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2009年12月 アーカイブ

2009年12月09日

山梨

 

あまりにも空気が清浄すぎて

逆に調子をくずしてしまうような、

しかし雪を冠する山々があまりにも美しい

南アルプスの麓のあたりにちょこんとお邪魔して、

ざくざく撮影をさせてもらっている。

「革命ステーション」でお世話になった山梨県。 

フォッサマグナというのだろうか

日本がぐいっと曲がっている折れ目の場所なのだ。

砂利だらけの大河、

急峻な岩山、

まるでネパールのジョムソンあたりとは言いすぎか。

山の中腹に歴史的な建造物が点在し

そこに都市の我々には想像も出来ない暮らしがある。

近い空。

毎日違う空気。

すぐそこに存在する山の動物達。

“そこに住み続ける秘密”が、確かに、ある。

 

 

 

年内まだまだ続く撮影。

寒いが、振り絞って、みんなと、がんばる。

 

 

 

 

 

 

2009年12月12日

富士山

盆地を取り囲む山脈越しに、

真白き富士山が顔を出している。

富士川の堂々たる流れから蒸発した白い低い雲が、これまた帯状に平地を取り囲む。

山脈はその雲の上だ。

これから昇る太陽のビームが放射状に東から冷たい赤を撃つ。

二重に取り囲まれた大地を切り裂く二車線の高速道路、まるで空を飛んでいる。

夜明けの甲府盆地を南へ。

僕は車窓からシャッターを切りまくる。

 

 

まだまだ山梨県。

きのうは胃カメラ。

全く問題なし・・・とのこと。

「なんでも食べていいです」

ではあの違和感はいったい・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2009年12月18日

まだまだ山梨

今日は富士山が本当に美しかった。

事故のニュースは辛いが、多くの山好きの人々を「吸い込んでいく」強烈な魅力を持った美しい山であることは間違いない。

一度登りたいが、心して準備して望みたい。

 

この山が“自分の県”にあることは本当に誇らしいと想像する。

落ち着き処というか精神的シンボルというか・・・

私も海外から戻る際は、やはり、飛行機の窓越しに探す。

そのために進行方向左側をリクエストすることもある。

雲の上に山頂が見えると、“安心”する。

日本を住処にしている私にもシンボルであり、落ち着き処なのであった。

そして必ず写真に収める。

もう何枚撮ったか、数え切れない。

今日もたくさん。

 

今日は仕事の合間に身延山を見学。

私は曹洞宗の高校に通っていたので日蓮さまのことはよく知らないが、

巨大な五重塔やお堂の数々に圧倒される。

287段の菩提梯(石段)でなんだか「勢い」がつき、宿泊施設まで10キロを踏破する決意をする。

遠く南アルプスの降雪や富士川、法面に遊ぶ猿の気配を見ながらとぼとぼと歩く。

トラックなど車がひっきりなしに通る国道は歩道も狭く怖かったが、

谷間を渡る冷えた風や弱弱しい太陽光、場合によっては暴れまわるであろう巨大な河、ひっそりとした集落の路地などが“ガリガリ”になっている頭を冷やす。

2時間あまりだったが、このところ猛烈なスケジュールだったので、いい気分転換だった。

 

 

地震が多い。

怖いな~。

 

映画「トリック」

映画「BECK」

必死で作っている。

撮影はもちろんのこと、編集、CG、音楽、画像処理、効果音、

気になることは無数にある。

うまく行くか、かなりどきどきするが、

なんだかとても“面白い”

自分で言うのもなんだが、とにかく“面白い”!

どうかご期待ください。

 

 

来年以降の企画のことを考えている。

映画や舞台やPVやドラマや、あまり形にとらわれない作品や、

また『意外なこと』を頼まれたり、

自分から仕掛けたいこともたくさんあり、

また私的にやるべきことも多々あり。

進むのだ。

とにかく。

走るのだ。

そして歩きたい時には、歩けばいい。

 

 

髪の毛もすっかり伸びて、本来の髪・白黒まだらで見慣れてきた。

金髪だった頃の写真を見るとなんだか照れくさいような忘れてしまいたいような。

もうこの「地味でおっさんくさい」スタイルでいい。

他にやらねばならないことは無数にある。

『ROCKの側』にいることは外見ではない。

精神だ・・・

 

うん、そうやってどんどん人は「昔一番嫌っていたタイプの人」になっていくのだな。

加齢と共に「美しく輝いていた未熟だけど純粋な気持ち」はどんどん死んでいくのだ。

細胞ごと入れ替わるから必然なのか。

ではなぜ百も言い訳をするのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2009年12月25日

年末年末末末!

実感のない年の瀬だが、

超ばたばたと終わりそうだ。

ロケもまだ続いている。

昨夜は草加のあたりで大勢のエキストラ参加で深夜まで撮影が続いた。

寒い中、クリスマスイヴにもかかわらず参加していただいた方々、

場所を貸してくれた方々、

協力していただいた地元の方々、

ありがとうございます。

 

 

22日まで山梨ロケだったが、

やはり親切に協力いただいた多くの方々、

集落ごとまるまる撮影を可能にさせてもらったり、

歴史的な建物での撮影を許可していただいたり、

本当に頭が下がります。

ありがとうございました。

 

多くの方に支えられ今年も撮影が最終局面に。

 

 

さて撮ったものは“仕上げ”なくてはならない。

正月を挟んで怒涛の編集~音仕上げ・映像仕上げ攻撃。

そして次の作品の打ち合わせ~打ち合わせ。

 2月に少し長めの海外ロケを控えているのでそれまではばたばただ。

リーディングドラマ「もしもキミが。」の再演もあるし。

 

坊主も走る・・ので、私も走る。

 

 

 

 

 

2009年12月29日

今年もお世話になりました

長いロケが終わって、

怒涛の年末スケジュールを乗り切って、

いよいよ仕事納め。

年末年始関係なく働く同志もたくさんいる中で、

ちょっと休憩。

いろいろ整理します、頭を。

 

28日夜は恒例「堤組」忘年会。

「20世紀少年」「まぼろしの邪馬台国」「BECK」「TRICK」「革命ステーション」「もしもキミが。」「キバコの会」「堤劇団」などなど

私の仕事に係る大勢のスタッフ・役者に集まっていただいて

飲み、食い、騒ぎ。

各プロデューサーの御厚意で多額の寄付もいただき、

大抽選会も出来ました。

映画、舞台、ドラマ、PVなど作品作りに参加していただいた全てのスタッフ・キャストに感謝します。

場所の都合で声をかけられなかった方々申し訳ありませんでした。

来年もどうぞよろしく!

プロデューサーの皆さんも本当にありがとうございました!

幹事でもあり私のマネージメントをしてくれているマツナガにも感謝。

 

そして今日はクレッシェンド幹部の皆さんと重要打ち合わせ。

来年からの“動き”が楽しみになる反面、

厳粛な気持ちで、姿勢を正し、作品制作に望む決意を。

がんばります。

 

 

さていよいよ年の瀬。

今年も私の撮った作品をご覧になっていただいた皆様、

本当にありがとうございます。

そして撮影でお世話になった皆様、感謝いたします。

来年もどんどん作品を発表していきますので、

どうぞよろしくお願いします。

そしてこの『無骨で古臭い』ブログもよろしくです。

これからもずっと続けます。

 

来年は新機軸の年。

いろいろ意外なことにも挑戦します。

どこかメディアの端っこや、どこぞの舞台や、意外な場所で見かけたら、どうぞ一声かけてやって下さい。

たぶん必死でがんばっていると思います。

 

 

それでは皆さん

よいお年を!

 

 

 

 

 

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