代アート”に近い迫力がある。

笑いの奥に、完成されたプロの野心を感じた。

 

28日

病院で結果。

「CT上はなんにもないですね。ま、胃カメラ飲んで最終結果出しましょ。」とあっさり。

えっ?無罪放免じゃないのか・・・

 

午後、衣装合わせ。

なんだかむちゃくちゃ楽しい衣装合わせ。

 

夜、ロケ地に移動。

 

29日

とある牧場でロケ!ロケ!ロケ!

 

 

 

そして明日から12月。

ロケ!ロケ!ロケ!

 

 

 

 

 

 

 

 

2009年12月09日

山梨

 

あまりにも空気が清浄すぎて

逆に調子をくずしてしまうような、

しかし雪を冠する山々があまりにも美しい

南アルプスの麓のあたりにちょこんとお邪魔して、

ざくざく撮影をさせてもらっている。

「革命ステーション」でお世話になった山梨県。 

フォッサマグナというのだろうか

日本がぐいっと曲がっている折れ目の場所なのだ。

砂利だらけの大河、

急峻な岩山、

まるでネパールのジョムソンあたりとは言いすぎか。

山の中腹に歴史的な建造物が点在し

そこに都市の我々には想像も出来ない暮らしがある。

近い空。

毎日違う空気。

すぐそこに存在する山の動物達。

“そこに住み続ける秘密”が、確かに、ある。

 

 

 

年内まだまだ続く撮影。

寒いが、振り絞って、みんなと、がんばる。

 

 

 

 

 

 

2009年12月12日

富士山

盆地を取り囲む山脈越しに、

真白き富士山が顔を出している。

富士川の堂々たる流れから蒸発した白い低い雲が、これまた帯状に平地を取り囲む。

山脈はその雲の上だ。

これから昇る太陽のビームが放射状に東から冷たい赤を撃つ。

二重に取り囲まれた大地を切り裂く二車線の高速道路、まるで空を飛んでいる。

夜明けの甲府盆地を南へ。

僕は車窓からシャッターを切りまくる。

 

 

まだまだ山梨県。

きのうは胃カメラ。

全く問題なし・・・とのこと。

「なんでも食べていいです」

ではあの違和感はいったい・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2009年12月18日

まだまだ山梨

今日は富士山が本当に美しかった。

事故のニュースは辛いが、多くの山好きの人々を「吸い込んでいく」強烈な魅力を持った美しい山であることは間違いない。

一度登りたいが、心して準備して望みたい。

 

この山が“自分の県”にあることは本当に誇らしいと想像する。

落ち着き処というか精神的シンボルというか・・・

私も海外から戻る際は、やはり、飛行機の窓越しに探す。

そのために進行方向左側をリクエストすることもある。

雲の上に山頂が見えると、“安心”する。

日本を住処にしている私にもシンボルであり、落ち着き処なのであった。

そして必ず写真に収める。

もう何枚撮ったか、数え切れない。

今日もたくさん。

 

今日は仕事の合間に身延山を見学。

私は曹洞宗の高校に通っていたので日蓮さまのことはよく知らないが、

巨大な五重塔やお堂の数々に圧倒される。

287段の菩提梯(石段)でなんだか「勢い」がつき、宿泊施設まで10キロを踏破する決意をする。

遠く南アルプスの降雪や富士川、法面に遊ぶ猿の気配を見ながらとぼとぼと歩く。

トラックなど車がひっきりなしに通る国道は歩道も狭く怖かったが、

谷間を渡る冷えた風や弱弱しい太陽光、場合によっては暴れまわるであろう巨大な河、ひっそりとした集落の路地などが“ガリガリ”になっている頭を冷やす。

2時間あまりだったが、このところ猛烈なスケジュールだったので、いい気分転換だった。

 

 

地震が多い。

怖いな~。

 

映画「トリック」

映画「BECK」

必死で作っている。

撮影はもちろんのこと、編集、CG、音楽、画像処理、効果音、

気になることは無数にある。

うまく行くか、かなりどきどきするが、

なんだかとても“面白い”

自分で言うのもなんだが、とにかく“面白い”!

どうかご期待ください。

 

 

来年以降の企画のことを考えている。

映画や舞台やPVやドラマや、あまり形にとらわれない作品や、

また『意外なこと』を頼まれたり、

自分から仕掛けたいこともたくさんあり、

また私的にやるべきことも多々あり。

進むのだ。

とにかく。

走るのだ。

そして歩きたい時には、歩けばいい。

 

 

髪の毛もすっかり伸びて、本来の髪・白黒まだらで見慣れてきた。

金髪だった頃の写真を見るとなんだか照れくさいような忘れてしまいたいような。

もうこの「地味でおっさんくさい」スタイルでいい。

他にやらねばならないことは無数にある。

『ROCKの側』にいることは外見ではない。

精神だ・・・

 

うん、そうやってどんどん人は「昔一番嫌っていたタイプの人」になっていくのだな。

加齢と共に「美しく輝いていた未熟だけど純粋な気持ち」はどんどん死んでいくのだ。

細胞ごと入れ替わるから必然なのか。

ではなぜ百も言い訳をするのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2009年12月25日

年末年末末末!

