最近あまり気分がすぐれないのだが
(気になることが4つ以上になるとまったく“だめ”になる、思考の堂々巡り)
今夜は、今夜だけは、違った
さいたまスーパーアリーナ
ザ・ローリング・ストーンズ A BIGGER BANG TOUR
実は生ストーンズは二回目
毎回これが最後と煽られる
今回はそうかも・・・と思い奮発してゴールデンサークル席(ま、アリーナのカブリツキ席、なんと65000円!)
我が社屈指のストーンズオタク・マツドPの完全解説&エアギター付き
(マツドPはほぼツアー全行程見ているのだった)
ほぼ熱狂的なストーンズファンの居並ぶブロックの真ん中でTシャツになるや
キースがギターをかき鳴らし始めた
Jumpin`Jack Fiash!
いやー
あまりに強烈でうまく気持ちがまとまらない
細かい“泣く”ポイントは何百個とあるのだが
2時間近いライブを目の前で見て
(ほんと目の前にステージが移動してきた!チャーリーワッツと目が合った!)
踊り叫び泣き笑い、
そして思ったことは
「オレがこんな風なのはこの人たちのせいだ!」
もちろんまったくの言いがかりだ
だいたいストーンズは守備範囲ではなかった
でも「基本中の基本」
人生踏み外しの教師、いや親、いやいや神だな
レッドツェッペリン
ディープパープル
クリーム
ジョンレノン
ジョージハリスン
ジミヘンドリックス
テンイヤーズアフター
ステッペンウルフ
ブルースプロジェクト
ヴァニラファッジ・・・
ロックは多神教
ローリングストーンズだけが神ではないが
現存する世界遺産的バンドはやはり確固たる「神」だった
何もかもが「神」だった
声
動き
ギター(キースのテレキャス!)
投げられるピック
カポタスト
ボトルネック
シンプルなドラムセット
選曲
くわえ煙草
笑顔(ロンウッド!)
速度
リフ
位置
ミックの肩に手を置くキース
・・・・・
何もかもがROCKであり
「人生をだめにする要素」が塊でそこにあった!
巨大ビジネスとして存在していることの驚きよりも
「変わらないこと=ROCKしていること」への畏怖の念が先立つ
なんとも簡単に少年に初期化されてしまったのだった
ザ・ローリング・ストーンズ!
やばかった!
あの「どきどき」はオレの中でまだ生きていた!
Let`s Spend The Night Together
そして東京(現実)に戻りながら
本当に心許せるものと向き合う時間はあまりにも短く
向き合うべき人生は長く重いことを考える
しかしそれでもいい
心許せるものとたくさん出会ってきたからだ