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2006年01月 アーカイブ

2006年01月03日

あけましておめでとう!です

ロケ先から

ちょっと旅をして新年を迎える

年越しでずっと「旅人」である





今日から撮影の本格的準備

明日から“いつも通り”の撮影再開



今年もよろしくお願いします




2006年01月05日

氷結

〜というチューハイを飲みながら



さむーいロケ現場から帰って

風呂を入れる間に一杯飲む

だんだん体が暖かくなって皮膚が痒くなる

毎日子供みたいに痒くなる

それも足首とか腕の裏側とかいつも同じ場所だ



やはり

冬は太る

自分だけは違うと思っていたが

やはり

冬は太る

明日からは食事制限だな

だって毎日朝食(ご飯二膳)

昼食(しっかりカレーとか)

おやつ(ストーブでイカとかたことかの干物の焼き物とか)

夕食(カツ丼とか)

夜食(お汁粉とか)

これじゃーだめよっ

フォアグラだよ

運動不足だし



よしっ

また体重減らしにチャレンジ2006!

・・・と酒をあおり・・・














2006年01月07日

夜通し

の撮影が続いた

そして昼も撮影

みんなへとへと

昨夜は1時間ほど降雪

大粒のぼたん雪

あっという間に作り上げた巨大セットに降り積もる

でも止んだ

日本の大部分で雪が降っているのに幸運にも止んでくれた

さっそく“乾かして”再開

朝方までわさわさと・・・・







なんだかすっかりこの瀬戸内海の島々が見える部屋が気に入ってしまった

どうであれ旅人だからいつかはお別れなのだが

愛着が湧くものである





次の作品の準備が始まる

映画「大帝の剣」はこれからが本当の山場

映画「トリック劇場版2」もCG作業が続いている

映画「明日の記憶」も最後の“化粧”中

映画「サイレン」もうすぐ完成披露試写



50代最初の年

一つ一つ納得したい






2006年01月08日

ひさびさの

久々の休暇

スタッフ皆へとへとで待望の休み



昨夜は宿舎の一階のロビー横の部屋で私主催の一晩だけのバーを開設

といっても焼酎の一升瓶10本くらいと乾きモノのつまみ

俳優やらスタッフやらわいわいと集まって談笑

ちょっとした息抜き



今日は映画「サイレン」の取材で大阪からテレビ局の方々お越しいただく

私ごときを相手に必死にインタビューする新人アナ(男性)が面白かった

あまりにも、絵に書いたような「いい男」なので、いじりまくる





その後、先の企画の脚本を読もうとして気がついたらソファーで昼寝

突然知らないおじさんが部屋に入ってきて風呂のタイルを直そうとしてびっくり

でも接着剤を取りに行くと言ったままいなくなり

戻って来ず

あれは夢だったのか





夜、マツナガとオクダイラ、キムラ、ニタナイ(現場編集D)と牛角

近くに松永という街があり買い物やら食事やらによく行く

松永の牛角

松永にマツナガ

普通に面白いが

マツナガボウルとか

松永幼稚園とか

松永警察とか

一番笑ったのが「松永浄化センター」

「浄化されちゃいますねー」と淡々と語るマツナガが面白かった





資料整理で昼飯にありつけなかったオクダイラ(記録様)

牛角で爆発

ひたすら食い続け(相当オーダーしたが、その全体量の半分ほど)

焼きサツマイモアイスまできっちり平らげ

「(量として)ホドヨイわ〜」



ちょっとびっくり

世紀末を感じる



そのままYOUMEとかいうでかいショッピングセンターの百円ショップ

視力回復めがねとか

ライトつき虫眼鏡とかくだらないものを買いあさる



そして眠くなった

もう寝ましょ

あーあいい一日だった・・・

2006年01月11日

広島ラストスパート!