実感のない年の瀬だが、

超ばたばたと終わりそうだ。

ロケもまだ続いている。

昨夜は草加のあたりで大勢のエキストラ参加で深夜まで撮影が続いた。

寒い中、クリスマスイヴにもかかわらず参加していただいた方々、

場所を貸してくれた方々、

協力していただいた地元の方々、

ありがとうございます。

 

 

22日まで山梨ロケだったが、

やはり親切に協力いただいた多くの方々、

集落ごとまるまる撮影を可能にさせてもらったり、

歴史的な建物での撮影を許可していただいたり、

本当に頭が下がります。

ありがとうございました。

 

多くの方に支えられ今年も撮影が最終局面に。

 

 

さて撮ったものは“仕上げ”なくてはならない。

正月を挟んで怒涛の編集~音仕上げ・映像仕上げ攻撃。

そして次の作品の打ち合わせ~打ち合わせ。

 2月に少し長めの海外ロケを控えているのでそれまではばたばただ。

リーディングドラマ「もしもキミが。」の再演もあるし。

 

坊主も走る・・ので、私も走る。

 

 

 

 

 

2009年12月29日

今年もお世話になりました

長いロケが終わって、

怒涛の年末スケジュールを乗り切って、

いよいよ仕事納め。

年末年始関係なく働く同志もたくさんいる中で、

ちょっと休憩。

いろいろ整理します、頭を。

 

28日夜は恒例「堤組」忘年会。

「20世紀少年」「まぼろしの邪馬台国」「BECK」「TRICK」「革命ステーション」「もしもキミが。」「キバコの会」「堤劇団」などなど

私の仕事に係る大勢のスタッフ・役者に集まっていただいて

飲み、食い、騒ぎ。

各プロデューサーの御厚意で多額の寄付もいただき、

大抽選会も出来ました。

映画、舞台、ドラマ、PVなど作品作りに参加していただいた全てのスタッフ・キャストに感謝します。

場所の都合で声をかけられなかった方々申し訳ありませんでした。

来年もどうぞよろしく!

プロデューサーの皆さんも本当にありがとうございました!

幹事でもあり私のマネージメントをしてくれているマツナガにも感謝。

 

そして今日はクレッシェンド幹部の皆さんと重要打ち合わせ。

来年からの“動き”が楽しみになる反面、

厳粛な気持ちで、姿勢を正し、作品制作に望む決意を。

がんばります。

 

 

さていよいよ年の瀬。

今年も私の撮った作品をご覧になっていただいた皆様、

本当にありがとうございます。

そして撮影でお世話になった皆様、感謝いたします。

来年もどんどん作品を発表していきますので、

どうぞよろしくお願いします。

そしてこの『無骨で古臭い』ブログもよろしくです。

これからもずっと続けます。

 

来年は新機軸の年。

いろいろ意外なことにも挑戦します。

どこかメディアの端っこや、どこぞの舞台や、意外な場所で見かけたら、どうぞ一声かけてやって下さい。

たぶん必死でがんばっていると思います。

 

 

それでは皆さん

よいお年を!

 

 

 

 

 

2010年01月04日

ちょっと遅いが

あけましておめでとうございます!

今年もよろしくです。

 

正月は実家やら熊野古道やら和歌山南部やらをうろついておりました。

爽やかな気分で年頭の決意をいたしました。

転換(仕事内容的にも自分内容的にも)の年にすべくがんばる所存。

 

思いつくままに今年メモ書き連ねると

1、「BECK」よろしく!

2、「TRICK」よろしく!

3、「もしもキミが。」再演がんばる!

4、長期海外ロケ、といいますかオリジナル作品がんばる!これは自分史上記念すべき作品だ!

5、「キバコの会」第2回がんばる!

6、「名古屋」で面白いことしたい!作品や????や!

7、久々に連ドラか!

8、「新企画」がんばる!

9、本格的舞台作品をがんばりたい!

10、本格的映画作品を準備する!

11、「学び舎」勉強進めたい!

12、「リベンジ作品」進めたい!

13、毎日徒歩!週ニ自転車!週三映画!毎日読書!毎日作文!毎日早起き!

14、登山!

15、ブログまめに!

 

ま、スケベですが、がんばれる間はがんばるというコトで・・

スタッフのみなさん、よろしくお願いします!

 

 

2010年01月07日

黄昏

 

日が暮れた後の西の空のなんと美しいことか。

 

昨日は調布の撮影所でアフレコ。

待ち時間で暮れた後の多摩川土手をウォーキング。

つるべ落としに迫る東側の暗闇に抗して、

全ての輪郭を芸術的なまでに美しくする西側の残照は、

体温を上げようと急ぐ両の足を停め、視線を固定化する。

それはあまりにも印象的で、川面や電線や高架電車や葦やジョギングする人々までも現実的なディテイルを露出を絞り込んだ写真のように視せる。

 

息をのむ美しさ。

体はどんどん冷えていくがそこから動くことが出来ない。

デジカメを持ってこなかったことを悔やむが、どうせこの色彩は捉えきれない。 

携帯のカメラで撮ってみるが、そんなレンズで再現できる空気感ではないのだ。

「失われていく都市」を記憶に留めようと見続け佇む。

聖なる一回性。

アウラ。

 

残りの人生でいったいあと何回この壮絶な芸術を見ることが出来るのか。

そして現実的な日常に戻っていくのだが、

たかだか数分間の視覚的偶然が、明らかに自分の淀んだ部分を“洗浄”したことを実感した。

 

上を向け。

大気を畏れよ。

そして・・・

 

 

 

 

今日は来週撮るPVのロケハンでまたまた栃木。

向かう途中、利根川を越えるまでずっと富士山を見続ける。

どこまで目視できるのか富士山。

 

関東平野をぐるり取り囲む全ての山、山脈が見える素晴らしい日だった。

 

そして夕方、歯医者。

なんだか右奥下の歯と歯茎の間に汚れがたまっていて、

それが激痛を呼ぶ。

三回通うのだそうだ。

行きますよ。

もちろん。

 

 

いよいよ集中力が必要な準備時期になってきた。

悔いのないようにがんばりたい。

たくさんの人と語り、

多く読み、解析し、

書き、

映像や舞台の設計図を作り上げたい。

 

今日は寝るけど・・・

明日は夜明けからやろっと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2010年01月16日

編集大会

 

編集につぐ編集。

昨日撮り終わったPVもあいまって三つ巴。

来月末の長期海外出張出発をデッドエンドとして、二つの映画のダビングが連続で控えていて、

それ合わせで編集の締め切りが迫っているのだった。

関係するスタッフがわさわさと集まっては映像確認やらCGチェクやら音楽確認やらオフライン編集やらめしやら打ち合わせやめしやら。

まあ、わさわさしている状況は昔から好きなのでむしろ落ち着くのであった。

私も編集しながら上記のわさわさにコミットし、スケジュール調整し、調べモノをし、台本を直し、満点野菜を服用し、原作研究をし、学び舎のレポートの構想を練りながら日記を書く

 

 

数日前は思い出したように自転車の埃をはらい、

寒風吹きすさぶ高輪~赤坂を30分で走破。

赤坂で打ち合わせを二件、

その後、黄昏ゆく赤坂~四谷~飯田橋~江戸川橋を爆走・・・いや快走。

そして夜中まで編集し、またまた江戸川橋~高輪を深夜の力走。

へとへとになったが、極寒の東京もちょ~気持ちいい!(古)チョベリグ!(古古古)チョ輪走(チョリソー・・・勢いだけ)!

お昼の出発時、

タイヤに空気を入れようと、タイヤキャップをはずしたら、空気を入れる金具がブシュッと吹っ飛んでタイヤの空気が全て抜けるというトラブル。

自転車のタイヤの修理なんて経験もないので、やばかったが、

私はひとつも慌てず、座り込んでじっくりと向き合う。

途中、歯医者に行く余裕も。

一時はせっかくの“決意”も台無しになるところだったが、

なんとか修理。

しかしそのトラブルで私とマイ自転車=スカイライン号(名前なんて何でもいいのだが、そう書いてあるので)の一心同体感はいやが上にも高まり、一日東京を楽しく走ることが出来たのだった。

めでたしめでたし。

 

どうでもいい話を延々と・・・

 

 

 

1月22日から24日まで3日間、

おなじみのウッディーシアター中目黒で、

名古屋の親友、多田木亮佑率いる少年ボーイズプロデュース公演

「飛び出す落語」の東京公演があります。

22日と23日の夜公演後に私と多田木氏のトークライブもあります。

現在名古屋公演中だが、

何かと縁が深い多田木氏の演出も興味深い。

なかなか見ることのできない劇団、ぜひこの機会にお見逃しなく!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2010年01月22日