〜なカンジになってきた

ちょっと、いや、かなりスケジュール的にはヤバイが・・・

がんばるしかないっす

あと一週間

もちろん帰京後も厳しい日々が続くのだが・・・



今年も予定はみっちりと

新しいチャレンジが待っている

新しいチャレンジ2006・・・

なんだか工場の無内容なスローガンみたいだ







二日間、おなかの調子がひどく悪かった

セイロガン

オオタイサン

サクロン

エビオス

いろんな薬を飲み続けたが治らず

今日やっと少しよくなったと思ったら

めちゃくちゃに腹がへる

基本的にはダイエット中だから夜は食べたくないのだが

さっき撮影が終わってあまりにも空腹だったので

宿舎近く造船所横のファミマーに行く

悩んだ挙句に

「果実きわだつチューハイ」(空腹に関係ない)

「海のミネラルサラダ」(野菜を食ってない)

「三角黒糖蒸しパン」(なんだかオレに食ってくれと呼んでいた)

つられて“牛角で爆発”のオクダイラも砂糖そのものだろ!というビジュアルのパンなどを

マツナガもスパイシーチキン

ニタナイもなんだかソバだかラーメンだかをつられ購入

“業界カタブトリ”に一直線だ





そんなわけで日記を書きながら

甘いチューハイと甘いパンとサラダを食っているわけで

体にいいわけがない

腹の薬めっ


2006年01月12日

山火事

撮影が終わって

夕食の足しにおかずを買いに松永のハローズに行った

駐車場に車を入れているときマツナガが

「あれって・・」と絶句

何かと思って外に出ると遠くの山で、山火事

しかも先ほどまで撮影していた方角

そういえば消防車がわんさか走っていたっけ

じっと見ていると赤い炎すら見える

街から3キロくらいか

市民は平然と自転車や車に乗って家路に急いだり買い物をしたり

レジ横で売り子をしていたおばさんに「山火事!」というと

「そう またや」と平然

しかも売っていた“しぐれ”を試食させられ、あまりにおいしくて

買ってしまう始末

買い物が終わってまた見ると先ほどより火の手は強い

地方版の新聞などをケータイで見てもニュースにはなっていない

でもどう見ても山火事

まるでゆっくりした火山の噴火のようだし・・・

うーん

不思議だ





今日は昼間

記録様のオクダイラの宮古島つながりの方から送られた

四国・愛媛県大洲(?)名物の「ジャコ天」を食す

うまい

これはうまい

昔、小学生の頃、両親の田舎・大分で似たようなものを食べた記憶が蘇った

スタッフやキャストも「うまい」の連呼





なんだか食べ物の話ばかり





昼食休憩時は大勢の記者のみなさんや取材陣にお越しいただく

阿部さんや長谷川さんやクドカンさんと囲まれて取材を受ける

ありがたいことだ
















2006年01月13日

雨!

いよいよラストスパート!と気合を入れていたら



今日も午後2時で中止

明日も午前中危ない

今の季節、昼間のシーンで撮影出来るのは、午前8時から午後5時(ぎりぎりだが)

あっというまに日が暮れる

そのかわり夜は長い

雪でそもそも何日かロストしている

まだまだシーンは残している

限りあるスケジュールの中では“大ピンチ!”





山火事は全国ニュースにまでなっていた

今朝間近を通ったが、すごかった

まさに火が山を“なめるように”走っていた

恐ろしい

人家(温泉)が真下だ

消防車や消火ヘリが何台も・・・

我々にとって雨は厄災だが

大規模な火消しには少しは役立つのか





腹の具合は今ひとつ

いろいろ考えず

おとなしく寝ることにする






2006年01月14日

またしても食い物の話

雨であった

それもしとしととイサギの悪い雨だった

何も仕事がなければ、雨のせいにしてこれ幸いと音楽を聴きながらノンフィクションの本を読んでしまうような雨だった

撮影は中止

危機的な状況だ



午前中は台本やカット割りに手を加え

なんとか短期間で効率を上げるべく知恵を絞る

サラダとスープで軽く食事を済ませ

午後から主要スタッフで会議

残りの日数は短く

残っている分量は多く・・・

久々、頭を使う会議





そして夕方

またしても記録様オクダイラ、キムラ監督、ニタナイ、マツナガと松永に食事

前から通りかかって気になっていた露庵=ろあん 福山店(“庵”は表記上は草かんむりがついているが変換できない)というお店

少しおしゃれな和食レストランだと思って入ったが

まったく違った

バイキング、食べ放題!