今年は

舞台の仕事が多い一年。

 

「もしもキミが。」

昨年やったリーディングドラマの再演であるが、

男性陣がEXILEのKEIJI氏とNAOTO氏になり、

舞台表現の一つのカタチとしてロングラン=進化を期待したい作品になりつつある。

女優陣は木南晴夏さん、佐津川愛美さん続投。

複合ステージ、映像、生バイオリンなど立体的にご覧いただく仕掛けも駆使した。

松室さんの素晴らしい音楽もサントラ化するようだ。

葛木さんの演出協力も得つつ、がんばりたい。

2月5日~10日

原宿クエストホールです。

 

「キバコの会」第2回公演。

4月14日~18日

下北沢ザ・スズナリ。

今回は福田雄一氏に脚本を依頼、

“とんでもない”キャスティングでレアな舞台をお届けできそうな・・・・・

その内、大発表!

 

「謎の企画」

5月都内。

まだ詳細未定。

ある演劇の実験をしたいと考えている。

その内、大大発表!!

 

「ものすごい企画」

来年!

とにかくこれはすごい!

その内、大大大・・・

 

歯がゆい

 

 

 

おっと

今日から少年ボーイズプロデュース公演

「飛び出す落語」

ウッディーシアター中目黒にて

本日19時

明日13時、18時

24日13時

本日と明日(夜)は終演後、主宰名古屋人 多田木氏とトークライブやります。

こぞってお越しください。

 

 

映画「TRICK

仕上げ順調。

編集を見た関係者の“意外”なリアクションに私が驚いている。

確実に『進化』したシリーズ!

 

映画「BECK」

ずっと仕上げしていたい作品。

まだまだアイデアが浮かぶ。

(プロデューサーはいい加減にして!と思っている)

いよいよ音の最終作業に入る。

大音響のスタジオ、楽しみだ。

大船だけど・・・・

 

 

 

 

そして準備・準備・準備。

勉強・徒歩・自転車・・・

 

 

 

 

 

 

2010年01月24日

大船

 

品川から東海道線に乗り、

大船で降り、歩くこと12~3分。

丘の上のスタジオで映画「BECK」の音・音楽の仕上げ。

最終工程の段階。

 

陽光眩しい電車は中央線で大学に通っていた頃を思い出し、なんだか懐かしかったが、

堂々と手鏡を出し化粧をしている女子を見るにつけ、

ああ、2010年なんだな~と・・・

 

大船のみどりの窓口でものすごい数の人々が並んでいる。

いったい何の行列?

鎌倉女子大の入試?

違う。

そんなビジュアルじゃない。

これはどうみても・・・・

何かマニアの人々。

 

調べると17年間走った「209系」といわれる車両の引退イヴェントチケットだか記念チケットだかをもとめて並ぶ人々の列。

209系?

Googleの画像によるとステンレスボディに青のカラーのライン。

??

引退って言うから、もっと古い車両かと思いきや、わしらの世代にすれば極めて“新しい電車”に見える。

営団地下鉄のような・・・

(てか営団地下鉄自体が名称として、ない。「東京メトロ」である。が、営団のステンレスの新しい車輌がイメージとして植えつけられているから、どうしてもその単語が出る、昭和人)

もっと箱型のかつての国電(スローガン電車を思い出す)だったら私も引退のラストランを見てみたいが、

そんな電車はもう走ってないのかしらん。

次に走るE233系というヤツの画像も見たが

ちょっと角がとれたカンジだが、なにか違うの?

わからん。

素人には。

 

最近古い電車に興味があって大井川とか琴平とかを走る古い車輌について調べているのだが、

古い近鉄のビスタカーとか名古屋市営地下鉄とか子供の頃慣れ親しんだ電車が今も現役で走っている姿は、なんだか感動する。

で、古い電車の写真集など買い始めると、どんどん“その世界”にハマっていく気がして、どうなんだか・・・

 

 

 

一昨日、昨日と中目黒で友人の名古屋人・多田木氏率いる劇団の公演でトークライブ。

仲間にたくさん会えて楽しかったが、

私も一時根城にしていたウッディーシアター中目黒のあたりの商店街の様変わりといったら・・・

「プチ代官山裏の目黒川沿い」的な発展を遂げている。

若者向けの個性的な服屋、帽子屋、食事処、はては野菜スィーツにいたるまで旧商店街の中に、がつんと。

街の変貌は早い。

人の流れは、変わる。

たかだか3年で“浦島太郎”だ。

ノリで入った「Beef Kitchen」という焼き肉屋さんが安くてうまくて、なによりサービスが最高!

(シンノスケ君、いいよ!)

なんだか中目黒ファンに。

 

 

 

先日撮ったPVも編集順調。

たくさんのカットを撮ったので、いくつかのヴァージョンを作る。

その内、情報流します。

どうぞご覧ください。

 

 

映画「劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル」も仕上げ順調。

身内の評判がすこぶるいい。

早く公開したい。

5月8日だ。

もうちょいだ。

 

 

さて映画を8個のピースに分けて、

音と音楽すなわち台詞、効果音、心理音、音楽の整合性を図り、作品化する作業。

何度も聞き続け“正解”に近づける。

特に「BECK」は本格的音楽映画、

音楽の『聞かせ方』はめちゃくちゃたいへんだ。

“秘策”もある。

じっくりと作りたい。

 

 

 

日曜日。

大船。

都心を離れて仕事に集中。

いい気分だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2010年01月26日

大船3日目

 

空が広く、

観音様も神々しい大船通い3日目。

 

毎朝、東海道線に乗っている。

品川から30分程度。

「快速アクティー」という“正義感”ただよう名の電車をねらって乗っていたが、

ホームで待ち時間によく調べると、大船までは「普通」であろうと「快速アクティ」であろうと停車駅の数は同じで、

乗車時間に違いがないことに、今朝気付く。

大船から先ではじめて快速=駅飛ばしになるんだと。

・・・知らなかった。

田園都市線とか東横線の感覚で考えていた。

(快速や急行はとにかく駅飛ばし!)

東海道線 品川~大船間のその秘密は簡単に発見できず、

ホームの小さな柱に貼ってあるホームアナウンス係用の“カンペー”をじっと見ていたら、気付いた。

なんだよ!

きのうはたぶんアクティーに抜かれるだろうことを予想して普通を1本ホームで乗り過ごした。

結局、5分ほど損をした。

言ってよ!

不親切だよ!

と気付いた今朝は、その柱にぶつぶつアタる。

 

といいますか、ちゃんと調べないワタシがイカンのですね。

そんなことは常識というか、ケータイや時刻表ですぐわかるというか・・・

以前も京急線で乗り方を間違えて、せっかくの駅飛ばし急行に乗ったのに、なぜか勘違いして途中で降り、20分ほどぼおおおっと寂しい駅で次の各停を待ったものだった。

難しいな、首都の電車。

地下鉄なんか特に。

もっとわかりやすくすればいいのに。

 

 

 

今まで私は原理主義的な現金主義だったので、

毎回、小銭で電車に乗っていた。

ポケットにはそれ用に必ず小銭がチャラついている。

ま、でも、あまり使わない。

仕事では車移動がほとんどだし、それ以外は徒歩、最近では自転車が多いので、必要ないのだ。

ところが今回上記の事情で、ついにSuicaを“買う”

買い方と使い方をスタッフにこそこそ聞き、大船駅の販売機に2千円入金し、名前や個人情報を入れ、購入。

それで初Suica。

 

便利だね。

Suica。

いろいろ切符代(古っ)はもちろんのこと、コンビニや立ち食いそばや自販機、はてはタクシーにも乗れるではないか。

“先払い”しているだけでなんら状況は現金の時と変わらないのだが、なんだか現代人。

“オサイフケータイ”なるものまでは進化しきれないが、

なんだか駅が好きになる。(思うつぼ)

路線を確認しないまま改札を通過できる分、

しっかりルートを確認し、先ほどのような失敗がないようにしなければ。

 

 

ワタシはテンヤモノが好きじゃない。

編集とかダビングとか10人ほどスタッフがいる場合、

食事はなるべく作ってもらうことにしている。

これを「編集家族」と呼び、料理自慢のスタッフが腕を競う。

「20世紀少年」の時はAPクスが三重県出身の意地でミラクルラーメン、豆腐お好み焼き、ぼろぼろ手打ちそばなど壮絶メニューをはじめとして、手作りの味を1年以上披露しまくった。

めちゃくちゃおいしかった。

 

「BECK」大船ダビング家族は助監督・仕上げ担当セキネの腕が光る。

若い男性のクセに渋い和食が得意なのだった。

特にぶり大根、しゃけじゃが、白菜味噌汁などちょっとプロはだし。

もう3日間堪能。評判もいい。

そこで黙っていられないスタッフがいる。

今夜、記録オクダイラは目の前で揚げる天ぷらで戦いを挑むらしい。そして数日後、伝家の宝刀・沖縄そばで息の根を止める。

明日はAPクスがCGチェックにかこつけて打倒セキネの烽火を上げる。

近所のイトーヨーカドーでの仕込みが勝負を決するだろう。

包囲されているセキネ。

どう出るか!