しかも何十種類も惣菜がある

極めて健康的な料理がぐるりと並ぶ

「中国地方の旬の採れ立て食材」とある

しかも食べ放題、時間制限なし、一人2000円!

食べてみると一つ一つが手が込んでいながらきちんと素材の味がして

久々においしいものをちょっとづつたくさん食った

オクダイラはそのシステム(おかずが食いきれないくらいの種類があり、ご飯もスープや汁、お茶に至るまでかなりの種類、選択肢、特にデザートはソフトクリームからお汁粉まで豊富、全て制覇するには3回ぐらい通わないと・・)を見るや声が変わり異状なソプラノで

「いやぁあ〜 うれしぃぃわぁ〜 昨日の夜からお菓子以外なんも食べとらへんのや〜 しやわせや〜 きゃ〜」といいながらバイキングの棚を時計回りでぐるぐると回りだす

(彼女は宮古島出身だから関西弁は使わない、ある年齢層の女性のイメージで書かせていただいた)

私はほぼデザート以外全種類制覇

オクダイラは一皿食うと長い時間いなくなり

違う種類を盛り付け戻ってきて

「おっいし〜〜〜」といいながら平らげ、また出て行く

それを何度も繰り返す

まるで鳥の巣のようだ

ただし親鳥とヒナ鳥をひとりでやっているのだが・・・

普段現場で見ないフットワーク

しかし興奮したのはオクダイラだけではない

私もついつい健康食を不健康なまで食い倒し

ソフトクリームとプチシュークリームとお汁粉も食べ

うーとなる

満足満足

いつも同じようなメニューばかり食べていると

選ぶのを悩むほど種類があるとそれだけで幸せになるのだった





あまりに食いすぎたので

作業服屋で腕に巻く蛍光リングを買い4キロほど歩く

(何しろ道が細く車が多いので)

気温が高く

すぐ汗ばんでくる

イサギの悪い小雨が少し気持ちよかった



明日からがんばらなくては

ご馳走様!広島!














2006年01月17日

帰京

東京に戻ってきた

ずいぶんといなかった

天気がよくて温度が高い

気持ちのいい日だ

久々に帰るにふさわしい日だ

しかし相変わらずうるさく、めまぐるしい(宿泊していたホテルは、信じられないほど本当に静かだった)

いきなりニュースの質も数も増える

(もちろんいまやニュースは即時的に全国共通ですが、わざとシャッターしていたのです)

窓の下に広がる美しい湾もない

変わりに品川の高層ビル群・・・

「ここで生きてるのか」と思う

思えば名古屋から“来て”30年強

違和感を覚えつつも、すっかり東京が棲家になっている・・・

かといってどこか東京以外に住めるか、といえばそれは出来ない

あまりにも私に関するいろいろなことがこの都市に絡み合っている

もはや「フルサト」なのだ

きっと





瀬戸内海は素晴らしい海だ

その周辺は本当に美しい場所が多い

今回の「旅」でわかったことの一つだ

宿舎の周りをウォーキングしながら考えた

時間があればもっときちんと訪れて

名も知れぬ寺社などを巡ってみたい

自然にそう思わせる魅力がある

食事もおいしいしね

ジジくせーか







広島の皆さんには長期にわたって本当にお世話になった

ホテルの皆さん(いい部屋を用意していただいた)

弥勒の里のスタッフの皆さん(いつも暖かいおいしい料理!)

地域コーディネーションをしていただいた皆さん・関係各所の皆さん・消防関係の方々(ちょと信じられないほどいい場所ばかりだった)

セット作りを正月返上でやっていただいた皆さん(採掘場のロケセットは素晴らしかった!あっという間に出来ていてびっくりした)

工事車両などの関係者の方々

使う予定で使わなくなりご迷惑をかけた場所の関係者の方々

現地で参加してくれた若いスタッフ(東京の制作部並の働きだった、さわやかに挨拶されると“やる気”になった、ちゃんと打ち上げしたかった・・・)

大きなロケセットの場所を貸してくれた地主さま(毎日差し入れをいただいた)



そして大勢参加してくれた現地のエキストラの皆さん

強引な映画撮影に付き合っていただいて感謝です

何しろ時代劇なので裸足だったり薄着だったり、寒くつらかったと思う

頭が下がります

(しし鍋おじさんありがとう!京都から来てくれた皆さんありがとう!エキストラ出演最後の日に、短い時間ですが皆さんと少し喋ったりしてとても楽しかった)



書ききれませんが

本当にありがとうございました!