 

・・・・・・

といいますか、仕事しようよ、皆さん。

 

 

 

2010年01月29日

大船6日目

 

さてダビングほとんど最終日。

残るは1ロール。

 

東海道線通いもかなり楽しくなった。

毎朝訪れる品川駅。

最近は駅とはいえ一大ショッピングモール状態。

Suicaを手にうろつく。

2件の駅そばがある。

ひとつは「しながわ」ひとつは「あずみ野」

「しながわ」は店内を動き回る店員がフルサービス。

新幹線に近いのでよく食べていたが今回あらためてチェック。

コロッケそば。 

「あずみ野」は昔ながらの威勢のいいおばさんが「そば?うどん?」「持つトコ熱いよ~」「気をつけて~」と大声の立ち食いそば。

公平を期してコロッケそば。

(きっとワタシはコロッケそばが好きなんだよ。「HIJIKI」という短編映画でも「日本一のコロッケそば作るんだ!」と名優氏家恵に言わせている)

月曜日に「しながわ」、水曜日に「あずみ野」。

味はどちらもしょっぱい系の東京の味。

「あずみ野」のつゆが性に合うか。

甲乙つけがたいが、雰囲気的には本来のスタイルの「あずみ野」か。

ホームにまぼろしの蕎麦屋があると聞く。

まだ行ってない。

今度チェック。

  

 

今日は鶴見あたりで進行方向右側の公園らしき林に、強力に印象残る銅像を発見。

海を見下ろす堂々とした姿。

こんなに目立つのだからかなりの・・・

誰だろう。

ネットで調べると京浜工業地帯の創始者 浅野総一郎氏の像であった。

なるほど・・・

 

 

一昨日のAPクス対助監督セキネの「ダビング家族料理対決」は、双方がカレーを作りあう合戦に発展。

APクスは昼過ぎに別作品のCGチェックにかこつけて戦場を視察、厨房スペースなどなく、少し広くなった廊下の和みスペースにおける“カセットコンロ野戦”になると想定。

しかも少ない時間と武器で準備せざるを得ない不利な状況。

しかも完全なアウェー。かなりのアイデアが必要だ。

 

スタッフは運動不足、空調に晒されて体が冷え切っている。

そこで料理番のプライドに賭けてクスが考えたメニューが“男らしい肉カレー”

栄養価の高い素材をがっつり組あわせ、一気に煮る。

対する挑戦者セキネは神経を磨耗させる作業に優しさの爆弾“細やかな野菜カレー”

セキネはひたすら作業工程を開示せず、秘密裏に作り続ける。

スタジオ前の狭い廊下は仕込みの食材があふれ、強烈なカレーの匂いが充満し、

ビル本体の会社であるケーブルテレビの人々の迷惑をかえりみず熾烈な戦いになった。

 

午後7時過ぎ、いよいよ実食。

大盛りの炊き上がったばかりのご飯に“W盛り”にして食べる。

うっ!

豪快なクスカレーは餓死寸前のすきっ腹を巨大カットの肉で満たし、が、決して大味ではなく素材のうまみがカレーに負けてない。

そしてまるでカレー味の野菜煮のようなセキネカレーは味覚の“奥”を刺激する。

交互に食べていても味は交わらず、

この勝負は・・・

『引き分け』だ!

ご苦労さん、お二人。

 

 

の、戦いに刺激された記録オクダイラは昨日、自慢の宮古島風「タコライス」を披露。

スパイシーでサワーな逸品に一同舌鼓。

 

そして今日、ついに

「秘伝、オクダイラの宮古そば」が昼食に登場!

海ブドウサラダ、プロデューサー差し入れの崎陽軒のシューマイもあいまってスタッフ一同無言の感嘆。

そのままこのそばだけでも開店できる。

一口すするとそこには八重ビシの巨大さんご礁が・・・

感動の味だ。クスもセキネも琉球の風に徹底打倒された。

大船グルメツアー(誰がそんなこと決めたんじゃい)の締めくくりにふさわしいエンディング。 

 

 

 

って、だから普通に働けよ。

ってオレか。

 

なんてことしながらも、映画「BECK」、

やばいです。感動です。

 

 

 

 

今日は合掌の日。

明日は「もしもキミが。」のリハーサル。こちらもラストスパート。

さてもろもろ“その後”の仕込みに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2010年02月03日

見つけた

先日、渋谷の老舗ライブハウス LAMAMAですごいバンドを見つけた。

いつもNYの撮影でお世話になる岡田氏がプロデュースするバンド

THE  RICECOOKERS。

ボストンで結成された日本人バンド。

男性4人。

全員バークリー音楽学院絡み。

噂にはバカテクと聞いていたが、実際体験してみると、

いやはやすごいのなんの。

へビィ&ラウドでありながら音が緻密で聞きやすい。

それぞれの演奏テクが超絶技巧でまったく飽きない。

若いバンドなのに、我々‘70年代ロック世代を唸らせる音楽性。

日本語楽曲も英詩曲もバランスよく客を選ばない。

これはやられた。

大昔、ニューイヤーロックフェスでインディーズ時代のBOOWYを見て以来の感動。

明日の夜(2月4日)もLAMAMAでライブ。

行ける人は行ったほうがいい。

http://thericecookers.syncl.jp/

すげえよ。

押しかけPV撮りたいと思った。

 

再演リーディングドラマ

「もしもキミが。」

仕上がり順調。いいカンジです。

2月5日から10日。

EXILEからKEIJI氏、NAOTO氏。

おなじみ木南晴夏さん、佐津川愛美さん。

前回より“ネタ”的に少しワタシ寄り。

ちょっと笑ってかなり泣ける・・・・はず。

http://www.nelke.co.jp/stage/moshimokimiga2010/

よろしくです。

 

 

月末からの海外ロケの準備に追われている。

今までの撮影手法を一回初期化して挑む決意。

詳細は追って!

 

 

 

 

 

2010年02月08日

原宿

毎日原宿。

リーディングドラマ「もしもキミが。」公演中。

昨日今日とビデオ撮影。

撮影が主な仕事のワタシとしてはなかなか興味深い。

何しろセンター小島ステージ、芝居の「面」変化しまくり。

短い時間だから台詞の密度濃い。

ワタシならこの舞台の一発撮りは、相当嫌な緊張を強いる。

ちょっと拝見させてもらったが、かなり“いい画”を撮っていらっしゃった。

素晴らしい。

いいチームだ。

安心した。

 

舞台が連続する。

4月は「キバコの会」の2回目。

詳細はまた書くことにする。

とんでもないコトになりそうな・・・・

 

 

 

 

 

 

2010年02月10日

千秋楽

早くもリーディングドラマ「もしもキミが。」千秋楽です。

昨年のファーストランから少し“笑い”を増やしたりしましたが、基本的には同じ内容。

しかし演者や組み合わせによってこうも印象が異なるとは・・・

木南さん、佐津川さんはこの役を完全に体得しました。

もしかして“読本”なしでもいけるかも。

KEIJIさん、NAOTOさんも短い稽古期間で全力疾走してくれて、その真摯な姿に頭が下がります。

そしてその成果は舞台にしっかり出て、彼ら彼女らの声や表情でたくさんの人が“感情”を揺すられたことでしょう。

特にラスト直前の“あの意外な芝居(←秘密)”は堂々クライマックスです。

センターステージ=かぶりつきで逃げ場もなく、役者にはつらい舞台ですが、その分“挑戦”です。

お客様には演者の近い存在感と最小限のイメージ喚起装置で、楽しんでいただけたかと思います。

このシステムはなんだか気に入りました。

いろんな世代向けの演目に対応できると思う。

とにかく、

キャストの4人、スタッフの皆さん、

そしてご来場いただいた多くのお客様に感謝いたします。

ありがとうございました。

ラスト2ステージ、がんばります。

「納豆メロンパン」ウケるまで・・・

 

 

映画「劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル」

5月8日大公開!

現在最終仕上げに突入!

明日から成城・東宝における“仕上げ家族”開始。

APクス、料理番の面子にかけて助監督セキネの味の質を打倒すべく、虎視眈々と料理の仕込みの日々・・・?

東宝のスタジオは他の組もたくさん作業していらっしゃるので、匂いとか音とかに気をつけねばならない。

その分、大変だが、おすそ分け攻撃で黙認してもらうか。

 

 

映画「BECK」ももう少しでなんとか完成か?

ずっといじりたくなる作品だ。

公開が待ち遠しい。

 

月末から3月半ばまで海外ロケ。

最小限のスタッフと革新的機材で、

“自分の精神的DNAの源流”を探りつつ、

“次の時代”を占う勝負作・・・だと思っている。

走り回ります。

 

 

どうやら4月5月と舞台が連続する。

楽しみだが緊張する。

そして夏は次の季節の準備もろもろ。

ドラマや舞台や映画や・・・

どれをとっても勝負作だ。

いろんな意味で。

静かに決意の日々。

 

さてSuicaで原宿。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2010年02月11日

成城

成城で映画「劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル」のダビング。

“仕上げ家族”一発目の食事は、

鳥うどん(薄味つゆ)、茹でカブ、コロッケであった。

うまい。

 

 

昨日はリーディングドラマ「もしもキミが。(マル)」の千秋楽。

昼夜、仕事を忘れて観劇。

お客様の笑いとすすり泣きで感激。

スタンディングオベーションに感動。

本当にいいステージでした。

ご来場いただいたお客様、ありがとうございました。

そして舞台・映像・音楽スタッフ、プロデューサー・製作の皆さん、ご苦労様でした。

何度も足を運んでいただいて盛り上げてくれたEXILEの皆さんに感謝!