まだまだ撮影は続きます(これから“細かい”作業が始まる)

そして映画が完成するのはずっと先

ですが皆さんの協力と気持ちにきちんと応えるべく がんばります!

そしてまた会いましょう!

ありがとうございました!







早速今日から取材やら打ち合わせやら次の撮影の準備やら

明日は映画「サイレン」の完成披露試写

2月11日の公開も近くなってきた

多くの方々に見ていただきたいと思う







さて冷凍食品でも食うか

あーあ・・・


2006年01月19日

六本木ヒルズ

昨日

映画「明日の記憶」の“ほぼ完成形”の試写が午前中

やっと客の立場で見る

といってもやっぱりそれは無理

いろいろ気になって集中できない

でも不思議なものでこれまで思い込んでいた“感情”とは明らかに違う感情が残る

それは見えなかったものが、時間を少し置くことで、見えてくるような不思議な感覚

狙っても狙えないものだ

この作品の持つ“大事なもの”がやっと見えた・・ともいえるのか

偶然、渡辺謙さんも終了後同じような感想を述べていた

技術的な些事が気にならなくなって、次に見たときには

もっとなにか“伝わる”のか

制作当事者である我々がやっと見ることが出来る「本当のメッセージ」







そして

午後から話題の六本木ヒルズに移動して

映画「サイレン」の取材・取材・取材

2月11日公開に向けていよいよキャンペーンの開始だ

取材場所でお借りしたテレビ朝日(製作委員会の一つでもある)の中をテーマカラーの真っ赤なウインドブレーカーを着た宣伝部の方々に連れられてうろうろ

やがて市川さんやレオさんやらキャストがそろってくる

久々に話が弾む

全員で写真撮影会だったり「鏡割り」だったり





大きな映画館で舞台挨拶と試写会

最後尾でそっと上映を見る

これこそやっと客観的に・・・

ポップコーンを食べたくなるほど客の目線で・・・

楽しかった

いろいろ“仕掛け”があるので、その反応を楽しんだ

サイレンが鳴ったら決して外に出てはならない

でも出るんだなあ

サイレンも鳴るんだなあ

そして・・・







ごらんいただいた皆さんありがとうございました

(お忙しい中、無理やり招待した皆さん、特にありがとうございました!)

全国の皆さん!

映画「サイレン」ぜひごらんください!





そして潮が引くように皆がいなくなって

六本木ヒルズは大きなトラブルを孕み

でもピカピカと煌めいていてなんだか虚無で・・・



「トリック」からのお付き合い映画「サイレン」のプロデューサーでもある“巣鴨の三大テノール”ヤマウチ氏、ドイツで知り合ってプロデュースをお願いしたナガサワ氏と中華と梅酒ソーダ



歩いて帰ろうかと思ったが寒くてタクシー

大変で、面白い一日だった

皆さんご苦労様














2006年01月22日

与えられること

雪の中、ロケハン

九十九里の海岸はまるでオホーツク海のようだった

磯料理の焼き物の昼食はおいしかったが・・・

ハマグリ、さざえ、海老、ししゃも、ラーメン、焼きおにぎり・・・

うーん

反ダイエット・・



そして大泉

スタジオで建造中の巨大セット下見

学校の先輩で「トリック」の美術を全て手がけるイナガキさんのセットデザインに

度肝を抜かれる

広島であんなにすごいオープンセット作ったのに

まだやるか・・・



なんだかすっかり“生活”が戻ってきたカンジ





夕方、映画「明日の記憶」のスタッフだけの完成試写

見る度に違う印象

自分で作ったがなにか意図しないものを「与えられる映画」

もはや手を離れたということか・・・

この映画について客観的に語れる日は来るのだろうか





そして打ち上げ

なんだかとても和む

時間を置いての再会だが

いい関係だった

またこのメンバーでゆっくりと作品を作りたいと思う





明日からはハードな撮影が続く

ヘリコプターやらクレーンやらワイヤーアクションやら巨大扇風機やら

続々登場
















2006年01月23日

御殿場

昨日は真っ白でシュールな九十九里海岸で一番シュールなシーンを撮影

“あれ”はものすごく大きくてちょっと怖かった

(スクリーンでご確認ください)

そして優秀な空飛ぶカメラ(ま、ヘリコプターです)が優秀な撮影

ぽかんと見上げる





そしてまたしても雪のおかげで夜のシーンを撮りこぼす

このシーンは度重なる広島での大雪で東京へ撮影を持ち越した“イワク付き”のシーン

しかもクレーンやらクレーンやらクレーンが必要な大変なシーンなのだ

それがまたしても雪で!

誰?誰が悪いんや!







しょうがないから早めに都内に戻り

ウォーキング三昧





今日

小田原

熱海

大仁ロケハン

天気もよく気持ちいい

富士山がそびえたち

伊豆大島がよく見える



そして明日からの御殿場ロケにそなえ現場の下見

近くの“すごいコンセプト”の宿舎にチェックイン

テレビで「事件」
















2006年01月25日

オフィスクレッシェンドマネージメント部?よりお知らせ

朝日放送(ABC)ホームページに堤幸彦×平野秀朗氏の

”サイレン”特別対談が掲載されております

是非、ご覧になって下さい



http://asahi.co.jp/cinema/sanka/siren/

をクリック!



その他の映画情報も満載ABCアシッド映画館 のサイト

http://abc1008.com/acid/frame.html

2006年01月26日

まだ御殿場で

ありがたいことに毎日富士山を拝んでいる

朝、部屋の窓から全景が見える

素晴らしい



そしてなぜか「地下」にもぐる

今日も明日も・・・



あさってからは何日も「風呂」






東京

戻ってきた

明日からは大泉のスタジオ三昧



御殿場から戻る途中

運転しながら雲ひとつない富士山の勇姿に見とれる(危ない)

何度もこのまま富士山に向かって方向転換したくなる

夕暮れの五合目

行ってみたい





御殿場でちょいと有名な「御殿場ハム」を買う

実は今朝まで泊まっていたすごいコンセプトのホテルにも

“手作り名品”ショップがありしこたまハムやらソーセージやらを買ったのだった

そういえば朝食は和食だしそんなにソーセージやらハムやらは食べない日常なのであった

でもなんだか見ていたら食べたくなったのだ

早く食べないと賞味期限もあるし

セットで焼いて食うかな





久々に東名を疾走

気持ちいい

車は新車だし(まったく車種が同じなので実感は薄い)

天気はいいし

遠ざかる富士山





会社に戻り

手紙やメールや原稿チェック



そして久々高輪プリンスの中華レストランで五目ソバ(野菜が多くてうまい)



ウォーキング1時間

久々都会の光に見入る

ついつい東京タワーを探すのは田舎モノの性か・・・

汗ばんでコンビニ



ああ東京






2006年01月28日

う〜ん

昨日は“ある信じられない水がらみの出来事”が勃発して撮影が中止

雪やら雪やら雨やらこの作品はちょっと「水にたたられて」いるのか・・・

私の場合だいたい撮影中断は一作品につき2回程度なのだが今回は何度も何度もだ

う〜んキビシーッ

本当に撮了するのか

「大帝の剣」

ピーンチ!

面白すぎて災いか!

災い転じて福は内

何言ってるんだかわかんなくなっている





2月後半は京都で「巷説百物語」のパート2の撮影が決定

WOWOWにて3月の放送も決まっている

“あの素敵なメンバー達”とまた今回も冬の京都で大暴れ

備長炭でお好み焼きだ!

定食屋メニュー全制覇!

食うことだけか、おれは





だから何が何でも撮り切るのだ

がんばれ!