何よりKEIJIさん、NAOTOさん、木南さん、佐津川さん、

お疲れ様でした!

また会いましょう!

 

 

今年、年明けてすぐJURIAN BEAT CRISIS(現役高校生 川上ジュリアの一人ユニット)のPVを撮った。

「サクラ舞う」という楽曲。

卒業がテーマの素敵な曲。

一回聞いたら忘れない曲。

川上さんは北海道出身の元気少女で、元気少女だけじゃない“したっけオーラ”があって(なんじゃそりゃ)、なにかインスピレーションをくれる人で、

かなりがんばって撮りました。

コンセプトは卒業の日のちょっと変わった“恋愛応援”ドラマ。

栃木県のど真ん中でたくさんの方々の協力で完成。

歌プラスドラマ、そしてドラマのみと2ヴァージョン。

どこかでお目通しいただければ幸いだ。

http://www.avexnet.or.jp/juribe/index.html

(↑このあたりでその内発表になりますかね )

最近流行のEOS7Dのムービー機能で収録。

前回レミオロメンのPVもそれでチャレンジしたのだが、

今後の映像制作の一翼を担えば・・・の想いが強いのだ、ワタシは。

 

 

今週はもろもろの作業に忙殺される。

来週はとある日テレの番組にちょびっと出演。

おっと今度の日曜日昼間、NHKハイビジョン放送にちょこっと出演。

 

2月14日午後2時25分~

「ドラマをつくろう!~わたしが初めて創(つく)ったドラマ~」

 

なんだか立派な番組で、ワタシはインタビュー出演なのだが、恥ずかしくて、でも少し光栄である。

なにしろ“自己流”で仕事してるからあんまりアカデミックな事は言えないし、言葉遣いも適当で恐縮至極だ。

だがインタビューに来られたディレクターの方が、大昔ワタシがTBSで生放送のディレクターをしていた時に大変お世話になった大先輩で、久々お会いしてびっくりした。

 

最近、「おー久しぶりですね!びっくりです」ということがかなり多い。

24歳の時、初めて取材ロケに単独で行き、緊張しながら撮らせていただいた方が、先日の舞台にいらっしゃったり、

50も半ばを過ぎると過去と向き合うことも多くなる。

気がつくとハマる。

「美化された」過去に・・・

それはそれでアリなのだが、

やはり今を生きなくちゃね。

つーか未来にね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2010年02月14日

はや大詰め

いろいろやりつつも

「劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル」の音仕上げは順調に進み、はや終盤。

仕上げ家族も隣のスタジオに別の組がいらっしゃると食事が大っぴらに作れないので控えめに。

今日は日曜なので大っぴら。

どうやら鍋か。

 

午前中はとある有名番組の取材を受ける。

まだ導入しか終わってないが、かなり面白いことになっている。

 

昼はワタシの“神”であるところの蜷川幸雄先生の舞台

「血は立ったまま眠っている」観劇。

何もかもヤバい。

寺山修司だし。

何もかもだ。

森田剛も窪塚洋介も遠藤ミチロウさんも柄本佑も六平直政さんも寺島しのぶさんも。

本気でヤバい。

本当に“眠って”いたざわざわが起こされてしまった。

語ると長い。

ヤバい。

「まだその時代は続いている・・・」

 

 

と、ここで自分の舞台のコトを伝えるのは間の悪い話だが、

4月5月連続でやります。

http://www.nelke.co.jp/stage/photogenic/

http://www.nelke.co.jp/stage/2ldk/

とこういうことになっておりまして、

“ヤバい”という表現で言えば、だいぶんヤバいカンジの舞台です。

相当柔らかいですが・・・・

詳細はまた。

お誘い合わせの上、どうぞ。

 

 

来週から長い海外出張もあり、

ケータイなどで、すぐ写真とか気軽にアップできるブログサイトに移行を考えている。

極、近々なのでよろしくです。

2010年02月15日

ブログ移転のお知らせ

2月15日より堤幸彦ブログ移転します!

http://blog.goo.ne.jp/yukihikotsutsumi

About 日記

ブログ「堤幸彦のブログ」のカテゴリ「日記」に投稿されたすべてのエントリーのアーカイブのページです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

次のカテゴリは空趣味写真です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。