俺達!




2006年01月31日

野次馬

唐突だが南米、特にペルーに行きたい

強い理由はないが(いや、見たいものはたくさんある)

なんだか行きたい

最近偶然テレビなどでペルーのことを見聞きしたからか

しばらく忙しくてどこかに逃げたいからか

リゾートでぽか〜んとしたい気もするが

どうせなら生きてるうちに「見れるものは見ておこう」な気持ちだ

アイスランドやネパールに無理して行って“そこで得たもの”が強烈だったし・・・

一生かかってもカネタカカオルではないからほんのちょっとしか見ることが出来ないから

出来るだけたくさん見たいのだ

そして空の写真を撮りたい



ま、いまんとこスケジュール的に無理ですが・・・







ナムジュンパイクの死を悼む

テレビのソフト作りや、テレビそのものを装置とする仕事の私、

いや私たちの世代の、「表現」の先駆者であった

その足跡は完全無欠で

NYやケルンで呆然とその“光”を見つめて立ち尽くし

浮ついた自分を「初期化」したものだった

パイク展をもう一度「視た」い

そして“神”の前でひざまずきたい









一昨日

大泉の撮影スタジオ

朝から食べ過ぎたので夕食を抜き

休憩一時間でウォーキングを決意

撮影所の門を抜けて住宅街に入りどんなコースで行こうかと歩き始める

すると狭い路地を私に向かってものすごいスピードで巨大な消防車が車幅いっぱいに突進してくる

ふと右を見るとある民家の駐車場がものすごい勢いで燃えている

駐車してある自家用車が燃えまくって

平和な住宅街の対極ともいえる光景

げっ

道が狭くて消防車が入れない

消防隊員が大声で走りながらホースを引っ張る

そして消火!

その間僅か1〜2分

あまりにもあっという間の出来事で

(耳にしていたipod、ロッドスチュアートのスタンダード一曲分にもならない、てかそんな時に何でそんなもん聞いてるんだ、つーか忘れていた、しばらくして音楽を聴いていたことを思い出した)

本当の単なる「野次馬」に自分がなっていた

こわいこわい

火の元には気をつけて!







撮影がスタジオなので

カットとカットの合間の待ち時間に本を読む

騒然とした雰囲気なのだが

妙に落ち着いて読めるのだった

(スタッフや俳優には申し訳ない、ので静かにこそっとね)

撮影が終盤に入りつつあって少し「余裕」が生まれてきたからか



まず2月に入る「巷説百物語〜飛縁魔」の脚本

演出プランを考えながら・・・



宮沢章夫さんの「『資本論』も読む」

感動した

いろんな意味で・・・

わからないことをわからないとして読み続けるという記録の書

資本、商品、リンネル、貨幣、金、労働、剰余価値、GWG・・・

わかったようなフリをして実は何一つ理解していなかった「あの頃の自分」が重なる

結局「批判精神」のみいただいて

「〜宣言」や「ゴータ〜」の一節や「賃〜資」(比較的読みやすい)やレーニンに逃げ込む

「行動あってのイズムだ!」と思考放棄したあの日がリアルによみがえる・・・

祭りのあとの日々



宮沢さん独特の語り口にニヤニヤ感心

いやマルクスの価値はそれでも失われていないと堂々「批判する精神」を浮き彫りにするすぐれた“思想書”であると感じる

いまや知の巨人たる宮沢さんを「読むことが出来る幸福感」にひたった





そして松尾スズキさんの「クワイエットルームにようこそ」

あっという間に松尾世界

あっという間に別世界

あっという間に笑って泣いて

気持ちがわしづかみにされている

すげーなー

なんだかすげーなー

妙に喋るトーンが高くなる

「佐倉明日香」化する

まいりました







撮影は“それでも”こつこつと前進

なんとか先は見えてきたか

膨大な後処理に身震いがする(いや正確に言うと身震いがして真っ白になっている記録オクダイラ、キムラD、CGマスモト各氏を見ている私)

とんでもないことになりそうだ

「大帝の剣」







映画「サイレン」

公開も近い

なんだかドキドキする














































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